【山 域】石徹白
【天 候】晴のち曇
【コース】白山中居神社8:30---大杉登山口9:30---笠羽橋10:20---Ca1405m12:00---13:00願教寺山14:00
---南のコル14:40---笠羽橋15:10---大杉登山口16:30---白山中居神社17:00
今週末も好天が巡ってきた、どこか出かけねば。
近くで朝ゆっくりできて、お金をかけず、静かな雪山の山頂でたっぷりと昼寝をしたい。
そうだ、石徹白へ出かけよう。
自宅を6時に出発、走行距離95Km、ジャスト2時間で白山中居神社に到着した。
2時間走れば残雪たっぷりの世界に入れる自分は幸せ者だとつくづく思う。
大杉林道へ車が入れる可能性は５分５分と読んでいたので、今日もケッタマシ～ンを積んできた。
案の定ブルドーザーがドデ～ンと入口を塞いでいる。
その上、その塞ぎ方が尋常ではない、ネズミ一匹たりとも通さんぞといった構えをしているのだ。
ケッタマシ～ンに跨り暫く走るとそのワケがわかった。
路面の凹みにセメントが流してあるのだ。この分だと来週末もブルドーザーが通せんぼしているだろう。
- ネズミ一匹たりとも通さんぞと言いたげなブルドーザー
いつものヘアピンカーブはやはり残雪に埋まっているので、ここでケッタマシ～ンをデポ。
今日はスノーシューを履かずツボ足で行くことにしよう。
笠羽橋を渡ると今年は寡雪だったのでその先の徒渉距離がやや長い。
へっぴり腰の危うい格好で渉っていく自分の姿がよくわかる。
どうもこのところバランス感覚が悪くなったとつくづく感じてる、情けないことだ。
今日の一番の目的は山頂での昼寝なので、最短距離で願教寺山を目指そうと思うが、上手く徒渉できるポイントが見つからない。
やや西に回り込んで1,405ｍ地点を通過、そこから上には樹木もまばらな大雪原が広がる。
キツツキのドラミングが青空に響き渡って気持ちいい。
南には丸い山容の日岸山が美しい、同じ丸い山でも頚城の○ッパイ山のような妖艶さは微塵もなく堂々とした立派さだ。
南ア辺りにはこんなどっしりといた山があったような。
- 日岸山とよも太郎山
初めて来たときはこの雪稜にギョッとしたものだが、もう何度も来てるので何の刺激もない。
願教寺山頂に出ればこの雪稜とは裏腹に広々とした山頂が待っている。
近年は必ず人に出会う願教寺山だが、今日はあのブルドーザーのおかげで独り占めの山頂だ。
アワワでひとりサル～。
つまみにシャウエッセン、そしてカップ麺を流し込む。
さ～て、イチバンのお楽しみのお昼寝タイムだ。
少しウトウトしただろうか。
昼寝するには寒すぎるぞ！それに急に雲ってきて三ノ峰にガスがかかっているではないか。
仕方がない昼寝は中断して下山するとしよう。
山頂からクレバス帯、クマザサ帯をいくつかクリアしてよも太郎山とのコルまで降りてきた。
崩壊線の縁に立って越前側の谷を覗くと、吹き上げてくる突風に帽子が飛ばされた。
草木も生えない荒涼とした谷から吹き上げる砂埃でコル一帯はいつも茶色く染まっている。
曇って暗くなったなあと思い、オーバーサングラスを外せばまだかなり明るいのに気づいた。
実はこのオーバーサングラス、先日100円ショップで見つけたもの。
ＵＶカット率がどうなってるかわからないが、一日使っていても快適に過ごすことができた。
どこかのショップではSWANS製が1万円近い値で売られていたが、原価を考えれば超ボッタクリとしか思えない。
- コルから更に下って願教寺を振り返る
ケッタマシ～ンを回収し、大杉登山口からは快適なダウンヒルが待っている。
ひゃっほ～っ！でも曲がり角だけは気をつけたい。
高速で曲がった途端にクマさんな～んてことがあるかもしれない。
などと考えていたら、ホントに出た～
クマではなくカモシカだが、高速で接近する物体がナニ者か理解できない様子のカモシカ君だった。
いくつかのアステロイド帯も通過して30分で白山中居神社に到着。
本日の散財
ガソリン代 2,100円
高速代 0円
アワワ 120円
シャウエッセン 190円
行動食のパン 90円
合 計 2,500円
安近短の石徹白は実にいいところだ。
【天 候】晴のち曇
