【鈴鹿】西多古知谷、後のんびり山行

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兔夢
記事: 623
登録日時: 2011年2月24日(木) 23:12

【鈴鹿】西多古知谷、後のんびり山行

投稿記事 by 兔夢 »

2013年11月24日(日) 晴れ 
鈴鹿 西多古知谷~御在所岳 そばつる 兔夢

7:50 スカイライン駐車場 → 8:30 大滝落口 → 9:50 遊歩道 → 10:40~12:00 北西尾根 P1155m → 12:30 地獄谷 → 13:30~45 御在所岳三角点広場 → 表道 → 14:50 駐車場

 12月の声が聞こえてくると奥美濃の沢へ出掛けるのは少し勇気がいる。白くなった能郷白山を見てしまっては尚更。自然、足は南へと向かう。
 単独でと思っていたがそばつるから休みが取れたのでどこかに行きたいとの連絡があった。それではという事で二人で西多古知谷に向かった。
 西多古知谷の出合より上の駐車場からカッパを着て出発。冬のような雲が広がり気温も低い。
 スカイラインのガードを越えて入渓。のっけから岩場のような滝だが水流はほとんど無いに等しい。すぐに大滝下に出る。
 水量が多ければ見応えのある滝であろう。しかし今は岩壁にしか見えない。その前を横切ってルンゼを詰めていく。
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 途中右手の樹林から巻いていく。なんだか今日は調子が上がらない。先行するそばつるについていくのがやっとだ。
 右手に登山道が近づいてきた辺りで大滝の落口に向かってトラバース。踏み跡が認められいい具合に落口に導かれた。ここから花崗岩の谷がずっと続く。
 すぐに滝が現れそばつるが水芯の直登を試みるも拒まれ水流脇の灌木を頼りに越えていった。
DSCN2675.JPG
 次の滝は中央部の凸を利用して登る。登りきったところでガラガラっという音がしてそちらを見ると左壁を登っていたそばつるが3mほど滑落。大きな出っ張りや下に岩がなかったため大事はなかったがひやっとさせられた。登りきったと思った瞬間の滑落だったらしい。
 気を取り直して次の滝にのぞむ。一見、逆相でやっかいそうだったが取り付いてみるとスムーズに登れた。落口にはハーケンが打たれ10mmほどの捨て縄がしてあった。
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 その上は、沢中の倒木を越えたところにハング状の滝。ここは右手の荒れた斜面から巻いていく。
 ここに至って身体が軽くなり調子が上がってきた。調子に乗って次の滝も水芯の右を登っていった。
 不安定そうなガレ場を浮き石に注意しながら登っていくと固い岩質の滝が続く。フリクションも利き見た目よりも快適に登れた。
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 流芯を進み、最後は崩壊地のような斜面を登りって尾根上にあがった。踏み跡を辿っていくと舗装された遊歩道へ出た。
 靴を履き替えていると次から次へと登山者が現れ武平峠への道を下っていく。いつの間にか頭上には青空が広がり絶好の登山日和となっていた。僕達もここからはのんびりハイキングだ。
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 鈴鹿国定公園の記念碑から北西尾根に入りP1155を目指す。冬枯れの尾根上には獣道とも踏み跡とも判別できない道が僕らを招く。振り返れば御在所岳山頂には多数の人影。それにくらべこちらは静かなものだ。休憩中に単独登山者が登っていっただけだった。
 P1155付近の見晴らしのいい広場で休憩。心配していた風もなく久し振りに同行したそばつるとのんびり話をしながら楽しい時間を過ごした。正面には冬枯れの山並みが広がっていた。
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 休憩後更にP1066まで下る。ここから東側にすばらしい樹林の斜面が広がっている。気持ちよくここを下っていき地獄谷の出合に出た。
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 地獄谷は沢靴でなくても十分登っていけた。途中に現れる10mほどの滑滝も問題ない。
 沢中に大岩が現れた辺りから斜度を増していくが難しいところはなく山頂直下にに至る。どこが「地獄」なのかさっぱりわからない。
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 花崗岩が点在する急斜面を登りきって展望台の真下に出た。見上げれば岩の上に人が立って珍しそうにこちらを見ていた。
 岩を左から回り込むように登り展望台に出る。岩の上から広がる風景を見ているうちにそばつるの姿が見えなくなった。後で聞けばアウェイ感にいたたまれなくなったそうだ。その時、展望台は観光客で一杯だった。
 三角点広場でしばし休憩。こちらでは登山者の姿も見えてアウェイ感はすこし薄らぎ落ち着く。
 下山は表道を下った。短かったが充実した山行となった。スカイラインに着いた時点でまだ15時前というのが信じられなかった。
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