前日、沢師匠のたろーさんから久しぶりのメールが。「明日沢へ行きましょう」。な、なんと、明日から3月とはいえ、まだ冬のうち。過激やなあ。過激な師匠でも師匠は師匠、弟子が嫌というわけにはいかない。「はい、行きます」と返事。ほんとは天気予報がいまいちなのでたまたま山の予定が入っていなかっただけなんだけど。
【 日 付 】2014年3月1日（土）
【 山 域 】鈴鹿・小岐須
【メンバー】たろー、シュークリーム
【 天 候 】曇り
【 ルート 】小岐須キャンプ場駐車場 8:20 --- 8:45ヤケギ谷出会い --- 9:05 10m 滝 --- 10:25 2条10m滝 --- 11:05 登山道出会い（昼食） 11:40 --- 12:15 ヤケギ谷出会い --- 12:40 駐車地
小岐須キャンプ場の先が工事中で通行止めになっているので、小岐須キャンプ場駐車場に車を置き、沢装束に着替える。久しぶりの沢なのでまだ体がなじまない。初級沢なので必要はないのだが、ハンマー、ハーケン、カムなどのフル装備を装着すると腰が決まって沢へ行く気持ちになった。
大石橋を越え、右折した最初の沢の出会いをヤケギ道に入り、堰堤を越えて入渓する。久しぶりの沢の感触。やっぱりいい（と言っても沢納めからまだ2ヶ月半しかたっていないんだけど）。最初から小滝が続き、一つ一つ直登で越えていくと沢に戻ってきたんだなと思う。
- ほとんどの滝が直登できる
しばらく歩いて行くと、最初の関門の10m滝に着く。前回は左岸から巻いたところだ。斜度は立っているが、よく見ると手がかり足がかりはあるので登れそう。こうなると沢屋の血が騒ぎ出す。たろーさんと阿吽の呼吸で一致。たろーさんが最初に登り始める。
- 10m滝を登る
でも、ロープくらい出すかと思っていたらフリーで登っていく。たろーさんが登り切って合図をしたので、私も登り始める。フリクションがよく効く黒色の岩なので、傾斜が立っている割には楽に登る事が出来た。と言っても落ちるとただでは済まないので、緊張する。久しぶりのこの緊張感。やっぱり沢はいい。
- 直登できる滝
登り切るとたろーさんがロープの準備をしていた。「ロープを出そうとしていたのに」。そうかさっきの合図はロープを出そうかという合図だったのか。でも、まあ登り切ってしまったのでいいか。
さらにいくつかの小滝を越えていき、次は7m末広滝だ。ここも直登できそうだが、流芯を直登するとシャワーになりそう。右からとりつき、途中で流芯に入るとシャワーにはならないんじゃないの。ここもたろーさんが突撃隊長だ。さっきの10m滝よりは簡単そうに見えるが、落ち葉が乗った岩の横断に苦労している。なんとか登り切って私の番。たろーさんがロープを出してくれるという。ここは甘えてロープで確保してもらう。見かけよりは難しい滝だった。夏場だったら最初からシャワーで簡単に登れるんだろうけど。
- 7m末広滝を登る
その後も小滝が続き、飽きない沢だ。右折するとやぶこぎ名物の２条10m滝だ。
- やぶこぎ名物2条10m滝
この滝はさすがに登れないので左岸を巻く。その上はヤケギ谷名物の大ナメが待っている。ナメというよりはスラブ上の斜滝と言うべきだろう。ナメ状になっているが、斜面が立っているので滝を登っている感覚だ。
- ヤケギ谷名物の大ナメ
大ナメを過ぎるとヤケギ谷も終了で、登山道と交差したところで、沢靴をぬいで早めの昼食にする。ヤケギ谷はこれで2回目だが、記憶よりもずっと楽しい谷だった。通常の登山道だと何度も歩くと飽きるのだが、沢は来るたびに感じが違っていて飽きることがない。
- 上の方は雪でした
すぐ上が宮指路岳なのだが、頂上には興味がないのでヤケギ谷道をそのまま下る。上の方はまだ雪が残り、雪の中の沢初めになった。1時前に駐車地着。半日の短い沢登りだったが、久しぶりで楽しかった。曇り空でも関係なく、こんな近場で簡単に遊べるなんて。やっぱ沢登りは楽しい。
たろーさん、誘って頂いてありがとうございました。今年も沢登り一緒に行きましょうね。
こんな時期から沢登りですか～。 例年に比べ今年は暖かいと言えまだ３月初めでっせ～
