【英国】ヨークシャー3山

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easy pace
記事: 38
登録日時: 2012年9月06日(木) 23:29

【英国】ヨークシャー3山

投稿記事 by easy pace »

【日 付】2014年5月3日(土)
【山 域】英国ヨークシャーデール
【メンバー】単独
【天 候】晴れのち薄曇り
【ルート】06:20 Ribblehead--08:10 Whernside--09:20 Ingleborough--10:36 Ingleborough--12:40 Horton--
14:00 Pen Y Ghent--16:35 Ribblehead

 英国ヨークシャー3ピークス(Yorkshire 3 peaks)は、イングランド北部にある互いに近接した3つの山である。英国では結構有名な3山で、トレイルランニングやチャリティー登山等に毎週のように利用されている。
 今回、英国で所用があり、ついでに山歩きをしてみた。当日は3連休の週末であり天気予報は晴れなので、混雑すると予想して早めに行って駐車したが、朝6時に歩き始めている人はあまりいなかった。
Whernside登山口.JPG
 歩き始めは、鉄道の石橋を見ながら北へ登り、石造りの水道橋に沿って鉄道線路の切り通しの上を渡り、山道に入った。
 周囲は牧草地で羊囲いの石垣が丘を横切っている。土は黒く、水たまりは黒茶色で、苔が多い。整備された登山道は、時々石畳や階段状に石を並べて歩き易い所がある一方で、整備されていない所は石灰岩が凸凹して歩き難く、油断すると足を捻りそうで心配になる。森が無く植生が均一なので物足りない気もするが、開けた牧草地で視界が広く、天気が良く風が穏やかで、爽快な気分で歩ける。石垣は、段々で乗り越える所もあれば、自分で扉を開けて通り抜けて閉めて通過するところもあり、放牧地の囲いから羊や牛が逃げ出さないように通行者にも配慮が求められている。
 08:10 Whernside (736 m)山頂の三角点に到着、石垣に休憩用ベンチを設置してある。石垣を通り抜ける狭い隙間は、人は通れても羊が通れないようにする配慮だろう。
Whernside三角点.JPG
 下山は、山頂に続く尾根筋を南西方向へ歩き、08:33谷間へ降りて行く急傾斜は荒れていて、石畳が崩れたようになっていて特に歩き難い。
 09:10農場の中で谷川を渡り、アスファルト舗装の車道に出て左折し、09:20次の山である Ingleboroughへの登山口に到着。
 こっちの登山口にはちゃんと道標や案内表示があったが、その先の牧草地で踏み跡がはっきりしない所があり、地図が無いと不安になった。この時間になると他に登山グループを見かけるようになり、やがて追い越されたのは、私の年齢・体力の無さ・2つめの山登りで疲れていたこと等が理由と考えられる。
 石灰岩の山腹は、白い崖になっていたりカルスト地形になっていたり窪地があったりして興味深い。土は黒く、岩は白い。時折黒い崖も見かける。やはり森林は無く、開けた牧草地が続き、目標の山を目前に見ながら穏やかな広い空間を爽快な感じで歩ける。途中に急傾斜のジグザグ道の岩斜面があり、休憩しながらだが10分程で登り切って、すこし歩くと山頂の台地に到着、白い石灰岩がゴロゴロしていて踏み跡がはっきりしないので、山頂に三角点や休憩用風除け石垣が積まれているのを目標に進み、10:36 Ingleborough (723 m)山頂三角点に到着し、チョコレートと水で休憩。
Ingleborough山頂台地.JPG
 下山の際には進むべく目印が無く台地の外れがどこにあってどっちに道があったがはっきりしないので、地図とコンパスまたはGPSを頼りに歩くのだろう。今日は、他に登山者がいて、あまり迷うこと無く下山口を見付けることができた。
 分岐でホートン村への道を選び、穏やかに見える下山道をテクテク下る。しかし、やはり足元が凸凹して歩き難い所も多い。Ingleboroughを背にして、前方に次のPen Y Ghentを見ながら大凡真っ直ぐに下るが、見えていてもなかなか辿り着かず結構遠い。カルスト地形の中を通ったり、牧草地の窪地を下ったりする。
 ホートン駅の中を通過し、プラットホームの南端から線路を渡って ホートン村に入った。カフェでアイスクリームを食べて休憩。

 12:50歩行再開、次のPen Y Ghentには南側の崖登りの道を選び、14:00 Pen Y Ghent (694 m)山頂に到着。あちこちでグループが座り込んでサンドイッチやバナナで昼食を食べている。
 下山は、山頂から北へ向かって斜面を下り、ペニン自然歩道を下山し、3ピークスの道標に従って北へ向かって丘を越え谷を越え、丘を越え谷を越え、丘を越え谷を越え、丘を越え谷を越え、歩き続けるがなかなか戻れない。
 途中の農場から未舗装車道を選び、車道を歩いて、16:35駐車地に戻った。
 道沿いの駐車スペースの片隅にキッチンバスが開店していてTEAと大きく表示していたので、温かい紅茶を£1で飲んだ。身体が疲れ手や指が冷えていたのが、1杯の紅茶で身体の隅々まで温まりホッと気持ちが楽になった。
たんぽぽ
記事: 709
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 【英国】ヨークシャー3山

投稿記事 by たんぽぽ »

easy paceさん、こんばんは。
というか、はじめましてですね。

【山 域】英国ヨークシャーデール
【メンバー】単独
【天 候】晴れのち薄曇り
【ルート】06:20 Ribblehead--08:10 Whernside--09:20 Ingleborough--10:36 Ingleborough--12:40 Horton--
14:00 Pen Y Ghent--16:35 Ribblehead

ヤブコギもインテル・ナシオナルでいいですね~
イギリスなんて行ったことないですが、日本でいえば礼文島のような草原の丘陵が延々と続くのでしょうか。

 英国ヨークシャー3ピークス(Yorkshire 3 peaks)は、イングランド北部にある互いに近接した3つの山である。英国では結構有名な3山で、トレイルランニングやチャリティー登山等に毎週のように利用されている。
Yorkshire 3 peaksでぐぐるといっぱい出てきますね、勉強になります。

Whernside登山口.JPG  歩き始めは、鉄道の石橋を見ながら北へ登り、石造りの水道橋に沿って鉄道線路の切り通しの上を渡り、山道に入った。
鉄道の石橋ってローマ時代の水道橋みたいですね。

 周囲は牧草地で羊囲いの石垣が丘を横切っている。土は黒く、水たまりは黒茶色で、苔が多い。整備された登山道は、時々石畳や階段状に石を並べて歩き易い所がある一方で、整備されていない所は石灰岩が凸凹して歩き難く、油断すると足を捻りそうで心配になる。森が無く植生が均一なので物足りない気もするが、開けた牧草地で視界が広く、天気が良く風が穏やかで、爽快な気分で歩ける。石垣は、段々で乗り越える所もあれば、自分で扉を開けて通り抜けて閉めて通過するところもあり、放牧地の囲いから羊や牛が逃げ出さないように通行者にも配慮が求められている。
ストーンヘンジが現われそうな光景ですね。
やっぱステレオタイプの日本人や~

 石灰岩の山腹は、白い崖になっていたりカルスト地形になっていたり窪地があったりして興味深い。
土は黒く、岩は白い。時折黒い崖も見かける。やはり森林は無く、開けた牧草地が続き、目標の山を目前に見ながら穏やかな広い空間を爽快な感じで歩ける。
途中に急傾斜のジグザグ道の岩斜面があり、休憩しながらだが10分程で登り切って、すこし歩くと山頂の台地に到着、白い石灰岩がゴロゴロしていて踏み跡がはっきりしないので、山頂に三角点や休憩用風除け石垣が積まれているのを目標に進み、10:36 Ingleborough (723 m)山頂三角点に到着し、チョコレートと水で休憩。

イギリスといえば白亜の絶壁セブンシスターズがすぐに思い浮かびますが、やはり石灰岩地形が多いのでしょうか。

 分岐でホートン村への道を選び、穏やかに見える下山道をテクテク下る。しかし、やはり足元が凸凹して歩き難い所も多い。Ingleboroughを背にして、前方に次のPen Y Ghentを見ながら大凡真っ直ぐに下るが、見えていてもなかなか辿り着かず結構遠い。カルスト地形の中を通ったり、牧草地の窪地を下ったりする。
 ホートン駅の中を通過し、プラットホームの南端から線路を渡って ホートン村に入った。カフェでアイスクリームを食べて休憩。

ストリートビューで追跡したいのですが、なかなか難しい地域です。

 道沿いの駐車スペースの片隅にキッチンバスが開店していてTEAと大きく表示していたので、温かい紅茶を£1で飲んだ。身体が疲れ手や指が冷えていたのが、1杯の紅茶で身体の隅々まで温まりホッと気持ちが楽になった。
高緯度ですからまだまだ寒かったことでしょう、お疲れさまでした。
ここがスタート地点なんですね。
ここがスタート地点なんですね。
easy pace
記事: 38
登録日時: 2012年9月06日(木) 23:29

Re: 【英国】ヨークシャー3山

投稿記事 by easy pace »

easy paceさん、こんばんは。というか、はじめましてですね。

  たんぽぽさん、こんばんは、はじめまして、よろしくお願い致します。

【山 域】英国ヨークシャーデール
ヤブコギもインテル・ナシオナルでいいですね~
イギリスなんて行ったことないですが、日本でいえば礼文島のような草原の丘陵が延々と続くのでしょうか。


  草原の丘陵が多いイメージがありますね。平地ではロビンフッドのシャーウッドの森みたいだったのが、
  産業革命の頃に切り尽くしてしまったのかも知れません。一方、丘陵地では嵐が丘とかジェーンエアの
  背景のように荒涼としてヒースの丘で森になれなかったところも多いようです。
  日本もそうですが、原生林は貴重です。


英国ヨークシャー3ピークス(Yorkshire 3 peaks)は、イングランド北部にある互いに近接した3つの山である。英国では結構有名な3山で、トレイルランニングやチャリティー登山等に毎週のように利用されている。

Yorkshire 3 peaksでぐぐるといっぱい出てきますね、勉強になります。

  トレイルランしている人も沢山出会いました、逆回りしていることが多いように感じました。
  カリマ□・バーグハウ□・テラノ□等は英国ブランドでしたっけ。

Whernside登山口.JPG  歩き始めは、鉄道の石橋を見ながら北へ登り、石造りの水道橋に沿って鉄道線路の切り通しの上を渡り、山道に入った。
鉄道の石橋ってローマ時代の水道橋みたいですね。

  英国の鉄道ファンにも有名な風景らしいです。
  石造りのアーチ建築は、橋としても建物としても残っています。

 周囲は牧草地で羊囲いの石垣が丘を横切っている。土は黒く、水たまりは黒茶色で、苔が多い。整備された登山道は、時々石畳や階段状に石を並べて歩き易い所がある一方で、整備されていない所は石灰岩が凸凹して歩き難く、油断すると足を捻りそうで心配になる。森が無く植生が均一なので物足りない気もするが、開けた牧草地で視界が広く、天気が良く風が穏やかで、爽快な気分で歩ける。石垣は、段々で乗り越える所もあれば、自分で扉を開けて通り抜けて閉めて通過するところもあり、放牧地の囲いから羊や牛が逃げ出さないように通行者にも配慮が求められている。
ストーンヘンジが現われそうな光景ですね。
やっぱステレオタイプの日本人や~

  英国にはあちこちにストーンサークルが残っていて、ここにもあった可能性はあります。
  ただ、数千年-数百年の間に、石垣とか建物の用材として持ち去られて残っていないだけ
  なのかも知れません。


 石灰岩の山腹は、白い崖になっていたりカルスト地形になっていたり窪地があったりして興味深い。
土は黒く、岩は白い。時折黒い崖も見かける。やはり森林は無く、開けた牧草地が続き、目標の山を目前に見ながら穏やかな広い空間を爽快な感じで歩ける。
途中に急傾斜のジグザグ道の岩斜面があり、休憩しながらだが10分程で登り切って、すこし歩くと山頂の台地に到着、白い石灰岩がゴロゴロしていて踏み跡がはっきりしないので、山頂に三角点や休憩用風除け石垣が積まれているのを目標に進み、10:36 Ingleborough (723 m)山頂三角点に到着し、チョコレートと水で休憩。

イギリスといえば白亜の絶壁セブンシスターズがすぐに思い浮かびますが、やはり石灰岩地形が多いのでしょうか。

  このあたりは石灰岩が目立ちました。
岩が剥き出しの地形.JPG
 分岐でホートン村への道を選び、穏やかに見える下山道をテクテク下る。しかし、やはり足元が凸凹して歩き難い所も多い。Ingleboroughを背にして、前方に次のPen Y Ghentを見ながら大凡真っ直ぐに下るが、見えていてもなかなか辿り着かず結構遠い。カルスト地形の中を通ったり、牧草地の窪地を下ったりする。
 ホートン駅の中を通過し、プラットホームの南端から線路を渡って ホートン村に入った。カフェでアイスクリームを食べて休憩。

ストリートビューで追跡したいのですが、なかなか難しい地域です。

  ホートン村を起点に3山を歩くのも良い様です、駐車場駐車で料金がかかりますが。
  たんぽぽさんの写真で向かって右に路上駐車の列が続いていますが、この車列が途切れた
  あたり・300 m程先に路傍が膨らみ駐車地になっています、私が訪問した時は無料でした。
  週末の昼頃にはこのあたりまで路上駐車の列ができるのですね。
  このインとかに泊まってのんびり地ビールなども良いかも。


 道沿いの駐車スペースの片隅にキッチンバスが開店していてTEAと大きく表示していたので、温かい紅茶を£1で飲んだ。身体が疲れ手や指が冷えていたのが、1杯の紅茶で身体の隅々まで温まりホッと気持ちが楽になった。
高緯度ですからまだまだ寒かったことでしょう、お疲れさまでした。

  日本と同じ移動性低気圧と高気圧が繰り返す季節で、寒くなって霜が下りた日でした。
  風雨にならなくて良かったです。爽快な山歩きを楽しみました。
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