【台高】満開のシロヤシオの下、ヒルネ。~奥ノ平~

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zipp
記事: 1165
登録日時: 2011年3月09日(水) 22:49

【台高】満開のシロヤシオの下、ヒルネ。~奥ノ平~

投稿記事 by zipp »


[attachment=4]DSCN0696_1024.jpg[/attachment]

【 日 付 】2014年06月01日
【 山 域 】台高中部 奥ノ平谷界隈
【メンバー】zipp
【 天 候 】晴天
【 ルート 】≪摂津道~赤倉谷奥~奥ノ平(co1220m)~摂津道≫
07:25 千石林道ゲート前--- 07:40 山ノ神--- 08:10~08:20 カツラの谷--- 08:55~09:05 サスケ滝前--- 10:10~10:20 ワサビ(黒滝)谷飯場跡--- 10:40~10:50 赤倉谷中間尾根co1130m付近--- 11:50~14:05 奥ノ平(ランチ&ヒルネ)--- 15:00~15:10 サスケ滝前--- 16:20 駐車地

 ダム湖岸道路は、沢山の白い花を付けたウツギがしなだれ咲き誇っている。
心配してた木材積載場所は、木材は無くヌタハラ谷出合に落ちてた大きな「ドカン」を拾い上げて置かれていた。何につかうのやら?

 この週末、シロヤシオ目当てに桧塚は賑わってることだろうと、千石林道ゲート前に車を駐めた。
千石谷は水量が少なく、簡単に渡渉だ。最近日照りつづきだからヒルさんも元気のないことだろう。
真新しかった赤い涎掛けも馴染んできた感じの山ノ神で、きょうの安全をお願いして摂津道を行く。青々と葉を広げたカツラの大木の木陰で一服。

[attachment=3]DSCN0653_800.jpg[/attachment]
 なんやかやザレガレトラバでサスケ滝前。この滝を前にしては、休まずにはいられないので一服。
ここに来たのはいつ以来だっけ?と考えてみると…、4月に来てた。つひ1月半程前なのにこの懐かしさはなんだろう?
 サスケ滝前に右岸から落ちる枝谷の二俣から、急登りの尾根を登って本谷右岸に渡った摂津道と合流する予定だった。が、急登がシンドイので、斜上するケモノ道をつひフラフラと追ってしまい墓穴を掘ってしまう。この冬の積雪・雪崩でザレ場は掴みどころが無くなってしまったような?
 余計なアルバイトをして摂津道と合流したのは、ワサビ谷右岸尾根先だ。尾根を乗越して、道を行けばワサビ谷右岸大崩壊地。崩壊地のケモノ道を辿れば、対岸に湧水湧くワサビ谷の飯場跡。
この湧水、湧き出し口に飯場のトタンやらビン等のゴミが覆いかぶさっていて、とても飲もうと云う気になれないのが残念だ。

 飯場跡からひと登りで左岸尾根。ここには尾根に沿って赤倉谷側の山腹にトロッコ道跡がある。右行けば架線場跡で眺望が広がる。きょうは左へ。
 何年か前にこの道の終点らしいところまで辿った。そこは赤倉谷のほとりで青草の広場があり、なぜか立木にテープのマーキングあったと記憶している。
この道は、本谷の大滝上流右岸の道に繋がっているのではないか?それを探るというのが、今日ここにきている理由だ。

[attachment=2]DSCN0670_800.jpg[/attachment]
 はて?なんでわたしが、この道を「トロッコ道」だと思い込んでいたんだっけ?。
架線場の方に行けば、トロの車輪でも落ちてたろうか?それとも道に渡され並んだ木材片を枕木であると思ったからだったろうか?
確かに、所々道と垂直に枕木のような木が残っている。が、それだけで確定するのは弱いような気がする。
 赤倉谷の水流の無い緩やかな左俣を横切る手前で道はなくなった。左俣を横切り、中間尾根には割れた一升ビン。その先には道型は無く、赤倉谷右俣の流れとはずいぶん標高差がある。
 キツネにつままれたような気になって、地形図を見て現在地を特定すると、どう見たって大滝からは離れ、そんな道など付けれそうにないところだ。
そしてその尾根の立木には、テープのマーキングあった。
どうして上記のような記憶をすり替えて持ってしまったのか、謎だ。確かにこの右俣の部分は緩やかな広いところで気持ちのいいところではあるのだが。
 ここを終点としたこの道は、水越谷風折滝上のトロ道と同じで、架線で運び出せない場所の木を搬出するための道だったんだろう。広くて緩やかな水の無い右俣は伐出した木材を集積するのに適しているし、ここから上部の谷は傾斜が立ち「落とす」のにも適してそうだ。

[attachment=1]DSCN0680_800.jpg[/attachment]
 以前ここに来た時は、尾根を登ったり降りたりしながらトラバース(?)して、本谷に着地したっけ。じゃぁ今日は奥ノ平峰北尾根に向かってトラバをかけよう。
しかしながら、赤倉東ピークの尾根を回り込むと傾斜が強くなり、雨裂で進めない。雨裂を上から回り込むぐらいならと、ワサビ谷右俣に降りた。
二俣は下流に見えているが、中間尾根をトラバースして左俣。降りたところは小滝が連続しているので、少し谷を辿って、二俣?三俣?この先水が切れそうなので昼食用の水を汲んで、さらにトラバース。
 この時期、奥ノ平峰北尾根はシロヤシオのトンネルになってることだろう、奥ノ平峰近くにピンクをさしたシロヤシオの樹もあるのだが…と思うも、なだらかな奥ノ平1210mへ足は向かう。
ホウノ木が大きな花を付け、その向こうに尖った東千石や優美な明神岳の山並みを見て、今日のランチ場に到着だ。ブナの木陰に大木のシロヤシオが満開の花を付けてわたしを歓迎しているようだ(^^)。
 この辺りは一帯が二次林だが、この小区画だけ大木が伐採から免れている。なだらかな地形の為、伐採しても搬出できないからだろう。また、尾根ルートから外れてもいて登山者が入り込む余地など無いところでもある。
 満開のシロヤシオの下でモスキーネットを張って、アワワをぐぃっ!
帰路は2時間半ほど見ておけばいいだろう。気持ちの良い春風漂う中でヒルネだ。

[attachment=0]DSCN0686_925.jpg[/attachment]
 尾根を降りて摂津林道と合流し、分岐点から急な尾根を降るのだが、あまりの激しさにつひ尾根を外してなだらかな方向へと向かえば、枝谷の滝口に降りてしまった。往路と同じようなことをしてしまった。その上、往路も復路も道を外して入り込んだところは、以前も間違って入り込んでしまったところなのである。
我ながらあきれ返ってしまう。
 サスケ滝前で一服し、左岸摂津道を急ぐ。目立つ赤い涎掛けが見えたらゴールが近い。この日、一切ヒルを見ることなかった。ヒトもまた見なかったが。
 この日の目的は果たせなかったが、満開のシロヤシオの老樹の下でゆっくりできたことだけで十分だ。

添付ファイル
ホウノ木の花(わかりづらい~ッ)<br />左から千石山・東千石山、奥に笹ヶ峰・明神岳・水無山。
ホウノ木の花(わかりづらい~ッ)
左から千石山・東千石山、奥に笹ヶ峰・明神岳・水無山。
ワサビ谷左俣(本谷)の連なる小滝。
ワサビ谷左俣(本谷)の連なる小滝。
枕木か?
枕木か?
サスケ滝
サスケ滝
DSCN0696_1024.jpg
   zipp
グー(伊勢山上住人)
記事: 2227
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
連絡する:

Re: 【台高】満開のシロヤシオの下、ヒルネ。~奥ノ平~

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

黄砂なのか高見山もかすんでた。
黄砂なのか高見山もかすんでた。

zippさん、おっはよ~。zippさんとしては超速のレポアップありがとうございます。

07:25 千石林道ゲート前--- 08:55~09:05 サスケ滝前

有言実行。1時間半で歩いていますね。「まだ若い!」としておこう。

心配してた木材積載場所は、木材は無くヌタハラ谷出合に落ちてた大きな「ドカン」を拾い上げて置かれていた。

蓮川右岸の山仕事は一段落なのでしょうか?
ヌタハラ林道が整備されているということはまだ山仕事が続くということですよね。

 この週末、シロヤシオ目当てに桧塚は賑わってることだろうと、千石林道ゲート前に車を駐めた。

人嫌いなzippさんだこと。人の道を外して歩いているのに。(決して悪人という意味じゃないですよ)

真新しかった赤い涎掛けも馴染んできた感じの山ノ神で、きょうの安全をお願いして摂津道を行く。

びぃちゃんも歴史に名を残しましたね。って大げさな。

サスケ滝前。この滝を前にしては、休まずにはいられないので一服。

グーなら体温が下がるまでまったり大休憩です。

急登がシンドイので、斜上するケモノ道をつひフラフラと追ってしまい墓穴を掘ってしまう。

zippさんでさえソーなんだったら、グーには行かないほうがいいな。遭難の危険がアブナイ。

 飯場跡から左岸尾根。赤倉谷側の山腹にトロッコ道跡。右行けば架線場跡。きょうは左へ。

こりゃアカン。道迷い必至&遠い&シンドイ。ヤメ~。

この道は、本谷の大滝上流右岸の道に繋がっているのではないか?それを探るというのが、今日ここにきている理由だ。

探究心を持ち続けるって、「若い!」って言っておこう。

なだらかな奥ノ平1210mへ足は向かう。 11:50~14:05 奥ノ平(ランチ&ヒルネ)
ブナの木陰に大木のシロヤシオが満開の花を付けてわたしを歓迎しているようだ(^^)。


素敵なランチ場です。
コンだけ歩いて、12時前に着いちゃうんですね。「若い」って言っておこう。

帰路は2時間半ほど見ておけばいいだろう。気持ちの良い春風漂う中でヒルネだ。

たっぷりな昼食休憩です。
2時間半で歩いたらグーだったら体を壊してしまうな。きっと。

分岐点から急な尾根を降るのだが、あまりの激しさにつひ尾根を外してなだらかな方向へと向かえば、

こりゃアカン。行くのヤメ~。

 この日の目的は果たせなかったが、満開のシロヤシオの老樹の下でゆっくりできたことだけで十分だ。

zippさんのレポだけでこの山域を楽しむことにしておこう。それがグーの身のためだ。決定!!


                    グー(伊勢山上住人)
緑水
記事: 749
登録日時: 2011年3月14日(月) 02:52

Re: 【台高】満開のシロヤシオの下、ヒルネ。~奥ノ平~

投稿記事 by 緑水 »

こんにちわ、山徘徊ですね。

このアミの蚊帳好いね、欲しいなあ。
でこで手に入れましたか。


zipp さんが書きました:
【 日 付 】2014年06月01日
【 山 域 】台高中部 奥ノ平谷界隈

真新しかった赤い涎掛けも馴染んできた感じの山ノ神で、きょうの安全をお願いして摂津道を行く。青々と葉を広げたカツラの大木の木陰で一服。
津道?初めて聞く名だ。いわれがあるんですか?
長いこと訪ねてないからアワビと行くかな、林道歩きで好いんだから。
ヒルダニはあきまへん。

 この辺りは一帯が二次林だが、この小区画だけ大木が伐採から免れている。なだらかな地形の為、伐採しても搬出できないからだろう。また、尾根ルートから外れてもいて登山者が入り込む余地など無いところでもある。
 満開のシロヤシオの下でモスキーネットを張って、アワワをぐぃっ!
帰路は2時間半ほど見ておけばいいだろう。気持ちの良い春風漂う中でヒルネだ。

・のに咲く花もエエもんだワン
・のに咲く花もエエもんだワン
おっちゃんは学者だなあ、
昼寝しながらでも、大學ノートに調べ物書いてくれれば好いのに思うな。
わりばしさんにしてもソウだけど、後世に残す意義ある思うけどなあ。

目立つ赤い涎掛けが見えたらゴールが近い。この日、一切ヒルを見ることなかった。ヒトもまた見なかったが。
 この日の目的は果たせなかったが、満開のシロヤシオの老樹の下でゆっくりできたことだけで十分だ。
涎掛けの地蔵さん、コレみたい。
願いは小さいほど、満足度は大きい思うこの頃ですワン。

            緑水
zipp
記事: 1165
登録日時: 2011年3月09日(水) 22:49

Re: 【台高】満開のシロヤシオの下、ヒルネ。~奥ノ平~

投稿記事 by zipp »


 グーさん、こんばんは。

[attachment=1]DSCN0675_800.jpg[/attachment]

>07:25 千石林道ゲート前--- 08:55~09:05 サスケ滝前

有言実行。1時間半で歩いていますね。「まだ若い!」としておこう。

 「有言実行」というより、「実行」があり「有言」したのですが(^^;

蓮川右岸の山仕事は一段落なのでしょうか?
ヌタハラ林道が整備されているということはまだ山仕事が続くということですよね。

 まだ、山には枝が払われた木がたくさん残ってます。細い木が多いですが。
ヌタハラ林道の整備は、ココとは別の地元のK林業さんでしょう。W県の林業者は、整備してもヌタハラ林道の下部の架線場まででしょう。

人嫌いなzippさんだこと。人の道を外して歩いているのに。(決して悪人という意味じゃないですよ)
 ?意味が分からん。
人の道外したら、人には遇わんだろうに・・・。過日の人の道をなぞっていますが(^^)。

びぃちゃんも歴史に名を残しましたね。
 新しい涎掛けになって、この摂津道が明るくなった感じだよ。

zippさんでさえソーなんだったら、グーには行かないほうがいいな。遭難の危険がアブナイ。
 ここ、急登りが続いて辛いんだよね~。
楽して斜上しても行き詰りますし・・・。辛抱して登る・降りるしかないんだんなぁと改めて思った。

こりゃアカン。道迷い必至&遠い&シンドイ。ヤメ~。
 また、霧降山北東尾根から、遠回りで来てください(^^;。

素敵なランチ場です。
 久しぶりに奥ノ平への訪問だけど、やはりここはイイ!と改めて思ったよ(^^)。
グーさんが探し出せなかったここの主・双頭のブナの大木、幹周3m??cmを貼っておきますね。

[attachment=0]DSCN0697_800.jpg[/attachment]

2時間半で歩いたらグーだったら体を壊してしまうな。きっと。
 ここと林道を結ぶ最短ルートですね。

zippさんのレポだけでこの山域を楽しむことにしておこう。それがグーの身のためだ。決定!!
 前にグーさん、来てるじゃん。
ツェルト張って一泊で訪れるのがいいかもね(^^;。

添付ファイル
奥ノ平の主・双頭のブナ。
奥ノ平の主・双頭のブナ。
トロ道終点の赤倉谷左俣風景。
トロ道終点の赤倉谷左俣風景。
   zipp
zipp
記事: 1165
登録日時: 2011年3月09日(水) 22:49

Re: 【台高】満開のシロヤシオの下、ヒルネ。~奥ノ平~

投稿記事 by zipp »


[attachment=1]DSCN0661_800.jpg[/attachment]

 緑水さん、こんばんは。お元気そうですね♪

このアミの蚊帳好いね、欲しいなあ。
でこで手に入れましたか。

 ハイ、是非ここヤブの下部にあるamazonの検索窓で「モスキートネット」で検索して購入下さいまし。
このネットは2人用ですが、6人ほどなら入って十二分に昼食が採れるようにフックなどを付けて改造してます(^^)
型番は EA915OM-2 というやつだったかな?3千ちょっと。この1人用でも、フックなど付けた改造すれば、パピーとなら十分だと思うよ。

津道?初めて聞く名だ。いわれがあるんですか?
長いこと訪ねてないからアワビと行くかな、林道歩きで好いんだから。
ヒルダニはあきまへん。

 確か緑ちゃん、この摂津道は途中まで辿ってるよ。シャッポ山に登るのにね。

わりばしさんにしてもソウだけど、後世に残す意義ある思うけどなあ。
 最近、豪雨が酷いので、昔の道が辿るに辿れない状況になってるよね。
豪雨ばかりか、シカが下草を食べちゃってるから、地面の根張が薄いゆえ、余計崩壊するんだろうね。

涎掛けの地蔵さん、コレみたい。
 この前を緑ちゃんは通ったことあるよ。
ただ、涎掛けは昨年リニューアルしたのです(^^)。

願いは小さいほど、満足度は大きい思うこの頃ですワン。
 ん?
小さな願いが叶うこと事の方が、満足度は大きい!?ってことなのかなぁ?
ようわからん(^^;。サトリエのスカートぢゃなかった、悟りの境地に緑ちゃん潜りつつありますか?(^^;

[attachment=0]DSCN0646_640.jpg[/attachment]
添付ファイル
摂津道の自然石のお地蔵さん。
摂津道の自然石のお地蔵さん。
飯場跡に残された赤いサンダル。<br />賄いの女性もいたんだなぁ。
飯場跡に残された赤いサンダル。
賄いの女性もいたんだなぁ。
   zipp
シュークリーム
記事: 2065
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】満開のシロヤシオの下、ヒルネ。~奥ノ平~

投稿記事 by シュークリーム »

zippさん、おはようございます。
シュークリーム@休眠中です。奥の平の文字につられてのこのこ出てきました。
「奥の平谷」、いいですねえ。zippさんのレポとは関係ないけど。今年は奥の平谷へ行こうと思いながらまだ果たせていません。
まあ、滝見物でもいいか。グーさんみたいに魚止め滝の手前の釜で泳いで、昼寝して帰ってくるのもありかと思っているこの頃です。


07:25 千石林道ゲート前--- 07:40 山ノ神--- 08:10~08:20 カツラの谷--- 08:55~09:05 サスケ滝前--- 10:10~10:20 ワサビ(黒滝)谷飯場跡--- 10:40~10:50 赤倉谷中間尾根co1130m付近--- 11:50~14:05 奥ノ平(ランチ&ヒルネ)--- 15:00~15:10 サスケ滝前--- 16:20 駐車地

ゲート前からサスケ滝まで1時間半、サスケ滝からゲート前まで1時間ですか。早いこと。単独だとこんなスピードなんですか。

サスケ滝
 なんやかやザレガレトラバでサスケ滝前。この滝を前にしては、休まずにはいられないので一服。


水量少ないですね。これくらいだと簡単に直登できそうですが。

またどこかの谷間で(shigekiさんのパクリ)
                         @シュークリーム@
アバター
わりばし
記事: 1767
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】満開のシロヤシオの下、ヒルネ。~奥ノ平~

投稿記事 by わりばし »

おはようございますzippさん。

真新しかった赤い涎掛けも馴染んできた感じの山ノ神で、きょうの安全をお願いして摂津道を行く。青々と葉を広げたカツラの大木の木陰で一服。

涎掛けもなじんできたようで、いい感じです。

 サスケ滝前に右岸から落ちる枝谷の二俣から、急登りの尾根を登って本谷右岸に渡った摂津道と合流する予定だった。が、急登がシンドイので、斜上するケモノ道をつひフラフラと追ってしまい墓穴を掘ってしまう。この冬の積雪・雪崩でザレ場は掴みどころが無くなってしまったような?

滑車が残されているつづら折れの場所が摂津道ですか。
IMG_6101.jpg
 余計なアルバイトをして摂津道と合流したのは、ワサビ谷右岸尾根先だ。尾根を乗越して、道を行けばワサビ谷右岸大崩壊地。崩壊地のケモノ道を辿れば、対岸に湧水湧くワサビ谷の飯場跡。
この湧水、湧き出し口に飯場のトタンやらビン等のゴミが覆いかぶさっていて、とても飲もうと云う気になれないのが残念だ。

私は破線道を使ったあと金谷左岸尾根を登ったので、ここは行ってないやあ。

 ここを終点としたこの道は、水越谷風折滝上のトロ道と同じで、架線で運び出せない場所の木を搬出するための道だったんだろう。広くて緩やかな水の無い右俣は伐出した木材を集積するのに適しているし、ここから上部の谷は傾斜が立ち「落とす」のにも適してそうだ。

トロ道という事は大正から昭和にかけての時代ですか?

 この時期、奥ノ平峰北尾根はシロヤシオのトンネルになってることだろう、奥ノ平峰近くにピンクをさしたシロヤシオの樹もあるのだが…と思うも、なだらかな奥ノ平1210mへ足は向かう。
ホウノ木が大きな花を付け、その向こうに尖った東千石や優美な明神岳の山並みを見て、今日のランチ場に到着だ。ブナの木陰に大木のシロヤシオが満開の花を付けてわたしを歓迎しているようだ(^^)。
 この辺りは一帯が二次林だが、この小区画だけ大木が伐採から免れている。なだらかな地形の為、伐採しても搬出できないからだろう。また、尾根ルートから外れてもいて登山者が入り込む余地など無いところでもある。
 満開のシロヤシオの下でモスキーネットを張って、アワワをぐぃっ!
帰路は2時間半ほど見ておけばいいだろう。気持ちの良い春風漂う中でヒルネだ。

熊さんが住める場所ですからねえ。いい所です。

 尾根を降りて摂津林道と合流し、分岐点から急な尾根を降るのだが、あまりの激しさにつひ尾根を外してなだらかな方向へと向かえば、枝谷の滝口に降りてしまった。往路と同じようなことをしてしまった。その上、往路も復路も道を外して入り込んだところは、以前も間違って入り込んでしまったところなのである。
我ながらあきれ返ってしまう。

ここに下りてくればベストってことですね。
IMG_6096.jpg
 サスケ滝前で一服し、左岸摂津道を急ぐ。目立つ赤い涎掛けが見えたらゴールが近い。この日、一切ヒルを見ることなかった。ヒトもまた見なかったが。
 この日の目的は果たせなかったが、満開のシロヤシオの老樹の下でゆっくりできたことだけで十分だ。

栄えた往時の痕跡を残しながら豊かな自然につつまれた谷というのはいいですね。
数寄物好みです。

                                                わりばし

zipp
記事: 1165
登録日時: 2011年3月09日(水) 22:49

Re: 【台高】満開のシロヤシオの下、ヒルネ。~奥ノ平~

投稿記事 by zipp »


 シュークリーム@休眠中さん、こんばんは。
ご愁傷さまです(^^;。

今年は奥の平谷へ行こうと思いながらまだ果たせていません。
 奥ノ平谷は、もう少し暑くならないと、タイヘンです。これからですよ。

まあ、滝見物でもいいか。グーさんみたいに魚止め滝の手前の釜で泳いで、昼寝して帰ってくるのもありかと思っているこの頃です。
 まだ、泳ぐのはちと辛いですわ。

ゲート前からサスケ滝まで1時間半、サスケ滝からゲート前まで1時間ですか。早いこと。単独だとこんなスピードなんですか。
 こんなもんです。びぃちゃんがいてもそんなに変わんないと思います。
4月は、初めての雨子庵さんいたから、ちょっと時間かかりましたけどね(^^;。それでも10分程度増えただけかな?
奥ノ平谷もサスケ滝で切ると、日帰りで下ノ廊下、上ノ廊下を楽しめますよ(^^)。まぁ邪道ではありますが…。

水量少ないですね。これくらいだと簡単に直登できそうですが。
 一般的な水量は、こんなものだと思いますよ。
大半登れても、ここの滝口が立ってそうだねぇ。単独では登られないようにね!

[attachment=0]DSCN0719_800.jpg[/attachment]
添付ファイル
サスケ滝。<br />手前に落ちている水流は、枝谷(山高地図では、ワサビ谷)。
サスケ滝。
手前に落ちている水流は、枝谷(山高地図では、ワサビ谷)。
   zipp
zipp
記事: 1165
登録日時: 2011年3月09日(水) 22:49

Re: 【台高】満開のシロヤシオの下、ヒルネ。~奥ノ平~

投稿記事 by zipp »


 わりばしさん、こんばんは。
ヒルシーズン、キタッー!!

涎掛けもなじんできたようで、いい感じです。
 この涎掛けがボロボロになったら、わりばしさんの連れ合いのジョォユーさんの手で縫ってもらいたい!です(^^)。

[attachment=1]DSCN0714_640.jpg[/attachment]
滑車が残されているつづら折れの場所が摂津道ですか。
 たぶんそうなんだろうけど、ここまで登らずに、枝谷の二俣が取り付き、ショートカットしました。
この枝谷の上部の摂津(林)道は、谷筋の崩壊によって辿れない為。

私は破線道を使ったあと金谷左岸尾根を登ったので、ここは行ってないやあ。
 この地形図の「破線道」は道じゃないですよね :lol:
「奥ノ平」へ達するルートは、破線道が尾根を横切るところからもありですよね。痩せた岩尾根を通過するところもあるけど、そんなに難しくない。
それでも、わたしのルートが、最短ルートでしょう。

トロ道という事は大正から昭和にかけての時代ですか?
 当然!ちゃいます!!
松阪山岳会が1960半ばに奥ノ平谷を踏査した時、飯場は現役でした。
つまり、架線搬出が全盛の頃のトロです。1960~1970初頭頃でしょうね。

熊さんが住める場所ですからねえ。いい所です。
 台高の三重県側のシャッポ稜線から庵ノ谷~白倉稜線の間、稜線沿い、一部尾根には原生の大木が残されているけど、この一角はまとまって残ってます。
当然ながら、檜塚~馬駈け場の間の現生の森には、見劣りするけど、いい森です(^^)。

ここに下りてくればベストってことですね。
 この画像、どこだ?ってしばらく悩んだ(^^;
サスケ滝前に右岸から落ちる枝谷の画像なんだね。
この枝谷の上の二俣に降りるのが、ベストなんです(^^)。

栄えた往時の痕跡を残しながら豊かな自然につつまれた谷というのはいいですね。
数寄物好みです。

 奥ノ平谷にはね、摂津(林)道より一昔前の右岸道があるんだよ。
しっかりした道だけど、崩壊が激しい!戦前の近畿住友山岳会(だっけか?)にレポあるんだけど、わりばしさん探索してみ~る!? :mrgreen:

[attachment=0]DSCN0705_800.jpg[/attachment]
添付ファイル
ヒルネ場所に御礼を告げて・・・。
ヒルネ場所に御礼を告げて・・・。
右岸摂津道と尾根との交差場所のマーキング。
右岸摂津道と尾根との交差場所のマーキング。
   zipp
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