【奥美濃】石徹白大杉から丸山・芦倉山へ

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山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

【奥美濃】石徹白大杉から丸山・芦倉山へ

投稿記事 by 山日和 »

【日 付】2013年4月20日(土)
【山 域】奥美濃 石徹白 丸山1786m・芦倉山1716.7m
【天 候】曇りのち雨
【コース】石徹白中居神社5:57---7:27大杉登山口7:39---9:47神鳩ノ宮避難小屋10:13---11:38丸山11:54---13:41芦倉山14:19
     ---14:59林道終点---16:53駐車地

 石徹白南部の山々もそろそろシーズンオフなのか、中居神社の駐車場に車の影はなかった。どんよりとした空の下、もうひとつ盛り上がらない心に鞭打って大杉林道へ足を踏み出した。来週の末には通行止めが解除されるらしい。この林道を歩くのも10年振りだ。
 林道は完全に除雪されており、車の通行に何の支障もないが、入口を簡易バリケードでなく重機で完全に防ぐのが最近の流れのようである。

 今日の目的は初河(はっこ)山から丸山、芦倉山への周回。長年温めながら、いつも優先順位が後回しになつて果たせなかった計画だ。しかし石徹白へ入る手前から見た初河山あたりは南面のせいもあるがまっ黒で、もうひとつ食指が動かなかった。
初河谷出合の取付き付近も鬱陶しそうな植林で上がってみようという気が起きない。雪がないなら大杉登山口まで歩いて、笠羽橋から薙刀北東尾根~薙刀山で遊んでみるか。こちらも12年振りだ。
どうするか決めかねているうちに登山口に着いた。途中で用足しした時に地図を落としてしまったらしい。しかしだいたいのことは頭に入っているし、GPSもあるので不安はない。

 休憩舎でひと息入れて心を決めた。初志貫徹で行こう。白山南縦走路へ歩き出した。
石徹白大杉に挨拶して、すぐ前の尾根に取り付く。登山道はもう少し谷沿いに進んで上がるのだが忘れていた。おかげよけいなヤブを漕ぐ羽目になってしまった。
登山道と合流するあたりで雪が繋がった。この道は無雪期に歩くことが多く、残雪期でも連休の頃だと登山道が露出しているところも多い。無雪期は林間の道という印象が強いが、雪が多いと右側に雪堤が張り出して展望のルートになる。
 つぼ足でも不自由しないが、担いでいるよりはとスノーシューを履いた。今日は新調したライトニングアクシスのデビュー戦である。よく働いてくれた初代アッセントは先週でお役御免となった。
このアクシスのバインディングシステムは秀逸で、装着も実にスムーズだ。ヒールリフターを上げるのにいちいち屈まなくてもいいのも嬉しい。

 ずっとブナ林が続く尾根は歩いていても気持がいい。振り返れば野伏、薙刀、日岸といった石徹白川右岸の山々がズラっと並んでいる。場所によって見え隠れする願教寺山。手前に見える薙刀北東尾根もまだまだきれいな雪稜を維持していた。
わずかに日が差して雪面にブナの影が伸びたが、これがこの日最初で最後の太陽の光だった。

[attachment=4]P1130178_1.JPG[/attachment]
 おたけり坂の急斜面もヒールリフターのおかげでキックステップ不要の楽々登坂である。足元は少し重くなっても足を置くだけで階段を登るように歩けるというのは楽なものだ。
 1612m標高点から広い雪尾根を進む。平坦になったらすぐ小屋というイメージがあったが以外に遠かった。
左に銚子ヶ峰、右に初河山から丸山の尾根。南面から見るのとはえらい違いで、ここから見る初河山の尾根にもしっかり雪が着いている。しかし丸山の山頂あたりはオオシラビソだろうか樹林が目立ち、もうひとつ風采が上がらない。やはり山頂に気の無い山の方が見栄えがいい。

 神鳩(かんばと)ノ宮避難小屋に到着。思ったより時間が掛ってしまった。何度も訪れていながら泊まったことがない。ここへ初めて来たのは12年前。ちょうど小屋が建て替えられたばかりでまだ供用開始されておらず、寒空の下、小屋の中に入れず外で震えながらメシを食ったことを思い出す。

[attachment=3]P1130227_1.JPG[/attachment]
 小屋でしばし休憩の後、未踏の丸山への稜線に向けて歩きだした。丸山まで1時間半というところだろうか。
昔の越美国境まで上がると三ノ峰、別山から南白山、焼滑、丸山(1900.6m)、日照岳と並ぶ別山東尾根が屏風のように横たわる。あの稜線をいつか歩いてみたいものだ。
尾根の北側、尾上郷川の源流域に広がるブナ林は素晴らしい。日差しがあればどんなに美しい風景だろう。残念ながら今日はモノクロの世界である。
 この標高はブナの上限ラインのようで、尾根上にはオオシラビソとダケカンバしか見られない。
坦々と進んで、丸山への最後の登りに掛かる。遠くからのイメージとは違って、山頂直下は広い雪尾根で気持ち良く歩くことができた。
 
[attachment=2]パノラマ 5_1_1.JPG[/attachment]
 雪原を進んで縦長の山頂台地の南端にある三角点(当然見えないが)に到着。まずは第一関門突破というところだ。
ここから見る芦倉山は意外に近く感じた。2時間、ひょっとしたら1時間半でも行けるかもしれない。未知のルートを考えればここでゆっくりランチというわけにもいかず、先を急ぐ。
右に分岐する初河山への尾根は実に見事なラインを描いて魅力的だ。もう少し早い時期に上がってみたいと思う。
 少し下ったところで雪尾根がササに分断された。左右を窺うも雪が繋がっている様子はない。大抵どちらかに活路があるものだが、あきらめてスノーシューを脱いでササに突入。
後ろ向きのササ懸垂で下れば何ということもない。逆目のササは登りでは拷問を受けているようだが、順目の下りは体を被せて行けば楽勝だ。但しササを持つ手を離せばササの上を滑り落ちてしまうが。

[attachment=1]P1130294_1.JPG[/attachment]
 ササ地帯も30mほどで終了。そこからはまた雪尾根が繋がる。
丸山山頂から見た芦倉山への尾根の途中に気になるポイントがあった。頂稜にモナカのような雪を乗せて、その側面は雪が滑り落ちて地肌が見えている場所と、それに続く痩せ尾根でヤブが完全に露出している場所だ。そこを除けばほぼ問題なさそうな雪尾根が続いているようだ。
 Ca1670mピークで右折すると問題の箇所が正面に迫った。そこは1669mのピークである。
ヤブの出ている西側を避けて、東斜面の雪を繋いでトラバースして接近。割れた雪を飛び越えて最後の登りにかかれば3mほどの雪壁に阻まれる。オオシラビソの立ち木を利用して強引にずり上がって無事モナカの上に立った。
続く下りが第2ポイントである。尾根は幅30センチほどしかなく、潅木が密生している。
雪に覆われていればもっと恐いところかもしれない。ヤブを回避するために右手の谷を少し下りて派生する尾根にトラバース。その尾根を少し登ってルートに復帰した。
谷を滑落するリスクを考えればここは強引に尾根芯を下りてもよかったかもしれない。
突っ込まなかったのは新調したレインウェアを傷だらけにするのが忍びなかっただけである。

 しばらくはのんびりと雪尾根を歩いた先に、本日最後の関門が控えていた。芦倉山への最後の登りは短いものの、雪壁状になって立ち上がっている。かなりの傾斜である。
ここでストックをピッケルに、スノーシューをアイゼンに換装した。ピッケルを手にするのは初登りの鎌ヶ岳以来だ。
極端に短くしたストックを左手に二丁拳銃で雪壁に取り付いた。壁のど真ん中には雪割れのU字溝みたいなものができて面白い眺めだ。
3点確保しながら一歩一歩高度を上げる。アイゼンが小気味良く決まった。傾斜が緩んでU字溝の先端に立つと、溝の中は軽いブッシュで傾斜も弱い。ここを上がれば良かった。
後から写真を見てみたら何のことはない、一番斜度のきついところを登っていたのだ。

[attachment=0]P1130334_1_1.JPG[/attachment]
 緩斜面の雪原を行けば見覚えのある芦倉山の頂上に到着だ。やった。正面には大日岳がまだはるか彼方だ。
間近の小白山を始めとする石徹白川右岸の山並みの向こうには、赤兎、大長、経、荒島といった奥越の山々が控えている。
遠く眺める越美国境は毘沙門から滝波、平家のあたり。国境稜線上はほとんど未踏の地帯である。
 天気は下り坂の予報だが、まだすぐに降り始めそうな気配ではない。短時間でもここまで我慢したビールとランチを楽しもう。
雪の上に顔を出したグニャリと曲がったオオシラビソの枝に腰を降ろして乾杯。山のビールの美味さは歩いてきた行程の中身の濃さに比例する。その仮説を実証するような一杯だ。

 しかしあんまりのんびりしてはいられない。下りも未知のルートなのだ。14年前に登った南西尾根はヤブの露出が多くて快適とは言えなかった。特に魅力的な樹林があるわけでもない。
そこで某山スキーヤーのHPで見て忘れられなかった保川源流の谷を下りようと思っていた。そこで見た写真は青空と相まって素晴らしい雪渓が山頂に延びていたのだ。
 そんな景色に憧れて谷へ飛び込む。さすがにこの時期は雪も汚く雪面はガタガタで、大規模なデブリも出ている。雪崩でなぎ倒されたオオシラビソがあっちこっちに顔を出して、お世辞にも美しい風景とは言えない。
それでも雪渓の下りは仕事が速く、地図上の林道終点まで40分ほどで下りることができた。
と思ったらしばらくで林道の形が消え、谷の二俣に突き当たる。左手の谷を渡渉すると今度は本物の現役の林道が現われた。後はのんびり林道を歩くだけだ。

 しかし地図がないとGPSの画面だけでは全体像が捉えにくい。この林道歩きはいったいどれぐらいあるんだろう。そのうち予定通り雨が降り始めた。しとしと程度なのが救いだ。
なんと今回は腕時計も忘れて来たので、時間を確認するのにいちいちカメラの電源を入れなければならない。現在地を確認したところで早く着くわけではないのでひたすら歩いた。

 朝日添(わさびそ)川に架かる橋までくれば石徹白上在所の集落はもう目の前だ。
しかし舗装路に変わった道をポクポク歩いていると、目の前に現われたのは集落ではなかった。
100mほど先を悠然と横切る巨大な茶色の塊。思わず目を疑ってしまった。あのー、そっちへ行きたいんですけど。
ストックを打ち鳴らして存在を知らせ、じわじわとその場所に近付いた。いない。レインウェアのフードを脱いで、後ろを振り返りながら足早に立ち去る。集落までわずか5分足らずの場所だった。

 少し勢いを増した雨も最後となれば気にならない。駐車場へ戻ると数台の車が増えていた。
この時間まで止まっているということは登山者ではないのだろう。
 もうひとつ好天には恵まれなかったが、未踏の丸山~芦倉山の稜線を歩くことができ、前後の林道歩きも含めて満腹の一日だった。
今日は久し振りに白鳥の美人の湯ですべすべになって帰ろう。

                         山日和
添付ファイル
U字溝から振り返る丸山
U字溝から振り返る丸山
丸山から芦倉山を望む
丸山から芦倉山を望む
別山東尾根 この素晴らしき世界
別山東尾根 この素晴らしき世界
P1130227_1.JPG
P1130178_1.JPG
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わりばし
記事: 1768
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【奥美濃】石徹白大杉から丸山・芦倉山へ

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、山日和さん。

  休憩舎でひと息入れて心を決めた。初志貫徹で行こう。白山南縦走路へ歩き出した。
石徹白大杉に挨拶して、すぐ前の尾根に取り付く。登山道はもう少し谷沿いに進んで上がるのだが忘れていた。おかげよけいなヤブを漕ぐ羽目になってしまった。
登山道と合流するあたりで雪が繋がった。この道は無雪期に歩くことが多く、残雪期でも連休の頃だと登山道が露出しているところも多い。無雪期は林間の道という印象が強いが、雪が多いと右側に雪堤が張り出して展望のルートになる。

花粉の中沢登りする人もいれば藪山のスノーシュー歩きする人もいる特別な季節のようで。

 つぼ足でも不自由しないが、担いでいるよりはとスノーシューを履いた。今日は新調したライトニングアクシスのデビュー戦である。よく働いてくれた初代アッセントは先週でお役御免となった。
このアクシスのバインディングシステムは秀逸で、装着も実にスムーズだ。ヒールリフターを上げるのにいちいち屈まなくてもいいのも嬉しい。

山日和さんはアッセントをいつく持っているのですか?

  小屋でしばし休憩の後、未踏の丸山への稜線に向けて歩きだした。丸山まで1時間半というところだろうか。
昔の越美国境まで上がると三ノ峰、別山から南白山、焼滑、丸山(1900.6m)、日照岳と並ぶ別山東尾根が屏風のように横たわる。あの稜線をいつか歩いてみたいものだ。
尾根の北側、尾上郷川の源流域に広がるブナ林は素晴らしい。日差しがあればどんなに美しい風景だろう。残念ながら今日はモノクロの世界である。
 この標高はブナの上限ラインのようで、尾根上にはオオシラビソとダケカンバしか見られない。
坦々と進んで、丸山への最後の登りに掛かる。遠くからのイメージとは違って、山頂直下は広い雪尾根で気持ち良く歩くことができた。
 
いい感じです。
ところが雪山でも花粉は飛んでいるんですよねえ。


  少し下ったところで雪尾根がササに分断された。左右を窺うも雪が繋がっている様子はない。大抵どちらかに活路があるものだが、あきらめてスノーシューを脱いでササに突入。
後ろ向きのササ懸垂で下れば何ということもない。逆目のササは登りでは拷問を受けているようだが、順目の下りは体を被せて行けば楽勝だ。但しササを持つ手を離せばササの上を滑り落ちてしまうが。

この時期にはしかたがないものの嫌ですねえ。

雪に覆われていればもっと恐いところかもしれない。ヤブを回避するために右手の谷を少し下りて派生する尾根にトラバース。その尾根を少し登ってルートに復帰した。
谷を滑落するリスクを考えればここは強引に尾根芯を下りてもよかったかもしれない。
突っ込まなかったのは新調したレインウェアを傷だらけにするのが忍びなかっただけである。

買っちゃったの。私とふ~さんを見習わなくっちゃ。 :mrgreen:

 しばらくはのんびりと雪尾根を歩いた先に、本日最後の関門が控えていた。芦倉山への最後の登りは短いものの、雪壁状になって立ち上がっている。かなりの傾斜である。
ここでストックをピッケルに、スノーシューをアイゼンに換装した。ピッケルを手にするのは初登りの鎌ヶ岳以来だ。
極端に短くしたストックを左手に二丁拳銃で雪壁に取り付いた。壁のど真ん中には雪割れのU字溝みたいなものができて面白い眺めだ。
3点確保しながら一歩一歩高度を上げる。アイゼンが小気味良く決まった。傾斜が緩んでU字溝の先端に立つと、溝の中は軽いブッシュで傾斜も弱い。ここを上がれば良かった。
後から写真を見てみたら何のことはない、一番斜度のきついところを登っていたのだ。

アイゼンにピッケルですか。下調べもばっちりですねえ・・すばらしい。

 天気は下り坂の予報だが、まだすぐに降り始めそうな気配ではない。短時間でもここまで我慢したビールとランチを楽しもう。
雪の上に顔を出したグニャリと曲がったオオシラビソの枝に腰を降ろして乾杯。山のビールの美味さは歩いてきた行程の中身の濃さに比例する。その仮説を実証するような一杯だ。

需要と供給のバランスですね。 :ugeek:

 しかし地図がないとGPSの画面だけでは全体像が捉えにくい。この林道歩きはいったいどれぐらいあるんだろう。そのうち予定通り雨が降り始めた。しとしと程度なのが救いだ。
なんと今回は腕時計も忘れて来たので、時間を確認するのにいちいちカメラの電源を入れなければならない。現在地を確認したところで早く着くわけではないのでひたすら歩いた。

GPSは現在位置はわかって便利なのですが、地図に比べ全体の情報量が少ないので二つ無いと不便ですねえ。

  もうひとつ好天には恵まれなかったが、未踏の丸山~芦倉山の稜線を歩くことができ、前後の林道歩きも含めて満腹の一日だった。
今日は久し振りに白鳥の美人の湯ですべすべになって帰ろう。

お疲れ様です。
ヤブコギ魂炸裂のレポでした。

                                                                              わりばし



                        
落第忍者
記事: 1229
登録日時: 2011年2月20日(日) 15:31
お住まい: 三重県伊賀市
連絡する:

Re: 【奥美濃】石徹白大杉から丸山・芦倉山へ

投稿記事 by 落第忍者 »

山日和さん、こんにちは。

石徹白でさえ行ったことが無い私には、山に関するレスは出来なくて申し訳ありません。
スノー衆の終了後も雪山で遊んでみたいと思っていましたが、下界の暖かさを経験してしまうとあきませんね。
すっかり春山モードに突入してしまいました。

初代ライトニングアッセントの後継機種として、ライトニングアクシスを選ばれたのですね。
私は最初からアクシスですので、アッセントの使い勝手は判りませんが、書かれてみえるようにアクシスのバインディングシステムは良く出来ていると思います。
アクシスの方が角度調整機能のギミック等で手が込んでいるような気がしますが、値段が安いので不思議なくらいです。
私が買った物にはセンターストラップも付属していましたが、最近の物はどうでしょうか?(ふ~さんのアクシスには付いていましたが。)
スノー衆の時にヒールストラップだけで歩いてみましたが、私としては十分のような感じでした。
山日和さん単独の時にはもっと際どい歩きでしょうから、センターもあった方が安心かもしれませんけど・・・

GPSはオレゴン300でしたよね。
私は地図画面のデータフィールドに、現在時刻と高度を表示させていますので、時計を忘れた時はこれを見ることにしていますよ。
146.jpg
146.jpg (29.02 KiB) 閲覧された回数 2770 回
落第忍者
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【奥美濃】石徹白大杉から丸山・芦倉山へ

投稿記事 by 柳川洞吹 »

山日和さん こんばんは

栗ヶ岳にレスしようとしてたら、もう丸山・芦倉山編がリリースされているぞ。
展開が早くて、ついて行けないわ。

 石徹白南部の山々もそろそろシーズンオフなのか、中居神社の駐車場に車の影はなかった。
 どんよりとした空の下、もうひとつ盛り上がらない心に鞭打って大杉林道へ足を踏み出した。
 来週の末には通行止めが解除されるらしい。この林道を歩くのも10年振りだ。


ここの林道歩きも、なかなかいいものです。

 林道は完全に除雪されており、車の通行に何の支障もないが、
 入口を簡易バリケードでなく重機で完全に防ぐのが最近の流れのようである。


最近は、道幅いっぱいにブルドーザーが「でん」と置いてあるところが多いですね。

 つぼ足でも不自由しないが、担いでいるよりはとスノーシューを履いた。
 今日は新調したライトニングアクシスのデビュー戦である。
 よく働いてくれた初代アッセントは先週でお役御免となった。


おっ、おニューですか。
ワシのスノーシューもシートの取り付け部分が少しずつ切れてきたので、
もう少ししたらダメになるかも。

 このアクシスのバインディングシステムは秀逸で、装着も実にスムーズだ。
 ヒールリフターを上げるのにいちいち屈まなくてもいいのも嬉しい。


どういう仕掛けなのか知りませんが、屈まなくてもいいとは、楽でいいですね。

 神鳩(かんばと)ノ宮避難小屋に到着。思ったより時間が掛ってしまった。
 何度も訪れていながら泊まったことがない。


ワシも、このきれいな小屋に一度泊まってみたいと思うんですが、
ずっと通過ばっかりです。

 小屋でしばし休憩の後、未踏の丸山への稜線に向けて歩きだした。丸山まで1時間半というところだろうか。
 昔の越美国境まで上がると三ノ峰、別山から南白山、焼滑、丸山(1900.6m)、
 日照岳と並ぶ別山東尾根が屏風のように横たわる。
 あの稜線をいつか歩いてみたいものだ。


ワシもそう思います。

 しばらくはのんびりと雪尾根を歩いた先に、本日最後の関門が控えていた。
 芦倉山への最後の登りは短いものの、雪壁状になって立ち上がっている。かなりの傾斜である。
 ここでストックをピッケルに、スノーシューをアイゼンに換装した。


ほう、そういう場所があるんですね。

 緩斜面の雪原を行けば見覚えのある芦倉山の頂上に到着だ。
 やった。正面には大日岳がまだはるか彼方だ。


やりましたね。
ここから天狗岳、大日ヶ岳へも歩いてみたいですね。

 天気は下り坂の予報だが、まだすぐに降り始めそうな気配ではない。
 短時間でもここまで我慢したビールとランチを楽しもう。
 雪の上に顔を出したグニャリと曲がったオオシラビソの枝に腰を降ろして乾杯。
 山のビールの美味さは歩いてきた行程の中身の濃さに比例する。その仮説を実証するような一杯だ。


なんと言っても、うまい一杯は欠かせませんね。
きょうは、うどん鍋じゃないんですか。

 しかしあんまりのんびりしてはいられない。下りも未知のルートなのだ。
 14年前に登った南西尾根はヤブの露出が多くて快適とは言えなかった。


この南西尾根というのは、ワシが同行したときの尾根のことですか。

 そこで某山スキーヤーのHPで見て忘れられなかった保川源流の谷を下りようと思っていた。
 そこで見た写真は青空と相まって素晴らしい雪渓が山頂に延びていたのだ。


地形図でも、ゆったりと下っていく谷ですね。
はたして、現実はどうかな。

 そんな景色に憧れて谷へ飛び込む。
 さすがにこの時期は雪も汚く雪面はガタガタで、大規模なデブリも出ている。
 雪崩でなぎ倒されたオオシラビソがあっちこっちに顔を出して、お世辞にも美しい風景とは言えない。


時期的に、しかたないのでしょうね。

 しかし地図がないとGPSの画面だけでは全体像が捉えにくい。
 この林道歩きはいったいどれぐらいあるんだろう。


確かにそうですね。
紙の地形図は必携だと思います。

 なんと今回は腕時計も忘れて来たので、時間を確認するのにいちいちカメラの電源を入れなければならない。

少し、来はじめましたねー。

 しかし舗装路に変わった道をポクポク歩いていると、目の前に現われたのは集落ではなかった。
 100mほど先を悠然と横切る巨大な茶色の塊。思わず目を疑ってしまった。
 あのー、そっちへ行きたいんですけど。
 ストックを打ち鳴らして存在を知らせ、じわじわとその場所に近付いた。


クマさんですか。
見たことないので知りませんが、黒じゃなくて茶色なんですか。

 もうひとつ好天には恵まれなかったが、未踏の丸山~芦倉山の稜線を歩くことができ、
 前後の林道歩きも含めて満腹の一日だった。
 今日は久し振りに白鳥の美人の湯ですべすべになって帰ろう。


お疲れさま。
長湯しすぎて、のっぺらぼうにならないようにね。
しかし、毎週毎週、よく遠くまで行けますね。

よい山旅を!
                        洞吹(どうすい)
アバター
山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【奥美濃】石徹白大杉から丸山・芦倉山へ

投稿記事 by 山日和 »

わりばしさん、どうもです。

花粉の中沢登りする人もいれば藪山のスノーシュー歩きする人もいる特別な季節のようで。

シーズン入れ替わりのごった煮の時期ですね。沢から雪渓に上がる人もいるし。 :mrgreen:

山日和さんはアッセントをいつく持っているのですか?

お役御免のを除けば25インチ1台ですよ。22インチのアッセントに代えてアクシスを新調しました。

[attachment=1]P1130189_1.JPG[/attachment]
いい感じです。
ところが雪山でも花粉は飛んでいるんですよねえ。


そうなの?見えないからわかりませんねえ。オオシラビソの花粉もあるんやろか?

この時期にはしかたがないものの嫌ですねえ。

ある程度は織り込み済みですわ。

>突っ込まなかったのは新調したレインウェアを傷だらけにするのが忍びなかっただけである。

買っちゃったの。私とふ~さんを見習わなくっちゃ。


ヤブと沢用に古いのを回しました。(^^ゞ

アイゼンにピッケルですか。下調べもばっちりですねえ・・すばらしい。

いやいや、この時期のこの山域には必携ですよ。

[attachment=0]P1130292_1.JPG[/attachment]
>山のビールの美味さは歩いてきた行程の中身の濃さに比例する。その仮説を実証するような一杯だ。

需要と供給のバランスですね。


なんかちょっと違うような・・・(^_^;)

GPSは現在位置はわかって便利なのですが、地図に比べ全体の情報量が少ないので二つ無いと不便ですねえ。

地図がないのはちょっと辛いですね。ひと目でルート全体を捉えられないので時間を読みにくいです。
何にもなしで歩く人もいますけど・・・ :mrgreen:

                  山日和
添付ファイル
P1130292_1.JPG
P1130189_1.JPG
バーチャリ
記事: 547
登録日時: 2011年3月12日(土) 20:58

Re: 【奥美濃】石徹白大杉から丸山・芦倉山へ

投稿記事 by バーチャリ »

山日和さん 今日は

林道は完全に除雪されており、車の通行に何の支障もないが、入口を簡易バリケードでなく重機で完全に防ぐのが最近の流れのようである。

前は奥まで入れたのにね 最近どこもそのようですね。
金曜にそちらにフキノトウを取りに行きましたら重機でとうせんぼしてありました。


 今日の目的は初河(はっこ)山から丸山、芦倉山への周回。長年温めながら、いつも優先順位が後回しになつて果たせなかった計画だ。しかし石徹白へ入る手前から見た初河山あたりは南面のせいもあるがまっ黒で、もうひとつ食指が動かなかった。


そうですか 真っ白の初河山はかっこいいですけど 登った事はないけど

初河谷出合の取付き付近も鬱陶しそうな植林で上がってみようという気が起きない。雪がないなら大杉登山口まで歩いて、笠羽橋から薙刀北東尾根~薙刀山で遊んでみるか。こちらも12年振りだ。
どうするか決めかねているうちに登山口に着いた。途中で用足しした時に地図を落としてしまったらしい。しかしだいたいのことは頭に入っているし、GPSもあるので不安はない


赤い橋の所ですよね芦倉を敗退した時はそこから這い上がりましたが


 つぼ足でも不自由しないが、担いでいるよりはとスノーシューを履いた。今日は新調したライトニングアクシスのデビュー戦である。よく働いてくれた初代アッセントは先週でお役御免となった。
このアクシスのバインディングシステムは秀逸で、装着も実にスムーズだ。ヒールリフターを上げるのにいちいち屈まなくてもいいのも嬉しい。


私はスノーシュ よりも自分が先に壊れるじゃないかな :lol:


昔の越美国境まで上がると三ノ峰、別山から南白山、焼滑、丸山(1900.6m)、日照岳と並ぶ別山東尾根が屏風のように横たわる。あの稜線をいつか歩いてみたいものだ。
尾根の北側、尾上郷川の源流域に広がるブナ林は素晴らしい。日差しがあればどんなに美しい風景だろう。残念ながら今日はモノクロの世界である。

 
前の日はピりカンで展望良かったですよ~


尾根の北側、尾上郷川の源流域に広がるブナ林は素晴らしい

ここのブナはすごく印象にのこっています。
丸山のコースではこの当たりが一番良かったです。

この標高はブナの上限ラインのようで、尾根上にはオオシラビソとダケカンバしか見られない。
坦々と進んで、丸山への最後の登りに掛かる。遠くからのイメージとは違って、山頂直下は広い雪尾根で気持ち良く歩くことができた。


気持ちのいい稜線漫歩でした。
 

雪に覆われていればもっと恐いところかもしれない。ヤブを回避するために右手の谷を少し下りて派生する尾根にトラバース。その尾根を少し登ってルートに復帰した。
谷を滑落するリスクを考えればここは強引に尾根芯を下りてもよかったかもしれない。
突っ込まなかったのは新調したレインウェアを傷だらけにするのが忍びなかっただけである。


丸山から~芦倉の稜線は歩いていませんが
そんな怖い所あるのですか?
昨年芦倉の時にキクちゃん周回と言ていましたが 私とヤマメさんが2時間林道歩きがいやだと反対しましたが 良かった

 緩斜面の雪原を行けば見覚えのある芦倉山の頂上に到着だ。やった。正面には大日岳がまだはるか彼方だ。

まったりとした芦倉山の山頂でした。

間近の小白山を始めとする石徹白川右岸の山並みの向こうには、赤兎、大長、経、荒島といった奥越の山々が控えている。
遠く眺める越美国境は毘沙門から滝波、平家のあたり。国境稜線上はほとんど未踏の地帯である。
 


毘沙門が意外と雪付いていましたね 
そうそう平家 無雪期に行きましたがちょとね
雪の平家がいいそうです。

 しかしあんまりのんびりしてはいられない。下りも未知のルートなのだ。14年前に登った南西尾根はヤブの露出が多くて快適とは言えなかった。特に魅力的な樹林があるわけでもない。

と思ったらしばらくで林道の形が消え、谷の二俣に突き当たる。左手の谷を渡渉すると今度は本物の現役の林道が現われた。後はのんびり林道を歩くだけだ。

渡渉?

 しかし地図がないとGPSの画面だけでは全体像が捉えにくい。この林道歩きはいったいどれぐらいあるんだろう。そのうち予定通り雨が降り始めた。しとしと程度なのが救いだ。
なんと今回は腕時計も忘れて来たので、時間を確認するのにいちいちカメラの電源を入れなければならない。現在地を確認したところで早く着くわけではないのでひたすら歩いた。


初河谷出合の方に下った方が早いと思いましたが


100mほど先を悠然と横切る巨大な茶色の塊。思わず目を疑ってしまった。あのー、そっちへ行きたいんですけど。
ストックを打ち鳴らして存在を知らせ、じわじわとその場所に近付いた。いない。レインウェアのフードを脱いで、後ろを振り返りながら足早に立ち去る。集落までわずか5分足らずの場所だった。


良く熊ちゃんと出会いますね :roll:


 もうひとつ好天には恵まれなかったが、未踏の丸山~芦倉山の稜線を歩くことができ、前後の林道歩きも含めて満腹の一日だった。
今日は久し振りに白鳥の美人の湯ですべすべになって帰ろう。


お疲れ様でした。
GWですね きつと遠出ですよね (-_-)/~~~

 バーチャリ 
                        
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山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【奥美濃】石徹白大杉から丸山・芦倉山へ

投稿記事 by 山日和 »

落第忍者さん、どうもです。

スノー衆の終了後も雪山で遊んでみたいと思っていましたが、下界の暖かさを経験してしまうとあきませんね。
すっかり春山モードに突入してしまいました。


私らの世界では、「春山モード」というのは「残雪の山モード」のことですよ。 :lol:

初代ライトニングアッセントの後継機種として、ライトニングアクシスを選ばれたのですね。
私は最初からアクシスですので、アッセントの使い勝手は判りませんが、書かれてみえるようにアクシスのバインディングシステムは良く出来ていると思います。
アクシスの方が角度調整機能のギミック等で手が込んでいるような気がしますが、値段が安いので不思議なくらいです。


アッセントよりもシステムは凝ってますよね。なんでアクシスの方が安いんでしょう?

私が買った物にはセンターストラップも付属していましたが、最近の物はどうでしょうか?(ふ~さんのアクシスには付いていましたが。)
スノー衆の時にヒールストラップだけで歩いてみましたが、私としては十分のような感じでした。
山日和さん単独の時にはもっと際どい歩きでしょうから、センターもあった方が安心かもしれませんけど・・・


結構使い方が荒い(急斜面を強引に登ったり、トラバースしたりと)ので、センターストラップがないと不安です。

GPSはオレゴン300でしたよね。
私は地図画面のデータフィールドに、現在時刻と高度を表示させていますので、時計を忘れた時はこれを見ることにしていますよ。


時間は携帯もGPSもカメラもあるので困ることはないんですが、カメラ以外はザックの中のことが多いのでサッと見れないのが
不便ですね。

                   山日和

芦倉山頂
芦倉山頂
たんぽぽ
記事: 709
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 【奥美濃】石徹白大杉から丸山・芦倉山へ

投稿記事 by たんぽぽ »

山日和さん、こんばんは。

【コース】石徹白中居神社5:57---7:27大杉登山口7:39---9:47神鳩ノ宮避難小屋10:13---11:38丸山11:54---13:41芦倉山14:19
     ---14:59林道終点---16:53駐車地

とうとう丸山を踏んだんですね、バンザ~イ!

 石徹白南部の山々もそろそろシーズンオフなのか、中居神社の駐車場に車の影はなかった。
そりゃあ、こんな天気に来るのは〇〇〇〇でしょう。

 今日の目的は初河(はっこ)山から丸山、芦倉山への周回。長年温めながら、いつも優先順位が後回しになつて果たせなかった計画だ。しかし石徹白へ入る手前から見た初河山あたりは南面のせいもあるがまっ黒で、もうひとつ食指が動かなかった。
初河谷出合の取付き付近も鬱陶しそうな植林で上がってみようという気が起きない。

実はぽぽんたも1週間前の山行の時に初河山もリストアップしてました。
しかし、この雪の少ない時に南尾根に取り付く気にはなれずパスでしたわ。

途中で用足しした時に地図を落としてしまったらしい。しかしだいたいのことは頭に入っているし、GPSもあるので不安はない。
まあ、一本道ですから問題ないでしょう。

登山道と合流するあたりで雪が繋がった。この道は無雪期に歩くことが多く、残雪期でも連休の頃だと登山道が露出しているところも多い。無雪期は林間の道という印象が強いが、雪が多いと右側に雪堤が張り出して展望のルートになる。
今年はヤブメンに大人気の尾根ですね。
大杉林道が極悪路だった時代はこんなとこ誰も来んかたのになあ。

このアクシスのバインディングシステムは秀逸で、装着も実にスムーズだ。ヒールリフターを上げるのにいちいち屈まなくてもいいのも嬉しい。
やっぱ山日和商会は宣伝上手やね~
アクシス買い替えユーザーが増えそうやなあ。

昔の越美国境まで上がると三ノ峰、別山から南白山、焼滑、丸山(1900.6m)、日照岳と並ぶ別山東尾根が屏風のように横たわる。あの稜線をいつか歩いてみたいものだ。
二泊コースですね、レポ楽しみにしております!

ここでストックをピッケルに、スノーシューをアイゼンに換装した。ピッケルを手にするのは初登りの鎌ヶ岳以来だ。
ここは山スキーで通過したきりなんで(30年前?)よく覚えてませんが、スキーで通過できるようなところだったような気が・・・

 緩斜面の雪原を行けば見覚えのある芦倉山の頂上に到着だ。やった。正面には大日岳がまだはるか彼方だ。
間近の小白山を始めとする石徹白川右岸の山並みの向こうには、赤兎、大長、経、荒島といった奥越の山々が控えている。

芦倉はイトシロの山々を俯瞰するのにはいいポイントですね。

しかし舗装路に変わった道をポクポク歩いていると、目の前に現われたのは集落ではなかった。
100mほど先を悠然と横切る巨大な茶色の塊。

黒じゃなくて茶ですか??
まあ、どっちでもエエですけど。
あっ、そうかウンチ君かあ!

 もうひとつ好天には恵まれなかったが、未踏の丸山~芦倉山の稜線を歩くことができ、前後の林道歩きも含めて満腹の一日だった。
今日は久し振りに白鳥の美人の湯ですべすべになって帰ろう。

美肌の山旅、お疲れさまでした!
IMG_1883-s.JPG
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山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【奥美濃】石徹白大杉から丸山・芦倉山へ

投稿記事 by 山日和 »

洞吹さん、どうもです。

栗ヶ岳にレスしようとしてたら、もう丸山・芦倉山編がリリースされているぞ。
展開が早くて、ついて行けないわ。


長いことログインしてなかったんじゃないですか?
のんびりしてたら周回遅れになりますよ。

ここの林道歩きも、なかなかいいものです。

何回も歩きたいとは思いませんが・・・
谷が広いので閉塞感がないのはいいですね。

[attachment=4]P1130139_1.JPG[/attachment]
最近は、道幅いっぱいにブルドーザーが「でん」と置いてあるところが多いですね。


岩谷林道もそうでしたね。

おっ、おニューですか。
ワシのスノーシューもシートの取り付け部分が少しずつ切れてきたので、
もう少ししたらダメになるかも。


早めにご用命くださいませ。 :mrgreen:

[attachment=2]P1130234_1.JPG[/attachment]
どういう仕掛けなのか知りませんが、屈まなくてもいいとは、楽でいいですね。

ヒールリフターのバーがアーチになっているので、ストックのグリップ側で引っ掛けて起こすことができるんです。
2~3年前のモデルからこうなったのかな。

ワシも、このきれいな小屋に一度泊まってみたいと思うんですが、
ずっと通過ばっかりです。


石徹白からだと泊まるには早過ぎるんですよね。

[attachment=3]P1130212_1.JPG[/attachment]
>昔の越美国境まで上がると三ノ峰、別山から南白山、焼滑、丸山(1900.6m)、
 日照岳と並ぶ別山東尾根が屏風のように横たわる。
 あの稜線をいつか歩いてみたいものだ。

ワシもそう思います。


洞吹さんも同じ感想でしたか。 :D

>ここでストックをピッケルに、スノーシューをアイゼンに換装した。

ほう、そういう場所があるんですね。


遠目に見ても急なのがわかりました。雪が締まってなければつぼ足で十分だと思いますが。

[attachment=0]P1130331_1.JPG[/attachment]
やりましたね。
ここから天狗岳、大日ヶ岳へも歩いてみたいですね。


雪が少ないせいか、手前の稜線はあまり魅力的には見えませんでした。雪たっぷりの時期がいいですね。

なんと言っても、うまい一杯は欠かせませんね。
きょうは、うどん鍋じゃないんですか。


今シーズンの鍋は3月の日照岳で終了致しました。

この南西尾根というのは、ワシが同行したときの尾根のことですか。

さいです。結構ヤブ漕いだ記憶が残ってます。

地形図でも、ゆったりと下っていく谷ですね。
はたして、現実はどうかな。

> 雪崩でなぎ倒されたオオシラビソがあっちこっちに顔を出して、お世辞にも美しい風景とは言えない。


時期的に、しかたないのでしょうね。[/q_yab]

雪面がきれいならいい谷だと思いますけどね~。ずいぶん荒れた印象でした。

[attachment=1]P1130352_1.JPG[/attachment]
確かにそうですね。
紙の地形図は必携だと思います。


地形図を持って行かないことはないんですが、車に忘れたり落としたり・・・

>なんと今回は腕時計も忘れて来たので、時間を確認するのにいちいちカメラの電源を入れなければならない。

少し、来はじめましたねー。


今年2回目ですわ。 :oops:

クマさんですか。
見たことないので知りませんが、黒じゃなくて茶色なんですか。


いつもは黒なんですが、この時は茶色でした。最初は馬かと思いました。

お疲れさま。
長湯しすぎて、のっぺらぼうにならないようにね。
しかし、毎週毎週、よく遠くまで行けますね。


行く気力が無くなれば終わりだと思ってるんで、体にムチ打って出かけてます。(^^ゞ

                 山日和
添付ファイル
P1130331_1.JPG
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ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 【奥美濃】石徹白大杉から丸山・芦倉山へ

投稿記事 by ふ~さん »

おはようございます。石徹白詣ででしたか。お疲れ様。

丸山・芦倉・銚子ヶ峰へは長い間訪れていません。^^;

神鳩避難小屋に泊まったのも、私が石徹白の山々と初めて出会ってわくわくしていた頃ですので、まだ建て替え前でした。

避難小屋に荷物を広げて芦倉・丸山に足を伸ばしている間に、大事な食料をネズミに食べられてしまったことを今更のように思い出してしまいました。

たんぽぽさんも書いていましたが、私も実は、今シーズン、初河山をちらっと考えていて、それで貴殿の『点の記』雑談コーナーに、あのような書き込みをしたわけで^^;

やぶこぎメンバーが考えることは不思議に同期していて怖いものがありますね~(^^;)

 ふ~さん
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山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【奥美濃】石徹白大杉から丸山・芦倉山へ

投稿記事 by 山日和 »

バーチャリさん、どうもです。

前は奥まで入れたのにね 最近どこもそのようですね。
金曜にそちらにフキノトウを取りに行きましたら重機でとうせんぼしてありました。


フキノトウ採りだけのために行ったんですか?
せっかく除雪したんだから通してくれればいいのにねえ。

そうですか 真っ白の初河山はかっこいいですけど 登った事はないけど

真っ黒だとあまり食指が動きませんね。ふ~さんなら別だけど。(^^ゞ

赤い橋の所ですよね芦倉を敗退した時はそこから這い上がりましたが

橋は白いガードレールでしたが・・・

[attachment=3]P1130135_1.JPG[/attachment]私はスノーシュ よりも自分が先に壊れるじゃないかな

あちゃー、そんなこと言わないでくださいよ~。(^_^;)

前の日はピりカンで展望良かったですよ~

展望よかったということは、フキノトウだけじゃなかったんですね?
ピリカンって、ピリ辛みたい。ピーカンですよ。(^^ゞ

ここのブナはすごく印象にのこっています。
丸山のコースではこの当たりが一番良かったです。


丸山も登ってるんですね。先輩ですね。(^^♪

[attachment=2]P1130229_1.JPG[/attachment]
丸山から~芦倉の稜線は歩いていませんが
そんな怖い所あるのですか?
昨年芦倉の時にキクちゃん周回と言ていましたが 私とヤマメさんが2時間林道歩きがいやだと反対しましたが 良かった


雪の状態次第でしょう。去年ならもっとすごい雪で面白かったと思います。

[attachment=1]P1130312_1.JPG[/attachment]
まったりとした芦倉山の山頂でした。

ここからの石徹白川右岸の山々の眺めは最高ですね。

毘沙門が意外と雪付いていましたね 
そうそう平家 無雪期に行きましたがちょとね
雪の平家がいいそうです。


無雪期の平家も悪くないと思いますが。
積雪期はなかなか入りにくい、遠い山になってしまいます。

初河谷出合の方に下った方が早いと思いましたが

時間だけ考えたらそうかもしれません。南の谷を下りてみたかったんですよ。

[attachment=0]P1130345_1.JPG[/attachment]
良く熊ちゃんと出会いますね

これで6回目ぐらいかなあ。木の上から落ちてくるよりマシですが。 :mrgreen:

             山日和
添付ファイル
源頭部はいい感じです♪
源頭部はいい感じです♪
P1130312_1.JPG
P1130229_1.JPG
P1130135_1.JPG
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山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【奥美濃】石徹白大杉から丸山・芦倉山へ

投稿記事 by 山日和 »

たんぽぽさん、どうもです。

とうとう丸山を踏んだんですね、バンザ~イ!

やっと登れましたわ。(^^♪

そりゃあ、こんな天気に来るのは〇〇〇〇でしょう。

そんな悪い天気でもなかったんだけど・・・展望はあったし風も強くないし。

実はぽぽんたも1週間前の山行の時に初河山もリストアップしてました。
しかし、この雪の少ない時に南尾根に取り付く気にはなれずパスでしたわ。


そうでしたか!! たんぽぽさんなら末端を見ただけで戦意喪失でしょう。(^^ゞ

[attachment=2]P1130294_1.JPG[/attachment]
>途中で用足しした時に地図を落としてしまったらしい。しかしだいたいのことは頭に入っているし、GPSもあるので不安はない。
まあ、一本道ですから問題ないでしょう。


このルートを「一本道」と呼ぶのはさすがたんぽぽさん。地図無しで別山谷へ行くだけのことはあります。

大杉林道が極悪路だった時代はこんなとこ誰も来んかたのになあ。

大杉林道もたんぽぽさんみたいな時代があったんですねえ。 :mrgreen:

やっぱ山日和商会は宣伝上手やね~
アクシス買い替えユーザーが増えそうやなあ。


アクシスはバインディングの信頼性に欠ける(ハードな使用では外れる恐れがある)という評価も見ましたが、それはウソです。私が履いて大丈夫ならOKでしょう。

二泊コースですね、レポ楽しみにしております!

行けるんやろか?
どこから下りるかが問題ですねえ。いずれにせよ強烈な林道歩きが待ってます。

[attachment=1]パノラマ 4_1_1.JPG[/attachment]
ここは山スキーで通過したきりなんで(30年前?)よく覚えてませんが、スキーで通過できるようなところだったような気が・・・

たんぽぽさんが極悪の頃ですか?
若さの勢いに任せてピュッと行ったんじゃないの? :mrgreen:

芦倉はイトシロの山々を俯瞰するのにはいいポイントですね。

ホント、その通りです。

[attachment=0]P1130338_1_1.JPG[/attachment]
黒じゃなくて茶ですか??
まあ、どっちでもエエですけど。
あっ、そうかウンチ君かあ!


なんじゃそれは。今まで見たのは黒かったけど、あれは確かに茶色でした。巨大な猫やったんやろか?

               山日和
添付ファイル
P1130338_1_1.JPG
パノラマ 4_1_1.JPG
P1130294_1.JPG
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山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【奥美濃】石徹白大杉から丸山・芦倉山へ

投稿記事 by 山日和 »

ふ~さん、どうもです。

]丸山・芦倉・銚子ヶ峰へは長い間訪れていません。^^;
神鳩避難小屋に泊まったのも、私が石徹白の山々と初めて出会ってわくわくしていた頃ですので、まだ建て替え前でした。


12以上は前の話ですねえ。私も石徹白川右岸の山ばかりでしたが、近年銚子ヶ峰へ行く回数が増えました。と言っても、銚子を目的としてないので、「通る回数」と言った方が正しいですが。

避難小屋に荷物を広げて芦倉・丸山に足を伸ばしている間に、大事な食料をネズミに食べられてしまったことを今更のように思い出してしまいました。

そんなこともいい?思い出ですね。と言うことは、芦倉まで往復したの?

たんぽぽさんも書いていましたが、私も実は、今シーズン、初河山をちらっと考えていて、それで貴殿の『点の記』雑談コーナーに、あのような書き込みをしたわけで^^;
やぶこぎメンバーが考えることは不思議に同期していて怖いものがありますね~(^^;)


なるほど~。点名「初子」ですね。初子ちゃんに登り詰めるってふ~さんらしくていいですねえ。

              山日和

手前が初子ちゃん
手前が初子ちゃん
兔夢
記事: 624
登録日時: 2011年2月24日(木) 23:12

Re: 【奥美濃】石徹白大杉から丸山・芦倉山へ

投稿記事 by 兔夢 »

山日和さん、こんばんは。
初河山から丸山、芦倉、masaさんが今シーズンやってますよね。
あっさり書かれてましたが相変わらずすごいなあと感心していたら山日和さんも狙ってたんですね。
でも僕が石徹白一周に行った時ですらもう難しいんじゃないかなという感じでした。
kitayamaさんらがよく初河山をエスケープに選んだなあって感心してた程です。
その意味でkitayama さんのレポが見たいですけどなかなかあがってきませんね。

丸山から芦倉は一昨年、OSKで同時期に歩きましたがその時は結構雪が豊富で途中のコブ越え以外は快適でした。
芦倉への急斜面もスキーで登れたからかなり条件が違ってるようですね。

最後の保川への下り。芦倉から南東の沢へ下って行ったって事ですよね。
数年前に大日ケ岳から芦倉を訪れた時はこの沢を避けました。
地形図を見ればいかにもスキー向き。
でも実際は雪崩の巣という感じでハードルが高かったです。
その後の林道沿いも雪崩の巣と書かれたレポを読んで行けないところと思ってました。
でも山日和さんのレポを読んで行ってみたくなりました。
もちろんスキーで。

兔夢

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山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【奥美濃】石徹白大杉から丸山・芦倉山へ

投稿記事 by 山日和 »

兔夢さん、どうもです。

初河山から丸山、芦倉、masaさんが今シーズンやってますよね。

あの頃ならもっと良かったと思いますよ。

あっさり書かれてましたが相変わらずすごいなあと感心していたら山日和さんも狙ってたんですね。

「徹底山旅ガイド」を読んでからずっと行きたかったところです。もう20年ぐらい前の話かな?

kitayamaさんらがよく初河山をエスケープに選んだなあって感心してた程です。
その意味でkitayama さんのレポが見たいですけどなかなかあがってきませんね。


やっと上がりましたね。初河山がエスケープルートとは驚きですが。

[attachment=0]P1130310_1.JPG[/attachment]
丸山から芦倉は一昨年、OSKで同時期に歩きましたがその時は結構雪が豊富で途中のコブ越え以外は快適でした。
芦倉への急斜面もスキーで登れたからかなり条件が違ってるようですね。


雪が多い方が楽に登れるのかもしれません。

最後の保川への下り。芦倉から南東の沢へ下って行ったって事ですよね。
数年前に大日ケ岳から芦倉を訪れた時はこの沢を避けました。地形図を見ればいかにもスキー向き。
でも実際は雪崩の巣という感じでハードルが高かったです。
その後の林道沿いも雪崩の巣と書かれたレポを読んで行けないところと思ってました。
でも山日和さんのレポを読んで行ってみたくなりました。
もちろんスキーで。


ここはちゃたろうさんのブログで見たんです。
青空に伸びる雪渓の美しさにぜひ歩いてみたいと思いました。
確かにタイミング次第で雪崩のリスクはありますね。今頃なら心配ないでしょうが、スキーで滑れないなあ。(^^ゞ

                   山日和

P1130350_1.JPG
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