【 福岡 】途中下車して基山

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easy pace
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登録日時: 2012年9月06日(木) 23:29

【 福岡 】途中下車して基山

投稿記事 by easy pace » 2013年5月24日(金) 02:12

【 日 付 】2013年05月22日
【 山 域 】福岡佐賀県境 基山
【メンバー】easy pace 単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】JR原田駅から基山まで往復

11:25原田駅 -- 11:55原田登山口 -- 12:15東北門跡 -- 12:25東尾根先 -- 12:35東北門跡 -- 12:55基山山頂 -- 13:25東北門跡 -- 13:35原田登山口 -- 14:05原田駅

途中下車して短い山登りを楽しんだ。と言っても、非接触型IC乗車カードを使っているので紙切符に途中下車印を押してもらう訳ではない。基山は、九州自動車道サービスエリアの名前になっていて高速バス停があったり、町や駅の名前になっていたりして九州では名の通った山なのだが、「きやま」なのか「きさん」なのかも知らなかった。今回、数時間の余裕を見付け博多から久留米まで移動の間に途中下車して歩いてみることにした。思い付きなので地図もガイドブックも持たず、駅から1時間前後で登れる筈で昔は山城だったらしい程度の事前知識のみだった。

原田は、「はるだ」と読む。JR原田駅前にはお店とかコンビニは無く、基山登山口との表示も無い。11:25山勘で歩き始める。改札口を出て右へ曲がって線路沿いを南へ歩き、右折して線路を乗り越えて西方向に向かう。県道17号線で上原田の集落を通り抜ける。丁度拡張道路工事中だったので矢印に従い歩行者通路と若宮神社前の小道を歩く。天気は晴れ、夏日の予報でアスファルト舗装の上は特に暑い。九州自動車道下り線をくぐり、用水路に沿って少し歩いてから上り線の下をくぐると、基山登山口と小さな道標があり、右折して九州自動車道側道を100 m程歩いて左折する。ここまで、高速道路の高速車や福岡空港への飛行機や廃棄物処理場への車通りが騒がしかった。

右手に貯水池の柵、左手に杉植林を見ながら未舗装林道へ入り、Y字分岐で左へ進んで小尾根を横切り、養鶏場の傍を通り、廃棄物埋め立て処分場らしき景色を左手に林道を歩き、竹林を通り過ぎ、かつて産業廃棄物埋め立て場だったのであろうと思われる谷間の分岐で鉄柵に立ち入り禁止と表示されていない道を選んで登ると、徐々に静かになって行く。

林道終点の表示からもう少し登ると、基山↗の道標があり石段を上る。道はよく手入れされ、どこかのお宅で塀になっていたようなコンクリートブロックを再利用したらしき段々があったりして、登山道整備の苦労が偲ばれる。
基山 原田登山口.JPG
原田登山口
少し行くと「お滝の行場」と呼ばれる施設があり、手水・しめ縄・小屋などがあり、樋で引かれた沢水が滝音を響かせている。沢に沿った杉植林の小道を登る。時折、飛行機の音が上空を通り過ぎる。左手の沢が終わる尾根に鞍部があり、小さな切り通しの向こう側に「東北門跡」と表示があった。
基山 東北門跡.JPG
東北門跡
切り通しの向こう側を直進すると下りになるので避け、左折して登る尾根道を選択し、南へ尾根を辿った。暫く歩くと土塁跡があったりして興味深くはあったが、山頂は無く尾根先から下り道になっていた、おっと。

東北門跡まで引き返し、今度は直進の下り道を辿ると、やがて左手から登って来た別の登山道と合流し、沢を渡って小尾根に登って越え、もう一つ沢を渡って小尾根に登って越えると、礎石群との表示があって、尾根先の桧植林の根元に平らな石が幾つかあって、かつて建物があった遺構らしい。そこから右折し桧植林の尾根道を登ると、礎石群がもっと沢山あった。

12:45植林帯が切れて行く手に草山が見える。踏み分け道が明瞭なので、見えている所が山頂かと思って登ると、その頂上から左手遠くに本物の山頂らしき碑や構造物が見えた。
基山 山頂の草山.JPG
山頂の草山
山頂までは草山で木陰は無く、日射しが暑い。山城遺構らしきピークや溝道が随所にある。基山(きやま: 405 m)山頂には大きな花崗岩が祀られていて、傍の三角点は控えめ。南側に天智天皇欽仰之碑が目立っている。山頂から南東方向に鳥栖や久留米が望める筈だが霞んでいた。翌日のテレビニュースによるとPM 2.5が基準値を超えていたらしい。
基山 山頂の岩等.JPG
山頂の岩など
13:00下山開始、史跡めぐりコースと道標のある草山の山裾を戻り、草山と桧植林との境界を歩き礎石群で佐賀県による立派な石碑を見掛けた。そうか、福岡と佐賀の県境なのだ。下りは速く、14:05には原田駅に戻った。

後で調べると、基肄城(きいじょう)は、天智天皇4年(西暦665年)に唐・新羅の侵攻に備え大宰府防衛のため築かれた朝鮮式山城で、筒川の谷を囲んで標高404.5 mの基山(坊住山: ぼうじゅうさん)・標高414 mの北帝(きたみかど)・東峰を含め総延長約4 kmの土塁や石塁が築かれていたらしい。途中「東北門跡」から東峰までの尾根には土塁や石塁があったのだろう。

その時代には防人が活躍した現場だったのかと思うと感慨深い。道はよく手入れされ歩かれており、気楽に手軽に短時間で登れる。登山口は複数あり、原田コースは鹿児島本線の駅から近い長所があったが、別の機会があれば騒音や廃棄物の雰囲気を避け別のコースを試してみたい。

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