【鈴鹿南部】入道ヶ岳・鎌ヶ岳-宮妻峡起点に鎌尾根周回

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kitayama-walk
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登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
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【鈴鹿南部】入道ヶ岳・鎌ヶ岳-宮妻峡起点に鎌尾根周回

投稿記事 by kitayama-walk »

【日 付】 2014年12月10日(水)
【天 候】 曇り後晴れ
【山 域】 鈴鹿南部
【メンバー】kitayama-walk(単独行)

【コース】7:50宮妻峡駐車地-8:40P713-9:10北の頭9:20-9:30▲入道ヶ岳9:40-9:45奥宮-(イワクラ尾根)-10:20重ね岩-10:25仏岩10:35-11:00県境稜線出合-11:15水沢峠-11:30馬の背渡り-11:40▲水沢岳-12:35衝立岩13:30-14:20岳峠-14:30鎌ヶ岳14:50-14:55岳峠-15:10雲母峰分岐-15:15白ハゲ-15:30馬の背尾根分岐-15:50稲森谷分岐-16:00P791-16:20P606-16:40宮妻峡駐車地
http://kitayamawa.exblog.jp/22648442/
GPS軌跡図
GPS軌跡図
 先週末(12/6-7)に大陸から寒気がやってきて例年より早く積雪を迎えた。日本海側を中心に積雪し、標高1000mを超える山は積雪したようだ。12/6は仕事で丹後の網野に出かけたが、予想どおり雪であった。高速道路入口ではスノータイヤかどうかのチェックが行われていたが、11/30にスノータイヤに交換しておいたのが幸いした。初冠雪から一段落して天気が回復した12/10に代休をとって山に行くことにした。比較的天気予報のよい鈴鹿南部の入道ヶ岳・鎌ヶ岳をめざすことにした。宮妻峡を起点とし、新道コースで入道ヶ岳に登り、続いてイワクラ尾根を県境稜線まで歩く。水沢(すいざわ)峠からの急登を登り返し、水沢岳を通過後、ザレ場を急降下して、衝立岩のよじ登り、鎌尾根に入るとアップダウンを繰り返しながら、最後は岳峠からの急登を経て、鎌ヶ岳山頂に至る。下山は、普通はカズラ谷道を下るのだが、さらに雲母峰分岐を直進し、白ハゲを経て雲母峰まで足を延ばしてみることにした。

 鈴鹿ICを下りて宮妻峡をめざす途中で入道ヶ岳・鎌ヶ岳・雲母峰が並んで見えると場所があるが、朝から晴れの予報に反して雲が多く、いささかテンションが下がる。宮妻峡駐車場を7:50に出発だ。新道コースは数ある入道ヶ岳の登山コースの中でも一番のお気に入りである。最初はかなりの急登だが、尾根に出るまではいいウォーミングアップである。尾根に出ると自然林の中の快適な登りとなり、アセビの樹林に入る手前で鎌ヶ岳と御在所岳が初めて見えた。さらに一登りすると雲母峰の姿が見えたが、倒木が増えたせいである。右側の眺望は開けてきて、ここからが新道コースのいいところである。まだ雲が多いが、水沢岳~鎌ヶ岳~御在所岳~釈迦ヶ岳~雲母峰と続く山並みが目の前に広がる。やがて樹林の中から笹原に出て、眺望が一段とよくなる。宮妻林道からの登山道と合流し、北の頭に到着した(9:10)。
北の頭と奥宮の中間点から鎌尾根眺望
北の頭と奥宮の中間点から鎌尾根眺望
 北の頭は眺望がよく、これから歩く県境稜線上の水沢岳、鎌ヶ岳、さらに御在所岳、釈迦ヶ岳などが見える。今日は、くっきりと晴れていないにもかかわらず、御嶽山、乗鞍岳や北アルプスの山々など遠くの山が遠望できたのは意外であった。入道ヶ岳には、北の頭(910m)、三角点峰(906m)、奥宮(915m)の3つピークがあってトライアングルを形成しているので、いつもこの3つを周回することにしている。三角点峰にはいつも登山者がいるが、今日は誰もいなかった。伊勢平野を見下ろすとともに、南方向には野登山、仙ヶ岳、宮指路岳から県境稜線の山並みが見える。一等級の展望地であることは間違いない。
入道ヶ岳の三角点峰
入道ヶ岳の三角点峰
 池ヶ谷コースの方向に下り、奥宮の方に登っていく。奥宮に立ち寄り安全祈願をして、イワクラ尾根に向かう。最初は急降下となるが、ヤセ岩尾根を通過すると目の前に大岩が鎮座している。ここはそのまま登ることができる。重ね岩から仏岩の先と鎌ヶ岳が見える。さらに進むと稜線は右に直角に曲り、登り返したところに仏岩がある(10:25)。次は奥の谷分岐である。右に奥の谷を下れば林道に出る。左に大岩谷を下されば大石橋のところに出る。いずれも歩いたことがある。再び登り返すと大きな岩があり、ここからは正面に水沢岳、右に鎌ヶ岳、左に白い雨乞岳が見える。さらにもう一度登り返すと県境稜線に出た(11:00)。
仏岩
仏岩
 県境稜線を北上し、最低鞍部の水沢峠から水沢岳までは急登になる。途中の馬の背渡りを通過すると傾斜も緩くなって、間もなく水沢岳山頂に到着する(11:40)。水沢岳はそのまま通過し、下り始めに正面に衝立岩と鎌ヶ岳、左手には雨乞岳と綿向山もよく見えるところがある。ここを過ぎると難関のザレ場の下りだ。思ったより雪がついていなかったので、そのまま転ぶこともなく中央を滑り降りた。ここからしばらくは緩やかなアップダウンとなる。やがて衝立岩が近くなってくると、鎌ヶ岳を相俟って迫力を増してくる。最低鞍部に下ると正面に大岩が立ちはだかる。ここは左から巻いて少し下ってから、鎖のあるルンゼを登っていく。衝立岩は西峰と東峰があり、西峰は眺望がよい。綿向山から雨乞岳・イブネを経て、御在所岳を見渡せる(12:35)。今日はここで東峰でランチタイムとした。
ザレ場から鎌ヶ岳を望む
ザレ場から鎌ヶ岳を望む
 衝立岩東峰は人が立ち寄らないところ。ここは風を避けられて、南方向の眺望がよいところであり、ランチタイムにはぴったりだ。いつものようにビールで鎌ヶ岳に乾杯!得正のカレーうどんも健在だ。ぐつぐつ煮て熱々のうどんが体に温まる。1時間ほどのランチタイムの後、鎌尾根の縦走を開始した。ここからの縦走路は小さなアップダウンを繰り返しながら次第に高度を上げていく。所々ザレ場があって左手に綿向山~雨乞岳~御在所岳の眺望が得られる。次第に迫ってくる鎌ヶ岳に圧倒される。最も近づいた尾根の尖端で写真を撮り、少し戻り右手に下降すると鎖に着けられたカニの横ばいみたいなところを通過する。そして、岳峠に下る分岐は左に下りていく。岳峠からはルンゼ状の登りとなる。ここは何度も登っているので勝手知ったるところである。ということでようやく鎌ヶ岳山頂に到着した(14:30)。次第に晴れてきたので鎌ヶ岳からの眺望もよい。ここからも遠く御嶽山や中央アルプスが見える。
衝立岩と鎌ヶ岳
衝立岩と鎌ヶ岳
ド迫力の鎌ヶ岳
ド迫力の鎌ヶ岳
 もう午後3時が近い。早く下山しなければ闇下になる。岳峠まで下り、少し登ると尾根に出る。ここからはどんどん下っていく。雲母峰分岐で右に下ると宮妻峡に最短距離のカズラ谷道となるが、雲母峰への尾根を直進する。やがて白ハゲと呼ばれるザレ場に出る。ここは左手に寄っていき、大きな岩の左側を巻くようにして下っていかなければならない、ちょっとした迷い点となっている。馬の背尾根分岐、稲森谷分岐と2つの分岐点を通過して最低鞍部に出る。ここからは登り返しになり、やがてP791にやってきたが、もう午後4時である。あと30分で日没が迫っていることから、雲母峰までは届かない。P791から南尾根を下ることにした。この尾根も意外とテープと踏み跡がしっかりついている。基本的には尾根を歩き、自然林と植林との境目を下っていく。P606を通過するとやがて左手の植林の中にテープが導いている。以前に一度歩いたことがあるので心丈夫だ。植林の中の杉にテープが巻きつけてあり、これを追っかけていくとちょうど宮妻峡の駐車地に出てくることを知っている。16:40ようやく下山した。
白ハゲの向こうに雲母峰
白ハゲの向こうに雲母峰
written by kitayama-walk
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【鈴鹿南部】入道ヶ岳・鎌ヶ岳-宮妻峡起点に鎌尾根周回

投稿記事 by 宮指路 »

kitayama-walkさん、

今回はおどさんがやりそうなロングコースを計画されましたね。
帰りは時間的にギリギリでしたがカズラ谷コースを使わず、予定通りに馬の背尾根分岐から下ったのは流石です。

  鈴鹿ICを下りて宮妻峡をめざす途中で入道ヶ岳・鎌ヶ岳・雲母峰が並んで見えると場所があるが、朝から晴れの予報に反して雲が多く、いささかテンションが下がる。宮妻峡駐車場を7:50に出発だ。新道コースは数ある入道ヶ岳の登山コースの中でも一番のお気に入りである。最初はかなりの急登だが、尾根に出るまではいいウォーミングアップである。尾根に出ると自然林の中の快適な登りとなり、

このコースは登ったことがありません。登山口は標識があるもののバリっぽいですね

アセビの樹林に入る手前で鎌ヶ岳と御在所岳が初めて見えた。さらに一登りすると雲母峰の姿が見えたが、倒木が増えたせいである。右側の眺望は開けてきて、ここからが新道コースのいいところである。まだ雲が多いが、水沢岳~鎌ヶ岳~御在所岳~釈迦ヶ岳~雲母峰と続く山並みが目の前に広がる。やがて樹林の中から笹原に出て、眺望が一段とよくなる。

なかなか好展望のようです。リハビリ登山はここを往復しようかな

 池ヶ谷コースの方向に下り、奥宮の方に登っていく。奥宮に立ち寄り安全祈願をして、イワクラ尾根に向かう。最初は急降下となるが、ヤセ岩尾根を通過すると目の前に大岩が鎮座している。ここはそのまま登ることができる。

この岩に最初出くわした時はビックリしました。

重ね岩から仏岩の先と鎌ヶ岳が見える。さらに進むと稜線は右に直角に曲り、登り返したところに仏岩がある(10:25)。

仏岩も昨年初めて見ました。

 ここを過ぎると難関のザレ場の下りだ。思ったより雪がついていなかったので、そのまま転ぶこともなく中央を滑り降りた。

ここは雪がつくといやらしいですね。

 もう午後3時が近い。早く下山しなければ闇下になる。岳峠まで下り、少し登ると尾根に出る。ここからはどんどん下っていく。雲母峰分岐で右に下ると宮妻峡に最短距離のカズラ谷道となるが、雲母峰への尾根を直進する。やがて白ハゲと呼ばれるザレ場に出る。ここは左手に寄っていき、大きな岩の左側を巻くようにして下っていかなければならない、ちょっとした迷い点となっている。

最後は夕闇が迫り少しヒヤッとしましたがさすがkitayamaさん、難なく下山でしたね。


                                               宮指路
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
お住まい: 京都市中京区
連絡する:

Re: 【鈴鹿南部】入道ヶ岳・鎌ヶ岳-宮妻峡起点に鎌尾根周回

投稿記事 by kitayama-walk »

 宮指路さん、おはようございます。
 右足は順調に回復していますか。リハビリは捗っていますか?私の右前十字靱帯断裂のときは、リハビリはしん
どかったことを覚えています。

> 今回はおどさんがやりそうなロングコースを計画されましたね。
> 帰りは時間的にギリギリでしたがカズラ谷コースを使わず、予定通りに馬の背尾根分岐から下ったのは流石です。


いえいえ、おどさんなら、もっとロングなコースを歩くと思いますよ。少なくとも雲母峰を越えているでしょう。
 カズラ谷を下るコースはあまりおもしろくないでしょう。だから、敬遠してしまいます。それに以前に一度歩いている
ので、時間的にも闇下前に下山できるという確信があったからです。雲母峰から鎌ヶ岳への尾根道はいいコースで
すよ。一度は、雲母峰に登ってからピストンしたこともあります。
http://kitayamawa.exblog.jp/13958917/

> この新道コースは登ったことがありません。登山口は標識があるもののバリっぽいですね。

 いいえ、そんなこともないですよ。ちゃんと整備されています。入道ヶ岳の登山コースはたくさんありますが、その中
で、もっとも難しいのは池ノ谷コースではないでしょうか。もっとも、バリコースは別ですが。怪我が治ったら一度歩いて
みて下さい。宮指路さんの復活コースにお薦めします。ロングコースを避けるのならば、水沢峠で下山するという手も
あります。あるいは、イワクラ尾根の奥の谷コースで下山するという方法もあります。
お気に入りの場所からの鎌尾根
お気に入りの場所からの鎌尾根
> (イワクラ尾根-ヤセ岩尾根を通過すると目の前に大岩が鎮座している)この岩に最初出くわした時はビックリしました。

 この大岩は、左から巻くようにテープが着けてありますね。でも、正面から登ることも簡単にできます。

> 仏岩も昨年初めて見ました。

 今回は、ちょっと寄り道して、仏岩まで行ってみました。仏岩を眺めるのは多くの登山者がしていると思いますが、
仏岩まで行く人は少ないでしょうね。が、これも簡単に行けます。
これも仏岩-裏側から見たもの
これも仏岩-裏側から見たもの
県境稜線から見た仏岩
県境稜線から見た仏岩
> (水沢岳を過ぎると難関のザレ場の下りだ。)ここは雪がつくといやらしいですね。

 多分、無雪期でも左側の樹木のあるところを下っていくのが普通だと思います。が、私の場合は眺めがよいので
ザレ場の中央をそのまま下っていきます。踏ん張らなければなりません。ただ、雪が着くと滑るので止めておきます
がね。
ザレ場を振り返る
ザレ場を振り返る
> 最後は夕闇が迫り少しヒヤッとしましたが、さすがkitayamaさん、難なく下山でした。

 一度歩いているので、どれくらい時間がかかるのかも分かっていました。だから、闇下になる前に何とか下山でき
るとは思っていました。実際にそうなりましたね。実はこのコースの途中で出会った(追い越した)30代と思われる
男性ペアの車がまだありました。鎌尾根は初めてだと言っていましたし、また歩きペースも遅かったので、大丈夫か
なと少し心配もしました。まあ遭難騒ぎになっていないようなので何とか下山したのでしょうね。もちろん、カズラ谷
道からでしょう。
P791分岐点-ここから宮妻峡に下る
P791分岐点-ここから宮妻峡に下る
written by kitayama-walk
シュークリーム
記事: 2065
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿南部】入道ヶ岳・鎌ヶ岳-宮妻峡起点に鎌尾根周回

投稿記事 by シュークリーム »

Kitaさん,こんばんは.ご無沙汰しています.
日本はそろそろ猛烈な冬型も終わりそうで,今度の週末は晴天の雪山を楽しめるかもしれませんね.


【コース】7:50宮妻峡駐車地-8:40P713-9:10北の頭9:20-9:30▲入道ヶ岳9:40-9:45奥宮-(イワクラ尾根)-10:20重ね岩-10:25仏岩10:35-11:00県境稜線出合-11:15水沢峠-11:30馬の背渡り-11:40▲水沢岳-12:35衝立岩13:30-14:20岳峠-14:30鎌ヶ岳14:50-14:55岳峠-15:10雲母峰分岐-15:15白ハゲ-15:30馬の背尾根分岐-15:50稲森谷分岐-16:00P791-16:20P606-16:40宮妻峡駐車地

相変わらず元気で山歩きを楽しまれているようで何よりです.今回もKitaさんらしい意欲的なコース取りですね.このコースはつぎはぎながら雲母峰コースの南尾根を除いて最低1回は歩いたことがありますので,記憶をたどりながら楽しく読ませてもらいました.
この時期,比較的雪の少ない鈴鹿南部は足慣らしの山歩きにちょうどいいかもしれませんね.

ブダペストはここしばらく比較的暖かい(暖かいといっても日最高気温5℃くらいですけど)日が続いています.天気予報ではこのあと1週間はこんな状態が続くようで,雪のない平穏なクリスマスを迎えることになりそうです.明日18日は日本で言う「御用納め」で,職場で簡単なパーティーがあり,19日からクリスマス休暇に入ります.
                         @シュークリーム@
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