【伊吹】六合目でまったり

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兔夢
記事: 625
登録日時: 2011年2月24日(木) 23:12

【伊吹】六合目でまったり

投稿記事 by 兔夢 »

2013年1月26日(土) 曇りのち雪 伊吹山 山スキー 単独

8:45 三ノ宮登山口 → 9:10 一合目 → 10:00 三合目 → 10:35〜12:45 6合目避難小屋 → 13:30 一合目 → 13:45 登山口

 なんとなく遠出をする気になれず近くの伊吹山の様子を見てこようと出掛けた。
 今シーズン、伊吹山はなかなか積雪が増えない。毎日大垣から眺めているのだがその姿には精彩がなく降雪後一瞬山全体を白くするもののすぐに黒い部分を見せだす。例年ならば1月の中旬ともなれば何時行ってもはずれがないが今年は違う。寒波がきていて昨日から雪雲がかかっていたが今日も積雪は期待できないだろう。
 伊吹の麓で二合目付近の様子を観察しながらどうしようか悩む。雪が見えない。恐らく三合目まで行けば雪は多少あるのだろうがその近くまではスキーを背負っていかなければならない感じだ。
 散々迷った末、今回はスキーを背負って歩く訓練と割り切って登っていく事にした。そして六合目避難小屋でまったりして帰ってこよう。それより上は恐らく強風が吹き荒れている。
 人当たりのいいおばちゃんに手招きされて三ノ宮前の民間駐車場に駐車。おばちゃんに「今年は雪が少ないねえ」と言うと「去年ほど雪があったら雪どけが大変。でもあなた達は雪が欲しいわね。山だけに雪が積もってくれるといいけどそんなわけにはいかんわね」その通りやね。
 登山口から一合目までは雪が見られない。一合目のゲレンデ跡は微かに雪化粧しているものの雪がないのと大してかわらない。ただ低温のためやや凍っている。そのためかこのあたりからアイゼンの痕跡が…。アイゼンに頼らず雪の上の歩き方を覚えましょう。
 二合目はいつも斜面をスキーで直登していくのだが雪がなくっちゃしょうがない。登山道をてくてく歩いていく。ここで2パーティに先行させてもらったが大したスピードさはなく相前後して登っていった。
 三合目までの中間付近からは登山道が雪に覆われた状態になりシール歩行に切り替える。なんだかホッとした。しかし雪質は良くない。クラストした雪の上に新雪がわずかに載っている状態。
 三合目近くになるとガスがかかって山頂方向は見えない。かつての三合目ゲレンデには所々に鉄バイプの囲いがしてあって何かと立て看板を見るとどうやらお花畑になっているらしい。踏み荒らさないように囲いがしてあるようだ。
 三合目のトイレ前でシールにワックスを塗る。どうも滑りが重い。が塗ってもそれほどかわらなかった。雪質が悪いのかシールが悪いのか。
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P1260019.JPG (17.49 KiB) 閲覧された回数 910 回
 二合目を過ぎた辺りから雪が舞いだし三合目ではそこそこの降り。そんな中でも次々と登ってくる登山者。まさかこんな日に。みんなすごい。
 ゲレンデ最頂部辺りは枯れたススキが雪の上を覆っていてまともな滑りは期待できそうにない。更に五合目小屋より上の斜面も積雪が少なく登高さえままならない。なんとか広く雪のついたところを探して登っていった。
 ガスがかかって六合目小屋の方向が分からなかったが先行パーティの影が見えたのでそちらに向かうと果してそこが小屋だった。
 小屋の扉は無惨に壊れていた。強風の為だろうか。中の扉を開くと6名の登山者がいた。みんな靴のままあがっている。土足厳禁だったはずで一瞬戸惑ったが床を見ると薄らと雪が溜まっており土足も致し方ない感じだった。僕もブーツのまま失礼した。しかし不図1名の足下を見るとアイゼンを履いたままだった。流石にこれには呆れて「アイゼンは流石にダメでしょう。公共の施設ですよ。」とつい口に出た。若者だったがすぐに理解してくれたようで外してくれた。大切な小屋だからみんなで大事にしないとね。
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P1260028.JPG (40.17 KiB) 閲覧された回数 910 回
 どうやら3名ずつの別パーティのようで一方は車座になり鍋を囲んでいた。一方は外の様子を伺ってどうしようか迷っているようだった。装備とメンバーの一人が震えているところを見ればこのまま下った方がいいような感じだった。
 小屋の片隅に荷物を降ろして腰掛けをテーブル代わりにして僕も鍋を始めた。アルミの味噌煮込みうどん。このスープに鶏肉と野菜を入れて煮込めば簡易鍋の出来上がり。温かくて美味しい。しめはもちろんうどんを入れる。小屋の中もかなりの寒さだったがこれでかなり温かくなった。
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P1260031.JPG (34.88 KiB) 閲覧された回数 910 回
 鍋を囲んでいたパーティと少し言葉を交わした。若い人達でなんと大垣から来ているという事だった。会にはどこにも所属してないらしい。大垣にもまだこういう若者がいるのだなあとちょっと嬉しくなった。ちなみに一名はヤブコギネットのことも知っていてやまめさんの名をあげていた。去年の御池遭難の際に関わりがあったらしい。
 長い休憩中にもたくさんの登山者が登ってきた。小屋に寄っていく人は少なく(というか僕らが居座っていたので入れなかったのだろう)そのまま通過して上を目指しているようだ。
 下山してきたという3人パーティは髪が凍っていて極寒の地から戻ってきたという様子だった。九合目まで行って強風と視界不良のため戻ったらしい。他にも七合目で戻った人、九合目手前で戻った人などなど。何れも理由は同じだ。やっぱり今日はここで引き返そう。
 小屋の前から滑降開始。雪面はガリガリで滑りにくい。しかも雪のあるところを選んでの滑り。それでも下山していく登山者よりはるかに早い。
 五合目小屋のところで十数名の登山パーティとすれ違う。装備を見るとテン泊のようだったがこの天候で大丈夫なのか。
 更にその下ではスキーのパーティにあった。遅い登高だ。若いパーティだったがもっと雪がある事を期待してきたのだろう。中にはボーダーもいたが今日は滑るところがない。
 三合目の下あたりまでなんとか雪を拾いつつ下った。後はスキーを背負ってテクテクと下りていく。
 二合目辺りから琵琶湖の方を見ると陽の差しているところも見受けられる。しかし今日は晴れる事はなさそうだ。
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P1260042.JPG (30.78 KiB) 閲覧された回数 910 回
 駐車場で隣に駐車した方とたまたま出会った。その方は大阪からみえたとのこと。しかし結局五合目から下山したらしい。この辺りの山によく来られるのか聞くとなんと今回で3回目の登山なのだそうだ。それで荒天の伊吹とは。
 伊吹薬湯風呂に入っている間に雪の降りが強くなっていた。大垣に帰れば大雪警報。路面にも積もっていく。やっとこの辺りの山の雪も増えるのだろうか。
バーナー

Re: 【伊吹】六合目でまったり

投稿記事 by バーナー »

ども、山小屋でお話させていただいた、○井です。途中追い抜かされました・・・やはりスキーにはかないませんね(笑)
僕も大垣なので、又どこかの山でお会いすることもあるかもしれませんが、宜しくお願いします。
兔夢
記事: 625
登録日時: 2011年2月24日(木) 23:12

Re: 【伊吹】六合目でまったり

投稿記事 by 兔夢 »

バーナー さんが書きました:ども、山小屋でお話させていただいた、○井です。途中追い抜かされました・・・やはりスキーにはかないませんね(笑)
僕も大垣なので、又どこかの山でお会いすることもあるかもしれませんが、宜しくお願いします。
どうも。ほろ酔い加減のおじさんの相手ありがとう。
奥美濃中心、鈴鹿その他、ほぼ毎週のように行ってるのでまたどこかで会えるかもね。
沢もいいよ。尾根とは違った山の風景が見られる。山の懐に入った感じがするよ。
滝が登れなくても(最初は誰も登れない)ぼちぼちとね。
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