【奥美濃】粥川から瓢ヶ岳へ鬼退治

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兔夢
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登録日時: 2011年2月24日(木) 23:12

【奥美濃】粥川から瓢ヶ岳へ鬼退治

投稿記事 by 兔夢 » 2013年10月06日(日) 22:54

2013年10月日(土) 曇り後晴れ 奥美濃 粥川~瓢ヶ岳 沢登り 単独

7:55 瓢ヶ岳・粥川登山口 → 8:10 右俣25m大滝 → 8:50 登山道 → 9:25 林道 → 10:40 登山道 → 11:15~12:40 瓢ヶ岳山頂 → 13:35 林道 → 14:00 登山口

 珍しく長良川沿いの谷へ行ってきた。25m大滝と瀑流帯が見物だと思って出掛けたが上部には登れる4~5mの滝が多くシャワークライミングも楽しめた。
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 週末の予報は雨模様。しかし降水量はしれているだろうと郡上市美並に向かった。
 瓢ヶ岳から長良川に落ちる粥川はウナギの生息地として有名で地形図にも記載がある。小さな山村に不釣り合いな広い道の先に星宮神社があり一帯は公園のように整備されている。一角に名水が湧き出ているようで何人かがたくさんのペットボトルを並べている。
 これから先、道は細くなり杉の美林を抜けて奥に進んでいく。右岸から左岸に渡った道が大きく右に曲がり谷を離れていく地点から奥に林道が延びており瓢ヶ岳登山道入口の表示がされていた。入口脇に一台分の駐車スペースがあった。
 ここから右岸にも橋が架けられ林道が山腹を上っていっている。百山百渓で感じた趣はもうなくなっているのかもしれない、と思いつつ林道を歩いていく。
 右岸に渡り折り返すところで林道を離れ入渓。沢は感じのいいゴーロで奥に進むと二俣になっていた。左は7m程の細い斜瀑。右は5m程の滝の先に大滝が見える。どうやら25m大滝らしい。
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左俣7m
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 大滝見物のため右に入る。5m滝を右から簡単に巻いて大滝下に出る。ここのところの晴れ続きで水量が少ないようだが見事な滝だ。ゴツゴツとした岩肌で男性的だ。登攀用具を用いれば直登も可能かもしれない。
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25m大滝
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 二俣に戻って左の斜瀑をシャワークライミング。すぐに大滝が待ち受けていた。3mの前衛に奥は15m程だろうか。端正な姿の垂瀑で澄んだエメラルドグリーンの滝壺が美しい。水がきれいなのだろう。
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3m、15m
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 左岸ルンゼから高巻き。15m滝の上には7mほどの滝が二列になってかかっていてこれも続けて巻く。
 すぐ二俣になっていて右俣の方から沢に下り大滝の落口を確認に向かうが7m滝が阻む。諦めて先に進むと5m程の滝が二つ並んでいた。水量の多い右をシャワークライミング。上には更に4m。これも直登。
 上に登山道が横切っていた。左岸には道標パネルも立っている。下山で利用したが明瞭で歩きやすい道だった。
 百山百渓で「スゴイ感じ」と表現されたゴルジュはこれで終わりのようだ。先は落ち着いた渓相で滑が気分を落ち着かせてくれる。
 ゴーロの途中で休憩をとろうとして不図右岸を見上げるとガードレールが見えた。こんなところまで林道があがってきているのだ。これには少し興ざめ。
 狭くなったところにかかる6m滝はシャワークライミング。巨岩の脇で身を縮ませているようなを滝を右から巻くと林道が横切っていた。
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6m
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 林道下に広々と口を開けている水路へ身を屈ませて入り通過。この辺りから両岸を自然林が占めるようになる。
 巨岩も多くなり、淵の上に巨岩が被って洞のようになった面白いものもあった。この先、二俣を右に進んでいくと2m前後の小滝や5〜10mの滝が幾つか現れる。ほぼ直登可能で楽しい。
 上に巨大な流木が載った4mのチョックストーンは身をよじりながら水流を登る。沢を塞ぐように横たわった岩場にかかる2段10mは左手の岩場から快適なクライミング。
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2段10m
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 末広がりの5mは水流右脇を直登。階段状の7m滝はシャワーで。
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5m
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 谷巾が広くなり沢中にも樹木が目立つようになると滝はほぼ終了。急傾の巨岩帯を抜けた先に登山道が横切っていた。
 一旦登山道を歩き出したが沢筋を離れていくように見えたので沢に復帰。上部でルートを修正して左寄りに進むと再び登山道が現れた。これも嫌ってガレ場を登り出したが上で再び登山道。ようやく諦めがついて後は登山道を辿っていった。
 しかし沢を離れてからの登山道は大きく北東の尾根を巻いていてこれには参った。沢を直登した方が良かったと一人ぶつぶつ言っているうちに山頂に到着。
 山頂にはベンチが二つありそのひとつで単独登山者が休憩していた。あいさつをしてもう一方のベンチに荷物を降ろし展望を確かめる。
 ここに初めて来たのは10数年前だがその時と比べてやけに眺めがいい。どうやら展望を得るために樹木が伐採されたようだ。うれしかなしといったところだ。
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山頂
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 白山、御嶽、乗鞍、北アといった3000m前後の山々も見えるようだが今日は雲に頭を隠している。逆に奥美濃の峰々はしっかり確認できる。先週の西穂高岳からの眺めとはまるで逆だ。
 能郷白山、日永、ドウの天井。美濃平家や滝波山はこの方角からだと見慣れた山容とは違って見える。手前にちょこんと姿を見せているのは蕪山か。すぐ間近の高賀山に続く峰は林道に山腹をずたずたにされて痛々しい。
 ベンチに荷物を広げて休憩。単独の方は江南からみえたそうで来週、八ヶ岳に登るための足慣らしだとか。紅葉が良さそうで羨ましい。
 下山は思っていたよりしっかりしている登山道を下った。沢筋を通ったり、尾根上を歩いたりと変化のある登山道だ。難しいところはなくここを登っても楽しそうだ。特に10月中、下旬の紅葉の頃はいいのではないだろうか。
 下山後、星宮神社に出る手前できれいな渕が目に入り車を停めて見に降りた。名前がついていて矢納ケ渕(やとがふち)と表示されていた。エメラルドグリーンの深々とした渕で霊験あらたかな感じだ。それ故、釣りも泳ぐ事も禁止されている。名前の由来は藤原高光が鬼退治した矢を納めた伝説かららしい。

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