【日付】 平成26年7月21日
【山域】 鈴鹿 石谷川
【メンバー】 ヒグラシ他3名
【天候】 曇り
諸事情により、今年は沢に入れないまま、梅雨明けを迎えてしまった。
このままではいかんと、初心者2名を含む4人パーティで4年ぶりの石谷川を遡行することとなった。
7日にシュークリームさん達も行かれたそうですが、この沢は、簡単に主要な滝が巻ける為、遡行グレードは低いが、名の通り丸石のCS小滝まで攻めると手こずる(楽しめる)沢だと思う。
沢始めの事も有り、下流域はパスして大堰堤より朝礼井戸の滝を目指す。
水量は若干多めの様だが、遡行には問題ないレベル。
頂礼井戸の滝は流芯右側のフェイスが、意外と登れそう。偵察がてら、5m程登ってみる。
下部の岩はしっかりしてるが、上部は風化して脆い。
丸腰で乗り越すにはリスクあるので引き返す。
次々と現れるチョックストーンの小滝。
これは良い練習とばかり、巻かずに拾っていく。
最初は手こずるメンバーも、オポジションの体制でフェルトをグリップさせて次々とクリア―して行く。
7m滝は右岸側壁苦労して登った記憶だが、右岸上部に巻き道が出来ていて興ざめし、巻いてしまった。
やがて現れた 寒々とした七ツ釜の淵を泳ぎ、どん付きのCS5m(5mも無いが・・)下部で一息付く。
水圧に打ち勝って登れるか?
最初の1m誤魔化しながら離陸して、水流に手を突っ込み、CSの間に手を突っ込む。
甘いグリップだが仕方ない。背中と足のフリクションで徐々に登っていき、まともに水圧受けて挫けそうだったが、何とか乗越し。
ゲップが出る程、石谷清流を飲み干した。
他のメンバー引き揚げるのに左岸のクラック沿いにロープセットして頑張ってもらう。
次の大物、白雲の滝はO氏にリードを頼む。直登ルート、下部のヌルヌルに苦戦していたが、多めの残置に助けられ、登頂。
続くH嬢はバンド沿いで。優しそうだが、意外と滑っている。
トラバース気味に登るので、落ちたら振られそう。
シッポをぶら下げて下でもフォロー。
4m滝は通常右岸凹角を登るが、あえて左岸の樋状スラブに挑戦。今回のソールはハイパーV。歩きながら懸念していたグリップが、少しぬめるこの滝には通用しない!離陸出来ないのに業を煮やして、メンバーの1人にフェルト借りる。やはりイザとなるとフェルトに分が有るのか!?中段までは上がれるようになるが、4度目のドボンで体力使い果たし断念・・・先回は登れたんだけどなあ。
次回は絶対フェルトで!
次の5m滝は前記に有るように、下部の薄かぶりを我慢して、樋状流芯を避けてブリッジで登れば何とかなりそう。
まあ落ちても滝壺行きだろうから、中程までは我慢して登れるだろうと、取り付いた。
下部は右岸より若干優しい左岸より。ポツポツと細かいスタンツを拾い樋口まで。そのままでは登れないので足の同時入替!ウマくいった!
右岸に足だけ渡してブリッジ。その先は筒中に手足フリクションを信じて乗り移る。
樋状スラブでは先程とは違い、ハイパーⅤ、しっかりとグリップする。流れに足を取られない様に慎重に足運びする。
2段目は右岸寄りから。見た目よりも優しいがここでは落ちれない為、緊張する。
体も冷え切った所で、最後のCS滝3m。左右ルート。
巻く事が出来ず、泳いで取り付き、大きめの岩を抱きかかえてトラバースするのがやや難しいみたい。
右ルートは他のメンバーに任せて、自分は左の直瀑にトライ。
下部はエグレていて、ホールドスタンツ共に乏しい。
手足突っ張りで上部まで我慢し、岩が開いてきた所で、この沢で会得した背中で登る秘技?にて這い上がる。
この沢を象徴するような小滝にて終了となり、短いながらもアトラクション盛りだくさんの沢に別れを告げた。
久々の遡行で張りきったが、体が付いてこない。5時間の遡行で肩足ブルブルの帰宅となりました。
でもまた行きたいと思える沢でした。
【鈴鹿】遅まきながらの沢始めは石谷川で
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【 日 付 】
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【鈴鹿】遅まきながらの沢始めは石谷川で
最後に編集したユーザー ヒグラシ [ 2014年7月22日(火) 22:43 ], 累計 4 回
Re: 【鈴鹿】遅まきながらの沢始めは石谷川で
ヒグラシさん、こんばんは。
7m滝の前で先に行かせていただいたスカイウォーカーです。興ざめさせてしまったようで申し訳ありません。
読ませていただくと、すごいですね。ほとんどの滝を正面突破していて、本当の沢屋さんはこんなところを登るんだとびっくりです。
色んなブログとか見てもあまり見たこともないようなルート取で驚きました。
登山道で帰るとき4mのツルツル滝の前に見えたので実況で見物させてもらえば良かったです。
7m滝の前で先に行かせていただいたスカイウォーカーです。興ざめさせてしまったようで申し訳ありません。
読ませていただくと、すごいですね。ほとんどの滝を正面突破していて、本当の沢屋さんはこんなところを登るんだとびっくりです。
色んなブログとか見てもあまり見たこともないようなルート取で驚きました。
登山道で帰るとき4mのツルツル滝の前に見えたので実況で見物させてもらえば良かったです。
Re: 【鈴鹿】遅まきながらの沢始めは石谷川で
skywalk さんが書きました:ヒグラシさん、こんばんは。
こんばんは~
7m滝の前で先に行かせていただいたスカイウォーカーです。興ざめさせてしまったようで申し訳ありません。
いえいえ、そんな気持ちは毛頭有りません。沢一人歩きで慣れた感じでしたので、こちらの方かなとは思いましたが、テンぱってまして、声を掛けそびれてしまいました。
7mは以前、右岸を苦労して上がった記憶が強かったので、すぐ横のトラバース道に興ざめしたのです。
読ませていただくと、すごいですね。ほとんどの滝を正面突破していて、本当の沢屋さんはこんなところを登るんだとびっくりです。
たまたま、自分の趣味に合った滝が多いのです。本当の沢屋は巻きの判断が出来る人だと思います。
色んなブログとか見てもあまり見たこともないようなルート取で驚きました。
登山道で帰るとき4mのツルツル滝の前に見えたので実況で見物させてもらえば良かったです。
以前は登れたんですけどね・・・もう足が持たないです [/color]
最後に編集したユーザー ヒグラシ [ 2014年7月23日(水) 07:39 ], 累計 1 回
Re: 【鈴鹿】遅まきながらの沢始めは石谷川で
ヒグラシさん, おはようございます。21日は石谷川でしたか。私たちは赤坂谷でワイワイと遊んでいました。
諸事情により、今年は沢に入れないまま、梅雨明けを迎えてしまった。
このままではいかんと、初心者2名を含む4人パーティで4年ぶりの石谷川を遡行することとなった。
7日にシュークリームさん達も行かれたそうですが、この沢は、簡単に主要な滝が巻ける為、遡行グレードは低いが、名の通り丸石のCS小滝まで攻めると手こずる(楽しめる)沢だと思う。
確かにこの谷は大滝はありませんが、それぞれの技量に応じていろいろなコース取りができるので、どんな人でもそれなりに楽しめる沢ですね。CS小滝の登攀などボルダリングをやっている人には楽しいかもしれません。
頂礼井戸の滝は流芯右側のフェイスが、意外と登れそう。偵察がてら、5m程登ってみる。
下部の岩はしっかりしてるが、上部は風化して脆い。
丸腰で乗り越すにはリスクあるので引き返す。
引き返す判断ができるかどうかで事故にあうかどうかが決まってきますね。さすがに判断は的確ですね。
次々と現れるチョックストーンの小滝。
これは良い練習とばかり、巻かずに拾っていく。
最初は手こずるメンバーも、オポジションの体制でフェルトをグリップさせて次々とクリア―して行く。
皆さん、ボルダリングかクライミングをやっていらっしゃる方のようですね。
やがて現れた 寒々とした七ツ釜の淵を泳ぎ、どん付きのCS5m(5mも無いが・・)下部で一息付く。
水圧に打ち勝って登れるか?
最初の1m誤魔化しながら離陸して、水流に手を突っ込み、CSの間に手を突っ込む。
甘いグリップだが仕方ない。背中と足のフリクションで徐々に登っていき、まともに水圧受けて挫けそうだったが、何とか乗越し。
ゲップが出る程、石谷清流を飲み干した。
私たちは右側を登りましたが、正面突破を試みるのも楽しそうですね。私には無理そうですが、挑戦くらいはできそうです。
次の大物、白雲の滝はO氏にリードを頼む。直登ルート、下部のヌルヌルに苦戦していたが、多めの残置に助けられ、登頂。
なるほど、ここを直登するんですか。いろいろな登り方がありますね。
4m滝は通常右岸凹角を登るが、あえて左岸の樋状スラブに挑戦。今回のソールはハイパーV。歩きながら懸念していたグリップが、少しぬめるこの滝には通用しない!離陸出来ないのに業を煮やして、メンバーの1人にフェルト借りる。やはりイザとなるとフェルトに分が有るのか!?中段までは上がれるようになるが、4度目のドボンで体力使い果たし断念・・・先回は登れたんだけどなあ。
次回は絶対フェルトで!
私もハイパーV でしたが、確かに滑った記憶があります。ほかのところはフェルトよりもずっとしっかりグリップしてくれるんですけどね。鈴鹿の沢を歩くときはすっかりハイパーV 党になってしまっています。
次の5m滝は前記に有るように、下部の薄かぶりを我慢して、樋状流芯を避けてブリッジで登れば何とかなりそう。
まあ落ちても滝壺行きだろうから、中程までは我慢して登れるだろうと、取り付いた。
下部は右岸より若干優しい左岸より。ポツポツと細かいスタンツを拾い樋口まで。そのままでは登れないので足の同時入替!ウマくいった!
右岸に足だけ渡してブリッジ。その先は筒中に手足フリクションを信じて乗り移る。
樋状スラブでは先程とは違い、ハイパーⅤ、しっかりとグリップする。流れに足を取られない様に慎重に足運びする。
2段目は右岸寄りから。見た目よりも優しいがここでは落ちれない為、緊張する。
この5m滝は今度挑戦してみます。ただしトップロープでね。年寄りは骨が折れると治りにくいもので(^_^;)
右ルートは他のメンバーに任せて、自分は左の直瀑にトライ。
下部はエグレていて、ホールドスタンツ共に乏しい。
手足突っ張りで上部まで我慢し、岩が開いてきた所で、この沢で会得した背中で登る秘技?にて這い上がる。
なるほど、こういうコースも可能なわけね。なおちゃんだったら挑戦したがりそう。
最後の小滝、ハング下にて悶える?
この沢を象徴するような小滝にて終了となり、短いながらもアトラクション盛りだくさんの沢に別れを告げた。
久々の遡行で張りきったが、体が付いてこない。5時間の遡行で肩足ブルブルの帰宅となりました。
でもまた行きたいと思える沢でした。
これだけ遊べば満足したでしょう。
この谷、何度でも楽しめそうです。
諸事情により、今年は沢に入れないまま、梅雨明けを迎えてしまった。
このままではいかんと、初心者2名を含む4人パーティで4年ぶりの石谷川を遡行することとなった。
7日にシュークリームさん達も行かれたそうですが、この沢は、簡単に主要な滝が巻ける為、遡行グレードは低いが、名の通り丸石のCS小滝まで攻めると手こずる(楽しめる)沢だと思う。
確かにこの谷は大滝はありませんが、それぞれの技量に応じていろいろなコース取りができるので、どんな人でもそれなりに楽しめる沢ですね。CS小滝の登攀などボルダリングをやっている人には楽しいかもしれません。
頂礼井戸の滝は流芯右側のフェイスが、意外と登れそう。偵察がてら、5m程登ってみる。
下部の岩はしっかりしてるが、上部は風化して脆い。
丸腰で乗り越すにはリスクあるので引き返す。
引き返す判断ができるかどうかで事故にあうかどうかが決まってきますね。さすがに判断は的確ですね。
次々と現れるチョックストーンの小滝。
これは良い練習とばかり、巻かずに拾っていく。
最初は手こずるメンバーも、オポジションの体制でフェルトをグリップさせて次々とクリア―して行く。
皆さん、ボルダリングかクライミングをやっていらっしゃる方のようですね。
やがて現れた 寒々とした七ツ釜の淵を泳ぎ、どん付きのCS5m(5mも無いが・・)下部で一息付く。
水圧に打ち勝って登れるか?
最初の1m誤魔化しながら離陸して、水流に手を突っ込み、CSの間に手を突っ込む。
甘いグリップだが仕方ない。背中と足のフリクションで徐々に登っていき、まともに水圧受けて挫けそうだったが、何とか乗越し。
ゲップが出る程、石谷清流を飲み干した。
私たちは右側を登りましたが、正面突破を試みるのも楽しそうですね。私には無理そうですが、挑戦くらいはできそうです。
次の大物、白雲の滝はO氏にリードを頼む。直登ルート、下部のヌルヌルに苦戦していたが、多めの残置に助けられ、登頂。
なるほど、ここを直登するんですか。いろいろな登り方がありますね。
4m滝は通常右岸凹角を登るが、あえて左岸の樋状スラブに挑戦。今回のソールはハイパーV。歩きながら懸念していたグリップが、少しぬめるこの滝には通用しない!離陸出来ないのに業を煮やして、メンバーの1人にフェルト借りる。やはりイザとなるとフェルトに分が有るのか!?中段までは上がれるようになるが、4度目のドボンで体力使い果たし断念・・・先回は登れたんだけどなあ。
次回は絶対フェルトで!
私もハイパーV でしたが、確かに滑った記憶があります。ほかのところはフェルトよりもずっとしっかりグリップしてくれるんですけどね。鈴鹿の沢を歩くときはすっかりハイパーV 党になってしまっています。
次の5m滝は前記に有るように、下部の薄かぶりを我慢して、樋状流芯を避けてブリッジで登れば何とかなりそう。
まあ落ちても滝壺行きだろうから、中程までは我慢して登れるだろうと、取り付いた。
下部は右岸より若干優しい左岸より。ポツポツと細かいスタンツを拾い樋口まで。そのままでは登れないので足の同時入替!ウマくいった!
右岸に足だけ渡してブリッジ。その先は筒中に手足フリクションを信じて乗り移る。
樋状スラブでは先程とは違い、ハイパーⅤ、しっかりとグリップする。流れに足を取られない様に慎重に足運びする。
2段目は右岸寄りから。見た目よりも優しいがここでは落ちれない為、緊張する。
この5m滝は今度挑戦してみます。ただしトップロープでね。年寄りは骨が折れると治りにくいもので(^_^;)
右ルートは他のメンバーに任せて、自分は左の直瀑にトライ。
下部はエグレていて、ホールドスタンツ共に乏しい。
手足突っ張りで上部まで我慢し、岩が開いてきた所で、この沢で会得した背中で登る秘技?にて這い上がる。
なるほど、こういうコースも可能なわけね。なおちゃんだったら挑戦したがりそう。
最後の小滝、ハング下にて悶える?
この沢を象徴するような小滝にて終了となり、短いながらもアトラクション盛りだくさんの沢に別れを告げた。
久々の遡行で張りきったが、体が付いてこない。5時間の遡行で肩足ブルブルの帰宅となりました。
でもまた行きたいと思える沢でした。
これだけ遊べば満足したでしょう。
この谷、何度でも楽しめそうです。
@シュークリーム@
Re: 【鈴鹿】遅まきながらの沢始めは石谷川で
シュークリームさんこんばんは。
4人ともボルダー? 残念ハズレです。
男2人は体力勝負の縦走組、女性は広く浅くの多趣味型。
私は自然どっぷり堪能型で、ジムなんてクソくらえ(失礼)岩は3級登れれば十分、と思っております。
石谷川はどちらかというとマニアックな沢だと思います。
登り方も独特で、他の沢とは違いますが、テンポ良く滝が出るのと、登山道が並走しているのはポイント高いですね。
なかなか皆さんと御一緒出来ませんが、盆明けにでも遊んで下さい。
4人ともボルダー? 残念ハズレです。
男2人は体力勝負の縦走組、女性は広く浅くの多趣味型。
私は自然どっぷり堪能型で、ジムなんてクソくらえ(失礼)岩は3級登れれば十分、と思っております。
石谷川はどちらかというとマニアックな沢だと思います。
登り方も独特で、他の沢とは違いますが、テンポ良く滝が出るのと、登山道が並走しているのはポイント高いですね。
なかなか皆さんと御一緒出来ませんが、盆明けにでも遊んで下さい。