【台高】赤嵓滝谷からヌタハラ谷右岸尾根周回

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シュークリーム
記事: 2065
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

【台高】赤嵓滝谷からヌタハラ谷右岸尾根周回

投稿記事 by シュークリーム »

赤嵓滝
赤嵓滝
1日は焼山ノ尾へ行くことに決めていたのだが、2日前になって急に気が変わった。全く行ったことのない山域に入るのはいつも気が重い。zippさんでもてこずったらしいところだと特にだ。と言っても、赤嵓滝谷もヌタハラ谷右岸尾根(ヌタウ)も私にとっては初めてのルートなんだけど。

【 日 付 】2013年12月1日(日)
【 山 域 】台高・桧塚奥峰周辺
【メンバー】単独
【 天 候 】曇りのち晴れ
【 ルート 】ヌタハラ橋駐車地 8:10 --- 9:35 林道終点 --- 10:40 赤嵓滝 --- 11:50 昼食 12:10 --- 12:55 ヒキウス平 --- 13:55 火事場跡 --- 14:50 ヌタハラ橋駐車地

ヌタハラに向かう途中で台高の山を見ると雲がかかっているし、山頂付近は白く雪化粧している。あれっ、今日は冬型が崩れてお出かけ日和じゃなかったんかいな。とても沢登りの雰囲気じゃない。でも、まあいっか。行ってみよう。

ヌタハラ橋に着くまで車には一台も会わず。もう紅葉のシーズンも終わったし、来る人も少ないんだろうな。8時過ぎに千石林道を歩き始める。zippさんのレポにあるように、下の河原には作業道が作られている。1時間半の長い林道歩きだ。すぐ左にはシャッポ山に続く尾根、左後方には迷岳の優雅な姿が見えている。

最初の崩壊地に出る。ふと上に目をやると立派な石垣が見える。その上は平坦地になっていて、昔、何かの大きな建物があったようだ。乾溜工場の跡だろうか。最近そのようなものがだんだん目につくようになってきた。
崩壊地上の石垣
崩壊地上の石垣
林道にはこの1年で新しくできた崩壊のあとも。手入れしなければこのようにして段々自然に戻っていくんだろうな。林道終点は苔が生えて相変わらず良い雰囲気だ。ここにテントを張って、周辺を周回するのもいいかもしれない。

九十九折れの作業道で千石谷に降り、沢装備を装着する。ここから始まる赤嵓滝谷はヌタハラ谷の上流部とよく似ていて、良い雰囲気だ。すぐ近くなのだから当然かもしれないけど。

すぐに出てくる5m滝と8m滝はいずれも右岸巻き。水が冷たいので、濡らすのはひざ下まで。8m滝を越えたところに赤黄の新しいテープが。笹ヶ峰から降りてくる道が赤嵓滝谷と交差する地点のようだ。
8m滝
8m滝
二俣を左にとるとすぐに赤嵓滝が現れる。前衛滝と合わせて、評判通りの端正な滝だ。
赤嵓滝とその前衛滝
赤嵓滝とその前衛滝


しばらく滝見物をした後、右岸側を巻きにかかる。沢ナビでは簡単に巻けると書いてあるが、堆積した落ち葉が滑りそうで怖い。高度感があるので、ここでは大事をとってピッケルで支点をとりながら抜けることにする。単独なのでここで落ちるわけにはいかない。結局、この巻きがこの谷の核心部だったようだ。

赤嵓滝の後、1,2の小さな滝を越えると源流部らしい雰囲気のいい場所に出る。バリバリの沢屋さんには物足りないかもしれないが、私はこのような平流歩きも好きだ。ca 1070mの二俣は沢ナビに従って右俣に入る。乾溜工場跡の土管にも雪が積もっている。
乾留工場跡
乾留工場跡
谷の方向が風の通り道になったらしく、冷たい北風が吹いてくる。やっぱもう沢登りの季節じゃないよね。雪も出てくるし。今年は雪中の沢登りから始まって雪中の沢登りに終わったなと思う。なんてバカなことをしているんだろうねえ。水に足をつける気がしないので、水流の横を歩いていく。

稜線に登ると風が強そうなので、北風を避けられそうな岩陰に身を寄せて昼食にすることにする。陽が当たると暖かいんだけど、雲が陽をさえぎってやっぱり寒い。テンションが下がっちゃうなあ。
氷がびっしりついとるし
氷がびっしりついとるし
休憩もほどほどに歩き始める。右側にはびっしり氷がついているし。これから行く連瀑帯を見ると氷が張っているし。夏ならばシャワークライミングでルンルン気分なのだが、こんな氷が張った連瀑帯,登る気がしない。これを越えるとすぐに稜線に出るのはわかっているんだけど。

「今日はこの辺で勘弁しといたろか」。戦線離脱だ。右斜面を登るとヒキウス平に出るはず。ここで沢装備を解き、登れそうな斜面を選んで登り始めると、いい具合にバンドが見える。ここはシカ道として使われているようだ。この道、上手に急斜面の岩の間を縫うように作られている。やっぱりシカさんは頭がいいね。これを使わせてもらわない手はない。道に沿って雪の上にシカの足跡がついている。おかげで何の苦もなくヒキウス平に登る事が出来た。シカさんに感謝感謝。
ヒキウス平
ヒキウス平
ヒキウス平には全く人の足跡は見えない。まあ、こんな日に来るモノ好きはいないだろうな。ヌタウを歩くのも初めてなので、休憩なしにヌタウに向かうことにする。地形図を見ると最初は急斜面だ。しかし、かなり人が歩いているらしく、ちゃんとルートができている。心配するほどの事もなく降りていける。

急斜面の一番下が岩嵓になっている。ここは右側(登るときは左側)を巻いていく。急斜面なのでピッケルを出そうかとも思ったが、面倒なので結局そのまま降りてしまった。

この尾根のもう一つの核心部は火事場跡だろう。両側が切り立っていて高度感がある。その分見晴らしがよく、不動滝がきれいに見えている。念のためピッケルを出すが、ピッケルを使うほどの事もなく通過できた。これなら鎌ヶ岳西尾根のナイフリッジの方がずっと危険だろう。実際に滑落者も出ているし。
火事場跡のナイフリッジ
火事場跡のナイフリッジ
この辺りで雲はなくなり,風もやんでぽかぽか陽気になってくる。あ〜あ,上でこれだったらもっとのんびりできたのにな。火事場跡を越えるとあとは下るのみ。最後は千石林道にポンと飛び出した。
                         @シュークリーム@
アバター
わりばし
記事: 1767
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】赤嵓滝谷からヌタハラ谷右岸尾根周回

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、シュークリームさん。

1日は焼山ノ尾へ行くことに決めていたのだが、2日前になって急に気が変わった。全く行ったことのない山域に入るのはいつも気が重い。zippさんでもてこずったらしいところだと特にだ。と言っても、赤嵓滝谷もヌタハラ谷右岸尾根(ヌタウ)も私にとっては初めてのルートなんだけど。

考える事はおなじですね。
焼山ノ尾は、時間がかかりこの時期は闇下下山になりそうで、来年かなと思っています。


【 ルート 】ヌタハラ橋駐車地 8:10 --- 9:35 林道終点 --- 10:40 赤嵓滝 --- 11:50 昼食 12:10 --- 12:55 ヒキウス平 --- 13:55 火事場跡 --- 14:50 ヌタハラ橋駐車地

あらー
駅伝大会の疲れをとっている間に先をこされちゃいました。


最初の崩壊地に出る。ふと上に目をやると立派な石垣が見える。その上は平坦地になっていて、昔、何かの大きな建物があったようだ。乾溜工場の跡だろうか。最近そのようなものがだんだん目につくようになってきた。

いい傾向です。

しばらく滝見物をした後、右岸側を巻きにかかる。沢ナビでは簡単に巻けると書いてあるが、堆積した落ち葉が滑りそうで怖い。高度感があるので、ここでは大事をとってピッケルで支点をとりながら抜けることにする。単独なのでここで落ちるわけにはいかない。結局、この巻きがこの谷の核心部だったようだ。

あらまあ意外。ここが核心部でしたか。

赤嵓滝の後、1,2の小さな滝を越えると源流部らしい雰囲気のいい場所に出る。バリバリの沢屋さんには物足りないかもしれないが、私はこのような平流歩きも好きだ。ca 1070mの二俣は沢ナビに従って右俣に入る。乾溜工場跡の土管にも雪が積もっている。

ここには今週にでも行こうかな。

稜線に登ると風が強そうなので、北風を避けられそうな岩陰に身を寄せて昼食にすることにする。陽が当たると暖かいんだけど、雲が陽をさえぎってやっぱり寒い。テンションが下がっちゃうなあ。

シュークリームさんでもテンションが下がるんじゃ、私には無理だ。 :mrgreen:

                                                 わりばし
zipp
記事: 1165
登録日時: 2011年3月09日(水) 22:49

Re: 【台高】赤嵓滝谷からヌタハラ谷右岸尾根周回

投稿記事 by zipp »

 シュークリさん、こんばんは。

1日は焼山ノ尾へ行くことに決めていたのだが、2日前になって急に気が変わった。全く行ったことのない山域に入るのはいつも気が重い。zippさんでもてこずったらしいところだと特にだ。
 ん?
 焼き山尾、焼き山谷横断して焼き山尾に登る破線道のこと?いまの山高地図にもその破線道、まだ載ってるの?
この道、モノレール道で、下から、つまり焼き山谷左岸から辿れば辿れるかなぁ?しかし、止めた方がいいと思う、ヤブが酷過ぎます!

最初の崩壊地に出る。ふと上に目をやると立派な石垣が見える。その上は平坦地になっていて、昔、何かの大きな建物があったようだ。乾溜工場の跡だろうか。
 これは、井戸谷もしくはその隣の谷の崩落を堰き止める工事地では?
それともその工事に昔に石組みが利用されているように見えたということなんだろうかしらん?
 まぁ、林道無き時代の道と井戸谷が交差する場所に、乾溜工場があっても不思議ではないんだけど、あったとしても遠に崩落と林道建設で失われていておかしくないですね。

すぐに出てくる5m滝と8m滝はいずれも右岸巻き。水が冷たいので、濡らすのはひざ下まで。 
 ひざ下までとはいえ、あの日によく水にはいる気になれました :shock:
あの日はガスの中では、凍えましたよ(^^;。

8m滝を越えたところに赤黄の新しいテープが。笹ヶ峰から降りてくる道が赤嵓滝谷と交差する地点のようだ。
 2,3年前に間伐が行われてからは、ここが渡渉点です。
上流の以前の渡渉点では、尾根にのるまで間伐のジャングルジムをくぐらねばならなくなりました(^^;。

しばらく滝見物をした後、右岸側を巻きにかかる。沢ナビでは簡単に巻けると書いてあるが、堆積した落ち葉が滑りそうで怖い。
 簡単に鹿道モドキを拾って滝口上へ行けます。もしかして、ルートミスかな?
ただこの時期は、バンドは落ち葉が積もって、足を置く場所が確かなのかわかりませんよね。
先日の高滝の巻はそんなでした。その日先行者が何人もいるのに落ち葉を掃き払ってないの。恐くないのかなぁ?

ca 1070mの二俣は沢ナビに従って右俣に入る。乾溜工場跡の土管にも雪が積もっている。
 左俣(本流だろう)には、大きな滝が二つありますが、その後伏流するので、出合先は土砂で覆われてしまったけど、右俣の方が楽しいですね。
この遺構は良く残ってます(^^)。

休憩もほどほどに歩き始める。右側にはびっしり氷がついているし。これから行く連瀑帯を見ると氷が張っているし。
 連瀑帯って、これ↓のことかな?それとも二俣上のかな?

[attachment=0]DSCN6660_640.jpg[/attachment]

いい具合にバンドが見える。ここはシカ道として使われているようだ。この道、上手に急斜面の岩の間を縫うように作られている。
 この辺りには、水平道の乾溜時代の道が良く残ってます。わたしは勝手に裏ヒキウス道と呼んでますが。

ヒキウス平には全く人の足跡は見えない。
 霧氷は付いてませんでした?
国見~水無~「判官平」(奥峰も?)辺りには、ガスの晴れ間から霧氷が見えましたが。

急斜面の一番下が岩嵓になっている。ここは右側(登るときは左側)を巻いていく。急斜面なのでピッケルを出そうかとも思ったが、面倒なので結局そのまま降りてしまった。
 今度積雪に試しましょうね(^^;。

火事場跡を越えるとあとは下るのみ。最後は千石林道にポンと飛び出した。
 この尾根仕事が早い!と使うのですが、最近、植林に入ってから、えらく長い~と云う気がしてしまいます(^^;。
添付ファイル
右俣最初の連瀑帯。
右俣最初の連瀑帯。
   zipp
グー(伊勢山上住人)
記事: 2227
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
連絡する:

Re: 【台高】赤嵓滝谷からヌタハラ谷右岸尾根周回

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

20131130-33.jpg

シュークリームさん、おっはよ~。

まだ毒は回ってきていませんか? しぶといですね。
毒の量を増やすように進言しようかな?


とても沢登りの雰囲気じゃない。でも、まあいっか。行ってみよう。
水が冷たいので、濡らすのはひざ下まで。
やっぱもう沢登りの季節じゃないよね。
やっぱり寒い。テンションが下がっちゃうなあ。
こんな氷が張った連瀑帯,登る気がしない。


なんてバカなことをしているんだろうねえ。

もっとのんびり歩きましょうよ。


              グー(伊勢山上住人)
シュークリーム
記事: 2065
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】赤嵓滝谷からヌタハラ谷右岸尾根周回

投稿記事 by シュークリーム »

P1040998.jpg
わりばしさん、おはようございます。

考える事はおなじですね。
焼山ノ尾は、時間がかかりこの時期は闇下下山になりそうで、来年かなと思っています。


ふ~ん、わりばしさんも同じとこをねらってたんだ。
ここの闇下下山はちょっといやらしそうですね。この時期、ビバークも寒そうだし。やっぱ、来年かな。


あらー
駅伝大会の疲れをとっている間に先をこされちゃいました。


なに、ここもかぶってたの?
ここは沢登りじゃなくて通常の谷歩きで行けそうだから、冬でも行けますね。


いい傾向です。

わりばしさんや雨子庵さんの影響です。

あらまあ意外。ここが核心部でしたか。

私の中ではね。

ここには今週にでも行こうかな。

ここの乾留工場跡はよく保存されていました。赤嵓滝もいい滝ですので是非どうぞ。
                         @シュークリーム@
シュークリーム
記事: 2065
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】赤嵓滝谷からヌタハラ谷右岸尾根周回

投稿記事 by シュークリーム »

火事場跡から見る不動滝
火事場跡から見る不動滝
zippさん、おはようございます。

 焼き山尾、焼き山谷横断して焼き山尾に登る破線道のこと?いまの山高地図にもその破線道、まだ載ってるの?
この道、モノレール道で、下から、つまり焼き山谷左岸から辿れば辿れるかなぁ?しかし、止めた方がいいと思う、ヤブが酷過ぎます!


この前、囲炉裏の方が焼山ノ尾に登っていましたよね。あのルートを考えているんですが。
何せ行ったことがないので、行ってから行けそうなところを探そうかなと思って。


 これは、井戸谷もしくはその隣の谷の崩落を堰き止める工事地では?

ふ~ん、昔は崩落防止にあんな石垣を作っていたんだ。

 ひざ下までとはいえ、あの日によく水にはいる気になれました
あの日はガスの中では、凍えましたよ(^^;。


入ってしまえばそう気にならないんですけどね。

 2,3年前に間伐が行われてからは、ここが渡渉点です。
上流の以前の渡渉点では、尾根にのるまで間伐のジャングルジムをくぐらねばならなくなりました(^^;。


ふ~ん、そうなんだ。この道は歩いたことがないから今度歩いてみようかな?

 簡単に鹿道モドキを拾って滝口上へ行けます。もしかして、ルートミスかな?
ただこの時期は、バンドは落ち葉が積もって、足を置く場所が確かなのかわかりませんよね。


ふ~ん、そうか。
フェルト靴だと落ち葉の上は滑りそうで、なるべく歩きたくないですね。


 連瀑帯って、これ↓のことかな?それとも二俣上のかな?

おそらくこれだったと思います。

 この辺りには、水平道の乾溜時代の道が良く残ってます。わたしは勝手に裏ヒキウス道と呼んでますが。

そうですか。水平道は気がつきませんでした。
乾留工場があるんだから当然道はあるはずですよね。


 霧氷は付いてませんでした?
国見~水無~「判官平」(奥峰も?)辺りには、ガスの晴れ間から霧氷が見えましたが。


私が登った頃にはもう落ちていたんじゃないでしょうか。

 この尾根仕事が早い!と使うのですが、最近、植林に入ってから、えらく長い~と云う気がしてしまいます(^^;。

確かに地図を見ると長いですね。
私は初めてだったんで飽きることはなかったですが。
                         @シュークリーム@
シュークリーム
記事: 2065
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】赤嵓滝谷からヌタハラ谷右岸尾根周回

投稿記事 by シュークリーム »

グーさん、おはようございます。

まだ毒は回ってきていませんか? しぶといですね。
毒の量を増やすように進言しようかな?


多額の生命保険は掛けられていないので、まだ大丈夫かと(^^;
それより自分の方を心配した方がいいんじゃないですか :lol:


もっとのんびり歩きましょうよ。

のんびりするつもりだったんだけど、寒くてのんびりできなかった。


 
                         @シュークリーム@
雨子庵
記事: 491
登録日時: 2011年10月12日(水) 19:40
お住まい: 名古屋(ときどき青田(飯高))

Re: 【台高】赤嵓滝谷からヌタハラ谷右岸尾根周回

投稿記事 by 雨子庵 »

シュークリームさんこんばんわ、雨子庵です。

最初の崩壊地に出る。ふと上に目をやると立派な石垣が見える。その上は平坦地になっていて、昔、何かの大きな建物があったようだ。乾溜工場の跡だろうか。最近そのようなものがだんだん目につくようになってきた。

いい傾向です(ワリバシ談)
そしてそのとおりです(雨子庵談)

赤嵓滝の後、1,2の小さな滝を越えると源流部らしい雰囲気のいい場所に出る。バリバリの沢屋さんには物足りないかもしれないが、私はこのような平流歩きも好きだ。ca 1070mの二俣は沢ナビに従って右俣に入る。乾溜工場跡の土管にも雪が積もっている。

私、蓮方面の『乾留』の現場見たこと無いんです。先日zippさんから『蓮側には土管がまだつながっている状態の現場もあるよ』と教えてもらったけれど、正にその現場ですね。
早速とも思うけど、この季節沢沿い歩くのがウ~ンですが・・・。

この尾根のもう一つの核心部は火事場跡だろう。両側が切り立っていて高度感がある。

この現場も、火事があったころノブチャン(消防の関係で)に聞きましたが、実際の現場は見ていないのです。

蓮側も徘徊しないと・・・。
シュークリーム
記事: 2065
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】赤嵓滝谷からヌタハラ谷右岸尾根周回

投稿記事 by シュークリーム »

雨子庵さん、おはようございます。
この週末は仕事だったのかな?
私は家の用事で中央自動車道を往復してきました。雪化粧をした南アルプスがきれいに見えていました。南アルプスの南部はまだ足を踏み入れていないところが多くて、行こうと思いながらなかなかスケジュールが合わなくて行けていません。


私、蓮方面の『乾留』の現場見たこと無いんです。先日zippさんから『蓮側には土管がまだつながっている状態の現場もあるよ』と教えてもらったけれど、正にその現場ですね。
早速とも思うけど、この季節沢沿い歩くのがウ~ンですが・・・。


このコース、普通の山歩きとしても歩けるので大丈夫だと思いますよ。
わりばしさんは週末行ったのかな?


この現場も、火事があったころノブチャン(消防の関係で)に聞きましたが、実際の現場は見ていないのです。
蓮側も徘徊しないと・・・。


そうですね。蓮の方もなかなかいいところが多いです。
私は気が多すぎてめったにいけませんけど。
                         @シュークリーム@
雨子庵
記事: 491
登録日時: 2011年10月12日(水) 19:40
お住まい: 名古屋(ときどき青田(飯高))

Re: 【台高】赤嵓滝谷からヌタハラ谷右岸尾根周回

投稿記事 by 雨子庵 »

シュークリームさんこんばんわ、雨子庵です。

以前静岡に出張があって、寸又峡温泉に宿をとりました。
朝早くしか時間は取れなかったけど、あそこは昔の林鉄の雰囲気がすごく残るところで、それはそれですごく良かったです。
モチロンそこからの登山口はきちんとした登山ですが・・・。

先日、せっかくなので、寝坊はしたものの、喜平小屋谷の『乾留』を見に行ってきました。結果から言うと2箇所見ることができました。次回はアカクラ滝の上でしょうか。

ちなみに、シュークリームさんの発見した、遺構も見に行きました(林道の途中ですが)

最初の崩壊地に出る。ふと上に目をやると立派な石垣が見える。その上は平坦地になっていて、昔、何かの大きな建物があったようだ。乾溜工場の跡だろうか。最近そのようなものがだんだん目につくようになってきた。

その答えは、多分下のような感じ。
『確かにそれはありました』
確かにこう見ると石垣そして平地が見えます
確かにこう見ると石垣そして平地が見えます
『けれど横に目をやると堰堤が・・・』
横に目を転ずると、同じくらいくたびれた堰堤が・・。1枚目の写真に針金の枠も写っています
横に目を転ずると、同じくらいくたびれた堰堤が・・。1枚目の写真に針金の枠も写っています
どうやら、堰堤近くの土止めのようです。
写真では不鮮明ですが、針金の枠でゴロタ石を固めたような感じ。

しかししかし、これからも面白い情報提供をお願いします。
調べますよ、できる範囲で。
これも面白かったです。
シュークリーム
記事: 2065
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【台高】赤嵓滝谷からヌタハラ谷右岸尾根周回

投稿記事 by シュークリーム »

雨子庵さん、おはようございます。
蓮の方の乾留工場跡の探索ですか。以前、雨子庵さんに乾留工場で木酢を作っていたと聞いて、「木酢」って農薬代りに使っているだけだけどそんなのを作ってどうするんだろうと???状態でしたが、火薬の原料になっていたんですね。いろいろ勉強になります。


どうやら、堰堤近くの土止めのようです。
写真では不鮮明ですが、針金の枠でゴロタ石を固めたような感じ。


ふ~ん、zippさんの言うとおりですね。工場跡にしては道もありそうにないしと思って???状態でしたが、納得しました。堰堤の土止めとしてあんな石垣を作っていたんですね。
台高は今では登山者しか入らない山域ですが、昔は人々の生活の場だったんですね。
でも、一時はいろいろな工場ができたりして騒々しかったんでしょうが、今ではまた誰も入らない場所に戻っています。
そのようなことを考えながら台高の山を歩くとまた山の見え方が違ってくるように思いました。
                         @シュークリーム@
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