春の平湯山巡り

山行記、山の思い出、限定
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たんぽぽ
記事: 708
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 春の平湯山巡り

投稿記事 by たんぽぽ »

946さん、こんばんは。

2人でこっそりええとこに行ったらアカンガナ
アカンダナからの眺望はアッカンでしたよ。

鬼に金棒、たんぽぽにはワークマンですわ
師匠はこの日、ホンモノのワークマングローブでしたよ。
ぽぽんたは職場でくすねてきた軍手でしたけどね。

おやつをカラスに食われたくらいでは事件になりませんなぁ~
おやつじゃないよ、NZのラムちゃんだってば~

天国の階段と名付けるならその先に山ガちゃんが居らな話になりませんわな
階段に山ガとくれば、946さんお得意の“禁止角度”じゃあないですか、ピピ~ッ!!

結局、焼岳の近くまで行ったんですね。
あと2時間がんばれば焼岳です。

焼岳山頂まで行けば山ガに会えたかもしれませんね
山ガと焼の草原でお昼寝したいなあ。
山ガと過ごす焼山頂を夢見て・・・
山ガと過ごす焼山頂を夢見て・・・
                                      
とっちゃん
記事: 325
登録日時: 2011年2月20日(日) 21:02

Re: 春の平湯山巡り

投稿記事 by とっちゃん »

こんばんは~。ぽぽんたちゃん&ふ~たろ~ちゃん。

【日時】2011年4月10日(日)
【山域】北ア
【天候】晴
【メンバー】ふ~さん、たんぽぽ
【コース】
   アカンダナ駐車場 6:40---国道 7:15 --- 9:50 アカンダナ山 10:20 --- 白谷山南側鞍部 11:00
   --- 12:00 白谷山 13:10 --- 白谷山北側鞍部 14:30 --- 大棚東端 16:10 --- 大棚西端 17:30--- 上地ヶ根 18:30

あらま~。遠征しちゃったのね。ぽぽんたちゃんには、近場なのかもしれないね。

焼岳から南へ延びる稜線上に白谷山とアカンダナ山がある。
白谷山は大きな焼岳と妙ちくりんな名前のアカンダナ山に挟まれてその存在感は薄いが、自分にとっては魅力のあるピークだ。
かねてから狙っていたこの2座に今年こそは登ろうと決心し、絶好の好天が巡ってきた。
白谷山を狙うのなら焼岳の西に広がる大棚も歩いてみたいと思い、ルート計算をしてみるとかなりのロングコースになる。
冬の間にぐうたらしていた体にいきなりのロングコースは厳しい。
途中でくじけそうな気もするので力強いパートナーが欲しくなり、急遽ふ~さんに声をかけたところ快諾をもらえた。
鬼に金棒、たんぽぽにはふ~さんなのだ。

秋の焼山に続いて、焼山周辺の山域にお出ましね。ぐ~たらしていても、歩く時は歩くのがぽぽんたちゃんかな?

上地ヶ根のランディングポイントに車をデポし、スタートはアカンダナ駐車場とした。
雪が硬いのですぐにアイゼンを履き、赤布に導かれるように斜面を登っていくと、かつて安房峠越えに使われていたと思われる道に出た。
その道を辿りつつ国道に出ると、すぐに後続の単独行者が追いついた。
単独の方はここからアカンダナ山頂まで直登をするらしいが、我々は国道を進んで南側の谷から入ることにする。
ダケカンバに覆われた谷は明るくて気持ちがいい。
谷を進んでいくと真っ白な沢筋が山頂までダイレクトに続いているのが見える。
直登してしまいたいところだが、それを堪えて外輪山との間に広がる針葉樹林帯に入る。

真っ白な沢に惹かれて、ふらふら~と進んでしまわなかったんだ。


カンジキならばボコボコとはまってしまう針葉樹林の中でスノーシューはいかんなく威力を発揮してくれる。

スノーシューさまさまってとこかな?体力が温存できて、期待に胸がふくらむね。デポッポー

直登してきた単独行者も白谷山を目指すか迷っていたが、山頂付近の雪陵を見て諦めたようだ。

なぜに?雪陵をあきらめる?


我々はそのピークを越えて更に大棚まで行くのだ、さて上地ヶ根まで本当に歩き通せるだろうか。
白谷源頭のガレ地を覗き込むようにして外輪山を西側から巻き、白谷山直下のコルに出ると穏やかな雪原が広がった。
周囲は南に鬱蒼とした針葉樹林、北は無木立の斜面と対照的な眺めだ。
もうここでランチタイムにしたい気分だが鬼監督に向かってそんなことは言えない、ここはじっと我慢で斜面に取り付くとする。
スノーシューの食い付きが思いのほかによくて、ぐいぐいと高度を稼げるのが嬉しい。
さっき休んでいたアカンダナ山頂はもうすでに眼下の眺めだ、穂高や霞沢も見渡せる。

鬼監督がいなかっても、ぽぽんたちゃんは前に進むんだろうけど。

目前に迫ってきた山頂に胸を膨らませて登っていると、ふ~さんが「猛禽だあ!」と叫んだ。
彼には山ガ以外にもすばやく見つける能力があるらしい。
見上げれば白谷山の上空をタカが舞っている。
幅広の翼、まるでやっこ凧のように舞う姿はクマタカに違いない。
我らの登頂をクマタカが歓迎してくれてるようで嬉しくなる。

クマタカちゃんのお出ましね。美味しそうな獲物が来た~って、喜んではいなかったやろけど、美味しそうなラムチョップにかんづいたかな?そういえば、奥伊吹に向かう途中でも、猛禽類目的のバードウオッチャーが、双眼鏡を連ねていたけど、彼らもクマタカ狙いなのかしらん?


山頂直下で緊張感のある斜面となり、スノーシューにストックという出で立ちでは、滑った場合のことを考えると恐すぎる。
しかし、もうわずかなので一気に登りきってしまうと、純白の笠ヶ岳や北ア中部の峰々が目に飛び込んできた。
やった~、白谷山山頂だ!

急斜面もど、嬉しくなるぽぽんたちゃんやけど、スノーシューとストックはちょいと不安?でも、トラバースや下りじゃなく登りならまだいいね。
やったーやったーヤッターマンズ。


まだ先の長いロングコースでもたんぽぽ山行のランチタイムに手抜きはない。
今日はつき合ってくれたふ~さんへのお礼を込めてラムチョップが用意してある。
だが、これには事件があった。
 早朝、車の中で食事をしていると窓の外で黒い影が動いた。
 あっ、しまった!車の外にはラムチョップが冷やしてあるのだ。
 白いレジ袋に入ったラムチョップはトレイ側から穴を開けられ、4本のラムチョップのうち1本がない。
 もう1本もつつかれたようなので・・・仕方がない、バカヤローカラスにくれてやるわ!
こうしてカラスの残り物のラムチョップを頂戴することとなった、トホホ。
まあ、ニュージーランドの仔羊ちゃんも白谷山のてっぺんで食われれば本望かもしれない。

ここで、クマタカちゃんに、とんびにあぶらげみたいに持っていかれなかった?そしたら、ぽぽんたちゃん、鳥嫌いになっちゃったかも~。

白谷山北稜は通過が厳しいとの情報を持っていたが、山頂から見下ろしたところ問題はなさそうなので大棚を目指して進むことにする。
雪庇の崩落は激しくて迫力のある光景が次々と現れ、何度もクレバスを越えていくと急斜面が現れた。
アイピケ装束に替えたいところだが、面倒なのでこのまま下ることにする。
雪面にスノーシューでステップを切っていくのが太腿にメチャこたえ、翌日の筋肉痛が思いやられる。
下りきって一安心、振り返えるとそのステップは天国への階段を彷彿とさせるような美しさで見とれてしてまった。

急斜面の下降大好き人間、超早のポポンタちゃんも、スノーシューの下りはいまいち?でも、自己陶酔のステップがきれてよかったね。

コルまで下りきるのに1時間20分と思いの外に時間を費やしてしまい、これから下る大棚までの標高差300mは更に大変なことになった。
急斜面をトラバースしながら大棚へ下るつもりでいたが、斜面が急すぎてトラバースができない、どこまでもズルズルと下ってしまう。
急斜面の連続に我慢できなくなくなったふ~さんがスノーシューを脱いでツボ足になった、するとどんどん進んでいくではないか。
たんぽぽも遅れまいとツボ足に切り替えて後を追う、腐った雪と格闘すること1時間40分で大棚まで下りきることができた。

もっと早く、つぼ足にいたらよかった?スノーシューの苦手種目やね。

安らぎの空間として二人を出迎えてくれた大棚は、広葉樹が多くて想像していたよりもずっと明るい森だった。
真っ直ぐに伸びた背高ダケカンバが森の多くを占め、焼岳の噴気孔から発するジェットのような轟音が響き渡っている。
疲れて鉛のように重くなった足を引きずりながら標高を落としていくとダケカンバはやがてブナへと姿を替えていく。
大棚の西端から名残を惜しむように振り返ると残照に浮かぶ焼岳が我らを見送ってくれた。
その姿を瞼に焼きつけ、長かった雪遊びに別れを告げれば一気に下って上地ヶ根だ。
もうそこにはふ~さんの車が待っていてくれる。

想像していたのは、暗い針葉樹の森なの?安らぎの空間でよかったね~。大周遊、お疲れさまでした。&念願叶っておめでとうさん。

☆~。~とっちゃん(都津茶女)~。~。☆
たんぽぽ
記事: 708
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 春の平湯山巡り

投稿記事 by たんぽぽ »

白谷山東面
白谷山東面
とっちゃん、こんばんは。

あらま~。遠征しちゃったのね。ぽぽんたちゃんには、近場なのかもしれないね。
1,000円高速のおかげでもう近場になっちゃいましたね。
自宅から平湯まで2.5時間ですわ。

秋の焼山に続いて、焼山周辺の山域にお出ましね。ぐ~たらしていても、歩く時は歩くのがぽぽんたちゃんかな?
さすがとっちゃん、いいこと言ってくれるね。
ぽぽんたはやるときはやるんです!

カンジキならばボコボコとはまってしまう針葉樹林の中でスノーシューはいかんなく威力を発揮してくれる。
昨日もスノーシュー大活躍でした。
まさか4月に入ってからも活躍できるとは思ってませんでした。

なぜに?雪陵をあきらめる?
そりゃあ、恐くてビビったんでしょ。
確かに遠目には恐そうでしたよ。

鬼監督がいなかっても、ぽぽんたちゃんは前に進むんだろうけど。
鬼監督がいるといないでは大違いだよ!
ヨイッショ。

クマタカちゃんのお出ましね。美味しそうな獲物が来た~って、喜んではいなかったやろけど、美味しそうなラムチョップにかんづいたかな?そういえば、奥伊吹に向かう途中でも、猛禽類目的のバードウオッチャーが、双眼鏡を連ねていたけど、彼らもクマタカ狙いなのかしらん?
伊吹はイヌワシウオッチャーが多いからね。

急斜面もど、嬉しくなるぽぽんたちゃんやけど、スノーシューとストックはちょいと不安?でも、トラバースや下りじゃなく登りならまだいいね。
やったーやったーヤッターマンズ。

やっぱりピッケルがないと安心できません。

急斜面の下降大好き人間、超早のポポンタちゃんも、スノーシューの下りはいまいち?でも、自己陶酔のステップがきれてよかったね。
スノーシューの下りも上手くなったよ。
でも、ここは別でした、ツボ足でも恐いくらいだったからね。

想像していたのは、暗い針葉樹の森なの?安らぎの空間でよかったね~。大周遊、お疲れさまでした。&念願叶っておめでとうさん。
ありがとさん。
念願達成したら、また新たな目標つくらなきゃね。
ふ~さん
記事: 525
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 春の平湯山巡り

投稿記事 by ふ~さん »

リハビリを兼ねてたんぽぽさんにレスです。

【北 ア】  春の平湯山めぐり/アカンダナ山(2109m)・白谷山(2188m)
【日 時】  4月10日(日)
【地 図】  http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx ... &l=1373424
【同行者】  たんぽぽ
【天 候】  快晴
【ルート】  平湯(6:28)~アカンダナ山(9:50/10:17)~白谷山(12:01/13:11)~大棚1640m地点(15:55/16:20)~大棚末端部(17:17/17:27)~上ノ平三角点(1260m)(17:53)~上地ヶ根(18:23)


たんぽぽ氏からのお呼びとあれば口答え無用。手みやげ持って参上せねばならぬところだが、手ぶらで参上する不敬ぶり。これはもう、さらし首ものだろう。

目覚ましを深夜1時にセットする。睡眠時間が一時間半だろうが、不思議に起きられるのがアルピニスト(?)の謎だ。

しかしだ。平湯峠で氷を踏んで車が横滑りする曲芸を演じるデンジャラスな私。生きて平湯に到着すると、歯みがきを終えたたんぽぽ氏が悠々とトイレから出てきた。さすがだ。山のダンディー野郎はひと味違うぜ。

私の車を下山口に置き車して登山口へ。樹林帯から安房峠の旧道に上がって駐車地とする。そこで後付けした方が尾根通しでアカンダナ山を狙う気配。我々は旧道を歩いて安房谷の支流を雪渓詰めするプラン。
アカンダナ山へ
アカンダナ山へ
IMGP6972急斜面-ss.JPG (9.9 KiB) 閲覧された回数 4649 回
ダケカンバの純林をくぐって蒼穹に抜ける一筋の雪渓。我々は南東の等高線の緩みに回り込んだ。振り返ると乗鞍四ツ岳が優美な姿を誇っている。

高度感が出るに従って好展望が許されるから愉快だ。霞沢岳や、安房山から十石山を経て乗鞍に連なる白いスカイライン。輝山も視界に入ってくる。

シラビソ林を抜けるとアカンダナ山の山頂だ。既に後発の方の姿がそこにあった。聞けば「傾斜が急で、よっぽどやめようかと思いましたよ」とのこと。

ピークからは、乗鞍や白山、そして焼岳を始めとして穂高や笠ヶ岳など、北アルプスの立役者たちが居並んでいるのが見える。

さて、我らが白谷山を向き直る。背後に控えし主役たち以上に僕らの目を釘付けにする威容ぶりだ。平湯で仰ぐ凡庸な風采とは異なって、ここから目にする白谷山の風体は卓越している。
北面からの白谷山
北面からの白谷山
それでだ。問題は、どんなルートで攻略するかだ。たんぽぽ氏と目視で戦略を練りながら地形図をなぞっていく。爆裂した白谷の源頭部を避けて外輪山を回り込み、県境稜線との鞍部から白谷山の東南尾根に上がろう。そうすれば西南尾根の雪庇の危険が回避できそうだ。

後発の方は我々の目標を聞き、しばらく逡巡していたようだが、結局戻り返していった。アカンダナ山北面の山麓に急下降。地形的に視界が狭まるので、地図読みに頼って白谷山の南面に付けるしかない。それにしても白谷源頭部の白谷側はあまりに木立に乏しい。繰り返す雪崩になぎ倒されてきた可能性もある。慎重に攻めよう。

目指す東南尾根に上がると猛々しさを誇る焼岳が目に入った。前穂から明神へ。その奥が蝶ヶ岳か。遙かに霞む八ヶ岳連峰。

雪庇とクレバス地獄を避けて高みを目指す。気持ちも引き締まる。そしていよいよ白谷山の山頂!
もうすぐ白谷山山頂1
もうすぐ白谷山山頂1
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もうすぐ白谷山山頂2
もうすぐ白谷山山頂2
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もうすぐ白谷山山頂3
もうすぐ白谷山山頂3
寒風をものともせず、ニット帽とネックウォーマーという怪しい姿で小宴を催す私。たんぽぽ氏の手厚いもてなしには、いつもながら感心させられる。上げ膳・据え膳状態とはこのことだ。私がやったのはラムチョップの骨にアルミ箔を巻いた程度。このラムチョップは今朝方、カラスの猛攻から難を逃れたお宝ものだと聞くにつけ、涙がちょちょ切れる。

それにしても、白谷山北方稜線は雪庇とクレバスと急斜面に苦しめられた。ノスリが空高く風に乗って旋回する。大棚への入口を探って鞍部からショートカットを目論む。しかし、これが誤算。沢を下っては尾根ヒダを越える並々ならぬ重労働。しかも雪がズボって責め苦のごとし。

遅々として進まぬ行軍にじりじりする。スノーシューを脱ぎ捨ててツボ足っちゃうが、たんぽぽ氏に先行するうち、ヒドゥン・クレバスにボコッとはまりこんだ。う~む。胸高まではまり込んだ程度の軽症で救われた。しかしだ。これがまた脱出できない。懸命にピッケルで足元から切り崩すが、埒が明かない。

これが高所で、すぐに雪が凍結するような状況だったら・・・。そう考えると鳥肌立つ思いだ。単独山行の恐ろしさを体感するようなアクシデントだ。

あの尾根ヒダの向こうは大棚かと願掛けしながら1640地点へ。焼岳の荒々しい噴気の音を聞きながら、末端部へと明るい林の中に歩を進める。大棚林道に寄せると焼岳の監視カメラがある。その脇には登録有形文化財『岩坪谷の砂防工事』の説明板があった。

明るく開放的な大棚台地から焼岳最後の勇姿を拝む。大木場の辻や笠ヶ岳を正面に見て歩く。末端部からの東尾根への降り口はあっさり見つかった。しかも、石垣があるし、ひたすら踏跡っぽい。これで大いに時間短縮が図れた。雪を踏んだり小笹を踏んだりして、上ノ平三角点へ。あわれ、三角点回りがイノシシにごっそり掘り返されている。

鉄塔からの福地山は大きい。ここから巡視路を無視して下降すると駐車地だった。

平湯に移動して、しばし温泉に浸る。山の良き思い出が一気にフラッシュバックする瞬間。何物にも代えがたい歓びだ。

ふ~さん
biwaco
記事: 1422
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 春の平湯山巡り

投稿記事 by biwaco »

周回遅れのふ~さん、こんばんは。お呼びでないけど顔出しますね。
なんですか?リハビリって? リハーサルがビリだったの?

新戦場には慣れましたか? 相変わらず弾よけがへたっぴで、モンスター攻撃に遭ってハチの巣状態なんでしょうか?
あまり前線に出ずに、かの添乗カメラマンW氏みたいにゆっくり、のんびりでいけば楽なんかも?
ところでアカンダナレースはもうゲートが閉まったと思ってのに、まだランナーがおられましたか!(@_@;)

それでは、久々のふ~さん的レポを楽しませてもらいますね。

平湯に移動して、しばし温泉に浸る。山の良き思い出が一気にフラッシュバックする瞬間。何物にも代えがたい歓びだ。
リハビリは書くことよりも歩くことと見つけたり
またご一緒しましょうね~(^O^)/

             ~biwaco
たんぽぽ
記事: 708
登録日時: 2011年2月20日(日) 11:54

Re: 春の平湯山巡り

投稿記事 by たんぽぽ »

ふ~さん、こんちは~

ふ~ゾンビ出没とのウワサしきりなり。
さて、どこから現れるやと思いきや、アカンダナとはびっくりしたぞなもし。
アカンダナはいつか火を噴くかもしれんけど、ふ~さんが飛び出すとはね。

目覚ましを深夜1時にセットする。睡眠時間が一時間半だろうが、不思議に起きられるのがアルピニスト(?)の謎だ。
アカンダナはずっと眠っているけど、アナタは眠らないのが一番調子いいでしょ。

平湯峠で氷を踏んで車が横滑りする曲芸を演じるデンジャラスな私。
そんな話しましたっけ?
いっそ、あの橋脚から平湯温泉まで大ジャンプって手もあったかもよ。
山頂へつづくジェットスライダー
山頂へつづくジェットスライダー
私の車を下山口に置き車して登山口へ。樹林帯から安房峠の旧道に上がって駐車地とする。そこで後付けした方が尾根通しでアカンダナ山を狙う気配。我々は旧道を歩いて安房谷の支流を雪渓詰めするプラン。
なかなかいいルート選考でしょ。
ふ~さんをおびき出すためにプラン練るのも大変なんよ。

それでだ。問題は、どんなルートで攻略するかだ。たんぽぽ氏と目視で戦略を練りながら地形図をなぞっていく。爆裂した白谷の源頭部を避けて外輪山を回り込み、県境稜線との鞍部から白谷山の東南尾根に上がろう。そうすれば西南尾根の雪庇の危険が回避できそうだ。
アカンダナから見た白谷山はちょっと厳しそうでしたね。

アカンダナ山北面の山麓に急下降。地形的に視界が狭まるので、地図読みに頼って白谷山の南面に付けるしかない。それにしても白谷源頭部の白谷側はあまりに木立に乏しい。繰り返す雪崩になぎ倒されてきた可能性もある。慎重に攻めよう。
ここは時々雪崩れるのでしょう。
コルは気持ちのいい雪原でした。

雪庇とクレバス地獄を避けて高みを目指す。気持ちも引き締まる。そしていよいよ白谷山の山頂!
山頂直下をストック&スノーシューという出で立ちがちょっぴり恐かったです~。

寒風をものともせず、ニット帽とネックウォーマーという怪しい姿で小宴を催す私。たんぽぽ氏の手厚いもてなしには、いつもながら感心させられる。上げ膳・据え膳状態とはこのことだ。
殿は毎日、上げ膳・据え膳でしょ?

私がやったのはラムチョップの骨にアルミ箔を巻いた程度。このラムチョップは今朝方、カラスの猛攻から難を逃れたお宝ものだと聞くにつけ、涙がちょちょ切れる。
二人して鳥インフルに感染しないでよかったね。
やっぱ我らの菌の方が強いんや!
それにしても、平湯のカラス君!NZの仔羊ちゃんを食べちゃった君はシアワセ鳥だよ。

それにしても、白谷山北方稜線は雪庇とクレバスと急斜面に苦しめられた。
アイピケ装束に切り替えるのが面倒だったからね。
スノーシュー1年生のぽぽんたは、ここでスノーシューの扱いをひと通りお勉強できましたです。

ノスリが空高く風に乗って旋回する。
ノスリなんて言ったら怒られます!
クマタカざんすよ。
ふ~たん編隊アカンダナ制覇
ふ~たん編隊アカンダナ制覇
大棚への入口を探って鞍部からショートカットを目論む。しかし、これが誤算。沢を下っては尾根ヒダを越える並々ならぬ重労働。しかも雪がズボって責め苦のごとし。
今回のルート選定においてここは大失態でした、申し訳ないです。

遅々として進まぬ行軍にじりじりする。スノーシューを脱ぎ捨ててツボ足っちゃうが、たんぽぽ氏に先行するうち、ヒドゥン・クレバスにボコッとはまりこんだ。う~む。胸高まではまり込んだ程度の軽症で救われた。しかしだ。これがまた脱出できない。懸命にピッケルで足元から切り崩すが、埒が明かない。
確かぽぽんたはスノーシューを脱ぎつつ遠くから見ていました、かなり苦戦しましたね。

明るく開放的な大棚台地から焼岳最後の勇姿を拝む。
焼岳のいいビューポイントがありましたね。
来年は大棚から焼を狙うゾ!

鉄塔からの福地山は大きい。ここから巡視路を無視して下降すると駐車地だった。
暗闇の中から浮かび上がるふ~さんカーはマリアさまのように見えました。

平湯に移動して、しばし温泉に浸る。山の良き思い出が一気にフラッシュバックする瞬間。何物にも代えがたい歓びだ。
平湯界隈では最後の締めがイイね。
春の第1回編隊飛行無事完了、ありがとうございました!
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