口ワサビ谷から奥山谷

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グー(伊勢山上住人)
記事: 2223
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
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口ワサビ谷から奥山谷

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

今日は強風予想。尾根・稜線歩きは厳しいだろうな。
強風を避け、木屋谷源流部を歩いてこようと家を出る。


【 日 付 】  平成23年3月26日(土)
【 山 域 】  台高
【 天 候 】  曇り 時々 晴れ 一時 雪
【 ルート 】  マナコ谷登山口7:30---9:10口ワサビ谷サワグルミ巨木---11:05桧塚奥峰---
       12:10奥山谷左俣三俣---13:05左俣出合---14:35奥山谷木屋谷出合---16:00万才橋
【メンバー】 グー単独




昨日の里の雨は、山では雪だったようだ。
千秋林道は、うっすらと雪化粧している。
こうなると、谷歩きよりもスノーシューハイクに変更だ。

マナコ谷と万才橋の間に車を停める。
マナコ谷道は、前回ルートを外した所で、またまた、外してしまった。
「学習能力が無いなぁ~」


[attachment=2]20110326-10.jpg[/attachment]


作業小屋でスノーシューを履き、MSHW(だったけ?)を歩く。
新雪は、0~20cm。吹き溜まりはふかふかパウダーで嬉しい。
が、作業道を埋め尽くした根雪の上にうっすら新雪は、まるで滑り台。
ナズナさん仕込の滑落停止をシュミレーションしながら渡る。

口ワサビ谷はまだ、1mほどの雪の下を流れている。
口ワサビ谷のサワグルミ巨木のうろの中には熊さんは冬眠していなかった。


[attachment=1]20110326-15.jpg[/attachment]


雪が付いていれば、谷を遡ろうと挑戦してみたが、あっさり敗退。
いつも通りマナコ谷道の笹原へ登る。霧氷が美しい。

やはり風がキツイ。尾根芯の東側へ風を避けて休憩。
するとにわかに太陽が顔を出し、青空も見えてきた。
「ラッキー!」


[attachment=0]20110326-22.jpg[/attachment]


桧塚若水で昼食のつもりだったが、3時に下山したかったのでストーブは出さず。
太古の森を経由して登山道へ登ると、ツボ足1人のトレースがあった。
奥山谷左俣の三俣へ下る。三俣下の滝の巻きルートも根雪が滑り台になっている。
ピッケルで足の置き場を刻みながら滝を巻く。
その先でもかなりの苦戦を強いられる。
「フ~。」

奥山谷道へ下りてからも滑り台のトラバースは続く。
スノーシューを脱ぎ、1足ごとに蹴り込み、足場を確かめながら下る。
左岸から右岸へ石飛びをした先の垂直に近い雪面のトラバースではしばらく逡巡。
意を決して雪面に蹴り込むと、しっかりと私の体重を支えてくれた。
「よかった!」

虎ロープの張ってあるところに来た。
「こんなロープに命を預けてもいいのだろうか?」
と、ロープを掴んだ途端、両足が谷に向けて滑り落ちた。
尻が登山道にドスンと落ちて、虎ロープが転落を防いでくれた。
「虎ロープさん、ありがとう」
しかし、なぜ両足が揃って滑り落ちたのか理由が分からない?
グーが山を歩き出して初めて経験した命の危険でした。


無意識に歩いている時に危険が潜んでいるということだろう。
1歩1歩の足の運びにも神経を途切らせないようにしなくては。

奥山谷の下りに予想以上の時間を食われ、1時間遅れの別荘着でした。
とんでもない長距離を歩き、それでも門限を守るヒトには敬服です。


                   グー(伊勢山上住人)
添付ファイル
20110326-22.jpg
口ワサビ谷の滝
口ワサビ谷の滝
MSHWも滑り台
MSHWも滑り台
最後に編集したユーザー グー(伊勢山上住人) [ 2011年3月27日(日) 20:55 ], 累計 1 回
Trail Walker
記事: 488
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:48

Re: 口ワサビ谷から奥山谷

投稿記事 by Trail Walker »

グ~さんこんばんワシ

  今日は強風予想。尾根・稜線歩きは厳しいだろうな。
強風を避け、木屋谷源流部を歩いてこようと家を出る。

なんか遅くまで寒いですね、春はそこまで来ているというのに足踏みですね、体は春モードに入って寒さに突入できませんわ。


  【メンバー】 グー単独

山ノ神と同行は駄目だったようですが、なんやさびしいなぁ。

 昨日の里の雨は、山では雪だったようだ。 
千秋林道は、うっすらと雪化粧している。
こうなると、谷歩きよりもスノーシューハイクに変更だ。


 スノーシューハイクするほど降ったですか?わたしもうスノーシュー仕舞いましたけど。

  「学習能力が無いなぁ~」

え~どこで外すのかなぁ、出会いに下りる手前かなぁ?下山する時はこんなに上に巻くんだっけと思うけど。



MSHW(だったけ?)を歩く。[/quote ]
ピンポーン正解、まだまだ衰えない記憶力です。

 
新雪は、0~20cm。吹き溜まりはふかふかパウダーで嬉しい。
が、作業道を埋め尽くした根雪の上にうっすら新雪は、まるで滑り台。
ナズナさん仕込の滑落停止をシュミレーションしながら渡る。

ピッケルも使ったんだ?。

 口ワサビ谷はまだ、1mほどの雪の下を流れている。
口ワサビ谷のミズナラ巨木のうろの中には熊さんは冬眠していなかった。

あれサワグルミじゃなかったですか?



 雪が付いていれば、谷を遡ろうと挑戦してみたが、あっさり敗退。
いつも通りマナコ谷道の笹原へ登る。霧氷が美しい。

鹿見平に上がれば良かったのに。まだ今年は何回か霧氷も出来そうですね、チャンスはありかな~?


 やはり風がキツイ。尾根芯の東側へ風を避けて休憩。
するとにわかに太陽が顔を出し、青空も見えてきた。

やはり海沿いとは違いその辺りは雲が多いですね。



桧塚若水で昼食のつもりだったが、3時に下山したかったのでストーブは出さず。 

珍しく早い帰還命令

 奥山谷道へ下りてからも滑り台のトラバースは続く。
スノーシューを脱ぎ、1足ごとに蹴り込み、足場を確かめながら下る。
左岸から右岸へ石飛びをした先の垂直に近い雪面のトラバースではしばらく逡巡。
意を決して雪面に蹴り込むと、しっかりと私の体重を支えてくれた。
「よかった!」

アイゼンは持ってなかったの?まだ結構雪が残ってますねアイゼン必携ですね。


 虎ロープの張ってあるところに来た。
「こんなロープに命を預けてもいいのだろうか?」
と、ロープを掴んだ途端、両足が谷に向けて滑り落ちた。
尻が登山道にドスンと落ちて、虎ロープが転落を防いでくれた。
「虎ロープさん、ありがとう」

道が抜けてるところかな?上に巻き道、過ぎてから岩、怖いところ一箇所あるけど。


しかし、なぜ両足が揃って滑り落ちたのか理由が分からない? 

摩擦の限界を超えたのでしょう、きっと :lol:

グーが山を歩き出して初めて経験した命の危険でした。 

危なかったね、気をつけましょう、おたがいに。

 奥山谷の下りに予想以上の時間を食われ、1時間遅れの別荘着でした。
とんでもない長距離を歩き、それでも門限を守るヒトには敬服です。


 予定時間を過ぎてもお仕置きのない方がうらやましいしだいです。


                   
添付ファイル
IMG_0559.JPG
Trail Walker 
グー(伊勢山上住人)
記事: 2223
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
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Re: 口ワサビ谷から奥山谷

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

Trail Walker さん、こんばんは。 

いつまでも寒いね。被災地の皆さんは、温かいものを口にできているのでしょうか。


山ノ神と同行は駄目だったようですが、なんやさびしいなぁ。

ナズナさんとの次の予定はすでに決まっているのです。
山の神とは今日、堀坂峠から堀坂山をピストンしてきました。
山の神との山行は、この程度がちょうどいいようです。


スノーシューハイクするほど降ったですか?わたしもうスノーシュー仕舞いましたけど。 

明神岳~桧塚の稜線で新雪20cmほどでした。ふわふわを楽しめましたよ。


え~どこで外すのかなぁ、出会いに下りる手前かなぁ?

作業小屋への水平道になる手前の最後15m程の尾根登りのルートがイマイチ分からないのです。
下りる時は迷わずに下りられるのですが・・・。


ナズナさん仕込の滑落停止をシュミレーションしながら渡る。
ピッケルも使ったんだ?。
 

残雪期の奥山谷左俣下りは、ピッケル必携ですよ。
ブレードで残雪を削り、足の置き場を作りながら下ってきました。


あれサワグルミじゃなかったですか?

ありがとサン。訂正しました。


[attachment=1]20110326-14.jpg[/attachment]


鹿見平に上がれば良かったのに。

雪が付いていたらキックステップで登るつもりだったけど、谷の左岸側は雪が付いてなかった。


[attachment=0]20110326-19.jpg[/attachment]


まだ今年は何回か霧氷も出来そうですね、チャンスはありかな~?

お彼岸も過ぎたのに、モウ暖かくなってほしいよ~。


アイゼンは持ってなかったの?まだ結構雪が残ってますねアイゼン必携ですね。

持ってましたよ。私のは6本爪軽アイゼンだから、蹴り込みする前爪がないの。
蹴り込みができて、なおかつ体重を支えてくれる、ちょうどいい雪の硬さでした。


尻が登山道にドスンと落ちて、虎ロープが転落を防いでくれた。
道が抜けてるところかな?上に巻き道、過ぎてから岩、怖いところ一箇所あるけど。


そう。岩と中空にむき出しの木の根を渡るところの手前で足を滑らせました。

しかし、なぜ両足が揃って滑り落ちたのか理由が分からない? 
摩擦の限界を超えたのでしょう、きっと


厚く積もった落ち葉の上の雪を踏んだからなのかな?

危なかったね、気をつけましょう、おたがいに。

大震災で人手がたくさん要るのに、山遊びの遭難で迷惑掛けるわけにはいきません。


予定時間を過ぎてもお仕置きのない方がうらやましいしだいです。

遅刻すると、お仕置きがあるんだ。 可愛い顔したお嫁サンなのに。


                                グー(伊勢山上住人)
添付ファイル
鹿見平
鹿見平
左岸と右岸では雪の厚みが大違い。
左岸と右岸では雪の厚みが大違い。
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