【鈴鹿】藤内壁 一ノ壁…震えながらのクライミング

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兔夢
記事: 624
登録日時: 2011年2月24日(木) 23:12

【鈴鹿】藤内壁 一ノ壁…震えながらのクライミング

投稿記事 by 兔夢 »

2014年11月10日(月) 晴れ 
鈴鹿 御在所、藤内壁・一ノ壁 クライミング
クワ兄さん、とっちゃん、コタマちゃん、そばつる、GT(♂)くん、兔夢
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P1130025.JPG (55.47 KiB) 閲覧された回数 3579 回
 御在所山の藤内壁・一ノ壁に初挑戦してきた。
 当初は日、月の日程で関西の堡塁岩、烏帽子岩を楽しむ予定だったが日曜日は生憎の雨。で計画変更、晴れる月曜日に藤内壁の一ノ壁を登ろうという話になった。
 日曜が空いているので集まれるメンバーで菰野に集合。小宴会を開いて英気を養った。この時点では小雨模様で翌日の空模様が危ぶまれた。
 テントや車中に分散して前泊。陽が昇らぬうちに目覚めれば満天の星空。その下に鈴鹿の峰々が横たわっていた。好天に期待が膨らむ。
 鈴鹿スカイライン、裏道の登山口でとっちゃんと合流。まずは藤内小屋へ。
 藤内小屋は陽は射すものの吹き抜けていく風が冷たい。もう冬の風だ。寒さにモチベーションがへこみ気味になる。それでも小屋のおじさんが藤内壁は風が吹いてないだろうと言うのでそれを励みにして藤内壁へ向かった。
 登山道の分岐から藤内壁・一ノ壁の方へ上がっていく。この登路も結構な岩場だ。
 一ノ壁の下に着いて全員がっかり。小屋のおじさんの言葉とは裏腹に強めの風が吹き抜けていく。しかも陽は当たらない。はっきり言って寒い。モチベーションが下がり気味で陽の当たる前尾根にする?の声も。だが一ノ壁にずっと思いを抱いていたクワ兄さんが登る準備を始めた。これに他のメンバーも刺激され準備にかかる。
 まずは比較的容易で初級向けの1ルートをクワ兄さんがコタマちゃんのビレーで登る。するすると進んで見事支点に至る。
 その後、そばつる、とっちゃんと続く。
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DSCN8709.JPG (55.88 KiB) 閲覧された回数 3579 回
 その間にクワ兄さんに、「ここ行ったら」と勧められて登り始めたのは“コンテスト”というルート。下部は意外と簡単で意気揚々としていたもののハング手前に来て身体が動かなくなった。でここから降りた。
 続けて同じところをクワ兄さんが挑戦。ビレーは僕。見事ハングを越えて支点にたどり着く。流石だ。
 続けてとっちゃんも僕のビレーで挑戦。ハングを華麗に乗り越え見事に支点にたどり着いた。クワ兄さんもとっちゃんも安定したクライミングだ。
 1ルートではコタマちゃんが「ダメ、怖い」といいながら登りきった。
 続いて本格的クライミングデビューのGT(♂)くんはリードに挑戦してみた。が、3ピン目ぐらいで「降ります。」そりゃそうだ。
 代わりに僕がコタマちゃんのビレーで登る。テケテケで登れて気持ちがいい。支点付近からの眺めが最高だった。ただ風が…。
 隣ではそばつるがハングを越えて支点にたどり着こうとしていた。やるねえ。
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DSCN8717.JPG (62.97 KiB) 閲覧された回数 3579 回
 再びGT(♂)くんが1ルートを今度はトップロープで挑戦。ビレーはとっちゃん。
 順調にスタートするも中盤で「登れません!もうやめます!」の弱気発言。これに対してとっちゃんから「登れます!」の否とは言わせない励まし。もちろんビレーで微妙にテンションを操作しているから言えることだが。それに応えるように少しずつ高みに上がっていくGT(♂)くん。ついには支点にたどり着いた。やったね!
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DSCN8723.JPG (60.27 KiB) 閲覧された回数 3579 回
 “コンテスト”の方ではトップロープでコタマちゃんが登った。降りてくるのを待って僕が再度リードで挑戦。なんとか登りきってホッと一息。
 それにしても寒い。あるものを全部着込んでランチタイム。温かい食べ物に人心地が付いた。
 昼からは壁の右側に移動。バットレスを、という声もあったが行ってみると風が吹き抜けて寒い。
 まずはコタマちゃんが4ルートに挑戦。ここは一ノ壁卒業ルートとも呼ばれているらしい。
 流石に難しいのかハング手前でコタマちゃんは降参。続けてそばつるが挑戦。
 順調に進んで難しそうなハングも乗り越えたがピンの取り方を間違えてハング上からロープが出なくなってしまった。
 次に僕が挑戦。ハングの乗っ越しはバランスの取り方が難しかったがなんとかクリア。ハング上で錆びたピンに保険のためビレーしてクラック沿いに少し右上。そばつるの到達点以降は比較的簡単で前方に3ピン残すのみとなった。が、手持ちのヌンチャク、シュリンゲが足りない。どうしようと悩んでいると下から降りてもいいよの声。お言葉に甘えて下降。
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P1130059.JPG (56.6 KiB) 閲覧された回数 3579 回
 ラストでとっちゃんが挑戦することとなった。「集中力が鈍ってるわ」の言葉とは裏腹に順調に登っていく。バランスがよくて安定した登りだ。
 ハングも問題なく越えて危なげなく進み僕の到達点に至る。ここで一旦「もう下りるわ」と言ったとっちゃんだったが、みんなの「もったいない、とっちゃんなら行ける」の声に励まされて先に進む。このまま登りきりそうな雰囲気に下で見守る面々も興奮気味で話が盛り上がる。が、次の瞬間、ビレーをしていたそばつるが「あ!」と叫んだ。その声に見上げるととっちゃんが落ちたところだった。少し様子がおかしい。待っていると左足一本で立って「下りるわ」
 どうやら右足を痛めたようでケンケンで降りてきた。話を聞けば予期しないところで滑って落ち、その時に足場に右足が引っかかり落ちた荷重を片足で受け止めたらしい。突然だったから体勢がとれなかったようだ。本人は集中力が低下していたことを自覚しながらそれをはっきり伝えなかったことを反省していた。こちらにもそれを察知できていなかったという反省点があった。
 ロープを回収して下山を開始。足を痛めたとっちゃんの荷物は比較的荷物の軽かったGT(♂)くんが担ぐ。とっちゃんはコタマちゃんの肩を借りながらゆっくりと下っていく。
 登山道についてからは下りやすいところは自分で下ってもらって平坦なところは僕とそばつるとGT(♂)くんで交替で背負っていき登山口に辿り着いた。
 初めての一ノ壁はなかなか楽しく学ぶものも多かった。最後にとんだアクシデントが発生してしまい残念だったがそれは今後の教訓にもなった。
 同行のみなさん、ありがとう。そして怪我をしたとっちゃん、早く回復してみんなでまた岩を楽しみましょう。
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【鈴鹿】藤内壁 一ノ壁…震えながらのクライミング

投稿記事 by 宮指路 »

兔夢さん、こんばんは
オフ会の帰りは少しご一緒させて頂きました。
一壁クライミングいいですね~。
コンテストも面白そうですね。是非やってみたいです。
私はなかなか一壁に行く機会がなく、指をくわえて読ませて頂きました。
最近はひたすら人口壁で遊んでいます。

                         宮指路
とっちゃん
記事: 325
登録日時: 2011年2月20日(日) 21:02

Re: 【鈴鹿】藤内壁 一ノ壁…震えながらのクライミング

投稿記事 by とっちゃん »

Tutomuちゃん

こんばんは。

[attachment=0]P1130058.JPG[/attachment]

Tutomuちゃんも、クライミングがんばってますね。

しかし、今回の一ノ壁は、寒かったね~。
お日様があたらないのは、初めからわかっていたけど、まさかの風にはまいりました。

私も、リードするようになったけど、トップロープとリードでは、全く世界が違うし危険度も高くなるので、気持ちの切り替えも大事ですね。
長い間リードはしていなかったので、トップロープの気持ちや登り方が身についちゃっていたこともあり。

今回は、思いもしなかったとこで、足が滑っちゃって、皆さんにご迷惑をおかけしちゃいました。
クライミングも、足が一番大事なんで、足のかかりの状態をしっかり確認していないといけなかったのにと反省です。

それと、自分の感じていることを、ビレイしてくれている人やチームの人にしっかり伝えること。
「集中力が足りない」と感していたので降りようと思ったのだけど、登れない難しさを感じていなかったので、登ってみるかとつい思っちゃった判断間違いでした。

Tutomuちゃんも、これから練習を重ねていくと思うけど、慣れたはじめた時こそ、気持ちを引き締めて安全に気をつけてね。

☆とっちゃん~☆
添付ファイル
P1130058.JPG
兔夢
記事: 624
登録日時: 2011年2月24日(木) 23:12

Re: 【鈴鹿】藤内壁 一ノ壁…震えながらのクライミング

投稿記事 by 兔夢 »

とっちゃん、こんばんは。
[attachment=0]DSCN8736.JPG[/attachment]
Tutomuちゃんも、クライミングがんばってますね。

今、クライミングの風が吹いているから今のうちに乗っておかないとね。

しかし、今回の一ノ壁は、寒かったね~。
お日様があたらないのは、初めからわかっていたけど、まさかの風にはまいりました。


寒かった〜!震えてたもん。雪山にいる気分だったよ。
でも登っている時はそんなことも気にならなくなってた。

私も、リードするようになったけど、トップロープとリードでは、全く世界が違うし危険度も高くなるので、気持ちの切り替えも大事ですね。
長い間リードはしていなかったので、トップロープの気持ちや登り方が身についちゃっていたこともあり。


僕の場合、トップロープにもなれてないけどね(^^;
どちらもスタンス的には同じ感じ。

今回は、思いもしなかったとこで、足が滑っちゃって、皆さんにご迷惑をおかけしちゃいました。
クライミングも、足が一番大事なんで、足のかかりの状態をしっかり確認していないといけなかったのにと反省です。


あまりにも安定していて安心して見ていられたのでこれは上まで行っちゃうなと目を離した瞬間の出来事でした。
落ちたのは仕方ないけどその後が悪かったね。

「集中力が足りない」と感していたので降りようと思ったのだけど、登れない難しさを感じていなかったので、登ってみるかとつい思っちゃった判断間違いでした。

そういうこともあるからビレーして安全を確保してるんだから落ちたこと事態は悪くないと思うよ。そういうことまで避けて通ろうとすれば進歩がなくなっちゃう気がする。怪我してなければ今回もああいう場合の対処の仕方を考えるいい経験になったのだと思う。今回は落ちた先が悪かった。運が悪かったんだよ。

Tutomuちゃんも、これから練習を重ねていくと思うけど、慣れたはじめた時こそ、気持ちを引き締めて安全に気をつけてね。

ありがとう。怪我はしたくないから十分気をつけてやってきます。

添付ファイル
DSCN8736.JPG
DSCN8736.JPG (45.1 KiB) 閲覧された回数 3450 回
兔夢
記事: 624
登録日時: 2011年2月24日(木) 23:12

Re: 【鈴鹿】藤内壁 一ノ壁…震えながらのクライミング

投稿記事 by 兔夢 »

宮指路さん、こんばんは。
オフ会の帰りはご一緒しながらマイペースで歩く宮指路さんを微笑ましく見てました。
一ノ壁はドキドキのクライミングでした。
でも引返すことを覚えたので挑戦もできるようになりました。
僕は室内とか人工壁とかの経験がほぼ皆無です。
そういうところで基礎を固めないといけないんですけどね。

         兔夢

たんぽぽ
記事: 709
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 【鈴鹿】藤内壁 一ノ壁…震えながらのクライミング

投稿記事 by たんぽぽ »

画像が懐かしい眺めなのでカキコです。
たんぽぽが一壁へ行ってたのは学生時代なもんで、もう遥か遥か昔のこと。
詳しいことはもう覚えてませんが、脳ミソはちゃんと景色を覚えてるものですね。
それにしてもみなさん元気ですね~、少しでもあやかりたいものです。
とっちゃんは足をお大事に。
とっちゃん
記事: 325
登録日時: 2011年2月20日(日) 21:02

Re: 【鈴鹿】藤内壁 一ノ壁…震えながらのクライミング

投稿記事 by とっちゃん »

ぽぽんたちゃん

すっごくお久しぶりです。

若い頃のぽぽんたちゃんは、山スキーもクライミングもしてたのね。
青年ぽぽんたちゃんは、どんな感じやったんやろ?

骨折は長引きそうなので、来春3月頃かな?
春の雪山に、また、久々にご一緒できるといいな。

ぽぽんたちゃんは、スペイン今年も行くのかな?

☆とっちゃん~☆
兔夢
記事: 624
登録日時: 2011年2月24日(木) 23:12

Re: 【鈴鹿】藤内壁 一ノ壁…震えながらのクライミング

投稿記事 by 兔夢 »

たんぽぽさん、こんばんは。

画像が懐かしい眺めなのでカキコです。

おお!この画像で懐かしさが沸くとはかなり通っていたということかな?

たんぽぽが一壁へ行ってたのは学生時代なもんで、もう遥か遥か昔のこと。

やっぱり学生時代があったんですね…

詳しいことはもう覚えてませんが、脳ミソはちゃんと景色を覚えてるものですね。

良い脳みそをお持ちで羨ましい!僕なんか行きつけの沢の写真を見返してもどこだったか思い出せないことしばしば…

それにしてもみなさん元気ですね~、少しでもあやかりたいものです。

そう!少しでもあやかるためにこうして鞭打ってみなさんについていっている次第ですm(_ _)m
たんぽぽさんもいかがですか?

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