上谷山
参加者 S理事長 セキガハラNさん Nさん クライマーさん
GTさん 小さいKBさん GT(♂)くん
E美さん T子さん F森F子さん 兔夢
3/23(日) 快晴
大垣4:00=広野駐車地6:00~20ー標高726m7:50ー
手倉山9:20ー1169mジャンクション10:30ー
上谷山10:50~11:50ー1082mジャンクション12:20ー
駐車地15:00~30=大垣17:30
上谷山は思い入れ深い山だ。3年前に多大な被害をもたらし今もってその影を色濃く残している東日本大震災。その発生の二日後、僕は現実から逃げるようにしてこの山の山頂に立っていた。
すばらしいブナの森、東に見える越美国境の美しい雪稜、西にうねるように広がる山並み、震災後も揺るぎない自然がそこにあった。今回の山行ではこの自然をもう一度確かめたかった。
広野の浄水場から入山。3年前にはここから深い雪がつきスキーでの登高が可能だった。しかし今回はスキー山行を早々と諦めざるをえなかった。
浄水場施設を過ぎて植林の尾根にのる。薄い踏み跡と目印が残っていた。それを辿っていき雑木林にかわってからは薮がややうるさくなった。
500m前後から雪を踏んでの登高となる。その中に昨日のものと思われる踏跡。テント泊で三国岳に行っているK氏のものだ。ありがたくとレースさせていただく。
尾根筋には杣道だろうか、深い溝状の道が続いている。これだけの溝ができているという事はかなりの往来があったのだろうか。
標高726mで広野ダムからあがってきている尾根と合流する。この辺りから尾根は広く穏やかになる。傍らの赤松林が印象的だ。
雪が豊富なら快適なスノーハイクを楽しめるところだが今年は雪が少ない。頭を出した薮が歩みを邪魔して鬱陶しい。
程よく締まった雪を壷足で踏みしめてゆっくりと高度をあげていく。雑木林は次第にブナ主体となる。立派なブナも散見できるがまだまだ若木が多い。
突き上げるような急斜面が印象的な手倉山手前までくるとすばらしいブナ林が続く。霧氷をまとったブナと群青色の空とのコントラストがすばらしく足を止めて撮影会が始まった。日差しを受けて緩んだ霧氷が次々に落ちてきて頭や肩に当たり「痛い!」の叫びがあちこちであがる。
再び若木が目立つようになったところが手倉山山頂。樹間に目指す上谷山山頂が見える。まだ遠く見え「2時間もかからない」と言っても信じてもらえない。
緩やかに下り再び登り返したところに広がる雪原には見事なブナの数々。このブナ群を見るだけでもここを訪れる価値があるだろう。
二重山稜を越え一登りすると痩せ尾根に出る。前回訪れた時は恐ろしいばかりの雪庇が張り出していた。
途中にある窪地でK氏がテントをたたんでいた。朝5時にテントを出て三国岳まで行ってきたそうだ。
K氏も交えて上谷山に向かう。三国岳へのジャンクションを越えると痩せ尾根の急降下。そして広い尾根の登り返し。壷足でも足運びは快調だ。
登り返してもまだ山頂はみえなかった。広い雪稜のうねりをを二つ三つ越えてようやく広々とした山頂に辿り着いた。
3年前と変わらないすばらしい景色が山頂を取り巻いていた。白さは少し足りないものの目を釘付けにする越美国境の雪稜。西に広がるうねるような山並み。敦賀湾や琵琶湖も認められる。この眺めにメンバー全員がしばし見とれた。
万歳三唱後南側の緩い斜面におり風を避けて休憩。そこには先着の二人組がみえた。宇津尾から登ってこられたそうだ。
休憩を12時までと宣言して思い思いに腰を下ろし目の前に広がる雄大な眺めを楽しみながらの食事と歓談。。しかし早々と荷物をまとめザックを背負うメンバーが現われた。これにはこちらも落ち着いていられず休憩時間を10分切り上げ。こんないい条件下なら短くても1時間半、のんびり過ごし景色を思う存分堪能したいところなのだが。
条件がいいのでピストン予定を変更して広谷川を挟んだ対岸の尾根を下る事にした。3年前には同じルートをスキーで下った。今回は山日和さん経由で購入したスノーシューを履いて下ってみる事にした。登りでは履く機会を逸していた。
ワカントレースが残る江越国境尾根を緩やかに下っていく。広くて伸びやかな尾根は見晴らしがよく気分がいい。
標高1082m地点から北の尾根に入る。登った尾根よりも狭く樹林の豊かさも負けるが目立った登り返しがないので下るには調度いい。ただなかなか高度を下げていかないので痺れを切らすメンバーもいたが。
標高941mの北側鞍部には林道らしい形が見られた。その後標高774m手前あたりまでこの形は散見できた。実際に林道があるのだろうか。
標高881m以降の広い尾根はともすれば迷いそうだが地形図を眺めながらなんとかパーティを先導。
最後の痩せた急尾根手前で薮が出てきたのでスノーシューを脱いだ。ここまでスノーシューは快適だった。壷足で下るよりずっと気楽に下れた気がする。
急尾根には溝状になった道型がありこれを辿った。しかし薮がかぶり難渋する事も度々。
植林手前で道型が消えて急斜面を転げるように下ると車道に出た。傍らにはフキノトウが幾つも顔を出して山村に春の訪れを告げていた。
【江越国境】上谷山は今日もピーカンだった。
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【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
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Re: 【江越国境】上谷山は今日もピーカンだった。
兔夢さん、おはようございます。
22,23日と快晴の二日間で絶好の山日和だったですね。22日は鈴鹿は強風だったみたいですけど。やっぱり山は晴れてなんぼのもんですね。グーさんも1週間違えばピーカンの上谷山が楽しめたのに。
三国山から栃の木峠までの国境尾根、歩きやすそうで気持ちいいでしょうね。一度通しで歩いてみたいもんです。
22,23日と快晴の二日間で絶好の山日和だったですね。22日は鈴鹿は強風だったみたいですけど。やっぱり山は晴れてなんぼのもんですね。グーさんも1週間違えばピーカンの上谷山が楽しめたのに。
三国山から栃の木峠までの国境尾根、歩きやすそうで気持ちいいでしょうね。一度通しで歩いてみたいもんです。
@シュークリーム@
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- 記事: 2227
- 登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
- 連絡する:
Re: 【江越国境】上谷山は今日もピーカンだった。
兔夢さん、おっはよ~。
数年前からの兔夢さんのレポは、グーがちょっかいを出すレベルをはるかに超えてしまい、
レスもできずに眺めているだけでした。しかし、今回は久々にレスできる。
【江越国境】上谷山は今日もピーカンだった。
このタイトルでグーも書く予定だったのに~。
広野駐車地6:20ー手倉山9:20ー上谷山10:50
おお!このタイムを見ると、グーの足もさほど遅くはないぞ!
尾根筋には杣道だろうか、深い溝状の道が続いている。これだけの溝ができているという事はかなりの往来があったのだろうか。
杣道なのか、木馬道なのか深い掘割道が残っていました。ヤブが払われていたら言うことなしですが。
雑木林は次第にブナ主体となる。立派なブナも散見できるがまだまだ若木が多い。
世代交代が順調ですね。台高の若木の少なさは心配です。
霧氷をまとったブナと群青色の空とのコントラストがすばらしく足を止めて撮影会が始まった。
うらやましい~。
日差しを受けて緩んだ霧氷が次々に落ちてきて頭や肩に当たり「痛い!」の叫びがあちこちであがる。
私たちの登った日も、えびの尻尾の散弾が落ちてきました。
上谷山山頂が見える。まだ遠く見え「2時間もかからない」と言っても信じてもらえない。
初めて登るメンバーもいたのですね。ピーカンで大満足だったでしょうね。
白さは少し足りないものの目を釘付けにする越美国境の雪稜。西に広がるうねるような山並み。敦賀湾や琵琶湖も認められる。
ピーカンの日に再挑戦したいです。
しかし早々と荷物をまとめザックを背負うメンバーが現われた。これにはこちらも落ち着いていられず休憩時間を10分切り上げ。
まあ、もったいない気がします。
今回は山日和さん経由で購入したスノーシューを履いて下ってみる事にした。
兔夢さんもスノーシューを持ちましたか。スキーを履いてスノー衆に参加と思っていましたが。
実際に林道があるのだろうか。
林道ですね。若い杉?がまばらに植林されていましたが、まっすぐに伸びるのだろうか?
ここまでスノーシューは快適だった。壷足で下るよりずっと気楽に下れた気がする。
スキーと比べてスノーシューの歩きは如何ですか?
傍らにはフキノトウが幾つも顔を出して山村に春の訪れを告げていた。
はい。下山後はしばらくふきのとう摘みに精を出していました。
来冬はスノー衆に参加があるのかな? カニ山行とぶつからなければ。
グー(伊勢山上住人)
数年前からの兔夢さんのレポは、グーがちょっかいを出すレベルをはるかに超えてしまい、
レスもできずに眺めているだけでした。しかし、今回は久々にレスできる。
【江越国境】上谷山は今日もピーカンだった。
このタイトルでグーも書く予定だったのに~。
広野駐車地6:20ー手倉山9:20ー上谷山10:50
おお!このタイムを見ると、グーの足もさほど遅くはないぞ!
尾根筋には杣道だろうか、深い溝状の道が続いている。これだけの溝ができているという事はかなりの往来があったのだろうか。
杣道なのか、木馬道なのか深い掘割道が残っていました。ヤブが払われていたら言うことなしですが。
雑木林は次第にブナ主体となる。立派なブナも散見できるがまだまだ若木が多い。
世代交代が順調ですね。台高の若木の少なさは心配です。
霧氷をまとったブナと群青色の空とのコントラストがすばらしく足を止めて撮影会が始まった。
うらやましい~。
日差しを受けて緩んだ霧氷が次々に落ちてきて頭や肩に当たり「痛い!」の叫びがあちこちであがる。
私たちの登った日も、えびの尻尾の散弾が落ちてきました。
上谷山山頂が見える。まだ遠く見え「2時間もかからない」と言っても信じてもらえない。
初めて登るメンバーもいたのですね。ピーカンで大満足だったでしょうね。
白さは少し足りないものの目を釘付けにする越美国境の雪稜。西に広がるうねるような山並み。敦賀湾や琵琶湖も認められる。
ピーカンの日に再挑戦したいです。
しかし早々と荷物をまとめザックを背負うメンバーが現われた。これにはこちらも落ち着いていられず休憩時間を10分切り上げ。
まあ、もったいない気がします。
今回は山日和さん経由で購入したスノーシューを履いて下ってみる事にした。
兔夢さんもスノーシューを持ちましたか。スキーを履いてスノー衆に参加と思っていましたが。
実際に林道があるのだろうか。
林道ですね。若い杉?がまばらに植林されていましたが、まっすぐに伸びるのだろうか?
ここまでスノーシューは快適だった。壷足で下るよりずっと気楽に下れた気がする。
スキーと比べてスノーシューの歩きは如何ですか?
傍らにはフキノトウが幾つも顔を出して山村に春の訪れを告げていた。
はい。下山後はしばらくふきのとう摘みに精を出していました。
来冬はスノー衆に参加があるのかな? カニ山行とぶつからなければ。
グー(伊勢山上住人)
Re: 【江越国境】上谷山は今日もピーカンだった。
シュークリームさん、こんばんは。
22、23日はよい天気でしたね。
上谷山は前回も今回も快晴に恵まれてすばらしい展望を楽しむ事ができました。
美しい雪稜を眺めてみると誘われますね。
22、23日はよい天気でしたね。
上谷山は前回も今回も快晴に恵まれてすばらしい展望を楽しむ事ができました。
美しい雪稜を眺めてみると誘われますね。
Re: 【江越国境】上谷山は今日もピーカンだった。
グーさん、こんばんは。
数年前からの兔夢さんのレポは、グーがちょっかいを出すレベルをはるかに超えてしまい、
レスもできずに眺めているだけでした。しかし、今回は久々にレスできる。
レベルはともかくコメントをしにくい山に登っていた事は確かですね。
グーさんからのレス、嬉しいです。
このタイトルでグーも書く予定だったのに~。
グーさんのレポも今回参考にさせていただきました。
一週間前に登ったなんて偶然ですね。今回の山行は3ヶ月以上前から決まってました。
おお!このタイムを見ると、グーの足もさほど遅くはないぞ!
OSKのパーティは比較的ゆったりと歩いてますからね。
それでも考えていたよりずっと早いペースでした。
杣道なのか、木馬道なのか深い掘割道が残っていました。ヤブが払われていたら言うことなしですが。
こういう道型はどんな往来があったのかといろいろ想像をかき立てられて好きです。
世代交代が順調ですね。台高の若木の少なさは心配です。
伐採の跡に生えてきた若木なんでしょうね。世代交代なのかどうかは?
私たちの登った日も、えびの尻尾の散弾が落ちてきました。
歩く振動で落ちてくるんだ、って言う方もみえました。本当かなあ。
初めて登るメンバーもいたのですね。ピーカンで大満足だったでしょうね。
大半がそんな感じだったみたいです。好天でついてました。
ピーカンの日に再挑戦したいです。
2度行って2度ともピーカンだったのはついてました。
まあ、もったいない気がします。
うちの会はというか山の会の休憩は短いですね。こういう日は個人山行に限ります。
スキーを履いてスノー衆に参加と思っていましたが。
スキーでのスノー衆参加は固く禁じられています。
スノー衆の企画とスキーがかち合わなければ参加したいな。
林道ですね。若い杉?がまばらに植林されていましたが、まっすぐに伸びるのだろうか?
補助金目当てですかね。
スキーと比べてスノーシューの歩きは如何ですか?
比較する事があまり意味がないような気がするのですが…
スキーはスキーという山行の形態だしスノーシューは歩く山行の補助具ですもんね。
比較するなら歩きとスキーという事ですけど今はまだスキーですね。
来冬はスノー衆に参加があるのかな? カニ山行とぶつからなければ。
もしかしたらあるかもしれませんね。お楽しみに!
数年前からの兔夢さんのレポは、グーがちょっかいを出すレベルをはるかに超えてしまい、
レスもできずに眺めているだけでした。しかし、今回は久々にレスできる。
レベルはともかくコメントをしにくい山に登っていた事は確かですね。
グーさんからのレス、嬉しいです。
このタイトルでグーも書く予定だったのに~。
グーさんのレポも今回参考にさせていただきました。
一週間前に登ったなんて偶然ですね。今回の山行は3ヶ月以上前から決まってました。
おお!このタイムを見ると、グーの足もさほど遅くはないぞ!
OSKのパーティは比較的ゆったりと歩いてますからね。
それでも考えていたよりずっと早いペースでした。
杣道なのか、木馬道なのか深い掘割道が残っていました。ヤブが払われていたら言うことなしですが。
こういう道型はどんな往来があったのかといろいろ想像をかき立てられて好きです。
世代交代が順調ですね。台高の若木の少なさは心配です。
伐採の跡に生えてきた若木なんでしょうね。世代交代なのかどうかは?
私たちの登った日も、えびの尻尾の散弾が落ちてきました。
歩く振動で落ちてくるんだ、って言う方もみえました。本当かなあ。
初めて登るメンバーもいたのですね。ピーカンで大満足だったでしょうね。
大半がそんな感じだったみたいです。好天でついてました。
ピーカンの日に再挑戦したいです。
2度行って2度ともピーカンだったのはついてました。
まあ、もったいない気がします。
うちの会はというか山の会の休憩は短いですね。こういう日は個人山行に限ります。
スキーを履いてスノー衆に参加と思っていましたが。
スキーでのスノー衆参加は固く禁じられています。
スノー衆の企画とスキーがかち合わなければ参加したいな。
林道ですね。若い杉?がまばらに植林されていましたが、まっすぐに伸びるのだろうか?
補助金目当てですかね。
スキーと比べてスノーシューの歩きは如何ですか?
比較する事があまり意味がないような気がするのですが…
スキーはスキーという山行の形態だしスノーシューは歩く山行の補助具ですもんね。
比較するなら歩きとスキーという事ですけど今はまだスキーですね。
来冬はスノー衆に参加があるのかな? カニ山行とぶつからなければ。
もしかしたらあるかもしれませんね。お楽しみに!