2014年6月22日(日) 曇り 奥美濃 尾西谷~国見岳
とっちゃん、GT(♂)くん、兔夢
8:25 尾西谷林道終点 → 9:00 二俣 → 10:00 巨岩帯 → 11:15 登山道 → 11:35~12:50 国見岳旧電波塔広場 → 13:10 下降地点 → 14:30 二俣 → 15:15 林道終点
いいところは何度行ってもいい!ということで今回は揖斐川町の粕川源流、尾西谷を訪れた。4年連続の訪問だ。
尾西谷は「白山百渓」には「上岩井谷」と紹介されているがこれは間違い。尾西谷(おさいだに)が正式名称で砂防堰堤にその名が記されている。
梅雨時だから仕方がないが天気がよくない。午前中は雨の予報。それでも尾西谷なら心配ないだろう。というか降ってもらった方が水かさが出てありがたい。
岩登りが中止になったとっちゃんと春日もりもり村で落合った。とっちゃんはしばらく山休みをしていたので一緒に山に行くのは久し振りだ。GT(♂)くんにはとっちゃんとの同行は内緒にしてあった。もりもり村で会って目を丸くしていた。
小雨降る中、尾西集落にある白山神社横の林道に向かう。道中、雨に濡れた笹ゆりが歓迎してくれた。
林道終点に車を停め準備。気象条件から蛭が心配だったが今回の山行を通してそれほど見かけなかった。
出発する頃にはすでに雨は小康状態。それでもカッパを着て出発。右岸に続く踏み跡を辿って砂防堰堤を越え更に植林帯の中を沢沿いに進んで行く。適当なところで沢に降りたが少し早かったようで若干薮をかき分けた。
すぐに現われた滑はこの沢のプロローグともいうべきか。左から枝沢を合わせたその先には4mほどの滝。僕とGT(♂)くんはわざわざ左端の難しげなところを登り、とっちゃんは正攻法で登ってきた。足慣らしにちょうどいい滝だ。
平べったいモチを連想させる花崗岩の段差を二つ程越えて二俣に出る。木に赤布が垂れ下がっているところを見ると他にも訪れる人がいるのだろう。
左に進んでわずかで4mほどの二段滝。赤茶けた岩肌がいかにも滑りそうだったが水流の右横を直登。ここを越えたところでこの沢一番の見所、延々と続く滑が姿を現す。
水流が確認できる限り滑が続くその姿に初めて訪れた時は圧倒された。薮沢のような谷にこんなにすばらしいものがあるとは。沢の魅力を改めて知った思いだった。その時に比べて水量は遥かに少ないものの何時尽きるともわからない滑はやはり圧倒するものがある。
以前の経験を重ねあわせて今日はどのように登っていくのか考えるとワクワクする。ここが初めてのとっちゃんがどう感じてくれるのかも楽しみだ。
いざ登り始めてその登攀が意外に難しいのに気付かされた。過去の経験ではテケテケで登れると思っていたのだが存外骨が折れる。その原因は岩のヌメリだ。
梅雨時であるにもかかわらずこの地域はまだまとまった雨が降っていない。それどころか週中は晴れる事が多い。その結果、岩にヌメリが出てそれが洗われないままになっているようだ。
花崗岩であるにもかかわらずフリクションが利きづらい岩床はちょっとした傾斜のところでも結構な慎重さとバランスを必要とする。しかしそれが返って遡行に面白みを加えている。単純な遡行のはずが登攀力を試される登りとなった。
もちろん水流を避けて脇を登っていけばそれほど難しい事はない。がそれではつまらない。みんな水流をはずれない。
滑の途中には幾つかの段差がある。滝といってもいいだろう。それらの一つ一つを僕はここから、私はこっちからと工夫して登っていく。
楽しませてくれた滑も最後の二段重ねになった段差を越えて集束。巨岩帯に入った。
巨岩帯もなかなか面白い。あちこちに転がる大岩が幾つもの岩屋をつくっている。その中の「行者の岩」とでも呼ぶべき大きな岩屋をくぐり抜けていく。
巨岩帯を過ぎて若干薮を漕いだ先に細い斜瀑が現われる。階段状になっているので登りやすい。更に2、3の小滝を越えた先に大きなスラブ滝が現われる。見上げればまるで天空から落ちているようだ。
一見登りやすそうに見える滝だが取り付くとなかなか難しい。特に右は中間のわずか2mの間が登れない。今日の様にヌメっていては尚更だ。無難なのは左端から草木を頼って登っていく事。GT(♂)くんは迷っていた僕らを尻目にそちらから登っていった。僕らも諦めてそちらを選択。それでもなかなかきつい。頼りの草木はあまり頼り過ぎると根っこから抜けてしまいそうだ。
スラブ滝をこえると間もなくで二俣。左へ進めば山頂へ直だが激薮が待っている。ここは登山道に出る右へ進む。
砂ザレと花崗岩が混じった沢筋が続き最後は急斜面を登っていく。斜度はきついが薮が薄いので歩きやすい。最後にわずかに笹を漕いで登山道に出た。奥美濃の沢にしてはさっぱりしている。
20分程でKDDIのアンテナ塔があった広場に出る。休憩にはもってこいのところだ。山頂は更に15分程度進んだところだが今日はここで終了。荷物を広げる。
この広場からの眺めが好きなのだが生憎ガスがかかっている。それでも何度か晴れて美束あたりの盆地が見えた。また鍋倉山、貝月、鎗ケ先と山々も見えて満足。それぞれに沢から登った事のある山だ。
下山は登山道を下って標高970mあたりから右俣へ下っていった。上部は岩床が続くので滑らないように気をつけながら下降。大滝は草付を巻いて降りた。その後に現われた2、3の滑滝も巻いた。
今回下降に使った右俣だが登った時の方が遥かに楽しかった。下降だけに使うのはもったいない。
午前中の登りではなりを潜めていた毛虫が昼を境にモクモクと姿を現してきた。下降に従ってその量は多くなって手をつく木、足をおく岩、至る所に毛虫の姿が。僕は毛虫(マイマイガの幼虫)に対しては比較的平気だがとっちゃん、GT(♂)くんは怖気だっていて度々身体のチェックを行っていた。二人は毛虫に触れるとアレルギー反応を起こすようだ。
身体的には害を感じない僕だが毛虫の大発生で葉が食い尽くされてしまいまるで冬枯れの樹木のようになっている木々が多いのには愕然とした。一体どうなってしまうのだろう。
【奥美濃】尾西谷…ナメ天国、ゲジゲジ地獄
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Re: 【奥美濃】尾西谷…ナメ天国、ゲジゲジ地獄
兔夢さん こんばんは。
さすが、もう沢モード全開ですね~
2014年6月22日(日) 曇り 奥美濃 尾西谷~国見岳
とっちゃん、GT(♂)くん、兔夢
8:25 尾西谷林道終点 → 9:00 二俣 → 10:00 巨岩帯 → 11:15 登山道 → 11:35~12:50 国見岳旧電波塔広場 → 13:10 下降地点 → 14:30 二俣 → 15:15 林道終点
いいところは何度行ってもいい!ということで今回は揖斐川町の粕川源流、尾西谷を訪れた。4年連続の訪問だ。
そないにエエ渓ですかいなぁ!!??
おっと、画像はやはりエエですねぇ
兎夢さんが言うのやから間違いありませんわね
そのうちトレースしたいですが、老化した不肖Sにも安全に溯行できるかいなぁ?
身体的には害を感じない僕だが毛虫の大発生で葉が食い尽くされてしまいまるで冬枯れの樹木のようになっている木々が多いのには愕然とした。一体どうなってしまうのだろう。[/quote]
ホンマ今年は大発生ですね。
ヘタに立木を持つと手のひらで毛虫が潰れてまんがなぁ
また 一度 奥美濃の美渓で
SHIGEKI
さすが、もう沢モード全開ですね~
2014年6月22日(日) 曇り 奥美濃 尾西谷~国見岳
とっちゃん、GT(♂)くん、兔夢
8:25 尾西谷林道終点 → 9:00 二俣 → 10:00 巨岩帯 → 11:15 登山道 → 11:35~12:50 国見岳旧電波塔広場 → 13:10 下降地点 → 14:30 二俣 → 15:15 林道終点
いいところは何度行ってもいい!ということで今回は揖斐川町の粕川源流、尾西谷を訪れた。4年連続の訪問だ。
そないにエエ渓ですかいなぁ!!??
おっと、画像はやはりエエですねぇ
兎夢さんが言うのやから間違いありませんわね
そのうちトレースしたいですが、老化した不肖Sにも安全に溯行できるかいなぁ?
身体的には害を感じない僕だが毛虫の大発生で葉が食い尽くされてしまいまるで冬枯れの樹木のようになっている木々が多いのには愕然とした。一体どうなってしまうのだろう。[/quote]
ホンマ今年は大発生ですね。
ヘタに立木を持つと手のひらで毛虫が潰れてまんがなぁ
また 一度 奥美濃の美渓で
SHIGEKI
Re: 【奥美濃】尾西谷…ナメ天国、ゲジゲジ地獄
SHIGEKIさん、こんばんは。
さすが、もう沢モード全開ですね~
いまいち乗り切れてない、てのが本音ですね。
そないにエエ渓ですかいなぁ!!??
おっと、画像はやはりエエですねぇ
兎夢さんが言うのやから間違いありませんわね
そのうちトレースしたいですが、老化した不肖Sにも安全に溯行できるかいなぁ?
いい沢ですよ。
短めの沢で水量も多くないから安全です。むしろ降雨後の方がこの沢の魅力が増すでしょう。
山日和さんにもお褒めをいただきました。
ホンマ今年は大発生ですね。
ヘタに立木を持つと手のひらで毛虫が潰れてまんがなぁ
そろそろ収まりつつあるようですね。
鈴鹿ではあまり見かけませんね。
兔夢
さすが、もう沢モード全開ですね~
いまいち乗り切れてない、てのが本音ですね。
そないにエエ渓ですかいなぁ!!??
おっと、画像はやはりエエですねぇ
兎夢さんが言うのやから間違いありませんわね
そのうちトレースしたいですが、老化した不肖Sにも安全に溯行できるかいなぁ?
いい沢ですよ。
短めの沢で水量も多くないから安全です。むしろ降雨後の方がこの沢の魅力が増すでしょう。
山日和さんにもお褒めをいただきました。
ホンマ今年は大発生ですね。
ヘタに立木を持つと手のひらで毛虫が潰れてまんがなぁ
そろそろ収まりつつあるようですね。
鈴鹿ではあまり見かけませんね。
兔夢