【湖西】2週連続の「駒ヶ岳」 百里ヶ岳東尾根から駒ヶ岳へ

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山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

【湖西】2週連続の「駒ヶ岳」 百里ヶ岳東尾根から駒ヶ岳へ

投稿記事 by 山日和 »

【日 付】2014年9月21日(日)
【山 域】湖西 百里ヶ岳・駒ヶ岳
【天 候】晴れ
【コース】木地山7:55---9:50百里ヶ岳10:05---10:45木地山峠---11:40ブナ林ランチ場12:40---14:30駒ヶ岳15:00
     ---16:20木地山

 土曜日は先月の大雨で排水溝を埋めた土砂の撤去作業。日が経っているので固くなった土砂をツルハシやクワで掘り起こし、
それをスコップですくって袋に詰め土嚢を作るという作業を延々と繰り返した。さらに流れ作業でその土嚢を斜面に積み上げる。
歩くだけなら疲れを感じることはあまりないのだが、この作業は疲れる。普段使わない筋肉を使うとこんなにも疲れるものだとは。
山へ向かう意欲も半分なくなっていたが、気力を振り絞って出発。遠出はあきらめて近場の山でお茶を濁すことにしよう。
今年の3月に登った百里ヶ岳東尾根を登り、後は気分次第でどこまで行くか決めよう。エスケープルートはいくらでもある。

[attachment=7]DSCF0256_1_1.JPG[/attachment]
 登山口の木地山は、その名前が表すように木地師にゆかりの山里だ。滋賀県高島市(旧朽木村)の山中にひっそりと佇む小さな
集落である。北川沿いに走る県道は、建設中止になった北川ダムのおかげで途中まで2車線の快適な道が続く。
 木地山の公衆トイレの前に車を止めようとしたが、足元に「駐車禁止」の小さい札が落ちていたので道路の反対側の空き地に駐車。
高島トレイルの説明が書かれた立派な看板があるのだが、ここからどこへ行けば登れるのかさっぱりわからない。初めて来たら勝手
がわからずウロウロするだろう。
 数軒の民家だけが残る木地山の集落を抜けて林道の奥へ向かう。いかにも秋らしい雲が面白い模様を描く青空は、いくら見ても飽
きない。雲ひとつない快晴もいいが、どれひとつとして同じ形のものはない雲を眺めるのが好きだ。

[attachment=6]DSCF0264_1.JPG[/attachment][attachment=5]DSCF0271_1.JPG[/attachment]
 百里ヶ岳東尾根はヤブもほとんどなく、快適に歩けるのだが昨日のダメージが大きいようで、歩き始めから足がパンパンだ。3月に
下りに使った1本南側の尾根から真東尾根に合流するあたりは大きなブナが6本ばかりかたまって立っており、なかなかいい雰囲気の
台地となっている。しかし雪の時の方が好印象だ。残念なのは、いい雰囲気は一瞬で終わってしまい、しばらく面白みのない植林の
中を歩くことになる。シダの繁る好展望地を過ぎれば再び自然林に変わり、山頂が近いことを感じさせた。

[attachment=4]DSCF0294_1.JPG[/attachment]
 山頂には単独の女性が、わざわざ日なたで帽子を顔に乗せて昼寝(朝寝?)の最中だった。
邪魔をしては悪いので、端っこでエネルギー補給していると、すぐに根来坂峠の方へ下山して行った。
代わりに2人パーティーの姿が見えたところでザックを担いで木地山峠へ向かう。ここもしばらくはブナ林が続くが息切れが早く、坦々
とした植林の道を峠へ。途中、右側にある露岩からはこれから向かう駒ヶ岳方面が良く見えるが結構遠い。

[attachment=3]DSCF0311_1.JPG[/attachment]
 峠でひと休みして、上根来への峠道を少し下ったところから尾根に取り付く。峠から桜谷山へ直登するのが近道だが、ここは急なだ
けで面白みに欠ける。以前から着目していた尾根を使ってみることにしたのだ。この尾根も歩きやすく、雰囲気も悪くない。
登りついたところは小栗と駒ヶ岳を結ぶ稜線。知らないうちに立派な標識が建てられていて、初めて目にするような地名が書かれてい
た。

[attachment=2]DSCF0329_1.JPG[/attachment]
 小栗方面へ少し下る、ここは美しいブナ林が続きお気に入りの場所である。360度ブナに囲まれてのランチタイムは気分がいい。
今日は春以来久々にコンロの出番だ。久しぶり過ぎてカップを忘れてしまい、コッフェルのふたでドリップしたら粉だらけのコーヒーに
なってしまったのもご愛敬だ。

[attachment=1]DSCF0365_1.JPG[/attachment]
 桜谷山へ登り返して駒ヶ岳への稜線を進む。緩やかなアップダウンが続くこの尾根も概ねブナ林に覆われていて気持ち良く歩ける。
登りらしい登りがほとんどないので楽な道だ。どこまで行くのか途中で2人パーティーとすれ違った。
 この尾根からは途中4か所から木地山へ下りることができるが、すべて経験済みなので嫌になったらいつでもやめられる。しかしここ
まで来て駒ヶ岳の山頂を踏まないという選択肢はないだろう。

 山頂では国境スキー場から3泊で高島トレイルを縦走しているという2人パーティーに会った。ひとりは女性だが、2人ともでかいザッ
クを担いでいる。これから百里ヶ岳の手前で1泊して、最後は三国岳まで高島トレイルをワンプッシュで完歩するそうだ。私にはとても
マネできないし、マネしたいとも思わないが。そもそも自分が登り始めた後に命名された高島トレイルなるものに何の興味もないので
ある。
 それはともかく駒ヶ岳の山頂は以前と比べて展望が良くなった。琵琶湖の北部が一望でき、伊吹山も見える。百里の登りからもちら
っと見えていたが、この角度から見る伊吹は意外なほどの鋭峰だ。

[attachment=0]DSCF0398_1.JPG[/attachment]
 整備され過ぎるぐらい整備された遊歩道のような尾根道を進むと、若狭側の谷の方からエンジン音が聞こえてきた。
何かの作業をやっているのかと思ったが、時折歓声のような叫び声がする。どうやらオフロードバイクの一団のようだ。若狭側はかな
り上の方まで林道が上がって来ているので仕方ないが、それにしてもうるさい。そのエンジン音はどんどん大きくなって、こちらが682
m標高点を通過する頃には尾根上の後方から聞こえるようになった。なんとバイクで稜線まで上がってしまったようだ。
3時を過ぎた時間帯を選んだということは、少しは登山者に配慮しているのかもしれないが、追いつかれてはかなわない。

 「ろくろ谷橋へ」と書かれて道標で右折して、バイクの爆音から逃れるように足早に支尾根を下った。
このコースも以前から気になっていた道だ。下部はいわゆる「駒ヶ越」の旧道と重なっている。しばらく尾根を辿った後、右へトラバース
気味に谷へ下りて行く。下り立ったところは焼尾東谷右俣だ。ここも大雨の余波か荒れ気味である。しかし今日はずっと尾根ばかり歩
いていたので流れの音が心地良く耳に響く。

 最後は畑の動物除けネットくぐりに苦戦しながら橋を渡れば駐車地だ。ちょうど桜谷山の先で出会った2人パーティーも到着したところ
だった。
先週に続いて2週連続の「駒ヶ岳」同じ名前でも今日は2200mも低い。しかし山の良さは標高だけでは決まらないのだ。

                         
                                山日和
添付ファイル
DSCF0398_1.JPG
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DSCF0329_1.JPG
DSCF0311_1.JPG
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DSCF0271_1.JPG
DSCF0264_1.JPG
DSCF0256_1_1.JPG
SHIGEKI
記事: 1031
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 【湖西】2週連続の「駒ヶ岳」 百里ヶ岳東尾根から駒ヶ岳へ

投稿記事 by SHIGEKI »

山日和さん こんばんは。


 土曜日は先月の大雨で排水溝を埋めた土砂の撤去作業。日が経っているので固くなった土砂をツルハシやクワで掘り起こし、
それをスコップですくって袋に詰め土嚢を作るという作業を延々と繰り返した。さらに流れ作業でその土嚢を斜面に積み上げる。
歩くだけなら疲れを感じることはあまりないのだが、この作業は疲れる。普段使わない筋肉を使うとこんなにも疲れるものだとは。


山よりかなり、お疲れ様でした。

でも、今頃だったんですね。  そら~ 土も固まってますよね。

腰がギクッときたら、大変ですよ :mrgreen:



山へ向かう意欲も半分なくなっていたが、気力を振り絞って出発。

何か この気持ち わかる気がしますね。 年代のせいでしょうか??

がんばってしまうのです。 ま、がんばれる内がHanaでしょうね。



 木地山の公衆トイレの前に車を止めようとしたが、足元に「駐車禁止」の小さい札が落ちていたので道路の反対側の空き地に駐車。
高島トレイルの説明が書かれた立派な看板があるのだが、ここからどこへ行けば登れるのかさっぱりわからない。初めて来たら勝手
がわからずウロウロするだろう。

そうそう、細い木の橋渡って、畑の中行くとはわからんでしょう。

しかも、最近はネットで閉ざされている。




 百里ヶ岳東尾根はヤブもほとんどなく、快適に歩ける

 峠でひと休みして、上根来への峠道を少し下ったところから尾根に取り付く。峠から桜谷山へ直登するのが近道だが、ここは急なだ
けで面白みに欠ける。以前から着目していた尾根を使ってみることにしたのだ。この尾根も歩きやすく、雰囲気も悪くない。

良いこと聞きました。 

この尾根 また使わせていただきます。



 小栗方面へ少し下る、ここは美しいブナ林が続きお気に入りの場所である。360度ブナに囲まれてのランチタイムは気分がいい。
今日は春以来久々にコンロの出番だ。久しぶり過ぎてカップを忘れてしまい、コッフェルのふたでドリップしたら粉だらけのコーヒーに
なってしまったのもご愛敬だ。

いいところ、いい季節になりました。

紅葉の頃には行ってないので、鍋背負ってふらついてみたいもんですね。



3時を過ぎた時間帯を選んだということは、少しは登山者に配慮しているのかもしれないが、追いつかれてはかなわない。


たぶん、そないなことまで考えてないでしょう。


 「ろくろ谷橋へ」と書かれて道標で右折して、バイクの爆音から逃れるように足早に支尾根を下った。
このコースも以前から気になっていた道だ。下部はいわゆる「駒ヶ越」の旧道と重なっている。しばらく尾根を辿った後、右へトラバース
気味に谷へ下りて行く。

この前、池の帰りに歩きました。「駒ヶ越」は前半、踏みあと薄くかなり急なので、このルートは、使えますね。



先週に続いて2週連続の「駒ヶ岳」同じ名前でも今日は2200mも低い。しかし山の良さは標高だけでは決まらないのだ。

駒ヶ岳はたくさんあるでしょうねぇ

 私は西駒の宿でした。

    では また 紅葉の池畔で

     SHIGEKI




                         
                               
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山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【湖西】2週連続の「駒ヶ岳」 百里ヶ岳東尾根から駒ヶ岳へ

投稿記事 by 山日和 »

SHIGEKIさん、どうもです。

山よりかなり、お疲れ様でした。

でも、今頃だったんですね。  そら~ 土も固まってますよね。

腰がギクッときたら、大変ですよ :mrgreen:


そうなんですよ。もう少し早く動けばよかったかなと思います。
腰は元々あんまり良くないだけにビビってました。(^_^;)

>山へ向かう意欲も半分なくなっていたが、気力を振り絞って出発。

何か この気持ち わかる気がしますね。 年代のせいでしょうか??

がんばってしまうのです。 ま、がんばれる内がHanaでしょうね。


このまま沈没してしもたら終わりやという焦りが原動力ですね。 :mrgreen:

そうそう、細い木の橋渡って、畑の中行くとはわからんでしょう。

しかも、最近はネットで閉ざされている。


バス停の方から言うと鉄板の橋ですね。橋の向こうにはネットがあって畑が広がっている・・・・
ここが登山口だと思う人はひとりもいないでしょう。
ちなみに山頂にあった「ろくろ谷橋」の標識ですが、この橋の袂にも登山口の標識がなかったのでは?

[attachment=1]DSCF0450_1.JPG[/attachment]
良いこと聞きました。 

この尾根 また使わせていただきます。


この尾根の取り付きが稜線の標識にあった「かやの峠」のようです。でも峠にはなんにも書いてませんでしたけど。 :lol:

[attachment=2]DSCF0329_1_1.JPG[/attachment]
いいところ、いい季節になりました。

紅葉の頃には行ってないので、鍋背負ってふらついてみたいもんですね。


紅葉の時期も実にいいですよ。(^^♪

[attachment=0]P1060396_1.JPG[/attachment]
>3時を過ぎた時間帯を選んだということは、少しは登山者に配慮しているのかもしれないが、追いつかれてはかなわない。

たぶん、そないなことまで考えてないでしょう。


私もそう思います。書いてみただけ。(^^ゞ

この前、池の帰りに歩きました。「駒ヶ越」は前半、踏みあと薄くかなり急なので、このルートは、使えますね。

「駒ヶ越」の旧道は歩かれましたか。稜線のブナ林に詰め上がる楽しみがありそうですね。

駒ヶ岳はたくさんあるでしょうねぇ
私は西駒の宿でした。


権現づるねでしたか。レポが楽しみです。 :D

                        山日和
添付ファイル
錦繍の小栗南尾根
錦繍の小栗南尾根
これが登山口?
これが登山口?
DSCF0329_1_1.JPG
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