【白川郷】猿ヶ馬場山1062高地へ突撃

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skywalk
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登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

【白川郷】猿ヶ馬場山1062高地へ突撃

投稿記事 by skywalk »

【 日 付 】2011年4月29日(金)
【 山 域 】 白川郷
【メンバー】単独
【 天 候 】曇りのち雪のち晴れ
【 ルート 】9:00白川郷>10:30 P1062m>11:23林道終点>12:35帰雲山>12:44猿ヶ馬場山>16:20白川郷

絵日記版はこちらhttp://blogs.yahoo.co.jp/lancer9jp/29398312.html

 4月29日(金)、いよいよ連休入り。毎年この時期は、白川郷まで遠征し白山北方の山を登ってきた。今年は雪も多そうだから猿ヶ馬場山に登ってみよう。

 朝5時過ぎに鈴鹿を出発。早朝の23号線、信号なしの長良川堤防と快調に車を走らせ岐阜羽島インターから高速に乗る。東海北陸道は白鳥インターを過ぎると2車線になり渋滞することが多いが、蛭ヶ野SAの手前で止まりそうになったもののすぐ動き出した。
 荘川インターで高速を下りたら道の駅で休憩&朝食。後は156号線で白川郷に到着。集落の入口にある公衆トイレに車を止め身支度を整えたらMTBで集落へ。時間も早いので駐車場は余裕があるが、観光客でもないのに駐車料金を払うのは癪だから節約させてもらう。
 神社の北の道を奥に入るとT字路になって左右に分かれているが、藪山のせいか登山路の表示はない。とりあえず左に進んで小さな社の前にMTBを止め奥の配水路沿いに右へ進んだら先ほどの分かれ道から続いている林道に出た。
 未舗装の林道を進んでも取付き口が現れないので適当なところで植林帯の中に入って浅い雪ルンゼを歩き始めた。地形図ではもう少し大きな谷を歩いていくようだが、そのうちにルートにぶち当たるだろうと適当に進む。

 雪ルンゼはだんだん傾斜が強くなり雪が切れてきた。右側の尾根に乗り登り続けるが、これが少々ヤブっぽい。おまけに足元はヌルついた急斜面で低木に掴まりながら登るのも効率が悪い。さらに右側の針葉樹林の中に雪面が見えるのでそちらへ移って登高を続ける。
 右手の遠くには大きな尾根が見えているので、本来は間の谷を登るのだろうが、今更やり直しはきかない。針葉樹林の中の雪面も時々切れてしまうが、やがて雪面は繋がり傾斜も緩んできた。前方の空が大きくなってきた。振り返ると白川郷の家並みがはるか下に見えている。
 そろそろ尾根に出られるかと期待して上り詰めたところは、広くゆったりした地形だが、尾根上のピークのようで右の方に向かって尾根はゆったりと下っていた。一番小高い辺りへ行ってみると周りの木が何本か切られているものの標識の類は一切なかった。地形的にいって1062mのピークのはずだが、三角点は雪の下だ。

 余分なアルバイトで体力を使ってしまったが、後は尾根を辿っていけばいい。尾根を少し下ってまたゆっくりと登り返していくと前方に林道の擁壁が見えてきた。林道に出てみると新しいトレースがついている。やっと本来ルートに戻れた。林道を少し歩くと本尾根のコルへ出るところでトレースが分かれていた。残りの距離が長いので林道で水平移動した方が早いだろうと林道を進んで行ったら、トレースはUターンして引き返していた。まあ、この先迷うところはなかろうと先へ進む。
 林道が切れたところは堰堤があって対岸へ渡渉しなければならない。堰堤の下のスノーブリッジを恐る恐る渡る。帰りは温度が上がって危険だから尾根ルートを下ろう。
 対岸に渡って少し進むと小滝が右から落ちている谷を詰めれば帰雲山の下のコルに出られるはずだ。小滝を右岸から巻き上がって谷を詰めていく。傾斜は強く尾根まで高度差も大きい。林道で楽してきたツケを払う番だ。山登りの基本は急斜面を避け平均して登っていくことだろうけど、せっかちなスカイウォーカーはお構い無しだ。コルの辺りが見えてきたところで谷が二股に分かれていたので左又を進んで直接山頂を狙う。

 帰雲山についてみると周りは太いブナやダケカンバの雰囲気のいいところだ。稜線上のトレースは下りのものが多い。ここまで来れば、もう安心。ビールを空けてお昼にしよう。先ほどから深々と雪が降り始めたが、無風で全然寒くはなかった。
 昼食を済ませ帰雲山少し下って稜線を登り返していく。しばらく登り続けると周りはオオシラビソの林に変わる。正面に見えてくる1827mのピークは真っ直ぐ登らず少し右から巻いて行く。1827mを巻くといよいよ山頂は近い。山頂付近はだだっ広い雪原がシラビソの林の中に広がっている。
 平坦な雪原の一番奥に山頂があった。カラフルな手作り標識がある以外何もない。素っ気ないが、この山によく似合っている。
 雪は止み展望も回復した。稜線の先の籾糠山がどれかよく分からない。三方崩山が迫力ある姿を見せている。

 下りは帰雲山から先も尾根を下る。1427mのピークを右に巻いたところでトレースを辿っていったら二股になった右の尾根に入り込んでしまった。だいぶ下ってから気がついたが、引き返すのも面倒くさいのでそのまま谷へ下って朝と同じスノーブリッジを渡る羽目になった。
 林道の合流点から少し下ったら、本来登ってくるはずだったルンゼの降り口があった。広く緩やかなルンゼで快適だ。ルンゼを下ると折れ曲がった山道になり炭焼き小屋があるT字路で林道に出た。角にはちゃんと赤テープもあった。焦らず林道を歩いてくれば何の苦労もなかったのだが、後の祭りだ。
 桜の花が満開の白川郷では萱の葺き替え作業を沢山の観光客が見物していた。残雪が多いのが救いの猿ヶ馬場山だった。
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山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【白川郷】猿ヶ馬場山1062高地へ突撃

投稿記事 by 山日和 »

skywalkさん、こんばんは。
私は仕事の都合で30日になりましたが、早く片付いてたら山頂でバッタリでしたね。(^^)

翌日の三方岩では雷に襲われたようですが、我々も猿ヶ馬場と籾糠の間で避難しておりました。
あれは心臓に良くないですよねえ。

東面からの籾糠も面白いのでぜひ試してくださいませ。(*^^)v

              山日和

大瀬戸谷源頭からの籾糠山
大瀬戸谷源頭からの籾糠山
skywalk
記事: 518
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

Re: 【白川郷】猿ヶ馬場山1062高地へ突撃

投稿記事 by skywalk »

山日和さん、こんばんは。
私は仕事の都合で30日になりましたが、早く片付いてたら山頂でバッタリでしたね。(^^)
3年前の大笠山ではタンポポさんとばったり会って後からクマ事件の件でタンポポさんと分かりました。この時期はヤブコギさん達もこの近辺に出没する可能性が高いのでそのうちバッタリ会うかもしれません。
翌日の三方岩では雷に襲われたようですが、我々も猿ヶ馬場と籾糠の間で避難しておりました。
あれは心臓に良くないですよねえ。
場所が悪ければ避けようがありませんしね。ご無事で何よりです。
東面からの籾糠も面白いのでぜひ試してくださいませ。(*^^)v
レポ参考にさせていただきます。              
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