【鈴鹿】念願叶うか前尾根のヤグラ踊り (アルパイン)
Posted: 2013年10月02日(水) 22:39
【 日 付 】 2013年9月29日(日)
【 山 域 】 鈴鹿中部 藤内壁前尾根
【メンバー】 つうさん、ふ~さん、りゅう
【 天 候 】 ガス巻く曇りのち晴れ
【 ルート 】 蒼滝橋→裏道→藤内沢→P7(パス)→P6→P5→P6→P7→藤内沢→裏道→(P)
細々隠れ山人生活で身を潜めヤブコギに書き込むなど・・・とんでもないことだが、岩なので当方が拙いレポを
「暑さ、寒さも彼岸まで」と言うが秋風の感じ始め岩の季節である。ここはふ~さんの「ヤグラのお立ち台で踊りたい~!」の
リクエストに応ずべく、つうさんとも幾度か前尾根を登っているがヤグラコルで退散するばかりでヤグラは攀じっていない。
同級コンビをヤグラお立ち台へお誘いする。
お2人と合流し車から出てくる装備が、、、
ふ~さん、頭のお皿が赤ガリビエールからモンベルのOG色の軽量ポリカシェルに変わっている。足元は赤唐辛子ブランドの
クライミングシューズにアディのアプローチシューズ、10年ぶりの岩で装備をリニュアルしたそうだ。つうさんも青カンプの(富士
ブランド)からエアロバイクシェルに変わり、足元はフルマラソンを支えた蛍光色のシューズである。
本日は気合が入ってるかな・・・・それとも穴あきヘルメットで頭皮のケア?毛根が蒸れると大変だからね。
季節的にクライマーの姿が多く、人工壁でクライミングを始めた人が外岩へ移ってきているとも聞く。そのうち間に山ガも・・・(若)
藤内小屋前ではフォトギャラリー展が開催され、この話題が数日前の新聞に掲載されたいた。
前尾根下部(通称P8)壁には、若き団体さんが講習会であろうかトップロープを垂らし賑やかである。P7取り付きは10名程の
団体さんで順番待ち、久しぶりのふ~さんにはP7から攀じるのが妥当だろうがどう見ても1時間は待ちのようだ・・・とほ。。
9月上旬、この取り付きの倒木にスズメバチの巣があり数人の方が刺されている。前週に確認しに来た時には駆除され姿は
無かった。後続のT会3名さんは巻きでP6へ直接向った。P7クラックを攀じっている団体さんの女性の姿を眺めると、こりゃ~
巻きが正解かも・・P6へ向う。
T会さんにお声掛けしP6からスタート、チムニールート(Ⅳ級)はつうさんの課題の残る場所だ。数年前にトライしチムニーに
挟まってギブアップ!重量物の荷揚げ作業が行われた場所だ。さて今回は?コーナーからチムニー下でピッチを切る。
2番目につうさんが攀じるも中々登ってこない??やっとの思いでチムニー下まで辿り着くが、2ピン目で頭に激痛を感じたらしい。
一瞬「脳梗塞」?と不安が過ぎる。様子を伺いながらふ~さんのビレイしている間、休憩して頂き交わす言葉や動作から異変は
感じられない。でも無理は禁物だ。念願のヤグラ踊りはパスにして、このまま進んでもP5以降は風当たりも強く体が冷えるはず
落ち着いたらチムニーを攀じってP6頭で判断しよう。チムニーを抜けザックを荷揚げしふ~さんからビレイ、細身の体を生かし
軽々と登ってこられる。次につうさん、夏場の不摂生がお腹に溜まりトンネルホールの壁に阻まれ荒息と唸りが響き穴から沸き
上がってくる。でも見事にチムニー攻略~息は荒いものの異変はなさそうだ。最後の垂直フェースではT会の彼女がきめ細かに
ホールド位置をお2人に教えている。当方には教えなかったのに・・・・まぁ~これは老人介護としておこう。
[attachment=2]P20130929y.jpg[/attachment]
つうさんも落ち着いておりP5頭まで登って前尾根を降ることにする。ガリー(Ⅲ級)から藤内沢ルート(Ⅴ級)2ピッチ目に入る。
このピッチは短めで楽しめるルートだ。ピナクル状の壁が80センチ程裂け5~6mのV溝を跨いで右足のフットスタンスに立ち
片脚で壁に張り付くところがポイントだ。当方もこの一歩が苦手。水平クラックに沿って岩を廻り込むがカムの設置が悪くロープの
流れが悪い~未熟者である。2番目にふ~さん、スタンスへ立ち込みカムの掛け替えで「カラン・コロン♪」V溝の底へ・・・・
カラビナが落ちて行く。「後で拾うから」と声を掛け登ってもらうも、のっぺりスタンスに苦戦である。つうさんは華麗な動きに変り
「すたこらさっさ」の攀じりだ。この終了点から1段下の終了点へは岩を抱き込みながらのクライミングダウン、これがまた緊張する。
ビレイを行いふ~さんから降りてもらうと、つうさんと乗っていた足元の岩が動くではないか、単なる岩でなく壁の一部と思われる
岩棚が揺れるのである。背筋がゾォ~
ガリールートの終了点から懸垂で下降。落下したカラビナの回収ため取り付きに戻るが、V字溝の底へ入ること出来ない。
お2人は取り付きで待機して頂きP5を登り直し頭から懸垂でV溝の底へ潜って行く。無事回収!!ロープクライミングで登り
返そうとしたが、やたら延びの良いロープ(片端は内芯が飛び出てるよ)諦めゴボウ登りでV溝から帰還する。
[attachment=1]P20130929z.jpg[/attachment]
クライミングダウンと巻きでP6まで戻ると日差しが潅がれ風の当りも少ない。このクラック(5.9)登りますか?お2人はその気だ。
リードで登りトップロープを設置してお2人をフォロー。まずつうさんから、下段クラックは見事なレイバックでスイスイであるが
上段のワイドクラックは左手のホールドと右手のレイバックで足を上げるが・・・・不摂生の罰?お体が上がらない。ここでリタイア。
ふ~さんはレイバックに戸惑いながらも足のジャムが決り上段へ、ムーブに悩みながらも細身の利点とバランスでクリアする。
つうさんに、解決したP6で新たな課題が出来たのである。
[attachment=0]P20130929x.jpg[/attachment]
巻きでP7に戻ると静まり誰も居ない、最後の締めにクラックルート(Ⅳ級)を登る。相変わらずこのクラックは好きになれない。
古いRCCボルトは撤去され支点にはカムが必要となり中段テラスでピッチを切る。上部のカンテ乗越し(核心)は強引に越える
のが楽である。ふ~さんは軽量を生かしクリアするもつうさんは大苦戦、幾度となく登っているのに・・・上半身の筋力が低下?
それとも重量オーバー?ビレイ点から最後の丸い岩を越えるムーブでふ~さんは手惑い、取り付きに戻りギアを外し終了とする。
つうさんへ両手の人差し指を突き出し「幾つですか」と訪ねると「3」と答えが返ってきた。大丈夫そう~朝の若き団体さんが沢床に
集まり応急処置の講習会を行っていた。実践練習が出来きたのに~残念。。
14時半を過ぎる裏道を登ってくる若者がいる。思わすお声掛けするも「ここで引返しなさい」と言えない。山ガール2人も最終の
RWに間に合えばの気持があるようで強くは言えない。つうさんから「娘と同じ年頃」「もう少し早くから登ればいいのに・・・」と
親心の言葉が流れていた。
つうさんには御無理させた岩だったかもしれない。目的のヤグラは叶わなかったが10年ぶりに岩をふ~さんに触れて頂け良かった
楽しい時間をありがとうございます。ヤグラは、またに!
(ダウンロード追い付かず・・・ふ~さん、フォトの追加よろしくです)
りゅう
【 山 域 】 鈴鹿中部 藤内壁前尾根
【メンバー】 つうさん、ふ~さん、りゅう
【 天 候 】 ガス巻く曇りのち晴れ
【 ルート 】 蒼滝橋→裏道→藤内沢→P7(パス)→P6→P5→P6→P7→藤内沢→裏道→(P)
細々隠れ山人生活で身を潜めヤブコギに書き込むなど・・・とんでもないことだが、岩なので当方が拙いレポを
「暑さ、寒さも彼岸まで」と言うが秋風の感じ始め岩の季節である。ここはふ~さんの「ヤグラのお立ち台で踊りたい~!」の
リクエストに応ずべく、つうさんとも幾度か前尾根を登っているがヤグラコルで退散するばかりでヤグラは攀じっていない。
同級コンビをヤグラお立ち台へお誘いする。
お2人と合流し車から出てくる装備が、、、
ふ~さん、頭のお皿が赤ガリビエールからモンベルのOG色の軽量ポリカシェルに変わっている。足元は赤唐辛子ブランドの
クライミングシューズにアディのアプローチシューズ、10年ぶりの岩で装備をリニュアルしたそうだ。つうさんも青カンプの(富士
ブランド)からエアロバイクシェルに変わり、足元はフルマラソンを支えた蛍光色のシューズである。
本日は気合が入ってるかな・・・・それとも穴あきヘルメットで頭皮のケア?毛根が蒸れると大変だからね。
季節的にクライマーの姿が多く、人工壁でクライミングを始めた人が外岩へ移ってきているとも聞く。そのうち間に山ガも・・・(若)
藤内小屋前ではフォトギャラリー展が開催され、この話題が数日前の新聞に掲載されたいた。
前尾根下部(通称P8)壁には、若き団体さんが講習会であろうかトップロープを垂らし賑やかである。P7取り付きは10名程の
団体さんで順番待ち、久しぶりのふ~さんにはP7から攀じるのが妥当だろうがどう見ても1時間は待ちのようだ・・・とほ。。
9月上旬、この取り付きの倒木にスズメバチの巣があり数人の方が刺されている。前週に確認しに来た時には駆除され姿は
無かった。後続のT会3名さんは巻きでP6へ直接向った。P7クラックを攀じっている団体さんの女性の姿を眺めると、こりゃ~
巻きが正解かも・・P6へ向う。
T会さんにお声掛けしP6からスタート、チムニールート(Ⅳ級)はつうさんの課題の残る場所だ。数年前にトライしチムニーに
挟まってギブアップ!重量物の荷揚げ作業が行われた場所だ。さて今回は?コーナーからチムニー下でピッチを切る。
2番目につうさんが攀じるも中々登ってこない??やっとの思いでチムニー下まで辿り着くが、2ピン目で頭に激痛を感じたらしい。
一瞬「脳梗塞」?と不安が過ぎる。様子を伺いながらふ~さんのビレイしている間、休憩して頂き交わす言葉や動作から異変は
感じられない。でも無理は禁物だ。念願のヤグラ踊りはパスにして、このまま進んでもP5以降は風当たりも強く体が冷えるはず
落ち着いたらチムニーを攀じってP6頭で判断しよう。チムニーを抜けザックを荷揚げしふ~さんからビレイ、細身の体を生かし
軽々と登ってこられる。次につうさん、夏場の不摂生がお腹に溜まりトンネルホールの壁に阻まれ荒息と唸りが響き穴から沸き
上がってくる。でも見事にチムニー攻略~息は荒いものの異変はなさそうだ。最後の垂直フェースではT会の彼女がきめ細かに
ホールド位置をお2人に教えている。当方には教えなかったのに・・・・まぁ~これは老人介護としておこう。
[attachment=2]P20130929y.jpg[/attachment]
つうさんも落ち着いておりP5頭まで登って前尾根を降ることにする。ガリー(Ⅲ級)から藤内沢ルート(Ⅴ級)2ピッチ目に入る。
このピッチは短めで楽しめるルートだ。ピナクル状の壁が80センチ程裂け5~6mのV溝を跨いで右足のフットスタンスに立ち
片脚で壁に張り付くところがポイントだ。当方もこの一歩が苦手。水平クラックに沿って岩を廻り込むがカムの設置が悪くロープの
流れが悪い~未熟者である。2番目にふ~さん、スタンスへ立ち込みカムの掛け替えで「カラン・コロン♪」V溝の底へ・・・・
カラビナが落ちて行く。「後で拾うから」と声を掛け登ってもらうも、のっぺりスタンスに苦戦である。つうさんは華麗な動きに変り
「すたこらさっさ」の攀じりだ。この終了点から1段下の終了点へは岩を抱き込みながらのクライミングダウン、これがまた緊張する。
ビレイを行いふ~さんから降りてもらうと、つうさんと乗っていた足元の岩が動くではないか、単なる岩でなく壁の一部と思われる
岩棚が揺れるのである。背筋がゾォ~
ガリールートの終了点から懸垂で下降。落下したカラビナの回収ため取り付きに戻るが、V字溝の底へ入ること出来ない。
お2人は取り付きで待機して頂きP5を登り直し頭から懸垂でV溝の底へ潜って行く。無事回収!!ロープクライミングで登り
返そうとしたが、やたら延びの良いロープ(片端は内芯が飛び出てるよ)諦めゴボウ登りでV溝から帰還する。
[attachment=1]P20130929z.jpg[/attachment]
クライミングダウンと巻きでP6まで戻ると日差しが潅がれ風の当りも少ない。このクラック(5.9)登りますか?お2人はその気だ。
リードで登りトップロープを設置してお2人をフォロー。まずつうさんから、下段クラックは見事なレイバックでスイスイであるが
上段のワイドクラックは左手のホールドと右手のレイバックで足を上げるが・・・・不摂生の罰?お体が上がらない。ここでリタイア。
ふ~さんはレイバックに戸惑いながらも足のジャムが決り上段へ、ムーブに悩みながらも細身の利点とバランスでクリアする。
つうさんに、解決したP6で新たな課題が出来たのである。
[attachment=0]P20130929x.jpg[/attachment]
巻きでP7に戻ると静まり誰も居ない、最後の締めにクラックルート(Ⅳ級)を登る。相変わらずこのクラックは好きになれない。
古いRCCボルトは撤去され支点にはカムが必要となり中段テラスでピッチを切る。上部のカンテ乗越し(核心)は強引に越える
のが楽である。ふ~さんは軽量を生かしクリアするもつうさんは大苦戦、幾度となく登っているのに・・・上半身の筋力が低下?
それとも重量オーバー?ビレイ点から最後の丸い岩を越えるムーブでふ~さんは手惑い、取り付きに戻りギアを外し終了とする。
つうさんへ両手の人差し指を突き出し「幾つですか」と訪ねると「3」と答えが返ってきた。大丈夫そう~朝の若き団体さんが沢床に
集まり応急処置の講習会を行っていた。実践練習が出来きたのに~残念。。
14時半を過ぎる裏道を登ってくる若者がいる。思わすお声掛けするも「ここで引返しなさい」と言えない。山ガール2人も最終の
RWに間に合えばの気持があるようで強くは言えない。つうさんから「娘と同じ年頃」「もう少し早くから登ればいいのに・・・」と
親心の言葉が流れていた。
つうさんには御無理させた岩だったかもしれない。目的のヤグラは叶わなかったが10年ぶりに岩をふ~さんに触れて頂け良かった
楽しい時間をありがとうございます。ヤグラは、またに!
(ダウンロード追い付かず・・・ふ~さん、フォトの追加よろしくです)
りゅう