天狗山速攻東尾根
Posted: 2011年4月09日(土) 20:23
【 日 付 】2011年4月2日(土)
【 山 域 】奥美濃
【メンバー】単独
【 天 候 】薄曇り
【 ルート 】8:05新川尻橋2kmポイント>9:43主尾根分岐>10:45天狗山>11:00北尾根小ピーク>11:20天狗山>12:55取付き堰堤
先週、伊吹山頂から一望した美濃の山々はまだ雪も多く登頂意欲を高めるのに十分な役割を果たした。4月2日(土)、今日はまだ登ったことがない天狗山に登ってみよう。
天狗山は奥美濃へ行くのに揖斐川を遡っていくと真正面に見えてくるので気になる山であったが、登頂の機会がなかった。コースは東尾根を使うことにしたが、登り口が良く分からない。地形図を見ると横山ダムを過ぎて新川尻橋を渡った揖斐川右岸はどこも崖マークばかり。でも良く見ると一箇所だけ谷のところで崖が切れているのでそこから取り付いてみることにした。
朝5時半、鈴鹿を出発。いつものように桑名市多度町から長良川堤防を遡り、安八町で揖斐川堤防に乗換えて遡上していく。信号の少ない堤防道路のお陰で8時には見当を付けた谷の堰堤に着いた。堰堤には赤テープがあったが、手前の谷にも赤テープがあったので当てにはならない。
堰堤の左手を登り始めたら枝にビニール紐が結んであり踏み跡もある。そのまま進んだら何とプラ板で土止めした階段が現れた。ヤブコギ覚悟で気合入れてきたので拍子抜けしてしまったが、楽に登れるに越したことは無い。「快適、安全、綺麗」の3語を愛するスカイウォーカーには大歓迎だ。
こうして急峻な尾根の取り付きを20分ほどプラ階段にも助けられてガツガツ登ると平坦な尾根に出て展望も開けた。先に見える本尾根までまだ相当ありそうだ。
一旦平坦になった尾根はだんだんと傾斜を増し積雪も増してくる。雪が薄いうちは底が抜けることも多かったが積雪が50cmを越えると踏み抜くことも無くなった。
一本北側の尾根と合流すると主尾根も近い。
9時43分、急な尾根の斜面を登り詰めたら平坦な主尾根に出た。コースタイムが読めないのでここまで殆ど休みもせずガンガン登ってきたが、普通に登っても2時間もあれば主尾根に出られそうだ。ブナの木2本にペイントマーカーがあり下山ポイントを示していた。平坦な尾根を進むと天狗山らしきピークが見えてくる。 923m地点の先に少し急なところもあるが、ここまで来れば気は楽だし足も軽い。
周りは成長したブナが多く、細いコナラなどは立ち枯れしていたりして元気がない。ブナは成長すると根から毒成分を出して周りの木を枯らせ純木林を形成するそうだから、やがてブナだけの森になるのだろう。それにしても雰囲気のいい尾根だ。
天狗山もいよいよ近づいてきた。南斜面の雪が落ちてしまっているが、想像していたよりは美しい山だ。 前山との間の吊尾根を登りきり振り返ると花房山と小津権現山が優美な姿を見せている。
10時45分、山頂に達した。南西尾根の方から多くの足跡が残っていたが、今日のものではない。北側を展望すると、黒津山とその左奥に蕎麦粒山が白く聳えている。時間的に黒津山往復も可能と思われたが、今日は門限が早いので北尾根を少し偵察したら引き返そう。 15分ほど北尾根を辿って小ピークまで来たが、その先も深いコルなど無さそうである。北尾根の具合も確かめたので天狗山まで戻って昼食にした。
下山は往路を辿るだけだ。主尾根分岐からの急斜面も下りはいたって早い。しかし高度が下がって雪が切れてくると話は別で滑らないように慎重に下らざるを得ない。平坦な尾根まで来たら後は安心だ。取り付きの急斜面はプラ階段が多くて助かる。
12時55分、取り付きの堰堤に戻った。
超急ぎ足の登山になったが、美濃の山のイメージを一変させるに十分な快適な登山だった。
【 山 域 】奥美濃
【メンバー】単独
【 天 候 】薄曇り
【 ルート 】8:05新川尻橋2kmポイント>9:43主尾根分岐>10:45天狗山>11:00北尾根小ピーク>11:20天狗山>12:55取付き堰堤
先週、伊吹山頂から一望した美濃の山々はまだ雪も多く登頂意欲を高めるのに十分な役割を果たした。4月2日(土)、今日はまだ登ったことがない天狗山に登ってみよう。
天狗山は奥美濃へ行くのに揖斐川を遡っていくと真正面に見えてくるので気になる山であったが、登頂の機会がなかった。コースは東尾根を使うことにしたが、登り口が良く分からない。地形図を見ると横山ダムを過ぎて新川尻橋を渡った揖斐川右岸はどこも崖マークばかり。でも良く見ると一箇所だけ谷のところで崖が切れているのでそこから取り付いてみることにした。
朝5時半、鈴鹿を出発。いつものように桑名市多度町から長良川堤防を遡り、安八町で揖斐川堤防に乗換えて遡上していく。信号の少ない堤防道路のお陰で8時には見当を付けた谷の堰堤に着いた。堰堤には赤テープがあったが、手前の谷にも赤テープがあったので当てにはならない。
堰堤の左手を登り始めたら枝にビニール紐が結んであり踏み跡もある。そのまま進んだら何とプラ板で土止めした階段が現れた。ヤブコギ覚悟で気合入れてきたので拍子抜けしてしまったが、楽に登れるに越したことは無い。「快適、安全、綺麗」の3語を愛するスカイウォーカーには大歓迎だ。
こうして急峻な尾根の取り付きを20分ほどプラ階段にも助けられてガツガツ登ると平坦な尾根に出て展望も開けた。先に見える本尾根までまだ相当ありそうだ。
一旦平坦になった尾根はだんだんと傾斜を増し積雪も増してくる。雪が薄いうちは底が抜けることも多かったが積雪が50cmを越えると踏み抜くことも無くなった。
一本北側の尾根と合流すると主尾根も近い。
9時43分、急な尾根の斜面を登り詰めたら平坦な主尾根に出た。コースタイムが読めないのでここまで殆ど休みもせずガンガン登ってきたが、普通に登っても2時間もあれば主尾根に出られそうだ。ブナの木2本にペイントマーカーがあり下山ポイントを示していた。平坦な尾根を進むと天狗山らしきピークが見えてくる。 923m地点の先に少し急なところもあるが、ここまで来れば気は楽だし足も軽い。
周りは成長したブナが多く、細いコナラなどは立ち枯れしていたりして元気がない。ブナは成長すると根から毒成分を出して周りの木を枯らせ純木林を形成するそうだから、やがてブナだけの森になるのだろう。それにしても雰囲気のいい尾根だ。
天狗山もいよいよ近づいてきた。南斜面の雪が落ちてしまっているが、想像していたよりは美しい山だ。 前山との間の吊尾根を登りきり振り返ると花房山と小津権現山が優美な姿を見せている。
10時45分、山頂に達した。南西尾根の方から多くの足跡が残っていたが、今日のものではない。北側を展望すると、黒津山とその左奥に蕎麦粒山が白く聳えている。時間的に黒津山往復も可能と思われたが、今日は門限が早いので北尾根を少し偵察したら引き返そう。 15分ほど北尾根を辿って小ピークまで来たが、その先も深いコルなど無さそうである。北尾根の具合も確かめたので天狗山まで戻って昼食にした。
下山は往路を辿るだけだ。主尾根分岐からの急斜面も下りはいたって早い。しかし高度が下がって雪が切れてくると話は別で滑らないように慎重に下らざるを得ない。平坦な尾根まで来たら後は安心だ。取り付きの急斜面はプラ階段が多くて助かる。
12時55分、取り付きの堰堤に戻った。
超急ぎ足の登山になったが、美濃の山のイメージを一変させるに十分な快適な登山だった。