北アルプス遭難について

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カッチャン
記事: 175
登録日時: 2011年11月25日(金) 07:56

北アルプス遭難について

投稿記事 by カッチャン »

北アルプス遭難について

おそらくヤブネットの中でも群を抜いて勉強不足で冬山に対する知識がなく、条件のいい時の3000m級の山を数えられるほどしか(夏場富士山2回、御嶽山1回、11月初旬白山1回)登ったことがなく、今回の遭難状況を十分検証できる材料も持ち合わせているわけでも分析できる能力もない私が書き込むこと自体、僭越の誹りを免れないことなのでしょうが、近場で遭難事案(Nさんなど)が発生していることもあり、失礼します。

亡くなられた8人のうち、白馬岳付近の1グループ6人は主として60~70代のお医者さん、涸沢岳付近の1名は71歳男性で山岳会所属40年の登山歴を持つ方、爺ヶ岳付近の1名は単独、ツアー含め週一で15年ほどの登山歴のある62歳の女性のようです。

共通しているのは、風雪が大変厳しい状況であったこと、主稜線(尾根)沿いで亡くなっている、遠くから遠征している(順に北九州、福岡、大阪市)ことなどだろうか。

涸沢岳のケースは、福岡市6人グループのうちの一人が低体温症の症状が出始めたこともあり、中でもベテランの方が山荘へ救助要請しに行く途中で亡くなった様子。
グループ全員山岳会に入ってみえ、装備も十分だったとのこと。
推測だが、亡くなられた方は責任感が非常に強く、グループの生死は自分にすべてかかっている、這いずってでも山荘に辿りつかねばという悲壮な覚悟のもとの行動の末だったと考えられる。
残された5人の方はどのように風雪をしのがれたのだろう。雪洞やテントの中で発見されたという記事がないところをみると、直接風が当たらないところを選び、寄り添いツェルトをかぶり励ましあいながら一晩過ごされたのではないだろうか。
防寒装備は山岳会での知識や経験のもとしっかりあったのだろう。

爺ヶ岳のケースは、海外へ(キリマンジャロ)遠征した経験があるぐらいだから、山や気象、装備に関する勉強もし、自然の恐ろしさも認識していたと想像するが、メジャールートであること、5月に入っていること、前日までの良い天候などが、彼女をして油断させてしまったのだろうか。
携帯で山小屋に連絡が取れていたのに残念な結果になってしまった。

白馬岳のケースについては、記事によると装備に難があった様子。(TVニュースでは、すれ違った登山者の話では手袋さえもしていなかった方がいらっしゃった模様。)
3000m級のこの季節は天候急変により真冬の厳しさの中に放り込まれることもありうる。(3年前のトムラウシ遭難は7月。)
亡くなったメンバーはほとんど医者であり、低体温症に関する知識は素人の比ではないはず。
対処方法も知識の中では分かっていても装備が装備だけに如何ともしがたかったのだろう。

さて、今回の複数のケースで、テント、ツエルトがなくても雪洞という選択肢はなかったのだろうか?
山岳会に所属する方々のグループでもやらなかったわけだから、作業に困難な状況だったことは推測できる。
そもそも、私も雪洞という言葉は知っていても掘った経験がない以上どのくらい大変な作業なのかよくわからない。

まず、適地を探すのが容易ではない気がする。
適切な傾斜を持った斜面を利用するのが一般的なのだろうが、風雪厳しく目の前さえはっきりわからない中では無理だろう。
一方、竪穴式に掘り、有る程度の深さを掘ったところで水平方向に掘り進め居住空間を確保しようと思うと、30分、1時間程度ではできないだろう。

スコップもなく、強い風や降雪の中でやっていると急激な体力低下とともに低体温症への引き金にもなりかねないのではないか。

以上、今回生死を分けたのは、一番は装備、二番は寄り添い暖めあい励ましあえる仲間の存在というような気がしています。
願わくば、当日の天候状態を何らかの形で正確な情報として掴み、山行を控える英断をしていただきたかったが、長年の夢かないやっとの思いで遠くから来て、次にこれるかどうかもわからない中、やめる勇気を奮い立たせるのは容易なことではないのだろうか。

自分にあてはめてもせっかくここまできたのだからと無理することが結構あるので、宮指路さんの頂上を目の前にしての金糞岳撤退の勇気は素晴らしい(宮指路さん、引き合いに出してごめんなさい)と思うが、自分にはできないような気がする。
その代わり、単独行が多い私がいつも気にしているのは、一に天候、二に登山開始時間、三、四がなくて、五に体力。
最後にものを言うのは生命力というか体力と思っているので、体力維持は山屋にとって最も意識すべきことなのかなーと考えています。

とりとめなくなってしまいましたが、ヤブの皆さんが普段山行にあたり、最も意識してみえることがあれば教えて下さいませませ。 :D
                                                                カッチャン
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麻鈴音
記事: 70
登録日時: 2011年6月17日(金) 21:18
お住まい: 三重県津市
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Re: 北アルプス遭難について

投稿記事 by 麻鈴音 »

カッチャンさん、はじめまして。
おそらくヤブネットの中でも群を抜いて勉強不足で冬山に対する知識がなく、条件のいい時の3000m級の山を数えられるほどしか(夏場富士山2回、御嶽山1回、11月初旬白山1回)登ったことがなく、
私のほうが群を抜いてますよ、でも山歩きすると、どうしてか生きていく力をもらえるような気がして、近くの山歩きしてます。
富士山は、登りたいと思うのですが、やはりかなりきつそうに思えるから登ってないです。
夏は4年前に、1日目は晴天で仙丈ヶ岳登ることでき、2日目は朝から小雨を降るなか、白いモヤのなか駒津峰までゆきました。一日目の疲れがでて、遅れがちでした。
あと200mで甲斐駒ヶ岳です。でも雨が本降りで風も強く、寒くなってきました。
そこで、どうしようと考えたのです、なんとか登ることはできるだろう、でも下りが問題だと思いました。
下りになると、すごく遅くなり、また岩場だと、もっと面倒、他の会員も助けてくれるだろうが、これは無理だなあと思いました。
それで駒津峰で、引き返す組になりました。
画像
8月の終わりでしたが、急に寒くなってきて、歯がガチガチいうほどでした。
幸い、親切な会長様が、ヤッケを貸してくれまして、ほんとうに温かく助かりました。
仙水峠へ降りてくる頃には、晴れ間もでてきて、もうヤッケはいらなくなりました。
8月の末でも悪天候になるとそれ位に寒くなるということがよくわかりました。
亡くなられた8人のうち、白馬岳付近の1グループ6人は主として60~70代のお医者さん、涸沢岳付近の1名は71歳男性で山岳会所属40年の登山歴を持つ方、爺ヶ岳付近の1名は単独、ツアー含め週一で15年ほどの登山歴のある62歳の女性のようです。
この年齢のことも、私には謎なのです。
私は、一応は40歳代です。でもこのような時期に北アルプスを縦走すること自体、無理です。
どうして60代や70代の人が3000m級、それも縦走できるのか、よほどの心臓の強い方なのか?
私が、その年齢まで生きていたら、たぶん牡丹の花見にゆくのがせいぜいで、山歩きできないです。
松阪の朝田寺で撮影した牡丹です。
画像
2年前の夏に「奥穂高岳」に登頂できましたが、ザイテングラードもハードですが、私は一日目に上高地~涸沢ヒュッテに着いたとき、息もたえだえ状態に近かったです。
本谷まではいいのですが、本谷からがきつかったです。
一度、今度、この夏にでもぜひ挑戦してくださいね。
北アルプスのほうが人気でかっこいいけれど、南アルプスもいいですよ。
仙丈ヶ岳は花も多いです、仙丈ヶ岳は甲斐駒ヶ岳よりも、たぶん楽です。岩場が少しだから。
防寒装備は山岳会での知識や経験のもとしっかりあったのだろう。
これもまた不思議です。私の所属していた山岳会は、もとは日本山岳会→三重山岳連ですが。
防寒装備は、とても重要であり、奥穂高へ登る前にも、山小屋に雪の状態確認し、8月でもアイゼンを持ってゆくように指示されました。
重たいけれど、私のような初心者には特に必要でした。
白米城に登るとき、晴れていても必ず雨具はもってゆくようにと云われてました。

白馬岳のケースについては、記事によると装備に難があった様子。(TVニュースでは、すれ違った登山者の話では手袋さえもしていなかった方がいらっしゃった模様。)
3000m級のこの季節は天候急変により真冬の厳しさの中に放り込まれることもありうる。(3年前のトムラウシ遭難は7月。)
このインタビュー聞いてました。観音岳ゆくときも、一応手袋は持参するのに、どうしてなのでしょうね。

                                           麻鈴音
最後に編集したユーザー 麻鈴音 [ 2012年5月06日(日) 18:34 ], 累計 4 回
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 北アルプス遭難について

投稿記事 by 宮指路 »

カッチャンさん、こんにちは

おそらくヤブネットの中でも群を抜いて勉強不足で冬山に対する知識がなく、

私もヤブコギネットの中では筆頭初心者です。
ほとんどの方が若い時に山岳会でならしている方々の中で私は全くの自我流で皆さんをヒヤヒヤさせること数度であります。

自分にあてはめてもせっかくここまできたのだからと無理することが結構あるので、宮指路さんの頂上を目の前にしての金糞岳撤退の勇気は素晴らしい(宮指路さん、引き合いに出してごめんなさい)と思うが、自分にはできないような気がする。

このケースは単に山を間違えたが為に時間切れという間違った判断をしただけです。
実際の金糞山は後30分もかからない場所にあった訳で、それを分かっていたら絶対に行っていました。

3年前の夏に鹿島槍ヶ岳からキレット越えで五竜岳に向かった時、雨具をまともに付けずに猛烈な風雨にさらされて、生きた心地がせず、五竜岳を目の前にして撤退したことがありますが、こんなのは正に経験不足から来る無謀な行為と言えましょう。
もしこれが5月なら今回の事故ように猛吹雪に遭って、恐らく私はこの世にいなかったのではないかと思います。


                                                               宮指路
のんくん
記事: 38
登録日時: 2012年4月30日(月) 06:28

Re: 北アルプス遭難について

投稿記事 by のんくん »

カッチャンさん、こんばんは
カッチャン さんが書きました:北アルプス遭難について
さて、今回の複数のケースで、テント、ツエルトがなくても雪洞という選択肢はなかったのだろうか?
山岳会に所属する方々のグループでもやらなかったわけだから、作業に困難な状況だったことは推測できる。
そもそも、私も雪洞という言葉は知っていても掘った経験がない以上どのくらい大変な作業なのかよくわからない。
私もようやく登山歴一周年の新参者です。(もっとも1年とは思えない濃い経験積んでますが)
当然雪洞を掘った経験はないのですが、
普段作ったこともないモノを緊急時に作れるとは思えません。
素人が掘った雪洞ではそのまま生き埋めの危険性もありますし。

また、少なくとも白馬の方は雪洞を作れるような場所じゃないようです。
(現地に詳しい方の話では近くに避難出来そうな窪みがあるようですが)

なので、この件の一番の問題は途中で引き返さなかったことでしょう。
天候が悪いと天気予報があった、引き返してきた人が悪天候だと言っていた、目の前に見える山がガスに覆われていた、等
いくらでもチャンスがあったはずですし。
カッチャン さんが書きました:北アルプス遭難について
以上、今回生死を分けたのは、一番は装備、二番は寄り添い暖めあい励ましあえる仲間の存在というような気がしています。
願わくば、当日の天候状態を何らかの形で正確な情報として掴み、山行を控える英断をしていただきたかったが、長年の夢かないやっとの思いで遠くから来て、次にこれるかどうかもわからない中、やめる勇気を奮い立たせるのは容易なことではないのだろうか。
上と重複しますが一番大事なのは引き返す勇気でしょうね。
確かに九州からはるばる来たので止めるという決断は難しいのはわかりますが。

あとは、メンバーのうち1人が無理だと発言or見るからに駄目、なときは即撤退、が冬山の基本だと思います。
あとで、そのまま行っても問題なかったと非難されても命あってこそ文句が言えるというもの。
むしろその人とは厳しい山行は一緒に行ってはダメな部類でしょう。
カッチャン さんが書きました: とりとめなくなってしまいましたが、ヤブの皆さんが普段山行にあたり、最も意識してみえることがあれば教えて下さいませませ。 :D
私は単独ばかりな上、道迷いの常習者なので、ある意味遭難予備軍ではあるのですが、意識してるのは
鈴鹿の日帰りでも緊急装備はもりっと持参(ツェルト、エマージェンシーシート、テーピング、ヘッデン、ロープ、ハーネスなど)
天候が悪ければ即中止(これは単独の気楽な所)
迷ったら立ち止って腹ごしらえ(落ち着きましょうって意)
というところでしょうか

私はピークよりも景色派なので悪天候は私にとって行く意味をなくしますし。

あと、道迷いが多いとはいえ、バリルートの踏み跡がわからん、という理由が多いので、
ある程度進んだあとでも、そこから現在地は把握出来ています。
道がわからないことがわからない、現在地不明、がとても危険ですね。
カッチャン
記事: 175
登録日時: 2011年11月25日(金) 07:56

Re: 北アルプス遭難について

投稿記事 by カッチャン »

麻鈴音さん、はじめまして。響きのいいお名前ですね。 ;)

山歩きすると、どうしてか生きていく力をもらえるような気がして、近くの山歩きしてます。


やはり、人も自然の一部であるにもかかわらず、自然から離れた生活を送っているからなのでしょうか、私も森の中を歩いているだけで幸せを感じたりします。

夏は4年前に、1日目は晴天で仙丈ヶ岳登ることでき、・・・あと200mで甲斐駒ヶ岳です。でも雨が本降りで風も強く、寒くなってきました。
そこで、どうしようと考えたのです、なんとか登ることはできるだろう、でも下りが問題だと思いました。
下りになると、すごく遅くなり、また岩場だと、もっと面倒、他の会員も助けてくれるだろうが、これは無理だなあと思いました。
それで駒津峰で、引き返す組になりました。8月の終わりでしたが、急に寒くなってきて、歯がガチガチいうほどでした。
8月の末でも悪天候になるとそれ位に寒くなるということがよくわかりました。


ゴールまでわずかでの撤退は多少の寒さを感じたとしても勇気が必要と思います。引き返す勇気しっかり持ってみえますね。

この年齢のことも、私には謎なのです。
私は、一応は40歳代です。でもこのような時期に北アルプスを縦走すること自体、無理です。
どうして60代や70代の人が3000m級、それも縦走できるのか、よほどの心臓の強い方なのか?

私は50代ですが、気持ちは10代、体は30代と勘違いして、無理や失敗ばかりやらかしています。ノミの心臓にもかかわらず。 :oops:

2年前の夏に「奥穂高岳」に登頂できましたが、ザイテングラードもハードですが、私は一日目に上高地~涸沢ヒュッテに着いたとき、息もたえだえ状態に近かったです。
本谷まではいいのですが、本谷からがきつかったです。


南アルプスから北アルプスまで幅広く登ってみえるのですね。私は、3000m級は恐ろしくて、1000m級のヤブ専です。

私の所属していた山岳会は、もとは日本山岳会→三重山岳連ですが。
防寒装備は、とても重要であり、奥穂高へ登る前にも、山小屋に雪の状態確認し、8月でもアイゼンを持ってゆくように指示されました。
重たいけれど、私のような初心者には特に必要でした。
白米城に登るとき、晴れていても必ず雨具はもってゆくようにと云われてました。
観音岳ゆくときも、一応手袋は持参するのに、どうしてなのでしょうね。


白馬で亡くなった6人グループは、リーダーが50年以上の登山歴があり、一人はキリマンジャロ登頂経験のある20年以上のキャリアの持ち主だったとか。
素人のグループではなかったようですが、その軽装は不思議です。

                                                                  カッチャン
カッチャン
記事: 175
登録日時: 2011年11月25日(金) 07:56

Re: 北アルプス遭難について

投稿記事 by カッチャン »

宮指路さん、こんばんは。 :D

私もヤブコギネットの中では筆頭初心者です。
ほとんどの方が若い時に山岳会でならしている方々の中で私は全くの自我流で皆さんをヒヤヒヤさせること数度であります。


宮指路さんが筆頭初心者なら、私はやっとつかまり立ちができたアカン坊ってことに・・・。 :oops:

3年前の夏に鹿島槍ヶ岳からキレット越えで五竜岳に向かった時、雨具をまともに付けずに猛烈な風雨にさらされて、生きた心地がせず、五竜岳を目の前にして撤退したことがありますが、こんなのは正に経験不足から来る無謀な行為と言えましょう。
もしこれが5月なら今回の事故ように猛吹雪に遭って、恐らく私はこの世にいなかったのではないかと思います。

夏場においても3000m級は牙をむいて襲いかかってくることが有ると。貴重な経験をされているんですね。1000m級専門の私も、特に厳冬期は褌を締めなおしてかからなければ。 :x
カッチャン
記事: 175
登録日時: 2011年11月25日(金) 07:56

Re: 北アルプス遭難について

投稿記事 by カッチャン »

のんくん、こんばんは。ハリマオさんに習い、HNに「くん」、「チャン」をつけてみえる方はそのままで呼ばせていただきます。私も「カッチャン」でお願いします。
善右エ門谷の件では、いろいろお勉強させていただきました。 ;)

私もようやく登山歴一周年の新参者です。(もっとも1年とは思えない濃い経験積んでますが)

1年で捜索に係わられる訳ですから、その濃密度、才能は推して測るべしですね。
当然雪洞を掘った経験はないのですが、
普段作ったこともないモノを緊急時に作れるとは思えません。
素人が掘った雪洞ではそのまま生き埋めの危険性もありますし。
また、少なくとも白馬の方は雪洞を作れるような場所じゃないようです。
(現地に詳しい方の話では近くに避難出来そうな窪みがあるようですが)

御池で亡くなられた方のレポに鞍掛から鈴北への尾根にできた雪庇下での雪洞についての記述がありましたが、講習を受けられたのでそのような考えが浮かぶのでしょうね。素人では怖くて思いもつきません。

この件の一番の問題は途中で引き返さなかったことでしょう。
天候が悪いと天気予報があった、引き返してきた人が悪天候だと言っていた、目の前に見える山がガスに覆われていた、等いくらでもチャンスがあったはずですし。
一番大事なのは引き返す勇気でしょうね。
確かに九州からはるばる来たので止めるという決断は難しいのはわかりますが。
あとは、メンバーのうち1人が無理だと発言or見るからに駄目、なときは即撤退、が冬山の基本だと思います。
あとで、そのまま行っても問題なかったと非難されても命あってこそ文句が言えるというもの。
むしろその人とは厳しい山行は一緒に行ってはダメな部類でしょう。


さすが、岳連で鍛えていらっしゃるだけあって、一言々に説得力があります。

私は単独ばかりな上、道迷いの常習者なので、ある意味遭難予備軍ではあるのですが、意識してるのは、鈴鹿の日帰りでも緊急装備はもりっと持参(ツェルト、エマージェンシーシート、テーピング、ヘッデン、ロープ、ハーネスなど)、天候が悪ければ即中止(これは単独の気楽な所)、迷ったら立ち止って腹ごしらえ(落ち着きましょうって意)というところでしょうか
私はピークよりも景色派なので悪天候は私にとって行く意味をなくしますし。


テーピングあるいは手拭いは雨子庵さんの事案を拝見して必要だなと感じました。ロープ、ハーネスは使い方を知らないので・・・。ツェルト、エマージェンシーシート、ヘッデン、雨具は常に携帯していますが。

あと、道迷いが多いとはいえ、バリルートの踏み跡がわからん、という理由が多いので、
ある程度進んだあとでも、そこから現在地は把握出来ています。
道がわからないことがわからない、現在地不明、がとても危険ですね。

私も余呉の山の中(下谷山周辺)で、プチ遭難(現在地不明)したことが有ります。曇り、霧がかかっていて他の山々が見えない、台地状で自分の位置が判らないなどの環境に置かれ、エイヤッと山勘で進み、ルート上に出られてすぐ人(たまたま余呉トレイルクラブの方々でした)に出会った時は、心底助かったーと思ったものでした。
                                                       カッチャン
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