5月11日に六右衛門さん・ちーたろーさんとシャッポ尾根に登る約束をしたが、
まともな登り方をしたことがない。一般的なルートの下見に出かけたが・・・・・
【 日 付 】 平成26年3月23日（日）
【 山 域 】 シャッポ尾根
【 天 候 】 ピーカン 快晴
【 ルート】 千石林道ゲート前7：45---9：15zippさんテープ---10：10zippさんテープ---11：40千石谷（昼食）12：45---12：55駐車地
【メンバー】 グー単独
いつも通りヌタハラ橋の手前に駐車して橋を渡ると、橋の向こうの崩落がきれいに修復されていた。
ならばと車を千石林道ゲート前まで動かす。車止めの先にもキャタピラーの跡がついている。
「どこまできれいになっているのか帰りに確かめてこよう」
千石谷に石を1つ投げ込んで飛び石で谷を渡る。
堰堤を越え植林を見上げるが、杣道らしきが見えない。
雑木の斜面の傾斜がゆるく登れそうだ。鹿道を拾いながら登る。
ちょっと強引に登ると杣道に乗った。が、また見失った。
やっとこさで尾根芯に乗ったときには、いつものことながらしっかりと疲れた。
ザックを下ろして休憩。上着と山シャツを脱いで半そでＴシャツ1枚になる。
1つ目・2つ目の岩は左から巻く。そして問題の3つ目の岩嵓だ。
右の斜面に下りて道型らしきを辿るが、薄い雪と湿った落ち葉がよく滑る。
靴をけりこみ、落ち葉を掻き落としてから体重をかける。
嵓はないし傾斜もゆるいが、つかむ立ち木がない。
これでは3点確保ができないよ。滑ったらどこまでも落ちてゆくよ。
その点、嵓の尾根芯の直登は手をかける立ち木は豊富にある。
zippさんテープにドンピシャで登りついたが、安全性は疑わしいな。
しばらく登ると一面の積雪となった。
2cm程度だが、靴が滑って厄介だ。滑り止めにと6本爪軽アイゼンを装着する。
ところが、アイゼンをつける前よりドーってことないトコでツルツル滑る。
？？？？ 見ると靴底に雪と落ち葉がダンゴになっている。
1歩踏んで足を上げると雪と落ち葉。1歩ずつ雪を落としながら歩きゃなきゃいけない。
「こんなことやってられないし、何より危険だ。今日のところは退却～」
zippさんテープまで戻ったが、zippさんルートを下りる気はない。
尾根芯を下る。5寸クギの刺さった丸太を見て杣道のはしごだと確信する。
杣道か鹿道か判然としないまま下ってゆくが、尾根芯を外していないだろうかと不安になる。
正面に霧降山北東尾根。その左下に車道が見える。左側はヌタウ。
左手に見える木々はシャッポ尾根の一部なのかヌタウの斜面なのかグーの目では判別できない。
「たぶんヌタウの斜面だろう」そのまま下る。
「ガーーーン！ 左にここより高い尾根が見えるよ。ここは奥の平谷に下りてゆく尾根だ」
いつもグーのよくやる道迷い遭難です。
道迷い遭難の鉄則は、来た道を登り返すことだ。登る。登る。
しかし、グーは登るのはキライ。トラバースしている鹿道を見つけては右に移動する。
「鹿さん、こんな立ち木もない狭いバンドをよく歩けるね。グーは安全ルートを遠回りするよ」
無事に尾根芯に復帰できた。尾根を外れ植林の中の杣道を下るが、それほど歩きやすくもない。
登りに使った鹿道の方がまだましのような感じだ。
千石谷に下りついた。宮の谷にでも転進しようかと思ったが、もうお昼の時間だ。
瀬音を聞きながらのんびりと昼食が済むと、歩く気がなくなった。
「今日はモウ帰ろう。充分疲れた」
グー（伊勢山上住人）
この計画はもう4年も前からお約束していますが、何で実行できなかったんだったかな？
