【日 付】2011年4月10日(日)
【山 域】越美国境 美濃俣丸・笹ヶ峰周辺
【天 候】晴れ
【コース】二ツ屋導水施設6:30---6:58 449m尾根取付き---8:35北西尾根合流8:50---
9:27美濃俣丸9:45---10:39大河内山10:58---11:15ロボットピーク---
12:00笹ヶ峰13:04---14:12県境JP---15:14天草山---16:13大河内---17:19駐車地
広野ダム湖畔を抜けて、車は二ツ屋の導水施設まで入ることができた。先客が1台。人影は既にない。
出発の準備をしていると3人パーテイーがやってきた。地図を見てウロウロしているので「どちらへ」と聞くと「美濃俣丸で
す」
との答え。「それならこっちです」とダムを渡る道を教えてあげた。3人に先行して進む。雪は昨日の雨で緩んでいるが、
ツボ足で歩くのに支障はない。
今日はいつものルートではなく、鈴谷林道を少し奥まで進んで449m標高点のあたりから真っ直ぐに上がる尾根を使っ
てみよう。長丁場に備えて、まずは美濃俣丸へ最短ルートで到達しようという目論見である。
通常ルートの林道分岐から橋を渡って進んだが、振り返ると後続も橋を渡ったところで立ち止まって地図を見ていた。戻
ってこちらが通常のルートからでないことを伝える。
スノーシューを履いて449mから尾根に取り付いた。ツボ足でもいいが、スノーシューの方がグリップが効いて楽なのだ。
尾根は意外にヤブっぽくなく、無雪期でも歩けるのではという雰囲気だ。ピンクのテープもあった。
地図でも読み取れるように、初っ端は急傾斜。立木を掴んで体を引き上げる動作が連続するが、しばしの我慢で傾斜が
緩んでいい感じの疎林の登りとなった。
ブナが混じり出すと伐採跡だろうか展望が開けた。美濃俣丸の山頂と、右に連なるのは三周ヶ岳の頭と街道の尾の長い
稜線だ。先週と違って今日は朝から快晴。いやが上にも気分は盛り上がる。
ほどなくP912mからの北西尾根と合流。尾根の手前の斜面にはいいブナ林が広がる。
ここまでいいペースで来ることができた。通常ルートもいい樹林があっていいコースなのだが、下部の植林と林道歩きに
ちょっと難がある。このコースは急ぐ時には最適だ。
北西尾根最大の難所の急登は左からステップを刻んで巻き上がる。ここはアイゼンを着けて正面突破か右から巻くか
というところだが、左側もさほど苦労なく簡単にP1115mに立つことができた。
ここまで来れば山頂は目の前だ。ほぼ思惑通りの時間で美濃俣丸の山頂に立つ。展望は360度。
いつもならここでランチというところだが、今日の美濃俣丸は単なる通過点である。
未踏の美濃俣丸と1294mの通称ロボットピークの間の越美国境稜線を繋ぐのが第一の目的だ。
大河内山からロボットピークへ向けて魅力的な雪尾根が誘っている。
鞍部に向かって駆け下りる。途中からはシリセードに切替えて一気に滑り降りた。
ぶ厚い雪堤が続く雪の稜線を歩くのは実に楽しい。かなり割れ目ができ始めているが、安全と思われるところは外側を歩
いた。この雪堤が消え去るまではまだかなりの時間を要するだろう。
雪の大斜面をじっくり登れば大河内山1288mの山頂だ。この付近特有の「丸」という山名で呼ぶと「ヨセン谷丸」という名
前である。美濃俣丸と笹ヶ峰というビッグネームに挟まれた実に堂々たる山容を誇っている。
初めての山頂はうれしいものだが、ここもまた通過点。今度来る時はゆっくりしよう。
吊り尾根の向こうのロボットピークは指呼の間。15分ほどで着いた。このおかしな名前の由来は山がロボットみたいな形
をしているというわけではなく、かつて自動気象観測装置が設置されていたことによる。その頃はここまでちゃんと道があ
ったわけだ。
今日は貸切かと思っていたら、源平谷山の尾根からトレースが上がってきていた。ここまで来れば笹ヶ峰までの時間は
読める。昼までには着けるだろう。
3年前、去年とこの稜線を歩いているが、今年の雪はケタ違いに多い。露出したササを踏む場面もほとんどなく、ルート
を選ばずとも雪面を歩いていける。
1294mの夏小屋丸も雪が割れることもなく、完全な雪堤を抱いたピークが残っていた。
その手前でトレースが突然Uターンして、笹ヶ峰方面へはまっさらの雪面が続いていた。
これはひょっとしてとトレースを追ってUターンすると、予想通り不動山方面にその足跡は続いていた。朝の先客の主はこ
れか。もし日帰りで不動・千回沢山なら相当な使い手である。
テントを担いでいずれはと思いながらも実現していないルート。今年の雪の状態ならヤブも出ておらずチャンスだろう。
軽い羨望を覚えながら笹ヶ峰へと歩を進めた。
夏小屋丸から次のピークへは30m以上はあろうかという広大な雪尾根が続く。振り返れば自分のトレースが足元から
山頂へ真っ直ぐに伸びていた。
ひとつ前衛ピークを越えれば1284.6mの笹ヶ峰山頂。長い間ずっと憧れていた久遠の山頂もこの3年で3度訪れることと
なった。なんとか目標だった昼までに到着。
今日は春霞が漂いあまり遠望は利かないが、いつもの儀式でまず山座同定を楽しんだ。
ランチの準備をしていると南から2人パーティーが近付いてきた。早足で山頂に到達するとそのまま北へ歩いて行った。
天草山への周回組かと思ったが、北峰まで行ってすぐに引き返してきた。
「美濃俣丸からですか?」と聞かれる。「そうです」と答えると、「私らはこれから回ります」と返ってきた。
「こっちへ周回ですか?」と北の方を指すので「ええ」とうなずく。
実はどうするかは笹ヶ峰に着いてメシを食ってから考えるつもりだった。今日の目的はすでに達したし、天草山への尾根は
去年歩いたばかりだ。しかしさっきの返事で気持ちは固まった。行こう。
登りらしい登りは1169mピークへの登り返しだけだ。3時間もあれば大河内の集落跡まで下りられるだろう。
北峰からの下りは素晴らしい高度感だ。深く切れ込んだギャップの向うに1169mピークが盛り上がる。
一気に200mを駆け下りて、ヤブが露出した尾根芯を避けて浅い谷を越えて左側の広い支尾根に乗った。
100mほど登り返せば本日のアルバイトはほぼ終了だ。ザックを降ろしてひと息入れる。
美濃俣丸の登り以来遠ざかっていたブナ林が再び姿を見せ始めた。揖斐川源流赤谷の支流ミノグサの源頭には素晴
らしいブナ林が展開している。展望の雪尾根を満喫した後にブナ林を味わえるとはなんとも贅沢である。
県境を離れる960mJPからは注意が必要だ。ここから西に天草山への尾根に乗ってしまえば地図では読み取れない岩
壁に行く手を阻まれてしまう。
ここは昨年逆回りで来た時に学習済みである。県境稜線をわずかに下ったところから折り返してトラバース気味に下りて
行くのが正解だ。スノーシューを脱げば楽なのに、ズボラしてそのまま下りたので少し苦労させられた。
県境直下のコルからはブナ林が続く。900mにも満たない尾根だが、十分に楽しませてくれるところである。日野川源
頭の向うには、歩いてきた稜線がもうはるか高くに浮かんでいた。
逆コースでここから笹ヶ峰を見て闘志が沸くかげんなりするかはその日の体調と気力次第だろう。
そして最後のピーク、天草山。静かな山頂だ。あわよくば赤谷山まで足を延ばして林道歩きを回避、二ツ屋の駐車地の
真上に出ようかなんてことも考えていたが、もう満腹だ。
南西へ大河内集落跡への尾根を辿る。この尾根もブナと雑木の素敵な尾根だが、伐採地を過ぎて最後の下りに入ると
雪が極端に減り、ヤブが繁り出して気持ち良く歩かせてくれない。古い道型ははっきり残っているが、まともに歩ける状態
ではない。イバラに引っかかれないよう注意しながら大河内神社の鳥居をくぐれば谷間の別天地、大河内集落跡だ。
後は林道をハイペースで飛ばすだけだと思っていたのが甘かった。2人パーティーが笹ヶ峰山頂で「林道にもたっぷり雪
がありますよ」と言っていた意味を知ることになる。
彼らの登りの足跡と、真新しいアイゼンを履いた単独の足跡が雪面に残されていた。こちらはスノーシューである。ツボ足
でくるぶしあたりまで潜るならスノーシューを履く方がはるかに消耗が少ない。
前谷の出合いを過ぎて谷あいが狭まってくると、林道上の雪はデブリで5m近く盛り上がっていた。
足元の日野川は雪融け水が勢い良く走っている。スノーシューを脱いで念のためピッケルを出す。手前から見ているとどこ
を通過できるのかという感じだったが、そばまで来ればさほどでもない。
何より3人が川に落ちることなく通過しているという安心感がある。
もう1箇所同じような難所をクリアして、やっと平穏な林道歩きに戻った。二ツ屋のダム湖端まで来ると人の通れる巾だけ
雪融けが進んでいた。やはりアスファルトの上は速い。
駐車地まで戻ると朝と同じく自分の車以外には1台だけ。不動山へ向かったと思われる登山者の車が残っていた。
泊まりなのか、これから下りてくるのか。
昨年は逆コースで周回を試みながら、強風のためロボットピークで断念したルートを歩き通すことができた。
心地よい疲労と満足感は、温泉の湯に溶け出して全身を包んでくれることだろう。越美国境稜線はまだまだ旬だ。
山日和
【越美】美濃俣丸から笹ヶ峰、天草山へ
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
Re: 【越美】美濃俣丸から笹ヶ峰、天草山へ
おやおや、聞いたことのあるような山じゃないですか?
と言うよりこの前、行ったばかり! 導師に先行できたとは、今年は春から縁起がいいわい~♪
【コース】二ツ屋導水施設6:30---6:58 449m尾根取付き---8:35北西尾根合流8:50---
9:27美濃俣丸9:45---10:39大河内山10:58---11:15ロボットピーク---
12:00笹ヶ峰13:04---14:12県境---15:14天草山---16:13大河内---17:19駐車地
同じようで同じでないのが、やはり山日和式かな?
・449からとは…。次はもっと先の林道終点からの尾根を登ってね~。
広野ダム湖畔を抜けて、車は二ツ屋の導水施設まで入ることができた。先客が1台。人影は既にない。
二ツ屋まで入れましたか。あんなに雪があったのに、1週間前は湖畔の赤い橋まででした。
融けたというより除雪したんでしょうね。
通常ルートの林道分岐から橋を渡って進んだが、振り返ると後続も橋を渡ったところで立ち止まって地図を見ていた。戻ってこちらが通常のルートからでないことを伝える。
人を惑わすようなことしちゃいけませんで~(^.^)/~~~
スノーシューを履いて449mから尾根に取り付いた。ツボ足でもいいが、スノーシューの方がグリップが効いて楽なのだ。
尾根は意外にヤブっぽくなく、無雪期でも歩けるのではという雰囲気だ。ピンクのテープもあった。
地図でも読み取れるように、初っ端は急傾斜。立木を掴んで体を引き上げる動作が連続するが、しばしの我慢で傾斜が緩んでいい感じの疎林の登りとなった。
co600越えるくらいまではキツそうですね。ぼくは・912の尾根から行きましたけど…。
北西尾根最大の難所の急登は左からステップを刻んで巻き上がる。ここはアイゼンを着けて正面突破か右から巻くかというところだが、左側もさほど苦労なく簡単にP1115mに立つことができた。
1115pもきつかったけれど、山頂手前も急でした。
鞍部に向かって駆け下りる。途中からはシリセードに切替えて一気に滑り降りた。
怖わー! 止まらんかったら東側の谷底までノンストップでっせー!(@_@;)
ぶ厚い雪堤が続く雪の稜線を歩くのは実に楽しい。かなり割れ目ができ始めているが、安全と思われるところは外側を歩いた。この雪堤が消え去るまではまだかなりの時間を要するだろう。
眺望を楽しみながらの稜線歩き。天気がいいと最高の気分ですね~♪
雪の大斜面をじっくり登れば大河内山1288mの山頂だ。この付近特有の「丸」という山名で呼ぶと「ヨセン谷丸」という名前である。美濃俣丸と笹ヶ峰というビッグネームに挟まれた実に堂々たる山容を誇っている。
初めての山頂はうれしいものだが、ここもまた通過点。今度来る時はゆっくりしよう。
広い山頂、眺望抜群! 名前の通り、大河内川の頂点ですね。
ロボpへの稜線の雪庇もスゴイ!
吊り尾根の向こうのロボットピークは指呼の間。15分ほどで着いた。このおかしな名前の由来は山がロボットみたいな形をしているというわけではなく、かつて自動気象観測装置が設置されていたことによる。その頃はここまでちゃんと道があったわけだ。
2年前の時に見た放置バッテリーなんかはどうなったんでしょう?まだそのままかも。
その手前でトレースが突然Uターンして、笹ヶ峰方面へはまっさらの雪面が続いていた。
これはひょっとしてとトレースを追ってUターンすると、予想通り不動山方面にその足跡は続いていた。朝の先客の主はこれか。もし日帰りで不動・千回沢山なら相当な使い手である。
テントを担いでいずれはと思いながらも実現していないルート。今年の雪の状態ならヤブも出ておらずチャンスだろう。
軽い羨望を覚えながら笹ヶ峰へと歩を進めた。
不動~千回沢…、そんな山もあったんだ! 軽いどころか、重い思い羨望を抑え込んでます。
実はどうするかは笹ヶ峰に着いてメシを食ってから考えるつもりだった。今日の目的はすでに達したし、天草山への尾根は去年歩いたばかりだ。しかしさっきの返事で気持ちは固まった。行こう。
登りらしい登りは1169mピークへの登り返しだけだ。3時間もあれば大河内の集落跡まで下りられるだろう。
なるほど…、今度行ってみよう。源平谷山の尾根から登って天草山へ周回と言うのもいいかも?
そして最後のピーク、天草山。静かな山頂だ。あわよくば赤谷山まで足を延ばして林道歩きを回避、二ツ屋の駐車地の真上に出ようかなんてことも考えていたが、もう満腹だ。
南西へ大河内集落跡への尾根を辿る。この尾根もブナと雑木の素敵な尾根だが、伐採地を過ぎて最後の下りに入ると雪が極端に減り、ヤブが繁り出して気持ち良く歩かせてくれない。古い道型ははっきり残っているが、まともに歩ける状態ではない。イバラに引っかかれないよう注意しながら大河内神社の鳥居をくぐれば谷間の別天地、大河内集落跡だ。
・711から二股合流点への尾根でしょうか?
後は林道をハイペースで飛ばすだけだと思っていたのが甘かった。2人パーティーが笹ヶ峰山頂で「林道にもたっぷり雪がありますよ」と言っていた意味を知ることになる。
前谷の出合いを過ぎて谷あいが狭まってくると、林道上の雪はデブリで5m近く盛り上がっていた。
足元の日野川は雪融け水が勢い良く走っている。スノーシューを脱いで念のためピッケルを出す。手前から見ているとどこを通過できるのかという感じだったが、そばまで来ればさほどでもない。何より3人が川に落ちることなく通過しているという安心感がある。
もう1箇所同じような難所をクリアして、やっと平穏な林道歩きに戻った。
あのデブリり林道には参りました。(><)
ヒヤヒヤでなんとか通過したけど、もういや!
昨年は逆コースで周回を試みながら、強風のためロボットピークで断念したルートを歩き通すことができた。
心地よい疲労と満足感は、温泉の湯に溶け出して全身を包んでくれることだろう。越美国境稜線はまだまだ旬だ。
10日は蕎麦粒山でしたが、対岸の尾根から見ると、大谷川林道も雪のデブリで通れそうになかったです。
~biwaco
と言うよりこの前、行ったばかり! 導師に先行できたとは、今年は春から縁起がいいわい~♪
【コース】二ツ屋導水施設6:30---6:58 449m尾根取付き---8:35北西尾根合流8:50---
9:27美濃俣丸9:45---10:39大河内山10:58---11:15ロボットピーク---
12:00笹ヶ峰13:04---14:12県境---15:14天草山---16:13大河内---17:19駐車地
同じようで同じでないのが、やはり山日和式かな?
・449からとは…。次はもっと先の林道終点からの尾根を登ってね~。
広野ダム湖畔を抜けて、車は二ツ屋の導水施設まで入ることができた。先客が1台。人影は既にない。
二ツ屋まで入れましたか。あんなに雪があったのに、1週間前は湖畔の赤い橋まででした。
融けたというより除雪したんでしょうね。
通常ルートの林道分岐から橋を渡って進んだが、振り返ると後続も橋を渡ったところで立ち止まって地図を見ていた。戻ってこちらが通常のルートからでないことを伝える。
人を惑わすようなことしちゃいけませんで~(^.^)/~~~
スノーシューを履いて449mから尾根に取り付いた。ツボ足でもいいが、スノーシューの方がグリップが効いて楽なのだ。
尾根は意外にヤブっぽくなく、無雪期でも歩けるのではという雰囲気だ。ピンクのテープもあった。
地図でも読み取れるように、初っ端は急傾斜。立木を掴んで体を引き上げる動作が連続するが、しばしの我慢で傾斜が緩んでいい感じの疎林の登りとなった。
co600越えるくらいまではキツそうですね。ぼくは・912の尾根から行きましたけど…。
北西尾根最大の難所の急登は左からステップを刻んで巻き上がる。ここはアイゼンを着けて正面突破か右から巻くかというところだが、左側もさほど苦労なく簡単にP1115mに立つことができた。
1115pもきつかったけれど、山頂手前も急でした。
鞍部に向かって駆け下りる。途中からはシリセードに切替えて一気に滑り降りた。
怖わー! 止まらんかったら東側の谷底までノンストップでっせー!(@_@;)
ぶ厚い雪堤が続く雪の稜線を歩くのは実に楽しい。かなり割れ目ができ始めているが、安全と思われるところは外側を歩いた。この雪堤が消え去るまではまだかなりの時間を要するだろう。
眺望を楽しみながらの稜線歩き。天気がいいと最高の気分ですね~♪
雪の大斜面をじっくり登れば大河内山1288mの山頂だ。この付近特有の「丸」という山名で呼ぶと「ヨセン谷丸」という名前である。美濃俣丸と笹ヶ峰というビッグネームに挟まれた実に堂々たる山容を誇っている。
初めての山頂はうれしいものだが、ここもまた通過点。今度来る時はゆっくりしよう。
広い山頂、眺望抜群! 名前の通り、大河内川の頂点ですね。
ロボpへの稜線の雪庇もスゴイ!
吊り尾根の向こうのロボットピークは指呼の間。15分ほどで着いた。このおかしな名前の由来は山がロボットみたいな形をしているというわけではなく、かつて自動気象観測装置が設置されていたことによる。その頃はここまでちゃんと道があったわけだ。
2年前の時に見た放置バッテリーなんかはどうなったんでしょう?まだそのままかも。
その手前でトレースが突然Uターンして、笹ヶ峰方面へはまっさらの雪面が続いていた。
これはひょっとしてとトレースを追ってUターンすると、予想通り不動山方面にその足跡は続いていた。朝の先客の主はこれか。もし日帰りで不動・千回沢山なら相当な使い手である。
テントを担いでいずれはと思いながらも実現していないルート。今年の雪の状態ならヤブも出ておらずチャンスだろう。
軽い羨望を覚えながら笹ヶ峰へと歩を進めた。
不動~千回沢…、そんな山もあったんだ! 軽いどころか、重い思い羨望を抑え込んでます。
実はどうするかは笹ヶ峰に着いてメシを食ってから考えるつもりだった。今日の目的はすでに達したし、天草山への尾根は去年歩いたばかりだ。しかしさっきの返事で気持ちは固まった。行こう。
登りらしい登りは1169mピークへの登り返しだけだ。3時間もあれば大河内の集落跡まで下りられるだろう。
なるほど…、今度行ってみよう。源平谷山の尾根から登って天草山へ周回と言うのもいいかも?
そして最後のピーク、天草山。静かな山頂だ。あわよくば赤谷山まで足を延ばして林道歩きを回避、二ツ屋の駐車地の真上に出ようかなんてことも考えていたが、もう満腹だ。
南西へ大河内集落跡への尾根を辿る。この尾根もブナと雑木の素敵な尾根だが、伐採地を過ぎて最後の下りに入ると雪が極端に減り、ヤブが繁り出して気持ち良く歩かせてくれない。古い道型ははっきり残っているが、まともに歩ける状態ではない。イバラに引っかかれないよう注意しながら大河内神社の鳥居をくぐれば谷間の別天地、大河内集落跡だ。
・711から二股合流点への尾根でしょうか?
後は林道をハイペースで飛ばすだけだと思っていたのが甘かった。2人パーティーが笹ヶ峰山頂で「林道にもたっぷり雪がありますよ」と言っていた意味を知ることになる。
前谷の出合いを過ぎて谷あいが狭まってくると、林道上の雪はデブリで5m近く盛り上がっていた。
足元の日野川は雪融け水が勢い良く走っている。スノーシューを脱いで念のためピッケルを出す。手前から見ているとどこを通過できるのかという感じだったが、そばまで来ればさほどでもない。何より3人が川に落ちることなく通過しているという安心感がある。
もう1箇所同じような難所をクリアして、やっと平穏な林道歩きに戻った。
あのデブリり林道には参りました。(><)
ヒヤヒヤでなんとか通過したけど、もういや!
昨年は逆コースで周回を試みながら、強風のためロボットピークで断念したルートを歩き通すことができた。
心地よい疲労と満足感は、温泉の湯に溶け出して全身を包んでくれることだろう。越美国境稜線はまだまだ旬だ。
10日は蕎麦粒山でしたが、対岸の尾根から見ると、大谷川林道も雪のデブリで通れそうになかったです。
~biwaco
Re: 【越美】美濃俣丸から笹ヶ峰、天草山へ
山日和さん、こんばんは。
3年連続?の笹ヶ峰でしょうか。
ぽぽんたも今年は天草山から入りたいと思ってましたが、Biwa爺ちゃまの恐怖林道画像を見てあっさりと諦めましたわ。
今日はいつものルートではなく、鈴谷林道を少し奥まで進んで449m標高点のあたりから真っ直ぐに上がる尾根を使っ
てみよう。長丁場に備えて、まずは美濃俣丸へ最短ルートで到達しようという目論見である。
なるほど省エネルートがしっかり計算されてますね。
北西尾根最大の難所の急登は左からステップを刻んで巻き上がる。ここはアイゼンを着けて正面突破か右から巻くか
というところだが、左側もさほど苦労なく簡単にP1115mに立つことができた。
ここまで来れば山頂は目の前だ。ほぼ思惑通りの時間で美濃俣丸の山頂に立つ。展望は360度。
時間だけで比べるとあまり変わらなかったのかな?
今日は貸切かと思っていたら、源平谷山の尾根からトレースが上がってきていた。
絶対に人に会わないであろう山域で次々と人が現れますね、これもBiwa爺ちゃまレポ効果?
1294mの夏小屋丸も雪が割れることもなく、完全な雪堤を抱いたピークが残っていた。
ほ~う、あの大クレバスがまだ現れませんか!
朝の先客の主はこ
れか。もし日帰りで不動・千回沢山なら相当な使い手である。
テントを担いでいずれはと思いながらも実現していないルート。今年の雪の状態ならヤブも出ておらずチャンスだろう。
軽い羨望を覚えながら笹ヶ峰へと歩を進めた。
決して「軽く」ないとぽぽんたは読みましたよ。
今日は春霞が漂いあまり遠望は利かないが、いつもの儀式でまず山座同定を楽しんだ。
アレ、今日はひとりづつ読み上げてもらえないのね・・・
この日は2,000mから下は黒っぽい霞に覆われてました、昼頃にはそれが高山まで覆いつくしましたね。
そして最後のピーク、天草山。静かな山頂だ。あわよくば赤谷山まで足を延ばして林道歩きを回避、二ツ屋の駐車地の
真上に出ようかなんてことも考えていたが、もう満腹だ。
この方が楽しそうだけど、お腹がいっぱいではねぇ。
後は林道をハイペースで飛ばすだけだと思っていたのが甘かった。2人パーティーが笹ヶ峰山頂で「林道にもたっぷり雪
がありますよ」と言っていた意味を知ることになる。
彼らの登りの足跡と、真新しいアイゼンを履いた単独の足跡が雪面に残されていた。こちらはスノーシューである。ツボ足
でくるぶしあたりまで潜るならスノーシューを履く方がはるかに消耗が少ない。
前谷の出合いを過ぎて谷あいが狭まってくると、林道上の雪はデブリで5m近く盛り上がっていた。
足元の日野川は雪融け水が勢い良く走っている。スノーシューを脱いで念のためピッケルを出す。手前から見ているとどこ
を通過できるのかという感じだったが、そばまで来ればさほどでもない。
Biwa爺ちゃまの恐怖林道画像を見ていったのでしょ?
承知之助ですよね。
駐車地まで戻ると朝と同じく自分の車以外には1台だけ。不動山へ向かったと思われる登山者の車が残っていた。
泊まりなのか、これから下りてくるのか。
気になって仕方ないでしょ、フフフ。
昨年は逆コースで周回を試みながら、強風のためロボットピークで断念したルートを歩き通すことができた。
心地よい疲労と満足感は、温泉の湯に溶け出して全身を包んでくれることだろう。越美国境稜線はまだまだ旬だ。
へぇ~、まだ旬ですか、ぽぽんたは坂内川ドボンですでに奥美濃終了でしたわ。
お疲れさんでした。
3年連続?の笹ヶ峰でしょうか。
ぽぽんたも今年は天草山から入りたいと思ってましたが、Biwa爺ちゃまの恐怖林道画像を見てあっさりと諦めましたわ。
今日はいつものルートではなく、鈴谷林道を少し奥まで進んで449m標高点のあたりから真っ直ぐに上がる尾根を使っ
てみよう。長丁場に備えて、まずは美濃俣丸へ最短ルートで到達しようという目論見である。
なるほど省エネルートがしっかり計算されてますね。
北西尾根最大の難所の急登は左からステップを刻んで巻き上がる。ここはアイゼンを着けて正面突破か右から巻くか
というところだが、左側もさほど苦労なく簡単にP1115mに立つことができた。
ここまで来れば山頂は目の前だ。ほぼ思惑通りの時間で美濃俣丸の山頂に立つ。展望は360度。
時間だけで比べるとあまり変わらなかったのかな?
今日は貸切かと思っていたら、源平谷山の尾根からトレースが上がってきていた。
絶対に人に会わないであろう山域で次々と人が現れますね、これもBiwa爺ちゃまレポ効果?
1294mの夏小屋丸も雪が割れることもなく、完全な雪堤を抱いたピークが残っていた。
ほ~う、あの大クレバスがまだ現れませんか!
朝の先客の主はこ
れか。もし日帰りで不動・千回沢山なら相当な使い手である。
テントを担いでいずれはと思いながらも実現していないルート。今年の雪の状態ならヤブも出ておらずチャンスだろう。
軽い羨望を覚えながら笹ヶ峰へと歩を進めた。
決して「軽く」ないとぽぽんたは読みましたよ。
今日は春霞が漂いあまり遠望は利かないが、いつもの儀式でまず山座同定を楽しんだ。
アレ、今日はひとりづつ読み上げてもらえないのね・・・
この日は2,000mから下は黒っぽい霞に覆われてました、昼頃にはそれが高山まで覆いつくしましたね。
そして最後のピーク、天草山。静かな山頂だ。あわよくば赤谷山まで足を延ばして林道歩きを回避、二ツ屋の駐車地の
真上に出ようかなんてことも考えていたが、もう満腹だ。
この方が楽しそうだけど、お腹がいっぱいではねぇ。
後は林道をハイペースで飛ばすだけだと思っていたのが甘かった。2人パーティーが笹ヶ峰山頂で「林道にもたっぷり雪
がありますよ」と言っていた意味を知ることになる。
彼らの登りの足跡と、真新しいアイゼンを履いた単独の足跡が雪面に残されていた。こちらはスノーシューである。ツボ足
でくるぶしあたりまで潜るならスノーシューを履く方がはるかに消耗が少ない。
前谷の出合いを過ぎて谷あいが狭まってくると、林道上の雪はデブリで5m近く盛り上がっていた。
足元の日野川は雪融け水が勢い良く走っている。スノーシューを脱いで念のためピッケルを出す。手前から見ているとどこ
を通過できるのかという感じだったが、そばまで来ればさほどでもない。
Biwa爺ちゃまの恐怖林道画像を見ていったのでしょ?
承知之助ですよね。
駐車地まで戻ると朝と同じく自分の車以外には1台だけ。不動山へ向かったと思われる登山者の車が残っていた。
泊まりなのか、これから下りてくるのか。
気になって仕方ないでしょ、フフフ。
昨年は逆コースで周回を試みながら、強風のためロボットピークで断念したルートを歩き通すことができた。
心地よい疲労と満足感は、温泉の湯に溶け出して全身を包んでくれることだろう。越美国境稜線はまだまだ旬だ。
へぇ~、まだ旬ですか、ぽぽんたは坂内川ドボンですでに奥美濃終了でしたわ。
お疲れさんでした。
Re: 【越美】美濃俣丸から笹ヶ峰、天草山へ
山日和さん こんばんは
広野ダム湖畔を抜けて、車は二ツ屋の導水施設まで入ることができた。
もうここまで除雪されていましたか。
自然融雪じゃないでしょ。
今日はいつものルートではなく、鈴谷林道を少し奥まで進んで449m標高点のあたりから真っ直ぐに上がる尾根を使ってみよう。長丁場に備えて、まずは美濃俣丸へ最短ルートで到達しようという目論見である。
これは、昔、鈴谷川遡行の帰りに降りてきた尾根ですか。
ここまでいいペースで来ることができた。通常ルートもいい樹林があっていいコースなのだが、下部の植林と林道歩きにちょっと難がある。このコースは急ぐ時には最適だ。
なるほど。
北西尾根最大の難所の急登は左からステップを刻んで巻き上がる。ここはアイゼンを着けて正面突破か右から巻くかというところだが、左側もさほど苦労なく簡単にP1115mに立つことができた。
ここの左側は、まだ一度も試したことがありません。
右側と同じようなものですか。
ここまで来れば山頂は目の前だ。ほぼ思惑通りの時間で美濃俣丸の山頂に立つ。展望は360度。
いつもならここでランチというところだが、今日の美濃俣丸は単なる通過点である。
急げ急げ。
雪の大斜面をじっくり登れば大河内山1288mの山頂だ。この付近特有の「丸」という山名で呼ぶと「ヨセン谷丸」という名前である。美濃俣丸と笹ヶ峰というビッグネームに挟まれた実に堂々たる山容を誇っている。
初めての山頂はうれしいものだが、ここもまた通過点。
急げ急げ。
今度来る時はゆっくりしよう。
ほんまかいな。
3年前、去年とこの稜線を歩いているが、今年の雪はケタ違いに多い。露出したササを踏む場面もほとんどなく、ルートを選ばずとも雪面を歩いていける。
1294mの夏小屋丸も雪が割れることもなく、完全な雪堤を抱いたピークが残っていた。
それは迫力の雪堤でしょうね。
そいつが割れるときが怖いけど。
その手前でトレースが突然Uターンして、笹ヶ峰方面へはまっさらの雪面が続いていた。
これはひょっとしてとトレースを追ってUターンすると、予想通り不動山方面にその足跡は続いていた。朝の先客の主はこ
れか。もし日帰りで不動・千回沢山なら相当な使い手である。
軽い羨望を覚えながら笹ヶ峰へと歩を進めた。
軽い羨望じゃなくて、たっぷりとうらやましいですよ。
今では、奥美濃最奥の山になってしまいましたからね。
ひとつ前衛ピークを越えれば1284.6mの笹ヶ峰山頂。長い間ずっと憧れていた久遠の山頂もこの3年で3度訪れることとなった。なんとか目標だった昼までに到着。
今日は春霞が漂いあまり遠望は利かないが、いつもの儀式でまず山座同定を楽しんだ。
もう3回目ですか。
ランチの準備をしていると南から2人パーティーが近付いてきた。早足で山頂に到達するとそのまま北へ歩いて行った。
天草山への周回組かと思ったが、北峰まで行ってすぐに引き返してきた。
「美濃俣丸からですか?」と聞かれる。「そうです」と答えると、「私らはこれから回ります」と返ってきた。
「こっちへ周回ですか?」と北の方を指すので「ええ」とうなずく。
ええ?
実はどうするかは笹ヶ峰に着いてメシを食ってから考えるつもりだった。今日の目的はすでに達したし、天草山への尾根は去年歩いたばかりだ。しかしさっきの返事で気持ちは固まった。行こう。
あちゃー、この人たちにネジ巻かれちゃったというか、肩押されちゃったというか、
そういうことですね。
県境を離れる960mJPからは注意が必要だ。ここから西に天草山への尾根に乗ってしまえば地図では読み取れない岩壁に行く手を阻まれてしまう。
ここは昨年逆回りで来た時に学習済みである。県境稜線をわずかに下ったところから折り返してトラバース気味に下りて行くのが正解だ。
地形図では、ここに岩壁があるなんてわかりませんね。
勝手知ったる地形の強みですね。
スノーシューを脱げば楽なのに、ズボラしてそのまま下りたので少し苦労させられた。
あらら、たんぽぽさんへのレスで言ってることと、やってることが違うじゃないの。
そして最後のピーク、天草山。静かな山頂だ。あわよくば赤谷山まで足を延ばして林道歩きを回避、二ツ屋の駐車地の真上に出ようかなんてことも考えていたが、もう満腹だ。
さすがに、もう行きませんか。
前谷の出合いを過ぎて谷あいが狭まってくると、林道上の雪はデブリで5m近く盛り上がっていた。
足元の日野川は雪融け水が勢い良く走っている。スノーシューを脱いで念のためピッケルを出す。手前から見ているとどこ
を通過できるのかという感じだったが、そばまで来ればさほどでもない。
何より3人が川に落ちることなく通過しているという安心感がある。
もう1箇所同じような難所をクリアして、やっと平穏な林道歩きに戻った。
例の、滑り台もどきの場所ですね。
川に落ちたら、たんぽぽさんに笑われまっせ。
駐車地まで戻ると朝と同じく自分の車以外には1台だけ。不動山へ向かったと思われる登山者の車が残っていた。
泊まりなのか、これから下りてくるのか。
気になりますね。
心地よい疲労と満足感は、温泉の湯に溶け出して全身を包んでくれることだろう。越美国境稜線はまだまだ旬だ。
まだまだ旬ですか。
よい山旅を!
洞吹(どうすい)
広野ダム湖畔を抜けて、車は二ツ屋の導水施設まで入ることができた。
もうここまで除雪されていましたか。
自然融雪じゃないでしょ。
今日はいつものルートではなく、鈴谷林道を少し奥まで進んで449m標高点のあたりから真っ直ぐに上がる尾根を使ってみよう。長丁場に備えて、まずは美濃俣丸へ最短ルートで到達しようという目論見である。
これは、昔、鈴谷川遡行の帰りに降りてきた尾根ですか。
ここまでいいペースで来ることができた。通常ルートもいい樹林があっていいコースなのだが、下部の植林と林道歩きにちょっと難がある。このコースは急ぐ時には最適だ。
なるほど。
北西尾根最大の難所の急登は左からステップを刻んで巻き上がる。ここはアイゼンを着けて正面突破か右から巻くかというところだが、左側もさほど苦労なく簡単にP1115mに立つことができた。
ここの左側は、まだ一度も試したことがありません。
右側と同じようなものですか。
ここまで来れば山頂は目の前だ。ほぼ思惑通りの時間で美濃俣丸の山頂に立つ。展望は360度。
いつもならここでランチというところだが、今日の美濃俣丸は単なる通過点である。
急げ急げ。
雪の大斜面をじっくり登れば大河内山1288mの山頂だ。この付近特有の「丸」という山名で呼ぶと「ヨセン谷丸」という名前である。美濃俣丸と笹ヶ峰というビッグネームに挟まれた実に堂々たる山容を誇っている。
初めての山頂はうれしいものだが、ここもまた通過点。
急げ急げ。
今度来る時はゆっくりしよう。
ほんまかいな。
3年前、去年とこの稜線を歩いているが、今年の雪はケタ違いに多い。露出したササを踏む場面もほとんどなく、ルートを選ばずとも雪面を歩いていける。
1294mの夏小屋丸も雪が割れることもなく、完全な雪堤を抱いたピークが残っていた。
それは迫力の雪堤でしょうね。
そいつが割れるときが怖いけど。
その手前でトレースが突然Uターンして、笹ヶ峰方面へはまっさらの雪面が続いていた。
これはひょっとしてとトレースを追ってUターンすると、予想通り不動山方面にその足跡は続いていた。朝の先客の主はこ
れか。もし日帰りで不動・千回沢山なら相当な使い手である。
軽い羨望を覚えながら笹ヶ峰へと歩を進めた。
軽い羨望じゃなくて、たっぷりとうらやましいですよ。
今では、奥美濃最奥の山になってしまいましたからね。
ひとつ前衛ピークを越えれば1284.6mの笹ヶ峰山頂。長い間ずっと憧れていた久遠の山頂もこの3年で3度訪れることとなった。なんとか目標だった昼までに到着。
今日は春霞が漂いあまり遠望は利かないが、いつもの儀式でまず山座同定を楽しんだ。
もう3回目ですか。
ランチの準備をしていると南から2人パーティーが近付いてきた。早足で山頂に到達するとそのまま北へ歩いて行った。
天草山への周回組かと思ったが、北峰まで行ってすぐに引き返してきた。
「美濃俣丸からですか?」と聞かれる。「そうです」と答えると、「私らはこれから回ります」と返ってきた。
「こっちへ周回ですか?」と北の方を指すので「ええ」とうなずく。
ええ?
実はどうするかは笹ヶ峰に着いてメシを食ってから考えるつもりだった。今日の目的はすでに達したし、天草山への尾根は去年歩いたばかりだ。しかしさっきの返事で気持ちは固まった。行こう。
あちゃー、この人たちにネジ巻かれちゃったというか、肩押されちゃったというか、
そういうことですね。
県境を離れる960mJPからは注意が必要だ。ここから西に天草山への尾根に乗ってしまえば地図では読み取れない岩壁に行く手を阻まれてしまう。
ここは昨年逆回りで来た時に学習済みである。県境稜線をわずかに下ったところから折り返してトラバース気味に下りて行くのが正解だ。
地形図では、ここに岩壁があるなんてわかりませんね。
勝手知ったる地形の強みですね。
スノーシューを脱げば楽なのに、ズボラしてそのまま下りたので少し苦労させられた。
あらら、たんぽぽさんへのレスで言ってることと、やってることが違うじゃないの。
そして最後のピーク、天草山。静かな山頂だ。あわよくば赤谷山まで足を延ばして林道歩きを回避、二ツ屋の駐車地の真上に出ようかなんてことも考えていたが、もう満腹だ。
さすがに、もう行きませんか。
前谷の出合いを過ぎて谷あいが狭まってくると、林道上の雪はデブリで5m近く盛り上がっていた。
足元の日野川は雪融け水が勢い良く走っている。スノーシューを脱いで念のためピッケルを出す。手前から見ているとどこ
を通過できるのかという感じだったが、そばまで来ればさほどでもない。
何より3人が川に落ちることなく通過しているという安心感がある。
もう1箇所同じような難所をクリアして、やっと平穏な林道歩きに戻った。
例の、滑り台もどきの場所ですね。
川に落ちたら、たんぽぽさんに笑われまっせ。
駐車地まで戻ると朝と同じく自分の車以外には1台だけ。不動山へ向かったと思われる登山者の車が残っていた。
泊まりなのか、これから下りてくるのか。
気になりますね。
心地よい疲労と満足感は、温泉の湯に溶け出して全身を包んでくれることだろう。越美国境稜線はまだまだ旬だ。
まだまだ旬ですか。
よい山旅を!
洞吹(どうすい)
Re: 【越美】美濃俣丸から笹ヶ峰、天草山へ
biwacoさん、どうもです。
おやおや、聞いたことのあるような山じゃないですか?
と言うよりこの前、行ったばかり! 導師に先行できたとは、今年は春から縁起がいいわい~♪
Biwacoさんが行ったのを聞いて刺激されましたわ。
同じようで同じでないのが、やはり山日和式かな?
・449からとは…。次はもっと先の林道終点からの尾根を登ってね~。
多少は味付けを変えんとね。通常の尾根は何回も歩いてるんで・・・
林道終点からの尾根は無雪期の下山で使ったことありますよ。
二ツ屋まで入れましたか。あんなに雪があったのに、1週間前は湖畔の赤い橋まででした。
融けたというより除雪したんでしょうね。
3月に二ツ屋まで入れたという情報を見たんだけどガセだったのかな?崩れそうな雪の壁が残ってたので除雪です。
人を惑わすようなことしちゃいけませんで~(^.^)/~~~
だからわざわざ戻って教えてますやーん。
co600越えるくらいまではキツそうですね。ぼくは・912の尾根から行きましたけど…。
少々きついですけどすぐ終わります。
[attachment=0]パノラマ 1_1_1.JPG[/attachment]
1115pもきつかったけれど、山頂手前も急でした。
そうだったかなあ。
怖わー! 止まらんかったら東側の谷底までノンストップでっせー!(@_@;)
ちゃんと計算ずくです。(^^ゞ
[attachment=2]P1010408_1_1.JPG[/attachment]
眺望を楽しみながらの稜線歩き。天気がいいと最高の気分ですね~♪
ガスってたりしたらつまらないですよね。
2年前の時に見た放置バッテリーなんかはどうなったんでしょう?まだそのままかも。
そのバッテリーは大昔からあるみたいですよ。誰も持って下りんでしょう。
不動~千回沢…、そんな山もあったんだ! 軽いどころか、重い思い羨望を抑え込んでます。
今や奥美濃で最も登りにくい山になってしまいました。門入まで車で入れるうちに行っとけばよかった。
なるほど…、今度行ってみよう。源平谷山の尾根から登って天草山へ周回と言うのもいいかも?
その逆が私の去年のルートですよ。Biwacoさん、レポ見てない?
・711から二股合流点への尾根でしょうか?
そうどす。
あのデブリり林道には参りました。(><)
ヒヤヒヤでなんとか通過したけど、もういや!
1週間前はもっとエグかったようですねえ。
[attachment=1]P1010633_1_1.JPG[/attachment]
10日は蕎麦粒山でしたが、対岸の尾根から見ると、大谷川林道も雪のデブリで通れそうになかったです。
残雪期の林道は要注意です。石徹白川の大杉林道も、大滝のあたりは時期によっては恐いですからねえ。
山日和
おやおや、聞いたことのあるような山じゃないですか?
と言うよりこの前、行ったばかり! 導師に先行できたとは、今年は春から縁起がいいわい~♪
Biwacoさんが行ったのを聞いて刺激されましたわ。
同じようで同じでないのが、やはり山日和式かな?
・449からとは…。次はもっと先の林道終点からの尾根を登ってね~。
多少は味付けを変えんとね。通常の尾根は何回も歩いてるんで・・・
林道終点からの尾根は無雪期の下山で使ったことありますよ。
二ツ屋まで入れましたか。あんなに雪があったのに、1週間前は湖畔の赤い橋まででした。
融けたというより除雪したんでしょうね。
3月に二ツ屋まで入れたという情報を見たんだけどガセだったのかな?崩れそうな雪の壁が残ってたので除雪です。
人を惑わすようなことしちゃいけませんで~(^.^)/~~~
だからわざわざ戻って教えてますやーん。
co600越えるくらいまではキツそうですね。ぼくは・912の尾根から行きましたけど…。
少々きついですけどすぐ終わります。
[attachment=0]パノラマ 1_1_1.JPG[/attachment]
1115pもきつかったけれど、山頂手前も急でした。
そうだったかなあ。
怖わー! 止まらんかったら東側の谷底までノンストップでっせー!(@_@;)
ちゃんと計算ずくです。(^^ゞ
[attachment=2]P1010408_1_1.JPG[/attachment]
眺望を楽しみながらの稜線歩き。天気がいいと最高の気分ですね~♪
ガスってたりしたらつまらないですよね。
2年前の時に見た放置バッテリーなんかはどうなったんでしょう?まだそのままかも。
そのバッテリーは大昔からあるみたいですよ。誰も持って下りんでしょう。
不動~千回沢…、そんな山もあったんだ! 軽いどころか、重い思い羨望を抑え込んでます。
今や奥美濃で最も登りにくい山になってしまいました。門入まで車で入れるうちに行っとけばよかった。
なるほど…、今度行ってみよう。源平谷山の尾根から登って天草山へ周回と言うのもいいかも?
その逆が私の去年のルートですよ。Biwacoさん、レポ見てない?
・711から二股合流点への尾根でしょうか?
そうどす。
あのデブリり林道には参りました。(><)
ヒヤヒヤでなんとか通過したけど、もういや!
1週間前はもっとエグかったようですねえ。
[attachment=1]P1010633_1_1.JPG[/attachment]
10日は蕎麦粒山でしたが、対岸の尾根から見ると、大谷川林道も雪のデブリで通れそうになかったです。
残雪期の林道は要注意です。石徹白川の大杉林道も、大滝のあたりは時期によっては恐いですからねえ。
山日和
Re: 【越美】美濃俣丸から笹ヶ峰、天草山へ
たんぽぽさん、どうもです。
3年連続?の笹ヶ峰でしょうか。
ぽぽんたも今年は天草山から入りたいと思ってましたが、Biwa爺ちゃまの恐怖林道画像を見てあっさりと諦めましたわ。
連続ではありません。足掛け3年4シーズンで3回。
なるほど省エネルートがしっかり計算されてますね。
それもありますが、本音は新しいルートから登りたいってとこです。
時間だけで比べるとあまり変わらなかったのかな?
そうですねえ。結構ゆっくり休んでましたけど。
[attachment=2]P1010380_1.JPG[/attachment]
絶対に人に会わないであろう山域で次々と人が現れますね、これもBiwa爺ちゃまレポ効果?
いや、このあたりはかなりメジャー?な山域になりましたね。3年前に笹ヶ峰へ行った時も、除雪終了点に何台も車止まってました。
[attachment=1]P1010446_1.JPG[/attachment]
1294mの夏小屋丸も雪が割れることもなく、完全な雪堤を抱いたピークが残っていた。
ほ~う、あの大クレバスがまだ現れませんか!
あの壁がずれて落ちる瞬間を見てみたいものです。(^^ゞ
[attachment=0]P1010489_1_1.JPG[/attachment]
軽い羨望を覚えながら笹ヶ峰へと歩を進めた。
決して「軽く」ないとぽぽんたは読みましたよ。
あっ、わかります?(^_^;)
アレ、今日はひとりづつ読み上げてもらえないのね・・・
今回は省略です。またね~。
>>そして最後のピーク、天草山。静かな山頂だ。あわよくば赤谷山まで足を延ばして林道歩きを回避、二ツ屋の駐車地の
>>真上に出ようかなんてことも考えていたが、もう満腹だ。
この方が楽しそうだけど、お腹がいっぱいではねぇ。
林道の状態がわかってりゃ少々しんどくても行ってたかも。二ツ屋の駐車地のガケに階段付いてますから下山も保証付き。
Biwa爺ちゃまの恐怖林道画像を見ていったのでしょ?
承知之助ですよね。
帰ってから見ましたわ~。(*_*)
へぇ~、まだ旬ですか、ぽぽんたは坂内川ドボンですでに奥美濃終了でしたわ。
たんぽぽさん、終了早過ぎ~。多少のヤブをガマンすれば連休まで大丈夫かもね。
山日和
3年連続?の笹ヶ峰でしょうか。
ぽぽんたも今年は天草山から入りたいと思ってましたが、Biwa爺ちゃまの恐怖林道画像を見てあっさりと諦めましたわ。
連続ではありません。足掛け3年4シーズンで3回。
なるほど省エネルートがしっかり計算されてますね。
それもありますが、本音は新しいルートから登りたいってとこです。
時間だけで比べるとあまり変わらなかったのかな?
そうですねえ。結構ゆっくり休んでましたけど。
[attachment=2]P1010380_1.JPG[/attachment]
絶対に人に会わないであろう山域で次々と人が現れますね、これもBiwa爺ちゃまレポ効果?
いや、このあたりはかなりメジャー?な山域になりましたね。3年前に笹ヶ峰へ行った時も、除雪終了点に何台も車止まってました。
[attachment=1]P1010446_1.JPG[/attachment]
1294mの夏小屋丸も雪が割れることもなく、完全な雪堤を抱いたピークが残っていた。
ほ~う、あの大クレバスがまだ現れませんか!
あの壁がずれて落ちる瞬間を見てみたいものです。(^^ゞ
[attachment=0]P1010489_1_1.JPG[/attachment]
軽い羨望を覚えながら笹ヶ峰へと歩を進めた。
決して「軽く」ないとぽぽんたは読みましたよ。
あっ、わかります?(^_^;)
アレ、今日はひとりづつ読み上げてもらえないのね・・・
今回は省略です。またね~。
>>そして最後のピーク、天草山。静かな山頂だ。あわよくば赤谷山まで足を延ばして林道歩きを回避、二ツ屋の駐車地の
>>真上に出ようかなんてことも考えていたが、もう満腹だ。
この方が楽しそうだけど、お腹がいっぱいではねぇ。
林道の状態がわかってりゃ少々しんどくても行ってたかも。二ツ屋の駐車地のガケに階段付いてますから下山も保証付き。
Biwa爺ちゃまの恐怖林道画像を見ていったのでしょ?
承知之助ですよね。
帰ってから見ましたわ~。(*_*)
へぇ~、まだ旬ですか、ぽぽんたは坂内川ドボンですでに奥美濃終了でしたわ。
たんぽぽさん、終了早過ぎ~。多少のヤブをガマンすれば連休まで大丈夫かもね。
山日和
Re: 【越美】美濃俣丸から笹ヶ峰、天草山へ
山日和さん、こんばんは~。
あいかわらずの亀レスです~。
笹ケ峰、懐かしいね~。これも、洞吹さんと一緒に行ったね~。あの時は、三人じゃなくって矢問さんも一緒だったね。
懐かしいわ~。
今日はいつものルートではなく、鈴谷林道を少し奥まで進んで449m標高点のあたりから真っ直ぐに上がる尾根を使ってみよう。長丁場に備えて、まずは美濃俣丸へ最短ルートで到達しようという目論見である。
ロングルートを歩く喜びにひたっている最近ね。この時期は、雪がしまってるから、交代ラッセルは必要ないし、単独でガシガシ歩きたい気分かな?
北西尾根最大の難所の急登は左からステップを刻んで巻き上がる。ここはアイゼンを着けて正面突破か右から巻くかというところだが、左側もさほど苦労なく簡単にP1115mに立つことができた。
ここまで来れば山頂は目の前だ。ほぼ思惑通りの時間で美濃俣丸の山頂に立つ。展望は360度。
快調な出だしだね~。この先が楽しみだね~。
いつもならここでランチというところだが、今日の美濃俣丸は単なる通過点である。
未踏の美濃俣丸と1294mの通称ロボットピークの間の越美国境稜線を繋ぐのが第一の目的だ。
あれっ、山日和さん、美濃俣丸って未踏やった?
大河内山からロボットピークへ向けて魅力的な雪尾根が誘っている。
鞍部に向かって駆け下りる。途中からはシリセードに切替えて一気に滑り降りた。
ぶ厚い雪堤が続く雪の稜線を歩くのは実に楽しい。かなり割れ目ができ始めているが、安全と思われるところは外側を歩いた。この雪堤が消え去るまではまだかなりの時間を要するだろう。
いいね~。それに、今年の雪はまだまだ旬なのね。
雪の大斜面をじっくり登れば大河内山1288mの山頂だ。この付近特有の「丸」という山名で呼ぶと「ヨセン谷丸」という名
前である。美濃俣丸と笹ヶ峰というビッグネームに挟まれた実に堂々たる山容を誇っている。
初めての山頂はうれしいものだが、ここもまた通過点。今度来る時はゆっくりしよう。
何度でもいらっしゃい~。って山が言ってなかった?
吊り尾根の向こうのロボットピークは指呼の間。15分ほどで着いた。このおかしな名前の由来は山がロボットみたいな形
をしているというわけではなく、かつて自動気象観測装置が設置されていたことによる。その頃はここまでちゃんと道があ
ったわけだ。
しかし、他にもっちちがう名前にしなかったんかいな~。元は、名前のない山やったんかいな?
3年前、去年とこの稜線を歩いているが、今年の雪はケタ違いに多い。露出したササを踏む場面もほとんどなく、ルート
を選ばずとも雪面を歩いていける。
1294mの夏小屋丸も雪が割れることもなく、完全な雪堤を抱いたピークが残っていた。
3年前は、夏小屋丸も雪が割れていて、子の場所はものすごく印象的なとこやね~。
その手前でトレースが突然Uターンして、笹ヶ峰方面へはまっさらの雪面が続いていた。
これはひょっとしてとトレースを追ってUターンすると、予想通り不動山方面にその足跡は続いていた。朝の先客の主はこ
れか。もし日帰りで不動・千回沢山なら相当な使い手である。
テントを担いでいずれはと思いながらも実現していないルート。今年の雪の状態ならヤブも出ておらずチャンスだろう。
軽い羨望を覚えながら笹ヶ峰へと歩を進めた。
okuちゃんなら、やっちゃいそうやね。まさかokuちゃんだったとか?そうそう、3年前も稜線の途中にテントが張ってあったね。あの時も、不動・千回沢山へその人は行ったのだろうかと話していたね。
夏小屋丸から次のピークへは30m以上はあろうかという広大な雪尾根が続く。振り返れば自分のトレースが足元から
山頂へ真っ直ぐに伸びていた。
ひとつ前衛ピークを越えれば1284.6mの笹ヶ峰山頂。長い間ずっと憧れていた久遠の山頂もこの3年で3度訪れることと
なった。なんとか目標だった昼までに到着。
叶いかけると、なんだかあっけなく夢が叶っちゃったりしてね。いい山やから再び向かう気持ちになるんやけど。
「美濃俣丸からですか?」と聞かれる。「そうです」と答えると、「私らはこれから回ります」と返ってきた。
「こっちへ周回ですか?」と北の方を指すので「ええ」とうなずく。
実はどうするかは笹ヶ峰に着いてメシを食ってから考えるつもりだった。今日の目的はすでに達したし、天草山への尾根は
去年歩いたばかりだ。しかしさっきの返事で気持ちは固まった。行こう。
話しながら気持ちが固まったのね。人と出会えてよかったね。
北峰からの下りは素晴らしい高度感だ。深く切れ込んだギャップの向うに1169mピークが盛り上がる。
一気に200mを駆け下りて、ヤブが露出した尾根芯を避けて浅い谷を越えて左側の広い支尾根に乗った。
100mほど登り返せば本日のアルバイトはほぼ終了だ。ザックを降ろしてひと息入れる。
味わいの違う歩きができそうね。
美濃俣丸の登り以来遠ざかっていたブナ林が再び姿を見せ始めた。揖斐川源流赤谷の支流ミノグサの源頭には素晴
らしいブナ林が展開している。展望の雪尾根を満喫した後にブナ林を味わえるとはなんとも贅沢である。
お待ちかねのブナ林も登場なのね。役者が揃った。
県境を離れる960mJPからは注意が必要だ。ここから西に天草山への尾根に乗ってしまえば地図では読み取れない岩
壁に行く手を阻まれてしまう。
ここは昨年逆回りで来た時に学習済みである。県境稜線をわずかに下ったところから折り返してトラバース気味に下りて
行くのが正解だ。
経験があれば不安もないね。
スノーシューを脱げば楽なのに、ズボラしてそのまま下りたので少し苦労させられた。
県境直下のコルからはブナ林が続く。900mにも満たない尾根だが、十分に楽しませてくれるところである。日野川源
頭の向うには、歩いてきた稜線がもうはるか高くに浮かんでいた。
逆コースでここから笹ヶ峰を見て闘志が沸くかげんなりするかはその日の体調と気力次第だろう。
どとらからの周遊が、山日和さんのポリシーに向くのかしら?目的の山に向かって登って行くルートを取るという。
そして最後のピーク、天草山。静かな山頂だ。あわよくば赤谷山まで足を延ばして林道歩きを回避、二ツ屋の駐車地の
真上に出ようかなんてことも考えていたが、もう満腹だ。
どこまでもルートは大周遊に向かって広がっていくのね。
前谷の出合いを過ぎて谷あいが狭まってくると、林道上の雪はデブリで5m近く盛り上がっていた。
足元の日野川は雪融け水が勢い良く走っている。スノーシューを脱いで念のためピッケルを出す。手前から見ているとどこ
を通過できるのかという感じだったが、そばまで来ればさほどでもない。
何より3人が川に落ちることなく通過しているという安心感がある。
もう1箇所同じような難所をクリアして、やっと平穏な林道歩きに戻った。二ツ屋のダム湖端まで来ると人の通れる巾だけ
雪融けが進んでいた。
林道は注意やね~。アスファルトは日向なら溶けるのが早いけど日陰はいつまでも溶けなくってトラバースに気を使っちゃうね。アイゼンはいてれば、安心やけど。
駐車地まで戻ると朝と同じく自分の車以外には1台だけ。不動山へ向かったと思われる登山者の車が残っていた。
泊まりなのか、これから下りてくるのか。
気になるところね~。
昨年は逆コースで周回を試みながら、強風のためロボットピークで断念したルートを歩き通すことができた。
心地よい疲労と満足感は、温泉の湯に溶け出して全身を包んでくれることだろう。越美国境稜線はまだまだ旬だ。
目的達成で、充実の山。よかったね~。お疲れさま~。
☆~。~。とっちゃん(都津茶女)~。~☆
あいかわらずの亀レスです~。
【日 付】2011年4月10日(日)
【山 域】越美国境 美濃俣丸・笹ヶ峰周辺
【天 候】晴れ
【コース】二ツ屋導水施設6:30---6:58 449m尾根取付き---8:35北西尾根合流8:50---
9:27美濃俣丸9:45---10:39大河内山10:58---11:15ロボットピーク---
12:00笹ヶ峰13:04---14:12県境JP---15:14天草山---16:13大河内---17:19駐車地
笹ケ峰、懐かしいね~。これも、洞吹さんと一緒に行ったね~。あの時は、三人じゃなくって矢問さんも一緒だったね。
懐かしいわ~。
今日はいつものルートではなく、鈴谷林道を少し奥まで進んで449m標高点のあたりから真っ直ぐに上がる尾根を使ってみよう。長丁場に備えて、まずは美濃俣丸へ最短ルートで到達しようという目論見である。
ロングルートを歩く喜びにひたっている最近ね。この時期は、雪がしまってるから、交代ラッセルは必要ないし、単独でガシガシ歩きたい気分かな?
街道の尾から美濃俣丸~ロボットピークの稜線が未踏の私。美濃俣丸はぜひとも行きたいピークです。尾根は意外にヤブっぽくなく、無雪期でも歩けるのではという雰囲気だ。ピンクのテープもあった。
地図でも読み取れるように、初っ端は急傾斜。ブナが混じり出すと伐採跡だろうか展望が開けた。美濃俣丸の山頂と、右に連なるのは三周ヶ岳の頭と街道の尾の長い
稜線だ。先週と違って今日は朝から快晴。いやが上にも気分は盛り上がる。
北西尾根最大の難所の急登は左からステップを刻んで巻き上がる。ここはアイゼンを着けて正面突破か右から巻くかというところだが、左側もさほど苦労なく簡単にP1115mに立つことができた。
ここまで来れば山頂は目の前だ。ほぼ思惑通りの時間で美濃俣丸の山頂に立つ。展望は360度。
快調な出だしだね~。この先が楽しみだね~。
いつもならここでランチというところだが、今日の美濃俣丸は単なる通過点である。
未踏の美濃俣丸と1294mの通称ロボットピークの間の越美国境稜線を繋ぐのが第一の目的だ。
あれっ、山日和さん、美濃俣丸って未踏やった?
大河内山からロボットピークへ向けて魅力的な雪尾根が誘っている。
鞍部に向かって駆け下りる。途中からはシリセードに切替えて一気に滑り降りた。
ぶ厚い雪堤が続く雪の稜線を歩くのは実に楽しい。かなり割れ目ができ始めているが、安全と思われるところは外側を歩いた。この雪堤が消え去るまではまだかなりの時間を要するだろう。
いいね~。それに、今年の雪はまだまだ旬なのね。
雪の大斜面をじっくり登れば大河内山1288mの山頂だ。この付近特有の「丸」という山名で呼ぶと「ヨセン谷丸」という名
前である。美濃俣丸と笹ヶ峰というビッグネームに挟まれた実に堂々たる山容を誇っている。
初めての山頂はうれしいものだが、ここもまた通過点。今度来る時はゆっくりしよう。
何度でもいらっしゃい~。って山が言ってなかった?
吊り尾根の向こうのロボットピークは指呼の間。15分ほどで着いた。このおかしな名前の由来は山がロボットみたいな形
をしているというわけではなく、かつて自動気象観測装置が設置されていたことによる。その頃はここまでちゃんと道があ
ったわけだ。
しかし、他にもっちちがう名前にしなかったんかいな~。元は、名前のない山やったんかいな?
3年前、去年とこの稜線を歩いているが、今年の雪はケタ違いに多い。露出したササを踏む場面もほとんどなく、ルート
を選ばずとも雪面を歩いていける。
1294mの夏小屋丸も雪が割れることもなく、完全な雪堤を抱いたピークが残っていた。
3年前は、夏小屋丸も雪が割れていて、子の場所はものすごく印象的なとこやね~。
その手前でトレースが突然Uターンして、笹ヶ峰方面へはまっさらの雪面が続いていた。
これはひょっとしてとトレースを追ってUターンすると、予想通り不動山方面にその足跡は続いていた。朝の先客の主はこ
れか。もし日帰りで不動・千回沢山なら相当な使い手である。
テントを担いでいずれはと思いながらも実現していないルート。今年の雪の状態ならヤブも出ておらずチャンスだろう。
軽い羨望を覚えながら笹ヶ峰へと歩を進めた。
okuちゃんなら、やっちゃいそうやね。まさかokuちゃんだったとか?そうそう、3年前も稜線の途中にテントが張ってあったね。あの時も、不動・千回沢山へその人は行ったのだろうかと話していたね。
夏小屋丸から次のピークへは30m以上はあろうかという広大な雪尾根が続く。振り返れば自分のトレースが足元から
山頂へ真っ直ぐに伸びていた。
ひとつ前衛ピークを越えれば1284.6mの笹ヶ峰山頂。長い間ずっと憧れていた久遠の山頂もこの3年で3度訪れることと
なった。なんとか目標だった昼までに到着。
叶いかけると、なんだかあっけなく夢が叶っちゃったりしてね。いい山やから再び向かう気持ちになるんやけど。
「美濃俣丸からですか?」と聞かれる。「そうです」と答えると、「私らはこれから回ります」と返ってきた。
「こっちへ周回ですか?」と北の方を指すので「ええ」とうなずく。
実はどうするかは笹ヶ峰に着いてメシを食ってから考えるつもりだった。今日の目的はすでに達したし、天草山への尾根は
去年歩いたばかりだ。しかしさっきの返事で気持ちは固まった。行こう。
話しながら気持ちが固まったのね。人と出会えてよかったね。
北峰からの下りは素晴らしい高度感だ。深く切れ込んだギャップの向うに1169mピークが盛り上がる。
一気に200mを駆け下りて、ヤブが露出した尾根芯を避けて浅い谷を越えて左側の広い支尾根に乗った。
100mほど登り返せば本日のアルバイトはほぼ終了だ。ザックを降ろしてひと息入れる。
味わいの違う歩きができそうね。
美濃俣丸の登り以来遠ざかっていたブナ林が再び姿を見せ始めた。揖斐川源流赤谷の支流ミノグサの源頭には素晴
らしいブナ林が展開している。展望の雪尾根を満喫した後にブナ林を味わえるとはなんとも贅沢である。
お待ちかねのブナ林も登場なのね。役者が揃った。
県境を離れる960mJPからは注意が必要だ。ここから西に天草山への尾根に乗ってしまえば地図では読み取れない岩
壁に行く手を阻まれてしまう。
ここは昨年逆回りで来た時に学習済みである。県境稜線をわずかに下ったところから折り返してトラバース気味に下りて
行くのが正解だ。
経験があれば不安もないね。
スノーシューを脱げば楽なのに、ズボラしてそのまま下りたので少し苦労させられた。
県境直下のコルからはブナ林が続く。900mにも満たない尾根だが、十分に楽しませてくれるところである。日野川源
頭の向うには、歩いてきた稜線がもうはるか高くに浮かんでいた。
逆コースでここから笹ヶ峰を見て闘志が沸くかげんなりするかはその日の体調と気力次第だろう。
どとらからの周遊が、山日和さんのポリシーに向くのかしら?目的の山に向かって登って行くルートを取るという。
そして最後のピーク、天草山。静かな山頂だ。あわよくば赤谷山まで足を延ばして林道歩きを回避、二ツ屋の駐車地の
真上に出ようかなんてことも考えていたが、もう満腹だ。
どこまでもルートは大周遊に向かって広がっていくのね。
前谷の出合いを過ぎて谷あいが狭まってくると、林道上の雪はデブリで5m近く盛り上がっていた。
足元の日野川は雪融け水が勢い良く走っている。スノーシューを脱いで念のためピッケルを出す。手前から見ているとどこ
を通過できるのかという感じだったが、そばまで来ればさほどでもない。
何より3人が川に落ちることなく通過しているという安心感がある。
もう1箇所同じような難所をクリアして、やっと平穏な林道歩きに戻った。二ツ屋のダム湖端まで来ると人の通れる巾だけ
雪融けが進んでいた。
林道は注意やね~。アスファルトは日向なら溶けるのが早いけど日陰はいつまでも溶けなくってトラバースに気を使っちゃうね。アイゼンはいてれば、安心やけど。
駐車地まで戻ると朝と同じく自分の車以外には1台だけ。不動山へ向かったと思われる登山者の車が残っていた。
泊まりなのか、これから下りてくるのか。
気になるところね~。
昨年は逆コースで周回を試みながら、強風のためロボットピークで断念したルートを歩き通すことができた。
心地よい疲労と満足感は、温泉の湯に溶け出して全身を包んでくれることだろう。越美国境稜線はまだまだ旬だ。
目的達成で、充実の山。よかったね~。お疲れさま~。
☆~。~。とっちゃん(都津茶女)~。~☆
Re: 【越美】美濃俣丸から笹ヶ峰、天草山へ
洞吹さん、 どうもです。
もうここまで除雪されていましたか。
自然融雪じゃないでしょ。
当然除雪です。気温が上がれば雪の壁が崩れてこないかとヒヤヒヤでした。
これは、昔、鈴谷川遡行の帰りに降りてきた尾根ですか。
ひとつ手前ですね。
ここの左側は、まだ一度も試したことがありません。
右側と同じようなものですか。
右側ほど安心感はありません。右は下部が緩斜面ですけどこっちは一直線。
>今度来る時はゆっくりしよう。
ほんまかいな。
ホンマでっせー。
[attachment=1]パノラマ 9_1.JPG[/attachment]
それは迫力の雪堤でしょうね。
そいつが割れるときが怖いけど。
いつ割れるんでしょうね。一度見てみたい。
軽い羨望じゃなくて、たっぷりとうらやましいですよ。
今では、奥美濃最奥の山になってしまいましたからね。
そうなんですねー。早く行っとけばよかった。でも積雪期はこっちから登るしかなかったですけどね。
もう3回目ですか。
願教寺山と同じくずいぶん遠い山に感じてましたが、一度行ってしまえばですね。
あちゃー、この人たちにネジ巻かれちゃったというか、肩押されちゃったというか、
そういうことですね。
ありがとう~ってとこです。(^_^;)
地形図では、ここに岩壁があるなんてわかりませんね。
勝手知ったる地形の強みですね。
下から見上げたらここを下って来なくてよかったと思えるところです。
あらら、たんぽぽさんへのレスで言ってることと、やってることが違うじゃないの。
ツボ足の方が楽って程度で、危険を感じたわけではないので。
さすがに、もう行きませんか。
ちょっとくたぶれました。早く林道に出たかったですわ。その時は・・・
[attachment=0]パノラマ 14_1.JPG[/attachment]
例の、滑り台もどきの場所ですね。
川に落ちたら、たんぽぽさんに笑われまっせ。
落ちたら笑われるぐらいでは済みませんわ。(^_^;)
>駐車地まで戻ると朝と同じく自分の車以外には1台だけ。不動山へ向かったと思われる登山者の車が残っていた。
>泊まりなのか、これから下りてくるのか。
気になりますね。
彼はどういう行動だったんでしょうね。
まだまだ旬ですか。
まだ行けますよ~。
山日和
もうここまで除雪されていましたか。
自然融雪じゃないでしょ。
当然除雪です。気温が上がれば雪の壁が崩れてこないかとヒヤヒヤでした。
これは、昔、鈴谷川遡行の帰りに降りてきた尾根ですか。
ひとつ手前ですね。
ここの左側は、まだ一度も試したことがありません。
右側と同じようなものですか。
右側ほど安心感はありません。右は下部が緩斜面ですけどこっちは一直線。
>今度来る時はゆっくりしよう。
ほんまかいな。
ホンマでっせー。
[attachment=1]パノラマ 9_1.JPG[/attachment]
それは迫力の雪堤でしょうね。
そいつが割れるときが怖いけど。
いつ割れるんでしょうね。一度見てみたい。
軽い羨望じゃなくて、たっぷりとうらやましいですよ。
今では、奥美濃最奥の山になってしまいましたからね。
そうなんですねー。早く行っとけばよかった。でも積雪期はこっちから登るしかなかったですけどね。
もう3回目ですか。
願教寺山と同じくずいぶん遠い山に感じてましたが、一度行ってしまえばですね。
あちゃー、この人たちにネジ巻かれちゃったというか、肩押されちゃったというか、
そういうことですね。
ありがとう~ってとこです。(^_^;)
地形図では、ここに岩壁があるなんてわかりませんね。
勝手知ったる地形の強みですね。
下から見上げたらここを下って来なくてよかったと思えるところです。
あらら、たんぽぽさんへのレスで言ってることと、やってることが違うじゃないの。
ツボ足の方が楽って程度で、危険を感じたわけではないので。
さすがに、もう行きませんか。
ちょっとくたぶれました。早く林道に出たかったですわ。その時は・・・
[attachment=0]パノラマ 14_1.JPG[/attachment]
例の、滑り台もどきの場所ですね。
川に落ちたら、たんぽぽさんに笑われまっせ。
落ちたら笑われるぐらいでは済みませんわ。(^_^;)
>駐車地まで戻ると朝と同じく自分の車以外には1台だけ。不動山へ向かったと思われる登山者の車が残っていた。
>泊まりなのか、これから下りてくるのか。
気になりますね。
彼はどういう行動だったんでしょうね。
まだまだ旬ですか。
まだ行けますよ~。
山日和
Re: 【越美】美濃俣丸から笹ヶ峰、天草山へ
とっちゃん、どうもです。
笹ケ峰、懐かしいね~。これも、洞吹さんと一緒に行ったね~。あの時は、三人じゃなくって矢問さんも一緒だったね。
懐かしいわ~。
懐かしいってほど年月が経ったわけじゃないけどね。
ロングルートを歩く喜びにひたっている最近ね。この時期は、雪がしまってるから、交代ラッセルは必要ないし、単独でガシガシ歩きたい気分かな?
それが基本です。短いルートだと時間を持て余しそうで。貧乏性なんやねえ。
> いつもならここでランチというところだが、今日の美濃俣丸は単なる通過点である。
>未踏の美濃俣丸と1294mの通称ロボットピークの間の越美国境稜線を繋ぐのが第一の目的だ。
あれっ、山日和さん、美濃俣丸って未踏やった?
「未踏の」の次に「、」を入れてくださいマセ。5回目でした。
いいね~。それに、今年の雪はまだまだ旬なのね。
去年と比べてもかなり多いわ。
何度でもいらっしゃい~。って山が言ってなかった?
山はしゃべらんねえ。しゃべられたらうるさくてかなわん。
しかし、他にもっちちがう名前にしなかったんかいな~。元は、名前のない山やったんかいな?
「ロボット丸」なんちゃって。(^^ゞ
3年前は、夏小屋丸も雪が割れていて、子の場所はものすごく印象的なとこやね~。
「子の場所」って誰の子? 文章はよく見直しましょう~。
okuちゃんなら、やっちゃいそうやね。まさかokuちゃんだったとか?そうそう、3年前も稜線の途中にテントが張ってあったね。あの時も、不動・千回沢山へその人は行ったのだろうかと話していたね。
彼ならやりそうやね。
叶いかけると、なんだかあっけなく夢が叶っちゃったりしてね。いい山やから再び向かう気持ちになるんやけど。
昔の本を見ると、ここにしても石徹白の山にしてもずいぶん遠くて時間がかかる記述でした。
だから躊躇してたんだけど、その頃では考えられなかったような周回があたりまえになってるね。
話しながら気持ちが固まったのね。人と出会えてよかったね。
人に会わなくてもたぶん行ってたと思うけどね。
お待ちかねのブナ林も登場なのね。役者が揃った。
この源頭の風情はなかなかよろしいです。
経験があれば不安もないね。
逆に経験がなけば不安なしにそのまま下りて行って行き詰るやろね。
どちらからの周遊が、山日和さんのポリシーに向くのかしら?目的の山に向かって登って行くルートを取るという。
ここは目的の山が真ん中やからどっちでも一緒です。(^^)
どこまでもルートは大周遊に向かって広がっていくのね。
この場合は林道歩きを回避しようと思っただけですわ。
林道は注意やね~。アスファルトは日向なら溶けるのが早いけど日陰はいつまでも溶けなくってトラバースに気を使っちゃうね。アイゼンはいてれば、安心やけど。
ついついアイゼンに履き替えるのも面倒くさくなってしまうね。人に言ってる割には。(^_^;)
目的達成で、充実の山。よかったね~。お疲れさま~。
ありがとさんです。
山日和
笹ケ峰、懐かしいね~。これも、洞吹さんと一緒に行ったね~。あの時は、三人じゃなくって矢問さんも一緒だったね。
懐かしいわ~。
懐かしいってほど年月が経ったわけじゃないけどね。
ロングルートを歩く喜びにひたっている最近ね。この時期は、雪がしまってるから、交代ラッセルは必要ないし、単独でガシガシ歩きたい気分かな?
それが基本です。短いルートだと時間を持て余しそうで。貧乏性なんやねえ。
> いつもならここでランチというところだが、今日の美濃俣丸は単なる通過点である。
>未踏の美濃俣丸と1294mの通称ロボットピークの間の越美国境稜線を繋ぐのが第一の目的だ。
あれっ、山日和さん、美濃俣丸って未踏やった?
「未踏の」の次に「、」を入れてくださいマセ。5回目でした。
いいね~。それに、今年の雪はまだまだ旬なのね。
去年と比べてもかなり多いわ。
何度でもいらっしゃい~。って山が言ってなかった?
山はしゃべらんねえ。しゃべられたらうるさくてかなわん。
しかし、他にもっちちがう名前にしなかったんかいな~。元は、名前のない山やったんかいな?
「ロボット丸」なんちゃって。(^^ゞ
3年前は、夏小屋丸も雪が割れていて、子の場所はものすごく印象的なとこやね~。
「子の場所」って誰の子? 文章はよく見直しましょう~。
okuちゃんなら、やっちゃいそうやね。まさかokuちゃんだったとか?そうそう、3年前も稜線の途中にテントが張ってあったね。あの時も、不動・千回沢山へその人は行ったのだろうかと話していたね。
彼ならやりそうやね。
叶いかけると、なんだかあっけなく夢が叶っちゃったりしてね。いい山やから再び向かう気持ちになるんやけど。
昔の本を見ると、ここにしても石徹白の山にしてもずいぶん遠くて時間がかかる記述でした。
だから躊躇してたんだけど、その頃では考えられなかったような周回があたりまえになってるね。
話しながら気持ちが固まったのね。人と出会えてよかったね。
人に会わなくてもたぶん行ってたと思うけどね。
お待ちかねのブナ林も登場なのね。役者が揃った。
この源頭の風情はなかなかよろしいです。
経験があれば不安もないね。
逆に経験がなけば不安なしにそのまま下りて行って行き詰るやろね。
どちらからの周遊が、山日和さんのポリシーに向くのかしら?目的の山に向かって登って行くルートを取るという。
ここは目的の山が真ん中やからどっちでも一緒です。(^^)
どこまでもルートは大周遊に向かって広がっていくのね。
この場合は林道歩きを回避しようと思っただけですわ。
林道は注意やね~。アスファルトは日向なら溶けるのが早いけど日陰はいつまでも溶けなくってトラバースに気を使っちゃうね。アイゼンはいてれば、安心やけど。
ついついアイゼンに履き替えるのも面倒くさくなってしまうね。人に言ってる割には。(^_^;)
目的達成で、充実の山。よかったね~。お疲れさま~。
ありがとさんです。
山日和