【日 時】 2014/8/30(土)
【天 候】 晴れのち曇り
【メンバー】kasaya
【コース】
朝明6:37---7:45中峠---8:25大瀞---8:51オゾ谷入り口---9:17マキガヒラ谷入り口---10:54クラシ---11:12銚子11:38
---11:58イブネ---13:27コクイ谷出合---15:17キノコ岩---15:40ブナ清水---16:52朝明
今年の夏はどうも天候に恵まれない。都合が悪かったこともあるが8月はこれが2回目の登山となる。今回もそれほど
いい天気予報ではないが、雨は降らないみたい。ひとつ張り切ってロングコースをと思うものの体力が心配。どこまで
行ける事やら
6時30分ごろ朝明着。雨予報ではないので人も多く入っているかと思いきや、先行車は5-6台。管理人さんもいない。
アレーどうしたんだろう。まあそれはともかくさっさと歩き出す。今日はイブネから雨乞い経由で行こうとそれなりの
ペースで行くがどうも身体がだるく息が上がる。気分もすぐれない。なんか変だなあ。この時間帯は晴天でやや暑い。
そんなことも関係しているのだろうか。まずはアケボノ滝で一息。そして中峠へ。相変わらず気分よくなく胸も少し
むかつく。調子悪～！やっとこさで着いた峠でやれやれとザックを下ろして座り込むと、腹部に違和感あり。はっと
思ってシャツをめくるとヒルが一匹喰らい着いていた。ひっぱてもなかなか取れない頑固なやつ。おなかが赤く滲んで
しまった。やっぱりまだ夏だ。
- 思ったより水の少ないアケボノ滝
あっさりと靴を脱いで進むことにする。夏だし平気かと思ったが膝近くまで水につかるとさすがに冷たい。秋にこの
水量だったらちょっと辛いかなあ。
今日はイブネに向かうのにワサビ峠ではなくオゾ谷からマキガヒラ谷経由で行こうと決めていた。以前山仲間が入り
こんでかなり苦労したことを聞いていたので躊躇していたが、だめなら戻ればいいかと思い行ってみることにした。
マキガヒラへの分岐にはクラシとワサビ峠を示す道標がある。そこを左にとって進むがワサビ峠への道に比べ明らかに
踏まれていない。赤テープもあるがどうもはっきりしない道。行く手に急な谷が見えてくるが、あまり登る気にならない。
付近を見渡すと尾根になんとなく踏み跡らしきものが見える。ここのほうがまだましかと取り付いてみる。果たして
これは正解だったのかどうか。結構急なのである。木の根っこを頼りに登っていかねばならない。足を滑らすとあまり
ありがたくない状況なので慎重に進む。この道は違ったのかなあ。でもよう分からん。そう思い一歩一歩高みを目指す。
ちょっと傾斜が緩んだところで少し休憩。でも見上げるとそこは直登が難しい急な斜面だ。踏み跡はそこを左から
トラバースするようにつけられている感じである。誰かが通った跡があるような無いような。そんな道である。
そして回り込んだところに赤テープが現れた。そしてそこからチラホラ赤テープが目立つようになった。この道が正解
だったんだ、そのときはそう思ったが、後で地図をみると、これは900Pから尾根伝いに来るルートに合流しただけなのかも
知れない。とにもかくにも傾斜が緩んでやれやれである。これがマキガヒラのルートだったか分からないが、このルート
又来るかといわれれば遠慮したいところだった。
- オゾ谷にある表示
疲労が押し寄せてきた。天気が悪くなってきたこともあるが、雨乞いなんてとんでもないという気分である。
まあしかしなにはともあれクラシから銚子に回ってランチタイムだ。冷やしてきたビールがうまい。ところで朝方の天気
ならイブネでも何人かいると思ったが、誰もいない。朝明も少なかったけどここも少ない。今日はどうしたんだろう。
熊の戸平におりる。下草が多く藪っぽい斜面を降りてその平地に降り立つ。いつものように流れる水。やっぱり不思議な
場所だ。
ここを上がってイブネに向かう。誰もいないなあ。朝方の快晴から打って変わって今はいつ雨が降ってもおかしくない
ような雲行きである。雨乞いも雲の中。これではやっぱり行く意味がないなあ。そんな感じである。だったら佐目峠から
そのまま谷を下っていこう。そう思い定めて向きを東にとる。ここもちょっと下がると水がすぐ出てくる。熊の戸平も
そうだがここも簡単に水が手に入る。幕営するならこのすぐ上あたりでもいいかなあなどと思ってしまう。
谷を下っていくと右岸に踏み後らしきものが出てくるのでここを辿っていくと、鉱山跡地に飛び出す。明治時代に盛んに
行われたという鉱山関係の説明が書かれた看板を読んでいると上から登山者が降りてきた。本日初めて会う人だ。話をすると
小峠経由でイブネに登り戻ってきたとのこと。熊の戸平らもよくご存知で何かと話が合う。鈴鹿を中心に自分と同じように
歩いている御仁のようだ。鈴鹿の山の情報を色々交わしながらコクイ谷から上水晶谷と歩く。
今日はこのまま帰ってもいいかなと思いつつ、でも調子が出てきた身体はもう少し歩きたがっている。途中でかの御仁が
私はこのまま根の平峠経由で帰りますと告げられたとき、やっぱりキノコ岩まで登り返そうと思い直す。キノコ岩への
直登尾根の取り付きでお別れし自分は一人登りだす。雨の降りそうな天気は少し回復し明るくなってきているのもいい。
極々普通の尾根を登っていけば県境尾根に飛び出しそのまま行けばキノコ岩だ。時刻は3時過ぎ。当然ながら誰もいない。
岩に登りまわりを俯瞰する。いい眺めである。
そしてブナ清水へ。ここで膝が痛くなってきた。アレー又始まった。最近ちょくちょく膝が痛くなる。どうしたのかな。
こうなると軽快に降りられない。少し膝をかばう形で進んでいく。そしてブナ清水着。久しぶりにここでコーヒを沸かそう。
ゆっくりとしたティータイムである。周りを見渡すと天気もいまいちでやや暗い感じだがここまで来れば焦ることもない。
コーヒが終わると後は帰るだけ。足の痛みもあまり感じなくなり途中で何人か追い越して朝明に戻った。
当初は雨乞いから七人山も考慮に入れていたルートだったがこんなものだったかな。
Kasaya
身体がだるく息が上がる。気分もすぐれない。なんか変だなあ。
