【大峰】 雪に埋もれた大伽藍/山上ヶ岳(1719m)

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ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

【大峰】 雪に埋もれた大伽藍/山上ヶ岳(1719m)

投稿記事 by ふ~さん »

【日 時】  2月10日(日)
【地 図】  http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html ... 2407027333
【同行者】  山日和
【天 候】  曇り~晴れ
【ルート】   P(7:49)~林道詰め(8:12)~レンゲ辻(9:55/10:18)~山上ヶ岳(11:08/12:31)~西ノ覗岩(12:49)~鐘掛岩(13:05)~洞辻茶屋(13:40/55)~一本松茶屋(14:46)~P(15:14)


誰もいない洞川(どろがわ)温泉街を静かに抜けて車を停める。表参道からではなく、裏から攻めようと言うところが山日和流。裏街道を歩み続けた彼の人生遍歴を暗示するような登山哲学である。

林道詰めには『登山者にお願い』の告知板。一際、目にとまるのが「女人禁制」の文字。「千三百年の歴史の中で保たれてきた女人禁制を維持するためご協力を賜りますようお願い致します」とある。
山頂へ
山頂へ
凍りついた沢沿いの道。途中でアイゼンを履く。「昔はこんなところでアイゼンなど使わなかったのに」とため息を漏らす相棒。何をおっしゃるウサギさんである。今を盛りと咲く山日和花。彼を擁護するならば、せいぜい山人生が豊富になったことの裏返しであろう。大きな栃の木に見守られて歩く。

いつものように下世話な話を交わしつつ、やんややんやと登っていく。相変わらず生産性のない会話のオンパレードであるが、図らずも伏せ字まみれの会話に落ちぶれる。まさに六根清浄とは縁遠い登山である。登山口の告知坂には「下品な会話はおやめ下さい」とは書いてなかったのが救いである。神仏の逆鱗に触れる粗相のなかったことを祈ろう。
三角点へ
三角点へ
遥か上に見えていた樹氷に届く高度になった。青空が覗き始める。レンゲ辻だ。女人結界の山門が凍りついている。掲示坂のNo Woman Admitted. の"No"が何者かによってかき消されていた。日本語による告知部分への悪戯はなかったので、ひょっとしたら外国の方の仕業だろうか。大峯山寺はユネスコの世界遺産に登録されたがゆえに国際的な認知も進んだ。従前にまして議論百出というのも致し方ないことだろう。

神童子谷側に風を避けて憩う。冷たさを通り越して指先がしびれてくる。面倒がらず、まめに手袋を重ね着せねば。凍った階段を登る。雪が少なく、融けた雪が再結氷して、氷の廊下になっている。振り返ると稲村ヶ岳が大日山をおんぶしている。大普賢・弥山・八経方面にも眺望が開けてきた。空は青に支配されて心も浮き立つ。

大展望の中、西ノ覗への分岐を経てお花畑に向かう。とは言っても、この時期、満開なのは真っ白な雪の花だ。三人の先客の姿があった。山日和ガイドに三角点のある湧出岩に案内してもらう。皇太子殿下の「御登山祈念碑」の側を通って本堂に下る。
女人結界門
女人結界門
P1110385_1.JPG (14.07 KiB) 閲覧された回数 2569 回
本堂脇の「眼洗い行者尊」の前に腰を下ろしてランチタイムだ。相棒はぐつぐつ鍋を煮立て始め、夢見心地な至福の表情。私は荷物からバーナーを間引いてきたので、テルモスのお湯を沸かし直しもせずに横着にカップラーメンに注ぐ。外気温が低いせいで保温はそれなりだが、出来具合もそれなりだ。それでも行動中の暖かい食事はありがたい。山日和商店の珈琲で締めくくった。

近くに陣取った方が、我々の装備を見てスノーシューは効用ありやと尋ねてくる。今日は出番はなかったが、我が相棒は先週、八経ヶ岳の衛星峰である頂仙岳で悪戦苦闘の末に登頂をもぎ取った。歓喜のあまり、陶酔感に身を任せて「天女の舞」を踊ったと聞く。さすがライトニングアッセント。四大陸フィギュアの浅田真央もびっくり。急斜面やトラバースをものともしない天女の舞だったと聞く。

この日、すれ違った数人は年齢問わず、ことごとく山ボーイであった。開山期間と違って誰にも「ようお参り」とは声がかからない。それが雪と氷の山上ヶ岳なのだろう。
稲村ヶ岳と大日山(山日和さん提供)
稲村ヶ岳と大日山(山日和さん提供)
参道を下っていく。雪をかぶった灯籠。雪に埋もれた宿坊群。修験の聖地、大峯山寺。この標高に忽然と現われた壮大な伽藍はやはり驚きの一言。不思議感覚で妙覚門をくぐる。

西ノ覗岩からスリリングな眺望を楽しむ。凍てついた鎖を見ていると、行を積もうなんて気にはなれない。「健康に自信のない方、高所恐怖症の方は行をご遠慮ください」とあるが、私の場合は「脳みそに自信のない方、女性恐怖症の方は行をご遠慮ください」と改めるべきであろう。

鐘掛岩へ。こちらも大展望。役行者の像が凍った雪に埋もれている。優しい相棒が雪を削ぎ落としてあげている。断崖にぶら下げられて行を積めば、日陰者の彼にもきっと大きな御利益がもたされる事であろう。

凍った木の階段を下降する。老朽化した木桁の下りは慎重さが要求される。ひと気のない陀羅尼助茶屋を通り抜け、洞辻茶屋で休憩だ。身体がほてる。タケノコの皮をはぐように服を脱ぐ。だが、この時間になっても樹氷が落ちないところを見るとまだまだ気温は低いのだ。植林の中を淡々と降りる。お助け水を経て一本松茶屋へ。最後は『従是女人結界』をくぐって朱塗りされた清浄大橋に飛び出した。
伽藍を後にする(山日和さん提供)
伽藍を後にする(山日和さん提供)
屋根のある駐車地には有料の望遠鏡がある。それを使わなくても、カメラの望遠で今日辿った行場のルートがよく見えて楽しい。

洞川の温泉街を車で抜けていくと、観光客が凍った路面にあちらこちらでツルリとやっている。洞川温泉に時間をかけて浸かって身体をほぐしていると、山頂で出会ったおじさんが露天に入ってきた。「昔はここまで来るのが大変で・・・」と歓談しているうち、時間を忘れてしまう。

そろそろ帰ろう。明日は息子と二人きりの登山を楽しむのだ。

 ふ~さん
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山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【大峰】 雪に埋もれた大伽藍/山上ヶ岳(1719m)

投稿記事 by 山日和 »

ふ~さん、こんにちは。お疲れさんでした。

誰もいない洞川(どろがわ)温泉街を静かに抜けて車を停める。表参道からではなく、裏から攻めようと言うところが山日和流。裏街道を歩み続けた彼の人生遍歴を暗示するような登山哲学である。

日蔭があってこそ日向の明るさがわかるというもの。裏があってこその表です。
なんてことは関係なくて、単にこちらから登る方が山頂に向かう気持ちが高揚するからというだけですわ。雪山登山らしくてね。

凍りついた沢沿いの道。途中でアイゼンを履く。「昔はこんなところでアイゼンなど使わなかったのに」とため息を漏らす相棒。何をおっしゃるウサギさんである。今を盛りと咲く山日和花。彼を擁護するならば、せいぜい山人生が豊富になったことの裏返しであろう。大きな栃の木に見守られて歩く。

以前ならおそらくレンゲ峠に出るまで履かなかったでしょうね。でも楽やわ~。

いつものように下世話な話を交わしつつ、やんややんやと登っていく。相変わらず生産性のない会話のオンパレードであるが、図らずも伏せ字まみれの会話に落ちぶれる。まさに六根清浄とは縁遠い登山である。登山口の告知坂には「下品な会話はおやめ下さい」とは書いてなかったのが救いである。神仏の逆鱗に触れる粗相のなかったことを祈ろう。

まったく人にレベルを合わせるのは大変です。ふ~さんのような不浄の者も受け入れるのが役の行者の懐の広さですな。 :lol:

遥か上に見えていた樹氷に届く高度になった。青空が覗き始める。レンゲ辻だ。女人結界の山門が凍りついている。掲示坂のNo Woman Admitted. の"No"が何者かによってかき消されていた。日本語による告知部分への悪戯はなかったので、ひょっとしたら外国の方の仕業だろうか。大峯山寺はユネスコの世界遺産に登録されたがゆえに国際的な認知も進んだ。従前にまして議論百出というのも致し方ないことだろう。

なかなか難しい問題をはらんでいますね。昔は日本にひとつぐらい女性の登れない山があってもと思ってましたが、流れとしてはそんな時代ではないのでしょう。
根本には女性は不浄であるという思想がありますからね。
いつも思うんですが、この時期に登ればいい修行になると思うんだけど、いい気候の時しか修行しに行かないのが不思議。

神童子谷側に風を避けて憩う。冷たさを通り越して指先がしびれてくる。面倒がらず、まめに手袋を重ね着せねば。

寒かったねえ。ちょっと油断して薄い手袋だけで休憩してたら指先がジンジンしてきましたよ。

凍った階段を登る。雪が少なく、融けた雪が再結氷して、氷の廊下になっている。振り返ると稲村ヶ岳が大日山をおんぶしている。大普賢・弥山・八経方面にも眺望が開けてきた。空は青に支配されて心も浮き立つ。

[attachment=4]P1110412_1.JPG[/attachment]
普通は雪があって歩きやすいんだけど、この日は凍結路でしたね。ピッケルを出せばよかった。

大展望の中、西ノ覗への分岐を経てお花畑に向かう。とは言っても、この時期、満開なのは真っ白な雪の花だ。

見事な霧氷の花盛りでした。そして突き抜けるような青空。振り返れば稲村と大日の見事な姿が素晴らしかったですね。

[attachment=3]P1110414_1.JPG[/attachment]
本堂脇の「眼洗い行者尊」の前に腰を下ろしてランチタイムだ。

ここは風を避けられる定番のランチ場です。

相棒はぐつぐつ鍋を煮立て始め、夢見心地な至福の表情。私は荷物からバーナーを間引いてきたので、テルモスのお湯を沸かし直しもせずに横着にカップラーメンに注ぐ。外気温が低いせいで保温はそれなりだが、出来具合もそれなりだ。それでも行動中の暖かい食事はありがたい。山日和商店の珈琲で締めくくった。

やっぱりこの季節は火を使うのが一番!!

今日は出番はなかったが、我が相棒は先週、八経ヶ岳の衛星峰である頂仙岳で悪戦苦闘の末に登頂をもぎ取った。歓喜のあまり、陶酔感に身を任せて「天女の舞」を踊ったと聞く。さすがライトニングアッセント。四大陸フィギュアの浅田真央もびっくり。急斜面やトラバースをものともしない天女の舞だったと聞く。

悪戦苦闘ってそんなたいそうな。ほとんど人のトレース借りて歩いただけです。
しかしふ~さんも見てきたように書きますねえ。東スポの記者も真っ青。(@_@;)

この日、すれ違った数人は年齢問わず、ことごとく山ボーイであった。

そりゃそうでしょう。

参道を下っていく。雪をかぶった灯籠。雪に埋もれた宿坊群。修験の聖地、大峯山寺。この標高に忽然と現われた壮大な伽藍はやはり驚きの一言。不思議感覚で妙覚門をくぐる。

ここへ来るのはもう十何回目やろ?積雪期だけでも10回は来てますが、他のどこの山にもない雰囲気が大好きですね。山の上の人工物は普通見たくないんですが、ここだけは特別ですね。

[attachment=2]P1110443_1.JPG[/attachment]
西ノ覗岩からスリリングな眺望を楽しむ。凍てついた鎖を見ていると、行を積もうなんて気にはなれない。「健康に自信のない方、高所恐怖症の方は行をご遠慮ください」とあるが、私の場合は「脳みそに自信のない方、女性恐怖症の方は行をご遠慮ください」と改めるべきであろう。

「下ネタやめるか~?」でぶら下げられたらふ~さんは間違いなく落下です。 :mrgreen:

鐘掛岩へ。こちらも大展望。役行者の像が凍った雪に埋もれている。優しい相棒が雪を削ぎ落としてあげている。

やっと私の優しさがわかったようですね。

凍った木の階段を下降する。老朽化した木桁の下りは慎重さが要求される。

まあ、ここは通行禁止ですからねえ。ちょっと不気味なとこもありました。

最後は『従是女人結界』をくぐって朱塗りされた清浄大橋に飛び出した。

不浄の者でも出てくる分には仕方ないという清浄大橋でした。

屋根のある駐車地には有料の望遠鏡がある。それを使わなくても、カメラの望遠で今日辿った行場のルートがよく見えて楽しい。

この望遠鏡はどこを覗くんですかと聞いてた人が約1名。(^_^;)

洞川温泉に時間をかけて浸かって身体をほぐしていると、山頂で出会ったおじさんが露天に入ってきた。「昔はここまで来るのが大変で・・・」と歓談しているうち、時間を忘れてしまう。

昔ながらの登山者でしたね。なかなか上がるタイミングが難しくてのぼせてしまいましたわ。
初の山上ヶ岳。楽しんで頂けましたか?
雪が多ければもっと面白かったんだけどね(*^^)v

                        山日和

2008年の洞辻茶屋
2008年の洞辻茶屋
今年の洞辻茶屋
今年の洞辻茶屋
添付ファイル
P1110443_1.JPG
P1110414_1.JPG
P1110412_1.JPG
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【大峰】 雪に埋もれた大伽藍/山上ヶ岳(1719m)

投稿記事 by biwaco »

風神・雷神のお二人さん、こんにちは。
明日はよいお天気で新雪を踏めそうですね~!(^^)!

今回は、レンゲ辻から山上ヶ岳グルりんポンですか。
さすがに行者さんやお参りの修験宗信者さんもおられず、静かで清浄なお山でしたでしょうね。

誰もいない洞川(どろがわ)温泉街を静かに抜けて車を停める。表参道からではなく、裏から攻めようと言うところが山日和流。裏街道を歩み続けた彼の人生遍歴を暗示するような登山哲学である。


ガードの甘い脇を狙うのが山日和剣法の極意なんでしょう。

何をおっしゃるウサギさんである。今を盛りと咲く山日和花。彼を擁護するならば、せいぜい山人生が豊富になったことの裏返しであろう。大きな栃の木に見守られて歩く。


山茶花ってのは聞いたけど、今が盛りなんは「山日和花」ですか…。今が酒盛りなら「山酒日和花」かな?

遥か上に見えていた樹氷に届く高度になった。青空が覗き始める。レンゲ辻だ。女人結界の山門が凍りついている。掲示坂のNo Woman Admitted. の"No"が何者かによってかき消されていた。日本語による告知部分への悪戯はなかったので、ひょっとしたら外国の方の仕業だろうか。大峯山寺はユネスコの世界遺産に登録されたがゆえに国際的な認知も進んだ。従前にまして議論百出というのも致し方ないことだろう。


前に行ったときは、トタン板の告知板が倒されてました。でも、こんな立派な山門はなかったような…(?_?)

本堂脇の「眼洗い行者尊」の前に腰を下ろしてランチタイムだ。相棒はぐつぐつ鍋を煮立て始め、夢見心地な至福の表情。私は荷物からバーナーを間引いてきたので、テルモスのお湯を沸かし直しもせずに横着にカップラーメンに注ぐ。外気温が低いせいで保温はそれなりだが、出来具合もそれなりだ。それでも行動中の暖かい食事はありがたい。山日和商店の珈琲で締めくくった。


簡単粗食派と充実グルメ派では間合いが持たんでしょうに。(>_<)
カップ麺のあとはアンパンでも齧って山日和珈琲を戴きましたか?

近くに陣取った方が、我々の装備を見てスノーシューは効用ありやと尋ねてくる。今日は出番はなかったが、我が相棒は先週、八経ヶ岳の衛星峰である頂仙岳で悪戦苦闘の末に登頂をもぎ取った。歓喜のあまり、陶酔感に身を任せて「天女の舞」を踊ったと聞く。さすがライトニングアッセント。四大陸フィギュアの浅田真央もびっくり。急斜面やトラバースをものともしない天女の舞だったと聞く。


かなりのアクロバットの舞だったような…(@_@;)

西ノ覗岩からスリリングな眺望を楽しむ。凍てついた鎖を見ていると、行を積もうなんて気にはなれない。「健康に自信のない方、高所恐怖症の方は行をご遠慮ください」とあるが、私の場合は「脳みそに自信のない方、女性恐怖症の方は行をご遠慮ください」と改めるべきであろう。


「女性…」のほうの意味が分かりませんが?(奥方恐怖症…」なら分かりますけどね)
でも、(次回はロープ持参で…)なんて考えてませんでした?

鐘掛岩へ。こちらも大展望。役行者の像が凍った雪に埋もれている。優しい相棒が雪を削ぎ落としてあげている。断崖にぶら下げられて行を積めば、日陰者の彼にもきっと大きな御利益がもたされる事であろう。


やっぱり!狙ってるわ(@_@;)

凍った木の階段を下降する。老朽化した木桁の下りは慎重さが要求される。ひと気のない陀羅尼助茶屋を通り抜け、洞辻茶屋で休憩だ。身体がほてる。タケノコの皮をはぐように服を脱ぐ。だが、この時間になっても樹氷が落ちないところを見るとまだまだ気温は低いのだ。植林の中を淡々と降りる。お助け水を経て一本松茶屋へ。最後は『従是女人結界』をくぐって朱塗りされた清浄大橋に飛び出した。


ああ、もうすぐ岳の子の季節だなあ~。
清浄大橋を渡って、心も正常に戻りましたか?

洞川の温泉街を車で抜けていくと、観光客が凍った路面にあちらこちらでツルリとやっている。洞川温泉に時間をかけて浸かって身体をほぐしていると、山頂で出会ったおじさんが露天に入ってきた。「昔はここまで来るのが大変で・・・」と歓談しているうち、時間を忘れてしまう。


時間も何も忘れて、湯船で眠ってしまいます。(-。-)y-゜゜゜

そろそろ帰ろう。明日は息子と二人きりの登山を楽しむのだ。


いい山、行ってきましたか?
次は奥方と二人っきりで登りつめてちょうだいね~(^_-)

              ~biwaco
ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 【大峰】 雪に埋もれた大伽藍/山上ヶ岳(1719m)

投稿記事 by ふ~さん »

ふ~さん、こんにちは。お疲れさんでした。
おはようございます。初の山上ヶ岳、ひときわ印象的な山でした。
日蔭があってこそ日向の明るさがわかるというもの。裏があってこその表です。
なんてことは関係なくて、単にこちらから登る方が山頂に向かう気持ちが高揚するからというだけですわ。雪山登山らしくてね。
沢筋を歩く第一部、レンゲ辻までの第二部、お花畑に登り詰める第三部、そして大伽藍に飛び出す第四部・・・と登りだけでも非常に変化に満ちていました。
Noが消されている
Noが消されている
以前ならおそらくレンゲ峠に出るまで履かなかったでしょうね。でも楽やわ~。
確かに、アイゼンは実用的ですね。腰も引けないし、足取りも軽くなります。
まったく人にレベルを合わせるのは大変です。ふ~さんのような不浄の者も受け入れるのが役の行者の懐の広さですな。
それはこちらのセリフでございます。
なかなか難しい問題をはらんでいますね。昔は日本にひとつぐらい女性の登れない山があってもと思ってましたが、流れとしてはそんな時代ではないのでしょう。
根本には女性は不浄であるという思想がありますからね。
いつも思うんですが、この時期に登ればいい修行になると思うんだけど、いい気候の時しか修行しに行かないのが不思議。
山登りにしても、この時期に登るから心も洗われるような美しい景色と出会えるんですね。
寒かったねえ。ちょっと油断して薄い手袋だけで休憩してたら指先がジンジンしてきましたよ。
冬山では特に油断は禁物です。私の友人に極寒の山で手袋を脱いで作業していて軽い凍傷にかかるという悲劇に見舞われた方もみえます。
普通は雪があって歩きやすいんだけど、この日は凍結路でしたね。ピッケルを出せばよかった。
アイゼンと同じで、やはりピッケルは出して歩き始めるべきでしたね。氷の廊下でバランスを崩すと危険です。
見事な霧氷の花盛りでした。そして突き抜けるような青空。振り返れば稲村と大日の見事な姿が素晴らしかったですね。
ここも晴らしい眺望でした。山日和さんが、裏から登ろうと言った理由がよく飲み込めます。
ここは風を避けられる定番のランチ場です。
まさにその通りで、後続の数人が同じ場所に集いました。
やっぱりこの季節は火を使うのが一番!!
身体もぽかぽか。締めくくりの山日和珈琲も御馳走さま。
山門
山門
悪戦苦闘ってそんなたいそうな。ほとんど人のトレース借りて歩いただけです。
しかしふ~さんも見てきたように書きますねえ。東スポの記者も真っ青。(@_@;)
想像力逞しいというよりも、データねつ造にたけている!?
そりゃそうでしょう。
ほんと、山ボーイばかりでした。温泉の受付で、この日始めて女性に会いました。「いつから700円になったんですか?」「前からです!」「前っていつや~(ひとりごと)」なんてやり取りがありましたよね。
ここへ来るのはもう十何回目やろ?積雪期だけでも10回は来てますが、他のどこの山にもない雰囲気が大好きですね。山の上の人工物は普通見たくないんですが、ここだけは特別ですね。
その言葉、よく理解できます。他にはちょっと例をみない山の一つです。
「下ネタやめるか~?」でぶら下げられたらふ~さんは間違いなく落下です。
何故かしら、みんなにそう言われます。みんな私を誤解しているようです。困ったことです。
やっと私の優しさがわかったようですね。
鬼の面にも涙でしょうか。
まあ、ここは通行禁止ですからねえ。ちょっと不気味なとこもありました。
ダメと言われれば逆に燃え上がる山日和氏の真骨頂でしょう。
不浄の者でも出てくる分には仕方ないという清浄大橋でした。
誰のことを言っているのか不明な文章ですね。
この望遠鏡はどこを覗くんですかと聞いてた人が約1名。(^_^;)
誰のことを言っているのか不明な文章ですね。
昔ながらの登山者でしたね。なかなか上がるタイミングが難しくてのぼせてしまいましたわ。
初の山上ヶ岳。楽しんで頂けましたか?
雪が多ければもっと面白かったんだけどね(*^^)v
いい湯でした。雪は例年よりも少なかったようですが、それでも素晴らしい雪と氷の造形美でした。その中に忽然と現れた大伽藍は素晴らしい佇まいでしたよ。お世話になりました。

 ふ~さん
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矢問
記事: 290
登録日時: 2011年2月23日(水) 07:28
お住まい: 兵庫県
連絡する:

Re: 【大峰】 雪に埋もれた大伽藍/山上ヶ岳(1719m)

投稿記事 by 矢問 »

ふ~さん、こんばんは(^^)
日曜日はお疲れ様でした~。
あのときお話しされていた山上ヶ岳、以前洞吹さんに「雪の頃もいいよ~むと言われていたのにまだ行けていません(^^;)

父が抗癌治療で苦しんでいたときにお守りを頂きに登ったのが最後かな。
http://homepage1.nifty.com/komachans/yama4/sanjoh.htm
清く正しいお参り登山でした(^_-)

やはり綺麗な姿ですね。また行ってみたいなぁ。洞吹さんがオススメの雪の頃に(^^)
ふ~さんのレポを読んで、お守りを頂きに登ったときの事がまたよみがえってきました。
いい山だと思います。
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ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 【大峰】 雪に埋もれた大伽藍/山上ヶ岳(1719m)

投稿記事 by ふ~さん »

風神・雷神のお二人さん、こんにちは。
biwacoさん、おはようございます。いかがお過ごしでしょうか。
凍った木の階段
凍った木の階段
今回は、レンゲ辻から山上ヶ岳グルりんポンですか。
さすがに行者さんやお参りの修験宗信者さんもおられず、静かで清浄なお山でしたでしょうね。
biwacoさんもいなかったし、静かなものです(^_^;)
ガードの甘い脇を狙うのが山日和剣法の極意なんでしょう。
彼はそうやってガードの堅い奥様を射止めたようです。(うっ、また東スポ記者真っ青と言われそう!?)
山茶花ってのは聞いたけど、今が盛りなんは「山日和花」ですか…。今が酒盛りなら「山酒日和花」かな?
山日和花ってのは大輪で、しかも花期が過ぎると言うことのない不思議花。まぁ、今を盛りというか、いつでも盛りって感じでしょうかね。^^;
前に行ったときは、トタン板の告知板が倒されてました。でも、こんな立派な山門はなかったような…(?_?)
さすが、biwacoさんは既に登っておられましたか。それは立派な山門でしたよ。だってトタンの告知板じゃ、立てたトタンに倒されてしまうかもです。^^;
役行者
役行者
簡単粗食派と充実グルメ派では間合いが持たんでしょうに。(>_<)
カップ麺のあとはアンパンでも齧って山日和珈琲を戴きましたか?
大丈夫です。あることないこと話に花を咲かせているうち、あっという間に時は過ぎます。
かなりのアクロバットの舞だったような…(@_@;)
彼はアクロバティックなこと好きですからね。(-_-;)
「女性…」のほうの意味が分かりませんが?(奥方恐怖症…」なら分かりますけどね)
でも、(次回はロープ持参で…)なんて考えてませんでした?
わたしゃ、清廉潔白。行を積む必要もないんで、遠慮申し上げときます。(^_-)
ああ、もうすぐ岳の子の季節だなあ~。
清浄大橋を渡って、心も正常に戻りましたか?
大丈夫です。もともと心は清浄でございますから。ご乱心は山日和導師でしょう。
時間も何も忘れて、湯船で眠ってしまいます。(-。-)y-゜゜゜
ありゃ、こんな光景どこかで見たことがあるような・・・あれは御岳衛星峰の三浦山登頂の帰りの温泉の中だったでしょうか・・・
次は奥方と二人っきりで登りつめてちょうだいね~(^_-)
ご心配なく。二人はいつでも幸せの絶頂です(^o^)

 ふ~さん
ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 【大峰】 雪に埋もれた大伽藍/山上ヶ岳(1719m)

投稿記事 by ふ~さん »

ふ~さん、こんばんは(^^)
矢問さん、おはようございます。
三角点へ
三角点へ
あのときお話しされていた山上ヶ岳、以前洞吹さんに「雪の頃もいいよ~むと言われていたのにまだ行けていません(^^;)
かく言う私も今回が初めての山上ヶ岳。山開きの頃には行ったことがないので、山上ヶ岳の本来の姿がわかってないんですね(^^;)
父が抗癌治療で苦しんでいたときにお守りを頂きに登ったのが最後かな。
http://homepage1.nifty.com/komachans/yama4/sanjoh.htm
矢問さんの優しさが伝わってくるハートウォーミングな話ですね~(^-^)
清く正しいお参り登山でした(^_-)
う~む、この一文、何かしら悪意が感じられますね~(^^;)
山上のエビの尻尾(山日和さん提供)
山上のエビの尻尾(山日和さん提供)
やはり綺麗な姿ですね。また行ってみたいなぁ。洞吹さんがオススメの雪の頃に(^^)
ふ~さんのレポを読んで、お守りを頂きに登ったときの事がまたよみがえってきました。
いい山だと思います。
大峰は家からも遠く、メジャーどころの数座しか登れていません。それでも、あと稲村ヶ岳に登れば何とか形になりそうです。魅力的で個性的な山も多く、楽しみですね。また、いろいろと教えてください。

 ふ~さん
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矢問
記事: 290
登録日時: 2011年2月23日(水) 07:28
お住まい: 兵庫県
連絡する:

Re: 【大峰】 雪に埋もれた大伽藍/山上ヶ岳(1719m)

投稿記事 by 矢問 »

ふ~さん、こんにちは(^^)
今日もどこかに登っているのでしょうか(^^)

僕は昨日近場の低山で清く正しく「やぶこぎ登山」に相棒と行ってきました(^^;)。
http://www.komachans.com/2013rep/karasu.html

大峰は家からも遠く、メジャーどころの数座しか登れていません。それでも、あと稲村ヶ岳に登れば何とか形になりそうです。
山上が岳に登った同じ年の2006年3月、まだ残雪が残っているウチに稲村に登りました。
http://homepage1.nifty.com/komachans/yama4/inamura.htm
ふ~さんなら楽勝で大日のトラバースをして、楽勝で雪の急登を登り切るでしょう(^^)
=================================
★ 矢問(やとう)
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ふ~さん
記事: 526
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:58

Re: 【大峰】 雪に埋もれた大伽藍/山上ヶ岳(1719m)

投稿記事 by ふ~さん »

ふ~さん、こんにちは(^^)
今日もどこかに登っているのでしょうか(^^)
矢問さん、おはようございます。勿論、私も清く正しい登山をして参りましたよ(^-^)
レンゲ辻へ①
レンゲ辻へ①
僕は昨日近場の低山で清く正しく「やぶこぎ登山」に相棒と行ってきました(^^;)。
http://www.komachans.com/2013rep/karasu.html
むむ。これが清く正しい登山と申せましょうか。猪の住処を荒らしたり、鹿道を縦横無尽ではありませんか!おまけにヤブ山というのに、お二方揃って半袖Tシャツとは若いじゃありま変か!晩餐の食卓に並んだシシ肉は、お山で成敗してきた哀れな動物たちのなれの果てだったのですね。(^^;)
レンゲ辻へ②
レンゲ辻へ②
山上が岳に登った同じ年の2006年3月、まだ残雪が残っているウチに稲村に登りました。
http://homepage1.nifty.com/komachans/yama4/inamura.htm
ふ~さんなら楽勝で大日のトラバースをして、楽勝で雪の急登を登り切るでしょう(^^)
いいえ、とてもとても。このレポート読むと、まさに「積雪期や残雪期の稲村ヶ岳・大日」は「決して甘く見てはいけません」ことが、よくわかります。

それでは、また清く正しい登山を!

 ふ~さん
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