【若狭】涼味満点!! うつろ谷から湯ノ花谷左岸尾根

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山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

【若狭】涼味満点!! うつろ谷から湯ノ花谷左岸尾根

投稿記事 by 山日和 »

【日 付】2013年6月29日(土)
【山 域】若狭(湖西) 赤坂山周辺
【天 候】快晴
【メンバー】ふ~さん、山日和
【コース】うつろ谷出合8:23---9:05大滝---11:32二俣---12:21ランチ場13:53---14:06赤坂山---15:27 P727m---
     16:18湯ノ花谷出合---16:22駐車地

 ふ~さんからメールが入った。11時に刀根PAに行けそうもないので美浜にしてほしいとのことだ。結局美浜のローソンで顔を合わせたのは0時半を回っていた。定宿にしている某所に移動して宴会開始。ここはトイレ、東屋、滑り台完備のいい泊り場である。
 ふと時計を見ると3時だった。こりゃ寝る時間がないぞ。うつろ谷なら昼からでも大丈夫やと豪語して、成り行きで起きることにした。
しかしこの時期は明るくなるのも早く、結局6時過ぎには起床してしまう。芝生広場の向こうには三方五湖のひとつである久々子湖が広がり、2,3日前には心配していた天気もまったくの青空だ。2週連続、今月すでに3回目の美浜入りだが、今日が一番の天気となった。

 美浜町役場で乗り合わせてうつろ谷出合へ向かう。ふ~さんは前から行きたかった沢らしい。私は今回でもう5回目だ。それだけ何度来ても楽しい沢だということだろう。
先週入った黒谷を過ぎて折戸谷の林道へ入る。途中の割谷には去年さかんに工事しているのを見た真新しい木製堰堤ができていた。
 
 うつろ谷出合に着いて驚いた。割谷と同じ堰堤がいきなり鎮座しているではないか。前はなかった丸木橋を渡って木製堰堤の左端の階段のようなものを登って堰堤上部に上がると反対側には階段はなく、3mほど下にアルミ梯子が据えてあった。梯子まで慎重にズリズリと下って、次は以前からある堰堤を越せばいよいよ入渓だ。水量はそこそこ多いようで水が冷たい。
ゴルジュに入ってまずは挨拶代わりの10m滝。滝壺に沈む倒木を伝って右岸へ渡り、そのまま滝身の左を上がる。早くも涼味満点である。

[attachment=4]P1140731_2_1.JPG[/attachment]
次の10m直瀑は手前の二俣を左に取って2段10mの美しい滝の下半を登って右へトラバース。本流の直瀑の落ち口に立つ。
2段8mの美しい簾滝を左から越えれば、うつろ谷最大の15mとも20mとも言われる大滝と対峙する。ここまでの渓相に加えて大滝の登場にふ~さんもご満悦の様子だ。
雨具を着込んでいつも通りの右端のラインを直登。ややぬめりがあるが、不安を覚えるほどではない。
滝上でセルフビレイを取ってロープダウン。確保しながらふ~さんの上がりを待つ。
「いやー、面白いね~。」実感である。なんとなれば、今日が今シーズン5回目の沢であるが、これまでまともに沢登りの楽しさを味わえたことがなかったのだ。

[attachment=3]P1140759_1_1.JPG[/attachment]
 ここからが滝の連続となる。とにかく息もつかせぬという感じで5mから10m程度の滝が次々と現われて、片っ端から直登して行く。樋状の10m斜瀑はふ~さんが突撃。一見登りやすそうな階段状もぬめりがあって気が抜けない。
雨具は着たり脱いだり、この日の遡行に欠かせないアイテムとなった。

[attachment=2]P1140810_1.JPG[/attachment]
 両岸狭まった5mのチョックストン滝で行き詰った。はて、この沢で行き詰ることはなかったはずなのだが。右のスラブ状は上部で手がなく、左のバンドも外傾して嫌らしい。スラブをたわしで磨いたが効果はなかった。次に右手前のルンゼを登りかけたがずいぶん上まで追い上げられるようで断念。もう一度下りて考えていると単独者が追い着いて来た。ど真ん中のチョックストン直下を探っている。そうか、思い出した。単独者があきらめて下がったところでど真ん中ルートに取り付く。頭からシャワーを被って力技で這い上がった。
連結したスリングでふ~さんを引き上げて下を見ると単独者が右のルンゼで思案している。「来ますか?」と声を掛けると、スリングで簡易ハーネスをさっと作って、私の投げたスリングに繋いだ。この沢は30年振りに来たので初めてとほとんど変わらないということだった。「ありがとう、助かりました。」という言葉の割にはスリングをポーンと地面に投げたので、えっと思ったが、人生いろいろ、人それぞれということだろう。

[attachment=1]P1140846_1.JPG[/attachment]
 チョックストン滝の上で右から10m滝を掛けた支流が入る。赤坂山へ直登する沢だろう。ここは記録がなく、一度上がってみたいところだ。
左の本流の奥には15mほどの段瀑がかかる。ずっと続いて来た連瀑帯の実質的最後の滝と言えるものだ。中段までは右側を簡単に上がり、残置スリングのある地点から瀑芯をまたぐようにして左に移り、最後は流芯を上がるというものだ。
ホールドは豊富にあるのだが、勢いよく落ちる水の中のものは見えにくく、手探り、足探りとなる。ここも頭からシャワーを浴びながら登りスリングを出した。メガネのふ~さんはやはりこういう時は不利のようで、上からホールドの位置を教えてなんとか登り切った。
 この後もいくつか小滝が現われるが、やがてはやさしいナメが続いて、三国山へ向かう支流との二俣に着いた。先ほどの単独者が地図を見ていたので、ツメの状況をアドバイスする。
 ここから渓相は一変して、ほとんど傾斜のない細い流れが続く。尾根はそこに見えているが、本流は県境稜線に最接近してから直角に向きを変え、稜線と並行して北上している。
一番スッキリしているのは屈曲部あたりですぐ上の登山道に上がることだが、ふ~さんの希望で源頭まで行くことにした。
沢のど真ん中を大岩がゴロゴロと塞いだり、ヤブが被さってきたりと、あまり快適とは言えないツメである。最後は潅木のヤブに捕まって、木の間越しに見回すと、右手に明王の禿の白い砂地が見えた。距離はないがタチの悪いヤブだ。
ここは少し戻って、右に入ったところでヤブ無しの斜面を上がればすぐに登山道。これは初めてここを訪れた時と同じパターンのような気がする。

 さすがに人気の山らしく、明王の禿では数名の登山者がランチタイムを楽しんでいた。赤坂山の山頂にも人影が見える。
遡行終了点で人に会う経験が少ないのでどうも居心地が悪い。
ここは展望が良く、特に琵琶湖側は大きく開けて、マキノのメタセコイヤ並木もよくわかる。ふ~さんは先週も三国山からここへ来たらしい。その時はあまり展望がなかったようで大喜びだ。
滋賀県側の崩壊した斜面沿いに少し離れた砂ザレの小ピークでランチとした。日陰が恋しい日差しだが、幸い風が吹いているので日なたでも結構涼しい。

 うつろ谷を遡行した登山者の9割以上は粟柄越から古道を出合へ下りるだろう。この道は雰囲気も良く好きな道でもあるのだが、ふ~さんには湯ノ花谷左岸尾根を紹介しよう。
 家族連れで賑わう赤坂山頂を越えて、P841mの近くまで高島トレイルを辿る。風の無いところではやはり暑い。
縦走路を外れてP841m方面へ入れば樹下の尾根となり、自然のクーラーが効いてきた。
 この尾根は耳川源流域の中でもお気に入りの尾根のひとつである。ほとんど下生えのない歩きやすい尾根はP727mにかけてのブナ林、P727mの台地のしっとりとした佇まいが魅力的だ。
しかしここの最大のセールスポイントは、P727mの下りで出会う幹回り6mを超すと思われるトチの巨樹だ。耳川源流域にはトチの巨木は多いが、こいつは別格である。ふ~さんも感嘆の声を上げている。まさに森の主の風格十分だ。

[attachment=0]P1140912_1.JPG[/attachment]
 先ほどから湯ノ花谷方面で工事の音のようなものが聞こえていた。樹間から透かし見ると、対岸の鉄塔の下あたりで作業をしているようだ。どうも気になる。
トチの右下手には見慣れないピンクのテープがあった。ずいぶん踏まれた道らしい道が上流方向へトラバースするように付けられている。これまで気が付かなかったが、この道は巡視路だろうか。あの工事の正体と合わせて解明してみたいものである。

 鉄塔に出てからは、なかなか高度を落とさない、ジクザグに付けられた巡視路を辿る。この道は急なところがまったくない、実に足にやさしい道だ。
湯ノ花谷の流れの音が大きくなると出合に到着。うつろ谷までは一投足だ。
今月5回目の沢でやっと沢らしい遊び方ができた。それまでの鬱憤を一気に晴らすように水と戯れた一日だった。

                     山日和


添付ファイル
P1140912_1.JPG
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P1140731_2_1.JPG
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わりばし
記事: 1767
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【若狭】涼味満点!! うつろ谷から湯ノ花谷左岸尾根

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、山日和さん。

次の10m直瀑は手前の二俣を左に取って2段10mの美しい滝の下半を登って右へトラバース。本流の直瀑の落ち口に立つ。
2段8mの美しい簾滝を左から越えれば、うつろ谷最大の15mとも20mとも言われる大滝と対峙する。ここまでの渓相に加えて大滝の登場にふ~さんもご満悦の様子だ。
雨具を着込んでいつも通りの右端のラインを直登。ややぬめりがあるが、不安を覚えるほどではない。
滝上でセルフビレイを取ってロープダウン。確保しながらふ~さんの上がりを待つ。
「いやー、面白いね~。」実感である。なんとなれば、今日が今シーズン5回目の沢であるが、これまでまともに沢登りの楽しさを味わえたことがなかったのだ。

楽しそうな沢です。
今回はおもいっきり沢屋さんしてますねえ。
:D

 ここからが滝の連続となる。とにかく息もつかせぬという感じで5mから10m程度の滝が次々と現われて、片っ端から直登して行く。樋状の10m斜瀑はふ~さんが突撃。一見登りやすそうな階段状もぬめりがあって気が抜けない。
雨具は着たり脱いだり、この日の遡行に欠かせないアイテムとなった。

次の日に蛇谷に行きましたが肌寒かったです。
シャワークライムした後はカッパが手放せませんでした。


 両岸狭まった5mのチョックストン滝で行き詰った。はて、この沢で行き詰ることはなかったはずなのだが。右のスラブ状は上部で手がなく、左のバンドも外傾して嫌らしい。スラブをたわしで磨いたが効果はなかった。次に右手前のルンゼを登りかけたがずいぶん上まで追い上げられるようで断念。もう一度下りて考えていると単独者が追い着いて来た。ど真ん中のチョックストン直下を探っている。そうか、思い出した。単独者があきらめて下がったところでど真ん中ルートに取り付く。頭からシャワーを被って力技で這い上がった。
連結したスリングでふ~さんを引き上げて下を見ると単独者が右のルンゼで思案している。「来ますか?」と声を掛けると、スリングで簡易ハーネスをさっと作って、私の投げたスリングに繋いだ。この沢は30年振りに来たので初めてとほとんど変わらないということだった。「ありがとう、助かりました。」という言葉の割にはスリングをポーンと地面に投げたので、えっと思ったが、人生いろいろ、人それぞれということだろう。

歩いた経験のある人がいるだけで、大きく違いますねえ。
私はたろーさん、様様でした。


 チョックストン滝の上で右から10m滝を掛けた支流が入る。赤坂山へ直登する沢だろう。ここは記録がなく、一度上がってみたいところだ。
左の本流の奥には15mほどの段瀑がかかる。ずっと続いて来た連瀑帯の実質的最後の滝と言えるものだ。中段までは右側を簡単に上がり、残置スリングのある地点から瀑芯をまたぐようにして左に移り、最後は流芯を上がるというものだ。
ホールドは豊富にあるのだが、勢いよく落ちる水の中のものは見えにくく、手探り、足探りとなる。ここも頭からシャワーを浴びながら登りスリングを出した。メガネのふ~さんはやはりこういう時は不利のようで、上からホールドの位置を教えてなんとか登り切った。

水量はこんな感じなんですか?
 
 うつろ谷を遡行した登山者の9割以上は粟柄越から古道を出合へ下りるだろう。この道は雰囲気も良く好きな道でもあるのだが、ふ~さんには湯ノ花谷左岸尾根を紹介しよう。
 家族連れで賑わう赤坂山頂を越えて、P841mの近くまで高島トレイルを辿る。風の無いところではやはり暑い。
縦走路を外れてP841m方面へ入れば樹下の尾根となり、自然のクーラーが効いてきた。
 この尾根は耳川源流域の中でもお気に入りの尾根のひとつである。ほとんど下生えのない歩きやすい尾根はP727mにかけてのブナ林、P727mの台地のしっとりとした佇まいが魅力的だ。
しかしここの最大のセールスポイントは、P727mの下りで出会う幹回り6mを超すと思われるトチの巨樹だ。耳川源流域にはトチの巨木は多いが、こいつは別格である。ふ~さんも感嘆の声を上げている。まさに森の主の風格十分だ。

オプションまでついていましたか。
至れり尽くせりですねえ。
:mrgreen:

 鉄塔に出てからは、なかなか高度を落とさない、ジクザグに付けられた巡視路を辿る。この道は急なところがまったくない、実に足にやさしい道だ。
湯ノ花谷の流れの音が大きくなると出合に到着。うつろ谷までは一投足だ。
今月5回目の沢でやっと沢らしい遊び方ができた。それまでの鬱憤を一気に晴らすように水と戯れた一日だった。

お疲れ様でした。
いい沢登が出来ましたね。                    
うらやましい・・・

                                                      わりばし
SHIGEKI
記事: 1031
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 【若狭】涼味満点!! うつろ谷から湯ノ花谷左岸尾根

投稿記事 by SHIGEKI »

山日和さん こんばんは。


 美浜町役場で乗り合わせてうつろ谷出合へ向かう。ふ~さんは前から行きたかった沢らしい。私は今回でもう5回目だ。それだけ何度来ても楽しい沢だということだろう。
先週入った黒谷を過ぎて折戸谷の林道へ入る。途中の割谷には去年さかんに工事しているのを見た真新しい木製堰堤ができていた。


5回目!!!ですか  10年に一回で半世紀が過ぎますね~

木製の堰堤・・・この周辺ではやってるんですかいなぁ?



 次の10m直瀑は手前の二俣を左に取って2段10mの美しい滝の下半を登って右へトラバース。本流の直瀑の落ち口に立つ。
2段8mの美しい簾滝を左から越えれば、うつろ谷最大の15mとも20mとも言われる大滝と対峙する。ここまでの渓相に加えて大滝の登場にふ~さんもご満悦の様子だ。
雨具を着込んでいつも通りの右端のラインを直登。ややぬめりがあるが、不安を覚えるほどではない。
滝上でセルフビレイを取ってロープダウン。確保しながらふ~さんの上がりを待つ。


1回しか行ってない不肖Sもこの滝の登りは覚えてますわ。

上部でぬめってチトビビッタような気がします。

上からのロープがあると安心ですね  足下はラバー、フェルト?




 両岸狭まった5mのチョックストン滝で行き詰った。はて、この沢で行き詰ることはなかったはずなのだが。右のスラブ状は上部で手がなく、左のバンドも外傾して嫌らしい。スラブをたわしで磨いたが効果はなかった。次に右手前のルンゼを登りかけたがずいぶん上まで追い上げられるようで断念。もう一度下りて考えていると単独者が追い着いて来た。ど真ん中のチョックストン直下を探っている。そうか、思い出した。単独者があきらめて下がったところでど真ん中ルートに取り付く。頭からシャワーを被って力技で這い上がった。
連結したスリングでふ~さんを引き上げて下を見ると単独者が右のルンゼで思案している。「来ますか?」と声を掛けると、スリングで簡易ハーネスをさっと作って、私の投げたスリングに繋いだ。この沢は30年振りに来たので初めてとほとんど変わらないということだった。「ありがとう、助かりました。」という言葉の割にはスリングをポーンと地面に投げたので、えっと思ったが、人生いろいろ、人それぞれということだろう。


昔の画像見て、ここも思い出しました。さすがに的確に説明してますね。

んっ 山日和さんが出してあげたスリングを ・・・ですかいな!! 



縦走路を外れてP841m方面へ入れば樹下の尾根となり、自然のクーラーが効いてきた。
 この尾根は耳川源流域の中でもお気に入りの尾根のひとつである。ほとんど下生えのない歩きやすい尾根はP727mにかけてのブナ林、P727mの台地のしっとりとした佇まいが魅力的だ。
しかしここの最大のセールスポイントは、P727mの下りで出会う幹回り6mを超すと思われるトチの巨樹だ。耳川源流域にはトチの巨木は多いが、こいつは別格である。ふ~さんも感嘆の声を上げている。まさに森の主の風格十分だ。


この尾根、チェックしてます。 沢の下りなら夏でもあり ですね。

画像見てると、水量は多めだったんですか?

それにしても、読んでると、登攀力衰え知らず、どころかパワーアップしてますねぇ?

今季、すでに沢モード宴会イヤ全開ですね。

  では また 盛夏の淵で

      SHIGEKI
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山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【若狭】涼味満点!! うつろ谷から湯ノ花谷左岸尾根

投稿記事 by 山日和 »

わりばしさん、どうもです。

楽しそうな沢です。
今回はおもいっきり沢屋さんしてますねえ。


今年5本目なのに初沢みたいでした。 :lol:

[attachment=1]6_large_2_1.jpg[/attachment]
次の日に蛇谷に行きましたが肌寒かったです。
シャワークライムした後はカッパが手放せませんでした。


まだそれほど暑くなかったですからね。今週末からは真夏になりそう。そしたらカッパ要らずですね。

歩いた経験のある人がいるだけで、大きく違いますねえ。
私はたろーさん、様様でした。


4回来ててもルートを覚えてないってのも・・・(^_^;)

[attachment=0]P1140780_1.JPG[/attachment]
水量はこんな感じなんですか?

この日は少し多めという感じですかね。
 
オプションまでついていましたか。
至れり尽くせりですねえ。


私は沢を下るのがあまり好きではないんで、歩いて楽しい尾根を選びますね。

お疲れ様でした。
いい沢登が出来ましたね。                    
うらやましい・・・


うらやましいって、わりばしさんもいい沢登りしてるじゃないですか。 :mrgreen:

              山日和                                        
添付ファイル
P1140780_1.JPG
photo by ふ~さん
photo by ふ~さん
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山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【若狭】涼味満点!! うつろ谷から湯ノ花谷左岸尾根

投稿記事 by 山日和 »

SHIGEKIさん、どうもです。

5回目!!!ですか  10年に一回で半世紀が過ぎますね~

木製の堰堤・・・この周辺ではやってるんですかいなぁ?


途中で会った人は30年で2回目ですから、次回は2043年?
木製の堰堤はやさしくてなかなかいいですよ。(無い方がいいけど)

[attachment=0]P1140762_1.JPG[/attachment]
1回しか行ってない不肖Sもこの滝の登りは覚えてますわ。

上部でぬめってチトビビッタような気がします。

上からのロープがあると安心ですね  足下はラバー、フェルト?


傾斜がそれほどでもないので助かりますね。ぬめり対策にタワシを持って行きましたが、あまり役立たずでした。
足元はもちろんフェルトですね。ラバーソールで何気なく岩の上に立とうとして完ぺきにこけたことがあって、
それ以来関西の沢では信用置けなくなりました。高巻きの時は威力を発揮するんですが。

昔の画像見て、ここも思い出しました。さすがに的確に説明してますね。

んっ 山日和さんが出してあげたスリングを ・・・ですかいな!! 


ここも4回通過してるのに???でした。
スリングはもちろん私のですよ。

[attachment=2]25_large_1.jpg[/attachment]
この尾根、チェックしてます。 沢の下りなら夏でもあり ですね。

画像見てると、水量は多めだったんですか?


去年、割谷に入ろうとして増水してたのでこの尾根を上がりました。日が当たらないので少しでも風があれば涼しいですよ。
水量はやや多めってとこですか。

[attachment=1]P1140913_1.JPG[/attachment]
それにしても、読んでると、登攀力衰え知らず、どころかパワーアップしてますねぇ?

今季、すでに沢モード宴会イヤ全開ですね。


いやいや。書いてるだけです。(^^ゞ
沢へのモチは少し戻ったようです。

                  山日和  
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P1140762_1.JPG
P1140913_1.JPG
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photo by ふ~さん
ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 【若狭】涼味満点!! うつろ谷から湯ノ花谷左岸尾根

投稿記事 by ふ~さん »

山日和さん、おはようございます。お誘い頂きありがとうございます。

二週続けての赤坂山でした。先週は三国山、赤坂山と歩き、乗鞍岳にも足を伸ばしたので、まさか連続で赤坂山に登るとは思ってもみませんでした。

 
ふ~さんからメールが入った。11時に刀根PAに行けそうもないので美浜にしてほしいとのことだ。結局美浜のローソンで顔を合わせたのは0時半を回っていた。定宿にしている某所に移動して宴会開始。ここはトイレ、東屋、滑り台完備のいい泊り場である。
それだけではありません。シーソーだってあります。「二人でシーソーに乗りながら飲もう!」という趣向は貴君に拒否されましたが・・・

 
ふと時計を見ると3時だった。こりゃ寝る時間がないぞ。
全く時間の感覚を失ってしまいました。三時とは驚きです。

 
次の10m直瀑は手前の二俣を左に取って2段10mの美しい滝の下半を登って右へトラバース。本流の直瀑の落ち口に立つ。
2段8mの美しい簾滝を左から越えれば、うつろ谷最大の15mとも20mとも言われる大滝と対峙する。ここまでの渓相に加えて大滝の登場にふ~さんもご満悦の様子だ。
雨具を着込んでいつも通りの右端のラインを直登。ややぬめりがあるが、不安を覚えるほどではない。
朝は暑いほどでしたが、滝のシャワーを浴びると寒いほど。雨具を着て丁度良かったですね。それにしても素晴らしい大滝です。明るい右岸側の崩壊跡が夏草に埋まり、キンコウカの花がきれいでした。
 両岸狭まった5mのチョックストン滝で行き詰った。はて、この沢で行き詰ることはなかったはずなのだが。右のスラブ状は上部で手がなく、左のバンドも外傾して嫌らしい。スラブをたわしで磨いたが効果はなかった。次に右手前のルンゼを登りかけたがずいぶん上まで追い上げられるようで断念。もう一度下りて考えていると単独者が追い着いて来た。ど真ん中のチョックストン直下を探っている。そうか、思い出した。単独者があきらめて下がったところでど真ん中ルートに取り付く。頭からシャワーを被って力技で這い上がった。
たわしはすぐれモノかと思ったんですが、なかなか手強いぬめりでした~。しかし、初志貫徹、シャワーを厭わず直登が正解だったとは・・・
連結したスリングでふ~さんを引き上げて下を見ると単独者が右のルンゼで思案している。「来ますか?」と声を掛けると、スリングで簡易ハーネスをさっと作って、私の投げたスリングに繋いだ。この沢は30年振りに来たので初めてとほとんど変わらないということだった。「ありがとう、助かりました。」という言葉の割にはスリングをポーンと地面に投げたので、えっと思ったが、人生いろいろ、人それぞれということだろう。
物静かな単独の方でしたね。ご無事で下山されましたでしょうかねぇ。

 
チョックストン滝の上で右から10m滝を掛けた支流が入る。赤坂山へ直登する沢だろう。ここは記録がなく、一度上がってみたいところだ。
左の本流の奥には15mほどの段瀑がかかる。ずっと続いて来た連瀑帯の実質的最後の滝と言えるものだ。中段までは右側を簡単に上がり、残置スリングのある地点から瀑芯をまたぐようにして左に移り、最後は流芯を上がるというものだ。
ホールドは豊富にあるのだが、勢いよく落ちる水の中のものは見えにくく、手探り、足探りとなる。ここも頭からシャワーを浴びながら登りスリングを出した。メガネのふ~さんはやはりこういう時は不利のようで、上からホールドの位置を教えてなんとか登り切った。
一人で遡行すると安全策を取りがちですが、パーティーがあればいきおい突っ込んでしまいますよね。それにしても、さすがの登りでしたよ。このあたりの連瀑帯はしびれますね~
 この後もいくつか小滝が現われるが、やがてはやさしいナメが続いて、三国山へ向かう支流との二俣に着いた。先ほどの単独者が地図を見ていたので、ツメの状況をアドバイスする。
 ここから渓相は一変して、ほとんど傾斜のない細い流れが続く。尾根はそこに見えているが、本流は県境稜線に最接近してから直角に向きを変え、稜線と並行して北上している。
いよいよ源流部。溝型がゆるゆると登っていく最後の詰めですね。
 一番スッキリしているのは屈曲部あたりですぐ上の登山道に上がることだが、ふ~さんの希望で源頭まで行くことにした。
沢のど真ん中を大岩がゴロゴロと塞いだり、ヤブが被さってきたりと、あまり快適とは言えないツメである。最後は潅木のヤブに捕まって、木の間越しに見回すと、右手に明王の禿の白い砂地が見えた。距離はないがタチの悪いヤブだ。
ここは少し戻って、右に入ったところでヤブ無しの斜面を上がればすぐに登山道。これは初めてここを訪れた時と同じパターンのような気がする。
お手を煩わせましたが、最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。
 さすがに人気の山らしく、明王の禿では数名の登山者がランチタイムを楽しんでいた。赤坂山の山頂にも人影が見える。
遡行終了点で人に会う経験が少ないのでどうも居心地が悪い。
ここは展望が良く、特に琵琶湖側は大きく開けて、マキノのメタセコイヤ並木もよくわかる。ふ~さんは先週も三国山からここへ来たらしい。その時はあまり展望がなかったようで大喜びだ。
滋賀県側の崩壊した斜面沿いに少し離れた砂ザレの小ピークでランチとした。日陰が恋しい日差しだが、幸い風が吹いているので日なたでも結構涼しい。
居心地が悪い・・・というのが、いかにも緊急指名手配中の山日和さん。あの小ピークは明王ノ禿や赤坂山、琵琶湖方面を眺める絶好の場所でした。
 うつろ谷を遡行した登山者の9割以上は粟柄越から古道を出合へ下りるだろう。この道は雰囲気も良く好きな道でもあるのだが、ふ~さんには湯ノ花谷左岸尾根を紹介しよう。
 家族連れで賑わう赤坂山頂を越えて、P841mの近くまで高島トレイルを辿る。風の無いところではやはり暑い。
縦走路を外れてP841m方面へ入れば樹下の尾根となり、自然のクーラーが効いてきた。
 この尾根は耳川源流域の中でもお気に入りの尾根のひとつである。ほとんど下生えのない歩きやすい尾根はP727mにかけてのブナ林、P727mの台地のしっとりとした佇まいが魅力的だ。
しかしここの最大のセールスポイントは、P727mの下りで出会う幹回り6mを超すと思われるトチの巨樹だ。耳川源流域にはトチの巨木は多いが、こいつは別格である。ふ~さんも感嘆の声を上げている。まさに森の主の風格十分だ。
まさか、こんな素晴らしい場所があろうとは。巨大な栃には息をのみます。この長い時を生き抜いてきた自信に満ちあふれていましたね。
 先ほどから湯ノ花谷方面で工事の音のようなものが聞こえていた。樹間から透かし見ると、対岸の鉄塔の下あたりで作業をしているようだ。どうも気になる。
トチの右下手には見慣れないピンクのテープがあった。ずいぶん踏まれた道らしい道が上流方向へトラバースするように付けられている。これまで気が付かなかったが、この道は巡視路だろうか。あの工事の正体と合わせて解明してみたいものである。
不思議な踏み跡です。山日和さんのことだから、いっそのことこのまま辿って謎を解こうなんて言い出すかと思いましたよ。

 
鉄塔に出てからは、なかなか高度を落とさない、ジクザグに付けられた巡視路を辿る。この道は急なところがまったくない、実に足にやさしい道だ。
湯ノ花谷の流れの音が大きくなると出合に到着。うつろ谷までは一投足だ。
今月5回目の沢でやっと沢らしい遊び方ができた。それまでの鬱憤を一気に晴らすように水と戯れた一日だった。
しっかり沢遊びを堪能。素晴らしい沢旅でした。おつきあい頂き、ありがとうございます!

 ふ~さん
アバター
山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【若狭】涼味満点!! うつろ谷から湯ノ花谷左岸尾根

投稿記事 by 山日和 »

ふ~さん、どうもです。お疲れさんでした。

二週続けての赤坂山でした。先週は三国山、赤坂山と歩き、乗鞍岳にも足を伸ばしたので、まさか連続で赤坂山に登るとは思ってもみませんでした。

普通の人は2週続けて赤坂山に登らないでしょう。ふ~さんがフツーでないことが証明されました。

それだけではありません。シーソーだってあります。「二人でシーソーに乗りながら飲もう!」という趣向は貴君に拒否されましたが・・・

木馬がなくてよかった・・・

全く時間の感覚を失ってしまいました。三時とは驚きです。

中身のない話をしてると時間の経つのは早いものです。

 朝は暑いほどでしたが、滝のシャワーを浴びると寒いほど。雨具を着て丁度良かったですね。それにしても素晴らしい大滝です。明るい右岸側の崩壊跡が夏草に埋まり、キンコウカの花がきれいでした。

雨具なしなら震え上がってたでしょうね。ちなみに崩壊跡は左岸です。

[attachment=3]P1140754_1.JPG[/attachment]
たわしはすぐれモノかと思ったんですが、なかなか手強いぬめりでした~。しかし、初志貫徹、シャワーを厭わず直登が正解だったとは・・・

ミニたわしだと効率が悪いですね。大きな亀の子たわしの方が良かった。亀の頭も大きい方が役立ちますし・・・ :mrgreen:

物静かな単独の方でしたね。ご無事で下山されましたでしょうかねぇ。

私もふ~さんと一緒でなければ「物静かな単独の方」なんですが・・・(^_^;)

[attachment=2]P1140776_1.JPG[/attachment]
一人で遡行すると安全策を取りがちですが、パーティーがあればいきおい突っ込んでしまいますよね。それにしても、さすがの登りでしたよ。このあたりの連瀑帯はしびれますね~

単独よりパーティーの方が危険度が高いという新説ですね。(^^ゞ

[attachment=1]P1140855_1.JPG[/attachment]
いよいよ源流部。溝型がゆるゆると登っていく最後の詰めですね。

お手を煩わせましたが、最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。


ホントは最後の鞍部から県境をヤブコギしたかったんじゃないの? :mrgreen:

居心地が悪い・・・というのが、いかにも緊急指名手配中の山日和さん。あの小ピークは明王ノ禿や赤坂山、琵琶湖方面を眺める絶好の場所でした。

変装してればバレないから大丈夫ですよ。(^^ゞ
いい場所なんだけど、人が多いと落ち着かなくてね・・・

まさか、こんな素晴らしい場所があろうとは。巨大な栃には息をのみます。この長い時を生き抜いてきた自信に満ちあふれていましたね。

このトチを見てほしかったんでね~。甲森谷のトチとカツラのワンダーランドには負けるけど、なかなかのものだったでしょう。 :D

[attachment=0]P1140914_1.JPG[/attachment]
不思議な踏み跡です。山日和さんのことだから、いっそのことこのまま辿って謎を解こうなんて言い出すかと思いましたよ。

実はふ~さんも行きたかったんじゃないの?

しっかり沢遊びを堪能。素晴らしい沢旅でした。おつきあい頂き、ありがとうございます!

何回行っても面白い沢です。ではまたね~。(^^)/

                     山日和
添付ファイル
この道はどこへ・・・
この道はどこへ・・・
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越前
記事: 217
登録日時: 2012年5月16日(水) 15:43

Re: 【若狭】涼味満点!! うつろ谷から湯ノ花谷左岸尾根

投稿記事 by 越前 »

山日和さん、今晩は。

今回の沢レポには、全体に明るさと楽しさが満ち溢れているようです。
ソレもそのはずなんと今季五回目にしてやっと、心ゆくまで楽しめる沢登りになったからですね~。

2,3日前には心配していた天気もまったくの青空だ。2週連続、今月すでに3回目の美浜入りだが、今日が一番の天気となった。

沢登りで切り取られた青空であったとしても、やはり曇り空のときよりも楽しさには大きく影響します。


美浜町役場で乗り合わせてうつろ谷出合へ向かう。ふ~さんは前から行きたかった沢らしい。私は今回でもう5回目だ。それだけ何度来ても楽しい沢だということだろう
「だろう」じゃないですね。
誰が行っても、絶対に楽しめる沢だと言い切っても大丈夫な沢です。ホント、この沢は面白かったですね~。


まずは挨拶代わりの10m滝。滝壺に沈む倒木を伝って右岸へ渡り、そのまま滝身の左を上がる。早くも涼味満点である。

昨年ワタシはこの滝で先ずつまづいて、二十分ほどもかかってしまいました。たまたま読んできた記録の記述に惑わされてしまったからです。
ああそうか、自分の技量のコトもあるし、必ずしも沢登りには正解というものはないのだと実感しました。
沢登りは、できるだけ「初見」で自分で考えてクリアしていくべきなんだとそのとき学習した次第です。


次の10m直瀑は手前の二俣を左に取って2段10mの美しい滝の下半を登って右へトラバース。本流の直瀑の落ち口に立つ。
2段8mの美しい簾滝を左から越えれば、うつろ谷最大の15mとも20mとも言われる大滝と対峙する。ここまでの渓相に加えて大滝の登場にふ~さんもご満悦の様子だ。

どんな滝でしたっけか? も~、すっかりと忘れてますね~。 :oops:
でもそ~なると次に行った時もまた十分楽しめるワケだから、自分の記録なんかを読み返したりしないほうがいいのかな?


 ここからが滝の連続となる。とにかく息もつかせぬという感じで5mから10m程度の滝が次々と現われて、片っ端から直登して行く。樋状の10m斜瀑はふ~さんが突撃。一見登りやすそうな階段状もぬめりがあって気が抜けない。

ホント楽しそうですね。呼んでいてもワクワクしてきます。
梅雨明けしたとたんのこの暑さ、「山登り」しかなかったいままでの私とは違い、今年の自分には「沢登り」があるということで気持ち的な余裕が大分違います。


両岸狭まった5mのチョックストン滝で行き詰った。はて、この沢で行き詰ることはなかったはずなのだが。右のスラブ状は上部で手がなく、左のバンドも外傾して嫌らしい。スラブをたわしで磨いたが効果はなかった。
「たわし」ですか?
へ~、いろいろと勉強にもなります。こっそりそのアイテムいただきま~す。


チョックストン滝の上で右から10m滝を掛けた支流が入る。赤坂山へ直登する沢だろう。ここは記録がなく、一度上がってみたいところだ
懸垂下降の用意をして、時間をかけて支流めぐりなんてのも面白そうですね。


左の本流の奥には15mほどの段瀑がかかる。ずっと続いて来た連瀑帯の実質的最後の滝と言えるものだ。中段までは右側を簡単に上がり、残置スリングのある地点から瀑芯をまたぐようにして左に移り、最後は流芯を上がるというものだ。
ホールドは豊富にあるのだが、勢いよく落ちる水の中のものは見えにくく、手探り、足探りとなる。ここも頭からシャワーを浴びながら登りスリングを出した。

ここは印象深かったのかワタシも覚えています。
ルート的にはこれに近いとか思いますが、さほどの水はかぶってなかったように思います。(水量が違うのかな?)


ここから渓相は一変して、ほとんど傾斜のない細い流れが続く。尾根はそこに見えているが、本流は県境稜線に最接近してから直角に向きを変え、稜線と並行して北上している。

ワタシはナニを思ったのか、ここらへんで支流に迷い込んでしまいました。(^^ゞ
まるで違うピークをめざしてやぶこぎしてまして・・・紙の地図を持っていなかったのが敗因?でしたね。
だいぶ登ってからGPSをよく見ての「うぎゃ~」でした・・・。


沢のど真ん中を大岩がゴロゴロと塞いだり、ヤブが被さってきたりと、あまり快適とは言えないツメである
大岩の隙間を抜けたりして私にはおもしろいトコロでしたよ。


 さすがに人気の山らしく、明王の禿では数名の登山者がランチタイムを楽しんでいた。赤坂山の山頂にも人影が見える。
遡行終了点で人に会う経験が少ないのでどうも居心地が悪い。

夕方だったので、ヒトはもうほとんどいませんでした。
でも一人だけテント装備のでっかいザックの単独者が、高島トレイルスルーに挑戦していました。


うつろ谷を遡行した登山者の9割以上は粟柄越から古道を出合へ下りるだろう。この道は雰囲気も良く好きな道でもあるのだが、ふ~さんには湯ノ花谷左岸尾根を紹介しよう。

湯ノ花谷左岸尾根ですか。
山日和さんおススメ尾根とあらば、それは歩いてみる価値がありますね。


鉄塔に出てからは、なかなか高度を落とさない、ジクザグに付けられた巡視路を辿る。この道は急なところがまったくない、実に足にやさしい道だ。
湯ノ花谷の流れの音が大きくなると出合に到着。うつろ谷までは一投足だ。
今月5回目の沢でやっと沢らしい遊び方ができた。それまでの鬱憤を一気に晴らすように水と戯れた一日だった。

ん~、こんな生き生きとしたレポを読ませていただくと、やっぱり私もまたここへ行きたくなりました。
マジで「支流巡り」してみようかな~?

いっとき暑さを忘れさせていただきました。
ありがとうございます。


PS/ 私の失くしたGPSの件ですが、現在の携帯をスマホに買い換えるという方向で検討中です。
今月下旬以降に電池容量最大機種がリリースとのことなので、現在は発売待ちとなっています。
「専門家」にも色々聞いて見ますが、山日和さんを初めとしてコチラでもよろしくお願いいたします。
越前
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山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【若狭】涼味満点!! うつろ谷から湯ノ花谷左岸尾根

投稿記事 by 山日和 »

越前さん、どうもです。

今回の沢レポには、全体に明るさと楽しさが満ち溢れているようです。
ソレもそのはずなんと今季五回目にしてやっと、心ゆくまで楽しめる沢登りになったからですね~。


そりゃそうですよ~。これまでのレポを読めばわかるでしょう~。(^_^;)

沢登りで切り取られた青空であったとしても、やはり曇り空のときよりも楽しさには大きく影響します。

モチの上がり方が全然違いますね。

[attachment=2]P1140748_1.JPG[/attachment]
「だろう」じゃないですね。
誰が行っても、絶対に楽しめる沢だと言い切っても大丈夫な沢です。ホント、この沢は面白かったですね~。


そう言えば越前さんも去年行ってましたね。

昨年ワタシはこの滝で先ずつまづいて、二十分ほどもかかってしまいました。たまたま読んできた記録の記述に惑わされてしまったからです。

右壁を直登という記録もあるし、左から巻きの記録もあります。

ああそうか、自分の技量のコトもあるし、必ずしも沢登りには正解というものはないのだと実感しました。

その通りです。同じ沢でも水量その他の条件によって全く違う沢になったりするし、遡行者の感性や技量によって
印象が変わってきます。

どんな滝でしたっけか? も~、すっかりと忘れてますね~。 :oops:
でもそ~なると次に行った時もまた十分楽しめるワケだから、自分の記録なんかを読み返したりしないほうがいいのかな?


ええーっ、他の滝は忘れてもこの滝だけは忘れないと思うんだけど・・・ :shock:

[attachment=4]5_large_1.jpg[/attachment]
ホント楽しそうですね。呼んでいてもワクワクしてきます。
梅雨明けしたとたんのこの暑さ、「山登り」しかなかったいままでの私とは違い、今年の自分には「沢登り」があるということで気持ち的な余裕が大分違います。



そうそう。最近の異常な暑さでは高山以外尾根歩きをする気力がなくなります。沢なら暑さ知らずで楽しめますからね。
でも単独の沢は十二分に注意して下さいよ。

[attachment=1]P1140812_1.JPG[/attachment]
「たわし」ですか?
へ~、いろいろと勉強にもなります。こっそりそのアイテムいただきま~す。


ぬめり取りに役立ちます。あんまり夢中になって磨いてると時間切れになりますよ。 :mrgreen:

>チョックストン滝の上で右から10m滝を掛けた支流が入る。赤坂山へ直登する沢だろう。ここは記録がなく、一度上がってみたいところだ
懸垂下降の用意をして、時間をかけて支流めぐりなんてのも面白そうですね。


最初の左からの支流もなかなか面白そうですよ。

ここは印象深かったのかワタシも覚えています。
ルート的にはこれに近いとか思いますが、さほどの水はかぶってなかったように思います。(水量が違うのかな?)


これは覚えてましたか。(^^ゞ

[attachment=3]27_large_1.jpg[/attachment]
ワタシはナニを思ったのか、ここらへんで支流に迷い込んでしまいました。(^^ゞ
まるで違うピークをめざしてやぶこぎしてまして・・・紙の地図を持っていなかったのが敗因?でしたね。
だいぶ登ってからGPSをよく見ての「うぎゃ~」でした・・・。


まあ、それもまた良しです。 :D

夕方だったので、ヒトはもうほとんどいませんでした。
でも一人だけテント装備のでっかいザックの単独者が、高島トレイルスルーに挑戦していました。


下山が読めるところではそれもいいですね。夕方の山というのは違った雰囲気があっていいです。

湯ノ花谷左岸尾根ですか。
山日和さんおススメ尾根とあらば、それは歩いてみる価値がありますね。


この付近はおすすめの尾根だらけですよ。 :lol:

[attachment=0]34_large_1.jpg[/attachment]
ん~、こんな生き生きとしたレポを読ませていただくと、やっぱり私もまたここへ行きたくなりました。
マジで「支流巡り」してみようかな~?


おほめ頂きありがとさんです。しかし5回も行きながら支流を知らないってのも・・・

PS/ 私の失くしたGPSの件ですが、現在の携帯をスマホに買い換えるという方向で検討中です。
今月下旬以降に電池容量最大機種がリリースとのことなので、現在は発売待ちとなっています。
「専門家」にも色々聞いて見ますが、山日和さんを初めとしてコチラでもよろしくお願いいたします。


私も10日ほど前にようやくスマホデビューしました。早速「地図ロイド」をインストールしましたが、画面も大きく
見やすくていいですね。ドコモのELUGA P P-3Eです。
越前さんの言ってるのはドコモ以外のキャリアでしょうか? 繋がることを主眼にすればドコモになりますねえ。
GPSもずいぶん安くなりました。私が初めて買った頃は、本体が12万に地図が2万という恐ろしい値段。
今ではオレゴンでさえ3万ほどで買えちゃうんですからいい時代です。

                   山日和
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
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Re: 【若狭】涼味満点!! うつろ谷から湯ノ花谷左岸尾根

投稿記事 by 柳川洞吹 »

山日和さん こんばんは

 美浜町役場で乗り合わせてうつろ谷出合へ向かう。ふ~さんは前から行きたかった沢らしい。
 私は今回でもう5回目だ。それだけ何度来ても楽しい沢だということだろう。


うつろ谷でしたか。
もう5回目なんですね。

 うつろ谷出合に着いて驚いた。割谷と同じ堰堤がいきなり鎮座しているではないか。

いろいろ出来上がってきます。

 さすがに人気の山らしく、明王の禿では数名の登山者がランチタイムを楽しんでいた。
 赤坂山の山頂にも人影が見える。
 遡行終了点で人に会う経験が少ないのでどうも居心地が悪い。


木曽駒ヶ岳の人混みよりましでしょ。

 ここは展望が良く、特に琵琶湖側は大きく開けて、マキノのメタセコイヤ並木もよくわかる。
 ふ~さんは先週も三国山からここへ来たらしい。その時はあまり展望がなかったようで大喜びだ。


ふ~さんは、最近明王の禿に入れあげてるんですか。

 うつろ谷を遡行した登山者の9割以上は粟柄越から古道を出合へ下りるだろう。
 この道は雰囲気も良く好きな道でもあるのだが、ふ~さんには湯ノ花谷左岸尾根を紹介しよう。
 この尾根は耳川源流域の中でもお気に入りの尾根のひとつである。
 ほとんど下生えのない歩きやすい尾根はP727mにかけてのブナ林、P727mの台地のしっとりとした佇まいが魅力的だ。


これも、ふ~さん、大喜びだったでしょ。

 先ほどから湯ノ花谷方面で工事の音のようなものが聞こえていた。
 樹間から透かし見ると、対岸の鉄塔の下あたりで作業をしているようだ。どうも気になる。
 トチの右下手には見慣れないピンクのテープがあった。
 ずいぶん踏まれた道らしい道が上流方向へトラバースするように付けられている。
 これまで気が付かなかったが、この道は巡視路だろうか。あの工事の正体と合わせて解明してみたいものである。


これは何してるんでしょうね。

 この道は急なところがまったくない、実に足にやさしい道だ。
 湯ノ花谷の流れの音が大きくなると出合に到着。うつろ谷までは一投足だ。
 今月5回目の沢でやっと沢らしい遊び方ができた。
 それまでの鬱憤を一気に晴らすように水と戯れた一日だった。


帰りは当然、三方温泉ですね。
まてよ、これじゃふ~さんは方向が違うから、ららぽーとだったかな。

よい山旅を!
                           洞吹(どうすい)
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山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【若狭】涼味満点!! うつろ谷から湯ノ花谷左岸尾根

投稿記事 by 山日和 »

洞吹さん、どうもです。

うつろ谷でしたか。
もう5回目なんですね。


最初は洞吹さんと一緒でしたね。

いろいろ出来上がってきます。


[attachment=2]P1140720_1.JPG[/attachment][attachment=0]P1140916_1.JPG[/attachment]
折戸谷の奥でもヘリで盛んに資材運び込んで、何やら工事している様子でしたよ。

> 遡行終了点で人に会う経験が少ないのでどうも居心地が悪い。

木曽駒ヶ岳の人混みよりましでしょ。


そりゃそうですが・・・

ふ~さんは、最近明王の禿に入れあげてるんですか。

何か感じるものがあるんでしょうか? :mrgreen:

[attachment=1]P1140871_1.JPG[/attachment]
> ほとんど下生えのない歩きやすい尾根はP727mにかけてのブナ林、P727mの台地のしっとりとした佇まいが魅力的だ。

これも、ふ~さん、大喜びだったでしょ。


もちろんです。

> 先ほどから湯ノ花谷方面で工事の音のようなものが聞こえていた。
 樹間から透かし見ると、対岸の鉄塔の下あたりで作業をしているようだ。どうも気になる。
 
これは何してるんでしょうね。


下の鉄塔が去年塗装し直されたようでした。その絡みかな?

帰りは当然、三方温泉ですね。
まてよ、これじゃふ~さんは方向が違うから、ららぽーとだったかな。


ふ~さんはお急ぎで、温泉無しで帰りました。
でも結局リラポート。(ららぽーとはショッピングセンターです^^;)
2週連続でしたが、ここはゆっくりできていいです。(*^^)v

              山日和  
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