【 湖 西 】脳みそ溶かしの小栗

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SHIGEKI
記事: 1031
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

【 湖 西 】脳みそ溶かしの小栗

投稿記事 by SHIGEKI »

 
~ 百里ヶ岳から木地山峠を経て山毛欅に酔う ~
【 日 付 】 '13/6/8
【 山 域 】 百里ヶ岳、小栗
【 天 候 】 晴れ
【コースタイム】
  P6:45-二股8:00-登山道9:13-シチクレ峠9:26-百里ヶ岳10:00/:20-
  木地山峠11:10/:20-小栗12:23/13/55-木地山峠15:27-P16:53

 梅雨入りは宣言だけで好天続きとなり、計画通り湖西(野坂?)第2弾の小栗周辺散策へと向かう。
 早朝の琵琶湖大橋を渡り、2年前に住んでいた懐かしの堅田を過ぎ、鯖街道を走る。
 中止になったがダム建設のおかげで立派になった道路を快調に進み、6年前と同じ三叉路の空き地に相棒を停めた。
その6年前の6月、行きも帰りも出会った釣師にイワナとアマゴを頂いた記憶が淡い期待を抱かせたのかもしれない。

 登山地図に点線が記載されている南谷沿いに登ってまずはシチクレ峠へと向かう。
木地山峠へのルートを右に見て、左股となる南谷沿いの林道跡を歩く。
奥の二股でも林道跡をたどり右股へと入ったが、林道の途絶えたその先には踏み跡すら見あたらない。
一旦、二股に戻って対岸の尾根を見ると踏み跡らしきものがありそうだが、目の前の流れに本能的に引き寄せられて左股となる谷を登りだした。

 砂地の両岸が狭く切り立ってきて、トラバもズルズル滑り、谷中には源流によくある2m程のヌルヌルの滝が行く手を阻む。
点線ルートを外してしまったのは明らかだが、もう少し登れば登山道に出るのも間違いない。砂地のトラバースから急斜面だが少しは樹木
のある小尾根を選択して腕力でグイグイ登る。
 
 予定外の強行登攀で、脳みそ溶けるどころか体中の血が沸き立ち、汗だくとなってしまった。
登山道に出ると6月なのに5月の薫風が汗を乾かし、心を潤してくれる。
急登の尾根
急登の尾根
 稜線の登山道をひと歩きで登りつくはずだったシチクレ峠に出た。
山毛欅の木陰の静かな広場だ。
後で登山地図をよく見るとここは小さな尾根の峠地広場だった。

しばらく登山道を行くと急斜面に広がる見事な山毛欅の林となり、その上が百里ヶ岳頂上だった。
百里ヶ岳はたくさんの人が訪れるのだろう雑然とした感がある広場だった。
頂上直下
頂上直下
少し休憩して登山道を木地山峠へと下る。
途中、3人の単独登山者と出会ったのがこの日遭遇した全ての人だった。

 木地山峠は6年前と変わらず古道の雰囲気を保っていた。
ここからは小栗へと往復ルートをとる。
P825桜谷山から小栗の間は、山毛欅仙人のたまう脳みそ溶かしながら何度歩いてもあきな尾根なのだから、通り過ぎるだけではバチが当たろう。
 桜谷山までは近江側が植林となっているので行きで左ばっかり向いて固まった首をほぐすため右を向いて歩く復路が必要不可欠なのである。

 ゴタクはともかく木地山峠から左寄りに歩いて、桜谷山は手前で早めにトラバして小栗への尾根に乗った。
 尾根の左側(南)は急斜面に山毛欅の林、右側は稜線にとけ込むような源頭の緩やかなうねりに山毛欅の林、尾根上は言うに及ばない。
その山名とおり栗の木など数種の自然林が適度に混じり、樹肌や新緑の色合い、立姿の違いを見せてくれている。
脳みそ溶かし
脳みそ溶かし
 こんな尾根を緩やかに何度か上り下りして、広い林の中の小栗に辿り着いた。
静かだ。
鳥のさえずりだけがやさしく響く澄んだ空気の中、山毛欅の葉からの木漏れ日の揺らぎがサワサワと聞こえてきそうだ。

 北側の木の葉越しに蒼穹と山並みをみながらの遅めのランチとした。
6月の薫風、この上なく空気が旨いが、これだけでは腹はふくれない。
きょうも豪華ランチをガッツリ、ゆったり戴き、心も体も栄養満点だ。

帰路は二度目の脳みそ溶かしの山毛欅に酔い、木地山峠からは北谷沿いの登山道を足早に下った。

SHIGEKI
アバター
山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【 湖 西 】脳みそ溶かしの小栗

投稿記事 by 山日和 »

SHIGEKIさん、こんばんは。

 登山地図に点線が記載されている南谷沿いに登ってまずはシチクレ峠へと向かう。
木地山峠へのルートを右に見て、左股となる南谷沿いの林道跡を歩く。
奥の二股でも林道跡をたどり右股へと入ったが、林道の途絶えたその先には踏み跡すら見あたらない。
一旦、二股に戻って対岸の尾根を見ると踏み跡らしきものがありそうだが、目の前の流れに本能的に引き寄せられて左股となる谷を登りだした。


私も9年前にここを歩きました。(ニフティのバリ西にレポアップしてました)
奥の二俣の中間尾根を上がりましたが、歩きやすい尾根でしたよ。

 予定外の強行登攀で、脳みそ溶けるどころか体中の血が沸き立ち、汗だくとなってしまった。
登山道に出ると6月なのに5月の薫風が汗を乾かし、心を潤してくれる。


いいウォーミングアップ?になりましたね。 :mrgreen:

しばらく登山道を行くと急斜面に広がる見事な山毛欅の林となり、その上が百里ヶ岳頂上だった。
百里ヶ岳はたくさんの人が訪れるのだろう雑然とした感がある広場だった。


この山頂は妙に開け過ぎて落ち着きません。手前のブナ林はいいんですけどねえ。

 木地山峠は6年前と変わらず古道の雰囲気を保っていた。


この峠は雰囲気ありますねえ。滋賀県側は植林でダメですが。

 桜谷山までは近江側が植林となっているので行きで左ばっかり向いて固まった首をほぐすため右を向いて歩く復路が必要不可欠なのである。

それ、わかりますわ。私もよく書いてました。

 尾根の左側(南)は急斜面に山毛欅の林、右側は稜線にとけ込むような源頭の緩やかなうねりに山毛欅の林、尾根上は言うに及ばない。
その山名とおり栗の木など数種の自然林が適度に混じり、樹肌や新緑の色合い、立姿の違いを見せてくれている。


いい尾根でしょう~。そこそこの大木も多く、実に見ごたえのあるブナ林です。右の松永川源頭部がまたよろしおま。

http://www.ejanaika.com/forum/8192.html

 こんな尾根を緩やかに何度か上り下りして、広い林の中の小栗に辿り着いた。
静かだ。
鳥のさえずりだけがやさしく響く澄んだ空気の中、山毛欅の葉からの木漏れ日の揺らぎがサワサワと聞こえてきそうだ。


ゆったりとしたいい尾根です。この尾根を歩いた後の小栗は少し物足りなく感じるかも。

 きょうも豪華ランチをガッツリ、ゆったり戴き、心も体も栄養満点だ。

今日も「近江牛」ですか?(^^ゞ

帰路は二度目の脳みそ溶かしの山毛欅に酔い、木地山峠からは北谷沿いの登山道を足早に下った。

北谷沿いの道はずっと植林じゃないですか?
与助谷山まで尾根を進んで下りるのもひとつの手ですよ。

              山日和
とよ
記事: 88
登録日時: 2012年2月23日(木) 16:50

Re: 【 湖 西 】脳みそ溶かしの小栗

投稿記事 by とよ »

SHIGEKIさん、初めまして!
山日和さん、こんばんは。
去年のノロ尾のスノー衆に申し込んだ者です。
(延期になって行けませんでしたが)。

私も先月末に小栗に行って来ましたが、脳みそとろけました〜〜〜 :D
(私は上根来の東登山口から登って、桜谷山まで行って引き返してかやの峠から上根来に降りました)

特に、小栗手前のブナ林がいいですね!
去年歩いた駒ヶ岳から百里の稜線も良かったですが、小栗周辺は整備されてなくていいですね。
大御影の大日ほど大きなブナばかりではないですが、適度の大きな木があって癒されました。

次は、下根来からか、山日和さんお勧めの松永川から登ってみたいです。


とよ
SHIGEKI
記事: 1031
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 【 湖 西 】脳みそ溶かしの小栗

投稿記事 by SHIGEKI »

山日和さん、こんばんは。

山日和さんの脳みそ吸ってりっぱな山毛欅に育ってました。




私も9年前にここを歩きました。(ニフティのバリ西にレポアップしてました)
奥の二俣の中間尾根を上がりましたが、歩きやすい尾根でしたよ。


懐かしい niftyでしたか!! その頃、この周辺のrep呼んでてもチンプンカンプンでした。


いいウォーミングアップ?になりましたね。


そうそう、ずり落ちそうで怖さのある斜面もたまには歩かなくては ね。


この山頂は妙に開け過ぎて落ち着きません。手前のブナ林はいいんですけどねえ。



百里が岳も登ったことなかったもので・・・

でしたね。手前斜面の山毛欅はなかなかでした。

 木地山峠は6年前と変わらず古道の雰囲気を保っていた。


いい尾根でしょう~。そこそこの大木も多く、実に見ごたえのあるブナ林です。右の松永川源頭部がまたよろしおま。

紅葉か初冬のころにぐるっと歩き回ってみたいもんです。

尾根の途中に、2カ所 立派な案内標識がありました。http://www.ejanaika.com/forum/8192.html
りっぱな
りっぱな
今日も「近江牛」ですか?(^^ゞ


この日は弾んで正真正銘の◎◎でした。


北谷沿いの道はずっと植林じゃないですか?
与助谷山まで尾根を進んで下りるのもひとつの手ですよ。

さすがのご指摘、それも考えました。

第○弾で使おうと温存してます。

  では また 巨木の山毛欅の高みで

      SHIGEKI


              山日和[/color][/quote]
SHIGEKI
記事: 1031
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 【 湖 西 】脳みそ溶かしの小栗

投稿記事 by SHIGEKI »

とよさん、初めまして、こんばんは。

resをありがとうございます。


私も先月末に小栗に行って来ましたが、脳みそとろけました〜〜〜 :D
(私は上根来の東登山口から登って、桜谷山まで行って引き返してかやの峠から上根来に降りました)

そうでしたか~ ホンマええとこですね!!




特に、小栗手前のブナ林がいいですね!
去年歩いた駒ヶ岳から百里の稜線も良かったですが、小栗周辺は整備されてなくていいですね。
大御影の大日ほど大きなブナばかりではないですが、適度の大きな木があって癒されました。


まさに仰るとおりですね。

明日も琵琶湖大橋越えて湖西ちゅうか野坂で遊ばせてもらう予定です。
どこかで遭遇するかも?ですね。

ま、出会ってもお互い全くわかりませんが・・・・・。



次は、下根来からか、山日和さんお勧めの松永川から登ってみたいです。

そうそう、初冬のころまでにはこちらからのルートもいろいろ

探ってみたいと思ってます。

     では また 脳みそ溶かしの山毛欅コバで

       SHIGEKI
添付ファイル
P1010162.jpg
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【 湖 西 】脳みそ溶かしの小栗

投稿記事 by biwaco »

SHIGEKIさん、オハヨ~(って、もう昼だけど)

なんですって? ブナに酔っぱらったら脳味噌が溶けたって???
そりゃなんですか、新型ブナウイルスでも…(@_@;)

  P6:45-二股8:00-登山道9:13-シチクレ峠9:26-百里ヶ岳10:00/:20-
  木地山峠11:10/:20-小栗12:23/13/55-木地山峠15:27-P16:53

朽木の麻生からですね。「小栗」というの?この辺の地名。

 登山地図に点線が記載されている南谷沿いに登ってまずはシチクレ峠へと向かう。
木地山峠へのルートを右に見て、左股となる南谷沿いの林道跡を歩く。
奥の二股でも林道跡をたどり右股へと入ったが、林道の途絶えたその先には踏み跡すら見あたらない。
一旦、二股に戻って対岸の尾根を見ると踏み跡らしきものがありそうだが、目の前の流れに本能的に引き寄せられて左股となる谷を登りだした。

 砂地の両岸が狭く切り立ってきて、トラバもズルズル滑り、谷中には源流によくある2m程のヌルヌルの滝が行く手を阻む。
点線ルートを外してしまったのは明らかだが、もう少し登れば登山道に出るのも間違いない。砂地のトラバースから急斜面だが少しは樹木
のある小尾根を選択して腕力でグイグイ登る。

そやそや、南谷やな。何年か前に行ったのを思い出したで。(ちょっと記録見てみますね)
ちょうど5年前の「父の日」でした。確かに南谷の林道は行き止まりで、あとは谷筋を登ってます。やはりシチクレ峠には出ず、・805pあたりへ登りついたみたい。
南谷を見下ろす
南谷を見下ろす
 予定外の強行登攀で、脳みそ溶けるどころか体中の血が沸き立ち、汗だくとなってしまった。

今晩のアワワのアテにスジ肉を味噌煮しようと思うんやけど、脳ミソ溶かして煮たら軟らかくなるかなあ?

登山道に出ると6月なのに5月の薫風が汗を乾かし、心を潤してくれる。

旧暦ではまだ皐月ですから~

 稜線の登山道をひと歩きで登りつくはずだったシチクレ峠に出た。
山毛欅の木陰の静かな広場だ。
後で登山地図をよく見るとここは小さな尾根の峠地広場だった。

小入谷の右俣が迫ってきてますね。

しばらく登山道を行くと急斜面に広がる見事な山毛欅の林となり、その上が百里ヶ岳頂上だった。
百里ヶ岳はたくさんの人が訪れるのだろう雑然とした感がある広場だった。
この辺りでは最高峰ですが、見晴らしはイマイチ。

 木地山峠は6年前と変わらず古道の雰囲気を保っていた。
ここからは小栗へと往復ルートをとる。
P825桜谷山から小栗の間は、山毛欅仙人のたまう脳みそ溶かしながら何度歩いてもあきな尾根なのだから、通り過ぎるだけではバチが当たろう。
 桜谷山までは近江側が植林となっているので行きで左ばっかり向いて固まった首をほぐすため右を向いて歩く復路が必要不可欠なのである。

なるほど、まるで首と足のストレッチ尾根?
確かにいろんな姿のブナが林立してますね。「小栗山毛欅回廊」は通り抜け厳禁(^_-)
いろんなブナが出迎え
いろんなブナが出迎え
 北側の木の葉越しに蒼穹と山並みをみながらの遅めのランチとした。
6月の薫風、この上なく空気が旨いが、これだけでは腹はふくれない。
きょうも豪華ランチをガッツリ、ゆったり戴き、心も体も栄養満点だ。

今日も焼肉でっか? 栄養過多で太るよ~(^_-)

帰路は二度目の脳みそ溶かしの山毛欅に酔い、木地山峠からは北谷沿いの登山道を足早に下った。

もう、頭の中はトロトロやねー(*^_^*)
次は涼風の沢にでも…

          ~biwa爺
SHIGEKI
記事: 1031
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 【 湖 西 】脳みそ溶かしの小栗

投稿記事 by SHIGEKI »

biwakoさん、こんばんは。

resをありがとうございます。



なんですって? ブナに酔っぱらったら脳味噌が溶けたって???
そりゃなんですか、新型ブナウイルスでも…(@_@;)


あれっ 知らんことおまへんやろ  ヤブ変人は相当数罹患してましたはずですわ。

biwakoさんは免疫できてタコになってましたか??。





  P6:45-二股8:00-登山道9:13-シチクレ峠9:26-百里ヶ岳10:00/:20-
  木地山峠11:10/:20-小栗12:23/13/55-木地山峠15:27-P16:53

朽木の麻生からですね。「小栗」というの?この辺の地名。

△722.9 です。 新しそうな案内板には「小栗山」とありました。


そやそや、南谷やな。何年か前に行ったのを思い出したで。(ちょっと記録見てみますね)
ちょうど5年前の「父の日」でした。確かに南谷の林道は行き止まりで、あとは谷筋を登ってます。やはりシチクレ峠には出ず、・805pあたりへ登りついたみたい。


あらら、biwakoさんも外しましたね。 峠へ向かうのに最後は尾根を行くみたいですわ。


 予定外の強行登攀で、脳みそ溶けるどころか体中の血が沸き立ち、汗だくとなってしまった。

今晩のアワワのアテにスジ肉を味噌煮しようと思うんやけど、脳ミソ溶かして煮たら軟らかくなるかなあ?

残り少ないモノはもっと有効に使いましょう。


登山道に出ると6月なのに5月の薫風が汗を乾かし、心を潤してくれる。

旧暦ではまだ皐月ですから~

 木地山峠は6年前と変わらず古道の雰囲気を保っていた。
ここからは小栗へと往復ルートをとる。
P825桜谷山から小栗の間は、山毛欅仙人のたまう脳みそ溶かしながら何度歩いてもあきな尾根なのだから、通り過ぎるだけではバチが当たろう。
 桜谷山までは近江側が植林となっているので行きで左ばっかり向いて固まった首をほぐすため右を向いて歩く復路が必要不可欠なのである。

なるほど、まるで首と足のストレッチ尾根?
確かにいろんな姿のブナが林立してますね。「小栗山毛欅回廊」は通り抜け厳禁(^_-)


山日和さんも何度も書いておられますが、エエ尾根ですよホンマに。

次は涼風の沢にでも…


計画練ってます、って甘~い三番煎じ狙い、思いついたら天候見て行くだけですが・・・

     では また 流しソーメン沢で

        SHIGEKI
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尾根の標識
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