GW飛越の山3題。籾糠山から猿ヶ馬場山
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【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
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GW飛越の山3題。籾糠山から猿ヶ馬場山
【日 付】2011年4月30日(土)
【山 域】飛騨高地 籾糠山・猿ヶ馬場山
【天 候】曇り一時雷雨
【メンバー】ひいちゃん、山日和
【コース】横谷2号橋7:10---10:25籾糠山10:40---12:25猿ヶ馬場山12:45---16:10駐車地
3年振りの籾糠山東尾根である。出発前に飛騨河合PAの様子を偵察した。
まずは岐阜方面行きの上り線。噂通り、高い柵が張り巡らされて取り付くシマもなさそうだ。駐車場の側面へ回り込むと・・・OKだ。
続いて下り線。岐阜から来れば止める側のパーキングである。こちらも同様に高い柵。そして以前は下に空間があったゲートも地面
すれすれまで延長されていた。ところが堅固なゲートに色の変わった部分がある。これは一体・・・。
上り線以上にOKなことを確認して登山口へ向かった。
林道は除雪も完璧で、とうぞう谷出合を越えて横谷2号橋まで入ることができた。
用意をしていると1台の車が上がってきた。釣り師のようだ。しばらく話をして出発。
山スキーシーズンが終わればここから籾糠山を目指す登山者はほとんどいないのだろう。
3号橋の袂から東尾根に取り付く。のっけからの急登に息が上がる。雪はないが、この尾根は途中まで切り開きがあるので楽だ。
イワウチワは咲き始めたばかり。タムシバはまだ蕾のままで、今年は目を楽しませてくれるものが少ない。
しかし花が遅いということは雪が多いことの裏返しだ。前回苦労したヤブが雪に埋もれていることは期待できる。
切り開きが終わってホンの少しヤブを漕げば、期待通り雪が繋がった。ブナ林が始まる1267m標高点からの急登のヤブが最大の
ポイントだったが、ヤブはすべて雪の下。ブナの疎林を一歩ずつアイゼンを利かせて登るだけだ。
前回はヤブに気を取られてあまりわからなかったが、この急斜面のブナ林もなかなかのものである。
Ca1480mの台地端に登り着けば籾糠山頂はもらったも同然だ。素晴らしいブナ並木の緩やかな尾根を進む。予想に反してやや
暗い空が残念だ。
[attachment=3]P1010957_1_1.JPG[/attachment]
前方に意外な人影が見えた。どこから来たのだろう。
1564mで写真を撮っていた単独者に追い付いた。足元はスパイク長靴で手には鳶口のようなクラシカルなピッケルを持っている。
ザックにはこれまた変わった細身のカンジキ。相当年季の入った登山者だった。
聞けば横谷のひとつ隣の谷を直進したところに営林署の作業小屋があり、そこから上がってきたらしい。このあたりもかなり歩いて
いるようだった。雪が思ったより締まっているのでアイゼンを持って来ればよかったと笑っていた。
北の方を見ると人形山と三ヶ辻山、金剛堂山、白木峰が仲良く並んでいた。
[attachment=2]P1020006_1.JPG[/attachment]
ヒノキの大木が並ぶ台地を過ぎるとオオシラビソの森。1607mへ続く尾根一帯は見事なブナ林が展開する。
この籾糠山北東面の台地は心癒される森が広がる。花の時期もいいが、ほとんど人に会うこともないこの時期もまた格別の良さが
ある。
目の前の籾糠山のドームに向かって直登。遠くから見るこの山頂のかたち通り、どこから攻めても最後は喘登また喘登である。
登り着いた山頂からは初めて猿ヶ馬場が姿を現わした。ひいちゃんはかなりお疲れのようで、もうここで十分と弱気の虫が出た。
しかし時間はまだ10時半。ここで終わるにはもったいない。風も強いし天気もイマイチで、一旦はまったりモードになりかけたが、意
を翻して間近に見える猿ヶ馬場山へ向かう。
[attachment=1]P1020008_1.JPG[/attachment]
稜線伝いに進むのは距離のロスが大きく、アップダウンもある。しかも痩せた尾根はオオシラビソが邪魔をして快適な尾根歩きと
は言えない。ここは大瀬戸谷まで一気に下りて、Ca1850mピークへ直登する尾根に乗るのが効率的である。
大瀬戸谷の谷底で休んでいると、先ほどのおじさんがやってきて、谷を源頭に向かって詰めて行った。
対岸の尾根は出だしこそ急だが、少し上がれば普通に歩ける快適な尾根になる。途中でおじさんもこの尾根に乗り換えたようで、
長靴の足跡が上がって来ていた。
[attachment=0]P1020058_1.JPG[/attachment]
Ca1850mの手前でトラバースして山頂へ。青空に変わるかに見えた空からはポツポツと雨が落ち出した。
さっきから遠くで雷鳴が響き始めている。
山頂にはおじさんと、荻町からの5人パーティーがいた。本降りになりそうな様子を見て全員雨具を着始めた。
雷は止む気配もなく、ゆっくり食事をする気にもならない。少しの滞在で下山開始。雷雨から逃れてメドがついたらランチタイムとし
よう。
雷に追われるように大瀬戸谷へ下りる。ここからはできるだけ登りの少ない省エネルートで稜線へ復帰。
そろそろ天候も回復かと思われたところで雷鳴が近付き、雨が激しさを増した。遠くないところで落雷の音が轟く。
こりゃたまらんとオオシラビソの下に避難してしばらく待機した。
ランチタイム抜きの山は何時以来だろう。泣く子と雷様には勝てないのだ。
少し落ち着いたのを見計らって再スタート。籾糠山はトラバースでショートカットして大ヒノキ地帯に出た。
雨もすっかり上がったようで、もう安心だ。
急斜面のブナ林ではおじさんが追い付いてきたかと思うと飛ぶように抜き去って行った。
山日和
【山 域】飛騨高地 籾糠山・猿ヶ馬場山
【天 候】曇り一時雷雨
【メンバー】ひいちゃん、山日和
【コース】横谷2号橋7:10---10:25籾糠山10:40---12:25猿ヶ馬場山12:45---16:10駐車地
3年振りの籾糠山東尾根である。出発前に飛騨河合PAの様子を偵察した。
まずは岐阜方面行きの上り線。噂通り、高い柵が張り巡らされて取り付くシマもなさそうだ。駐車場の側面へ回り込むと・・・OKだ。
続いて下り線。岐阜から来れば止める側のパーキングである。こちらも同様に高い柵。そして以前は下に空間があったゲートも地面
すれすれまで延長されていた。ところが堅固なゲートに色の変わった部分がある。これは一体・・・。
上り線以上にOKなことを確認して登山口へ向かった。
林道は除雪も完璧で、とうぞう谷出合を越えて横谷2号橋まで入ることができた。
用意をしていると1台の車が上がってきた。釣り師のようだ。しばらく話をして出発。
山スキーシーズンが終わればここから籾糠山を目指す登山者はほとんどいないのだろう。
3号橋の袂から東尾根に取り付く。のっけからの急登に息が上がる。雪はないが、この尾根は途中まで切り開きがあるので楽だ。
イワウチワは咲き始めたばかり。タムシバはまだ蕾のままで、今年は目を楽しませてくれるものが少ない。
しかし花が遅いということは雪が多いことの裏返しだ。前回苦労したヤブが雪に埋もれていることは期待できる。
切り開きが終わってホンの少しヤブを漕げば、期待通り雪が繋がった。ブナ林が始まる1267m標高点からの急登のヤブが最大の
ポイントだったが、ヤブはすべて雪の下。ブナの疎林を一歩ずつアイゼンを利かせて登るだけだ。
前回はヤブに気を取られてあまりわからなかったが、この急斜面のブナ林もなかなかのものである。
Ca1480mの台地端に登り着けば籾糠山頂はもらったも同然だ。素晴らしいブナ並木の緩やかな尾根を進む。予想に反してやや
暗い空が残念だ。
[attachment=3]P1010957_1_1.JPG[/attachment]
前方に意外な人影が見えた。どこから来たのだろう。
1564mで写真を撮っていた単独者に追い付いた。足元はスパイク長靴で手には鳶口のようなクラシカルなピッケルを持っている。
ザックにはこれまた変わった細身のカンジキ。相当年季の入った登山者だった。
聞けば横谷のひとつ隣の谷を直進したところに営林署の作業小屋があり、そこから上がってきたらしい。このあたりもかなり歩いて
いるようだった。雪が思ったより締まっているのでアイゼンを持って来ればよかったと笑っていた。
北の方を見ると人形山と三ヶ辻山、金剛堂山、白木峰が仲良く並んでいた。
[attachment=2]P1020006_1.JPG[/attachment]
ヒノキの大木が並ぶ台地を過ぎるとオオシラビソの森。1607mへ続く尾根一帯は見事なブナ林が展開する。
この籾糠山北東面の台地は心癒される森が広がる。花の時期もいいが、ほとんど人に会うこともないこの時期もまた格別の良さが
ある。
目の前の籾糠山のドームに向かって直登。遠くから見るこの山頂のかたち通り、どこから攻めても最後は喘登また喘登である。
登り着いた山頂からは初めて猿ヶ馬場が姿を現わした。ひいちゃんはかなりお疲れのようで、もうここで十分と弱気の虫が出た。
しかし時間はまだ10時半。ここで終わるにはもったいない。風も強いし天気もイマイチで、一旦はまったりモードになりかけたが、意
を翻して間近に見える猿ヶ馬場山へ向かう。
[attachment=1]P1020008_1.JPG[/attachment]
稜線伝いに進むのは距離のロスが大きく、アップダウンもある。しかも痩せた尾根はオオシラビソが邪魔をして快適な尾根歩きと
は言えない。ここは大瀬戸谷まで一気に下りて、Ca1850mピークへ直登する尾根に乗るのが効率的である。
大瀬戸谷の谷底で休んでいると、先ほどのおじさんがやってきて、谷を源頭に向かって詰めて行った。
対岸の尾根は出だしこそ急だが、少し上がれば普通に歩ける快適な尾根になる。途中でおじさんもこの尾根に乗り換えたようで、
長靴の足跡が上がって来ていた。
[attachment=0]P1020058_1.JPG[/attachment]
Ca1850mの手前でトラバースして山頂へ。青空に変わるかに見えた空からはポツポツと雨が落ち出した。
さっきから遠くで雷鳴が響き始めている。
山頂にはおじさんと、荻町からの5人パーティーがいた。本降りになりそうな様子を見て全員雨具を着始めた。
雷は止む気配もなく、ゆっくり食事をする気にもならない。少しの滞在で下山開始。雷雨から逃れてメドがついたらランチタイムとし
よう。
雷に追われるように大瀬戸谷へ下りる。ここからはできるだけ登りの少ない省エネルートで稜線へ復帰。
そろそろ天候も回復かと思われたところで雷鳴が近付き、雨が激しさを増した。遠くないところで落雷の音が轟く。
こりゃたまらんとオオシラビソの下に避難してしばらく待機した。
ランチタイム抜きの山は何時以来だろう。泣く子と雷様には勝てないのだ。
少し落ち着いたのを見計らって再スタート。籾糠山はトラバースでショートカットして大ヒノキ地帯に出た。
雨もすっかり上がったようで、もう安心だ。
急斜面のブナ林ではおじさんが追い付いてきたかと思うと飛ぶように抜き去って行った。
山日和
Re: GW飛越の山3題。籾糠山から猿ヶ馬場山
うわっ、山日和さん、猿ヶ馬場に行ってきたの~!!!!。
天気予報がもうすこしよかったら+知人の山事故の連絡がなかったら、僕も猿ヶ馬場へ向かって家をでる用意をしていましたので、
ニアミスというばニアミスかな(^^;)
天気、悪かったですね・・・特に僕が子供の頃からコワイ雷・・・。
お二人ともご無事で良かったです(^^)
猿ヶ馬場はまた来年にします。この山はこんな事ばかり言ってて何年越しになってるやら(^^;)
昨日、映画「岳」を観てきてちょっと気持ちも吹っ切れました。また、ぼちぼち動き始めます。よろしく~m(..)m(^^)
天気予報がもうすこしよかったら+知人の山事故の連絡がなかったら、僕も猿ヶ馬場へ向かって家をでる用意をしていましたので、
ニアミスというばニアミスかな(^^;)
天気、悪かったですね・・・特に僕が子供の頃からコワイ雷・・・。
お二人ともご無事で良かったです(^^)
猿ヶ馬場はまた来年にします。この山はこんな事ばかり言ってて何年越しになってるやら(^^;)
昨日、映画「岳」を観てきてちょっと気持ちも吹っ切れました。また、ぼちぼち動き始めます。よろしく~m(..)m(^^)
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★ 矢問(やとう)
★ http://www.komachans.com/
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GW飛越の山3題。大門山と赤摩木古山
【日 付】2011年5月5日(木)
【山 域】白山北方 大門山1571.6m、赤摩木古山1501m
【天 候】晴れ
【コース】西赤尾ゲート6:30---7:08巡視路入口---9:00 P1103m 9:20---9:30ブナオ峠---11:25大門山12:45---
13:15赤摩木古山13:30---14:25ブナオ峠14:40---16:25ゲート
国道脇の西赤尾ゲート前には数台の車が止まっていた。「ブナオ峠10km」の標識を見てため息が出る。
林道をまともに歩く気はないといってもそれだけで往復20キロか。
気を取り直して出発。空は青く申し分のない天気だ。林道は開通に向けて整備されているようで、DOCを持って来れば
よかったと少し後悔する。(それは勘違いだったとすぐに気付いたが)
雪融け水を集めてしぶきを上げる草谷の流れの対岸には、張り付いた残雪の中、ようやく目覚め始めた木々の新緑が
鮮やかだ。緑に混じって時折ピンクの山桜が美しいアクセントを添える。
さて、取り付きはどこかと右手の尾根が低くなってきた頃合いを見定める。鉄塔の立つ2番目の送電線を過ぎたところ
に入口はあった。「中電L198」の黄色い標識が目印で、尾根との高低差はわずか5m足らず。数歩登っただけで尾根上
に立った。
鉄塔とは反対側の尾根上にもしっかりとした踏み跡があった。このルートは昨年たんぽぽさんのレポで知った。
林道をひたすら歩くよりははるかに良さそうだ。
しばらくはブナ林の急登が続く。足元には満開のイワウチワが咲き乱れる。右手の高みに見えるのは猿ヶ山の山稜だ
ろう。
標高700mを超えて尾根が広がると、早くも雪が繋がった。ここからP1103m手前まで緩やかな雪原状のブナの尾根が
続いた。これはいい。林道を歩くよりも精神的にもいいだろう。
ただ思ったよりも雪が緩く、スノーシューを持って来ればより楽に歩けたなと思う。
[attachment=1]パノラマ 1_1.JPG[/attachment]
1103mピークの付近は見事なブナ林が広がる。南側のCa1090mピークに立てばこれから向かう大門山と、その向こう
に大笠山、笈ヶ岳から三方岩岳への遥かな稜線が並ぶ。
ブナオ峠へは100mの急降下。雪の上を転げ落ちるように下ると広く切り開かれた林道に出た。と言っても今はすべて雪
の下。小鳥の囀りだけが森にこだましている。
[attachment=4]P1020159_1.JPG[/attachment]
雪面に妙なものが散乱していた。よく見るとスノーシューが2台。色違いのライトニングアッセントだ。
赤とオレンジということは男女のパーティーなのだろう。ここにデポして前進したにしては周りに足跡が残っていない。
それにデポと言うにはあまりに乱雑な置き方で、裏返ったりあさっての方向を向いたり、ザックの上からドサッと落とした
という風情である。これはいったい何なんだろう。帰りにまだ残っていたら回収して警察に届けるようかなんて考えながら、
大門山へ足を踏み出した。この尾根もブナ林が続く。「ブナオ峠」という名前はダテではないようだ。
前方に人影が見えた。休憩していた2人パーティー(予想通り男女ペア)に確認すると、やはりスノーシューは彼らのもの
だった。2日前から入山してテント泊していたらしい。道理で新しい足跡がなかったはずだ。これで謎が解けた。
スノーシューはちゃんと揃えて立てていたのだが、2日間で雪が融けて散乱してしまったのだ。
「どちらまで」と聞かれたので「気持ちは奈良岳ですわ」と笑って答えた。
ブナ林を抜けて高度感ある雪尾根を踏みしめて登る。右上には雪庇もすっかり落ち切った大門山の山頂部が覆い被さ
るようだ。振り返れば猿ヶ山の雄大な山容が魅力的だ。
ジャンクションに着いた。大門山頂へは右にひと登り。もう青息吐息で奈良岳どころではない。
無雪期のガイドでは展望も悪く評価の低い大門山だが、立ち木がすべて雪の下の今は白いドーム状の素晴らしいピー
クだ。展望も360度。やや霞み気味ながら白山もその姿を現わした。
[attachment=3]P1020244_1.JPG[/attachment]
やっと見えた奈良岳へはアップダウンも多く、とても明るいうちに帰れそうもない。とりあえずメシだ。
風が少し冷たいので北側に少し下りて雪庇跡の台地に陣取る。山頂で着込んだレインウェアもここでは暑いぐらいの無風
ポカポカ陽気である。白山方面を眺めながらのランチを楽しみたいところだが、代わりに人形山・三ヶ辻山が今日のアテだ。
雪は去年に比べてもはるかに多いようだ。
この時期は生ぬるいビールを持って行っても苦労はしない。雪の中へ突っ込んで1分ばかりクルクル回せば忽ち飲み頃に
冷える。
[attachment=0]パノラマ 4_1_1.JPG[/attachment]
このまま下りてしまうのもなんなので、赤摩木古山へ足を延ばそう。下りの選択肢として昨年のたんぽぽルートである
開津谷左岸尾根も含んでいたのだ。
左岸尾根ジャンクションから赤摩木古山へは開津谷側の雪庇の残骸がぶら下がっている状態。右斜面をトラバースして
進む。1501mの山頂は稜線上の小さなコブといった雰囲気だ。
[attachment=2]P1020268_1.JPG[/attachment]
開津谷の源頭は滑ったら気持ちの良さそうな大斜面が広がる。このまま尻セードで飛び込んで標高差200mばかり滑り
降りて、左岸尾根へ乗り換えれば楽しいだろうなと思う。
しかし昨年の記録を知っているとは言え、開津谷の渡渉の状態もわからず単独では不安が残る。ここは自重して元来た
道を戻ろう。
大門山ジャンクションからブナオ峠までかっ飛んで25分で下りてしまった。
少しでも往路とGPSの軌跡を変えるために下りは林道を選択する。
ブナオ峠下のブナ林はキャンプ場の跡だろうか、実に雰囲気のある美しい森だった。ここでひと息入れて一気に下ろう。
2人パーティーはなぜかスノーシューを履かず、アイゼンのまま歩いていた。担いでいるより履いた方が楽なのになあと
思う。
この林道は956m標高点のあたりから南へ大きく迂回している。最初のヘアピンは先行パーティーもショートカットしてい
たが、次の小腸のようなワインディングは忠実に林道を辿ったようだ。
東に落ちる谷を見ると雪が詰まっている。この真下に林道があるはずだ。少々急だが問題ないだろう。グリセードで斜面
を滑り降りると5分足らずで下の林道に飛び出した。
その先で2人パーティーが休憩していた。林道は地獄への滑り台が連続して恐かったらしい。時間短縮のみならずこの
ショートカットは効果的だったようだ。
林道上はまだたっぷり雪が残っており、ゲートにあった「5月15日まで通行止め」というのはずっと先延ばしされそうである。
706m標高点のヘアピンもカットしてワインディングを終えた。後はのんびり林道を歩くだけだ。
林道の法面とその上の斜面にはカタクリの大群落があったり、キバナイカリソウが咲いていたりと退屈しない林道歩きだった。
山日和
【山 域】白山北方 大門山1571.6m、赤摩木古山1501m
【天 候】晴れ
【コース】西赤尾ゲート6:30---7:08巡視路入口---9:00 P1103m 9:20---9:30ブナオ峠---11:25大門山12:45---
13:15赤摩木古山13:30---14:25ブナオ峠14:40---16:25ゲート
国道脇の西赤尾ゲート前には数台の車が止まっていた。「ブナオ峠10km」の標識を見てため息が出る。
林道をまともに歩く気はないといってもそれだけで往復20キロか。
気を取り直して出発。空は青く申し分のない天気だ。林道は開通に向けて整備されているようで、DOCを持って来れば
よかったと少し後悔する。(それは勘違いだったとすぐに気付いたが)
雪融け水を集めてしぶきを上げる草谷の流れの対岸には、張り付いた残雪の中、ようやく目覚め始めた木々の新緑が
鮮やかだ。緑に混じって時折ピンクの山桜が美しいアクセントを添える。
さて、取り付きはどこかと右手の尾根が低くなってきた頃合いを見定める。鉄塔の立つ2番目の送電線を過ぎたところ
に入口はあった。「中電L198」の黄色い標識が目印で、尾根との高低差はわずか5m足らず。数歩登っただけで尾根上
に立った。
鉄塔とは反対側の尾根上にもしっかりとした踏み跡があった。このルートは昨年たんぽぽさんのレポで知った。
林道をひたすら歩くよりははるかに良さそうだ。
しばらくはブナ林の急登が続く。足元には満開のイワウチワが咲き乱れる。右手の高みに見えるのは猿ヶ山の山稜だ
ろう。
標高700mを超えて尾根が広がると、早くも雪が繋がった。ここからP1103m手前まで緩やかな雪原状のブナの尾根が
続いた。これはいい。林道を歩くよりも精神的にもいいだろう。
ただ思ったよりも雪が緩く、スノーシューを持って来ればより楽に歩けたなと思う。
[attachment=1]パノラマ 1_1.JPG[/attachment]
1103mピークの付近は見事なブナ林が広がる。南側のCa1090mピークに立てばこれから向かう大門山と、その向こう
に大笠山、笈ヶ岳から三方岩岳への遥かな稜線が並ぶ。
ブナオ峠へは100mの急降下。雪の上を転げ落ちるように下ると広く切り開かれた林道に出た。と言っても今はすべて雪
の下。小鳥の囀りだけが森にこだましている。
[attachment=4]P1020159_1.JPG[/attachment]
雪面に妙なものが散乱していた。よく見るとスノーシューが2台。色違いのライトニングアッセントだ。
赤とオレンジということは男女のパーティーなのだろう。ここにデポして前進したにしては周りに足跡が残っていない。
それにデポと言うにはあまりに乱雑な置き方で、裏返ったりあさっての方向を向いたり、ザックの上からドサッと落とした
という風情である。これはいったい何なんだろう。帰りにまだ残っていたら回収して警察に届けるようかなんて考えながら、
大門山へ足を踏み出した。この尾根もブナ林が続く。「ブナオ峠」という名前はダテではないようだ。
前方に人影が見えた。休憩していた2人パーティー(予想通り男女ペア)に確認すると、やはりスノーシューは彼らのもの
だった。2日前から入山してテント泊していたらしい。道理で新しい足跡がなかったはずだ。これで謎が解けた。
スノーシューはちゃんと揃えて立てていたのだが、2日間で雪が融けて散乱してしまったのだ。
「どちらまで」と聞かれたので「気持ちは奈良岳ですわ」と笑って答えた。
ブナ林を抜けて高度感ある雪尾根を踏みしめて登る。右上には雪庇もすっかり落ち切った大門山の山頂部が覆い被さ
るようだ。振り返れば猿ヶ山の雄大な山容が魅力的だ。
ジャンクションに着いた。大門山頂へは右にひと登り。もう青息吐息で奈良岳どころではない。
無雪期のガイドでは展望も悪く評価の低い大門山だが、立ち木がすべて雪の下の今は白いドーム状の素晴らしいピー
クだ。展望も360度。やや霞み気味ながら白山もその姿を現わした。
[attachment=3]P1020244_1.JPG[/attachment]
やっと見えた奈良岳へはアップダウンも多く、とても明るいうちに帰れそうもない。とりあえずメシだ。
風が少し冷たいので北側に少し下りて雪庇跡の台地に陣取る。山頂で着込んだレインウェアもここでは暑いぐらいの無風
ポカポカ陽気である。白山方面を眺めながらのランチを楽しみたいところだが、代わりに人形山・三ヶ辻山が今日のアテだ。
雪は去年に比べてもはるかに多いようだ。
この時期は生ぬるいビールを持って行っても苦労はしない。雪の中へ突っ込んで1分ばかりクルクル回せば忽ち飲み頃に
冷える。
[attachment=0]パノラマ 4_1_1.JPG[/attachment]
このまま下りてしまうのもなんなので、赤摩木古山へ足を延ばそう。下りの選択肢として昨年のたんぽぽルートである
開津谷左岸尾根も含んでいたのだ。
左岸尾根ジャンクションから赤摩木古山へは開津谷側の雪庇の残骸がぶら下がっている状態。右斜面をトラバースして
進む。1501mの山頂は稜線上の小さなコブといった雰囲気だ。
[attachment=2]P1020268_1.JPG[/attachment]
開津谷の源頭は滑ったら気持ちの良さそうな大斜面が広がる。このまま尻セードで飛び込んで標高差200mばかり滑り
降りて、左岸尾根へ乗り換えれば楽しいだろうなと思う。
しかし昨年の記録を知っているとは言え、開津谷の渡渉の状態もわからず単独では不安が残る。ここは自重して元来た
道を戻ろう。
大門山ジャンクションからブナオ峠までかっ飛んで25分で下りてしまった。
少しでも往路とGPSの軌跡を変えるために下りは林道を選択する。
ブナオ峠下のブナ林はキャンプ場の跡だろうか、実に雰囲気のある美しい森だった。ここでひと息入れて一気に下ろう。
2人パーティーはなぜかスノーシューを履かず、アイゼンのまま歩いていた。担いでいるより履いた方が楽なのになあと
思う。
この林道は956m標高点のあたりから南へ大きく迂回している。最初のヘアピンは先行パーティーもショートカットしてい
たが、次の小腸のようなワインディングは忠実に林道を辿ったようだ。
東に落ちる谷を見ると雪が詰まっている。この真下に林道があるはずだ。少々急だが問題ないだろう。グリセードで斜面
を滑り降りると5分足らずで下の林道に飛び出した。
その先で2人パーティーが休憩していた。林道は地獄への滑り台が連続して恐かったらしい。時間短縮のみならずこの
ショートカットは効果的だったようだ。
林道上はまだたっぷり雪が残っており、ゲートにあった「5月15日まで通行止め」というのはずっと先延ばしされそうである。
706m標高点のヘアピンもカットしてワインディングを終えた。後はのんびり林道を歩くだけだ。
林道の法面とその上の斜面にはカタクリの大群落があったり、キバナイカリソウが咲いていたりと退屈しない林道歩きだった。
山日和
GW飛越の山3題。金剛堂山
【日 時】2011年5月6日(金)
【山 域】富山県南部 金剛堂山1637.9m
【天 候】晴れのち曇り
【コース】栃谷登山口7:20---9:04片折岳---10:25前金剛---10:40中金剛12:05---12:20奥金剛12:35---13:05前金剛
13:15---14:40 P1384.1m---15:35スキー場---15:50登山口
昨日に続いて今日もいい天気だ。営業開始前の利賀キャンプ場から百瀬川の上流を眺める。金剛堂山の山頂部が朝
日を受けて白く輝いている。
栃谷の登山口には先客が1台だけ。考えてみれば、今日はGWとは言いながら合間の平日なのだ。
[attachment=4]P1020352_1_1.JPG[/attachment]
金剛堂山はずいぶん前から一度は登っておきたいと思っていた山だったが、なかなか踏み切れなかった。
昨年も候補に挙げながら結局違う山にしたのだ。
百瀬川を渡って栃谷に沿った登山道に入った。谷間にはまだ雪が残り、どこが登山道がわからない。先客の足跡を追
うと左岸で行き詰った。よく見れば登山道は右岸に渡っているようだ。そこからは昨日以前のトレースもあり、尾根に取り
付けば雪も消えて迷うこともなくなった。
997.9mの三角点までは急登が続くが登山道はよく整備されて歩きやすい。さすがにこのあたりではメジャーな山だけ
のことはある。
1021m標高点を過ぎるとは尾根が広がり、感じのいいブナのコバがあった。広い斜面のど真ん中を上がってやや細い尾
根に出る。東側が開け、白木峰が姿を現わした。斜面は大きく林道に切り刻まれ痛々しい印象である。
ここからブナの回廊が続いた。特にCa1260mの右曲点のあたりは太い木もあり素晴らしい雰囲気を醸し出している。
[attachment=3]P1020391_1.JPG[/attachment]
1346mの片折岳。ここから一旦下ってP1451mへ登り返す。尾根の右側は厚い雪堤が続く。
省エネのためにアイゼンを装着。これがまた具合がいいのだ。昔ならこんな場面でアイゼンを履くなんて考えもしなかった。
アイゼンとはカチカチにクラストした場面で使うものだったのに、今は楽をするための道具は何でも使うという有様である。
最後の広大な白い斜面を登って行くと、金剛堂山の三角点がある「前金剛」の山頂に到着した。先行の2人パーティー
が下山し始めるところだった。富山ナンバーの車だったが、ひとりは大阪の四条畷で働いているということで親近感が湧く。
[attachment=2]P1020446_1.JPG[/attachment]
今日は風が強く、ゆっくり休む気にもなれないのでそのまま中金剛へ向かう。1650mの標高点がある金剛堂山の最高
点である。
前金剛から中金剛、そして奥金剛へ大雪原は続き、左手の1602mピークまで大きく広がる山上台地はまさに雄大のひと
言だ。
ササと潅木が頭を出した中金剛のピークで早目のランチとする。お誂え向きに潅木が防風林になってくれて寛ぐことがで
きた。
[attachment=1]パノラマ 5_1_1.JPG[/attachment]
食後は1616mの奥金剛へ向かう。左から入り込む浅い谷の際は10m以上の雪の壁となっている。5月でこの状態なら、
冬はどんな様子なのだろう。
標識があることで辛うじてここだとわかる奥金剛の山頂からは、三ヶ辻山から人形山、大滝山の姿がダイナミックだ。
一週間前は南から、昨日は西から見た同じ山を、今日は北東から眺めているというのも感慨深い。
[attachment=0]パノラマ 3_1.JPG[/attachment]
ここからの選択肢は3つ。ひとつは往路を戻るものだがこれは論外。東俣峠まで南下して2時間近い林道歩きで戻るか、
あるいは北上してスノーバレー利賀スキー場のゲレンデを滑り?下りるかである。
片折岳あたりから見たところでは、北への尾根は完全に雪に覆われている。当初の目論み通り北へ縦走しよう。
相変わらず強い風の吹く前金剛の山頂から北尾根への下り口を見ると2mほどの雪壁になっていた。段差の低いところ
から飛び降りたが、もっと早い時期に北尾根から上がって来たら苦労することだろう。
(実際3週間前にここまで来てあきらめた人の記録があった)
1473m、1441m、1406mと続くこの尾根はアップダウンも少なく、正面に白木峰を眺めながら快適な雪尾根歩きを楽し
める。逆に歩けばぐんぐん近づく金剛堂山を終始視界に入れながら、胸のときめくような登高を味わえるだろう。
最後の雪壁(早い時期なら雪庇が張り出しているに違いない)の処理が問題かもしれないが。
1406mピークと1384.1mの間にこの尾根最大のギャップがある。次の登りに備えてアイゼンを履いたままなので気持ち
よく滑り下りられないのが残念だ。
100mの登り返しもひたすら足元だけを見ていればすぐに終わった。ここまで来ればゲレンデトップのリフトがすぐそこに見
える。
トップからは尾根伝いに下ろうと思っていたが、鬱陶しい杉林で歩く気がしなかった。ここはゲレンデを下りるのが得策だ
ろう。さすがに雪が消えているところも多く、快適に滑り降りるというわけにはいかない。それでも雪の残っている場面では
靴底スキーでスライディング走法を試みる。これが結構速いのだ。
フキノトウだらけの斜面を下りると人影もないスキー場のレストハウスに到着。逆コースならこの登りがガンだろう。
15分ほど車道を歩いて駐車地へ戻る。ここから天竺温泉は目と鼻の先だ。ゆっくり汗を流して大阪までの帰りに備えよう。
山日和
【山 域】富山県南部 金剛堂山1637.9m
【天 候】晴れのち曇り
【コース】栃谷登山口7:20---9:04片折岳---10:25前金剛---10:40中金剛12:05---12:20奥金剛12:35---13:05前金剛
13:15---14:40 P1384.1m---15:35スキー場---15:50登山口
昨日に続いて今日もいい天気だ。営業開始前の利賀キャンプ場から百瀬川の上流を眺める。金剛堂山の山頂部が朝
日を受けて白く輝いている。
栃谷の登山口には先客が1台だけ。考えてみれば、今日はGWとは言いながら合間の平日なのだ。
[attachment=4]P1020352_1_1.JPG[/attachment]
金剛堂山はずいぶん前から一度は登っておきたいと思っていた山だったが、なかなか踏み切れなかった。
昨年も候補に挙げながら結局違う山にしたのだ。
百瀬川を渡って栃谷に沿った登山道に入った。谷間にはまだ雪が残り、どこが登山道がわからない。先客の足跡を追
うと左岸で行き詰った。よく見れば登山道は右岸に渡っているようだ。そこからは昨日以前のトレースもあり、尾根に取り
付けば雪も消えて迷うこともなくなった。
997.9mの三角点までは急登が続くが登山道はよく整備されて歩きやすい。さすがにこのあたりではメジャーな山だけ
のことはある。
1021m標高点を過ぎるとは尾根が広がり、感じのいいブナのコバがあった。広い斜面のど真ん中を上がってやや細い尾
根に出る。東側が開け、白木峰が姿を現わした。斜面は大きく林道に切り刻まれ痛々しい印象である。
ここからブナの回廊が続いた。特にCa1260mの右曲点のあたりは太い木もあり素晴らしい雰囲気を醸し出している。
[attachment=3]P1020391_1.JPG[/attachment]
1346mの片折岳。ここから一旦下ってP1451mへ登り返す。尾根の右側は厚い雪堤が続く。
省エネのためにアイゼンを装着。これがまた具合がいいのだ。昔ならこんな場面でアイゼンを履くなんて考えもしなかった。
アイゼンとはカチカチにクラストした場面で使うものだったのに、今は楽をするための道具は何でも使うという有様である。
最後の広大な白い斜面を登って行くと、金剛堂山の三角点がある「前金剛」の山頂に到着した。先行の2人パーティー
が下山し始めるところだった。富山ナンバーの車だったが、ひとりは大阪の四条畷で働いているということで親近感が湧く。
[attachment=2]P1020446_1.JPG[/attachment]
今日は風が強く、ゆっくり休む気にもなれないのでそのまま中金剛へ向かう。1650mの標高点がある金剛堂山の最高
点である。
前金剛から中金剛、そして奥金剛へ大雪原は続き、左手の1602mピークまで大きく広がる山上台地はまさに雄大のひと
言だ。
ササと潅木が頭を出した中金剛のピークで早目のランチとする。お誂え向きに潅木が防風林になってくれて寛ぐことがで
きた。
[attachment=1]パノラマ 5_1_1.JPG[/attachment]
食後は1616mの奥金剛へ向かう。左から入り込む浅い谷の際は10m以上の雪の壁となっている。5月でこの状態なら、
冬はどんな様子なのだろう。
標識があることで辛うじてここだとわかる奥金剛の山頂からは、三ヶ辻山から人形山、大滝山の姿がダイナミックだ。
一週間前は南から、昨日は西から見た同じ山を、今日は北東から眺めているというのも感慨深い。
[attachment=0]パノラマ 3_1.JPG[/attachment]
ここからの選択肢は3つ。ひとつは往路を戻るものだがこれは論外。東俣峠まで南下して2時間近い林道歩きで戻るか、
あるいは北上してスノーバレー利賀スキー場のゲレンデを滑り?下りるかである。
片折岳あたりから見たところでは、北への尾根は完全に雪に覆われている。当初の目論み通り北へ縦走しよう。
相変わらず強い風の吹く前金剛の山頂から北尾根への下り口を見ると2mほどの雪壁になっていた。段差の低いところ
から飛び降りたが、もっと早い時期に北尾根から上がって来たら苦労することだろう。
(実際3週間前にここまで来てあきらめた人の記録があった)
1473m、1441m、1406mと続くこの尾根はアップダウンも少なく、正面に白木峰を眺めながら快適な雪尾根歩きを楽し
める。逆に歩けばぐんぐん近づく金剛堂山を終始視界に入れながら、胸のときめくような登高を味わえるだろう。
最後の雪壁(早い時期なら雪庇が張り出しているに違いない)の処理が問題かもしれないが。
1406mピークと1384.1mの間にこの尾根最大のギャップがある。次の登りに備えてアイゼンを履いたままなので気持ち
よく滑り下りられないのが残念だ。
100mの登り返しもひたすら足元だけを見ていればすぐに終わった。ここまで来ればゲレンデトップのリフトがすぐそこに見
える。
トップからは尾根伝いに下ろうと思っていたが、鬱陶しい杉林で歩く気がしなかった。ここはゲレンデを下りるのが得策だ
ろう。さすがに雪が消えているところも多く、快適に滑り降りるというわけにはいかない。それでも雪の残っている場面では
靴底スキーでスライディング走法を試みる。これが結構速いのだ。
フキノトウだらけの斜面を下りると人影もないスキー場のレストハウスに到着。逆コースならこの登りがガンだろう。
15分ほど車道を歩いて駐車地へ戻る。ここから天竺温泉は目と鼻の先だ。ゆっくり汗を流して大阪までの帰りに備えよう。
山日和
Re: GW飛越の山3題。籾糠山から猿ヶ馬場山
山日和さん、こんばんは。
3年振りの籾糠山東尾根である。出発前に飛騨河合PAの様子を偵察した。
まずは岐阜方面行きの上り線。噂通り、高い柵が張り巡らされて取り付くシマもなさそうだ。駐車場の側面へ回り込むと・・・OKだ。
続いて下り線。岐阜から来れば止める側のパーキングである。こちらも同様に高い柵。そして以前は下に空間があったゲートも地面
すれすれまで延長されていた。ところが堅固なゲートに色の変わった部分がある。これは一体・・・。
上り線以上にOKなことを確認して登山口へ向かった。
飛騨河合PAは通過する度に必ずチェックをいれるところです。
5月3日に立ち寄ったら・・・
上のワイヤーが人の負荷で明らかに弛んでいる。
誰のシワザだろうと思いをはせておりました。
色の変わった部分ってのも気になりますねぇ。
やっぱ導師さまは常に一歩先をいってます!
たんぽぽ
3年振りの籾糠山東尾根である。出発前に飛騨河合PAの様子を偵察した。
まずは岐阜方面行きの上り線。噂通り、高い柵が張り巡らされて取り付くシマもなさそうだ。駐車場の側面へ回り込むと・・・OKだ。
続いて下り線。岐阜から来れば止める側のパーキングである。こちらも同様に高い柵。そして以前は下に空間があったゲートも地面
すれすれまで延長されていた。ところが堅固なゲートに色の変わった部分がある。これは一体・・・。
上り線以上にOKなことを確認して登山口へ向かった。
飛騨河合PAは通過する度に必ずチェックをいれるところです。
5月3日に立ち寄ったら・・・
上のワイヤーが人の負荷で明らかに弛んでいる。
誰のシワザだろうと思いをはせておりました。
色の変わった部分ってのも気になりますねぇ。
やっぱ導師さまは常に一歩先をいってます!
たんぽぽ
Re: GW飛越の山3題。籾糠山から猿ヶ馬場山
山日和さん、こんばんは。
鉄塔とは反対側の尾根上にもしっかりとした踏み跡があった。このルートは昨年たんぽぽさんのレポで知った。
林道をひたすら歩くよりははるかに良さそうだ。
尾根の方がいいですし、今年あたりはどこも恐怖林道化してるかもね。
標高700mを超えて尾根が広がると、早くも雪が繋がった。ここからP1103m手前まで緩やかな雪原状のブナの尾根が
続いた。これはいい。林道を歩くよりも精神的にもいいだろう。
ただ思ったよりも雪が緩く、スノーシューを持って来ればより楽に歩けたなと思う。
乳離れならぬスノーシュー離れができてませんな。
ぽぽんたも北面台地でスノーシューが欲しいと思うこと数回・・・
でもコレ担ぐと重いんだよね。
1103mピークの付近は見事なブナ林が広がる。南側のCa1090mピークに立てばこれから向かう大門山と、その向こう
に大笠山、笈ヶ岳から三方岩岳への遥かな稜線が並ぶ。
何度見ても北方稜線の眺めにはうっとり。
「どちらまで」と聞かれたので「気持ちは奈良岳ですわ」と笑って答えた。
おっと、出ました見栄晴クンじゃあないですか。
ブナ林を抜けて高度感ある雪尾根を踏みしめて登る。右上には雪庇もすっかり落ち切った大門山の山頂部が覆い被さ
るようだ。振り返れば猿ヶ山の雄大な山容が魅力的だ。
ジャンクションに着いた。大門山頂へは右にひと登り。もう青息吐息で奈良岳どころではない。
アレ、見栄晴クンもうどこか行っちゃったんですね。
無雪期のガイドでは展望も悪く評価の低い大門山だが、立ち木がすべて雪の下の今は白いドーム状の素晴らしいピー
クだ。展望も360度。やや霞み気味ながら白山もその姿を現わした。
この辺りのピークはどれに登ってもすばらしい展望台やね~
やっと見えた奈良岳へはアップダウンも多く、とても明るいうちに帰れそうもない。とりあえずメシだ。
闇下帰着を当たり前田のクラッカーとしている導師さまのおコトバとは思えませぬゾ!
風が少し冷たいので北側に少し下りて雪庇跡の台地に陣取る。山頂で着込んだレインウェアもここでは暑いぐらいの無風
ポカポカ陽気である。白山方面を眺めながらのランチを楽しみたいところだが、代わりに人形山・三ヶ辻山が今日のアテだ。
人形山・三ヶ辻山は猿ヶ山から眺めるといいんだけどね~
まあ、ここは来年のお楽しみですね。
このまま下りてしまうのもなんなので、赤摩木古山へ足を延ばそう。下りの選択肢として昨年のたんぽぽルートである
開津谷左岸尾根も含んでいたのだ。
ここまで来たらF氏の聖地「おしりコブ」を拝まにゃあいかんですよ!
開津谷の源頭は滑ったら気持ちの良さそうな大斜面が広がる。このまま尻セードで飛び込んで標高差200mばかり滑り
降りて、左岸尾根へ乗り換えれば楽しいだろうなと思う。
4月にね・・・
仙人岩を越えて奈良岳まで、帰路で開津谷ってのをすんごくやりたかたんデス!
でも天候が思うようにならず、来年の楽しみですわ。
しかし昨年の記録を知っているとは言え、開津谷の渡渉の状態もわからず単独では不安が残る。ここは自重して元来た
道を戻ろう。
ぐるりんポン!じゃなくて、ぐるりんザブン!ってなっちゃうのを恐れましたね。
少しでも往路とGPSの軌跡を変えるために下りは林道を選択する。
こだわる人にはやっぱりぐるりんザブンがいいでしょう。
林道上はまだたっぷり雪が残っており、ゲートにあった「5月15日まで通行止め」というのはずっと先延ばしされそうである。
当分はムリでしょう、でもその割には白山公園線の除雪がメチャ早でしたね。
お疲れさまでした。
鉄塔とは反対側の尾根上にもしっかりとした踏み跡があった。このルートは昨年たんぽぽさんのレポで知った。
林道をひたすら歩くよりははるかに良さそうだ。
尾根の方がいいですし、今年あたりはどこも恐怖林道化してるかもね。
標高700mを超えて尾根が広がると、早くも雪が繋がった。ここからP1103m手前まで緩やかな雪原状のブナの尾根が
続いた。これはいい。林道を歩くよりも精神的にもいいだろう。
ただ思ったよりも雪が緩く、スノーシューを持って来ればより楽に歩けたなと思う。
乳離れならぬスノーシュー離れができてませんな。
ぽぽんたも北面台地でスノーシューが欲しいと思うこと数回・・・
でもコレ担ぐと重いんだよね。
1103mピークの付近は見事なブナ林が広がる。南側のCa1090mピークに立てばこれから向かう大門山と、その向こう
に大笠山、笈ヶ岳から三方岩岳への遥かな稜線が並ぶ。
何度見ても北方稜線の眺めにはうっとり。
「どちらまで」と聞かれたので「気持ちは奈良岳ですわ」と笑って答えた。
おっと、出ました見栄晴クンじゃあないですか。
ブナ林を抜けて高度感ある雪尾根を踏みしめて登る。右上には雪庇もすっかり落ち切った大門山の山頂部が覆い被さ
るようだ。振り返れば猿ヶ山の雄大な山容が魅力的だ。
ジャンクションに着いた。大門山頂へは右にひと登り。もう青息吐息で奈良岳どころではない。
アレ、見栄晴クンもうどこか行っちゃったんですね。
無雪期のガイドでは展望も悪く評価の低い大門山だが、立ち木がすべて雪の下の今は白いドーム状の素晴らしいピー
クだ。展望も360度。やや霞み気味ながら白山もその姿を現わした。
この辺りのピークはどれに登ってもすばらしい展望台やね~
やっと見えた奈良岳へはアップダウンも多く、とても明るいうちに帰れそうもない。とりあえずメシだ。
闇下帰着を当たり前田のクラッカーとしている導師さまのおコトバとは思えませぬゾ!
風が少し冷たいので北側に少し下りて雪庇跡の台地に陣取る。山頂で着込んだレインウェアもここでは暑いぐらいの無風
ポカポカ陽気である。白山方面を眺めながらのランチを楽しみたいところだが、代わりに人形山・三ヶ辻山が今日のアテだ。
人形山・三ヶ辻山は猿ヶ山から眺めるといいんだけどね~
まあ、ここは来年のお楽しみですね。
このまま下りてしまうのもなんなので、赤摩木古山へ足を延ばそう。下りの選択肢として昨年のたんぽぽルートである
開津谷左岸尾根も含んでいたのだ。
ここまで来たらF氏の聖地「おしりコブ」を拝まにゃあいかんですよ!
開津谷の源頭は滑ったら気持ちの良さそうな大斜面が広がる。このまま尻セードで飛び込んで標高差200mばかり滑り
降りて、左岸尾根へ乗り換えれば楽しいだろうなと思う。
4月にね・・・
仙人岩を越えて奈良岳まで、帰路で開津谷ってのをすんごくやりたかたんデス!
でも天候が思うようにならず、来年の楽しみですわ。
しかし昨年の記録を知っているとは言え、開津谷の渡渉の状態もわからず単独では不安が残る。ここは自重して元来た
道を戻ろう。
ぐるりんポン!じゃなくて、ぐるりんザブン!ってなっちゃうのを恐れましたね。
少しでも往路とGPSの軌跡を変えるために下りは林道を選択する。
こだわる人にはやっぱりぐるりんザブンがいいでしょう。
林道上はまだたっぷり雪が残っており、ゲートにあった「5月15日まで通行止め」というのはずっと先延ばしされそうである。
当分はムリでしょう、でもその割には白山公園線の除雪がメチャ早でしたね。
お疲れさまでした。
Re: GW飛越の山3題。籾糠山から猿ヶ馬場山
矢問さん、どうもです。
うわっ、山日和さん、猿ヶ馬場に行ってきたの~!!!!。
天気予報がもうすこしよかったら+知人の山事故の連絡がなかったら、僕も猿ヶ馬場へ向かって家をでる用意をしていましたので、
ニアミスというばニアミスかな(^^;)
そうだったんですか!! でもニアミスと言うにはあまりに遠い・・・・(^_^;)
天気、悪かったですね・・・特に僕が子供の頃からコワイ雷・・・。
お二人ともご無事で良かったです(^^)
私、ヘソがないので平気なんです。(^^ゞ ってことはないですが。
猿ヶ馬場はまた来年にします。この山はこんな事ばかり言ってて何年越しになってるやら(^^;)
そういう山ってありますよね。何かのきっかけで言ってしまえばどうってことなくなるんですが。
私にとって願教寺山や笹ヶ峰がそういう山でした。
山日和
うわっ、山日和さん、猿ヶ馬場に行ってきたの~!!!!。
天気予報がもうすこしよかったら+知人の山事故の連絡がなかったら、僕も猿ヶ馬場へ向かって家をでる用意をしていましたので、
ニアミスというばニアミスかな(^^;)
そうだったんですか!! でもニアミスと言うにはあまりに遠い・・・・(^_^;)
天気、悪かったですね・・・特に僕が子供の頃からコワイ雷・・・。
お二人ともご無事で良かったです(^^)
私、ヘソがないので平気なんです。(^^ゞ ってことはないですが。
猿ヶ馬場はまた来年にします。この山はこんな事ばかり言ってて何年越しになってるやら(^^;)
そういう山ってありますよね。何かのきっかけで言ってしまえばどうってことなくなるんですが。
私にとって願教寺山や笹ヶ峰がそういう山でした。
山日和
Re: GW飛越の山3題。籾糠山から猿ヶ馬場山
たんぽぽさん、どうもです。
飛騨河合PAは通過する度に必ずチェックをいれるところです。
5月3日に立ち寄ったら・・・
上のワイヤーが人の負荷で明らかに弛んでいる。
誰のシワザだろうと思いをはせておりました。
私じゃないですよ。(^^ゞ
色の変わった部分ってのも気になりますねぇ。
変わってるのは色だけじゃないんです。(*^^)v
たんぽぽさんは気付きませんでしたか?
山日和
飛騨河合PAは通過する度に必ずチェックをいれるところです。
5月3日に立ち寄ったら・・・
上のワイヤーが人の負荷で明らかに弛んでいる。
誰のシワザだろうと思いをはせておりました。
私じゃないですよ。(^^ゞ
色の変わった部分ってのも気になりますねぇ。
変わってるのは色だけじゃないんです。(*^^)v
たんぽぽさんは気付きませんでしたか?
山日和
Re: GW飛越の山3題。籾糠山から猿ヶ馬場山
山日和さん、こんばんは。
G.Wは白川郷の山やまが何と言っても魅力的ですよね。それにしても三つも片付けてしますとはさすがですね。
籾糠山は東尾根から攻めるしかないですか。登ったことはないのですが、参考にさせていただきます。
それにしても天気予報は大はずれでした。
金剛堂山は8年前の連休に岐阜県川から雪に埋もれた酷道471号線を延々と歩いて登ったことがあります。今にして思えば無謀な話ですが、現地の状況に疎かったので半分やけくそで歩いて頂上に達した時は達成感がひとしおでした。
G.Wは白川郷の山やまが何と言っても魅力的ですよね。それにしても三つも片付けてしますとはさすがですね。
籾糠山は東尾根から攻めるしかないですか。登ったことはないのですが、参考にさせていただきます。
それにしても天気予報は大はずれでした。
金剛堂山は8年前の連休に岐阜県川から雪に埋もれた酷道471号線を延々と歩いて登ったことがあります。今にして思えば無謀な話ですが、現地の状況に疎かったので半分やけくそで歩いて頂上に達した時は達成感がひとしおでした。
Re: GW飛越の山3題。籾糠山から猿ヶ馬場山
山日和さん こんばんは
【日 付】2011年4月30日(土)
3年振りの籾糠山東尾根である。
山スキーシーズンが終わればここから籾糠山を目指す登山者はほとんどいないのだろう。
これはこれは。
ワシもこの前夜、最初はA案として2年連続でここを目指していたのですよ。
ちゃんと行ってたら、完璧にはち合わせですがな。
走ってる途中で気が変わって、B案の奥越たんどう谷左岸尾根再訪に変わってしまいましたけどね。
ヒノキの大木が並ぶ台地を過ぎるとオオシラビソの森。1607mへ続く尾根一帯は見事なブナ林が展開する。
この籾糠山北東面の台地は心癒される森が広がる。花の時期もいいが、ほとんど人に会うこともないこの時期もまた格別の良さがある。
上の台地は白樺も出てくるし、また行きたくなるいいところですね。
目の前の籾糠山のドームに向かって直登。遠くから見るこの山頂のかたち通り、どこから攻めても最後は喘登また喘登である。
登り着いた山頂からは初めて猿ヶ馬場が姿を現わした。ひいちゃんはかなりお疲れのようで、もうここで十分と弱気の虫が出た。
しかし時間はまだ10時半。ここで終わるにはもったいない。風も強いし天気もイマイチで、一旦はまったりモードになりかけたが、意を翻して間近に見える猿ヶ馬場山へ向かう。
ワシなら、ここでお弁当を広げちゃいますよ。
猿ヶ馬場山へはここから1時間45分で着いてましたね。
「近いような遠いような。」……と言いながら、プシュウが出てきて根が生える。
今年の雪なら、山頂は地肌が出ていなかったでしょ。
稜線伝いに進むのは距離のロスが大きく、アップダウンもある。しかも痩せた尾根はオオシラビソが邪魔をして快適な尾根歩きと
は言えない。ここは大瀬戸谷まで一気に下りて、Ca1850mピークへ直登する尾根に乗るのが効率的である。
なるほどね。
覚えときます。
雷は止む気配もなく、ゆっくり食事をする気にもならない。少しの滞在で下山開始。雷雨から逃れてメドがついたらランチタイムとしよう。
雷に追われるように大瀬戸谷へ下りる。ここからはできるだけ登りの少ない省エネルートで稜線へ復帰。
そろそろ天候も回復かと思われたところで雷鳴が近付き、雨が激しさを増した。遠くないところで落雷の音が轟く。
こりゃたまらんとオオシラビソの下に避難してしばらく待機した。
ランチタイム抜きの山は何時以来だろう。泣く子と雷様には勝てないのだ。
赤兎のほうも、昼メシのおにぎりを食べようとしたら急に真っ黒になって雨が降り出し、
もうそこらじゅうに稲光が突き刺さって、
これって、ちょっとヤバイんじゃない……ってくらい右も左もバリバリドッカンと雷が落ちまくってました。
この日は「晴れ」の天気予報だったのにね。
日をあらためて金剛堂へも行ったんですね。
ワシも2年前に行こうとしたけど、遠くて眠くて途中で沈没しちゃいました。
飛騨の山もいろいろ行ってみたいけど、なんか遠いですわ。
ワシは今年も、大野の蕎麦と九頭竜湖のマイタケ弁当で終わりました。
よい山旅を!
洞吹(どうすい)
【日 付】2011年4月30日(土)
3年振りの籾糠山東尾根である。
山スキーシーズンが終わればここから籾糠山を目指す登山者はほとんどいないのだろう。
これはこれは。
ワシもこの前夜、最初はA案として2年連続でここを目指していたのですよ。
ちゃんと行ってたら、完璧にはち合わせですがな。
走ってる途中で気が変わって、B案の奥越たんどう谷左岸尾根再訪に変わってしまいましたけどね。
ヒノキの大木が並ぶ台地を過ぎるとオオシラビソの森。1607mへ続く尾根一帯は見事なブナ林が展開する。
この籾糠山北東面の台地は心癒される森が広がる。花の時期もいいが、ほとんど人に会うこともないこの時期もまた格別の良さがある。
上の台地は白樺も出てくるし、また行きたくなるいいところですね。
目の前の籾糠山のドームに向かって直登。遠くから見るこの山頂のかたち通り、どこから攻めても最後は喘登また喘登である。
登り着いた山頂からは初めて猿ヶ馬場が姿を現わした。ひいちゃんはかなりお疲れのようで、もうここで十分と弱気の虫が出た。
しかし時間はまだ10時半。ここで終わるにはもったいない。風も強いし天気もイマイチで、一旦はまったりモードになりかけたが、意を翻して間近に見える猿ヶ馬場山へ向かう。
ワシなら、ここでお弁当を広げちゃいますよ。
猿ヶ馬場山へはここから1時間45分で着いてましたね。
「近いような遠いような。」……と言いながら、プシュウが出てきて根が生える。
今年の雪なら、山頂は地肌が出ていなかったでしょ。
稜線伝いに進むのは距離のロスが大きく、アップダウンもある。しかも痩せた尾根はオオシラビソが邪魔をして快適な尾根歩きと
は言えない。ここは大瀬戸谷まで一気に下りて、Ca1850mピークへ直登する尾根に乗るのが効率的である。
なるほどね。
覚えときます。
雷は止む気配もなく、ゆっくり食事をする気にもならない。少しの滞在で下山開始。雷雨から逃れてメドがついたらランチタイムとしよう。
雷に追われるように大瀬戸谷へ下りる。ここからはできるだけ登りの少ない省エネルートで稜線へ復帰。
そろそろ天候も回復かと思われたところで雷鳴が近付き、雨が激しさを増した。遠くないところで落雷の音が轟く。
こりゃたまらんとオオシラビソの下に避難してしばらく待機した。
ランチタイム抜きの山は何時以来だろう。泣く子と雷様には勝てないのだ。
赤兎のほうも、昼メシのおにぎりを食べようとしたら急に真っ黒になって雨が降り出し、
もうそこらじゅうに稲光が突き刺さって、
これって、ちょっとヤバイんじゃない……ってくらい右も左もバリバリドッカンと雷が落ちまくってました。
この日は「晴れ」の天気予報だったのにね。
日をあらためて金剛堂へも行ったんですね。
ワシも2年前に行こうとしたけど、遠くて眠くて途中で沈没しちゃいました。
飛騨の山もいろいろ行ってみたいけど、なんか遠いですわ。
ワシは今年も、大野の蕎麦と九頭竜湖のマイタケ弁当で終わりました。
よい山旅を!
洞吹(どうすい)
Re: GW飛越の山3題。籾糠山から猿ヶ馬場山
skywalkさん、どうもです。
G.Wは白川郷の山やまが何と言っても魅力的ですよね。それにしても三つも片付けてしますとはさすがですね。
片付けてるわけではありませんが、とにかく雪のある方へ向いているだけですわ。
今年は雪が多くていいですね。選択の幅が広がります。
籾糠山は東尾根から攻めるしかないですか。登ったことはないのですが、参考にさせていただきます。
それにしても天気予報は大はずれでした。
まったく。参りましたね。
天生の集落から登る猛者もいるようですよ。私も猿ヶ馬場まで足を延ばさなければ横谷の左岸尾根を歩くつもりでした。
金剛堂山は8年前の連休に岐阜県川から雪に埋もれた酷道471号線を延々と歩いて登ったことがあります。今にして思えば無謀な話ですが、現地の状況に疎かったので半分やけくそで歩いて頂上に達した時は達成感がひとしおでした。
いったいどこから歩いたんですか?(@_@;)
山日和
G.Wは白川郷の山やまが何と言っても魅力的ですよね。それにしても三つも片付けてしますとはさすがですね。
片付けてるわけではありませんが、とにかく雪のある方へ向いているだけですわ。
今年は雪が多くていいですね。選択の幅が広がります。
籾糠山は東尾根から攻めるしかないですか。登ったことはないのですが、参考にさせていただきます。
それにしても天気予報は大はずれでした。
まったく。参りましたね。
天生の集落から登る猛者もいるようですよ。私も猿ヶ馬場まで足を延ばさなければ横谷の左岸尾根を歩くつもりでした。
金剛堂山は8年前の連休に岐阜県川から雪に埋もれた酷道471号線を延々と歩いて登ったことがあります。今にして思えば無謀な話ですが、現地の状況に疎かったので半分やけくそで歩いて頂上に達した時は達成感がひとしおでした。
いったいどこから歩いたんですか?(@_@;)
山日和
Re: GW飛越の山3題。籾糠山から猿ヶ馬場山
山日和導師、こんばんは~
満を持して、GWの“獲物”を一挙放出ですね!
猿ヶ馬場も籾糠山は未踏でして、ましてや大門山とか赤摩木古山、金剛堂山とか、いったいどこの山域かいな?と見当もつかない。
んん? 良く見れば白山の北方とある。ああ、あのあたりか…
しかし、よくもまあ、雪と山を求めて導師の求道が続くことです。われわれはその後を黙って付いていくしかありませんね。
河合PA情報、ありがとうです。もしもの時の参考にします。
このあたり、ポポンタの綿毛が舞ってるだけかと思ったら、いろいろと好き物(☓☓タイ)族が徘徊し出したようですね。
ああ、危ない危ない…。予防接種打っとかないと! でもワクチン代を惜しんでるうちに、もう感染したかも?
レポをトリミングせずにナマでいただいたものなあ…(@_@;)
GWも終わって、お天気も崩れてます。みなさん、お仕事に励んで下さいね~♪
P/S ところで時節柄、春のオフ会はないの?
~biwaco
満を持して、GWの“獲物”を一挙放出ですね!
猿ヶ馬場も籾糠山は未踏でして、ましてや大門山とか赤摩木古山、金剛堂山とか、いったいどこの山域かいな?と見当もつかない。
んん? 良く見れば白山の北方とある。ああ、あのあたりか…
しかし、よくもまあ、雪と山を求めて導師の求道が続くことです。われわれはその後を黙って付いていくしかありませんね。
河合PA情報、ありがとうです。もしもの時の参考にします。
このあたり、ポポンタの綿毛が舞ってるだけかと思ったら、いろいろと好き物(☓☓タイ)族が徘徊し出したようですね。
ああ、危ない危ない…。予防接種打っとかないと! でもワクチン代を惜しんでるうちに、もう感染したかも?
レポをトリミングせずにナマでいただいたものなあ…(@_@;)
GWも終わって、お天気も崩れてます。みなさん、お仕事に励んで下さいね~♪
P/S ところで時節柄、春のオフ会はないの?
~biwaco
Re: GW飛越の山3題。籾糠山から猿ヶ馬場山
洞吹さん、どうもです。
これはこれは。
ワシもこの前夜、最初はA案として2年連続でここを目指していたのですよ。
ちゃんと行ってたら、完璧にはち合わせですがな。
走ってる途中で気が変わって、B案の奥越たんどう谷左岸尾根再訪に変わってしまいましたけどね。
おおっ、そうでしたか!! ひょっとしたら矢問さんも合わせて揃い踏みでしたね。(^^)
たんどう谷左岸尾根も候補に入ってたんですよ。
上の台地は白樺も出てくるし、また行きたくなるいいところですね。
ダケカンバですね。ブナもいいけど、この木も雰囲気があります。
ワシなら、ここでお弁当を広げちゃいますよ。
猿ヶ馬場山へはここから1時間45分で着いてましたね。
「近いような遠いような。」……と言いながら、プシュウが出てきて根が生える。
今年の雪なら、山頂は地肌が出ていなかったでしょ。
ここで昼近くになってたらやめますが、まだ10時半やからねえ。ともかくすぐ近くに見えることだけは間違いないです。(^_^;)
[attachment=1]P1020009_1.JPG[/attachment]
>>稜線伝いに進むのは距離のロスが大きく、アップダウンもある。しかも痩せた尾根はオオシラビソが邪魔をして快適な尾根歩きと
は言えない。ここは大瀬戸谷まで一気に下りて、Ca1850mピークへ直登する尾根に乗るのが効率的である。
なるほどね。
覚えときます。
私も前は稜線伝いに進みましたが鬱陶しくなって結局谷へ下りました。雪も少なかったしね。
赤兎のほうも、昼メシのおにぎりを食べようとしたら急に真っ黒になって雨が降り出し、
もうそこらじゅうに稲光が突き刺さって、
これって、ちょっとヤバイんじゃない……ってくらい右も左もバリバリドッカンと雷が落ちまくってました。
この日登ってた人はみんな同じ目に遭ったようです。クワバラクワバラ、クワバラカズオ。
日をあらためて金剛堂へも行ったんですね。
ワシも2年前に行こうとしたけど、遠くて眠くて途中で沈没しちゃいました。
飛騨の山もいろいろ行ってみたいけど、なんか遠いですわ。
遠いったって、私よりまとめて遠征できるんだから行っちゃえば。だんだん家に近付いて来ればいいんじゃないの?
ワシは今年も、大野の蕎麦と九頭竜湖のマイタケ弁当で終わりました。
最近毎年同じ行動パターンやねえ。よい食べ歩きを!! (^^)/~~~
山日和
これはこれは。
ワシもこの前夜、最初はA案として2年連続でここを目指していたのですよ。
ちゃんと行ってたら、完璧にはち合わせですがな。
走ってる途中で気が変わって、B案の奥越たんどう谷左岸尾根再訪に変わってしまいましたけどね。
おおっ、そうでしたか!! ひょっとしたら矢問さんも合わせて揃い踏みでしたね。(^^)
たんどう谷左岸尾根も候補に入ってたんですよ。
上の台地は白樺も出てくるし、また行きたくなるいいところですね。
ダケカンバですね。ブナもいいけど、この木も雰囲気があります。
ワシなら、ここでお弁当を広げちゃいますよ。
猿ヶ馬場山へはここから1時間45分で着いてましたね。
「近いような遠いような。」……と言いながら、プシュウが出てきて根が生える。
今年の雪なら、山頂は地肌が出ていなかったでしょ。
ここで昼近くになってたらやめますが、まだ10時半やからねえ。ともかくすぐ近くに見えることだけは間違いないです。(^_^;)
[attachment=1]P1020009_1.JPG[/attachment]
>>稜線伝いに進むのは距離のロスが大きく、アップダウンもある。しかも痩せた尾根はオオシラビソが邪魔をして快適な尾根歩きと
は言えない。ここは大瀬戸谷まで一気に下りて、Ca1850mピークへ直登する尾根に乗るのが効率的である。
なるほどね。
覚えときます。
私も前は稜線伝いに進みましたが鬱陶しくなって結局谷へ下りました。雪も少なかったしね。
赤兎のほうも、昼メシのおにぎりを食べようとしたら急に真っ黒になって雨が降り出し、
もうそこらじゅうに稲光が突き刺さって、
これって、ちょっとヤバイんじゃない……ってくらい右も左もバリバリドッカンと雷が落ちまくってました。
この日登ってた人はみんな同じ目に遭ったようです。クワバラクワバラ、クワバラカズオ。
日をあらためて金剛堂へも行ったんですね。
ワシも2年前に行こうとしたけど、遠くて眠くて途中で沈没しちゃいました。
飛騨の山もいろいろ行ってみたいけど、なんか遠いですわ。
遠いったって、私よりまとめて遠征できるんだから行っちゃえば。だんだん家に近付いて来ればいいんじゃないの?
ワシは今年も、大野の蕎麦と九頭竜湖のマイタケ弁当で終わりました。
最近毎年同じ行動パターンやねえ。よい食べ歩きを!! (^^)/~~~
山日和
Re: GW飛越の山3題。籾糠山から猿ヶ馬場山
横レスです。
矢問さん、岳、初日に鑑賞ですか! 爺は三歩には月曜日に会ってきました。
S割で1000円です。単純に感動しました。(なんでもですが…) 長澤クミちゃんが可愛いね^^)♪
ん?見方が不純だって? 許せ許せm(__)m 「点の記」とはまた違う魅力で、山に行きたくなる映画でした。
~biwaco
矢問さん、岳、初日に鑑賞ですか! 爺は三歩には月曜日に会ってきました。
S割で1000円です。単純に感動しました。(なんでもですが…) 長澤クミちゃんが可愛いね^^)♪
ん?見方が不純だって? 許せ許せm(__)m 「点の記」とはまた違う魅力で、山に行きたくなる映画でした。
~biwaco
Re: GW飛越の山3題。籾糠山から猿ヶ馬場山
山日和さん、こんにちは~
連休第1弾の山、ありがとうございました。
>飛騨河合PAの様子を偵察した。
>まずは岐阜方面行きの上り線。噂通り、高い柵が張り巡らされて取り付くシマもなさそうだ。駐車場の側面へ回り込むと・・・OKだ。
今日のお仕事一番はチェックからのはじまり。
ここまでやるかの頑丈に出来た柵には驚きました。
>続いて下り線。岐阜から来れば止める側のパーキングである。こちらも同様に高い柵。そして以前は下に空間があったゲートも地面
>すれすれまで延長されていた。ところが堅固なゲートに色の変わった部分がある。これは一体・・・。
頑丈に作られた割には、どうしてという親切設計。
笑っちゃいましたね。
>3号橋の袂から東尾根に取り付く。のっけからの急登に息が上がる。雪はないが、この尾根は途中まで切り開きがあるので楽だ。
>イワウチワは咲き始めたばかり。タムシバはまだ蕾のままで、今年は目を楽しませてくれるものが少ない。
今年は雪が多いのでお花にはまだ早かった。
1090mから雪が繋がり藪は雪の下。
ヤブコギが少なくて助かりました。
>前方に意外な人影が見えた。どこから来たのだろう。
>1564mで写真を撮っていた単独者に追い付いた。足元はスパイク長靴で手には鳶口のようなクラシカルなピッケルを持っている。
>ザックにはこれまた変わった細身のカンジキ。相当年季の入った登山者だった。
なかなか味のある装備の紳士?
雷鳴轟いていても泰然自若。
のんびり?カップラーメンでお腹を満たされていましたね 笑。
>ヒノキの大木が並ぶ台地を過ぎるとオオシラビソの森。1607mへ続く尾根一帯は見事なブナ林が展開する。
>この籾糠山北東面の台地は心癒される森が広がる。花の時期もいいが、ほとんど人に会うこともないこの時期もまた格別の良さが
>ある。
荻町から入る雰囲気との違い。
素晴らしいブナ達のオンパレードは圧巻、大満足させて貰いました。
>目の前の籾糠山のドームに向かって直登。遠くから見るこの山頂のかたち通り、どこから攻めても最後は喘登また喘登である。
>登り着いた山頂からは初めて猿ヶ馬場が姿を現わした。ひいちゃんはかなりお疲れのようで、もうここで十分と弱気の虫が出た。
>しかし時間はまだ10時半。ここで終わるにはもったいない。風も強いし天気もイマイチで、一旦はまったりモードになりかけたが、意
>を翻して間近に見える猿ヶ馬場山へ向かう。
籾糠山頂に立った時間は早かったけれど・・・
急登、急降下、激トラバースの連続にはちょいと疲れ果てました。
時計を見てビックリ。
こんな早い時間に立てるとは。
お天気良くないしーもっ!良いかな???
でも、折角ここまで来たし~~~。
懐かしい「猿ケ馬場山」の頂上踏むのもありかなっと頑張りましたが。
Ca1830mからピークまでがながぁく感じました。
>Ca1850mの手前でトラバースして山頂へ。青空に変わるかに見えた空からはポツポツと雨が落ち出した。
>さっきから遠くで雷鳴が響き始めている。
到着するなりの雨でしたね。
帰雲山へのメンバーは雨具を着るなり、そそくさと降りていった。
そこへ、例の紳士??はゆっくりカップラーメン(まだ言ってる)
これだけ雷が鳴っていたら降りなきゃね。
お腹空いていてもまっしぐら。
途中でシャリバテになり失速してしまいゼリーで補給。
下山は省エネコース取りして下さって助かりました。
同じ山を違うコースで歩き、格別な味を楽しむことが出来ました。
お天気悪くても素晴らしい展望、やっぱり北方稜線は素晴らしかったね。
何を言ってもあの半自動ドァには驚きがありました。
鹿じゃないから通れるのです。
☆ひいちゃん
連休第1弾の山、ありがとうございました。
>飛騨河合PAの様子を偵察した。
>まずは岐阜方面行きの上り線。噂通り、高い柵が張り巡らされて取り付くシマもなさそうだ。駐車場の側面へ回り込むと・・・OKだ。
今日のお仕事一番はチェックからのはじまり。
ここまでやるかの頑丈に出来た柵には驚きました。
>続いて下り線。岐阜から来れば止める側のパーキングである。こちらも同様に高い柵。そして以前は下に空間があったゲートも地面
>すれすれまで延長されていた。ところが堅固なゲートに色の変わった部分がある。これは一体・・・。
頑丈に作られた割には、どうしてという親切設計。
笑っちゃいましたね。
>3号橋の袂から東尾根に取り付く。のっけからの急登に息が上がる。雪はないが、この尾根は途中まで切り開きがあるので楽だ。
>イワウチワは咲き始めたばかり。タムシバはまだ蕾のままで、今年は目を楽しませてくれるものが少ない。
今年は雪が多いのでお花にはまだ早かった。
1090mから雪が繋がり藪は雪の下。
ヤブコギが少なくて助かりました。
>前方に意外な人影が見えた。どこから来たのだろう。
>1564mで写真を撮っていた単独者に追い付いた。足元はスパイク長靴で手には鳶口のようなクラシカルなピッケルを持っている。
>ザックにはこれまた変わった細身のカンジキ。相当年季の入った登山者だった。
なかなか味のある装備の紳士?
雷鳴轟いていても泰然自若。
のんびり?カップラーメンでお腹を満たされていましたね 笑。
>ヒノキの大木が並ぶ台地を過ぎるとオオシラビソの森。1607mへ続く尾根一帯は見事なブナ林が展開する。
>この籾糠山北東面の台地は心癒される森が広がる。花の時期もいいが、ほとんど人に会うこともないこの時期もまた格別の良さが
>ある。
荻町から入る雰囲気との違い。
素晴らしいブナ達のオンパレードは圧巻、大満足させて貰いました。
>目の前の籾糠山のドームに向かって直登。遠くから見るこの山頂のかたち通り、どこから攻めても最後は喘登また喘登である。
>登り着いた山頂からは初めて猿ヶ馬場が姿を現わした。ひいちゃんはかなりお疲れのようで、もうここで十分と弱気の虫が出た。
>しかし時間はまだ10時半。ここで終わるにはもったいない。風も強いし天気もイマイチで、一旦はまったりモードになりかけたが、意
>を翻して間近に見える猿ヶ馬場山へ向かう。
籾糠山頂に立った時間は早かったけれど・・・
急登、急降下、激トラバースの連続にはちょいと疲れ果てました。
時計を見てビックリ。
こんな早い時間に立てるとは。
お天気良くないしーもっ!良いかな???
でも、折角ここまで来たし~~~。
懐かしい「猿ケ馬場山」の頂上踏むのもありかなっと頑張りましたが。
Ca1830mからピークまでがながぁく感じました。
>Ca1850mの手前でトラバースして山頂へ。青空に変わるかに見えた空からはポツポツと雨が落ち出した。
>さっきから遠くで雷鳴が響き始めている。
到着するなりの雨でしたね。
帰雲山へのメンバーは雨具を着るなり、そそくさと降りていった。
そこへ、例の紳士??はゆっくりカップラーメン(まだ言ってる)
これだけ雷が鳴っていたら降りなきゃね。
お腹空いていてもまっしぐら。
途中でシャリバテになり失速してしまいゼリーで補給。
下山は省エネコース取りして下さって助かりました。
同じ山を違うコースで歩き、格別な味を楽しむことが出来ました。
お天気悪くても素晴らしい展望、やっぱり北方稜線は素晴らしかったね。
何を言ってもあの半自動ドァには驚きがありました。
鹿じゃないから通れるのです。
☆ひいちゃん
Re: GW飛越の山3題。籾糠山から猿ヶ馬場山
ひいちゃん、こんばんは。お疲れさまでした。
今日のお仕事一番はチェックからのはじまり。
ここまでやるかの頑丈に出来た柵には驚きました。
いろいろと経緯があってああなったようです。
頑丈に作られた割には、どうしてという親切設計。
笑っちゃいましたね。
JHの親心なんでしょう。(^^ゞ
今年は雪が多いのでお花にはまだ早かった。
1090mから雪が繋がり藪は雪の下。
ヤブコギが少なくて助かりました。
どっちを取るかというとこですね。個人的にはヤブ無しの方がいいね。
[attachment=3]P1010913_3_1.JPG[/attachment]
なかなか味のある装備の紳士?
雷鳴轟いていても泰然自若。
のんびり?カップラーメンでお腹を満たされていましたね 笑。
泰然自若としていたのか、ラーメン食べながら雷をやり過ごしてたのかはわかりませんが・・・
装備には興味を惹かれましたね。
荻町から入る雰囲気との違い。
素晴らしいブナ達のオンパレードは圧巻、大満足させて貰いました。
[attachment=2]P1010952_1.JPG[/attachment]
白川郷からとは同じ山でも全然違う顔だったでしょう。私、向うから行った事ないけどね。(^_^;)
籾糠山頂に立った時間は早かったけれど・・・
急登、急降下、激トラバースの連続にはちょいと疲れ果てました。
時計を見てビックリ。
こんな早い時間に立てるとは。
時間が掛かったように思ったけど意外と早かったね。
お天気良くないしーもっ!良いかな???
でも、折角ここまで来たし~~~。
懐かしい「猿ケ馬場山」の頂上踏むのもありかなっと頑張りましたが。
Ca1830mからピークまでがながぁく感じました。
少々お疲れモードでしたが、よく頑張りました。
[attachment=1]P1020028_1.JPG[/attachment]
到着するなりの雨でしたね。
帰雲山へのメンバーは雨具を着るなり、そそくさと降りていった。
彼らは効果があるのかピッケルを引きずって歩いてましたね。同じだと思うんだけど。
これだけ雷が鳴っていたら降りなきゃね。
お腹空いていてもまっしぐら。
途中でシャリバテになり失速してしまいゼリーで補給。
私はそうでもなかったんだけど。結果的にはよかったかな。
下山は省エネコース取りして下さって助かりました。
帰りはあれしかないでしょ。(^^ゞ
[attachment=0]P1020089_1.JPG[/attachment]
同じ山を違うコースで歩き、格別な味を楽しむことが出来ました。
お天気悪くても素晴らしい展望、やっぱり北方稜線は素晴らしかったね。
展望はそこそこ利いてたのでよかったですね。
何を言ってもあの半自動ドァには驚きがありました。
鹿じゃないから通れるのです。
馬と鹿は通れるのかな?(^^)
山日和
今日のお仕事一番はチェックからのはじまり。
ここまでやるかの頑丈に出来た柵には驚きました。
いろいろと経緯があってああなったようです。
頑丈に作られた割には、どうしてという親切設計。
笑っちゃいましたね。
JHの親心なんでしょう。(^^ゞ
今年は雪が多いのでお花にはまだ早かった。
1090mから雪が繋がり藪は雪の下。
ヤブコギが少なくて助かりました。
どっちを取るかというとこですね。個人的にはヤブ無しの方がいいね。
[attachment=3]P1010913_3_1.JPG[/attachment]
なかなか味のある装備の紳士?
雷鳴轟いていても泰然自若。
のんびり?カップラーメンでお腹を満たされていましたね 笑。
泰然自若としていたのか、ラーメン食べながら雷をやり過ごしてたのかはわかりませんが・・・
装備には興味を惹かれましたね。
荻町から入る雰囲気との違い。
素晴らしいブナ達のオンパレードは圧巻、大満足させて貰いました。
[attachment=2]P1010952_1.JPG[/attachment]
白川郷からとは同じ山でも全然違う顔だったでしょう。私、向うから行った事ないけどね。(^_^;)
籾糠山頂に立った時間は早かったけれど・・・
急登、急降下、激トラバースの連続にはちょいと疲れ果てました。
時計を見てビックリ。
こんな早い時間に立てるとは。
時間が掛かったように思ったけど意外と早かったね。
お天気良くないしーもっ!良いかな???
でも、折角ここまで来たし~~~。
懐かしい「猿ケ馬場山」の頂上踏むのもありかなっと頑張りましたが。
Ca1830mからピークまでがながぁく感じました。
少々お疲れモードでしたが、よく頑張りました。
[attachment=1]P1020028_1.JPG[/attachment]
到着するなりの雨でしたね。
帰雲山へのメンバーは雨具を着るなり、そそくさと降りていった。
彼らは効果があるのかピッケルを引きずって歩いてましたね。同じだと思うんだけど。
これだけ雷が鳴っていたら降りなきゃね。
お腹空いていてもまっしぐら。
途中でシャリバテになり失速してしまいゼリーで補給。
私はそうでもなかったんだけど。結果的にはよかったかな。
下山は省エネコース取りして下さって助かりました。
帰りはあれしかないでしょ。(^^ゞ
[attachment=0]P1020089_1.JPG[/attachment]
同じ山を違うコースで歩き、格別な味を楽しむことが出来ました。
お天気悪くても素晴らしい展望、やっぱり北方稜線は素晴らしかったね。
展望はそこそこ利いてたのでよかったですね。
何を言ってもあの半自動ドァには驚きがありました。
鹿じゃないから通れるのです。
馬と鹿は通れるのかな?(^^)
山日和
Re: GW飛越の山3題。籾糠山から猿ヶ馬場山
biwacoさん、どうもです。
猿ヶ馬場も籾糠山は未踏でして、ましてや大門山とか赤摩木古山、金剛堂山とか、いったいどこの山域かいな?と見当もつかない。
んん? 良く見れば白山の北方とある。ああ、あのあたりか…
大門、赤摩木古は去年のたんぽぽレポがあったでしょ。
猿ヶ馬場、大門、金剛堂は日本300名山なんです。どうでもいいけど・・・
[attachment=2]P1020274_1.JPG[/attachment]
しかし、よくもまあ、雪と山を求めて導師の求道が続くことです。われわれはその後を黙って付いていくしかありませんね。
黙って?想像できませんねえ。
このあたり、ポポンタの綿毛が舞ってるだけかと思ったら、いろいろと好き物(☓☓タイ)族が徘徊し出したようですね。
ああ、危ない危ない…。予防接種打っとかないと! でもワクチン代を惜しんでるうちに、もう感染したかも?
レポをトリミングせずにナマでいただいたものなあ…(@_@;)
ナマは危険ですよ。転ばぬ先の杖、後悔しないようしっかり対策しましょう。(^_^;)
GWも終わって、お天気も崩れてます。みなさん、お仕事に励んで下さいね~♪
ところが今週末はまたいい天気のようなんですね~。(^^♪
P/S ところで時節柄、春のオフ会はないの?今回は1回休み。また秋ですね。
山日和
猿ヶ馬場も籾糠山は未踏でして、ましてや大門山とか赤摩木古山、金剛堂山とか、いったいどこの山域かいな?と見当もつかない。
んん? 良く見れば白山の北方とある。ああ、あのあたりか…
大門、赤摩木古は去年のたんぽぽレポがあったでしょ。
猿ヶ馬場、大門、金剛堂は日本300名山なんです。どうでもいいけど・・・
[attachment=2]P1020274_1.JPG[/attachment]
しかし、よくもまあ、雪と山を求めて導師の求道が続くことです。われわれはその後を黙って付いていくしかありませんね。
黙って?想像できませんねえ。
このあたり、ポポンタの綿毛が舞ってるだけかと思ったら、いろいろと好き物(☓☓タイ)族が徘徊し出したようですね。
ああ、危ない危ない…。予防接種打っとかないと! でもワクチン代を惜しんでるうちに、もう感染したかも?
レポをトリミングせずにナマでいただいたものなあ…(@_@;)
ナマは危険ですよ。転ばぬ先の杖、後悔しないようしっかり対策しましょう。(^_^;)
GWも終わって、お天気も崩れてます。みなさん、お仕事に励んで下さいね~♪
ところが今週末はまたいい天気のようなんですね~。(^^♪
P/S ところで時節柄、春のオフ会はないの?今回は1回休み。また秋ですね。
山日和
Re: GW飛越の山3題。籾糠山から猿ヶ馬場山
山日和さん、こんばんは~。
ゴールデンウイークの組曲レポやね~。一気に書き上げたんだね。(@^^)/~~~
【日 付】2011年4月30日(土)
【山 域】飛騨高地 籾糠山・猿ヶ馬場山
【天 候】曇り一時雷雨
【メンバー】ひいちゃん、山日和
【コース】横谷2号橋7:10---10:25籾糠山10:40---12:25猿ヶ馬場山12:45---16:10駐車地
ゴールデンウイークの連休前半は、てっきり、そこそこお天気が良さげな金・土と1泊二日の遠征かと思ってたよ。
予想に反して、前夜泊日帰り、二山周回の山旅だったのね~。
この二週間前、ズバリそこは日照岳でしょう~っと当てられてしまった日照岳登山の時に、ぽぽんたちゃんがいたお猿さん&籾糠ちゃん山にしたんだ。ぽぽんたちゃんレポに刺激されたかな?
しかし、この日は、全く予想外のお天気だったね~。
3年振りの籾糠山東尾根である。出発前に飛騨河合PAの様子を偵察した。
まずは岐阜方面行きの上り線。噂通り、高い柵が張り巡らされて取り付くシマもなさそうだ。駐車場の側面へ回り込むと・・・OKだ。続いて下り線。岐阜から来れば止める側のパーキングである。こちらも同様に高い柵。そして以前は下に空間があったゲートも地面すれすれまで延長されていた。ところが堅固なゲートに色の変わった部分がある。これは一体・・・。上り線以上にOKなことを確認して登山口へ向かった。
なんだか意味ありげな表現やね~。さてさて、ネタを明かせば、何かしらん?
林道は除雪も完璧で、とうぞう谷出合を越えて横谷2号橋まで入ることができた。
用意をしていると1台の車が上がってきた。釣り師のようだ。しばらく話をして出発。
このあたりは、イワナちゃんが釣れるのかな~?
釣り師さんは、どんなお魚のお話してくれたかな。
山スキーシーズンが終わればここから籾糠山を目指す登山者はほとんどいないのだろう。
もう、山スキーができるような雪の量はないんかしら?
そのうち、山スキーで、お猿ちゃんにチャレンジしたいなぁ。な~んて夢を見るのは十年早い私。そうこうしているうちに夢は消滅~。な~んてことになりそうね。
3号橋の袂から東尾根に取り付く。のっけからの急登に息が上がる。雪はないが、この尾根は途中まで切り開きがあるので楽だ。イワウチワは咲き始めたばかり。タムシバはまだ蕾のままで、今年は目を楽しませてくれるものが少ない。しかし花が遅いということは雪が多いことの裏返しだ。前回苦労したヤブが雪に埋もれていることは期待できる。
お花に期待するようになったのね~。数年前とは大違い~。
しかし、雪が多くて別の期待に胸がふくらむね~。
切り開きが終わってホンの少しヤブを漕げば、期待通り雪が繋がった。ブナ林が始まる1267m標高点からの急登のヤブが最大のポイントだったが、ヤブはすべて雪の下。ブナの疎林を一歩ずつアイゼンを利かせて登るだけだ。
前回はヤブに気を取られてあまりわからなかったが、この急斜面のブナ林もなかなかのものである。
Ca1480mの台地端に登り着けば籾糠山頂はもらったも同然だ。素晴らしいブナ並木の緩やかな尾根を進む。予想に反してやや暗い空が残念だ。
もう、もらっちゃいましたか~。頂上ゲット。
前方に意外な人影が見えた。どこから来たのだろう。
1564mで写真を撮っていた単独者に追い付いた。足元はスパイク長靴で手には鳶口のようなクラシカルなピッケルを持っている。ザックにはこれまた変わった細身のカンジキ。相当年季の入った登山者だった。
聞けば横谷のひとつ隣の谷を直進したところに営林署の作業小屋があり、そこから上がってきたらしい。このあたりもかなり歩いているようだった。雪が思ったより締まっているのでアイゼンを持って来ればよかったと笑っていた。
北の方を見ると人形山と三ヶ辻山、金剛堂山、白木峰が仲良く並んでいた。
クラシカルな登山者なのね~。なんだか、お話聞きたくなっちゃうね~。ネット検索しても、ヒットしなかったの?よく、帰ってからパソちゃんで、ミッケ~な~んてことあるけど。
ここからの眺めで見た、金剛堂山が、次の連休後半戦の一山になったのね~。
この次は、金剛堂山から見たどこかの山かしらん?
ヒノキの大木が並ぶ台地を過ぎるとオオシラビソの森。1607mへ続く尾根一帯は見事なブナ林が展開する。
この籾糠山北東面の台地は心癒される森が広がる。花の時期もいいが、ほとんど人に会うこともないこの時期もまた格別の良さがある。
いいじゃありませんか~。
雪シーズンは、この籾糠山も未踏。ぽぽんたちゃんレポのレスにも書いたけど、未踏の猿ケ馬場。
この二山を繋ぐコースは、歩いてみたいルートだったので、今年、矢問さんや山仲間数人で企画して~って言うつもりだったんだけど。
あらまぁ~、もう、行っちゃったのね~。(>_<)
ここは大瀬戸谷まで一気に下りて、Ca1850mピークへ直登する尾根に乗るのが効率的である。
大瀬戸谷の谷底で休んでいると、先ほどのおじさんがやってきて、谷を源頭に向かって詰めて行った。
対岸の尾根は出だしこそ急だが、少し上がれば普通に歩ける快適な尾根になる。途中でおじさんもこの尾根に乗り換えたようで、長靴の足跡が上がって来ていた。
機転を利かせて、ルート取りだね。実力派の持ち味発揮~。
しかし、おじさんって、山日和さんは、お・じ・い・さんじゃないの~。孫もいるんだから~。(*^_^*)
Ca1850mの手前でトラバースして山頂へ。青空に変わるかに見えた空からはポツポツと雨が落ち出した。
さっきから遠くで雷鳴が響き始めている。雷は止む気配もなく、ゆっくり食事をする気にもならない。少しの滞在で下山開始。雷雨から逃れてメドがついたらランチタイムとしよう。そろそろ天候も回復かと思われたところで雷鳴が近付き、雨が激しさを増した。遠くないところで落雷の音が轟く。泣く子と雷様には勝てないのだ。
山日和さんにも苦手なものがありましたか。
しかし、この日は、矢問さんのお知り合いの女性の方が、登山中に雷に打たれてお亡くなりになったとのこと。ご冥福をお祈りします。
身近でそんなことが起こると、ほんとうに山での雷の怖さを実感しますね。
お二人とも、ご無事で何よりでした。
少し落ち着いたのを見計らって再スタート。籾糠山はトラバースでショートカットして大ヒノキ地帯に出た。
雨もすっかり上がったようで、もう安心だ。
急斜面のブナ林ではおじさんが追い付いてきたかと思うと飛ぶように抜き去って行った。[/quote]
おじさんも、単独でドキドキものだったでしょうね。
お天気の回復が早くてよかったよかった。
なんやかんやあっても、悪天でも、思い出深い山旅ができたようで、後半戦の、二山にも期待がふくらむね~。
☆~~とっちゃん(都津茶女)~~☆
ゴールデンウイークの組曲レポやね~。一気に書き上げたんだね。(@^^)/~~~
【日 付】2011年4月30日(土)
【山 域】飛騨高地 籾糠山・猿ヶ馬場山
【天 候】曇り一時雷雨
【メンバー】ひいちゃん、山日和
【コース】横谷2号橋7:10---10:25籾糠山10:40---12:25猿ヶ馬場山12:45---16:10駐車地
ゴールデンウイークの連休前半は、てっきり、そこそこお天気が良さげな金・土と1泊二日の遠征かと思ってたよ。
予想に反して、前夜泊日帰り、二山周回の山旅だったのね~。
この二週間前、ズバリそこは日照岳でしょう~っと当てられてしまった日照岳登山の時に、ぽぽんたちゃんがいたお猿さん&籾糠ちゃん山にしたんだ。ぽぽんたちゃんレポに刺激されたかな?
しかし、この日は、全く予想外のお天気だったね~。
3年振りの籾糠山東尾根である。出発前に飛騨河合PAの様子を偵察した。
まずは岐阜方面行きの上り線。噂通り、高い柵が張り巡らされて取り付くシマもなさそうだ。駐車場の側面へ回り込むと・・・OKだ。続いて下り線。岐阜から来れば止める側のパーキングである。こちらも同様に高い柵。そして以前は下に空間があったゲートも地面すれすれまで延長されていた。ところが堅固なゲートに色の変わった部分がある。これは一体・・・。上り線以上にOKなことを確認して登山口へ向かった。
なんだか意味ありげな表現やね~。さてさて、ネタを明かせば、何かしらん?
林道は除雪も完璧で、とうぞう谷出合を越えて横谷2号橋まで入ることができた。
用意をしていると1台の車が上がってきた。釣り師のようだ。しばらく話をして出発。
このあたりは、イワナちゃんが釣れるのかな~?
釣り師さんは、どんなお魚のお話してくれたかな。
山スキーシーズンが終わればここから籾糠山を目指す登山者はほとんどいないのだろう。
もう、山スキーができるような雪の量はないんかしら?
そのうち、山スキーで、お猿ちゃんにチャレンジしたいなぁ。な~んて夢を見るのは十年早い私。そうこうしているうちに夢は消滅~。な~んてことになりそうね。
3号橋の袂から東尾根に取り付く。のっけからの急登に息が上がる。雪はないが、この尾根は途中まで切り開きがあるので楽だ。イワウチワは咲き始めたばかり。タムシバはまだ蕾のままで、今年は目を楽しませてくれるものが少ない。しかし花が遅いということは雪が多いことの裏返しだ。前回苦労したヤブが雪に埋もれていることは期待できる。
お花に期待するようになったのね~。数年前とは大違い~。
しかし、雪が多くて別の期待に胸がふくらむね~。
切り開きが終わってホンの少しヤブを漕げば、期待通り雪が繋がった。ブナ林が始まる1267m標高点からの急登のヤブが最大のポイントだったが、ヤブはすべて雪の下。ブナの疎林を一歩ずつアイゼンを利かせて登るだけだ。
前回はヤブに気を取られてあまりわからなかったが、この急斜面のブナ林もなかなかのものである。
Ca1480mの台地端に登り着けば籾糠山頂はもらったも同然だ。素晴らしいブナ並木の緩やかな尾根を進む。予想に反してやや暗い空が残念だ。
もう、もらっちゃいましたか~。頂上ゲット。
前方に意外な人影が見えた。どこから来たのだろう。
1564mで写真を撮っていた単独者に追い付いた。足元はスパイク長靴で手には鳶口のようなクラシカルなピッケルを持っている。ザックにはこれまた変わった細身のカンジキ。相当年季の入った登山者だった。
聞けば横谷のひとつ隣の谷を直進したところに営林署の作業小屋があり、そこから上がってきたらしい。このあたりもかなり歩いているようだった。雪が思ったより締まっているのでアイゼンを持って来ればよかったと笑っていた。
北の方を見ると人形山と三ヶ辻山、金剛堂山、白木峰が仲良く並んでいた。
クラシカルな登山者なのね~。なんだか、お話聞きたくなっちゃうね~。ネット検索しても、ヒットしなかったの?よく、帰ってからパソちゃんで、ミッケ~な~んてことあるけど。
ここからの眺めで見た、金剛堂山が、次の連休後半戦の一山になったのね~。
この次は、金剛堂山から見たどこかの山かしらん?
ヒノキの大木が並ぶ台地を過ぎるとオオシラビソの森。1607mへ続く尾根一帯は見事なブナ林が展開する。
この籾糠山北東面の台地は心癒される森が広がる。花の時期もいいが、ほとんど人に会うこともないこの時期もまた格別の良さがある。
いいじゃありませんか~。
雪シーズンは、この籾糠山も未踏。ぽぽんたちゃんレポのレスにも書いたけど、未踏の猿ケ馬場。
この二山を繋ぐコースは、歩いてみたいルートだったので、今年、矢問さんや山仲間数人で企画して~って言うつもりだったんだけど。
あらまぁ~、もう、行っちゃったのね~。(>_<)
ここは大瀬戸谷まで一気に下りて、Ca1850mピークへ直登する尾根に乗るのが効率的である。
大瀬戸谷の谷底で休んでいると、先ほどのおじさんがやってきて、谷を源頭に向かって詰めて行った。
対岸の尾根は出だしこそ急だが、少し上がれば普通に歩ける快適な尾根になる。途中でおじさんもこの尾根に乗り換えたようで、長靴の足跡が上がって来ていた。
機転を利かせて、ルート取りだね。実力派の持ち味発揮~。
しかし、おじさんって、山日和さんは、お・じ・い・さんじゃないの~。孫もいるんだから~。(*^_^*)
Ca1850mの手前でトラバースして山頂へ。青空に変わるかに見えた空からはポツポツと雨が落ち出した。
さっきから遠くで雷鳴が響き始めている。雷は止む気配もなく、ゆっくり食事をする気にもならない。少しの滞在で下山開始。雷雨から逃れてメドがついたらランチタイムとしよう。そろそろ天候も回復かと思われたところで雷鳴が近付き、雨が激しさを増した。遠くないところで落雷の音が轟く。泣く子と雷様には勝てないのだ。
山日和さんにも苦手なものがありましたか。
しかし、この日は、矢問さんのお知り合いの女性の方が、登山中に雷に打たれてお亡くなりになったとのこと。ご冥福をお祈りします。
身近でそんなことが起こると、ほんとうに山での雷の怖さを実感しますね。
お二人とも、ご無事で何よりでした。
少し落ち着いたのを見計らって再スタート。籾糠山はトラバースでショートカットして大ヒノキ地帯に出た。
雨もすっかり上がったようで、もう安心だ。
急斜面のブナ林ではおじさんが追い付いてきたかと思うと飛ぶように抜き去って行った。[/quote]
おじさんも、単独でドキドキものだったでしょうね。
お天気の回復が早くてよかったよかった。
なんやかんやあっても、悪天でも、思い出深い山旅ができたようで、後半戦の、二山にも期待がふくらむね~。
☆~~とっちゃん(都津茶女)~~☆
最後に編集したユーザー とっちゃん [ 2011年5月12日(木) 22:07 ], 累計 10 回
Re: GW飛越の山3題。大門山と赤摩木古山
山日和さん 今日は
>よかったと少し後悔する。(それは勘違いだったとすぐに気付いたが)
雪融け水を集めてしぶきを上げる草谷の流れの対岸には、張り付いた残雪の中、ようやく目覚め始めた木々の新緑が
鮮やかだ。緑に混じって時折ピンクの山桜が美しいアクセントを添える。
標高の低い所は新緑に山桜が映えますね。
> しばらくはブナ林の急登が続く。足元には満開のイワウチワが咲き乱れる。右手の高みに見えるのは猿ヶ山の山稜だ
ろう。
イワウチワ咲いていましたね、
そうそう少し上がった所でタンポポサン転んだですよ
>標高700mを超えて尾根が広がると、早くも雪が繋がった。ここからP1103m手前まで緩やかな雪原状のブナの尾根が
続いた。これはいい。林道を歩くよりも精神的にもいいだろう。
ブナの尾根広々して又歩きたい尾根です。
>1103mピークの付近は見事なブナ林が広がる。南側のCa1090mピークに立てばこれから向かう大門山と、その向こう
に大笠山、笈ヶ岳から三方岩岳への遥かな稜線が並ぶ。
私は猿ガ山が気になりましたが
>スノーシューはちゃんと揃えて立てていたのだが、2日間で雪が融けて散乱してしまったのだ。
「どちらまで」と聞かれたので「気持ちは奈良岳ですわ」と笑って答えた。
下からの歩きだとねちょと無理ですよね、
林道が開通した時に奈良岳まで行きましたが、それでも結構きつかたです。
>無雪期のガイドでは展望も悪く評価の低い大門山だが、立ち木がすべて雪の下の今は白いドーム状の素晴らしいピー
クだ。展望も360度。やや霞み気味ながら白山もその姿を現わした。
そうなんですよ。
雪の大門みてあまりの違いようにビックリしました。
>ポカポカ陽気である。白山方面を眺めながらのランチを楽しみたいところだが、代わりに人形山・三ヶ辻山が今日のアテだ。
雪は去年に比べてもはるかに多いようだ。
人形山に4日に行きましたが雪が多かったですよ
林道歩きと11時間の行動でにヘトヘトに疲れました
>開津谷の源頭は滑ったら気持ちの良さそうな大斜面が広がる。このまま尻セードで飛び込んで標高差200mばかり滑り
降りて、左岸尾根へ乗り換えれば楽しいだろうなと思う。
ここのブナも素晴らしいですが、
安全を考えると引き返すほうがいいですかね。
>林道の法面とその上の斜面にはカタクリの大群落があったり、キバナイカリソウが咲いていたりと退屈しない林道歩きだった。
イカリソウは白かピンクは良く見かけますが
キバナイカリソウが有るのですね。
お疲れ様でした。
バーチャリ
>よかったと少し後悔する。(それは勘違いだったとすぐに気付いたが)
雪融け水を集めてしぶきを上げる草谷の流れの対岸には、張り付いた残雪の中、ようやく目覚め始めた木々の新緑が
鮮やかだ。緑に混じって時折ピンクの山桜が美しいアクセントを添える。
標高の低い所は新緑に山桜が映えますね。
> しばらくはブナ林の急登が続く。足元には満開のイワウチワが咲き乱れる。右手の高みに見えるのは猿ヶ山の山稜だ
ろう。
イワウチワ咲いていましたね、
そうそう少し上がった所でタンポポサン転んだですよ
>標高700mを超えて尾根が広がると、早くも雪が繋がった。ここからP1103m手前まで緩やかな雪原状のブナの尾根が
続いた。これはいい。林道を歩くよりも精神的にもいいだろう。
ブナの尾根広々して又歩きたい尾根です。
>1103mピークの付近は見事なブナ林が広がる。南側のCa1090mピークに立てばこれから向かう大門山と、その向こう
に大笠山、笈ヶ岳から三方岩岳への遥かな稜線が並ぶ。
私は猿ガ山が気になりましたが
>スノーシューはちゃんと揃えて立てていたのだが、2日間で雪が融けて散乱してしまったのだ。
「どちらまで」と聞かれたので「気持ちは奈良岳ですわ」と笑って答えた。
下からの歩きだとねちょと無理ですよね、
林道が開通した時に奈良岳まで行きましたが、それでも結構きつかたです。
>無雪期のガイドでは展望も悪く評価の低い大門山だが、立ち木がすべて雪の下の今は白いドーム状の素晴らしいピー
クだ。展望も360度。やや霞み気味ながら白山もその姿を現わした。
そうなんですよ。
雪の大門みてあまりの違いようにビックリしました。
>ポカポカ陽気である。白山方面を眺めながらのランチを楽しみたいところだが、代わりに人形山・三ヶ辻山が今日のアテだ。
雪は去年に比べてもはるかに多いようだ。
人形山に4日に行きましたが雪が多かったですよ
林道歩きと11時間の行動でにヘトヘトに疲れました
>開津谷の源頭は滑ったら気持ちの良さそうな大斜面が広がる。このまま尻セードで飛び込んで標高差200mばかり滑り
降りて、左岸尾根へ乗り換えれば楽しいだろうなと思う。
ここのブナも素晴らしいですが、
安全を考えると引き返すほうがいいですかね。
>林道の法面とその上の斜面にはカタクリの大群落があったり、キバナイカリソウが咲いていたりと退屈しない林道歩きだった。
イカリソウは白かピンクは良く見かけますが
キバナイカリソウが有るのですね。
お疲れ様でした。
バーチャリ
Re: GW飛越の山3題。籾糠山から猿ヶ馬場山
とっちゃん、どうもです。
なんだか意味ありげな表現やね~。さてさて、ネタを明かせば、何かしらん?
自分の目でみればわかります~。ネタばらししたらおもろないで。
このあたりは、イワナちゃんが釣れるのかな~?
釣り師さんは、どんなお魚のお話してくれたかな。
イワナやね。途中の養魚場では気持ち悪いぐらいうじゃうじゃ泳いでました。ここで網持ってすくった方が早い。(^^ゞ
もう、山スキーができるような雪の量はないんかしら?
そのうち、山スキーで、お猿ちゃんにチャレンジしたいなぁ。な~んて夢を見るのは十年早い私。そうこうしているうちに夢は消滅~。な~んてことになりそうね。
スキーヤーは出だしから雪が繋がらなくなったら終わりやね。
猿ヶ馬場は一番初心者向けなんじゃないの?白川郷からは長いだけでゆるゆるやし。
お花に期待するようになったのね~。数年前とは大違い~。
しかし、雪が多くて別の期待に胸がふくらむね~。
いろいろ教えてもらったおかげですわ。でも花だけ目的で行く気にはなれんなあ。
クラシカルな登山者なのね~。なんだか、お話聞きたくなっちゃうね~。ネット検索しても、ヒットしなかったの?よく、帰ってからパソちゃんで、ミッケ~な~んてことあるけど。
ここからの眺めで見た、金剛堂山が、次の連休後半戦の一山になったのね~。
ネットなんて雰囲気じゃないでしょう。夏は防虫ネットなら被ってるかもしれんけど。
金剛堂はずっと前からの宿題でした。
機転を利かせて、ルート取りだね。実力派の持ち味発揮~。
しかし、おじさんって、山日和さんは、お・じ・い・さんじゃないの~。孫もいるんだから~。(*^_^*)
1回行ってると様子がわかってるので臨機応変に対応できます。
ハリさんと同じで自分のことは棚に上げるのが人間ってもんですわ。(^_^;)
しかし、この日は、矢問さんのお知り合いの女性の方が、登山中に雷に打たれてお亡くなりになったとのこと。ご冥福をお祈りします。
身近でそんなことが起こると、ほんとうに山での雷の怖さを実感しますね。
そうらしいですね。雷だけは避けようがないもんなあ。
おじさんも、単独でドキドキものだったでしょうね。
肝が据わってそうなおじさんでした。
なんやかんやあっても、悪天でも、思い出深い山旅ができたようで、後半戦の、二山にも期待がふくらむね~。
ご期待あれ、ってもう書いてるやん。(^_-)
ところで自分の文を1行ずつ色変えてるんやね。引用する時消すのがめんどうです。いちいち変えるのも面倒やろけど。
全部書き終えてから、文頭から文末までドラッグして一発で色変える方が早くていいよ。
山日和
なんだか意味ありげな表現やね~。さてさて、ネタを明かせば、何かしらん?
自分の目でみればわかります~。ネタばらししたらおもろないで。
このあたりは、イワナちゃんが釣れるのかな~?
釣り師さんは、どんなお魚のお話してくれたかな。
イワナやね。途中の養魚場では気持ち悪いぐらいうじゃうじゃ泳いでました。ここで網持ってすくった方が早い。(^^ゞ
もう、山スキーができるような雪の量はないんかしら?
そのうち、山スキーで、お猿ちゃんにチャレンジしたいなぁ。な~んて夢を見るのは十年早い私。そうこうしているうちに夢は消滅~。な~んてことになりそうね。
スキーヤーは出だしから雪が繋がらなくなったら終わりやね。
猿ヶ馬場は一番初心者向けなんじゃないの?白川郷からは長いだけでゆるゆるやし。
お花に期待するようになったのね~。数年前とは大違い~。
しかし、雪が多くて別の期待に胸がふくらむね~。
いろいろ教えてもらったおかげですわ。でも花だけ目的で行く気にはなれんなあ。
クラシカルな登山者なのね~。なんだか、お話聞きたくなっちゃうね~。ネット検索しても、ヒットしなかったの?よく、帰ってからパソちゃんで、ミッケ~な~んてことあるけど。
ここからの眺めで見た、金剛堂山が、次の連休後半戦の一山になったのね~。
ネットなんて雰囲気じゃないでしょう。夏は防虫ネットなら被ってるかもしれんけど。
金剛堂はずっと前からの宿題でした。
機転を利かせて、ルート取りだね。実力派の持ち味発揮~。
しかし、おじさんって、山日和さんは、お・じ・い・さんじゃないの~。孫もいるんだから~。(*^_^*)
1回行ってると様子がわかってるので臨機応変に対応できます。
ハリさんと同じで自分のことは棚に上げるのが人間ってもんですわ。(^_^;)
しかし、この日は、矢問さんのお知り合いの女性の方が、登山中に雷に打たれてお亡くなりになったとのこと。ご冥福をお祈りします。
身近でそんなことが起こると、ほんとうに山での雷の怖さを実感しますね。
そうらしいですね。雷だけは避けようがないもんなあ。
おじさんも、単独でドキドキものだったでしょうね。
肝が据わってそうなおじさんでした。
なんやかんやあっても、悪天でも、思い出深い山旅ができたようで、後半戦の、二山にも期待がふくらむね~。
ご期待あれ、ってもう書いてるやん。(^_-)
ところで自分の文を1行ずつ色変えてるんやね。引用する時消すのがめんどうです。いちいち変えるのも面倒やろけど。
全部書き終えてから、文頭から文末までドラッグして一発で色変える方が早くていいよ。
山日和