【鈴鹿】万野・大見晴・滝谷山・サンヤリ・天狗堂(公共交通機関で繋ぐ山旅)
フォーラムルール
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【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
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【鈴鹿】万野・大見晴・滝谷山・サンヤリ・天狗堂(公共交通機関で繋ぐ山旅)
<大君ヶ畑~君ヶ畑をつなぐ 地名は似ているけど・・・・>・
【日 付】2011年5月15日(日)
【山 域】鈴鹿北部
【天 候】晴れ
【コース】常滑5:28++6:11名古屋6:45=名神高速バス=7:59名神多賀-名神多賀口8:07=湖国バス=8:30大君ヶ畑8:40—9:47鉄塔—10:27万野—10:55大見晴—11:35ミノガ峠—12:20滝谷山—15:00サンヤリ—15:55天狗堂16:05—17:20大皇器地祖神社17:30—17:35君ヶ畑バス停18:07=東近江市ちょこっとバス=18:51永源寺車庫19:22=近江バス=19:40名神八日市19:54=名神高速バス=21:41名鉄バスセンター—名古屋22:01++22:32常滑
【交通費】4060円(名古屋発着)
<内訳>
名神高速バス 名古屋~名神多賀 名神八日市~名鉄BC(1400円+1650円)
近江バス・湖国バス 名神多賀口~大君ヶ畑 300円
君ヶ畑~永源寺車庫~名神八日市 (200円+510円)
いよいよ高速道路割引廃止の季節がやってくる。この際、公共交通機関の挽回を応援したい気分である。名鉄も昨年の無配から今期は赤字転落となり、日本航空のずっこけから全日空が喜んでいると思いきや、高速割引1000円とか、スカイマークエアラインなんぞが出てきてお尻に火がついているんじゃないだろうか。ちなみに全日空の筆頭株主はわれらが名鉄なのである。あらら早くものっけから脱線してしまった。
高速が1000円であろうがなかろうが、以前から電車やバスでの計画をするのが好きで、これは元来旅が好きなんだろうなと思っている。そんなわけで、題目も「山旅」としてみた。
インターネットの情報などで行程をつなげていくわけだが、今回時刻表の隠れた部分に気が付いた。それは名神高速バスには休憩というものがある。名神高速多賀サービスエリアがその場所で、到着時刻と出発時刻が10分~15分違うのだ。時刻表は出発時刻が表示されているはずで、このことに気づいてバス会社に電話で問い合わせてみた。やはり名神多賀には10分程度前には到着予定とのこと。これで湖国バス名神多賀口8:07がつながった。
日曜早朝の名古屋中心部は静かなもので、乗っているバスも余裕で時間調整でもするかのようにゆっくり走っている。このまま順調に走ってくれれば渋滞に巻き込まれること無く多賀へ到着するだろう。このバスは大阪行きで、ほとんどがUSJに行く家族連れや若い女の子同士とかでほぼ満席である。赤い登山キャップをかぶったおじさんは異様に映っているに違いない。新名神ができてからというもの、名神のこの区間はずいぶんと交通量が減ったのか、心配していた渋滞も無く7:59に名神多賀サービスエリに到着した。
多賀サービスエリアから外へ出てのバス乗り継ぎは、初めての経験なので緊張しながら出口を探す。上下のサービスエリアをつなぐ歩道橋の真横に歩行者だけが通れる出入り口があったので、そこから出た。ほかにもあるのかもしれないが時間的に調べている余裕がない。2分ほどで一般道に出ると目の前にバス停があった。
ほどなくやってきたバスに乗る。お客は僕を含めて2名。先客は登山者。運転手と3人でおしゃべりをしながら大君ヶ畑までの道中となった。田舎のバスの良いところである。
終点の大君ヶ畑まで乗降者なし。ここで60歳ぐらいの登山者と別れる。彼は茶野~御池~T字尾根を目指すと言う。僕も最初このルートを計画していた。でも、緑水さんの「サンヤリあたりの石楠花尾根」という書き込みが気になって、クラシ北尾根からの転進となったのだ。彼と君ヶ畑での無事再開を約束して、気になる滝洞谷を見やりながら1本西の寿谷へと足を進めた。
杉の落ち葉で埋まったような谷筋の道は、いかにもヒルの巣窟のようではあったが這い上がってくる様子もなく、活発な時期はもう少し先なのかも知れない。道型はほとんどわからない中、時々現れる、埋もれて忘れ去られたような鉄塔巡視路によく使われるプラスチック製の階段を拾いながら高度を上げていく。両側の尾根が近づき谷がずいぶんと浅くなった頃、道型は左の斜面をトラバースし始めた。古いロープをつたって崩れ落ちかけた道を行くとバス停から見上げていた高圧線の鉄塔を乗せた尾根に到着した。 明るい尾根はカレンフェルトの石灰岩を露出させ、時々登行を妨げながら点在している。万野と大見晴の分岐のピークで、長い行程をおもんばかり、さてどうしたもんかと迷ってはみたが、三角点に敬意を表して万野に寄ってみることにした。古いテープがわずかにみられるものの、踏み跡の薄いなだらかなピーク群は地図読みの勉強によい場所だ。万野につけばこれまた忘れ去られたかのような古いプレートが2枚のみ。なかなか趣があってよい。
休憩するでもなく大見晴へと折り返す。これまた地形と地図とにらめっこしながら歩く。
「大見晴」という地名については以前、洞吹さんと温泉玉子さんとのやり取りがあった。そのなかでは「近江見晴らし」とかいう説もあって、期待していたが今では植林が育ってしまって展望がなかった。今では気持ちのよい広場、植林地の開けた場所、上空の青空が見渡せる「おおみはれ」でいいのではないだろうか。ちなみにここにはテープ類、プレートはない。ここぐらいはそのまま何も無い場所にしておきたいような気がしてならない。 ルート取りにコンパスを当てる。どうみてもあたりに踏み跡のない感じだ。さあ、ここからヤブコギだ。
忠実に主尾根をたどれば踏み跡らしくもあり、また時には獣道とも思えた。ミノガ峠に近づいた頃、突然尾根が途切れた。気が付けば断崖絶壁に立っていたのだ。そこは峠に付けられた林道の切通しの20mほどの高さの位置だ。
「どうやって降りるんだぁ?」切通しの上部で右往左往するうちに、小沢を見つけた。この沢は路面まで自然のまま流れている。ここのほかには降りられそうにない。グズグスの水の流れの中、靴を汚しながらなんとか舗装道路に降り立った。落ちたら大怪我のこの行程唯一の危険箇所だったかもしれない。
またもやここで現況と地形図とにらめっこが始まった。向う尾根はわかっているのだが、切通しで登れない。ひとつピークを回り込む林道に沿っていけば、壁の高さも2mほどになってここしかない!とよじ登り、尾根芯に上がることができた。
さあ、ここから第2ラウンドが始まる。1/10000の地形図3枚となった全行程の1枚が終わった。
尾根にあがってみれば意外や意外。踏み跡がしっかり付いている。拍子抜けである。左は植林、おそらく作業道でよく使われているんだろう。尾根芯には草も生えていない道が先へと続いていた。
しかしそれもほんのつかの間、滝谷山への登りが始まる頃、踏み跡が消滅した。地主は林業に関係のない登山道は要らないのだろう。背丈を超える細い樹木のやぶと茨のトゲが行く手を阻む。時々現れ始めた赤や紫のテープだが、そこをたどってみるもとてもルートとは思えない、どこを上がっても同じだ。引っかき傷を作りながら平泳ぎのごとく掻き分けてあがれば三角点が迎えてくれた。
滝谷山での御池方面の展望は素晴らしく、茶野、鈴、鈴北、御池丸山、ボタンブチ、伊勢尾、鎮座する山塊に感動した。また違う方向からの御池もすばらしいものだ。
ここでお昼ご飯にすることにした。今日は珍しくパンにした。行程に余裕がないのが大きな理由。ヒザもシクシクしだしたが毎回のことでこれ以上悪化しないように、慎重に歩こう。
このあと一回コースアウトしてしまうがなんとかトラバースして復帰した。地形図上の高圧線を横切るのを気にしすぎて、ひとつ手前の鉄塔の切り開きで、ここだと思い込んで東の支尾根に入ってしまったのだ。気が付けば見晴らしのよい尾根の上で前方左右が谷。西を見れば南へと尾根が続いていた。どうも鉄塔の広場に吸い込まれたようだ。高度を維持しながらトラバースにかかれば獣道があり、これを利用して復帰した。
本当の高圧線を横切るところも鉄塔の基部を通る。広場をかすめるようにルートは曲がっている。ここは広場に吸い込まれずにルートクリアできた。先ほどの失敗が良い薬になってコンパスにも世話になった。このあと幾度と無く立ち止まってはピークや方向の確認をする。天気がよいからこの作業も楽しいのであるが、ただここまでで余裕の出来ていた時間がちょっぴり心配になってくる。公共交通機関のネックは時間の制約だ。もちろんいざとなった時のタクシー代は持ち合わせては来ているのではあるが・・・。
アップダウンの続く尾根を行くに、いったい累積標高はどのくらいだろうと思えてきた。ピークをかぞえながら行くも、地形図には明示できないピークもあって、途中でやめてしまった。どうせ水場も無いだろうと2L持ってきたポカリスエットも半分ほど消費してしまった。途中尾根直下にチョボチョボと水場が2箇所は確認できたが、汲むまでもなかった。
もう疲れてきてしまった。といってエスケープできようも無い。そうだ、アミノバイタルがあったぞ。コムレケアもあるはずだ。左ひざをかばっていたので右足に負担がかかって、つる前の嫌な感じもしてきた。P832のとがった顕著なピークに感心しながらポパイのホウレンソウのつもりで服用すれば、気分も一身また再スタートが切れるのだ。
がんばって歩を進めればぐいぐいと高度を稼いで、三角点の石柱のお出ましである。やっとサンヤリまでたどり着いた。前週の宮指路さんのレポを思い出せば、なるほど展望はあんまりないね。わずかの休憩で出発しようとするとガサゴソと僕より少し若いぐらいの年齢の男性が南から上がってきた。
「フウ、ここがサンヤリかぁ!」
挨拶もそこそこに入れ替わるように出発した。今日唯一の出会った登山者だった。
時計を見る。奥村さんの絵地図をリュックの中から取り出した。時間を照らし合わせる。
「よっしゃ~~もらった~~~!」疲れが一気に吹っ飛んできた。
やがて石楠花の群落が満開のピンクの花で迎えてくれた。尾根芯は石楠花のジャングル、トンネルだ。
花を愛でる、余裕が出てくると相乗効果となって気持ちも穏やかになってくるから不思議なもんだ。 こうなってくると天狗堂の登りも快調に歩き出せるから面白い。出てきた岩場もヒョイヒョイとあがって、天狗堂の頂上の岩の上で仰向けになってひっくり返って寝そべった。目の前には御池の航空母艦が横たわっている。御池はでかくて、いつまでたっても見える形が変わらなかったが、さすがにここまで来るとT字尾根の形がよくわかるようになる。大休止してもバスには充分間に合うし、もう少しのんびりしてもよかったかな。 天狗堂の下りで分岐が出てきた。左に行けば宮指路さんの使った下山路で早いらしいがひざのことがあるので、安全策で右へとルートを取る。それでもかなりの急勾配で踏ん張りながら降りる。尾根通しで来ていたので、今まで感じたことの無い急降下である。こりゃ登りは大変な急登だわ。
やがてブナが増えてきた。これがまた太いのだ。1~2本抱えてみたが手が繋がらないので2m以上のものばかりだろう。さらにでかいのは無いかいなぁと見渡すが特段でかいものは見つけられずじまいだった。じっくり探せばハリマオ氏が喜びそうなものがあるのかもしれない。そんな山域だ。
どどっと下ってひとつの顕著なピークを超えれば、大皇器地祖神社に降り立った。まずは無事下山感謝のお参りをして、手洗い横の蛇口を使わせてもらい顔を洗う。
「きもちええ~~」
バス停は神社を出てから左へ5分とかからない。朝方のおじさんはまだ来ていないようだ。用水からジャージャー流れ出る水でタオルを濡らし、体を拭いて長袖のTシャツに着替える。これもバス乗車のマナーのつもり。
やがておじさんがやってきた。再会を祝し情報交換。
バスがやってくるとまたもや出発まで運転手を交えて、おしゃべりが始まった。
「東近江市がこのバスを買って運転手だけ湖国バスの社員」
「私がここで登山者を乗せるのは初めてだ。」
「君ヶ畑の住人もあんまり利用しなくなった。」
「今度の改正で廃止路線になるかもしれない」
など、ぺちゃくちゃとバスが発車してからも話題が尽きない。運転手はマイクロホン越しに話すから大きい音になってそれも愉快である。
八日市までの直通ではないので、永源寺車庫で乗り替えたのだが、今度はその路線の運転手とも話が弾み、20分近く出発前のバスの中であれやこれやと今日のルートや、ローカルバスの現状問題とか、永源寺の紅葉とか3人でおしゃべり。
僕自身こんなに話すのは珍しいと思うのだが、マイカー登山では出来ない下山後のビールのせいだったのかもしれない。
名神八日市のバス停はローカルバスと高速バスのバス停が背中合わせで、高速の内と外に設計してあり、それぞれへ10歩ぐらいで到達できる。
高速バスの心配は途中のバス停で乗車する場合、定員いっぱいの満員の場合乗車できないらしい。次の便を待つことになるわけだが、僕の乗車予定の便は最終便だ。事前に君ヶ畑で携帯電話のIモードで見てみたら残席数が3席だった。このままだれも途中のバス停で乗車しなければOKなのだが・・・・。
ドキドキして待つとやがて名古屋行きのバスがやってきて、ドアが開いた。ホッ!
ウトウトしながら今日の余韻を楽しんで家路に付く。さあ、つぎはどこへ旅しようか。御池縦走なら三岐鉄道西藤原を目指してもいいかもしれないなと、思いをめぐらせていると、名古屋のネオンが近づいてきた。
つう
【日 付】2011年5月15日(日)
【山 域】鈴鹿北部
【天 候】晴れ
【コース】常滑5:28++6:11名古屋6:45=名神高速バス=7:59名神多賀-名神多賀口8:07=湖国バス=8:30大君ヶ畑8:40—9:47鉄塔—10:27万野—10:55大見晴—11:35ミノガ峠—12:20滝谷山—15:00サンヤリ—15:55天狗堂16:05—17:20大皇器地祖神社17:30—17:35君ヶ畑バス停18:07=東近江市ちょこっとバス=18:51永源寺車庫19:22=近江バス=19:40名神八日市19:54=名神高速バス=21:41名鉄バスセンター—名古屋22:01++22:32常滑
【交通費】4060円(名古屋発着)
<内訳>
名神高速バス 名古屋~名神多賀 名神八日市~名鉄BC(1400円+1650円)
近江バス・湖国バス 名神多賀口~大君ヶ畑 300円
君ヶ畑~永源寺車庫~名神八日市 (200円+510円)
いよいよ高速道路割引廃止の季節がやってくる。この際、公共交通機関の挽回を応援したい気分である。名鉄も昨年の無配から今期は赤字転落となり、日本航空のずっこけから全日空が喜んでいると思いきや、高速割引1000円とか、スカイマークエアラインなんぞが出てきてお尻に火がついているんじゃないだろうか。ちなみに全日空の筆頭株主はわれらが名鉄なのである。あらら早くものっけから脱線してしまった。
高速が1000円であろうがなかろうが、以前から電車やバスでの計画をするのが好きで、これは元来旅が好きなんだろうなと思っている。そんなわけで、題目も「山旅」としてみた。
インターネットの情報などで行程をつなげていくわけだが、今回時刻表の隠れた部分に気が付いた。それは名神高速バスには休憩というものがある。名神高速多賀サービスエリアがその場所で、到着時刻と出発時刻が10分~15分違うのだ。時刻表は出発時刻が表示されているはずで、このことに気づいてバス会社に電話で問い合わせてみた。やはり名神多賀には10分程度前には到着予定とのこと。これで湖国バス名神多賀口8:07がつながった。
日曜早朝の名古屋中心部は静かなもので、乗っているバスも余裕で時間調整でもするかのようにゆっくり走っている。このまま順調に走ってくれれば渋滞に巻き込まれること無く多賀へ到着するだろう。このバスは大阪行きで、ほとんどがUSJに行く家族連れや若い女の子同士とかでほぼ満席である。赤い登山キャップをかぶったおじさんは異様に映っているに違いない。新名神ができてからというもの、名神のこの区間はずいぶんと交通量が減ったのか、心配していた渋滞も無く7:59に名神多賀サービスエリに到着した。
多賀サービスエリアから外へ出てのバス乗り継ぎは、初めての経験なので緊張しながら出口を探す。上下のサービスエリアをつなぐ歩道橋の真横に歩行者だけが通れる出入り口があったので、そこから出た。ほかにもあるのかもしれないが時間的に調べている余裕がない。2分ほどで一般道に出ると目の前にバス停があった。
ほどなくやってきたバスに乗る。お客は僕を含めて2名。先客は登山者。運転手と3人でおしゃべりをしながら大君ヶ畑までの道中となった。田舎のバスの良いところである。
終点の大君ヶ畑まで乗降者なし。ここで60歳ぐらいの登山者と別れる。彼は茶野~御池~T字尾根を目指すと言う。僕も最初このルートを計画していた。でも、緑水さんの「サンヤリあたりの石楠花尾根」という書き込みが気になって、クラシ北尾根からの転進となったのだ。彼と君ヶ畑での無事再開を約束して、気になる滝洞谷を見やりながら1本西の寿谷へと足を進めた。
杉の落ち葉で埋まったような谷筋の道は、いかにもヒルの巣窟のようではあったが這い上がってくる様子もなく、活発な時期はもう少し先なのかも知れない。道型はほとんどわからない中、時々現れる、埋もれて忘れ去られたような鉄塔巡視路によく使われるプラスチック製の階段を拾いながら高度を上げていく。両側の尾根が近づき谷がずいぶんと浅くなった頃、道型は左の斜面をトラバースし始めた。古いロープをつたって崩れ落ちかけた道を行くとバス停から見上げていた高圧線の鉄塔を乗せた尾根に到着した。 明るい尾根はカレンフェルトの石灰岩を露出させ、時々登行を妨げながら点在している。万野と大見晴の分岐のピークで、長い行程をおもんばかり、さてどうしたもんかと迷ってはみたが、三角点に敬意を表して万野に寄ってみることにした。古いテープがわずかにみられるものの、踏み跡の薄いなだらかなピーク群は地図読みの勉強によい場所だ。万野につけばこれまた忘れ去られたかのような古いプレートが2枚のみ。なかなか趣があってよい。
休憩するでもなく大見晴へと折り返す。これまた地形と地図とにらめっこしながら歩く。
「大見晴」という地名については以前、洞吹さんと温泉玉子さんとのやり取りがあった。そのなかでは「近江見晴らし」とかいう説もあって、期待していたが今では植林が育ってしまって展望がなかった。今では気持ちのよい広場、植林地の開けた場所、上空の青空が見渡せる「おおみはれ」でいいのではないだろうか。ちなみにここにはテープ類、プレートはない。ここぐらいはそのまま何も無い場所にしておきたいような気がしてならない。 ルート取りにコンパスを当てる。どうみてもあたりに踏み跡のない感じだ。さあ、ここからヤブコギだ。
忠実に主尾根をたどれば踏み跡らしくもあり、また時には獣道とも思えた。ミノガ峠に近づいた頃、突然尾根が途切れた。気が付けば断崖絶壁に立っていたのだ。そこは峠に付けられた林道の切通しの20mほどの高さの位置だ。
「どうやって降りるんだぁ?」切通しの上部で右往左往するうちに、小沢を見つけた。この沢は路面まで自然のまま流れている。ここのほかには降りられそうにない。グズグスの水の流れの中、靴を汚しながらなんとか舗装道路に降り立った。落ちたら大怪我のこの行程唯一の危険箇所だったかもしれない。
またもやここで現況と地形図とにらめっこが始まった。向う尾根はわかっているのだが、切通しで登れない。ひとつピークを回り込む林道に沿っていけば、壁の高さも2mほどになってここしかない!とよじ登り、尾根芯に上がることができた。
さあ、ここから第2ラウンドが始まる。1/10000の地形図3枚となった全行程の1枚が終わった。
尾根にあがってみれば意外や意外。踏み跡がしっかり付いている。拍子抜けである。左は植林、おそらく作業道でよく使われているんだろう。尾根芯には草も生えていない道が先へと続いていた。
しかしそれもほんのつかの間、滝谷山への登りが始まる頃、踏み跡が消滅した。地主は林業に関係のない登山道は要らないのだろう。背丈を超える細い樹木のやぶと茨のトゲが行く手を阻む。時々現れ始めた赤や紫のテープだが、そこをたどってみるもとてもルートとは思えない、どこを上がっても同じだ。引っかき傷を作りながら平泳ぎのごとく掻き分けてあがれば三角点が迎えてくれた。
滝谷山での御池方面の展望は素晴らしく、茶野、鈴、鈴北、御池丸山、ボタンブチ、伊勢尾、鎮座する山塊に感動した。また違う方向からの御池もすばらしいものだ。
ここでお昼ご飯にすることにした。今日は珍しくパンにした。行程に余裕がないのが大きな理由。ヒザもシクシクしだしたが毎回のことでこれ以上悪化しないように、慎重に歩こう。
このあと一回コースアウトしてしまうがなんとかトラバースして復帰した。地形図上の高圧線を横切るのを気にしすぎて、ひとつ手前の鉄塔の切り開きで、ここだと思い込んで東の支尾根に入ってしまったのだ。気が付けば見晴らしのよい尾根の上で前方左右が谷。西を見れば南へと尾根が続いていた。どうも鉄塔の広場に吸い込まれたようだ。高度を維持しながらトラバースにかかれば獣道があり、これを利用して復帰した。
本当の高圧線を横切るところも鉄塔の基部を通る。広場をかすめるようにルートは曲がっている。ここは広場に吸い込まれずにルートクリアできた。先ほどの失敗が良い薬になってコンパスにも世話になった。このあと幾度と無く立ち止まってはピークや方向の確認をする。天気がよいからこの作業も楽しいのであるが、ただここまでで余裕の出来ていた時間がちょっぴり心配になってくる。公共交通機関のネックは時間の制約だ。もちろんいざとなった時のタクシー代は持ち合わせては来ているのではあるが・・・。
アップダウンの続く尾根を行くに、いったい累積標高はどのくらいだろうと思えてきた。ピークをかぞえながら行くも、地形図には明示できないピークもあって、途中でやめてしまった。どうせ水場も無いだろうと2L持ってきたポカリスエットも半分ほど消費してしまった。途中尾根直下にチョボチョボと水場が2箇所は確認できたが、汲むまでもなかった。
もう疲れてきてしまった。といってエスケープできようも無い。そうだ、アミノバイタルがあったぞ。コムレケアもあるはずだ。左ひざをかばっていたので右足に負担がかかって、つる前の嫌な感じもしてきた。P832のとがった顕著なピークに感心しながらポパイのホウレンソウのつもりで服用すれば、気分も一身また再スタートが切れるのだ。
がんばって歩を進めればぐいぐいと高度を稼いで、三角点の石柱のお出ましである。やっとサンヤリまでたどり着いた。前週の宮指路さんのレポを思い出せば、なるほど展望はあんまりないね。わずかの休憩で出発しようとするとガサゴソと僕より少し若いぐらいの年齢の男性が南から上がってきた。
「フウ、ここがサンヤリかぁ!」
挨拶もそこそこに入れ替わるように出発した。今日唯一の出会った登山者だった。
時計を見る。奥村さんの絵地図をリュックの中から取り出した。時間を照らし合わせる。
「よっしゃ~~もらった~~~!」疲れが一気に吹っ飛んできた。
やがて石楠花の群落が満開のピンクの花で迎えてくれた。尾根芯は石楠花のジャングル、トンネルだ。
花を愛でる、余裕が出てくると相乗効果となって気持ちも穏やかになってくるから不思議なもんだ。 こうなってくると天狗堂の登りも快調に歩き出せるから面白い。出てきた岩場もヒョイヒョイとあがって、天狗堂の頂上の岩の上で仰向けになってひっくり返って寝そべった。目の前には御池の航空母艦が横たわっている。御池はでかくて、いつまでたっても見える形が変わらなかったが、さすがにここまで来るとT字尾根の形がよくわかるようになる。大休止してもバスには充分間に合うし、もう少しのんびりしてもよかったかな。 天狗堂の下りで分岐が出てきた。左に行けば宮指路さんの使った下山路で早いらしいがひざのことがあるので、安全策で右へとルートを取る。それでもかなりの急勾配で踏ん張りながら降りる。尾根通しで来ていたので、今まで感じたことの無い急降下である。こりゃ登りは大変な急登だわ。
やがてブナが増えてきた。これがまた太いのだ。1~2本抱えてみたが手が繋がらないので2m以上のものばかりだろう。さらにでかいのは無いかいなぁと見渡すが特段でかいものは見つけられずじまいだった。じっくり探せばハリマオ氏が喜びそうなものがあるのかもしれない。そんな山域だ。
どどっと下ってひとつの顕著なピークを超えれば、大皇器地祖神社に降り立った。まずは無事下山感謝のお参りをして、手洗い横の蛇口を使わせてもらい顔を洗う。
「きもちええ~~」
バス停は神社を出てから左へ5分とかからない。朝方のおじさんはまだ来ていないようだ。用水からジャージャー流れ出る水でタオルを濡らし、体を拭いて長袖のTシャツに着替える。これもバス乗車のマナーのつもり。
やがておじさんがやってきた。再会を祝し情報交換。
バスがやってくるとまたもや出発まで運転手を交えて、おしゃべりが始まった。
「東近江市がこのバスを買って運転手だけ湖国バスの社員」
「私がここで登山者を乗せるのは初めてだ。」
「君ヶ畑の住人もあんまり利用しなくなった。」
「今度の改正で廃止路線になるかもしれない」
など、ぺちゃくちゃとバスが発車してからも話題が尽きない。運転手はマイクロホン越しに話すから大きい音になってそれも愉快である。
八日市までの直通ではないので、永源寺車庫で乗り替えたのだが、今度はその路線の運転手とも話が弾み、20分近く出発前のバスの中であれやこれやと今日のルートや、ローカルバスの現状問題とか、永源寺の紅葉とか3人でおしゃべり。
僕自身こんなに話すのは珍しいと思うのだが、マイカー登山では出来ない下山後のビールのせいだったのかもしれない。
名神八日市のバス停はローカルバスと高速バスのバス停が背中合わせで、高速の内と外に設計してあり、それぞれへ10歩ぐらいで到達できる。
高速バスの心配は途中のバス停で乗車する場合、定員いっぱいの満員の場合乗車できないらしい。次の便を待つことになるわけだが、僕の乗車予定の便は最終便だ。事前に君ヶ畑で携帯電話のIモードで見てみたら残席数が3席だった。このままだれも途中のバス停で乗車しなければOKなのだが・・・・。
ドキドキして待つとやがて名古屋行きのバスがやってきて、ドアが開いた。ホッ!
ウトウトしながら今日の余韻を楽しんで家路に付く。さあ、つぎはどこへ旅しようか。御池縦走なら三岐鉄道西藤原を目指してもいいかもしれないなと、思いをめぐらせていると、名古屋のネオンが近づいてきた。
つう
通風山
Re: 【鈴鹿】万野・大見晴・滝谷山・サンヤリ・天狗堂(公共交通機関で繋ぐ山旅)
つうさん、おはようございます。
昨年の2月に万野・大見晴から茶野の周回をしたことがありますので、ミノガ峠まで少しだけ判りそうです。
でも、万野までの道は私とは違うところを歩かれたみたいですね。
雨後のトラバース道がズルズル滑って恐かったことを憶えています。
同じ鉄塔巡視路でも関電と中電では整備度が違うような気がするのは私だけでしょうか?
経験値の低い私にとってはなかなか難しい道でしたから。
ミノガ峠へ降り立つのにそんなに苦労したという記憶がありませんので、道を外されたのかもしれませんね。
そこから先は未踏でして、全くわかりませんです。
公共交通機関を利用しての長時間の行程、お疲れ様でした。
[zoomit]http://zoom.it/Rpll[/zoomit]
昨年の2月に万野・大見晴から茶野の周回をしたことがありますので、ミノガ峠まで少しだけ判りそうです。
でも、万野までの道は私とは違うところを歩かれたみたいですね。
雨後のトラバース道がズルズル滑って恐かったことを憶えています。
同じ鉄塔巡視路でも関電と中電では整備度が違うような気がするのは私だけでしょうか?
経験値の低い私にとってはなかなか難しい道でしたから。
ミノガ峠へ降り立つのにそんなに苦労したという記憶がありませんので、道を外されたのかもしれませんね。
そこから先は未踏でして、全くわかりませんです。
公共交通機関を利用しての長時間の行程、お疲れ様でした。
[zoomit]http://zoom.it/Rpll[/zoomit]
落第忍者
Re: 【鈴鹿】万野・大見晴・滝谷山・サンヤリ・天狗堂(公共交通機関で繋ぐ山旅)
落第忍者さん、こんにちは。
落第忍者さんも、面白いことしてたんですね。
いつか茶野から御池まで繋ぎたいと思いつつもう何年たつことか・・・・。
万野までは谷(寿谷)の右岸よりにルートを取っていたら、左に回り込む鉄塔巡視路があったのでそれを使いました。
遠回りになりましたが、鉄塔からは尾根伝いに万野までですね。
尾根下のトラバース部分は同じくザレザレではありましたが、乾いた地面でした。 ミノガ峠の最後の詰めは左に振っちゃってますね。
右寄りに真っ直ぐ行けば素直に降りられたのかな?
ミノガ峠からの先の尾根はこんな感じです。滝谷山の手前までは楽チンでした。 そういえば、ミノガ峠にロボット雨量計があるはずだったけど、お目にかかってないなぁ。
ここもそれて歩いたんかいなぁ?
つう
落第忍者さんも、面白いことしてたんですね。
いつか茶野から御池まで繋ぎたいと思いつつもう何年たつことか・・・・。
万野までは谷(寿谷)の右岸よりにルートを取っていたら、左に回り込む鉄塔巡視路があったのでそれを使いました。
遠回りになりましたが、鉄塔からは尾根伝いに万野までですね。
尾根下のトラバース部分は同じくザレザレではありましたが、乾いた地面でした。 ミノガ峠の最後の詰めは左に振っちゃってますね。
右寄りに真っ直ぐ行けば素直に降りられたのかな?
ミノガ峠からの先の尾根はこんな感じです。滝谷山の手前までは楽チンでした。 そういえば、ミノガ峠にロボット雨量計があるはずだったけど、お目にかかってないなぁ。
ここもそれて歩いたんかいなぁ?
つう
通風山
Re: 【鈴鹿】万野・大見晴・滝谷山・サンヤリ・天狗堂(公共交通機関で繋ぐ山旅)
通さん、こんばんは。
【コース】常滑5:28++6:11名古屋6:45=名神高速バス=7:59名神多賀-名神多賀口8:07=湖国バス=8:30大君ヶ畑8:40—9:47鉄塔—10:27万野—10:55大見晴—11:35ミノガ峠—12:20滝谷山—15:00サンヤリ—15:55天狗堂16:05—17:20大皇器地祖神社17:30—17:35君ヶ畑バス停18:07=東近江市ちょこっとバス=18:51永源寺車庫19:22=近江バス=19:40名神八日市19:54=名神高速バス=21:41名鉄バスセンター—名古屋22:01++22:32常滑
久々に出ましたね~。緻密なプラン、見事な接続ぶりです。\(^o^)/
インターネットの情報などで行程をつなげていくわけだが、今回時刻表の隠れた部分に気が付いた。それは名神高速バスには休憩というものがある。名神高速多賀サービスエリアがその場所で、到着時刻と出発時刻が10分~15分違うのだ。時刻表は出発時刻が表示されているはずで、このことに気づいてバス会社に電話で問い合わせてみた。やはり名神多賀には10分程度前には到着予定とのこと。これで湖国バス名神多賀口8:07がつながった。
これは知らなかった。休憩時間のおかげで乗り換えが間に合うなんて想像もできません。通さん、凄いわ。
明るい尾根はカレンフェルトの石灰岩を露出させ、時々登行を妨げながら点在している。万野と大見晴の分岐のピークで、長い行程をおもんばかり、さてどうしたもんかと迷ってはみたが、三角点に敬意を表して万野に寄ってみることにした。
鈴鹿でもこのあたりは足が向きにくく、空白地帯のままですわ。茶野から鈴は歩くつもりだったんだけど。
忠実に主尾根をたどれば踏み跡らしくもあり、また時には獣道とも思えた。ミノガ峠に近づいた頃、突然尾根が途切れた。気が付けば断崖絶壁に立っていたのだ。そこは峠に付けられた林道の切通しの20mほどの高さの位置だ。
去年車で通りましたが、峠の風情も何もないところでしたね。
尾根にあがってみれば意外や意外。踏み跡がしっかり付いている。拍子抜けである。左は植林、おそらく作業道でよく使われているんだろう。尾根芯には草も生えていない道が先へと続いていた。
鈴鹿で踏み跡のないところなんてあるの?
滝谷山での御池方面の展望は素晴らしく、茶野、鈴、鈴北、御池丸山、ボタンブチ、伊勢尾、鎮座する山塊に感動した。また違う方向からの御池もすばらしいものだ。
そうなの?ここも足が向かず。
ただここまでで余裕の出来ていた時間がちょっぴり心配になってくる。公共交通機関のネックは時間の制約だ。もちろんいざとなった時のタクシー代は持ち合わせては来ているのではあるが・・・。
公共交通だとこれが辛いですよねえ。君ヶ畑からタクシー乗ったらナンボ取られるんやろ?
闇下寸前とはまた違うあせりですね。(^^ゞ
もう疲れてきてしまった。といってエスケープできようも無い。そうだ、アミノバイタルがあったぞ。
これが意外と効くんですねえ。精神的にも。
時計を見る。奥村さんの絵地図をリュックの中から取り出した。時間を照らし合わせる。
「よっしゃ~~もらった~~~!」疲れが一気に吹っ飛んできた。
もうチョイや~!!
こうなってくると天狗堂の登りも快調に歩き出せるから面白い。出てきた岩場もヒョイヒョイとあがって、天狗堂の頂上の岩の上で仰向けになってひっくり返って寝そべった。目の前には御池の航空母艦が横たわっている。
知ってるのはここだけですわ。(^_^;)
天狗堂の下りで分岐が出てきた。左に行けば宮指路さんの使った下山路で早いらしいがひざのことがあるので、安全策で右へとルートを取る。それでもかなりの急勾配で踏ん張りながら降りる。尾根通しで来ていたので、今まで感じたことの無い急降下である。こりゃ登りは大変な急登だわ。
10年ほど前に息子と来たことありますが、途中に古い共同アンテナがあった記憶が・・・違う道かな?
バス停は神社を出てから左へ5分とかからない。朝方のおじさんはまだ来ていないようだ。用水からジャージャー流れ出る水でタオルを濡らし、体を拭いて長袖のTシャツに着替える。これもバス乗車のマナーのつもり。
大昔は1週間近く歩いても風呂も入らず、着替えもせずにバスや電車に乗ったものでした。周りはたまらんかったんやろねえ。(^^ゞ
など、ぺちゃくちゃとバスが発車してからも話題が尽きない。運転手はマイクロホン越しに話すから大きい音になってそれも愉快である。
のんびりしていいですねえ。光景が目に浮かぶようです。
僕自身こんなに話すのは珍しいと思うのだが、マイカー登山では出来ない下山後のビールのせいだったのかもしれない。
飲めるのが最大のメリット?
高速バスの心配は途中のバス停で乗車する場合、定員いっぱいの満員の場合乗車できないらしい。次の便を待つことになるわけだが、僕の乗車予定の便は最終便だ。
これはすごい賭けですねえ。(@_@;)
ドキドキして待つとやがて名古屋行きのバスがやってきて、ドアが開いた。ホッ!
この日一番うれしい瞬間だったんでは?(^^♪
ウトウトしながら今日の余韻を楽しんで家路に付く。さあ、つぎはどこへ旅しようか。御池縦走なら三岐鉄道西藤原を目指してもいいかもしれないなと、思いをめぐらせていると、名古屋のネオンが近づいてきた。
晩メシはどこが食べられたのかな?お疲れさまでした。
いろいろ夢がふくらみますね。(^_^)
山日和
【コース】常滑5:28++6:11名古屋6:45=名神高速バス=7:59名神多賀-名神多賀口8:07=湖国バス=8:30大君ヶ畑8:40—9:47鉄塔—10:27万野—10:55大見晴—11:35ミノガ峠—12:20滝谷山—15:00サンヤリ—15:55天狗堂16:05—17:20大皇器地祖神社17:30—17:35君ヶ畑バス停18:07=東近江市ちょこっとバス=18:51永源寺車庫19:22=近江バス=19:40名神八日市19:54=名神高速バス=21:41名鉄バスセンター—名古屋22:01++22:32常滑
久々に出ましたね~。緻密なプラン、見事な接続ぶりです。\(^o^)/
インターネットの情報などで行程をつなげていくわけだが、今回時刻表の隠れた部分に気が付いた。それは名神高速バスには休憩というものがある。名神高速多賀サービスエリアがその場所で、到着時刻と出発時刻が10分~15分違うのだ。時刻表は出発時刻が表示されているはずで、このことに気づいてバス会社に電話で問い合わせてみた。やはり名神多賀には10分程度前には到着予定とのこと。これで湖国バス名神多賀口8:07がつながった。
これは知らなかった。休憩時間のおかげで乗り換えが間に合うなんて想像もできません。通さん、凄いわ。
明るい尾根はカレンフェルトの石灰岩を露出させ、時々登行を妨げながら点在している。万野と大見晴の分岐のピークで、長い行程をおもんばかり、さてどうしたもんかと迷ってはみたが、三角点に敬意を表して万野に寄ってみることにした。
鈴鹿でもこのあたりは足が向きにくく、空白地帯のままですわ。茶野から鈴は歩くつもりだったんだけど。
忠実に主尾根をたどれば踏み跡らしくもあり、また時には獣道とも思えた。ミノガ峠に近づいた頃、突然尾根が途切れた。気が付けば断崖絶壁に立っていたのだ。そこは峠に付けられた林道の切通しの20mほどの高さの位置だ。
去年車で通りましたが、峠の風情も何もないところでしたね。
尾根にあがってみれば意外や意外。踏み跡がしっかり付いている。拍子抜けである。左は植林、おそらく作業道でよく使われているんだろう。尾根芯には草も生えていない道が先へと続いていた。
鈴鹿で踏み跡のないところなんてあるの?
滝谷山での御池方面の展望は素晴らしく、茶野、鈴、鈴北、御池丸山、ボタンブチ、伊勢尾、鎮座する山塊に感動した。また違う方向からの御池もすばらしいものだ。
そうなの?ここも足が向かず。
ただここまでで余裕の出来ていた時間がちょっぴり心配になってくる。公共交通機関のネックは時間の制約だ。もちろんいざとなった時のタクシー代は持ち合わせては来ているのではあるが・・・。
公共交通だとこれが辛いですよねえ。君ヶ畑からタクシー乗ったらナンボ取られるんやろ?
闇下寸前とはまた違うあせりですね。(^^ゞ
もう疲れてきてしまった。といってエスケープできようも無い。そうだ、アミノバイタルがあったぞ。
これが意外と効くんですねえ。精神的にも。
時計を見る。奥村さんの絵地図をリュックの中から取り出した。時間を照らし合わせる。
「よっしゃ~~もらった~~~!」疲れが一気に吹っ飛んできた。
もうチョイや~!!
こうなってくると天狗堂の登りも快調に歩き出せるから面白い。出てきた岩場もヒョイヒョイとあがって、天狗堂の頂上の岩の上で仰向けになってひっくり返って寝そべった。目の前には御池の航空母艦が横たわっている。
知ってるのはここだけですわ。(^_^;)
天狗堂の下りで分岐が出てきた。左に行けば宮指路さんの使った下山路で早いらしいがひざのことがあるので、安全策で右へとルートを取る。それでもかなりの急勾配で踏ん張りながら降りる。尾根通しで来ていたので、今まで感じたことの無い急降下である。こりゃ登りは大変な急登だわ。
10年ほど前に息子と来たことありますが、途中に古い共同アンテナがあった記憶が・・・違う道かな?
バス停は神社を出てから左へ5分とかからない。朝方のおじさんはまだ来ていないようだ。用水からジャージャー流れ出る水でタオルを濡らし、体を拭いて長袖のTシャツに着替える。これもバス乗車のマナーのつもり。
大昔は1週間近く歩いても風呂も入らず、着替えもせずにバスや電車に乗ったものでした。周りはたまらんかったんやろねえ。(^^ゞ
など、ぺちゃくちゃとバスが発車してからも話題が尽きない。運転手はマイクロホン越しに話すから大きい音になってそれも愉快である。
のんびりしていいですねえ。光景が目に浮かぶようです。
僕自身こんなに話すのは珍しいと思うのだが、マイカー登山では出来ない下山後のビールのせいだったのかもしれない。
飲めるのが最大のメリット?
高速バスの心配は途中のバス停で乗車する場合、定員いっぱいの満員の場合乗車できないらしい。次の便を待つことになるわけだが、僕の乗車予定の便は最終便だ。
これはすごい賭けですねえ。(@_@;)
ドキドキして待つとやがて名古屋行きのバスがやってきて、ドアが開いた。ホッ!
この日一番うれしい瞬間だったんでは?(^^♪
ウトウトしながら今日の余韻を楽しんで家路に付く。さあ、つぎはどこへ旅しようか。御池縦走なら三岐鉄道西藤原を目指してもいいかもしれないなと、思いをめぐらせていると、名古屋のネオンが近づいてきた。
晩メシはどこが食べられたのかな?お疲れさまでした。
いろいろ夢がふくらみますね。(^_^)
山日和
Re: 【鈴鹿】万野・大見晴・滝谷山・サンヤリ・天狗堂(公共交通機関で繋ぐ山旅)
通風山さん、こんばんは
久しぶりの山行き報告になりましたね。
多賀サービスエリアから外へ出てのバス乗り継ぎは、初めての経験なので緊張しながら出口を探す。上下のサービスエリアをつなぐ歩道橋の真横に歩行者だけが通れる出入り口があったので、そこから出た。ほかにもあるのかもしれないが時間的に調べている余裕がない。2分ほどで一般道に出ると目の前にバス停があった。
ほどなくやってきたバスに乗る。お客は僕を含めて2名。先客は登山者。運転手と3人でおしゃべりをしながら大君ヶ畑までの道中となった。田舎のバスの良いところである。
田舎のバス旅はいかにものんびりしていいですね。
終点の大君ヶ畑まで乗降者なし。ここで60歳ぐらいの登山者と別れる。彼は茶野~御池~T字尾根を目指すと言う。僕も最初このルートを計画していた。でも、緑水さんの「サンヤリあたりの石楠花尾根」という書き込みが気になって、クラシ北尾根からの転進となったのだ。彼と君ヶ畑での無事再開を約束して、気になる滝洞谷を見やりながら1本西の寿谷へと足を進めた。
もう一人の乗客も登山者だったんですね。バス会社も苦しいね
私は君ヶ畑~サンヤリ~ミノガ峠をやるならミノガ峠に自転車をデポする手があるなぁ~と考えていました。
ルート取りにコンパスを当てる。どうみてもあたりに踏み跡のない感じだ。さあ、ここからヤブコギだ。
忠実に主尾根をたどれば踏み跡らしくもあり、また時には獣道とも思えた。ミノガ峠に近づいた頃、突然尾根が途切れた。気が付けば断崖絶壁に立っていたのだ。そこは峠に付けられた林道の切通しの20mほどの高さの位置だ。
「どうやって降りるんだぁ?」切通しの上部で右往左往するうちに、小沢を見つけた。この沢は路面まで自然のまま流れている。ここのほかには降りられそうにない。グズグスの水の流れの中、靴を汚しながらなんとか舗装道路に降り立った。落ちたら大怪我のこの行程唯一の危険箇所だったかもしれない。
そんなこともあるんですね~。私なら慌ててしまうかも
それでも何とかクリアーできて良かったです。危険箇所といっても大山縦走をやっていますから怖いもんなしですね。
またもやここで現況と地形図とにらめっこが始まった。向う尾根はわかっているのだが、切通しで登れない。ひとつピークを回り込む林道に沿っていけば、壁の高さも2mほどになってここしかない!とよじ登り、尾根芯に上がることができた。
一難去って、また一難ですがな
しかしそれもほんのつかの間、滝谷山への登りが始まる頃、踏み跡が消滅した。地主は林業に関係のない登山道は要らないのだろう。背丈を超える細い樹木のやぶと茨のトゲが行く手を阻む。時々現れ始めた赤や紫のテープだが、そこをたどってみるもとてもルートとは思えない、どこを上がっても同じだ。引っかき傷を作りながら平泳ぎのごとく掻き分けてあがれば三角点が迎えてくれた。
地図上では何でもなさそうな尾根も実際は違うんですね
がんばって歩を進めればぐいぐいと高度を稼いで、三角点の石柱のお出ましである。やっとサンヤリまでたどり着いた。前週の宮指路さんのレポを思い出せば、なるほど展望はあんまりないね。わずかの休憩で出発しようとするとガサゴソと僕より少し若いぐらいの年齢の男性が南から上がってきた。
「フウ、ここがサンヤリかぁ!」
挨拶もそこそこに入れ替わるように出発した。今日唯一の出会った登山者だった。
ここまで来れば一安心、後はゆっくり下るだけですね
やがて石楠花の群落が満開のピンクの花で迎えてくれた。尾根芯は石楠花のジャングル、トンネルだ。
花を愛でる、余裕が出てくると相乗効果となって気持ちも穏やかになってくるから不思議なもんだ。
このシャクナゲ群落はあまり意識しませんでしたが言われてみれば沢山あったような気がしてきました。
こうなってくると天狗堂の登りも快調に歩き出せるから面白い。出てきた岩場もヒョイヒョイとあがって、天狗堂の頂上の岩の上で仰向けになってひっくり返って寝そべった。
天狗に登り返す時は目前の山が尖がって見えて、きつそうに思えました。
目の前には御池の航空母艦が横たわっている。御池はでかくて、いつまでたっても見える形が変わらなかったが、さすがにここまで来るとT字尾根の形がよくわかるようになる。大休止してもバスには充分間に合うし、もう少しのんびりしてもよかったかな。
ここからのテーブルランドの眺めは格別ですね
天狗堂の下りで分岐が出てきた。左に行けば宮指路さんの使った下山路で早いらしいがひざのことがあるので、安全策で右へとルートを取る。それでもかなりの急勾配で踏ん張りながら降りる。尾根通しで来ていたので、今まで感じたことの無い急降下である。こりゃ登りは大変な急登だわ。
ありゃ私は下りは右手の尾根に下りて行ったんですけどね
やがてブナが増えてきた。これがまた太いのだ。1~2本抱えてみたが手が繋がらないので2m以上のものばかりだろう。さらにでかいのは無いかいなぁと見渡すが特段でかいものは見つけられずじまいだった。じっくり探せばハリマオ氏が喜びそうなものがあるのかもしれない。そんな山域だ。
どどっと下ってひとつの顕著なピークを超えれば、大皇器地祖神社に降り立った。まずは無事下山感謝のお参りをして、手洗い横の蛇口を使わせてもらい顔を洗う。
「きもちええ~~」
私は真っ直ぐに降りずに途中でまた道を外してショートカットしたので大皇器地祖神社には寄りませんでした。
やがておじさんがやってきた。再会を祝し情報交換。
バスがやってくるとまたもや出発まで運転手を交えて、おしゃべりが始まった。
君ヶ畑のちょこっとバスは確か一日2本だけだったと思うので、間に合って本当に良かったです。
ひとつトラぶって、バスに遅れたらもうタクシーを呼ぶしかありませんね
八日市までの直通ではないので、永源寺車庫で乗り替えたのだが、今度はその路線の運転手とも話が弾み、20分近く出発前のバスの中であれやこれやと今日のルートや、ローカルバスの現状問題とか、永源寺の紅葉とか3人でおしゃべり。
僕自身こんなに話すのは珍しいと思うのだが、マイカー登山では出来ない下山後のビールのせいだったのかもしれない。
これも3人で楽しそうですね。山よりもこちらの方が印象に残ったんじゃないでしょうか?
宮指路
久しぶりの山行き報告になりましたね。
多賀サービスエリアから外へ出てのバス乗り継ぎは、初めての経験なので緊張しながら出口を探す。上下のサービスエリアをつなぐ歩道橋の真横に歩行者だけが通れる出入り口があったので、そこから出た。ほかにもあるのかもしれないが時間的に調べている余裕がない。2分ほどで一般道に出ると目の前にバス停があった。
ほどなくやってきたバスに乗る。お客は僕を含めて2名。先客は登山者。運転手と3人でおしゃべりをしながら大君ヶ畑までの道中となった。田舎のバスの良いところである。
田舎のバス旅はいかにものんびりしていいですね。
終点の大君ヶ畑まで乗降者なし。ここで60歳ぐらいの登山者と別れる。彼は茶野~御池~T字尾根を目指すと言う。僕も最初このルートを計画していた。でも、緑水さんの「サンヤリあたりの石楠花尾根」という書き込みが気になって、クラシ北尾根からの転進となったのだ。彼と君ヶ畑での無事再開を約束して、気になる滝洞谷を見やりながら1本西の寿谷へと足を進めた。
もう一人の乗客も登山者だったんですね。バス会社も苦しいね
私は君ヶ畑~サンヤリ~ミノガ峠をやるならミノガ峠に自転車をデポする手があるなぁ~と考えていました。
ルート取りにコンパスを当てる。どうみてもあたりに踏み跡のない感じだ。さあ、ここからヤブコギだ。
忠実に主尾根をたどれば踏み跡らしくもあり、また時には獣道とも思えた。ミノガ峠に近づいた頃、突然尾根が途切れた。気が付けば断崖絶壁に立っていたのだ。そこは峠に付けられた林道の切通しの20mほどの高さの位置だ。
「どうやって降りるんだぁ?」切通しの上部で右往左往するうちに、小沢を見つけた。この沢は路面まで自然のまま流れている。ここのほかには降りられそうにない。グズグスの水の流れの中、靴を汚しながらなんとか舗装道路に降り立った。落ちたら大怪我のこの行程唯一の危険箇所だったかもしれない。
そんなこともあるんですね~。私なら慌ててしまうかも
それでも何とかクリアーできて良かったです。危険箇所といっても大山縦走をやっていますから怖いもんなしですね。
またもやここで現況と地形図とにらめっこが始まった。向う尾根はわかっているのだが、切通しで登れない。ひとつピークを回り込む林道に沿っていけば、壁の高さも2mほどになってここしかない!とよじ登り、尾根芯に上がることができた。
一難去って、また一難ですがな
しかしそれもほんのつかの間、滝谷山への登りが始まる頃、踏み跡が消滅した。地主は林業に関係のない登山道は要らないのだろう。背丈を超える細い樹木のやぶと茨のトゲが行く手を阻む。時々現れ始めた赤や紫のテープだが、そこをたどってみるもとてもルートとは思えない、どこを上がっても同じだ。引っかき傷を作りながら平泳ぎのごとく掻き分けてあがれば三角点が迎えてくれた。
地図上では何でもなさそうな尾根も実際は違うんですね
がんばって歩を進めればぐいぐいと高度を稼いで、三角点の石柱のお出ましである。やっとサンヤリまでたどり着いた。前週の宮指路さんのレポを思い出せば、なるほど展望はあんまりないね。わずかの休憩で出発しようとするとガサゴソと僕より少し若いぐらいの年齢の男性が南から上がってきた。
「フウ、ここがサンヤリかぁ!」
挨拶もそこそこに入れ替わるように出発した。今日唯一の出会った登山者だった。
ここまで来れば一安心、後はゆっくり下るだけですね
やがて石楠花の群落が満開のピンクの花で迎えてくれた。尾根芯は石楠花のジャングル、トンネルだ。
花を愛でる、余裕が出てくると相乗効果となって気持ちも穏やかになってくるから不思議なもんだ。
このシャクナゲ群落はあまり意識しませんでしたが言われてみれば沢山あったような気がしてきました。
こうなってくると天狗堂の登りも快調に歩き出せるから面白い。出てきた岩場もヒョイヒョイとあがって、天狗堂の頂上の岩の上で仰向けになってひっくり返って寝そべった。
天狗に登り返す時は目前の山が尖がって見えて、きつそうに思えました。
目の前には御池の航空母艦が横たわっている。御池はでかくて、いつまでたっても見える形が変わらなかったが、さすがにここまで来るとT字尾根の形がよくわかるようになる。大休止してもバスには充分間に合うし、もう少しのんびりしてもよかったかな。
ここからのテーブルランドの眺めは格別ですね
天狗堂の下りで分岐が出てきた。左に行けば宮指路さんの使った下山路で早いらしいがひざのことがあるので、安全策で右へとルートを取る。それでもかなりの急勾配で踏ん張りながら降りる。尾根通しで来ていたので、今まで感じたことの無い急降下である。こりゃ登りは大変な急登だわ。
ありゃ私は下りは右手の尾根に下りて行ったんですけどね
やがてブナが増えてきた。これがまた太いのだ。1~2本抱えてみたが手が繋がらないので2m以上のものばかりだろう。さらにでかいのは無いかいなぁと見渡すが特段でかいものは見つけられずじまいだった。じっくり探せばハリマオ氏が喜びそうなものがあるのかもしれない。そんな山域だ。
どどっと下ってひとつの顕著なピークを超えれば、大皇器地祖神社に降り立った。まずは無事下山感謝のお参りをして、手洗い横の蛇口を使わせてもらい顔を洗う。
「きもちええ~~」
私は真っ直ぐに降りずに途中でまた道を外してショートカットしたので大皇器地祖神社には寄りませんでした。
やがておじさんがやってきた。再会を祝し情報交換。
バスがやってくるとまたもや出発まで運転手を交えて、おしゃべりが始まった。
君ヶ畑のちょこっとバスは確か一日2本だけだったと思うので、間に合って本当に良かったです。
ひとつトラぶって、バスに遅れたらもうタクシーを呼ぶしかありませんね
八日市までの直通ではないので、永源寺車庫で乗り替えたのだが、今度はその路線の運転手とも話が弾み、20分近く出発前のバスの中であれやこれやと今日のルートや、ローカルバスの現状問題とか、永源寺の紅葉とか3人でおしゃべり。
僕自身こんなに話すのは珍しいと思うのだが、マイカー登山では出来ない下山後のビールのせいだったのかもしれない。
これも3人で楽しそうですね。山よりもこちらの方が印象に残ったんじゃないでしょうか?
宮指路
Re: 【鈴鹿】万野・大見晴・滝谷山・サンヤリ・天狗堂(公共交通機関で繋ぐ山旅)
山日和さん、こんばんは。
昼はもう暑いぐらいですね。
【コース】常滑5:28++6:11名古屋6:45=名神高速バス=7:59名神多賀-名神多賀口8:07=湖国バス=8:30大君ヶ畑8:40—9:47鉄塔—10:27万野—10:55大見晴—11:35ミノガ峠—12:20滝谷山—15:00サンヤリ—15:55天狗堂16:05—17:20大皇器地祖神社17:30—17:35君ヶ畑バス停18:07=東近江市ちょこっとバス=18:51永源寺車庫19:22=近江バス=19:40名神八日市19:54=名神高速バス=21:41名鉄バスセンター—名古屋22:01++22:32常滑
久々に出ましたね~。緻密なプラン、見事な接続ぶりです。\(^o^)/
これは知らなかった。休憩時間のおかげで乗り換えが間に合うなんて想像もできません。通さん、凄いわ。
たまにはいいでしょ でもそんなに持ち上げられるとウレシハズカシだなぁ。
でもね、高速バスはリスクが大きいんだよね。渋滞に巻き込まれたり、途中のバス停からは事前に予約できないところがあったりしてね。
このルートだと鉄道よりも30分ほど早いので、今回は高速バスの往復を使ったんだけど特に帰りはヒヤヒヤしてました。
鈴鹿でもこのあたりは足が向きにくく、空白地帯のままですわ。茶野から鈴は歩くつもりだったんだけど。
僕も初めてなんです。なんせやっぱり車の回収とか山日和さんじゃないけど自転車使ったりしないとね。計画立てにくいところですから。
でも石グレトンネルが出来たおかげで、三重県側からはぐっと近くなりましたね。
鈴鹿で踏み跡のないところなんてあるの?
この前の御在所西尾根の下半分、あとはないかもしれません。
ただここまでで余裕の出来ていた時間がちょっぴり心配になってくる。公共交通機関のネックは時間の制約だ。もちろんいざとなった時のタクシー代は持ち合わせては来ているのではあるが・・・。
公共交通だとこれが辛いですよねえ。君ヶ畑からタクシー乗ったらナンボ取られるんやろ?
闇下寸前とはまた違うあせりですね。(^^ゞ
余裕を持ったつもりでも、頭からバスの時刻が抜けませんね。特に今回のコースはタイムの情報が乏しく、おおざっぱな行程でしか考えられませんでしたから、これでひとつの資料が出来たのではないかと自分なりに喜んでおりますデス。
タクシー呼ぶよりも黄和田の宿屋で一泊したほうが安いでしょうね、きっと。
もう疲れてきてしまった。といってエスケープできようも無い。そうだ、アミノバイタルがあったぞ。
これが意外と効くんですねえ。精神的にも。
山日和さんに教えてもらった、芍薬甘草湯とアミノバイタルは必携品になってます。
こうなってくると天狗堂の登りも快調に歩き出せるから面白い。出てきた岩場もヒョイヒョイとあがって、天狗堂の頂上の岩の上で仰向けになってひっくり返って寝そべった。目の前には御池の航空母艦が横たわっている。
知ってるのはここだけですわ。(^_^;)
おお!山日和さんの行ってないとこ訪れたわけね。エッヘン
10年ほど前に息子と来たことありますが、途中に古い共同アンテナがあった記憶が・・・違う道かな?
確か今は無かったと思います。(みすごしたかな?)
バス停は神社を出てから左へ5分とかからない。朝方のおじさんはまだ来ていないようだ。用水からジャージャー流れ出る水でタオルを濡らし、体を拭いて長袖のTシャツに着替える。これもバス乗車のマナーのつもり。
僕自身こんなに話すのは珍しいと思うのだが、マイカー登山では出来ない下山後のビールのせいだったのかもしれない。
飲めるのが最大のメリット?
良いところに気が付きましたね。ここを強調したいんです うまいんだなぁこれが!
晩メシはどこが食べられたのかな?お疲れさまでした。
いろいろ夢がふくらみますね。(^_^)
晩飯は例の高速バス休憩場所多賀SAで弁当みたいなもの買いました。
また時刻表でも遊んでみます。
昼はもう暑いぐらいですね。
【コース】常滑5:28++6:11名古屋6:45=名神高速バス=7:59名神多賀-名神多賀口8:07=湖国バス=8:30大君ヶ畑8:40—9:47鉄塔—10:27万野—10:55大見晴—11:35ミノガ峠—12:20滝谷山—15:00サンヤリ—15:55天狗堂16:05—17:20大皇器地祖神社17:30—17:35君ヶ畑バス停18:07=東近江市ちょこっとバス=18:51永源寺車庫19:22=近江バス=19:40名神八日市19:54=名神高速バス=21:41名鉄バスセンター—名古屋22:01++22:32常滑
久々に出ましたね~。緻密なプラン、見事な接続ぶりです。\(^o^)/
これは知らなかった。休憩時間のおかげで乗り換えが間に合うなんて想像もできません。通さん、凄いわ。
たまにはいいでしょ でもそんなに持ち上げられるとウレシハズカシだなぁ。
でもね、高速バスはリスクが大きいんだよね。渋滞に巻き込まれたり、途中のバス停からは事前に予約できないところがあったりしてね。
このルートだと鉄道よりも30分ほど早いので、今回は高速バスの往復を使ったんだけど特に帰りはヒヤヒヤしてました。
鈴鹿でもこのあたりは足が向きにくく、空白地帯のままですわ。茶野から鈴は歩くつもりだったんだけど。
僕も初めてなんです。なんせやっぱり車の回収とか山日和さんじゃないけど自転車使ったりしないとね。計画立てにくいところですから。
でも石グレトンネルが出来たおかげで、三重県側からはぐっと近くなりましたね。
鈴鹿で踏み跡のないところなんてあるの?
この前の御在所西尾根の下半分、あとはないかもしれません。
ただここまでで余裕の出来ていた時間がちょっぴり心配になってくる。公共交通機関のネックは時間の制約だ。もちろんいざとなった時のタクシー代は持ち合わせては来ているのではあるが・・・。
公共交通だとこれが辛いですよねえ。君ヶ畑からタクシー乗ったらナンボ取られるんやろ?
闇下寸前とはまた違うあせりですね。(^^ゞ
余裕を持ったつもりでも、頭からバスの時刻が抜けませんね。特に今回のコースはタイムの情報が乏しく、おおざっぱな行程でしか考えられませんでしたから、これでひとつの資料が出来たのではないかと自分なりに喜んでおりますデス。
タクシー呼ぶよりも黄和田の宿屋で一泊したほうが安いでしょうね、きっと。
もう疲れてきてしまった。といってエスケープできようも無い。そうだ、アミノバイタルがあったぞ。
これが意外と効くんですねえ。精神的にも。
山日和さんに教えてもらった、芍薬甘草湯とアミノバイタルは必携品になってます。
こうなってくると天狗堂の登りも快調に歩き出せるから面白い。出てきた岩場もヒョイヒョイとあがって、天狗堂の頂上の岩の上で仰向けになってひっくり返って寝そべった。目の前には御池の航空母艦が横たわっている。
知ってるのはここだけですわ。(^_^;)
おお!山日和さんの行ってないとこ訪れたわけね。エッヘン
10年ほど前に息子と来たことありますが、途中に古い共同アンテナがあった記憶が・・・違う道かな?
確か今は無かったと思います。(みすごしたかな?)
バス停は神社を出てから左へ5分とかからない。朝方のおじさんはまだ来ていないようだ。用水からジャージャー流れ出る水でタオルを濡らし、体を拭いて長袖のTシャツに着替える。これもバス乗車のマナーのつもり。
僕自身こんなに話すのは珍しいと思うのだが、マイカー登山では出来ない下山後のビールのせいだったのかもしれない。
飲めるのが最大のメリット?
良いところに気が付きましたね。ここを強調したいんです うまいんだなぁこれが!
晩メシはどこが食べられたのかな?お疲れさまでした。
いろいろ夢がふくらみますね。(^_^)
晩飯は例の高速バス休憩場所多賀SAで弁当みたいなもの買いました。
また時刻表でも遊んでみます。
通風山
Re: 【鈴鹿】万野・大見晴・滝谷山・サンヤリ・天狗堂(公共交通機関で繋ぐ山旅)
テラさん、こんばんは。
ログインせずに返信しようとしたのではないですか?
ゲストのままでユーザー名を入れたから登録済みと出たのでしょう。
まずログインして下さい。
山日和
ログインせずに返信しようとしたのではないですか?
ゲストのままでユーザー名を入れたから登録済みと出たのでしょう。
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山日和
Re: 【鈴鹿】万野・大見晴・滝谷山・サンヤリ・天狗堂(公共交通機関で繋ぐ山旅)
宮指路さん、こんばんは。
久しぶりの山行き報告になりましたね。
そうですね。磐梯山へ行ってきてなんか吹っ切れました。またぼちぼち書きますのでお付き合いください。
田舎のバス旅はいかにものんびりしていいですね。
もう一人の乗客も登山者だったんですね。バス会社も苦しいね
私は君ヶ畑~サンヤリ~ミノガ峠をやるならミノガ峠に自転車をデポする手があるなぁ~と考えていました。
ちょこっとバスはずいぶん地元の自治体から補助金もらってるみたいです。
君ヶ畑~永源寺車庫まで40分ぐらいバスに揺られて200円なんですから、いわゆる福祉バスっていうやつかな。
実は僕も自転車を考えました。でも以前五僧~今畑までやったことがあるんですが、上流から下流へがほとんどだなどと思って安気に構えていたら、最後の上流への勾配がきつくて、もうダウンですわ。
そんな苦いこともあって、誰かさんみたいに電動自転車がほしいところです。
そんなこともあるんですね~。私なら慌ててしまうかも
それでも何とかクリアーできて良かったです。危険箇所といっても大山縦走をやっていますから怖いもんなしですね。
あの切通しのほうが怖いです。ズルッと行けば20m下のアスファルトにたたきつけられますからね。
大山は再チャレンジするんですか?僕はいちおうあのとき、ザイルしのばせてました。
「フウ、ここがサンヤリかぁ!」
挨拶もそこそこに入れ替わるように出発した。今日唯一の出会った登山者だった。
ここまで来れば一安心、後はゆっくり下るだけですね
っていうか前方には天狗堂のとんがり具合が・・・・・・。
やがて石楠花の群落が満開のピンクの花で迎えてくれた。尾根芯は石楠花のジャングル、トンネルだ。
花を愛でる、余裕が出てくると相乗効果となって気持ちも穏やかになってくるから不思議なもんだ。
このシャクナゲ群落はあまり意識しませんでしたが言われてみれば沢山あったような気がしてきました。
多かったですよ。石楠花のチェックポイントにしても良いぐらい。
目の前には御池の航空母艦が横たわっている。御池はでかくて、いつまでたっても見える形が変わらなかったが、さすがにここまで来るとT字尾根の形がよくわかるようになる。大休止してもバスには充分間に合うし、もう少しのんびりしてもよかったかな。
ここからのテーブルランドの眺めは格別ですね
宮指路さんもついこの間だったから、記憶が新鮮で共感できるでしょ。「御池見るなら天狗堂」ですわ。
ありゃ私は下りは右手の尾根に下りて行ったんですけどね
あれま、どの尾根下ったんでしょう?
君ヶ畑のちょこっとバスは確か一日2本だけだったと思うので、間に合って本当に良かったです。
そうなんです午後は二本です、15:13と18:07ですから実際に使えるのは18:07のみです。
ひとつトラぶって、バスに遅れたらもうタクシーを呼ぶしかありませんね
これも3人で楽しそうですね。山よりもこちらの方が印象に残ったんじゃないでしょうか?
タクシーも覚悟して電話番号とお金は用意していましたが、必要なく終わりよかったよかった。
山ガじゃなかったのが残念でした。(こんなところに単独山ガは絶対ないでしょうね。)
つう
久しぶりの山行き報告になりましたね。
そうですね。磐梯山へ行ってきてなんか吹っ切れました。またぼちぼち書きますのでお付き合いください。
田舎のバス旅はいかにものんびりしていいですね。
もう一人の乗客も登山者だったんですね。バス会社も苦しいね
私は君ヶ畑~サンヤリ~ミノガ峠をやるならミノガ峠に自転車をデポする手があるなぁ~と考えていました。
ちょこっとバスはずいぶん地元の自治体から補助金もらってるみたいです。
君ヶ畑~永源寺車庫まで40分ぐらいバスに揺られて200円なんですから、いわゆる福祉バスっていうやつかな。
実は僕も自転車を考えました。でも以前五僧~今畑までやったことがあるんですが、上流から下流へがほとんどだなどと思って安気に構えていたら、最後の上流への勾配がきつくて、もうダウンですわ。
そんな苦いこともあって、誰かさんみたいに電動自転車がほしいところです。
そんなこともあるんですね~。私なら慌ててしまうかも
それでも何とかクリアーできて良かったです。危険箇所といっても大山縦走をやっていますから怖いもんなしですね。
あの切通しのほうが怖いです。ズルッと行けば20m下のアスファルトにたたきつけられますからね。
大山は再チャレンジするんですか?僕はいちおうあのとき、ザイルしのばせてました。
「フウ、ここがサンヤリかぁ!」
挨拶もそこそこに入れ替わるように出発した。今日唯一の出会った登山者だった。
ここまで来れば一安心、後はゆっくり下るだけですね
っていうか前方には天狗堂のとんがり具合が・・・・・・。
やがて石楠花の群落が満開のピンクの花で迎えてくれた。尾根芯は石楠花のジャングル、トンネルだ。
花を愛でる、余裕が出てくると相乗効果となって気持ちも穏やかになってくるから不思議なもんだ。
このシャクナゲ群落はあまり意識しませんでしたが言われてみれば沢山あったような気がしてきました。
多かったですよ。石楠花のチェックポイントにしても良いぐらい。
目の前には御池の航空母艦が横たわっている。御池はでかくて、いつまでたっても見える形が変わらなかったが、さすがにここまで来るとT字尾根の形がよくわかるようになる。大休止してもバスには充分間に合うし、もう少しのんびりしてもよかったかな。
ここからのテーブルランドの眺めは格別ですね
宮指路さんもついこの間だったから、記憶が新鮮で共感できるでしょ。「御池見るなら天狗堂」ですわ。
ありゃ私は下りは右手の尾根に下りて行ったんですけどね
あれま、どの尾根下ったんでしょう?
君ヶ畑のちょこっとバスは確か一日2本だけだったと思うので、間に合って本当に良かったです。
そうなんです午後は二本です、15:13と18:07ですから実際に使えるのは18:07のみです。
ひとつトラぶって、バスに遅れたらもうタクシーを呼ぶしかありませんね
これも3人で楽しそうですね。山よりもこちらの方が印象に残ったんじゃないでしょうか?
タクシーも覚悟して電話番号とお金は用意していましたが、必要なく終わりよかったよかった。
山ガじゃなかったのが残念でした。(こんなところに単独山ガは絶対ないでしょうね。)
つう
通風山
Re: 【鈴鹿】万野・大見晴・滝谷山・サンヤリ・天狗堂(公共交通機関で繋ぐ山旅)
テラ_02 さんが書きました:レスの付け方がうまく行かない。
テラ
テラさん、私も良く分からないので取りあえず 「引用」 をクリックして、引用したい文章にフォントカラーをつけて返信しています。
宮指路
Re: 【鈴鹿】万野・大見晴・滝谷山・サンヤリ・天狗堂(公共交通機関で繋ぐ山旅)
つうさん、こんばんは~。(*^_^*)
☆~~とっちゃん(都津茶女)~。☆。
お家に帰っても、一日の山旅の余韻にひたっていたかな?読んでいても、一日とは思えない気分でした。お疲れさま~。<大君ヶ畑~君ヶ畑をつなぐ 地名は似ているけど・・・・>・
【コース】常滑5:28++6:11名古屋6:45=名神高速バス=7:59名神多賀-名神多賀口8:07=湖国バス=8:30大君ヶ畑8:40—9:47鉄塔—10:27万野—10:55大見晴—11:35ミノガ峠—12:20滝谷山—15:00サンヤリ—15:55天狗堂16:05—17:20大皇器地祖神社17:30—17:35君ヶ畑バス停18:07=東近江市ちょこっとバス=18:51永源寺車庫19:22=近江バス=19:40名神八日市19:54=名神高速バス=21:41名鉄バスセンター—名古屋22:01++22:32常滑
【交通費】4060円(名古屋発着)
<内訳>
名神高速バス 名古屋~名神多賀 名神八日市~名鉄BC(1400円+1650円)
近江バス・湖国バス 名神多賀口~大君ヶ畑 300円
君ヶ畑~永源寺車庫~名神八日市 (200円+510円)
あのね~。つうさんらしいことやってるね。しかし、私には、めちゃめんどいことが、つうさんには超お楽しみなんだね。
いよいよ高速道路割引廃止の季節がやってくる。この際、公共交通機関の挽回を応援したい気分である。名鉄も昨年の無配から今期は赤字転落となり、日本航空のずっこけから全日空が喜んでいると思いきや、高速割引1000円とか、スカイマークエアラインなんぞが出てきてお尻に火がついているんじゃないだろうか。ちなみに全日空の筆頭株主はわれらが名鉄なのである。あらら早くものっけから脱線してしまった。
高速が1000円であろうがなかろうが、以前から電車やバスでの計画をするのが好きで、これは元来旅が好きなんだろうなと思っている。そんなわけで、題目も「山旅」としてみた。
飛行機も、ばっちり活用してるけど、今回は地道な交通機関で、しっかり、お楽しみの旅ができたようですね。
インターネットの情報などで行程をつなげていくわけだが、今回時刻表の隠れた部分に気が付いた。それは名神高速バスには休憩というものがある。名神高速多賀サービスエリアがその場所で、到着時刻と出発時刻が10分~15分違うのだ。時刻表は出発時刻が表示されているはずで、このことに気づいてバス会社に電話で問い合わせてみた。やはり名神多賀には10分程度前には到着予定とのこと。これで湖国バス名神多賀口8:07がつながった。
こんな発見も嬉しいね。多賀は、大きなサービスエリアだし、時間調整&休憩時間をここでとってるんだね。
日曜早朝の名古屋中心部は静かなもので、乗っているバスも余裕で時間調整でもするかのようにゆっくり走っている。このまま順調に走ってくれれば渋滞に巻き込まれること無く多賀へ到着するだろう。このバスは大阪行きで、ほとんどがUSJに行く家族連れや若い女の子同士とかでほぼ満席である。赤い登山キャップをかぶったおじさんは異様に映っているに違いない。
おじさまもいけてるよ~。(*^_^*)
ほどなくやってきたバスに乗る。お客は僕を含めて2名。先客は登山者。運転手と3人でおしゃべりをしながら大君ヶ畑までの道中となった。田舎のバスの良いところである。
先客の登山者がおられましたか~。なんだか、いい雰囲気のバスの旅ね。
終点の大君ヶ畑まで乗降者なし。ここで60歳ぐらいの登山者と別れる。彼は茶野~御池~T字尾根を目指すと言う。僕も最初このルートを計画していた。でも、緑水さんの「サンヤリあたりの石楠花尾根」という書き込みが気になって、クラシ北尾根からの転進となったのだ。彼と君ヶ畑での無事再開を約束して、気になる滝洞谷を見やりながら1本西の寿谷へと足を進めた。
おじさんとちゃんと会えるといいね。滝洞も、思い入れあるよね。つうさん。
明るい尾根はカレンフェルトの石灰岩を露出させ、時々登行を妨げながら点在している。万野と大見晴の分岐のピークで、長い行程をおもんばかり、さてどうしたもんかと迷ってはみたが、三角点に敬意を表して万野に寄ってみることにした。古いテープがわずかにみられるものの、踏み跡の薄いなだらかなピーク群は地図読みの勉強によい場所だ。万野につけばこれまた忘れ去られたかのような古いプレートが2枚のみ。なかなか趣があってよい。休憩するでもなく大見晴へと折り返す。
このあたりは、大君ヶ畑側から一度と、ミノガ峠から一度行ったきりだわ。
ルート取りにコンパスを当てる。どうみてもあたりに踏み跡のない感じだ。さあ、ここからヤブコギだ。
ヤブコギ&ルート読み。ドキドキで、なかなか楽しみやね~。
さあ、ここから第2ラウンドが始まる。1/10000の地形図3枚となった全行程の1枚が終わった。
滝谷山での御池方面の展望は素晴らしく、茶野、鈴、鈴北、御池丸山、ボタンブチ、伊勢尾、鎮座する山塊に感動した。また違う方向からの御池もすばらしいものだ。 ここでお昼ご飯にすることにした。今日は珍しくパンにした。行程に余裕がないのが大きな理由。ヒザもシクシクしだしたが毎回のことでこれ以上悪化しないように、慎重に歩こう。
いい展望に恵まれたんだ。ここまで来てよかったって思える一瞬ね。しかし、膝がすっきりしないのに、よく歩く計画たてるね~。ミノガ峠から反対側は歩いたことないなぁ~。
本当の高圧線を横切るところも鉄塔の基部を通る。広場をかすめるようにルートは曲がっている。ここは広場に吸い込まれずにルートクリアできた。先ほどの失敗が良い薬になってコンパスにも世話になった。このあと幾度と無く立ち止まってはピークや方向の確認をする。天気がよいからこの作業も楽しいのであるが、ただここまでで余裕の出来ていた時間がちょっぴり心配になってくる。公共交通機関のネックは時間の制約だ。もちろんいざとなった時のタクシー代は持ち合わせては来ているのではあるが・・・。
実力つけてますね~。しかし、私は、時間の心配するのが苦手で、やっぱり車派になっちゃうわ~。
もう疲れてきてしまった。といってエスケープできようも無い。そうだ、アミノバイタルがあったぞ。コムレケアもあるはずだ。左ひざをかばっていたので右足に負担がかかって、つる前の嫌な感じもしてきた。P832のとがった顕著なピークに感心しながらポパイのホウレンソウのつもりで服用すれば、気分も一身また再スタートが切れるのだ。
つうさんには、アミノバイタルが強い見方なのね~。
がんばって歩を進めればぐいぐいと高度を稼いで、三角点の石柱のお出ましである。やっとサンヤリまでたどり着いた。 時計を見る。奥村さんの絵地図をリュックの中から取り出した。時間を照らし合わせる。
「よっしゃ~~もらった~~~!」疲れが一気に吹っ飛んできた。
急に足元が軽くなっちゃった?ここから気分はウキウキモードなのね。
やがて石楠花の群落が満開のピンクの花で迎えてくれた。尾根芯は石楠花のジャングル、トンネルだ。
花を愛でる、余裕が出てくると相乗効果となって気持ちも穏やかになってくるから不思議なもんだ。
おお~。いいことが続いてきたね~。シャクナゲは今が見ごろなのね。やっぱり、10日は遅れてるのかな?花。
こうなってくると天狗堂の登りも快調に歩き出せるから面白い。出てきた岩場もヒョイヒョイとあがって、天狗堂の頂上の岩の上で仰向けになってひっくり返って寝そべった。目の前には御池の航空母艦が横たわっている。御池はでかくて、いつまでたっても見える形が変わらなかったが、さすがにここまで来るとT字尾根の形がよくわかるようになる。大休止してもバスには充分間に合うし、もう少しのんびりしてもよかったかな。
文面もぱっと明るい気分が出てるね~。いいでしょ。滋賀県側から見る御池岳。
やがてブナが増えてきた。これがまた太いのだ。1~2本抱えてみたが手が繋がらないので2m以上のものばかりだろう。さらにでかいのは無いかいなぁと見渡すが特段でかいものは見つけられずじまいだった。じっくり探せばハリマオ氏が喜びそうなものがあるのかもしれない。そんな山域だ。
ハリマオさんが、そのうち登場するかもね。このあたりにも。
バス停は神社を出てから左へ5分とかからない。朝方のおじさんはまだ来ていないようだ。用水からジャージャー流れ出る水でタオルを濡らし、体を拭いて長袖のTシャツに着替える。これもバス乗車のマナーのつもり。やがておじさんがやってきた。再会を祝し情報交換。
ちゃんとおじさんもやってきたんだ。再会が嬉しいね~。なんだか、同胞って気分がしたんじゃない?
バスがやってくるとまたもや出発まで運転手を交えて、おしゃべりが始まった。
「東近江市がこのバスを買って運転手だけ湖国バスの社員」 「私がここで登山者を乗せるのは初めてだ。」 「今度の改正で廃止路線になるかもしれない」など、ぺちゃくちゃとバスが発車してからも話題が尽きない。永源寺車庫で乗り替えたのだが、今度はその路線の運転手とも話が弾み、20分近く出発前のバスの中であれやこれやと今日のルートや、ローカルバスの現状問題とか、永源寺の紅葉とか3人でおしゃべり。僕自身こんなに話すのは珍しいと思うのだが、マイカー登山では出来ない下山後のビールのせいだったのかもしれない。
ほんと、交通機関で行けば、ふだん話すことのない方々と話ができて、世界が広がるって気分だね。
高速バスの心配は途中のバス停で乗車する場合、定員いっぱいの満員の場合乗車できないらしい。次の便を待つことになるわけだが、僕の乗車予定の便は最終便だ。事前に君ヶ畑で携帯電話のIモードで見てみたら残席数が3席だった。このままだれも途中のバス停で乗車しなければOKなのだが・・・・。
ドキドキして待つとやがて名古屋行きのバスがやってきて、ドアが開いた。ホッ!
このドキドキも旅の醍醐味かも~。
ウトウトしながら今日の余韻を楽しんで家路に付く。さあ、つぎはどこへ旅しようか。御池縦走なら三岐鉄道西藤原を目指してもいいかもしれないなと、思いをめぐらせていると、名古屋のネオンが近づいてきた。
☆~~とっちゃん(都津茶女)~。☆。
Re: 【鈴鹿】万野・大見晴・滝谷山・サンヤリ・天狗堂(公共交通機関で繋ぐ山旅)
通風山さん こんばんは
【コース】常滑5:28++名古屋=名神高速バス=湖国バス=8:30大君ヶ畑8:40——17:35君ヶ畑バス停=東近江市ちょこっとバス=近江バス=名神高速バス=名古屋++22:32常滑
高速が1000円であろうがなかろうが、以前から電車やバスでの計画をするのが好きで、これは元来旅が好きなんだろうなと思っている。そんなわけで、題目も「山旅」としてみた。
早朝から深夜まで、すごいですね。
こりゃほんとに「旅」だわ。
ここまでして、なんで天狗堂なの……という気もしますが、
いろいろな乗り物に乗って知らない場所へ行くっていうのが、これはこれで楽しいんですよね。
インターネットの情報などで行程をつなげていくわけだが、今回時刻表の隠れた部分に気が付いた。それは名神高速バスには休憩というものがある。名神高速多賀サービスエリアがその場所で、到着時刻と出発時刻が10分~15分違うSのだ。時刻表は出発時刻が表示されているはずで、このことに気づいてバス会社に電話で問い合わせてみた。やはり名神多賀には10分程度前には到着予定とのこと。これで湖国バス名神多賀口8:07がつながった。
時刻表マニアですね。
時刻表の穴を突いてアリバイ作りができそう。
松本清張「点と線」の世界ですよ。
ワシも昔、国鉄のダイヤ改正や臨時列車増発シーズンにあわせて、
春夏秋冬、交通公社の時刻表を買っては読みふけっていた時代がありました。
多賀サービスエリアから外へ出てのバス乗り継ぎは、初めての経験なので緊張しながら出口を探す。上下のサービスエリアをつなぐ歩道橋の真横に歩行者だけが通れる出入り口があったので、そこから出た。ほかにもあるのかもしれないが時間的に調べている余裕がない。2分ほどで一般道に出ると目の前にバス停があった。
ちょっとドキドキですね。
出口探索に手間取って、乗り継ぎのバスを逃したらたいへんです。
SAから出るといえば、つうさん、新名神開通時に土山SAから山に入ってましたね。
ほどなくやってきたバスに乗る。お客は僕を含めて2名。先客は登山者。運転手と3人でおしゃべりをしながら大君ヶ畑までの道中となった。田舎のバスの良いところである。
へえーっ。
登山でそこのバスに乗ってくる人もいるんだ。
杉の落ち葉で埋まったような谷筋の道は、いかにもヒルの巣窟のようではあったが這い上がってくる様子もなく、活発な時期はもう少し先なのかも知れない。
こちらも、君ヶ畑のほうも、ヒルには注意ですよ。
ヒルは気温が25度以上になると活動が活発になるということで、もうそろそろです。
万野と大見晴の分岐のピークで、長い行程をおもんばかり、さてどうしたもんかと迷ってはみたが、三角点に敬意を表して万野に寄ってみることにした。古いテープがわずかにみられるものの、踏み跡の薄いなだらかなピーク群は地図読みの勉強によい場所だ。万野につけばこれまた忘れ去られたかのような古いプレートが2枚のみ。なかなか趣があってよい。
ここらへんは、ほんとに地図読みの練習になるし、人もあまりいなくて静かでいいですね。
休憩するでもなく大見晴へと折り返す。これまた地形と地図とにらめっこしながら歩く。
「大見晴」という地名については以前、洞吹さんと温泉玉子さんとのやり取りがあった。
結局、何が地名の起源なのか、何が正しい地名なのかわからないままですが、地名なんてまあテキトーといえばテキトーなものだし、まあいいでしょ。
忠実に主尾根をたどれば踏み跡らしくもあり、また時には獣道とも思えた。ミノガ峠に近づいた頃、突然尾根が途切れた。気が付けば断崖絶壁に立っていたのだ。そこは峠に付けられた林道の切通しの20mほどの高さの位置だ。
「どうやって降りるんだぁ?」切通しの上部で右往左往するうちに、小沢を見つけた。この沢は路面まで自然のまま流れている。ここのほかには降りられそうにない。グズグスの水の流れの中、靴を汚しながらなんとか舗装道路に降り立った。落ちたら大怪我のこの行程唯一の危険箇所だったかもしれない。
確かに、林道の切り通し上に出るところがありますね。
でも、これって行き過ぎじゃないのかな。
よく覚えてないですが、峠の西側で苦労なく林道に出られたような気が……
というよりも、落第忍者さん同様、ここで難儀した記憶が全然ないのですが。
しかしそれもほんのつかの間、滝谷山への登りが始まる頃、踏み跡が消滅した。地主は林業に関係のない登山道は要らないのだろう。背丈を超える細い樹木のやぶと茨のトゲが行く手を阻む。時々現れ始めた赤や紫のテープだが、そこをたどってみるもとてもルートとは思えない、どこを上がっても同じだ。引っかき傷を作りながら平泳ぎのごとく掻き分けてあがれば三角点が迎えてくれた。
うはは、茨の藪はたいへんです。
滝谷山での御池方面の展望は素晴らしく、茶野、鈴、鈴北、御池丸山、ボタンブチ、伊勢尾、鎮座する山塊に感動した。また違う方向からの御池もすばらしいものだ。
ワシ、この周辺では、滝谷山だけはまだ行ったことがないのです。
なるほど、展望がいいのですね。
天気がよいからこの作業も楽しいのであるが、ただここまでで余裕の出来ていた時間がちょっぴり心配になってくる。公共交通機関のネックは時間の制約だ。もちろんいざとなった時のタクシー代は持ち合わせては来ているのではあるが・・・。
この時間的制約が、気持ちをあせらせますね。
タクシー代は払いたくないし。
そもそも、君ヶ畑でタクシー呼んだら、いったいどこから来るのかな。
山上(旧永源寺町の役場のあったところ)からで迎車料金がかかるなら、ばかにならない金額と時間でっせ。
もう疲れてきてしまった。といってエスケープできようも無い。そうだ、アミノバイタルがあったぞ。コムレケアもあるはずだ。左ひざをかばっていたので右足に負担がかかって、つる前の嫌な感じもしてきた。P832のとがった顕著なピークに感心しながらポパイのホウレンソウのつもりで服用すれば、気分も一身また再スタートが切れるのだ。
そうだ、ガンバロー。
時計を見る。奥村さんの絵地図をリュックの中から取り出した。時間を照らし合わせる。
「よっしゃ~~もらった~~~!」疲れが一気に吹っ飛んできた。
復活!
(ガキデカ 知ってますか。)
こうなってくると天狗堂の登りも快調に歩き出せるから面白い。出てきた岩場もヒョイヒョイとあがって、天狗堂の頂上の岩の上で仰向けになってひっくり返って寝そべった。
高度感のある岩峰ですね。
どどっと下ってひとつの顕著なピークを超えれば、大皇器地祖神社に降り立った。まずは無事下山感謝のお参りをして、手洗い横の蛇口を使わせてもらい顔を洗う。
「きもちええ~~」
終点に着きました。
バス停は神社を出てから左へ5分とかからない。朝方のおじさんはまだ来ていないようだ。用水からジャージャー流れ出る水でタオルを濡らし、体を拭いて長袖のTシャツに着替える。これもバス乗車のマナーのつもり。
そうですね。
公共交通機関利用なら、心掛けたいことです。
高速バスの心配は途中のバス停で乗車する場合、定員いっぱいの満員の場合乗車できないらしい。次の便を待つことになるわけだが、僕の乗車予定の便は最終便だ。事前に君ヶ畑で携帯電話のIモードで見てみたら残席数が3席だった。このままだれも途中のバス停で乗車しなければOKなのだが・・・・。
ドキドキして待つとやがて名古屋行きのバスがやってきて、ドアが開いた。ホッ!
こいつはちょっとリスキーでしたね。
満員通過だったら、どうするつもりだったのですか。
タクシーでインターから八日市駅まで、そして近江鉄道で彦根へ。
そこからJR東海道線、これしかないか。
ウトウトしながら今日の余韻を楽しんで家路に付く。さあ、つぎはどこへ旅しようか。御池縦走なら三岐鉄道西藤原を目指してもいいかもしれないなと、思いをめぐらせていると、名古屋のネオンが近づいてきた。
ビール飲んで、居眠りしながら帰れるってのがいいですね。
お疲れさまでした。
時刻表の旅、次回も楽しみにしてます。
よい山旅を!
洞吹(どうすい)
【コース】常滑5:28++名古屋=名神高速バス=湖国バス=8:30大君ヶ畑8:40——17:35君ヶ畑バス停=東近江市ちょこっとバス=近江バス=名神高速バス=名古屋++22:32常滑
高速が1000円であろうがなかろうが、以前から電車やバスでの計画をするのが好きで、これは元来旅が好きなんだろうなと思っている。そんなわけで、題目も「山旅」としてみた。
早朝から深夜まで、すごいですね。
こりゃほんとに「旅」だわ。
ここまでして、なんで天狗堂なの……という気もしますが、
いろいろな乗り物に乗って知らない場所へ行くっていうのが、これはこれで楽しいんですよね。
インターネットの情報などで行程をつなげていくわけだが、今回時刻表の隠れた部分に気が付いた。それは名神高速バスには休憩というものがある。名神高速多賀サービスエリアがその場所で、到着時刻と出発時刻が10分~15分違うSのだ。時刻表は出発時刻が表示されているはずで、このことに気づいてバス会社に電話で問い合わせてみた。やはり名神多賀には10分程度前には到着予定とのこと。これで湖国バス名神多賀口8:07がつながった。
時刻表マニアですね。
時刻表の穴を突いてアリバイ作りができそう。
松本清張「点と線」の世界ですよ。
ワシも昔、国鉄のダイヤ改正や臨時列車増発シーズンにあわせて、
春夏秋冬、交通公社の時刻表を買っては読みふけっていた時代がありました。
多賀サービスエリアから外へ出てのバス乗り継ぎは、初めての経験なので緊張しながら出口を探す。上下のサービスエリアをつなぐ歩道橋の真横に歩行者だけが通れる出入り口があったので、そこから出た。ほかにもあるのかもしれないが時間的に調べている余裕がない。2分ほどで一般道に出ると目の前にバス停があった。
ちょっとドキドキですね。
出口探索に手間取って、乗り継ぎのバスを逃したらたいへんです。
SAから出るといえば、つうさん、新名神開通時に土山SAから山に入ってましたね。
ほどなくやってきたバスに乗る。お客は僕を含めて2名。先客は登山者。運転手と3人でおしゃべりをしながら大君ヶ畑までの道中となった。田舎のバスの良いところである。
へえーっ。
登山でそこのバスに乗ってくる人もいるんだ。
杉の落ち葉で埋まったような谷筋の道は、いかにもヒルの巣窟のようではあったが這い上がってくる様子もなく、活発な時期はもう少し先なのかも知れない。
こちらも、君ヶ畑のほうも、ヒルには注意ですよ。
ヒルは気温が25度以上になると活動が活発になるということで、もうそろそろです。
万野と大見晴の分岐のピークで、長い行程をおもんばかり、さてどうしたもんかと迷ってはみたが、三角点に敬意を表して万野に寄ってみることにした。古いテープがわずかにみられるものの、踏み跡の薄いなだらかなピーク群は地図読みの勉強によい場所だ。万野につけばこれまた忘れ去られたかのような古いプレートが2枚のみ。なかなか趣があってよい。
ここらへんは、ほんとに地図読みの練習になるし、人もあまりいなくて静かでいいですね。
休憩するでもなく大見晴へと折り返す。これまた地形と地図とにらめっこしながら歩く。
「大見晴」という地名については以前、洞吹さんと温泉玉子さんとのやり取りがあった。
結局、何が地名の起源なのか、何が正しい地名なのかわからないままですが、地名なんてまあテキトーといえばテキトーなものだし、まあいいでしょ。
忠実に主尾根をたどれば踏み跡らしくもあり、また時には獣道とも思えた。ミノガ峠に近づいた頃、突然尾根が途切れた。気が付けば断崖絶壁に立っていたのだ。そこは峠に付けられた林道の切通しの20mほどの高さの位置だ。
「どうやって降りるんだぁ?」切通しの上部で右往左往するうちに、小沢を見つけた。この沢は路面まで自然のまま流れている。ここのほかには降りられそうにない。グズグスの水の流れの中、靴を汚しながらなんとか舗装道路に降り立った。落ちたら大怪我のこの行程唯一の危険箇所だったかもしれない。
確かに、林道の切り通し上に出るところがありますね。
でも、これって行き過ぎじゃないのかな。
よく覚えてないですが、峠の西側で苦労なく林道に出られたような気が……
というよりも、落第忍者さん同様、ここで難儀した記憶が全然ないのですが。
しかしそれもほんのつかの間、滝谷山への登りが始まる頃、踏み跡が消滅した。地主は林業に関係のない登山道は要らないのだろう。背丈を超える細い樹木のやぶと茨のトゲが行く手を阻む。時々現れ始めた赤や紫のテープだが、そこをたどってみるもとてもルートとは思えない、どこを上がっても同じだ。引っかき傷を作りながら平泳ぎのごとく掻き分けてあがれば三角点が迎えてくれた。
うはは、茨の藪はたいへんです。
滝谷山での御池方面の展望は素晴らしく、茶野、鈴、鈴北、御池丸山、ボタンブチ、伊勢尾、鎮座する山塊に感動した。また違う方向からの御池もすばらしいものだ。
ワシ、この周辺では、滝谷山だけはまだ行ったことがないのです。
なるほど、展望がいいのですね。
天気がよいからこの作業も楽しいのであるが、ただここまでで余裕の出来ていた時間がちょっぴり心配になってくる。公共交通機関のネックは時間の制約だ。もちろんいざとなった時のタクシー代は持ち合わせては来ているのではあるが・・・。
この時間的制約が、気持ちをあせらせますね。
タクシー代は払いたくないし。
そもそも、君ヶ畑でタクシー呼んだら、いったいどこから来るのかな。
山上(旧永源寺町の役場のあったところ)からで迎車料金がかかるなら、ばかにならない金額と時間でっせ。
もう疲れてきてしまった。といってエスケープできようも無い。そうだ、アミノバイタルがあったぞ。コムレケアもあるはずだ。左ひざをかばっていたので右足に負担がかかって、つる前の嫌な感じもしてきた。P832のとがった顕著なピークに感心しながらポパイのホウレンソウのつもりで服用すれば、気分も一身また再スタートが切れるのだ。
そうだ、ガンバロー。
時計を見る。奥村さんの絵地図をリュックの中から取り出した。時間を照らし合わせる。
「よっしゃ~~もらった~~~!」疲れが一気に吹っ飛んできた。
復活!
(ガキデカ 知ってますか。)
こうなってくると天狗堂の登りも快調に歩き出せるから面白い。出てきた岩場もヒョイヒョイとあがって、天狗堂の頂上の岩の上で仰向けになってひっくり返って寝そべった。
高度感のある岩峰ですね。
どどっと下ってひとつの顕著なピークを超えれば、大皇器地祖神社に降り立った。まずは無事下山感謝のお参りをして、手洗い横の蛇口を使わせてもらい顔を洗う。
「きもちええ~~」
終点に着きました。
バス停は神社を出てから左へ5分とかからない。朝方のおじさんはまだ来ていないようだ。用水からジャージャー流れ出る水でタオルを濡らし、体を拭いて長袖のTシャツに着替える。これもバス乗車のマナーのつもり。
そうですね。
公共交通機関利用なら、心掛けたいことです。
高速バスの心配は途中のバス停で乗車する場合、定員いっぱいの満員の場合乗車できないらしい。次の便を待つことになるわけだが、僕の乗車予定の便は最終便だ。事前に君ヶ畑で携帯電話のIモードで見てみたら残席数が3席だった。このままだれも途中のバス停で乗車しなければOKなのだが・・・・。
ドキドキして待つとやがて名古屋行きのバスがやってきて、ドアが開いた。ホッ!
こいつはちょっとリスキーでしたね。
満員通過だったら、どうするつもりだったのですか。
タクシーでインターから八日市駅まで、そして近江鉄道で彦根へ。
そこからJR東海道線、これしかないか。
ウトウトしながら今日の余韻を楽しんで家路に付く。さあ、つぎはどこへ旅しようか。御池縦走なら三岐鉄道西藤原を目指してもいいかもしれないなと、思いをめぐらせていると、名古屋のネオンが近づいてきた。
ビール飲んで、居眠りしながら帰れるってのがいいですね。
お疲れさまでした。
時刻表の旅、次回も楽しみにしてます。
よい山旅を!
洞吹(どうすい)
Re: 【鈴鹿】万野・大見晴・滝谷山・サンヤリ・天狗堂(公共交通機関で繋ぐ山旅)
とっちゃんこんばんは~
あのね~。つうさんらしいことやってるね。しかし、私には、めちゃめんどいことが、つうさんには超お楽しみなんだね。
そそ、これも良い頭の体操になってね。
こんな発見も嬉しいね。多賀は、大きなサービスエリアだし、時間調整&休憩時間をここでとってるんだね。
今回でだいたいの様子がわかったので、次回使うときは楽勝だよ。
ほどなくやってきたバスに乗る。お客は僕を含めて2名。先客は登山者。運転手と3人でおしゃべりをしながら大君ヶ畑までの道中となった。田舎のバスの良いところである。
先客の登山者がおられましたか~。なんだか、いい雰囲気のバスの旅ね。
田舎のバスは~♪なんてね。
このあたりは、大君ヶ畑側から一度と、ミノガ峠から一度行ったきりだわ。
いい展望に恵まれたんだ。ここまで来てよかったって思える一瞬ね。しかし、膝がすっきりしないのに、よく歩く計画たてるね~。ミノガ峠から反対側は歩いたことないなぁ~。
滋賀県人のくせに聞き捨てなりませんね~~。おもしろいよ、このあたり。
文面もぱっと明るい気分が出てるね~。いいでしょ。滋賀県側から見る御池岳。
御池岳の全貌っていうのは、あんまりみることが出来ないんだよね。今回はばっちりでした。
お家に帰っても、一日の山旅の余韻にひたっていたかな?読んでいても、一日とは思えない気分でした。お疲れさま~。
とっちゃんも無理して車での遠征はぼちぼちやめたほうが良いかもね。慣れれば電車バスも便利だよ。
当分このスタイルを続けてみようかな。たまにはまた御一緒くださいね。
つう
あのね~。つうさんらしいことやってるね。しかし、私には、めちゃめんどいことが、つうさんには超お楽しみなんだね。
そそ、これも良い頭の体操になってね。
こんな発見も嬉しいね。多賀は、大きなサービスエリアだし、時間調整&休憩時間をここでとってるんだね。
今回でだいたいの様子がわかったので、次回使うときは楽勝だよ。
ほどなくやってきたバスに乗る。お客は僕を含めて2名。先客は登山者。運転手と3人でおしゃべりをしながら大君ヶ畑までの道中となった。田舎のバスの良いところである。
先客の登山者がおられましたか~。なんだか、いい雰囲気のバスの旅ね。
田舎のバスは~♪なんてね。
このあたりは、大君ヶ畑側から一度と、ミノガ峠から一度行ったきりだわ。
いい展望に恵まれたんだ。ここまで来てよかったって思える一瞬ね。しかし、膝がすっきりしないのに、よく歩く計画たてるね~。ミノガ峠から反対側は歩いたことないなぁ~。
滋賀県人のくせに聞き捨てなりませんね~~。おもしろいよ、このあたり。
文面もぱっと明るい気分が出てるね~。いいでしょ。滋賀県側から見る御池岳。
御池岳の全貌っていうのは、あんまりみることが出来ないんだよね。今回はばっちりでした。
お家に帰っても、一日の山旅の余韻にひたっていたかな?読んでいても、一日とは思えない気分でした。お疲れさま~。
とっちゃんも無理して車での遠征はぼちぼちやめたほうが良いかもね。慣れれば電車バスも便利だよ。
当分このスタイルを続けてみようかな。たまにはまた御一緒くださいね。
つう
通風山
Re: 【鈴鹿】万野・大見晴・滝谷山・サンヤリ・天狗堂(公共交通機関で繋ぐ山旅)
洞吹さん、こんばんは。御無沙汰しておりますような、おりませんような。
早朝から深夜まで、すごいですね。
こりゃほんとに「旅」だわ。
ここまでして、なんで天狗堂なの……という気もしますが、
いろいろな乗り物に乗って知らない場所へ行くっていうのが、これはこれで楽しいんですよね。
朝一番の電車ですわ。天狗堂の北側見てたらミノガ峠に自転車置いてとも考えたんですが、万野を越えてみたら繋がっちゃいました。
楽しいですよ。洞吹さんもいかが?
時刻表マニアですね。
時刻表の穴を突いてアリバイ作りができそう。
松本清張「点と線」の世界ですよ。
ワシも昔、国鉄のダイヤ改正や臨時列車増発シーズンにあわせて、
春夏秋冬、交通公社の時刻表を買っては読みふけっていた時代がありました。
時刻表も最近買っていませんが、昔は同じようなものが何冊もありましたね。
ポケット版なんかがあって、ぼくもふらふらよく出かけてました。
今はインターネットばかりです。
ちょっとドキドキですね。
出口探索に手間取って、乗り継ぎのバスを逃したらたいへんです。
SAから出るといえば、つうさん、新名神開通時に土山SAから山に入ってましたね。
バスはどきどきしますが、電車の乗り換えもホームが遠かったりしてドキドキしますね。
土山SAは使えそうですね。時間さえあえばあのSAの裏側にオンデマンドバスがくるようですよ。
予約せなあきませんが。
へえーっ。
登山でそこのバスに乗ってくる人もいるんだ。
運転手もびっくりしていました。たま~~~に近江鉄道多賀大社前駅からは乗るようですが、名神多賀からは初めてだそうです。
ようするにこれもいわゆるヘ○タ○登山のひとつでしょう。
ここらへんは、ほんとに地図読みの練習になるし、人もあまりいなくて静かでいいですね。
今の季節特にそうでしょうね。地図持ってロングコースへのチャレンジなんぞにぴったりのコースです。
確かに、林道の切り通し上に出るところがありますね。
でも、これって行き過ぎじゃないのかな。
よく覚えてないですが、峠の西側で苦労なく林道に出られたような気が……
というよりも、落第忍者さん同様、ここで難儀した記憶が全然ないのですが。
行き過ぎてると思います。地形図を見ると左側にガレがあり、それを確認しながらガレに寄って、その辺縁に乗ったと思います。
しかしロボット雨量計は見つけられませんでしたが、これってミノガ峠の南側なんでしょうか?
ワシ、この周辺では、滝谷山だけはまだ行ったことがないのです。
なるほど、展望がいいのですね。
天狗堂はT字尾根を従えていますが、ここからの御池は伊勢尾や鈴ガ岳、茶野を従えて良いところですよ。
この時間的制約が、気持ちをあせらせますね。
タクシー代は払いたくないし。
そもそも、君ヶ畑でタクシー呼んだら、いったいどこから来るのかな。
山上(旧永源寺町の役場のあったところ)からで迎車料金がかかるなら、ばかにならない金額と時間でっせ。
いちおうタクシー会社の電話番号は控えてました。
諭吉さん2まいもってました。諭吉さんはいまでもうちにいます。
時計を見る。奥村さんの絵地図をリュックの中から取り出した。時間を照らし合わせる。
「よっしゃ~~もらった~~~!」疲れが一気に吹っ飛んできた。
復活!
(ガキデカ 知ってますか。)
八丈島のキョンしか知りません。
こいつはちょっとリスキーでしたね。
満員通過だったら、どうするつもりだったのですか。
タクシーでインターから八日市駅まで、そして近江鉄道で彦根へ。
そこからJR東海道線、これしかないか。
ですね。その前にこのバスは八日市駅行きだったんです。そのまま乗っていけばどうってことなかったんですが、帰宅時刻が30分ほど遅くなってしまうのでこんな選択しちゃいました。
結果オーライですが、単独でなかったら八日市まで行ってると思います。
ほんと、ギャンブルでしたね。反省です。
ビール飲んで、居眠りしながら帰れるってのがいいですね。
お疲れさまでした。
時刻表の旅、次回も楽しみにしてます。
珍旅行記にお付き合いいただきましてありがとうございました。
実はマイカー持っていないだけだったりして・・・・。
でもこのスタイルも好きなので、続くかのかもしれません。
つう
早朝から深夜まで、すごいですね。
こりゃほんとに「旅」だわ。
ここまでして、なんで天狗堂なの……という気もしますが、
いろいろな乗り物に乗って知らない場所へ行くっていうのが、これはこれで楽しいんですよね。
朝一番の電車ですわ。天狗堂の北側見てたらミノガ峠に自転車置いてとも考えたんですが、万野を越えてみたら繋がっちゃいました。
楽しいですよ。洞吹さんもいかが?
時刻表マニアですね。
時刻表の穴を突いてアリバイ作りができそう。
松本清張「点と線」の世界ですよ。
ワシも昔、国鉄のダイヤ改正や臨時列車増発シーズンにあわせて、
春夏秋冬、交通公社の時刻表を買っては読みふけっていた時代がありました。
時刻表も最近買っていませんが、昔は同じようなものが何冊もありましたね。
ポケット版なんかがあって、ぼくもふらふらよく出かけてました。
今はインターネットばかりです。
ちょっとドキドキですね。
出口探索に手間取って、乗り継ぎのバスを逃したらたいへんです。
SAから出るといえば、つうさん、新名神開通時に土山SAから山に入ってましたね。
バスはどきどきしますが、電車の乗り換えもホームが遠かったりしてドキドキしますね。
土山SAは使えそうですね。時間さえあえばあのSAの裏側にオンデマンドバスがくるようですよ。
予約せなあきませんが。
へえーっ。
登山でそこのバスに乗ってくる人もいるんだ。
運転手もびっくりしていました。たま~~~に近江鉄道多賀大社前駅からは乗るようですが、名神多賀からは初めてだそうです。
ようするにこれもいわゆるヘ○タ○登山のひとつでしょう。
ここらへんは、ほんとに地図読みの練習になるし、人もあまりいなくて静かでいいですね。
今の季節特にそうでしょうね。地図持ってロングコースへのチャレンジなんぞにぴったりのコースです。
確かに、林道の切り通し上に出るところがありますね。
でも、これって行き過ぎじゃないのかな。
よく覚えてないですが、峠の西側で苦労なく林道に出られたような気が……
というよりも、落第忍者さん同様、ここで難儀した記憶が全然ないのですが。
行き過ぎてると思います。地形図を見ると左側にガレがあり、それを確認しながらガレに寄って、その辺縁に乗ったと思います。
しかしロボット雨量計は見つけられませんでしたが、これってミノガ峠の南側なんでしょうか?
ワシ、この周辺では、滝谷山だけはまだ行ったことがないのです。
なるほど、展望がいいのですね。
天狗堂はT字尾根を従えていますが、ここからの御池は伊勢尾や鈴ガ岳、茶野を従えて良いところですよ。
この時間的制約が、気持ちをあせらせますね。
タクシー代は払いたくないし。
そもそも、君ヶ畑でタクシー呼んだら、いったいどこから来るのかな。
山上(旧永源寺町の役場のあったところ)からで迎車料金がかかるなら、ばかにならない金額と時間でっせ。
いちおうタクシー会社の電話番号は控えてました。
諭吉さん2まいもってました。諭吉さんはいまでもうちにいます。
時計を見る。奥村さんの絵地図をリュックの中から取り出した。時間を照らし合わせる。
「よっしゃ~~もらった~~~!」疲れが一気に吹っ飛んできた。
復活!
(ガキデカ 知ってますか。)
八丈島のキョンしか知りません。
こいつはちょっとリスキーでしたね。
満員通過だったら、どうするつもりだったのですか。
タクシーでインターから八日市駅まで、そして近江鉄道で彦根へ。
そこからJR東海道線、これしかないか。
ですね。その前にこのバスは八日市駅行きだったんです。そのまま乗っていけばどうってことなかったんですが、帰宅時刻が30分ほど遅くなってしまうのでこんな選択しちゃいました。
結果オーライですが、単独でなかったら八日市まで行ってると思います。
ほんと、ギャンブルでしたね。反省です。
ビール飲んで、居眠りしながら帰れるってのがいいですね。
お疲れさまでした。
時刻表の旅、次回も楽しみにしてます。
珍旅行記にお付き合いいただきましてありがとうございました。
実はマイカー持っていないだけだったりして・・・・。
でもこのスタイルも好きなので、続くかのかもしれません。
つう
通風山
Re: 【鈴鹿】万野・大見晴・滝谷山・サンヤリ・天狗堂(公共交通機関で繋ぐ山旅)
つうさん、どうもです。
レスをつけようと思いながらも、機会を逃していたレポです。
それでも、このあたりは面白い場所で、私のお気に入りの場所でもあります。ちょいとチャンスを逃がしているんだけど、滝谷山はなぜだか、ここ数年連続してと言っていいくらいピークを踏んでいる気がする・・・あ、サンヤリもか。
これは今年、撮影したものかな。この角度は威風堂々ですね。
ふ~さん
レスをつけようと思いながらも、機会を逃していたレポです。
私もかつては鈴鹿の近江側を絡めて公共交通機関を使い倒してたんです。JRは勿論、私鉄やバスを駆使して鈴鹿をテン泊山行したものです。<内訳>
名神高速バス 名古屋~名神多賀 名神八日市~名鉄BC(1400円+1650円)
近江バス・湖国バス 名神多賀口~大君ヶ畑 300円
君ヶ畑~永源寺車庫~名神八日市 (200円+510円)
私と通さんの最初の出会いも、寺地から北ノ俣を公共交通機関で、どうつなごうかと相談に乗ってもらった時だったね・・・高速が1000円であろうがなかろうが、以前から電車やバスでの計画をするのが好きで、これは元来旅が好きなんだろうなと思っている。そんなわけで、題目も「山旅」としてみた。
困るなぁ。バス車内の風紀を乱してもらっちゃあ。でも、「異様に映っているに違いない」という自覚がある分、私よりマシかもしれないことは認めよう。日曜早朝の名古屋中心部は静かなもので、乗っているバスも余裕で時間調整でもするかのようにゆっくり走っている。このまま順調に走ってくれれば渋滞に巻き込まれること無く多賀へ到着するだろう。このバスは大阪行きで、ほとんどがUSJに行く家族連れや若い女の子同士とかでほぼ満席である。赤い登山キャップをかぶったおじさんは異様に映っているに違いない。
流血を期待して読んだのは私だけではないと思いますよ。まぁ、つうさんから吸血するくらいなら、子鹿ちゃんのフレッシュでクリアな血の方がいいのでしょう。かく言う私もこのあたりでは蛭に追われて駆けっこしたことがあります。杉の落ち葉で埋まったような谷筋の道は、いかにもヒルの巣窟のようではあったが這い上がってくる様子もなく、活発な時期はもう少し先なのかも知れない。
それでも、このあたりは面白い場所で、私のお気に入りの場所でもあります。ちょいとチャンスを逃がしているんだけど、滝谷山はなぜだか、ここ数年連続してと言っていいくらいピークを踏んでいる気がする・・・あ、サンヤリもか。
これは今年、撮影したものかな。この角度は威風堂々ですね。
1/3ですか。ヒザがまだまだ完全復調じゃないところがツライね。それでも、山に来てしまう貴殿は・・・またもやここで現況と地形図とにらめっこが始まった。向う尾根はわかっているのだが、切通しで登れない。ひとつピークを回り込む林道に沿っていけば、壁の高さも2mほどになってここしかない!とよじ登り、尾根芯に上がることができた。
さあ、ここから第2ラウンドが始まる。1/10000の地形図3枚となった全行程の1枚が終わった。
そこで一枚。こんな感じですね。滝谷山での御池方面の展望は素晴らしく、茶野、鈴、鈴北、御池丸山、ボタンブチ、伊勢尾、鎮座する山塊に感動した。また違う方向からの御池もすばらしいものだ。
私なんて一回どころか、何度もコースアウトしながら歩いた記憶が。このあと一回コースアウトしてしまうがなんとかトラバースして復帰した。地形図上の高圧線を横切るのを気にしすぎて、ひとつ手前の鉄塔の切り開きで、ここだと思い込んで東の支尾根に入ってしまったのだ。
地図で見る限り、音羽谷の源頭はいい感じなんだけどね。実際に歩いてみると、植林が入ってしまって裏切られるところが寂しいね。アップダウンの続く尾根を行くに、いったい累積標高はどのくらいだろうと思えてきた。ピークをかぞえながら行くも、地形図には明示できないピークもあって、途中でやめてしまった。どうせ水場も無いだろうと2L持ってきたポカリスエットも半分ほど消費してしまった。途中尾根直下にチョボチョボと水場が2箇所は確認できたが、汲むまでもなかった。
まったくすごいネーミングだね~。蒸れを押さえる制汗剤の類かと思ったら、こむらがえりの治療用かぁ。小林製薬だそうですが、ネーミングのダサさがかえってトレンディーなんだろうか。山〇〇さんは『座薬甘草湯』(!?)ご愛用でしたね。もう疲れてきてしまった。といってエスケープできようも無い。そうだ、アミノバイタルがあったぞ。コムレケアもあるはずだ。
わかるわかる、その気持ち。えっ?ここのところだけを抜き出すなって?「よっしゃ~~もらった~~~!」「きもちええ~~」
私も永源寺車庫で乗り換えたものですが、バスの運ちゃんとの会話は楽しいね。いつだったかの運ちゃんは、トラックの運転手から転職したって語ってたっけ。八日市までの直通ではないので、永源寺車庫で乗り替えたのだが、今度はその路線の運転手とも話が弾み、20分近く出発前のバスの中であれやこれやと今日のルートや、ローカルバスの現状問題とか、永源寺の紅葉とか3人でおしゃべり。
それで、Part2はネオン街に吸い込まれていくわけですね。(^_-)ウトウトしながら今日の余韻を楽しんで家路に付く。さあ、つぎはどこへ旅しようか。御池縦走なら三岐鉄道西藤原を目指してもいいかもしれないなと、思いをめぐらせていると、名古屋のネオンが近づいてきた。
ふ~さん
Re: 【鈴鹿】万野・大見晴・滝谷山・サンヤリ・天狗堂(公共交通機関で繋ぐ山旅)
ふ~さん、こんばんは。レスありがとう。
私もかつては鈴鹿の近江側を絡めて公共交通機関を使い倒してたんです。JRは勿論、私鉄やバスを駆使して鈴鹿をテン泊山行したものです。
公共交通機関は滋賀県側のほうが使いやすいですね。
それだけ滋賀県側のほうが山に食い込んで集落が点在しているということなんでしょうね。
私と通さんの最初の出会いも、寺地から北ノ俣を公共交通機関で、どうつなごうかと相談に乗ってもらった時だったね・・・
懐かしいですね。あの時はなにか匂ってましたね。そりゃ一年間一緒の部屋にいたわけですから、においますわいな。(謎)
それでも、このあたりは面白い場所で、私のお気に入りの場所でもあります。ちょいとチャンスを逃がしているんだけど、滝谷山はなぜだか、ここ数年連続してと言っていいくらいピークを踏んでいる気がする・・・あ、サンヤリもか。
これは今年、撮影したものかな。この角度は威風堂々ですね。
滝谷山へのアクセスは?やっぱりミノガ峠かな?
御池のボタンブチあたりからT字尾根越しに見れば、天狗堂から北に連なる山塊は気になるからね。
いざ登ってみると滝谷山も御池の絶好のビューポイントとして忘れられない山になるよね。
天狗堂あたりだとちょっと南に寄るからね。
1/3ですか。ヒザがまだまだ完全復調じゃないところがツライね。それでも、山に来てしまう貴殿は・・・
下りのスピードががた落ちになりました。もうトントンストトンと下れないと思います。
まあリハビリを兼ねての山行きですからこんなもんです。
地図で見る限り、音羽谷の源頭はいい感じなんだけどね。実際に歩いてみると、植林が入ってしまって裏切られるところが寂しいね。
近江商人の魂が感じられます。県境歩くとわかるけど、滋賀県側のほうが植林の確立が多いよね。
それで、Part2はネオン街に吸い込まれていくわけですね。(^_-)
名古屋の山岳会に入っていた頃はこれが事実でした。名古屋駅で解散後居酒屋直行組みが結成され・・・・。
そのほうが楽しみで来ている人もあってね。ちょっと付き合いきれなかったねぇ。
また近々一杯やりましょか。
つう
私もかつては鈴鹿の近江側を絡めて公共交通機関を使い倒してたんです。JRは勿論、私鉄やバスを駆使して鈴鹿をテン泊山行したものです。
公共交通機関は滋賀県側のほうが使いやすいですね。
それだけ滋賀県側のほうが山に食い込んで集落が点在しているということなんでしょうね。
私と通さんの最初の出会いも、寺地から北ノ俣を公共交通機関で、どうつなごうかと相談に乗ってもらった時だったね・・・
懐かしいですね。あの時はなにか匂ってましたね。そりゃ一年間一緒の部屋にいたわけですから、においますわいな。(謎)
それでも、このあたりは面白い場所で、私のお気に入りの場所でもあります。ちょいとチャンスを逃がしているんだけど、滝谷山はなぜだか、ここ数年連続してと言っていいくらいピークを踏んでいる気がする・・・あ、サンヤリもか。
これは今年、撮影したものかな。この角度は威風堂々ですね。
滝谷山へのアクセスは?やっぱりミノガ峠かな?
御池のボタンブチあたりからT字尾根越しに見れば、天狗堂から北に連なる山塊は気になるからね。
いざ登ってみると滝谷山も御池の絶好のビューポイントとして忘れられない山になるよね。
天狗堂あたりだとちょっと南に寄るからね。
1/3ですか。ヒザがまだまだ完全復調じゃないところがツライね。それでも、山に来てしまう貴殿は・・・
下りのスピードががた落ちになりました。もうトントンストトンと下れないと思います。
まあリハビリを兼ねての山行きですからこんなもんです。
地図で見る限り、音羽谷の源頭はいい感じなんだけどね。実際に歩いてみると、植林が入ってしまって裏切られるところが寂しいね。
近江商人の魂が感じられます。県境歩くとわかるけど、滋賀県側のほうが植林の確立が多いよね。
それで、Part2はネオン街に吸い込まれていくわけですね。(^_-)
名古屋の山岳会に入っていた頃はこれが事実でした。名古屋駅で解散後居酒屋直行組みが結成され・・・・。
そのほうが楽しみで来ている人もあってね。ちょっと付き合いきれなかったねぇ。
また近々一杯やりましょか。
つう
通風山