【両白山地/カサバノ谷】沢登りのはずがササ登りでサンザンノ峰
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【両白山地/カサバノ谷】沢登りのはずがササ登りでサンザンノ峰
【 日 付 】2012年9月13日(木)
【 山 域 】両白山地/カサバノ谷~三ノ峰
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】上小池P6:45-7:30林道終点7:48-5m滝1160m8:12-右岸高巻き-8:55沢復帰9:00-銚子峰谷出合10:08-一ノ峰谷出合10:22-12:05大滝12:35-枝尾根13:00-14:03稜線(水呑釈迦堂跡)14:20-三ノ峰避難小屋14:50-16:15六本檜16:23-17:25駐車場
白山の三ノ峰から南方に延びる越美県境尾根を挟んで岐阜側に「笠羽谷」、福井側に「カサバノ谷」と、同じような名前の谷がある。福井側のカサバノ谷は歩いたことはない。残雪期のほうが歩き易そうだが道路が閉じていて上小池まで入れない。雪のない時期に、沢は素人、体力衰退のbiwa爺に登れるんやろか? 「初めてのお使い」並に不安だらけの未知のゾーンだったのだ。
ところが、ネット情報とは有り難い(恐ろしい)もので、投稿されたレポを読んで見ると、この谷は大きな滝もなく、沢の初級者でも遡行できるとのこと。これはいい! Y導師やF編隊長、美濃のウサギちゃんのようにロープやらガチャガチャ金具で滝や急流もスイスイ通過できるなら、どんな谷だってへっちゃらポンなんだろうが、こちらはそうは行かない。だけどこれなら大丈夫やろ?! !(^^)!
そのときがやって来た。暑すぎず、日が短すぎず、距離は長すぎず…。天気予報を睨みながら、今がチャンス!と、決行したのだが…
上小池駐車場を遅くとも7時にはスタートしようと、暗いうちに家を出たのだが、西勝原からの県道が長い。鳩ヶ湯を過ぎ、まだまだクネクネ道を走って、駐車場には6時半近くになってしまった。さすがに平日、車は1台もない。
そそくさと準備して7時前には出発。打波川沿いの林道を30分ほど進み、刈込池への周回路と別れて左へ。あれ? 橋が崩壊してる。岩の上を渡って左岸に。ここらで入渓した方がいいのかな?
林道はまだ延びている。草ぼうぼうだけど。被さってくる雑草の朝露でビショビショになって大きな堰堤を越えると林道終点。左に河原へ降りる踏み込みがある。剣ヶ岩谷合流点の少し下流。フェルト底の沢タビに履き替える。登山靴はリュックの中に。
すぐに堰堤だ。右側の草藪から巻く。川に戻って5分ほどでまた前方に堰堤が現われる。これは堰堤と言っても足骨だけの門構えみたいなものだ。水も人間も柱の隙間から通過できる。大きな岩だけを堰き止めるためのものなんだろうか?
さらに10分足らずで5mほどの滝がとうせんぼだ。どうしよ? 右岸の涸れ滝から突破できそうだけど…(あとでレポを読み返してみたら、それが正解だった)。涸れ滝と言っても少しは水が流れ黒くてヌルヌル。ホールドはあるのだがなんだか不安になって、左のルンゼから高巻きする。これが失敗のもと。ルンゼの右端っこを辿って上ったのはいいが、沢に復帰ができない。こんなときに懸垂下降でもできたら簡単なことなんだろうが、それができない悲しさなのだ。
とか思っていたら、足元が狂って草と雑木の斜面を後方半回転半ひねり滑り降りって状態に。ヤバイ! 止まりそうで止まらん(@_@;) やっと静止したのは沢まで10mほどの崖の端っこだ。それでもまだ甲羅をひっくり返されたカメさん状態。ここでバランスが崩れたら、今度こそ谷底行きだろう。落ちつけ落ち着け。
首だけ回してつかめそうな枝や根っこを探すが草地のためササすらない。足だけでも踏ん張れるようにして、なんとか体を正常位に戻す。やれやれ、なんとか助かった。
滑落って、こんな感じで思いがけず遭遇してしまうんやなあ…と、感慨を覚えるが、そんなこと言ってる場合ではない。慎重に下れそうな場所を探してヤブ斜面をトラバース。小さな枝沢に沿って本流へ降り立った。本日1回目のハプニング劇は約45分間のロス。(>_<)
小休止を含め1時間ほどで現われた二股は銚子峰沢との出合。といっても流れは小さい。
さらに15分ほどで右から一ノ峰沢との二股。二条になって流れ込んでいるので分かりやすい。トリカブトの紫の花があちこちに。もう秋の気配が。
確かに滝らしい滝は最初の5m滝くらい。あとはヒタヒタピチャピチャ、流れに足を突っ込みながら涼しい水遊びだ。
とはいえ、思ったより長い遡行。やっとゴーロの向こうに稜線が見えてくる。あそこまでどれくらいかかるんやろ? 背中の荷物は軽い日帰り装備とはいえ、もう歩きはじめて4時間、けっこう足にきている。足を置いた石が動くと踏ん張れずにオットット~(@_@;)
気合を入れるため、声を出して進むことにする。細くなった水流は何度か分岐し、草藪になって消えてしまうことも。一ノ峰沢分岐からは水流に忠実に、前方の稜線をめがけて登って行く。
やっとこさでレポにあった大滝(8m)が目に入る。ここまで来たら安心。稜線上の登山路は目と鼻の先(のはず)だ。滝の下まで行って休憩。シャリバテ気味だし、ちょうど12時を回ったところなのでとにかくランチにする。
最近、山での食事が苦痛になってきた。ご飯が喉を通らないのだ。いつまでも噛んでいると余計に飲み込めない。それもあって、今日のランチはコンビニのオロシ蕎麦。アワワは保冷バッグで眠っているが、ここではグッと自制心を働かせる。
食事しながら考える。さて、この滝をどうしよう?
8mというけど見上げると10m以上はありそうだ。いっぱいホールドはあってボルダーさんなら喜びそうだが、間違っても直登など考えてはいけない。レポでは「左から巻く」とあったような気がしたが、コピーしてきた遡行図では右側から巻いている。どっちやねん(@_@;) まあ、別々の人のレポだから仕方ないんだけど…。
地形を見ると左側の方が高さがなく草地を攀じ登れば右より楽そうだ。しかし、右側は少し手前に小さなガレのルンゼがあり、これを辿れば斜度は緩そうだ。
思案の結果、遡行図通り右から巻くことにする。
ガレた枝沢から、草や木の枝、ササを掴んで攀じ登る。滝の落ち口くらいの高さまで来たが、ここから沢筋は見えない。左へ回り込めばいいのだが、もう少し上まで進んで見る。結局、ヤブと格闘30分で稜線(?)に出る。とはいっても白山禅定道の稜線ではない。西から二ノ峰への小尾根の稜線へ出てしまったのだ。本来ならこの尾根の左下の谷を進まないといけないのに…。
尾根に出たからといって喜んではいけない。確かに振り返れば見晴らしは抜群なのだが、目の前はササの海。胸くらいの高さかと思えば頭を超す元気者も。それでもササはまだマシだと気付いた。なんとササに混じってシャクナゲ、ハイマツ、ムシカリなどが絡み合ったバリケードが待っている。一歩前進二歩後退、三歩進んで二歩下がる。下がってダメなら回り込め、巻いてもダメなら…どないしたらエエネン(>_<)ってヤツだ。
滝の下で蕎麦食べておいてよかった、アワワを我慢しておいて助かった! 心底そう思う。
なんとか最後の激ササを漕いででた小高い丘から見下ろせば、鞍部に何やら標柱が立っている。その傍に登山道も見える。
標柱には「水呑釈迦堂跡」とある。この下に水場があるらしいが、水は汲んで来たので大丈夫。時計を見れば14時を回ったところ。とにかく小休止。
沢タビやスパッツを脱ぎ、登山靴に履き替える。汗と水で濡れたシャツも着替えてスッキリ。ここからははっきりした登山路を下るだけなのだ。
まずは目の前の三ノ峰への登り。三ノ峰といっても見えているのは「打波の頭」(越前三ノ峰)。引かれた登山路にそって登る。足元には花が次々に。今までは花どころじゃなかったからカメラをマルチモードにしてシャッターを押しながらの登りだ。
マツムシソウ(紫)、オヤマリンドウ(青紫)、カライトソウ(ピンク)、アキノキリンソウ(黄)、タツナミソウ(紫)、ウスユキソウ(白)など夏と秋の花のファッションショーだね、これ。(^^)/
「打波の頭」には寄らず、今夜は泊まり客がないらしい三ノ峰避難小屋にあいさつだけして下りにかかる。もう15時前。時間があれば別山往復? 出来たら三ノ峰くらい踏んでから…なんて事前の思惑などとっくに総崩れなのだ。
遡行してきたカサバノ谷(打波川)を見下ろしながら帰路を急ぐ。が、西日に映える三ノ峰~銚子ヶ峰~願教寺山の稜線や、足元の花たちについ足が引き留められてしまう。
それでも予想通り上小池駐車場には17時半までには到着。朝も今も、駐車場にはほかの車はなかった。
途中、いろいろあったけれど、最近では珍しく予定ルート通り歩けた山行になりました。
~biwaco
【 山 域 】両白山地/カサバノ谷~三ノ峰
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】上小池P6:45-7:30林道終点7:48-5m滝1160m8:12-右岸高巻き-8:55沢復帰9:00-銚子峰谷出合10:08-一ノ峰谷出合10:22-12:05大滝12:35-枝尾根13:00-14:03稜線(水呑釈迦堂跡)14:20-三ノ峰避難小屋14:50-16:15六本檜16:23-17:25駐車場
白山の三ノ峰から南方に延びる越美県境尾根を挟んで岐阜側に「笠羽谷」、福井側に「カサバノ谷」と、同じような名前の谷がある。福井側のカサバノ谷は歩いたことはない。残雪期のほうが歩き易そうだが道路が閉じていて上小池まで入れない。雪のない時期に、沢は素人、体力衰退のbiwa爺に登れるんやろか? 「初めてのお使い」並に不安だらけの未知のゾーンだったのだ。
ところが、ネット情報とは有り難い(恐ろしい)もので、投稿されたレポを読んで見ると、この谷は大きな滝もなく、沢の初級者でも遡行できるとのこと。これはいい! Y導師やF編隊長、美濃のウサギちゃんのようにロープやらガチャガチャ金具で滝や急流もスイスイ通過できるなら、どんな谷だってへっちゃらポンなんだろうが、こちらはそうは行かない。だけどこれなら大丈夫やろ?! !(^^)!
そのときがやって来た。暑すぎず、日が短すぎず、距離は長すぎず…。天気予報を睨みながら、今がチャンス!と、決行したのだが…
上小池駐車場を遅くとも7時にはスタートしようと、暗いうちに家を出たのだが、西勝原からの県道が長い。鳩ヶ湯を過ぎ、まだまだクネクネ道を走って、駐車場には6時半近くになってしまった。さすがに平日、車は1台もない。
そそくさと準備して7時前には出発。打波川沿いの林道を30分ほど進み、刈込池への周回路と別れて左へ。あれ? 橋が崩壊してる。岩の上を渡って左岸に。ここらで入渓した方がいいのかな?
林道はまだ延びている。草ぼうぼうだけど。被さってくる雑草の朝露でビショビショになって大きな堰堤を越えると林道終点。左に河原へ降りる踏み込みがある。剣ヶ岩谷合流点の少し下流。フェルト底の沢タビに履き替える。登山靴はリュックの中に。
すぐに堰堤だ。右側の草藪から巻く。川に戻って5分ほどでまた前方に堰堤が現われる。これは堰堤と言っても足骨だけの門構えみたいなものだ。水も人間も柱の隙間から通過できる。大きな岩だけを堰き止めるためのものなんだろうか?
さらに10分足らずで5mほどの滝がとうせんぼだ。どうしよ? 右岸の涸れ滝から突破できそうだけど…(あとでレポを読み返してみたら、それが正解だった)。涸れ滝と言っても少しは水が流れ黒くてヌルヌル。ホールドはあるのだがなんだか不安になって、左のルンゼから高巻きする。これが失敗のもと。ルンゼの右端っこを辿って上ったのはいいが、沢に復帰ができない。こんなときに懸垂下降でもできたら簡単なことなんだろうが、それができない悲しさなのだ。
とか思っていたら、足元が狂って草と雑木の斜面を後方半回転半ひねり滑り降りって状態に。ヤバイ! 止まりそうで止まらん(@_@;) やっと静止したのは沢まで10mほどの崖の端っこだ。それでもまだ甲羅をひっくり返されたカメさん状態。ここでバランスが崩れたら、今度こそ谷底行きだろう。落ちつけ落ち着け。
首だけ回してつかめそうな枝や根っこを探すが草地のためササすらない。足だけでも踏ん張れるようにして、なんとか体を正常位に戻す。やれやれ、なんとか助かった。
滑落って、こんな感じで思いがけず遭遇してしまうんやなあ…と、感慨を覚えるが、そんなこと言ってる場合ではない。慎重に下れそうな場所を探してヤブ斜面をトラバース。小さな枝沢に沿って本流へ降り立った。本日1回目のハプニング劇は約45分間のロス。(>_<)
小休止を含め1時間ほどで現われた二股は銚子峰沢との出合。といっても流れは小さい。
さらに15分ほどで右から一ノ峰沢との二股。二条になって流れ込んでいるので分かりやすい。トリカブトの紫の花があちこちに。もう秋の気配が。
確かに滝らしい滝は最初の5m滝くらい。あとはヒタヒタピチャピチャ、流れに足を突っ込みながら涼しい水遊びだ。
とはいえ、思ったより長い遡行。やっとゴーロの向こうに稜線が見えてくる。あそこまでどれくらいかかるんやろ? 背中の荷物は軽い日帰り装備とはいえ、もう歩きはじめて4時間、けっこう足にきている。足を置いた石が動くと踏ん張れずにオットット~(@_@;)
気合を入れるため、声を出して進むことにする。細くなった水流は何度か分岐し、草藪になって消えてしまうことも。一ノ峰沢分岐からは水流に忠実に、前方の稜線をめがけて登って行く。
やっとこさでレポにあった大滝(8m)が目に入る。ここまで来たら安心。稜線上の登山路は目と鼻の先(のはず)だ。滝の下まで行って休憩。シャリバテ気味だし、ちょうど12時を回ったところなのでとにかくランチにする。
最近、山での食事が苦痛になってきた。ご飯が喉を通らないのだ。いつまでも噛んでいると余計に飲み込めない。それもあって、今日のランチはコンビニのオロシ蕎麦。アワワは保冷バッグで眠っているが、ここではグッと自制心を働かせる。
食事しながら考える。さて、この滝をどうしよう?
8mというけど見上げると10m以上はありそうだ。いっぱいホールドはあってボルダーさんなら喜びそうだが、間違っても直登など考えてはいけない。レポでは「左から巻く」とあったような気がしたが、コピーしてきた遡行図では右側から巻いている。どっちやねん(@_@;) まあ、別々の人のレポだから仕方ないんだけど…。
地形を見ると左側の方が高さがなく草地を攀じ登れば右より楽そうだ。しかし、右側は少し手前に小さなガレのルンゼがあり、これを辿れば斜度は緩そうだ。
思案の結果、遡行図通り右から巻くことにする。
ガレた枝沢から、草や木の枝、ササを掴んで攀じ登る。滝の落ち口くらいの高さまで来たが、ここから沢筋は見えない。左へ回り込めばいいのだが、もう少し上まで進んで見る。結局、ヤブと格闘30分で稜線(?)に出る。とはいっても白山禅定道の稜線ではない。西から二ノ峰への小尾根の稜線へ出てしまったのだ。本来ならこの尾根の左下の谷を進まないといけないのに…。
尾根に出たからといって喜んではいけない。確かに振り返れば見晴らしは抜群なのだが、目の前はササの海。胸くらいの高さかと思えば頭を超す元気者も。それでもササはまだマシだと気付いた。なんとササに混じってシャクナゲ、ハイマツ、ムシカリなどが絡み合ったバリケードが待っている。一歩前進二歩後退、三歩進んで二歩下がる。下がってダメなら回り込め、巻いてもダメなら…どないしたらエエネン(>_<)ってヤツだ。
滝の下で蕎麦食べておいてよかった、アワワを我慢しておいて助かった! 心底そう思う。
なんとか最後の激ササを漕いででた小高い丘から見下ろせば、鞍部に何やら標柱が立っている。その傍に登山道も見える。
標柱には「水呑釈迦堂跡」とある。この下に水場があるらしいが、水は汲んで来たので大丈夫。時計を見れば14時を回ったところ。とにかく小休止。
沢タビやスパッツを脱ぎ、登山靴に履き替える。汗と水で濡れたシャツも着替えてスッキリ。ここからははっきりした登山路を下るだけなのだ。
まずは目の前の三ノ峰への登り。三ノ峰といっても見えているのは「打波の頭」(越前三ノ峰)。引かれた登山路にそって登る。足元には花が次々に。今までは花どころじゃなかったからカメラをマルチモードにしてシャッターを押しながらの登りだ。
マツムシソウ(紫)、オヤマリンドウ(青紫)、カライトソウ(ピンク)、アキノキリンソウ(黄)、タツナミソウ(紫)、ウスユキソウ(白)など夏と秋の花のファッションショーだね、これ。(^^)/
「打波の頭」には寄らず、今夜は泊まり客がないらしい三ノ峰避難小屋にあいさつだけして下りにかかる。もう15時前。時間があれば別山往復? 出来たら三ノ峰くらい踏んでから…なんて事前の思惑などとっくに総崩れなのだ。
遡行してきたカサバノ谷(打波川)を見下ろしながら帰路を急ぐ。が、西日に映える三ノ峰~銚子ヶ峰~願教寺山の稜線や、足元の花たちについ足が引き留められてしまう。
それでも予想通り上小池駐車場には17時半までには到着。朝も今も、駐車場にはほかの車はなかった。
途中、いろいろあったけれど、最近では珍しく予定ルート通り歩けた山行になりました。
~biwaco
Re: 【両白山地/カサバノ谷】沢登りのはずがササ登りでサンザンノ峰
こんにちは、biwaさん。
これでプロの沢登リストとして認識いたしておりました・・・。
素人が言うのもなんですが、思い込み、なりきりは困難を切り抜ける上で必要なこと・・・もあると思います !(^^)!
突然の乱気流に巻き込まれ、(アヤヤはいないので)アワワとともにアワヤ・・・
心臓が悪い人が読むとヤバイッス。
アテンション プリーズ(紀比呂子編)。
崖はほんとにご用心(桜田淳子バージョン)。
これは、今回の山行で最も賞賛を浴びる行動でしょう(^^)
ムシカえして申し訳ないのですが、ムシカリとは何でしょう。
ムシしたり、シカったり、ムズガッタリしないで、シッカリ教えてね。
松虫、鬼ヤンマ、唐辛子、麒麟麦酒、ドラゴンなどのアクセサリーでヨソオウ ヨソユキの服とは奇抜なファッションだね、これ。(^^)/
昔から「無理が通れば道理もたじたじ」という諺もあります。
本当は御前峰に立ち、南竜ヶ馬場でのお泊りも視野に入っていたりして・・・(^^)
ご無事で何より。
カッチャン
最初にbiwaさんのレポを拝見したのは、大樽尾谷を遡行し左千方、三国岳(野生のお泊り)、夜叉ヶ池周回の猛者行でした。福井側のカサバノ谷は歩いたことはない。残雪期のほうが歩き易そうだが道路が閉じていて上小池まで入れない。雪のない時期に、沢は素人、体力衰退のbiwa爺に登れるんやろか? 「初めてのお使い」並に不安だらけの未知のゾーンだったのだ。
これでプロの沢登リストとして認識いたしておりました・・・。
ガチャガチャ はかっこいい沢登ラーの証、大丈夫やろ は太平楽ラーの証。ところが、ネット情報とは有り難い(恐ろしい)もので、投稿されたレポを読んで見ると、この谷は大きな滝もなく、沢の初級者でも遡行できるとのこと。これはいい! Y導師やF編隊長、美濃のウサギちゃんのようにロープやらガチャガチャ金具で滝や急流もスイスイ通過できるなら、どんな谷だってへっちゃらポンなんだろうが、こちらはそうは行かない。だけどこれなら大丈夫やろ?! !(^^)!
素人が言うのもなんですが、思い込み、なりきりは困難を切り抜ける上で必要なこと・・・もあると思います !(^^)!
私は某所でフェイントを使い地下タビを持参しましたが、心構えを履き違え、情けないことになりました。剣ヶ岩谷合流点の少し下流。フェルト底の沢タビに履き替える。
エイトマン(エイト環)になったつもりで、中国の雛人形(カラビナ)をお守りに、ラマーズ法(ハー、ネー、スー)で降りればいけると思います。さらに10分足らずで5mほどの滝がとうせんぼだ。どうしよ? 右岸の涸れ滝から突破できそうだけど…(あとでレポを読み返してみたら、それが正解だった)。涸れ滝と言っても少しは水が流れ黒くてヌルヌル。ホールドはあるのだがなんだか不安になって、左のルンゼから高巻きする。これが失敗のもと。ルンゼの右端っこを辿って上ったのはいいが、沢に復帰ができない。こんなときに懸垂下降でもできたら簡単なことなんだろうが、それができない悲しさなのだ。
内村航平の向こうを張り、近江の琵琶村航空ここに有り。とか思っていたら、足元が狂って草と雑木の斜面を後方半回転半ひねり滑り降りって状態に。ヤバイ! 止まりそうで止まらん(@_@;) やっと静止したのは沢まで10mほどの崖の端っこだ。それでもまだ甲羅をひっくり返されたカメさん状態。ここでバランスが崩れたら、今度こそ谷底行きだろう。落ちつけ落ち着け。
首だけ回してつかめそうな枝や根っこを探すが草地のためササすらない。足だけでも踏ん張れるようにして、なんとか体を正常位に戻す。やれやれ、なんとか助かった。
滑落って、こんな感じで思いがけず遭遇してしまうんやなあ…と、感慨を覚えるが、そんなこと言ってる場合ではない。慎重に下れそうな場所を探してヤブ斜面をトラバース。小さな枝沢に沿って本流へ降り立った。本日1回目のハプニング劇は約45分間のロス。(>_<)
突然の乱気流に巻き込まれ、(アヤヤはいないので)アワワとともにアワヤ・・・
心臓が悪い人が読むとヤバイッス。
アテンション プリーズ(紀比呂子編)。
崖はほんとにご用心(桜田淳子バージョン)。
怖いけど季節の風物詩ですね。トリカブトの紫の花があちこちに。もう秋の気配が。
今日のランチはコンビニのオロシ蕎麦。アワワは保冷バッグで眠っているが、ここではグッと自制心を働かせる。
これは、今回の山行で最も賞賛を浴びる行動でしょう(^^)
尾根に出たからといって喜んではいけない。確かに振り返れば見晴らしは抜群なのだが、目の前はササの海。胸くらいの高さかと思えば頭を超す元気者も。それでもササはまだマシだと気付いた。なんとササに混じってシャクナゲ、ハイマツ、ムシカリなどが絡み合ったバリケードが待っている。一歩前進二歩後退、三歩進んで二歩下がる。下がってダメなら回り込め、巻いてもダメなら…どないしたらエエネン(>_<)ってヤツだ。
ムシカえして申し訳ないのですが、ムシカリとは何でしょう。
ムシしたり、シカったり、ムズガッタリしないで、シッカリ教えてね。
我慢とストレスの狭間で、ゆず れない思いをも忍んで、栄光の架橋を歌いきった(栄光を勝ち取った)・・・と。滝の下でアワワを我慢しておいて助かった! 心底そう思う。
マツムシソウ(紫)、オヤマリンドウ(青紫)、カライトソウ(ピンク)、アキノキリンソウ(黄)、タツナミソウ(紫)、ウスユキソウ(白)など夏と秋の花のファッションショーだね、これ。(^^)/
松虫、鬼ヤンマ、唐辛子、麒麟麦酒、ドラゴンなどのアクセサリーでヨソオウ ヨソユキの服とは奇抜なファッションだね、これ。(^^)/
もう15時前。時間があれば別山往復? 出来たら三ノ峰くらい踏んでから…なんて事前の思惑などとっくに総崩れなのだ。
途中、いろいろあったけれど、最近では珍しく予定ルート通り歩けた山行になりました。
昔から「無理が通れば道理もたじたじ」という諺もあります。
本当は御前峰に立ち、南竜ヶ馬場でのお泊りも視野に入っていたりして・・・(^^)
ご無事で何より。
カッチャン
Re: 【両白山地/カサバノ谷】沢登りのはずがササ登りでサンザンノ峰
biwacoさん、こんばんは。
相変わらずお元気で何よりです。全行程12時間半なんて私にはとても真似できません。
相変わらずお元気で何よりです。全行程12時間半なんて私にはとても真似できません。
それでも行ってしまうところが立派というか無謀というか。biwaco さんが書きました:雪のない時期に、沢は素人、体力衰退のbiwa爺に登れるんやろか? 「初めてのお使い」並に不安だらけの未知のゾーンだったのだ。
ほう、そうなんですか。私は鈴鹿の沢しか知りませんが、行ってみようかしら。ところが、ネット情報とは有り難い(恐ろしい)もので、投稿されたレポを読んで見ると、この谷は大きな滝もなく、沢の初級者でも遡行できるとのこと。これはいい!
最近はこのタイプが多いですね。谷を埋めてしまわないから、環境にはやさしいかもしれません。見た目は何とも無粋ですが。すぐに堰堤だ。右側の草藪から巻く。川に戻って5分ほどでまた前方に堰堤が現われる。これは堰堤と言っても足骨だけの門構えみたいなものだ。水も人間も柱の隙間から通過できる。大きな岩だけを堰き止めるためのものなんだろうか?
おおっ!やばい。インディジョーンズなら止まれるでしょうが、実際は、そう都合よく止まれるもんじゃないのに幸運の神様が付いていたんですね。とか思っていたら、足元が狂って草と雑木の斜面を後方半回転半ひねり滑り降りって状態に。ヤバイ! 止まりそうで止まらん(@_@;) やっと静止したのは沢まで10mほどの崖の端っこだ。それでもまだ甲羅をひっくり返されたカメさん状態。ここでバランスが崩れたら、今度こそ谷底行きだろう。落ちつけ落ち着け。
私ならアワワで流し込んじゃいます。最近、山での食事が苦痛になってきた。ご飯が喉を通らないのだ。いつまでも噛んでいると余計に飲み込めない。それもあって、今日のランチはコンビニのオロシ蕎麦。アワワは保冷バッグで眠っているが、ここではグッと自制心を働かせる。
枝尾根に出てから1時間もヤブコギしていたんですね。私なら完全ギブアップだ。目の前はササの海。胸くらいの高さかと思えば頭を超す元気者も。それでもササはまだマシだと気付いた。なんとササに混じってシャクナゲ、ハイマツ、ムシカリなどが絡み合ったバリケードが待っている。
さすが、白山は9月になっても色んな花が見られますね。今日の苦労も癒されます。無事のご帰還何よりでした。マツムシソウ(紫)、オヤマリンドウ(青紫)、カライトソウ(ピンク)、アキノキリンソウ(黄)、タツナミソウ(紫)、ウスユキソウ(白)など夏と秋の花のファッションショーだね、これ。(^^)/
Re: 【両白山地/カサバノ谷】沢登りのはずがササ登りでサンザンノ峰
窓際のカッカチャン、おはようさん~
こちらは窓際どころか黄泉の崖際にしがみついております。(^_-)
あれは決してbiwa爺の真の姿ではございません。
時々、血迷った行動をとるもんで、世間様に誤解を与えておるみたいですが。(@_@;)
それよりバンジー(biwaん爺)ジャンプみたいにツタにでもすがって飛び下りるってのはどう?
あっ、ヤバ! ごろりんぽん 甲羅返し…この間、約3秒。横を覗くと眼下に沢の流れが!
この悪運の有効期限はいつまでなんでしょうねえ。(^_-)
赤い実の写真だけ貼っときますね。
奇妙奇天烈、奇病に奇行なカッチャン、あんたの目には地味過ぎるかな~(-。-)y-゜゜゜
無理は通してしまえば有理になって道理にもなってしまうもんです。
これ、「有無を言わせぬ法則」だと隣国の若者が叫んでおります。
カッチャンもお体大切に。m(__)m
~biwaco
こちらは窓際どころか黄泉の崖際にしがみついております。(^_-)
えらいレポから読まれてしまったようで…(-。-)y-゜゜゜最初にbiwaさんのレポを拝見したのは、大樽尾谷を遡行し左千方、三国岳(野生のお泊り)、夜叉ヶ池周回の猛者行でした。
これでプロの沢登リストとして認識いたしておりました・・・。
あれは決してbiwa爺の真の姿ではございません。
時々、血迷った行動をとるもんで、世間様に誤解を与えておるみたいですが。(@_@;)
ふ~ん…、なんだか複雑なシチュエーションですなあ。(@_@;)エイトマン(エイト環)になったつもりで、中国の雛人形(カラビナ)をお守りに、ラマーズ法(ハー、ネー、スー)で降りればいけると思います。
それよりバンジー(biwaん爺)ジャンプみたいにツタにでもすがって飛び下りるってのはどう?
まあ、航平くんみたいに華麗に決められたらいいんやけど、なんせ加齢のせいで…(>_<)内村航平の向こうを張り、近江の琵琶村航空ここに有り。
突然の乱気流に巻き込まれ、(アヤヤはいないので)アワワとともにアワヤ・・・
心臓が悪い人が読むとヤバイッス。
アテンション プリーズ(紀比呂子編)。
崖はほんとにご用心(桜田淳子バージョン)。
あっ、ヤバ! ごろりんぽん 甲羅返し…この間、約3秒。横を覗くと眼下に沢の流れが!
この悪運の有効期限はいつまでなんでしょうねえ。(^_-)
今日のランチはコンビニのオロシ蕎麦。アワワは保冷バッグで眠っているが、ここではグッと自制心を働かせる。
ほんとはアワワは嫌いなんです。毒液は薬やと思って持参してるだけですワ(^_-)これは、今回の山行で最も賞賛を浴びる行動でしょう(^^)
ムツカシいことではないけど、ムシろ、図鑑でもカリて調べたほうが早いんでは?ムシカえして申し訳ないのですが、ムシカリとは何でしょう。
ムシしたり、シカったり、ムズガッタリしないで、シッカリ教えてね。
赤い実の写真だけ貼っときますね。
滝の下でアワワを我慢しておいて助かった! 心底そう思う。
そんな効果なお菓子(歌詞)、 口に合いませんがな。(@_@;)我慢とストレスの狭間で、ゆず れない思いをも忍んで、栄光の架橋を歌いきった(栄光を勝ち取った)・・・と。
帰ってからパソ図鑑開いて必死で調べたおはなちゃんのラインナップなのに、奇抜とは…まあなんと失礼な!松虫、鬼ヤンマ、唐辛子、麒麟麦酒、ドラゴンなどのアクセサリーでヨソオウ ヨソユキの服とは奇抜なファッションだね、これ。(^^)/
奇妙奇天烈、奇病に奇行なカッチャン、あんたの目には地味過ぎるかな~(-。-)y-゜゜゜
別山までは視野に入りましたけど、暗雲が漂っていたので避難小屋からUターンしました。昔から「無理が通れば道理もたじたじ」という諺もあります。
本当は御前峰に立ち、南竜ヶ馬場でのお泊りも視野に入っていたりして・・・(^^)
無理は通してしまえば有理になって道理にもなってしまうもんです。
これ、「有無を言わせぬ法則」だと隣国の若者が叫んでおります。
心からそう思います。ご無事で何より。
カッチャンもお体大切に。m(__)m
~biwaco
Re: 【両白山地/カサバノ谷】沢登りのはずがササ登りでサンザンノ峰
skywalkさん、レスありがとさん(^^)/
何をおっしゃいますか、毎週の沢が良いと沢通い、とても真似できません~(^_-)
あと、行動時間は10時間半ほどですけど。
無帽って…帽子は被ってましたけど? 立派じゃないけどカッパも持ってますから~
体験に基づいて言います。skywalkさんにはもの足りないくらい楽な沢でっせ(^^)/
8m滝の巻きと最後のヤブコギ(ルート選定がポイント)だけがガマンどころかな?
なんだか、巨大なアシナガガニか、地球侵略軍の巨大ロボットかと思いました。(@_@;)
悪運はまだまだ健在みたいです。
その手があったなあ…。しかし、その場合は、ここまでで撤退しかないし。(>_<)
巻き始めから1時間半。ゴールが見えてたからガマンできたようなもんです。
8m滝の上に復帰できていたら、こんなにかからないと思いますが…。
稜線に出てからは花を楽しみながらの下山でした。!(^^)!
もうすぐ紅葉が楽しめます。ぜひ行ってみて下さい。
~biwaco
相変わらずお元気で何よりです。全行程12時間半なんて私にはとても真似できません。
何をおっしゃいますか、毎週の沢が良いと沢通い、とても真似できません~(^_-)
あと、行動時間は10時間半ほどですけど。
雪のない時期に、沢は素人、体力衰退のbiwa爺に登れるんやろか? 「初めてのお使い」並に不安だらけの未知のゾーンだったのだ。
それでも行ってしまうところが立派というか無謀というか。
無帽って…帽子は被ってましたけど? 立派じゃないけどカッパも持ってますから~
ところが、ネット情報とは有り難い(恐ろしい)もので、投稿されたレポを読んで見ると、この谷は大きな滝もなく、沢の初級者でも遡行できるとのこと。これはいい!
ほう、そうなんですか。私は鈴鹿の沢しか知りませんが、行ってみようかしら。
体験に基づいて言います。skywalkさんにはもの足りないくらい楽な沢でっせ(^^)/
8m滝の巻きと最後のヤブコギ(ルート選定がポイント)だけがガマンどころかな?
すぐに堰堤だ。右側の草藪から巻く。川に戻って5分ほどでまた前方に堰堤が現われる。これは堰堤と言っても足骨だけの門構えみたいなものだ。水も人間も柱の隙間から通過できる。大きな岩だけを堰き止めるためのものなんだろうか?
最近はこのタイプが多いですね。谷を埋めてしまわないから、環境にはやさしいかもしれません。見た目は何とも無粋ですが。
なんだか、巨大なアシナガガニか、地球侵略軍の巨大ロボットかと思いました。(@_@;)
おおっ!やばい。インディジョーンズなら止まれるでしょうが、実際は、そう都合よく止まれるもんじゃないのに幸運の神様が付いていたんですね。
悪運はまだまだ健在みたいです。
私ならアワワで流し込んじゃいます。
その手があったなあ…。しかし、その場合は、ここまでで撤退しかないし。(>_<)
目の前はササの海。胸くらいの高さかと思えば頭を超す元気者も。それでもササはまだマシだと気付いた。なんとササに混じってシャクナゲ、ハイマツ、ムシカリなどが絡み合ったバリケードが待っている。
枝尾根に出てから1時間もヤブコギしていたんですね。私なら完全ギブアップだ。
巻き始めから1時間半。ゴールが見えてたからガマンできたようなもんです。
8m滝の上に復帰できていたら、こんなにかからないと思いますが…。
さすが、白山は9月になっても色んな花が見られますね。今日の苦労も癒されます。無事のご帰還何よりでした。
稜線に出てからは花を楽しみながらの下山でした。!(^^)!
もうすぐ紅葉が楽しめます。ぜひ行ってみて下さい。
~biwaco
Re: 【両白山地/カサバノ谷】沢登りのはずがササ登りでサンザンノ峰
biwacoさん、こんにちは
【 ルート 】上小池P6:45-7:30林道終点7:48-5m滝1160m8:12-右岸高巻き-8:55沢復帰9:00-銚子峰谷出合10:08-一ノ峰谷出合10:22-12:05大滝12:35-枝尾根13:00-14:03稜線(水呑釈迦堂跡)14:20-三ノ峰避難小屋14:50-16:15六本檜16:23-17:25駐車場
このコース今年6月に登山道を登りましたが上から登れそうな沢が見えたのでここかなぁ~
Y導師やF編隊長、美濃のウサギちゃんのようにロープやらガチャガチャ金具で滝や急流もスイスイ通過できるなら、どんな谷だってへっちゃらポンなんだろうが、こちらはそうは行かない。だけどこれなら大丈夫やろ?! !(^^)!
ガチャガチャ金具のクライミングは経験済やなかったですか?
林道はまだ延びている。草ぼうぼうだけど。被さってくる雑草の朝露でビショビショになって大きな堰堤を越えると林道終点。左に河原へ降りる踏み込みがある。剣ヶ岩谷合流点の少し下流。フェルト底の沢タビに履き替える。登山靴はリュックの中に。
登山靴を担ぐとなるとシュラフ分くらいの嵩とその倍くらいの重さがありますね
とか思っていたら、足元が狂って草と雑木の斜面を後方半回転半ひねり滑り降りって状態に。ヤバイ! 止まりそうで止まらん(@_@;) やっと静止したのは沢まで10mほどの崖の端っこだ。それでもまだ甲羅をひっくり返されたカメさん状態。ここでバランスが崩れたら、今度こそ谷底行きだろう。落ちつけ落ち着け。
首だけ回してつかめそうな枝や根っこを探すが草地のためササすらない。足だけでも踏ん張れるようにして、なんとか体を正常位に戻す。やれやれ、なんとか助かった。
ヤバイヤバイ、注意一秒、怪我一生! 正常位ってうつ伏せの状態ですか?じゃあ仰向けはどんな体位?
滑落って、こんな感じで思いがけず遭遇してしまうんやなあ…と、感慨を覚えるが、そんなこと言ってる場合ではない。慎重に下れそうな場所を探してヤブ斜面をトラバース。小さな枝沢に沿って本流へ降り立った。本日1回目のハプニング劇は約45分間のロス。(>_<)
私もここまでヤバイ状態は経験がありませんが、ここが今回の核心ですね
とはいえ、思ったより長い遡行。やっとゴーロの向こうに稜線が見えてくる。あそこまでどれくらいかかるんやろ? 背中の荷物は軽い日帰り装備とはいえ、もう歩きはじめて4時間、けっこう足にきている。足を置いた石が動くと踏ん張れずにオットット~(@_@;)
気合を入れるため、声を出して進むことにする。細くなった水流は何度か分岐し、草藪になって消えてしまうことも。一ノ峰沢分岐からは水流に忠実に、前方の稜線をめがけて登って行く。
登山靴の重みがジワリジワリ来ているのかな
最近、山での食事が苦痛になってきた。ご飯が喉を通らないのだ。いつまでも噛んでいると余計に飲み込めない。それもあって、今日のランチはコンビニのオロシ蕎麦。アワワは保冷バッグで眠っているが、ここではグッと自制心を働かせる。
食前酒がないとやっぱり食事が進みませんねぇ~
食事しながら考える。さて、この滝をどうしよう?
8mというけど見上げると10m以上はありそうだ。いっぱいホールドはあってボルダーさんなら喜びそうだが、間違っても直登など考えてはいけない。
途中で行き詰っっても戻れませんからねぇ~
尾根に出たからといって喜んではいけない。確かに振り返れば見晴らしは抜群なのだが、目の前はササの海。胸くらいの高さかと思えば頭を超す元気者も。それでもササはまだマシだと気付いた。なんとササに混じってシャクナゲ、ハイマツ、ムシカリなどが絡み合ったバリケードが待っている。一歩前進二歩後退、三歩進んで二歩下がる。下がってダメなら回り込め、巻いてもダメなら…どないしたらエエネン(>_<)ってヤツだ。
そうそう、笹だけならまだしも潅木混じりになうと手が負えません
なんとか最後の激ササを漕いででた小高い丘から見下ろせば、鞍部に何やら標柱が立っている。その傍に登山道も見える。
標柱には「水呑釈迦堂跡」とある。この下に水場があるらしいが、水は汲んで来たので大丈夫。時計を見れば14時を回ったところ。とにかく小休止。
沢タビやスパッツを脱ぎ、登山靴に履き替える。汗と水で濡れたシャツも着替えてスッキリ。ここからははっきりした登山路を下るだけなのだ。
安堵の瞬間ですね。ここでアワワじゃなかったの?
「打波の頭」には寄らず、今夜は泊まり客がないらしい三ノ峰避難小屋にあいさつだけして下りにかかる。もう15時前。時間があれば別山往復? 出来たら三ノ峰くらい踏んでから…なんて事前の思惑などとっくに総崩れなのだ。
遡行してきたカサバノ谷(打波川)を見下ろしながら帰路を急ぐ。が、西日に映える三ノ峰~銚子ヶ峰~願教寺山の稜線や、足元の花たちについ足が引き留められてしまう。
それでも予想通り上小池駐車場には17時半までには到着。朝も今も、駐車場にはほかの車はなかった。
2時間半で下山なら優秀ですよ。私ならきっと暗くなっています。
宮指路
【 ルート 】上小池P6:45-7:30林道終点7:48-5m滝1160m8:12-右岸高巻き-8:55沢復帰9:00-銚子峰谷出合10:08-一ノ峰谷出合10:22-12:05大滝12:35-枝尾根13:00-14:03稜線(水呑釈迦堂跡)14:20-三ノ峰避難小屋14:50-16:15六本檜16:23-17:25駐車場
このコース今年6月に登山道を登りましたが上から登れそうな沢が見えたのでここかなぁ~
Y導師やF編隊長、美濃のウサギちゃんのようにロープやらガチャガチャ金具で滝や急流もスイスイ通過できるなら、どんな谷だってへっちゃらポンなんだろうが、こちらはそうは行かない。だけどこれなら大丈夫やろ?! !(^^)!
ガチャガチャ金具のクライミングは経験済やなかったですか?
林道はまだ延びている。草ぼうぼうだけど。被さってくる雑草の朝露でビショビショになって大きな堰堤を越えると林道終点。左に河原へ降りる踏み込みがある。剣ヶ岩谷合流点の少し下流。フェルト底の沢タビに履き替える。登山靴はリュックの中に。
登山靴を担ぐとなるとシュラフ分くらいの嵩とその倍くらいの重さがありますね
とか思っていたら、足元が狂って草と雑木の斜面を後方半回転半ひねり滑り降りって状態に。ヤバイ! 止まりそうで止まらん(@_@;) やっと静止したのは沢まで10mほどの崖の端っこだ。それでもまだ甲羅をひっくり返されたカメさん状態。ここでバランスが崩れたら、今度こそ谷底行きだろう。落ちつけ落ち着け。
首だけ回してつかめそうな枝や根っこを探すが草地のためササすらない。足だけでも踏ん張れるようにして、なんとか体を正常位に戻す。やれやれ、なんとか助かった。
ヤバイヤバイ、注意一秒、怪我一生! 正常位ってうつ伏せの状態ですか?じゃあ仰向けはどんな体位?
滑落って、こんな感じで思いがけず遭遇してしまうんやなあ…と、感慨を覚えるが、そんなこと言ってる場合ではない。慎重に下れそうな場所を探してヤブ斜面をトラバース。小さな枝沢に沿って本流へ降り立った。本日1回目のハプニング劇は約45分間のロス。(>_<)
私もここまでヤバイ状態は経験がありませんが、ここが今回の核心ですね
とはいえ、思ったより長い遡行。やっとゴーロの向こうに稜線が見えてくる。あそこまでどれくらいかかるんやろ? 背中の荷物は軽い日帰り装備とはいえ、もう歩きはじめて4時間、けっこう足にきている。足を置いた石が動くと踏ん張れずにオットット~(@_@;)
気合を入れるため、声を出して進むことにする。細くなった水流は何度か分岐し、草藪になって消えてしまうことも。一ノ峰沢分岐からは水流に忠実に、前方の稜線をめがけて登って行く。
登山靴の重みがジワリジワリ来ているのかな
最近、山での食事が苦痛になってきた。ご飯が喉を通らないのだ。いつまでも噛んでいると余計に飲み込めない。それもあって、今日のランチはコンビニのオロシ蕎麦。アワワは保冷バッグで眠っているが、ここではグッと自制心を働かせる。
食前酒がないとやっぱり食事が進みませんねぇ~
食事しながら考える。さて、この滝をどうしよう?
8mというけど見上げると10m以上はありそうだ。いっぱいホールドはあってボルダーさんなら喜びそうだが、間違っても直登など考えてはいけない。
途中で行き詰っっても戻れませんからねぇ~
尾根に出たからといって喜んではいけない。確かに振り返れば見晴らしは抜群なのだが、目の前はササの海。胸くらいの高さかと思えば頭を超す元気者も。それでもササはまだマシだと気付いた。なんとササに混じってシャクナゲ、ハイマツ、ムシカリなどが絡み合ったバリケードが待っている。一歩前進二歩後退、三歩進んで二歩下がる。下がってダメなら回り込め、巻いてもダメなら…どないしたらエエネン(>_<)ってヤツだ。
そうそう、笹だけならまだしも潅木混じりになうと手が負えません
なんとか最後の激ササを漕いででた小高い丘から見下ろせば、鞍部に何やら標柱が立っている。その傍に登山道も見える。
標柱には「水呑釈迦堂跡」とある。この下に水場があるらしいが、水は汲んで来たので大丈夫。時計を見れば14時を回ったところ。とにかく小休止。
沢タビやスパッツを脱ぎ、登山靴に履き替える。汗と水で濡れたシャツも着替えてスッキリ。ここからははっきりした登山路を下るだけなのだ。
安堵の瞬間ですね。ここでアワワじゃなかったの?
「打波の頭」には寄らず、今夜は泊まり客がないらしい三ノ峰避難小屋にあいさつだけして下りにかかる。もう15時前。時間があれば別山往復? 出来たら三ノ峰くらい踏んでから…なんて事前の思惑などとっくに総崩れなのだ。
遡行してきたカサバノ谷(打波川)を見下ろしながら帰路を急ぐ。が、西日に映える三ノ峰~銚子ヶ峰~願教寺山の稜線や、足元の花たちについ足が引き留められてしまう。
それでも予想通り上小池駐車場には17時半までには到着。朝も今も、駐車場にはほかの車はなかった。
2時間半で下山なら優秀ですよ。私ならきっと暗くなっています。
宮指路
Re: 【両白山地/カサバノ谷】沢登りのはずがササ登りでサンザンノ峰
946カモさん、こんにちは~
レス、ありがとうさんです。
そうそう。ただ、六本檜からの登山路に突きあげてるのは、支流の剣ヶ岩谷です。下りながらこの谷もいいなあ…と見下ろしてました。
前に何度か教授していただきました。が、ロープの掛け方結び方からしてすでに遠く霞む記憶。(>_<)
ハーネスやロープも眠ったまんまです。
本日の最大、最重量の荷物でした。
とか思っていたら、足元が狂って草と雑木の斜面を後方半回転半ひねり滑り降りって状態に。ヤバイ!
ヤバイどころかハラバイになるのに一苦労でした。
ん? チューハイ一杯、ケガニで一杯! いいなあ(^^)/ あー、生きてるから言えるこんな無駄口。
あ、仰向け体位ですか? 亀昇天し体位とか…(>_<)
って言うほどでもないんですけど…、実際は。悪運はまだまだ逃げてないようで。(^_-)
やっぱりそうだったのかも、言われてみれば…。次は食前酒用にもう一本持って行こう。
ササコギは憎いけど、混合部隊に捕まるとササヤブのヤサシサが身に浸みて、涙が出ます。
そのハズだったのに、時間を見て気弱になりました。避難小屋への登りも残ってたし…
沈む夕日とのレースでしたが、道なき風越山と違って明確な登山路下りですから安心安全ですよ~(^o^)
~biwaco
レス、ありがとうさんです。
このコース今年6月に登山道を登りましたが上から登れそうな沢が見えたのでここかなぁ~
そうそう。ただ、六本檜からの登山路に突きあげてるのは、支流の剣ヶ岩谷です。下りながらこの谷もいいなあ…と見下ろしてました。
ガチャガチャ金具のクライミングは経験済やなかったですか?
前に何度か教授していただきました。が、ロープの掛け方結び方からしてすでに遠く霞む記憶。(>_<)
ハーネスやロープも眠ったまんまです。
登山靴を担ぐとなるとシュラフ分くらいの嵩とその倍くらいの重さがありますね
本日の最大、最重量の荷物でした。
とか思っていたら、足元が狂って草と雑木の斜面を後方半回転半ひねり滑り降りって状態に。ヤバイ!
ヤバイヤバイ、注意一秒、怪我一生! 正常位ってうつ伏せの状態ですか?じゃあ仰向けはどんな体位?
ヤバイどころかハラバイになるのに一苦労でした。
ん? チューハイ一杯、ケガニで一杯! いいなあ(^^)/ あー、生きてるから言えるこんな無駄口。
あ、仰向け体位ですか? 亀昇天し体位とか…(>_<)
私もここまでヤバイ状態は経験がありませんが、ここが今回の核心ですね
って言うほどでもないんですけど…、実際は。悪運はまだまだ逃げてないようで。(^_-)
食前酒がないとやっぱり食事が進みませんねぇ~
やっぱりそうだったのかも、言われてみれば…。次は食前酒用にもう一本持って行こう。
そうそう、笹だけならまだしも潅木混じりになうと手が負えません
ササコギは憎いけど、混合部隊に捕まるとササヤブのヤサシサが身に浸みて、涙が出ます。
安堵の瞬間ですね。ここでアワワじゃなかったの?
そのハズだったのに、時間を見て気弱になりました。避難小屋への登りも残ってたし…
2時間半で下山なら優秀ですよ。私ならきっと暗くなっています。
沈む夕日とのレースでしたが、道なき風越山と違って明確な登山路下りですから安心安全ですよ~(^o^)
~biwaco
Re: 【両白山地/カサバノ谷】沢登りのはずがササ登りでサンザンノ峰
biwa爺さま こんばんは。
biwaco さんが書きました:【 日 付 】2012年9月13日(木)
【 山 域 】両白山地/カサバノ谷~三ノ峰
カサバノでしたか。
ここは前世紀に洞吹さんや山日和さんが残雪期に歩いたrep見て 以来ず~と
憧れ、狙ってたエリアですがなぁ。
【メンバー】単独
おぉっ 孤高の沢屋 ちゃんと一人でおうちへ帰れるあいだはソロ歩きは男の道楽ですなぁ
【 天 候 】晴れ
エエ天気狙って気ままに出かけてるんでっしゃろ~ 恨めしや。イヤ羨ましや。
【 ルート 】上小池P6:45-7:30林道終点7:48-5m滝1160m8:12-右岸高巻き-8:55沢復帰9:00-銚子峰谷出合10:08-一ノ峰谷出合10:22-12:05大滝12:35-枝尾根13:00-14:03稜線(水呑釈迦堂跡)14:20-三ノ峰避難小屋14:50-16:15六本檜16:23-17:25駐車場
人とも逢わず、熊とも喋らずの静かな山行でしたか。
途中、いろいろあったけれど、最近では珍しく予定ルート通り歩けた山行になりました。
白山、南ア など 精力的でんなぁ。
当方が毎日日曜になるまでマスマスパワーアップしといてください。
SHIGEKI
~biwaco
Re: 【両白山地/カサバノ谷】沢登りのはずがササ登りでサンザンノ峰
biwacoさん、こんばんは。
【 山 域 】両白山地/カサバノ谷~三ノ峰
記録をひも解いてみると、11年前の10月に遡行してました。
白山の三ノ峰から南方に延びる越美県境尾根を挟んで岐阜側に「笠羽谷」、福井側に「カサバノ谷」と、同じような名前の谷がある。
これは面白いですよね。「願教寺谷」も両方にあるし、屏風山の付近にはどちらにも「中の水」という谷があります。
ところが、ネット情報とは有り難い(恐ろしい)もので、投稿されたレポを読んで見ると、この谷は大きな滝もなく、沢の初級者でも遡行できるとのこと。これはいい! Y導師やF編隊長、美濃のウサギちゃんのようにロープやらガチャガチャ金具で滝や急流もスイスイ通過できるなら、どんな谷だってへっちゃらポンなんだろうが、こちらはそうは行かない。だけどこれなら大丈夫やろ?! !(^^)!
確かにそうなんですが、長いのと標高差がありますから見くびってはいけません。それに入渓者も少ないので万一の場合は・・・
そそくさと準備して7時前には出発。打波川沿いの林道を30分ほど進み、刈込池への周回路と別れて左へ。あれ? 橋が崩壊してる。岩の上を渡って左岸に。ここらで入渓した方がいいのかな?
林道はまだ延びている。草ぼうぼうだけど。被さってくる雑草の朝露でビショビショになって大きな堰堤を越えると林道終点。左に河原へ降りる踏み込みがある。剣ヶ岩谷合流点の少し下流。フェルト底の沢タビに履き替える。登山靴はリュックの中に。
いつもながら出発が遅い!! それから最初から沢足袋の方がいいですね。履き替えるのも時間のロスです。
さらに10分足らずで5mほどの滝がとうせんぼだ。どうしよ? 右岸の涸れ滝から突破できそうだけど…(あとでレポを読み返してみたら、それが正解だった)。涸れ滝と言っても少しは水が流れ黒くてヌルヌル。
ここは簡単に上がれます。見きわめが大事です。
とか思っていたら、足元が狂って草と雑木の斜面を後方半回転半ひねり滑り降りって状態に。ヤバイ! 止まりそうで止まらん(@_@;) やっと静止したのは沢まで10mほどの崖の端っこだ。それでもまだ甲羅をひっくり返されたカメさん状態。ここでバランスが崩れたら、今度こそ谷底行きだろう。落ちつけ落ち着け。
ワチャー、やっちゃいましたね。しかしよく止まりましたね。私、骨を拾いに行くのは嫌だから気を付けて下さいよ。
最近、山での食事が苦痛になってきた。ご飯が喉を通らないのだ。いつまでも噛んでいると余計に飲み込めない。それもあって、今日のランチはコンビニのオロシ蕎麦。アワワは保冷バッグで眠っているが、ここではグッと自制心を働かせる。
私もなかなか食欲が出ません。アワワは尾根に上がるまでは当然でしょう。
レポでは「左から巻く」とあったような気がしたが、コピーしてきた遡行図では右側から巻いている。どっちやねん(@_@;) まあ、別々の人のレポだから仕方ないんだけど…。
沢登りに正解はありません。易しい・難しいも主観が入ってるし、技量の差も人それぞれですから。
[attachment=0]稜線直下 緑色のナメ_1.JPG[/attachment]
尾根に出たからといって喜んではいけない。確かに振り返れば見晴らしは抜群なのだが、目の前はササの海。胸くらいの高さかと思えば頭を超す元気者も。それでもササはまだマシだと気付いた。なんとササに混じってシャクナゲ、ハイマツ、ムシカリなどが絡み合ったバリケードが待っている。一歩前進二歩後退、三歩進んで二歩下がる。下がってダメなら回り込め、巻いてもダメなら…どないしたらエエネン(>_<)ってヤツだ。
その通り。このあたりのヤブを甘く見てはいけません。ササだけなら押しの一手でなんとかならんこともないですが、灌木の援軍が入れば一筋縄ではいきません。
なんとか最後の激ササを漕いででた小高い丘から見下ろせば、鞍部に何やら標柱が立っている。その傍に登山道も見える。
標柱には「水呑釈迦堂跡」とある。この下に水場があるらしいが、水は汲んで来たので大丈夫。時計を見れば14時を回ったところ。とにかく小休止。
この標識に出ればひと安心ですね。私はここで休んでいた登山者にクマと間違えられました。(^^ゞ
マツムシソウ(紫)、オヤマリンドウ(青紫)、カライトソウ(ピンク)、アキノキリンソウ(黄)、タツナミソウ(紫)、ウスユキソウ(白)など夏と秋の花のファッションショーだね、これ。(^^)/
この辺はまだ花が残ってるんですね。北アはもうまったくでした。
「打波の頭」には寄らず、今夜は泊まり客がないらしい三ノ峰避難小屋にあいさつだけして下りにかかる。もう15時前。時間があれば別山往復? 出来たら三ノ峰くらい踏んでから…なんて事前の思惑などとっくに総崩れなのだ。
三の峰は10分もかかりませんが、別山往復なんて考えもしませんでした・・・
それでも予想通り上小池駐車場には17時半までには到着。朝も今も、駐車場にはほかの車はなかった。
途中、いろいろあったけれど、最近では珍しく予定ルート通り歩けた山行になりました。
よくご無事で。お疲れさまでした。
山日和
【 山 域 】両白山地/カサバノ谷~三ノ峰
記録をひも解いてみると、11年前の10月に遡行してました。
白山の三ノ峰から南方に延びる越美県境尾根を挟んで岐阜側に「笠羽谷」、福井側に「カサバノ谷」と、同じような名前の谷がある。
これは面白いですよね。「願教寺谷」も両方にあるし、屏風山の付近にはどちらにも「中の水」という谷があります。
ところが、ネット情報とは有り難い(恐ろしい)もので、投稿されたレポを読んで見ると、この谷は大きな滝もなく、沢の初級者でも遡行できるとのこと。これはいい! Y導師やF編隊長、美濃のウサギちゃんのようにロープやらガチャガチャ金具で滝や急流もスイスイ通過できるなら、どんな谷だってへっちゃらポンなんだろうが、こちらはそうは行かない。だけどこれなら大丈夫やろ?! !(^^)!
確かにそうなんですが、長いのと標高差がありますから見くびってはいけません。それに入渓者も少ないので万一の場合は・・・
そそくさと準備して7時前には出発。打波川沿いの林道を30分ほど進み、刈込池への周回路と別れて左へ。あれ? 橋が崩壊してる。岩の上を渡って左岸に。ここらで入渓した方がいいのかな?
林道はまだ延びている。草ぼうぼうだけど。被さってくる雑草の朝露でビショビショになって大きな堰堤を越えると林道終点。左に河原へ降りる踏み込みがある。剣ヶ岩谷合流点の少し下流。フェルト底の沢タビに履き替える。登山靴はリュックの中に。
いつもながら出発が遅い!! それから最初から沢足袋の方がいいですね。履き替えるのも時間のロスです。
さらに10分足らずで5mほどの滝がとうせんぼだ。どうしよ? 右岸の涸れ滝から突破できそうだけど…(あとでレポを読み返してみたら、それが正解だった)。涸れ滝と言っても少しは水が流れ黒くてヌルヌル。
ここは簡単に上がれます。見きわめが大事です。
とか思っていたら、足元が狂って草と雑木の斜面を後方半回転半ひねり滑り降りって状態に。ヤバイ! 止まりそうで止まらん(@_@;) やっと静止したのは沢まで10mほどの崖の端っこだ。それでもまだ甲羅をひっくり返されたカメさん状態。ここでバランスが崩れたら、今度こそ谷底行きだろう。落ちつけ落ち着け。
ワチャー、やっちゃいましたね。しかしよく止まりましたね。私、骨を拾いに行くのは嫌だから気を付けて下さいよ。
最近、山での食事が苦痛になってきた。ご飯が喉を通らないのだ。いつまでも噛んでいると余計に飲み込めない。それもあって、今日のランチはコンビニのオロシ蕎麦。アワワは保冷バッグで眠っているが、ここではグッと自制心を働かせる。
私もなかなか食欲が出ません。アワワは尾根に上がるまでは当然でしょう。
レポでは「左から巻く」とあったような気がしたが、コピーしてきた遡行図では右側から巻いている。どっちやねん(@_@;) まあ、別々の人のレポだから仕方ないんだけど…。
沢登りに正解はありません。易しい・難しいも主観が入ってるし、技量の差も人それぞれですから。
[attachment=0]稜線直下 緑色のナメ_1.JPG[/attachment]
尾根に出たからといって喜んではいけない。確かに振り返れば見晴らしは抜群なのだが、目の前はササの海。胸くらいの高さかと思えば頭を超す元気者も。それでもササはまだマシだと気付いた。なんとササに混じってシャクナゲ、ハイマツ、ムシカリなどが絡み合ったバリケードが待っている。一歩前進二歩後退、三歩進んで二歩下がる。下がってダメなら回り込め、巻いてもダメなら…どないしたらエエネン(>_<)ってヤツだ。
その通り。このあたりのヤブを甘く見てはいけません。ササだけなら押しの一手でなんとかならんこともないですが、灌木の援軍が入れば一筋縄ではいきません。
なんとか最後の激ササを漕いででた小高い丘から見下ろせば、鞍部に何やら標柱が立っている。その傍に登山道も見える。
標柱には「水呑釈迦堂跡」とある。この下に水場があるらしいが、水は汲んで来たので大丈夫。時計を見れば14時を回ったところ。とにかく小休止。
この標識に出ればひと安心ですね。私はここで休んでいた登山者にクマと間違えられました。(^^ゞ
マツムシソウ(紫)、オヤマリンドウ(青紫)、カライトソウ(ピンク)、アキノキリンソウ(黄)、タツナミソウ(紫)、ウスユキソウ(白)など夏と秋の花のファッションショーだね、これ。(^^)/
この辺はまだ花が残ってるんですね。北アはもうまったくでした。
「打波の頭」には寄らず、今夜は泊まり客がないらしい三ノ峰避難小屋にあいさつだけして下りにかかる。もう15時前。時間があれば別山往復? 出来たら三ノ峰くらい踏んでから…なんて事前の思惑などとっくに総崩れなのだ。
三の峰は10分もかかりませんが、別山往復なんて考えもしませんでした・・・
それでも予想通り上小池駐車場には17時半までには到着。朝も今も、駐車場にはほかの車はなかった。
途中、いろいろあったけれど、最近では珍しく予定ルート通り歩けた山行になりました。
よくご無事で。お疲れさまでした。
山日和
Re: 【両白山地/カサバノ谷】沢登りのはずがササ登りでサンザンノ峰
biwacoさん今晩は。
もっとも、お高い登山靴とくらべて耐久性は抜群に弱いようですが。
素人は難しいと感じたら直登はヤメたほうがいいそうです。中途半端に登ったところで登れなくなり、さらに降りれなくなると困った状態に。
GPSはもってましたか?素人とってあまりにも不利な状況改善には、GPSフル活用してもばちは当たらんと思います。
ほっ~~とした心境もよくわかります。
え~っ?三ノ峰も?
ご苦労様でした。これは味をしめて次も沢行でしょうか?
またまた目いっぱい一日を楽しみましたね。上小池P6:45-7:30林道終点7:48-5m滝1160m8:12-右岸高巻き-8:55沢復帰9:00-銚子峰谷出合10:08-一ノ峰谷出合10:22-12:05大滝12:35-枝尾根13:00-14:03稜線(水呑釈迦堂跡)14:20-三ノ峰避難小屋14:50-16:15六本檜16:23-17:25駐車場
そういえば能郷白山にも両側に「白谷」がありますね。県境を追ってみると意外と見つけられるかも知れませんね。白山の三ノ峰から南方に延びる越美県境尾根を挟んで岐阜側に「笠羽谷」、福井側に「カサバノ谷」と、同じような名前の谷がある。
いとも簡単そうに沢を登っていく『達人』たちの遡行記録は、今年はじめた私のような素人には大いなる勘違いをさせてしまうかも。雪のない時期に、沢は素人、体力衰退のbiwa爺に登れるんやろか? 「初めてのお使い」並に不安だらけの未知のゾーンだったのだ。 ところが、ネット情報とは有り難い(恐ろしい)もので、投稿されたレポを読んで見ると、この谷は大きな滝もなく、沢の初級者でも遡行できるとのこと。これはいい! Y導師やF編隊長、美濃のウサギちゃんのようにロープやらガチャガチャ金具で滝や急流もスイスイ通過できるなら、どんな谷だってへっちゃらポンなんだろうが、こちらはそうは行かない。だけどこれなら大丈夫やろ?! !(^^)!
・・・・うらやましい。そのときがやって来た。暑すぎず、日が短すぎず、距離は長すぎず…。天気予報を睨みながら、今がチャンス!と、決行したのだが…
軽量化優先で、運動靴でいいのでは?フェルト底の沢タビに履き替える。登山靴はリュックの中に。
もっとも、お高い登山靴とくらべて耐久性は抜群に弱いようですが。
打波川反対の谷で同じものをみました。私は骸骨堰堤と名付けました。堰堤と言っても足骨だけの門構えみたいなものだ。水も人間も柱の隙間から通過できる。大きな岩だけを堰き止めるためのものなんだろうか?
さらに10分足らずで5mほどの滝がとうせんぼだ。どうしよ? 右岸の涸れ滝から突破できそうだけど…(あとでレポを読み返してみたら、それが正解だった)。涸れ滝と言っても少しは水が流れ黒くてヌルヌル。ホールドはあるのだがなんだか不安になって、左のルンゼから高巻きする。これが失敗のもと。ルンゼの右端っこを辿って上ったのはいいが、沢に復帰ができない。こんなときに懸垂下降でもできたら簡単なことなんだろうが、それができない悲しさなのだ。
素人は難しいと感じたら直登はヤメたほうがいいそうです。中途半端に登ったところで登れなくなり、さらに降りれなくなると困った状態に。
沢登りで一番コワいのは高巻きだと教えられましたが、こんな状況を言われたんでしょうね。とか思っていたら、足元が狂って草と雑木の斜面を後方半回転半ひねり滑り降りって状態に。ヤバイ! 止まりそうで止まらん(@_@;) やっと静止したのは沢まで10mほどの崖の端っこだ。それでもまだ甲羅をひっくり返されたカメさん状態。ここでバランスが崩れたら、今度こそ谷底行きだろう。落ちつけ落ち着け。
ふぅ~・・・・。よかった・・・。首だけ回してつかめそうな枝や根っこを探すが草地のためササすらない。足だけでも踏ん張れるようにして、なんとか体を正常位に戻す。やれやれ、なんとか助かった。
滑落って、こんな感じで思いがけず遭遇してしまうんやなあ…と、感慨を覚える
確かに滝らしい滝は最初の5m滝くらい。あとはヒタヒタピチャピチャ、流れに足を突っ込みながら涼しい水遊びだ。
とはいえ、思ったより長い遡行。やっとゴーロの向こうに稜線が見えてくる。あそこまでどれくらいかかるんやろ?
GPSはもってましたか?素人とってあまりにも不利な状況改善には、GPSフル活用してもばちは当たらんと思います。
当然そうでしょう。アワワは保冷バッグで眠っているが、ここではグッと自制心を働かせる。
半泣き状態がよく想像できます。振り返れば見晴らしは抜群なのだが、目の前はササの海。胸くらいの高さかと思えば頭を超す元気者も。それでもササはまだマシだと気付いた。なんとササに混じってシャクナゲ、ハイマツ、ムシカリなどが絡み合ったバリケードが待っている。一歩前進二歩後退、三歩進んで二歩下がる。下がってダメなら回り込め、巻いてもダメなら…どないしたらエエネン(>_<)ってヤツだ。
なんとか最後の激ササを漕いででた小高い丘から見下ろせば、鞍部に何やら標柱が立っている。その傍に登山道も見える。
ほっ~~とした心境もよくわかります。
やっと余裕が出てきましたね。マツムシソウ(紫)、オヤマリンドウ(青紫)、カライトソウ(ピンク)、アキノキリンソウ(黄)、タツナミソウ(紫)、ウスユキソウ(白)など夏と秋の花のファッションショーだね、これ。(^^)/
「打波の頭」には寄らず、今夜は泊まり客がないらしい三ノ峰避難小屋にあいさつだけして下りにかかる。もう15時前。時間があれば別山往復? 出来たら三ノ峰くらい踏んでから…なんて事前の思惑などとっくに総崩れなのだ。
え~っ?三ノ峰も?
それでも予想通り上小池駐車場には17時半までには到着。朝も今も、駐車場にはほかの車はなかった。
途中、いろいろあったけれど、最近では珍しく予定ルート通り歩けた山行になりました。
ご苦労様でした。これは味をしめて次も沢行でしょうか?
越前
Re: 【両白山地/カサバノ谷】沢登りのはずがササ登りでサンザンノ峰
biwaco さん こんばんは
【 山 域 】両白山地/カサバノ谷~三ノ峰 [/b]
こりゃまた、マイナーな谷で静かにお楽しみのようで。
そのときがやって来た。暑すぎず、日が短すぎず、距離は長すぎず…。天気予報を睨みながら、今がチャンス!と、決行したのだが…
だが……?
上小池駐車場を遅くとも7時にはスタートしようと、暗いうちに家を出たのだが、西勝原からの県道が長い。鳩ヶ湯を過ぎ、まだまだクネクネ道を走って、駐車場には6時半近くになってしまった。さすがに平日、車は1台もない。
平日はいいですね。
すぐに堰堤だ。右側の草藪から巻く。川に戻って5分ほどでまた前方に堰堤が現われる。これは堰堤と言っても足骨だけの門構えみたいなものだ。水も人間も柱の隙間から通過できる。大きな岩だけを堰き止めるためのものなんだろうか?
前はこんなものなかったなあ。
とか思っていたら、足元が狂って草と雑木の斜面を後方半回転半ひねり滑り降りって状態に。ヤバイ! 止まりそうで止まらん(@_@;)
あああ、えらいこっちゃがな。
やっと静止したのは沢まで10mほどの崖の端っこだ。それでもまだ甲羅をひっくり返されたカメさん状態。ここでバランスが崩れたら、今度こそ谷底行きだろう。落ちつけ落ち着け。
首だけ回してつかめそうな枝や根っこを探すが草地のためササすらない。足だけでも踏ん張れるようにして、なんとか体を正常位に戻す。やれやれ、なんとか助かった。
よかった。
気をつけてくださいね。
滑落って、こんな感じで思いがけず遭遇してしまうんやなあ…と、感慨を覚えるが、そんなこと言ってる場合ではない。
アクシデントが起きるのは、あっと言う間ですよ。
しまったと思っても、もう遅い。
確かに滝らしい滝は最初の5m滝くらい。あとはヒタヒタピチャピチャ、流れに足を突っ込みながら涼しい水遊びだ。
とはいえ、思ったより長い遡行。やっとゴーロの向こうに稜線が見えてくる。あそこまでどれくらいかかるんやろ? 背中の荷物は軽い日帰り装備とはいえ、もう歩きはじめて4時間、けっこう足にきている。
途中で飽きてきますね。
やっとこさでレポにあった大滝(8m)が目に入る。ここまで来たら安心。稜線上の登山路は目と鼻の先(のはず)だ。滝の下まで行って休憩。シャリバテ気味だし、ちょうど12時を回ったところなのでとにかくランチにする。
お腹が空きましたね。
最近、山での食事が苦痛になってきた。ご飯が喉を通らないのだ。いつまでも噛んでいると余計に飲み込めない。それもあって、今日のランチはコンビニのオロシ蕎麦。アワワは保冷バッグで眠っているが、ここではグッと自制心を働かせる。
食べられないときは、ワシに言ってください。
替わりに食べて差し上げます。
ここでのアワワ自粛は、いい判断でしょう。
食事しながら考える。さて、この滝をどうしよう?
思案の結果、遡行図通り右から巻くことにする。
ガレた枝沢から、草や木の枝、ササを掴んで攀じ登る。滝の落ち口くらいの高さまで来たが、ここから沢筋は見えない。左へ回り込めばいいのだが、もう少し上まで進んで見る。結局、ヤブと格闘30分で稜線(?)に出る。とはいっても白山禅定道の稜線ではない。西から二ノ峰への小尾根の稜線へ出てしまったのだ。本来ならこの尾根の左下の谷を進まないといけないのに…。
尾根に出たからといって喜んではいけない。確かに振り返れば見晴らしは抜群なのだが、目の前はササの海。胸くらいの高さかと思えば頭を超す元気者も。それでもササはまだマシだと気付いた。なんとササに混じってシャクナゲ、ハイマツ、ムシカリなどが絡み合ったバリケードが待っている。一歩前進二歩後退、三歩進んで二歩下がる。下がってダメなら回り込め、巻いてもダメなら…どないしたらエエネン(>_<)ってヤツだ。
滝の下で蕎麦食べておいてよかった、アワワを我慢しておいて助かった! 心底そう思う。
あらら、ドツボにはまってしまいましたね。
高巻きから谷に復帰できなくなっちゃったんだ。
ワシのときは、左側の小ルンゼを登って、滝の落口へ笹斜面をトラバースしてOK。
そのあとも流れを忠実に辿ったので、笹藪こぎは稜線直下最後の数十メートルだけで済みましたよ。
なんとか最後の激ササを漕いででた小高い丘から見下ろせば、鞍部に何やら標柱が立っている。その傍に登山道も見える。
標柱には「水呑釈迦堂跡」とある。この下に水場があるらしいが、水は汲んで来たので大丈夫。時計を見れば14時を回ったところ。とにかく小休止。
沢タビやスパッツを脱ぎ、登山靴に履き替える。汗と水で濡れたシャツも着替えてスッキリ。ここからははっきりした登山路を下るだけなのだ。
とにかく、登山道に出ましたね。
あとちょっと登らんといかんけど、衣装替えでスッキリして、帰りましょ。
まずは目の前の三ノ峰への登り。三ノ峰といっても見えているのは「打波の頭」(越前三ノ峰)。引かれた登山路にそって登る。足元には花が次々に。今までは花どころじゃなかったからカメラをマルチモードにしてシャッターを押しながらの登りだ。
マツムシソウ(紫)、オヤマリンドウ(青紫)、カライトソウ(ピンク)、アキノキリンソウ(黄)、タツナミソウ(紫)、ウスユキソウ(白)など夏と秋の花のファッションショーだね、これ。(^^)/
へえー、いろいろ咲いているんですね。
遡行してきたカサバノ谷(打波川)を見下ろしながら帰路を急ぐ。が、西日に映える三ノ峰~銚子ヶ峰~願教寺山の稜線や、足元の花たちについ足が引き留められてしまう。
自分が今日歩いてきたルートをじっくりと俯瞰するのも、なかなか感慨深いものですね。
途中、いろいろあったけれど、最近では珍しく予定ルート通り歩けた山行になりました。
お疲れさまでした。
よい山旅を!
洞吹(どうすい)
【 山 域 】両白山地/カサバノ谷~三ノ峰 [/b]
こりゃまた、マイナーな谷で静かにお楽しみのようで。
そのときがやって来た。暑すぎず、日が短すぎず、距離は長すぎず…。天気予報を睨みながら、今がチャンス!と、決行したのだが…
だが……?
上小池駐車場を遅くとも7時にはスタートしようと、暗いうちに家を出たのだが、西勝原からの県道が長い。鳩ヶ湯を過ぎ、まだまだクネクネ道を走って、駐車場には6時半近くになってしまった。さすがに平日、車は1台もない。
平日はいいですね。
すぐに堰堤だ。右側の草藪から巻く。川に戻って5分ほどでまた前方に堰堤が現われる。これは堰堤と言っても足骨だけの門構えみたいなものだ。水も人間も柱の隙間から通過できる。大きな岩だけを堰き止めるためのものなんだろうか?
前はこんなものなかったなあ。
とか思っていたら、足元が狂って草と雑木の斜面を後方半回転半ひねり滑り降りって状態に。ヤバイ! 止まりそうで止まらん(@_@;)
あああ、えらいこっちゃがな。
やっと静止したのは沢まで10mほどの崖の端っこだ。それでもまだ甲羅をひっくり返されたカメさん状態。ここでバランスが崩れたら、今度こそ谷底行きだろう。落ちつけ落ち着け。
首だけ回してつかめそうな枝や根っこを探すが草地のためササすらない。足だけでも踏ん張れるようにして、なんとか体を正常位に戻す。やれやれ、なんとか助かった。
よかった。
気をつけてくださいね。
滑落って、こんな感じで思いがけず遭遇してしまうんやなあ…と、感慨を覚えるが、そんなこと言ってる場合ではない。
アクシデントが起きるのは、あっと言う間ですよ。
しまったと思っても、もう遅い。
確かに滝らしい滝は最初の5m滝くらい。あとはヒタヒタピチャピチャ、流れに足を突っ込みながら涼しい水遊びだ。
とはいえ、思ったより長い遡行。やっとゴーロの向こうに稜線が見えてくる。あそこまでどれくらいかかるんやろ? 背中の荷物は軽い日帰り装備とはいえ、もう歩きはじめて4時間、けっこう足にきている。
途中で飽きてきますね。
やっとこさでレポにあった大滝(8m)が目に入る。ここまで来たら安心。稜線上の登山路は目と鼻の先(のはず)だ。滝の下まで行って休憩。シャリバテ気味だし、ちょうど12時を回ったところなのでとにかくランチにする。
お腹が空きましたね。
最近、山での食事が苦痛になってきた。ご飯が喉を通らないのだ。いつまでも噛んでいると余計に飲み込めない。それもあって、今日のランチはコンビニのオロシ蕎麦。アワワは保冷バッグで眠っているが、ここではグッと自制心を働かせる。
食べられないときは、ワシに言ってください。
替わりに食べて差し上げます。
ここでのアワワ自粛は、いい判断でしょう。
食事しながら考える。さて、この滝をどうしよう?
思案の結果、遡行図通り右から巻くことにする。
ガレた枝沢から、草や木の枝、ササを掴んで攀じ登る。滝の落ち口くらいの高さまで来たが、ここから沢筋は見えない。左へ回り込めばいいのだが、もう少し上まで進んで見る。結局、ヤブと格闘30分で稜線(?)に出る。とはいっても白山禅定道の稜線ではない。西から二ノ峰への小尾根の稜線へ出てしまったのだ。本来ならこの尾根の左下の谷を進まないといけないのに…。
尾根に出たからといって喜んではいけない。確かに振り返れば見晴らしは抜群なのだが、目の前はササの海。胸くらいの高さかと思えば頭を超す元気者も。それでもササはまだマシだと気付いた。なんとササに混じってシャクナゲ、ハイマツ、ムシカリなどが絡み合ったバリケードが待っている。一歩前進二歩後退、三歩進んで二歩下がる。下がってダメなら回り込め、巻いてもダメなら…どないしたらエエネン(>_<)ってヤツだ。
滝の下で蕎麦食べておいてよかった、アワワを我慢しておいて助かった! 心底そう思う。
あらら、ドツボにはまってしまいましたね。
高巻きから谷に復帰できなくなっちゃったんだ。
ワシのときは、左側の小ルンゼを登って、滝の落口へ笹斜面をトラバースしてOK。
そのあとも流れを忠実に辿ったので、笹藪こぎは稜線直下最後の数十メートルだけで済みましたよ。
なんとか最後の激ササを漕いででた小高い丘から見下ろせば、鞍部に何やら標柱が立っている。その傍に登山道も見える。
標柱には「水呑釈迦堂跡」とある。この下に水場があるらしいが、水は汲んで来たので大丈夫。時計を見れば14時を回ったところ。とにかく小休止。
沢タビやスパッツを脱ぎ、登山靴に履き替える。汗と水で濡れたシャツも着替えてスッキリ。ここからははっきりした登山路を下るだけなのだ。
とにかく、登山道に出ましたね。
あとちょっと登らんといかんけど、衣装替えでスッキリして、帰りましょ。
まずは目の前の三ノ峰への登り。三ノ峰といっても見えているのは「打波の頭」(越前三ノ峰)。引かれた登山路にそって登る。足元には花が次々に。今までは花どころじゃなかったからカメラをマルチモードにしてシャッターを押しながらの登りだ。
マツムシソウ(紫)、オヤマリンドウ(青紫)、カライトソウ(ピンク)、アキノキリンソウ(黄)、タツナミソウ(紫)、ウスユキソウ(白)など夏と秋の花のファッションショーだね、これ。(^^)/
へえー、いろいろ咲いているんですね。
遡行してきたカサバノ谷(打波川)を見下ろしながら帰路を急ぐ。が、西日に映える三ノ峰~銚子ヶ峰~願教寺山の稜線や、足元の花たちについ足が引き留められてしまう。
自分が今日歩いてきたルートをじっくりと俯瞰するのも、なかなか感慨深いものですね。
途中、いろいろあったけれど、最近では珍しく予定ルート通り歩けた山行になりました。
お疲れさまでした。
よい山旅を!
洞吹(どうすい)
Re: 【両白山地/カサバノ谷】沢登りのはずがササ登りでサンザンノ峰
SHIGEKIおっちゃん、こんばんワン~
そのせつは軽トラ輸送、ありがとうでした。(^^)/
さすがに涼しなりました。いい季節です。沢で遊べるのももう少しの間ですなあ。
パワーが切れんうちに、またご一緒いたしましょう~(^^)/
~biwaco
そのせつは軽トラ輸送、ありがとうでした。(^^)/
さすがに涼しなりました。いい季節です。沢で遊べるのももう少しの間ですなあ。
それはそれは、世紀の恋ですな~。そろそろ実らせんと、長過ぎたなんやら…になりまっせ。(^_-)カサバノでしたか。
ここは前世紀に洞吹さんや山日和さんが残雪期に歩いたrep見て 以来ず~と
憧れ、狙ってたエリアですがなぁ。
マイペースで、誰に遠慮も気兼ねもせんで済む…。ちょっと不安だけガマンすれば。おぉっ 孤高の沢屋 ちゃんと一人でおうちへ帰れるあいだはソロ歩きは男の道楽ですなぁ
SHIGEKIおっちゃんも、そろそろ無職無収のきれいな体になっておくれやす。自由な大地が待っております。エエ天気狙って気ままに出かけてるんでっしゃろ~ 恨めしや。イヤ羨ましや。
言われてみれば、この日出会ったのは水辺のヒキちゃんと、下山した駐車場にゴミ回収に来た管理人さんだけでしたワ。(@_@;)人とも逢わず、熊とも喋らずの静かな山行でしたか。
なんだかポリシーのない山歩きでして、あっち齧ったり、こっち齧ったり…。まあ、チュー年生まれやからねえ(-。-)y-゜゜゜白山、南ア など 精力的でんなぁ。
当方が毎日日曜になるまでマスマスパワーアップしといてください。
SHIGEKI
パワーが切れんうちに、またご一緒いたしましょう~(^^)/
~biwaco
Re: 【両白山地/カサバノ谷】沢登りのはずがササ登りでサンザンノ峰
導師サマ、こんばんは~です。
ようやく秋がやってきた感じです。
やはりこのエリアで導師の足跡がないところはないようで~。
白山の三ノ峰から南方に延びる越美県境尾根を挟んで岐阜側に「笠羽谷」、福井側に「カサバノ谷」と、同じような名前の谷がある。
「別山谷」ってのも白山や剱岳の近くにいくつもありますね。山の名前に由来するのは分かるんですけど、カサバってのはなんの意味かいな?
ところが、ネット情報とは有り難い(恐ろしい)もので、投稿されたレポを読んで見ると、この谷は大きな滝もなく、沢の初級者でも遡行できるとのこと。
たしかに長い!長かった! でも、今回はしっかり(biwa爺的には…ですが)事前調べしておきましたので。
そそくさと準備して7時前には出発。
被さってくる雑草の朝露でビショビショになって大きな堰堤を越えると林道終点。左に河原へ降りる踏み込みがある。剣ヶ岩谷合流点の少し下流。フェルト底の沢タビに履き替える。
あちゃー、やはり夜明け前には歩きださないとダメ…?
かなり林道歩きがあったので登山靴(例のボロトレッキング靴ですけど)でスタートしました。
さらに10分足らずで5mほどの滝がとうせんぼだ。どうしよ? 右岸の涸れ滝から突破できそうだけど…(あとでレポを読み返してみたら、それが正解だった)。涸れ滝と言っても少しは水が流れ黒くてヌルヌル。
後でそう思いましたけど…。やはり下調べがいい加減なんや(>_<)
一人だとつい慎重になって、かえってヤバイ高巻きを選んでしまいます。
とか思っていたら、足元が狂って草と雑木の斜面を後方半回転半ひねり滑り降りって状態に。ヤバイ! 止まりそうで止まらん(@_@;)
まあ、ちょっと大げさに書いてしまって反省。でもマジで危ないところではありました。不注意は一瞬ですね。登山靴なら踏ん張れるところが、沢タビは水の外ではグリップが…。
レポでは「左から巻く」とあったような気がしたが、コピーしてきた遡行図では右側から巻いている。どっちやねん(@_@;) まあ、別々の人のレポだから仕方ないんだけど…。
現場での自己判断がすべて。その判断のための知識と経験が問われている…のでしょう。
尾根に出たからといって喜んではいけない。確かに振り返れば見晴らしは抜群なのだが、目の前はササの海。胸くらいの高さかと思えば頭を超す元気者も。それでもササはまだマシだと気付いた。なんとササに混じってシャクナゲ、ハイマツ、ムシカリなどが絡み合ったバリケードが待っている。
滝を巻いたら落ち口近くへ復帰しないとこういうハメになります。ヤブを漕ぎながらふと、左千方の時を思い出しました。
なんとか最後の激ササを漕いででた小高い丘から見下ろせば、鞍部に何やら標柱が立っている。
15分あまり休んでたのですが、人っ子もウリボウも通りませんでした。下打波の林道ではウリボウ連れで朝散歩の猪母さんに出会ったのに。
「打波の頭」には寄らず、今夜は泊まり客がないらしい三ノ峰避難小屋にあいさつだけして下りにかかる。もう15時前。時間があれば別山往復? 出来たら三ノ峰くらい踏んでから…なんて事前の思惑などとっくに総崩れなのだ。
もちろん、別山まで行く場合は午前中に避難小屋まで着いているか、小屋泊まりが条件ですけど。
おかげさまで、まだまだ悪運は尽きないもようです。
もちろん運に頼らず、これからも(は?)安全登山に徹します~。m(__)m
~biwaco
ようやく秋がやってきた感じです。
記録をひも解いてみると、11年前の10月に遡行してました。
やはりこのエリアで導師の足跡がないところはないようで~。
白山の三ノ峰から南方に延びる越美県境尾根を挟んで岐阜側に「笠羽谷」、福井側に「カサバノ谷」と、同じような名前の谷がある。
これは面白いですよね。「願教寺谷」も両方にあるし、屏風山の付近にはどちらにも「中の水」という谷があります。
「別山谷」ってのも白山や剱岳の近くにいくつもありますね。山の名前に由来するのは分かるんですけど、カサバってのはなんの意味かいな?
ところが、ネット情報とは有り難い(恐ろしい)もので、投稿されたレポを読んで見ると、この谷は大きな滝もなく、沢の初級者でも遡行できるとのこと。
確かにそうなんですが、長いのと標高差がありますから見くびってはいけません。それに入渓者も少ないので万一の場合は・・・
たしかに長い!長かった! でも、今回はしっかり(biwa爺的には…ですが)事前調べしておきましたので。
そそくさと準備して7時前には出発。
被さってくる雑草の朝露でビショビショになって大きな堰堤を越えると林道終点。左に河原へ降りる踏み込みがある。剣ヶ岩谷合流点の少し下流。フェルト底の沢タビに履き替える。
いつもながら出発が遅い!! それから最初から沢足袋の方がいいですね。履き替えるのも時間のロスです。
あちゃー、やはり夜明け前には歩きださないとダメ…?
かなり林道歩きがあったので登山靴(例のボロトレッキング靴ですけど)でスタートしました。
さらに10分足らずで5mほどの滝がとうせんぼだ。どうしよ? 右岸の涸れ滝から突破できそうだけど…(あとでレポを読み返してみたら、それが正解だった)。涸れ滝と言っても少しは水が流れ黒くてヌルヌル。
ここは簡単に上がれます。見きわめが大事です。
後でそう思いましたけど…。やはり下調べがいい加減なんや(>_<)
一人だとつい慎重になって、かえってヤバイ高巻きを選んでしまいます。
とか思っていたら、足元が狂って草と雑木の斜面を後方半回転半ひねり滑り降りって状態に。ヤバイ! 止まりそうで止まらん(@_@;)
ワチャー、やっちゃいましたね。しかしよく止まりましたね。私、骨を拾いに行くのは嫌だから気を付けて下さいよ。
まあ、ちょっと大げさに書いてしまって反省。でもマジで危ないところではありました。不注意は一瞬ですね。登山靴なら踏ん張れるところが、沢タビは水の外ではグリップが…。
レポでは「左から巻く」とあったような気がしたが、コピーしてきた遡行図では右側から巻いている。どっちやねん(@_@;) まあ、別々の人のレポだから仕方ないんだけど…。
沢登りに正解はありません。易しい・難しいも主観が入ってるし、技量の差も人それぞれですから。
現場での自己判断がすべて。その判断のための知識と経験が問われている…のでしょう。
尾根に出たからといって喜んではいけない。確かに振り返れば見晴らしは抜群なのだが、目の前はササの海。胸くらいの高さかと思えば頭を超す元気者も。それでもササはまだマシだと気付いた。なんとササに混じってシャクナゲ、ハイマツ、ムシカリなどが絡み合ったバリケードが待っている。
その通り。このあたりのヤブを甘く見てはいけません。ササだけなら押しの一手でなんとかならんこともないですが、灌木の援軍が入れば一筋縄ではいきません。
滝を巻いたら落ち口近くへ復帰しないとこういうハメになります。ヤブを漕ぎながらふと、左千方の時を思い出しました。
なんとか最後の激ササを漕いででた小高い丘から見下ろせば、鞍部に何やら標柱が立っている。
この標識に出ればひと安心ですね。私はここで休んでいた登山者にクマと間違えられました。(^^ゞ
15分あまり休んでたのですが、人っ子もウリボウも通りませんでした。下打波の林道ではウリボウ連れで朝散歩の猪母さんに出会ったのに。
「打波の頭」には寄らず、今夜は泊まり客がないらしい三ノ峰避難小屋にあいさつだけして下りにかかる。もう15時前。時間があれば別山往復? 出来たら三ノ峰くらい踏んでから…なんて事前の思惑などとっくに総崩れなのだ。
三の峰は10分もかかりませんが、別山往復なんて考えもしませんでした・・・
もちろん、別山まで行く場合は午前中に避難小屋まで着いているか、小屋泊まりが条件ですけど。
よくご無事で。お疲れさまでした。
おかげさまで、まだまだ悪運は尽きないもようです。
もちろん運に頼らず、これからも(は?)安全登山に徹します~。m(__)m
~biwaco
Re: 【両白山地/カサバノ谷】沢登りのはずがササ登りでサンザンノ峰
biwaco様
ヤブコギネットではいままで体験したことのない楽しいひと時を過ごさせていただきました。
biwacoさんのご紹介の賜物と心から感謝いたしております。
生来のお調子者の癖で、このたびは本ネットに多大なご尽力いただいています方々にご迷惑をかけた上、非礼の数々、お詫びの言葉もございません。
反省の意味を込めて、自身に蟄居謹慎申し渡しました。
しばし、我が身を見つめ直す期間を設けネット参加自粛することといたしました。
アッ、zippさんのお許しがあれば、闇鍋には参加させていただきたいと思っておりますが・・・。
かしこ
カッチャン
ヤブコギネットではいままで体験したことのない楽しいひと時を過ごさせていただきました。
biwacoさんのご紹介の賜物と心から感謝いたしております。
生来のお調子者の癖で、このたびは本ネットに多大なご尽力いただいています方々にご迷惑をかけた上、非礼の数々、お詫びの言葉もございません。
反省の意味を込めて、自身に蟄居謹慎申し渡しました。
しばし、我が身を見つめ直す期間を設けネット参加自粛することといたしました。
アッ、zippさんのお許しがあれば、闇鍋には参加させていただきたいと思っておりますが・・・。
かしこ
カッチャン
Re: 【両白山地/カサバノ谷】沢登りのはずがササ登りでサンザンノ峰
越前さん、どうも~
片方から登って反対の谷へ下るってのも面白そう~(^^)/
そうなんです。そのまま思い込むと遭難です。自分に置きかえるときに系数を掛けないと失敗します。
それに書いてないことがいろいろあって、それが問題ですね。
私のは片足600gくらいの軽登山靴ですけど、スニーカーならもっと軽くなりますね。
沢靴は小渋川で担ぐのは重そうだったんで、今回は沢タビにしました。
いずれにせよ、軽量化は究極の課題です。
「骸骨堰堤」か…、ピッタリの命名やなあ(^^)/ 巨大な足長ガニのロボットみたいです。
進退極まるってのが一番恐ろしい。とはいえ、登れるかどうかの見極めが難しいし…。(@_@;)
この時も、ラストの8m滝もそうでしたが、巻きと復帰でセットってことですよね。懸垂下降ができない場合は、とくに慎重さと見極めが必要になりますね。
スマホGPSを活用してます。ルート上部は沢が細くなり枝別れも多くなるので、怪しいと思ったら確認しながら進みます。なんせ、石橋叩き組ですから~(^^)/
涙も出んので大声で叫びながら泳いでました。(>_<)
稜線の登山路はこんなにも美しいのか!って、へんに感動しておりました。
15分もあれば登れたんでしょうけど、今回は避難小屋のあるコルで左ターンです。
いいえ、これに懲りて、次は稜線漫歩でも~(^^)/
~biwaco
白山の三ノ峰から南方に延びる越美県境尾根を挟んで岐阜側に「笠羽谷」、福井側に「カサバノ谷」と、同じような名前の谷がある。
そういえば能郷白山にも両側に「白谷」がありますね。県境を追ってみると意外と見つけられるかも知れませんね。
片方から登って反対の谷へ下るってのも面白そう~(^^)/
ところが、ネット情報とは有り難い(恐ろしい)もので、投稿されたレポを読んで見ると、この谷は大きな滝もなく、沢の初級者でも遡行できるとのこと。これはいい!これなら大丈夫やろ?! !(^^)!
いとも簡単そうに沢を登っていく『達人』たちの遡行記録は、今年はじめた私のような素人には大いなる勘違いをさせてしまうかも。
そうなんです。そのまま思い込むと遭難です。自分に置きかえるときに系数を掛けないと失敗します。
それに書いてないことがいろいろあって、それが問題ですね。
フェルト底の沢タビに履き替える。登山靴はリュックの中に。
軽量化優先で、運動靴でいいのでは?
もっとも、お高い登山靴とくらべて耐久性は抜群に弱いようですが。
私のは片足600gくらいの軽登山靴ですけど、スニーカーならもっと軽くなりますね。
沢靴は小渋川で担ぐのは重そうだったんで、今回は沢タビにしました。
いずれにせよ、軽量化は究極の課題です。
堰堤と言っても足骨だけの門構えみたいなものだ。水も人間も柱の隙間から通過できる。
打波川反対の谷で同じものをみました。私は骸骨堰堤と名付けました。
「骸骨堰堤」か…、ピッタリの命名やなあ(^^)/ 巨大な足長ガニのロボットみたいです。
さらに10分足らずで5mほどの滝がとうせんぼだ。どうしよ? 右岸の涸れ滝から突破できそうだけど…(あとでレポを読み返してみたら、それが正解だった)。涸れ滝と言っても少しは水が流れ黒くてヌルヌル。ホールドはあるのだがなんだか不安になって、左のルンゼから高巻きする。これが失敗のもと。
素人は難しいと感じたら直登はヤメたほうがいいそうです。中途半端に登ったところで登れなくなり、さらに降りれなくなると困った状態に。
進退極まるってのが一番恐ろしい。とはいえ、登れるかどうかの見極めが難しいし…。(@_@;)
とか思っていたら、足元が狂って草と雑木の斜面を後方半回転半ひねり滑り降りって状態に。ヤバイ! 止まりそうで止まらん(@_@;) やっと静止したのは沢まで10mほどの崖の端っこだ。
沢登りで一番コワいのは高巻きだと教えられましたが、こんな状況を言われたんでしょうね。
この時も、ラストの8m滝もそうでしたが、巻きと復帰でセットってことですよね。懸垂下降ができない場合は、とくに慎重さと見極めが必要になりますね。
確かに滝らしい滝は最初の5m滝くらい。あとはヒタヒタピチャピチャ、流れに足を突っ込みながら涼しい水遊びだ。
とはいえ、思ったより長い遡行。やっとゴーロの向こうに稜線が見えてくる。あそこまでどれくらいかかるんやろ?
GPSはもってましたか?素人とってあまりにも不利な状況改善には、GPSフル活用してもばちは当たらんと思います。
スマホGPSを活用してます。ルート上部は沢が細くなり枝別れも多くなるので、怪しいと思ったら確認しながら進みます。なんせ、石橋叩き組ですから~(^^)/
振り返れば見晴らしは抜群なのだが、目の前はササの海。胸くらいの高さかと思えば頭を超す元気者も。それでもササはまだマシだと気付いた。なんとササに混じってシャクナゲ、ハイマツ、ムシカリなどが絡み合ったバリケードが待っている。一歩前進二歩後退、三歩進んで二歩下がる。下がってダメなら回り込め、巻いてもダメなら…どないしたらエエネン(>_<)ってヤツだ。
半泣き状態がよく想像できます。
涙も出んので大声で叫びながら泳いでました。(>_<)
マツムシソウ(紫)、オヤマリンドウ(青紫)、カライトソウ(ピンク)、アキノキリンソウ(黄)、タツナミソウ(紫)、ウスユキソウ(白)など夏と秋の花のファッションショーだね、これ。(^^)/
やっと余裕が出てきましたね。
稜線の登山路はこんなにも美しいのか!って、へんに感動しておりました。
「打波の頭」には寄らず、今夜は泊まり客がないらしい三ノ峰避難小屋にあいさつだけして下りにかかる。もう15時前。時間があれば別山往復? 出来たら三ノ峰くらい踏んでから…なんて事前の思惑などとっくに総崩れなのだ。
え~っ?三ノ峰も?
15分もあれば登れたんでしょうけど、今回は避難小屋のあるコルで左ターンです。
ご苦労様でした。これは味をしめて次も沢行でしょうか?
いいえ、これに懲りて、次は稜線漫歩でも~(^^)/
~biwaco
Re: 【両白山地/カサバノ谷】沢登りのはずがササ登りでサンザンノ峰
洞吹しゃん、こんばんは~
みなさんのお返事にお返事書いてたらこんな時間になってしまいました。
明日はいい山旅予定ですか? たまには「どうでも話」お願いしまっせ~(^_-)
そう。静かな谷で瞑想でも…と思ったら迷走しそうになりましたワイナ。(@_@;)
そのときがやって来た。暑すぎず、日が短すぎず、距離は長すぎず…。天気予報を睨みながら、今がチャンス!と、決行したのだが…
おっ! よく気付きましたね、この「が」に。1文字に込めた真実ってヤツです。
すぐに堰堤だ。右側の草藪から巻く。川に戻って5分ほどでまた前方に堰堤が現われる。これは堰堤と言っても足骨だけの門構えみたいなものだ。水も人間も柱の隙間から通過できる。大きな岩だけを堰き止めるためのものなんだろうか?
前世期にはない新世紀エバン下痢音のカニの足です。カニでっせ、洞吹しゃんの大好きな(^^)/
とか思っていたら、足元が狂って草と雑木の斜面を後方半回転半ひねり滑り降りって状態に。ヤバイ! 止まりそうで止まらん(@_@;)
アワワわわ…ゆうてるうちに崖の傍まで来てました。あと一歩間違ったら着地失敗で落泉でした。
滑落って、こんな感じで思いがけず遭遇してしまうんやなあ…と、感慨を覚えるが、そんなこと言ってる場合ではない。
洞吹しゃんにそんなにマジに言われると、逃げ場がないよー(>_<)
とにかく、これを教訓に心して安全を期しますっ!ね(@_@;)
確かに滝らしい滝は最初の5m滝くらい。あとはヒタヒタピチャピチャ、流れに足を突っ込みながら涼しい水遊びだ。
とはいえ、思ったより長い遡行。やっとゴーロの向こうに稜線が見えてくる。あそこまでどれくらいかかるんやろ? 背中の荷物は軽い日帰り装備とはいえ、もう歩きはじめて4時間、けっこう足にきている。
いえいえ、そんな心の余裕はござんせん。飽きても疲れても、ひたすら進むだけ。(>_<)
最近、山での食事が苦痛になってきた。ご飯が喉を通らないのだ。いつまでも噛んでいると余計に飲み込めない。それもあって、今日のランチはコンビニのオロシ蕎麦。アワワは保冷バッグで眠っているが、ここではグッと自制心を働かせる。
そうか~。替わりに登ってくれる?
ここで毒液入れたらどうなるか…?と思ったら、保冷バッグ開ける勇気が出ませんでした。
食事しながら考える。さて、この滝をどうしよう?
思案の結果、遡行図通り右から巻くことにする。
尾根に出たからといって喜んではいけない。確かに振り返れば見晴らしは抜群なのだが、目の前はササの海。胸くらいの高さかと思えば頭を超す元気者も。それでもササはまだマシだと気付いた。なんとササに混じってシャクナゲ、ハイマツ、ムシカリなどが絡み合ったバリケードが待っている。一歩前進二歩後退、三歩進んで二歩下がる。下がってダメなら回り込め、巻いてもダメなら…どないしたらエエネン(>_<)ってヤツだ。
やっぱり左からが正解みたいですね。谷筋に復帰すればこんな苦労せんで済んだのに…、と思いながらヤブと格闘してました。
なんとか最後の激ササを漕いででた小高い丘から見下ろせば、鞍部に何やら標柱が立っている。その傍に登山道も見える。
標柱には「水呑釈迦堂跡」とある。
はい、後は花道を下るだけですから~(^^)/
足元には花が次々に。今までは花どころじゃなかったからカメラをマルチモードにしてシャッターを押しながらの登りだ。
夏と秋の花のファッションショーだね、これ。(^^)/
とにかく画像だけゲットして、帰ってから名前を確認したんです。間違ってたらゴメンナサイ。(@_@;)
遡行してきたカサバノ谷(打波川)を見下ろしながら帰路を急ぐ。が、西日に映える三ノ峰~銚子ヶ峰~願教寺山の稜線や、足元の花たちについ足が引き留められてしまう。
去りがたい思いを絶ち切って…というより、闇下にならんうちに、と内心焦りながらの下り道でした。
ありがとうございます。
またどっかの山で~
~biwaco
みなさんのお返事にお返事書いてたらこんな時間になってしまいました。
明日はいい山旅予定ですか? たまには「どうでも話」お願いしまっせ~(^_-)
こりゃまた、マイナーな谷で静かにお楽しみのようで。
そう。静かな谷で瞑想でも…と思ったら迷走しそうになりましたワイナ。(@_@;)
そのときがやって来た。暑すぎず、日が短すぎず、距離は長すぎず…。天気予報を睨みながら、今がチャンス!と、決行したのだが…
だが……?
おっ! よく気付きましたね、この「が」に。1文字に込めた真実ってヤツです。
すぐに堰堤だ。右側の草藪から巻く。川に戻って5分ほどでまた前方に堰堤が現われる。これは堰堤と言っても足骨だけの門構えみたいなものだ。水も人間も柱の隙間から通過できる。大きな岩だけを堰き止めるためのものなんだろうか?
前はこんなものなかったなあ。
前世期にはない新世紀エバン下痢音のカニの足です。カニでっせ、洞吹しゃんの大好きな(^^)/
とか思っていたら、足元が狂って草と雑木の斜面を後方半回転半ひねり滑り降りって状態に。ヤバイ! 止まりそうで止まらん(@_@;)
あああ、えらいこっちゃがな。
アワワわわ…ゆうてるうちに崖の傍まで来てました。あと一歩間違ったら着地失敗で落泉でした。
滑落って、こんな感じで思いがけず遭遇してしまうんやなあ…と、感慨を覚えるが、そんなこと言ってる場合ではない。
アクシデントが起きるのは、あっと言う間ですよ。
しまったと思っても、もう遅い。
洞吹しゃんにそんなにマジに言われると、逃げ場がないよー(>_<)
とにかく、これを教訓に心して安全を期しますっ!ね(@_@;)
確かに滝らしい滝は最初の5m滝くらい。あとはヒタヒタピチャピチャ、流れに足を突っ込みながら涼しい水遊びだ。
とはいえ、思ったより長い遡行。やっとゴーロの向こうに稜線が見えてくる。あそこまでどれくらいかかるんやろ? 背中の荷物は軽い日帰り装備とはいえ、もう歩きはじめて4時間、けっこう足にきている。
途中で飽きてきますね。
いえいえ、そんな心の余裕はござんせん。飽きても疲れても、ひたすら進むだけ。(>_<)
最近、山での食事が苦痛になってきた。ご飯が喉を通らないのだ。いつまでも噛んでいると余計に飲み込めない。それもあって、今日のランチはコンビニのオロシ蕎麦。アワワは保冷バッグで眠っているが、ここではグッと自制心を働かせる。
食べられないときは、ワシに言ってください。
替わりに食べて差し上げます。
ここでのアワワ自粛は、いい判断でしょう。
そうか~。替わりに登ってくれる?
ここで毒液入れたらどうなるか…?と思ったら、保冷バッグ開ける勇気が出ませんでした。
食事しながら考える。さて、この滝をどうしよう?
思案の結果、遡行図通り右から巻くことにする。
尾根に出たからといって喜んではいけない。確かに振り返れば見晴らしは抜群なのだが、目の前はササの海。胸くらいの高さかと思えば頭を超す元気者も。それでもササはまだマシだと気付いた。なんとササに混じってシャクナゲ、ハイマツ、ムシカリなどが絡み合ったバリケードが待っている。一歩前進二歩後退、三歩進んで二歩下がる。下がってダメなら回り込め、巻いてもダメなら…どないしたらエエネン(>_<)ってヤツだ。
あらら、ドツボにはまってしまいましたね。
高巻きから谷に復帰できなくなっちゃったんだ。
ワシのときは、左側の小ルンゼを登って、滝の落口へ笹斜面をトラバースしてOK。
そのあとも流れを忠実に辿ったので、笹藪こぎは稜線直下最後の数十メートルだけで済みましたよ。
やっぱり左からが正解みたいですね。谷筋に復帰すればこんな苦労せんで済んだのに…、と思いながらヤブと格闘してました。
なんとか最後の激ササを漕いででた小高い丘から見下ろせば、鞍部に何やら標柱が立っている。その傍に登山道も見える。
標柱には「水呑釈迦堂跡」とある。
とにかく、登山道に出ましたね。
あとちょっと登らんといかんけど、衣装替えでスッキリして、帰りましょ。
はい、後は花道を下るだけですから~(^^)/
足元には花が次々に。今までは花どころじゃなかったからカメラをマルチモードにしてシャッターを押しながらの登りだ。
夏と秋の花のファッションショーだね、これ。(^^)/
へえー、いろいろ咲いているんですね。
とにかく画像だけゲットして、帰ってから名前を確認したんです。間違ってたらゴメンナサイ。(@_@;)
遡行してきたカサバノ谷(打波川)を見下ろしながら帰路を急ぐ。が、西日に映える三ノ峰~銚子ヶ峰~願教寺山の稜線や、足元の花たちについ足が引き留められてしまう。
自分が今日歩いてきたルートをじっくりと俯瞰するのも、なかなか感慨深いものですね。
去りがたい思いを絶ち切って…というより、闇下にならんうちに、と内心焦りながらの下り道でした。
お疲れさまでした。
よい山旅を!
ありがとうございます。
またどっかの山で~
~biwaco
Re: 【両白山地/カサバノ谷】沢登りのはずがササ登りでサンザンノ峰
カッチャン、どうしたんかいな?
足も筆もピッチャーも政治家も、コントロールが命でっせ。
zippおいちゃんにお願いして、ヤミ鍋には来て下さいね。
くれぐれも安全山歩きでね。(^_-)
~biwaco
足も筆もピッチャーも政治家も、コントロールが命でっせ。
zippおいちゃんにお願いして、ヤミ鍋には来て下さいね。
くれぐれも安全山歩きでね。(^_-)
~biwaco
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- 記事: 39
- 登録日時: 2011年11月03日(木) 21:40
Re: 【両白山地/カサバノ谷】沢登りのはずがササ登りでサンザンノ峰
やっとこさでレポにあった大滝(8m)が目に入る。ここまで来たら安心。稜線上の登山路は目と鼻の先(のはず)だ。滝の下まで行って休憩。シャリバテ気味だし、ちょうど12時を回ったところなのでとにかくランチにする。
最近、山での食事が苦痛になってきた。ご飯が喉を通らないのだ。いつまでも噛んでいると余計に飲み込めない。それもあって、今日のランチはコンビニのオロシ蕎麦。アワワは保冷バッグで眠っているが、ここではグッと自制心を働かせる。
なかなかハードな笹のぼり、ごくろうさまです。
ところで「最近、山での食事が苦痛になってきた」との告白にグッときました。
というのも自分もまた、登山中に「ご飯が喉を通らない」ことが、この数年しばしばあるからです。
私の場合、少し食べると食道に詰まる感じが強まって、ひどいときには嘔吐に至ります。
パンや蕎麦は大丈夫ですが、ご飯がだめです。私の統計学的調査では、コンビニ
弁当は比較的大丈夫ですが、なんとか食品のアルファ米がダメという選択的特徴があ
るようです(biwacoさんもご飯は入らなくても、アワワはスッと入るのでしょう?)。
緊張するコースを前にした食事などの際、発生することがあるので、心理的要素が強い
のでしょう。好きなことして文句言っててもしょうがないので今まで我慢してきましたが、
同じ持病の登山者が、たぶんたくさんいるらしいと知り、心強くなりました。
感謝です。
最近、山での食事が苦痛になってきた。ご飯が喉を通らないのだ。いつまでも噛んでいると余計に飲み込めない。それもあって、今日のランチはコンビニのオロシ蕎麦。アワワは保冷バッグで眠っているが、ここではグッと自制心を働かせる。
なかなかハードな笹のぼり、ごくろうさまです。
ところで「最近、山での食事が苦痛になってきた」との告白にグッときました。
というのも自分もまた、登山中に「ご飯が喉を通らない」ことが、この数年しばしばあるからです。
私の場合、少し食べると食道に詰まる感じが強まって、ひどいときには嘔吐に至ります。
パンや蕎麦は大丈夫ですが、ご飯がだめです。私の統計学的調査では、コンビニ
弁当は比較的大丈夫ですが、なんとか食品のアルファ米がダメという選択的特徴があ
るようです(biwacoさんもご飯は入らなくても、アワワはスッと入るのでしょう?)。
緊張するコースを前にした食事などの際、発生することがあるので、心理的要素が強い
のでしょう。好きなことして文句言っててもしょうがないので今まで我慢してきましたが、
同じ持病の登山者が、たぶんたくさんいるらしいと知り、心強くなりました。
感謝です。
Re: 【両白山地/カサバノ谷】沢登りのはずがササ登りでサンザンノ峰
ナニワの風船さん、こんにちは~
おやおや、同志がおられましたか(^^)/
こちらの方が心強くなりましたです。同病相哀れむ~の心境ですわ。
症状はその通り(>_<)
よう噛んでからなら…は逆効果で、噛んでるうちにオェッとなるので、早めに呑み込んでいます。
ハードな歩きのあとなんかは食欲も無く、無理やり食べるのですがシンドイなあ…(@_@;)
味が濃いもの、ジューシーなものは比較的に食べやすいので、この日はおろし蕎麦でした。
α米は臭いがヤバイ(以前のモノよりは食べやすいですが)んで、白飯にレトルトのカレーや牛丼を掛けてます。
軟弱ルートの日帰りランチなら、アワワで流し込むのが一番早いんですけど…
帰り道に足がふらつくという後遺症が待っております。(>_<)
なんせ、ナイーブで胃も肝っ玉も小さいもんで、体調維持は難しいですね。
お互い、長年付き合ってる自分の体を大切に、美味しい山食を楽しみたいですねえ~!(^^)!
~biwaco
なかなかハードな笹のぼり、ごくろうさまです。
ところで「最近、山での食事が苦痛になってきた」との告白にグッときました。
というのも自分もまた、登山中に「ご飯が喉を通らない」ことが、この数年しばしばあるからです。
おやおや、同志がおられましたか(^^)/
こちらの方が心強くなりましたです。同病相哀れむ~の心境ですわ。
私の場合、少し食べると食道に詰まる感じが強まって、ひどいときには嘔吐に至ります。
パンや蕎麦は大丈夫ですが、ご飯がだめです。私の統計学的調査では、コンビニ
弁当は比較的大丈夫ですが、なんとか食品のアルファ米がダメという選択的特徴があ
るようです(biwacoさんもご飯は入らなくても、アワワはスッと入るのでしょう?)。
症状はその通り(>_<)
よう噛んでからなら…は逆効果で、噛んでるうちにオェッとなるので、早めに呑み込んでいます。
ハードな歩きのあとなんかは食欲も無く、無理やり食べるのですがシンドイなあ…(@_@;)
味が濃いもの、ジューシーなものは比較的に食べやすいので、この日はおろし蕎麦でした。
α米は臭いがヤバイ(以前のモノよりは食べやすいですが)んで、白飯にレトルトのカレーや牛丼を掛けてます。
軟弱ルートの日帰りランチなら、アワワで流し込むのが一番早いんですけど…
帰り道に足がふらつくという後遺症が待っております。(>_<)
緊張するコースを前にした食事などの際、発生することがあるので、心理的要素が強い
のでしょう。好きなことして文句言っててもしょうがないので今まで我慢してきましたが、
同じ持病の登山者が、たぶんたくさんいるらしいと知り、心強くなりました。
感謝です。
なんせ、ナイーブで胃も肝っ玉も小さいもんで、体調維持は難しいですね。
お互い、長年付き合ってる自分の体を大切に、美味しい山食を楽しみたいですねえ~!(^^)!
~biwaco