【湖北】梅雨のたにまに横山岳へ

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Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

【湖北】梅雨のたにまに横山岳へ

投稿記事 by Kasaya »

【 日 付 】13年6月1日(土)
【 山 域 】湖北
【メンバー】単独
【 天 候 】曇り
【 ルート 】白谷登山口8:40---9:20太鼓橋---10:06五銚子の滝---11:20横山岳---12:20東峰---13:36鳥越峠---14:22墓谷山
      ---15:06鳥越峠---15:24コエチ谷入り口---15:27駐車地
今週末は梅雨時ではあるが雨が降らない予想。ではちょっと行ってみようかなとまた湖北の山に出かけることにした。前回
妙理山から大きく見えていた横山岳に食指が動く。ルートは前回余呉トレイルの全体地図を手に入れたので計画しやすい。
白谷から登って東尾根を下ってみようかなと思い車を進める。初めてのところはいつものことながら道に迷いやすい。大体の
場所はナビが案内してくれるものの、最後は案内板頼りである。目的地付近に近づきゆっくり走るとすぐに横山岳の看板が
目に入る。大きな看板だ。そしてその標識どおりに行くと立派な小屋と広い駐車場のある白谷登山口に着いた。大きな絵地図を
見るとルートが一目瞭然。これは相当整備されているなあといった印象。小屋の中を覗くと山の写真が飾られ、丁寧に地図まで
置いてある。こりゃすごい。外にトイレがあったので用を足していたが、張り紙に、このトイレは女性専用ですと書いてある。
男性は使ってはいけないらしい。かといってほかにトイレはなし。これはどう解釈すべきなんだろう。
登山口の絵地図
登山口の絵地図
 ともかく歩き始めるとまた立派な看板が横山岳、五銚子の滝と教えてくれる。其処を入っていけば自然と道は谷の中を行く
ことになる。歩きやすい谷道であるが、何せ蒸し暑い。やっぱり梅雨の狭間では仕方がないか。ゆっくり行けば前方に林道が
見えて来る。もらった地図によるとこの林道に出て800m歩くとまた道が谷に戻るようだ。そう思って林道について歩こうと
するがどうも歩く方向が地図と異なっている。変だなあと思い谷にかかる橋を見たら太鼓橋とある。なんだ林道を歩かずに
本流を直接つめあがったことになる。地図にははっきり記されていないが、道は至って明瞭。地図の改定が遅れているのかな。

 ここからしばらく行くと立派な滝が現れる。当初は五銚子の滝かと思っていたが、実は違っていた。でもきれいな滝である。
じっと見ているとこれなら直登する人もいるだろうなあ。中段まで上がってからは左岸を行けば越えられそうなどとついルートを
たどる。
経の滝
経の滝
そしてしばらく行くとまた一段と大きな滝に出くわした。これが五銚子の滝か。とすれば先ほどのは経の滝だったか。
五銚子の滝は上部から行く筋にも流れが分かれて滑り降りてくる美しい滝だ。なかなか良いなあとザックを置いて眺めていると
一人の青年が登ってきた。顔つきが日本人ではない。挨拶をすると外人っぽい発音の日本語で返事が返ってくる。今日のコースは
この白谷から東尾根の周遊らしい。近江100山を廻っているのだそうだ。カナダから来たとのことでカナダでは唯一行ったことの
あるナイアガラの滝(カナダ滝)のことなどをちょっと話す。元気な青年はまた後でと言いながらさっさと登っていった。
しかし彼にはその後会うことはなかった。あのスピードでは到底追いつけない。
五銚子の滝
五銚子の滝
 この滝を過ぎると道は急登になる。半端じゃなく急だ。しかし本当に急なところにはロープが設置されている。地元の人が
きちんと整備している。そんな感じの登山道である。まあそれでも急な登りは堪える。フーフー言いつつ登っていくと上で人の
声がする。先ほどの青年ではない。追いつけば小学生ぐらいの子供二人を連れたファミリー登山だ。挨拶をして厳しい尾根です
というと、ホント休むとこもないなどというが、子供は結構平気な顔をしている。先ほどの声は遅れている奥さんを旦那さんが
早く来いと呼んでいたのだった。

 傾斜が緩むとすぐ頂上だ。先客は2組いた。ここは周りを樹木で囲まれてあまり展望はないが、草はしっかりと刈られてあり
広い頂上となっている。まずはやれやれ。これで食事にありつけるかな。そう思いゆっくりとラーメンを調理する。頂上には
小さなプレハブの小屋があり梯子があるので、屋根に上ってみた。すると木々より少しだけ目線が高くなり山が見える。ガスの
多いときであまり眺望はないがそれでもいくぶんかましな展望だ。

 ここまで来て次のコースを考える。当初の予定では東峰から下りることにしていたが、ちょっとそれでは物足りない。
そこで地図をみて簡単にいける墓谷山を選定する。これなら鳥越え峠からすぐだし、墓谷山だけのためにまた来るよりもずっと
いい感じだ。まあそうはいっても横山岳の東峰までは行ってみよう。今来た道をちょっと戻って稜線を行くと少しびっくり。
この稜線は樹木の背が低く周囲の山が良く見渡せるのだ。これはいい。山名は相変わらず分からないが展望がすこぶる良好。
上り下りもほとんどなくすぐに東峰着。ここもさえぎるもののない頂上。こちらに来て正解だった。先のピークからそのまま
下ってはこの景色が見られなかったのだから。やっぱり山はあちこち歩き回るに限るようだ。

 ここでしばらく景色を堪能してから今来た道を横山岳に戻る。頂上にはまた別の2人が休憩していた。人気の山だ。先ほど
休んでいるのでほとんど素通りして三高尾根に入る。ここは地図で見る限りそこそこ急勾配だが、実際はそれほどでも
ない。よく整備されて歩きやすい尾根で何より立派なブナがあちこちで目に入る。いいないいなと思いつつ快調に行けば直に
鳥越え峠に到着だ。今まで曇っていた空がこのあたりで少し日が射して来た。こうなると暑い。やっぱり低山だなあ。とたんに
汗が噴出す。

 ここでしばらく休憩。次は墓谷山だ。この峠から200mちょっとの高さ。苦もなくいけそうだ。それにしても墓谷なんてあまり
響きのいい名前ではない。つい敬遠したくなる名だ。どうしてこうなったんだろうか。まあそれはともかく歩き始めると意外に
いい道だ。三高尾根から見ていると植林が多いかと思っていたが結構広葉樹が多い。それに今までに比べるとずいぶん緩やかな
登りである。なんとなく幸せを感じる。そしていい気分で歩いていたら本当に水平道をチンタラいく道になった。CA600mあたりの
稜線上である。これはいいでないの。等高線の広がる地形に惹かれて立ち寄ると裏切られることが多いが、ここはいかにも森の
中を歩く雰囲気である。こっちに廻ってよかったそう思える地形である。そして其処を過ぎてちょっと歩けばすぐに頂上だった。
誰もいない静かな頂上。周りは樹林に囲まれているが丁度横山岳方面に展望が開けていていい眺めである。
墓谷山から見る横山岳
墓谷山から見る横山岳
時間的にも余裕が
合ったのでコーヒータイムにするとともにシートを出して少し横になる。暖かくていい気分だ。悪くないなあ。

 しかししばらくすると貧乏性のためやっぱり動きたくなる。昼寝を切り上げ下山開始。今まで同様よく整備された道を一気に
下ればすぐに林道に出て其処から数分で駐車地だった。

 横山岳は低山ゆえに夏場はちょっと鈴鹿と同じく暑いがそれ以外の季節ならブナや滝を楽しめるいい山なんだろうなあと思う。

Kasaya
最後に編集したユーザー Kasaya [ 2013年6月06日(木) 13:07 ], 累計 2 回
シュークリーム
記事: 2065
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【湖北】梅雨のたにまに横山岳へ

投稿記事 by シュークリーム »

kasayaさん、おはようございます。
鈴鹿の山を歩きつくして湖北の山に進出ですかいな。横山岳は今年の冬に三国岳や上谷山の頂上から眺めていました。どっしりした存在感のある山ですね。私もそのうち雪のある時に行ってこようかと思っています。


 ここからしばらく行くと立派な滝が現れる。当初は五銚子の滝かと思っていたが、実は違っていた。でもきれいな滝である。
じっと見ているとこれなら直登する人もいるだろうなあ。中段まで上がってからは左岸を行けば越えられそうなどとついルートを
たどる。


なるほど、これは登りたくなるような滝ですね。

そしてしばらく行くとまた一段と大きな滝に出くわした。これが五銚子の滝か。とすれば先ほどのは経の滝だったか。
五銚子の滝は上部から行く筋にも流れが分かれて滑り降りてくる美しい滝だ。


これもいい滝ですね。上流にも一つ滝が見えているようですが。

 横山岳は低山ゆえに夏場はちょっと鈴鹿と同じく暑いがそれ以外の季節ならブナや滝を楽しめるいい山なんだろうなあと思う。

この日は比較的気温が低くて低山歩きも苦にはならなかったですね。またどこかの山で。
                         @シュークリーム@
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【湖北】梅雨のたにまに横山岳へ

投稿記事 by Kasaya »

シュークリームさん こんばんは

鈴鹿の山を歩きつくして湖北の山に進出ですかいな。横山岳は今年の冬に三国岳や上谷山の頂上から眺めていました。どっしりした存在感のある山ですね。私もそのうち雪のある時に行ってこようかと思っています。
鈴鹿を歩きつくした訳ではないですが、ちょっと新鮮味がなくなっていることも確かです。自分にとって
未知な山はたとえ低くてもちょっとドキドキします。それにこの山域は冬のスノーシューには最適な感じ。
その下見というスケベ心も入ってます。

なるほど、これは登りたくなるような滝ですね。
自分自身が滝登りをするわけではないですが、きっとシュークリームさんやタローさんならルートを
考えるだろうなあという気分で見ておりました。
これもいい滝ですね。上流にも一つ滝が見えているようですが。 
上部の滝も含めて五銚子の滝と呼ぶようですね。
外人さんと一緒に貼っておきます。
五銚子の上部の滝
五銚子の上部の滝
この日は比較的気温が低くて低山歩きも苦にはならなかったですね。またどこかの山で。
それでも天気がいいと暑いですわ。そろそろ高山の季節でしょうか。

入梅宣言が出た割りに雨が降らずに農家は困っているみたいですね。山屋にはいいですが一般的には大変。
週末を除いて雨が降ってくれるといいですね。
Kasaya
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