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古い山のガイドブックを発見
Posted: 2017年5月03日(水) 19:10
by 副館長
今日、実家に行って本棚を見ると、昭和30年代の登山ガイドブックが何冊か。父はもう84歳。山に登ることはないので捨てようと思っていたとのこと。勿体ないのでもらってきた。
保存状態は悪いが、中身は面白い。
〇志賀高原 朋文堂 昭和30年 ¥150
〇鈴鹿の山 山と渓谷社 昭和36年 ¥150
〇近畿の山 山と渓谷社 昭和32年 ¥150
〇飯豊・朝日連峰 朋文堂 昭和33年 ¥200
〇東北の山旅 山と渓谷社 昭和34年 ¥150
〇日本アルプス山の旅 朋文堂 昭和31年 ¥250
〇八幡平・岩手山・駒ガ岳 昭和34年 ¥130
ほか
学生の頃、父親の本棚から借りて読んでいた思い出があるが、自分で新しいガイドブックを買うと、読まなくなった。
よく捨てずに持っていてくれた。
Re: 古い山のガイドブックを発見
Posted: 2017年5月04日(木) 17:15
by 麻鈴音
副館長さん、はじめまして。
今日、実家に行って本棚を見ると、昭和30年代の登山ガイドブックが何冊か。父はもう84歳。山に登ることはないので捨てようと思っていたとのこと。勿体ないのでもらってきた。
保存状態は悪いが、中身は面白い。
先日、テレビで昭和に残したい歌の放送してました。
私は、昭和39年生まれです、よく、東京5輪の昭和39年というと、少し前は、若い、若いと云われていたのですが。
今や、平成29年生まれが誕生する時代になりました。
〇志賀高原 朋文堂 昭和30年 ¥150
〇鈴鹿の山 山と渓谷社 昭和36年 ¥150
〇近畿の山 山と渓谷社 昭和32年 ¥150
〇飯豊・朝日連峰 朋文堂 昭和33年 ¥200
〇東北の山旅 山と渓谷社 昭和34年 ¥150
〇日本アルプス山の旅 朋文堂 昭和31年 ¥250
〇八幡平・岩手山・駒ガ岳 昭和34年 ¥130
ほか
このころは、大卒の初任給が1万円?今に換算すると、+ゼロ+α 円
島崎藤村の「夜明け前」のような、きれいな口語体。
家には大正時代の本が一番古いのであります、このころは、カタカナまじりで左から書いてあります。
当時は、本はいまよりも貴重な存在だったことでしょうね。
麻鈴音
Re: 古い山のガイドブックを発見
Posted: 2017年5月04日(木) 20:07
by 副館長
麻鈴音さん、こんばんは。はじめまして、です。
私は、昭和39年生まれです、よく、東京5輪の昭和39年というと、少し前は、若い、若いと云われていたのですが。
私は昭和34年生まれです。東京5輪と言えば、今や平成32年ですからね。
いや、その頃はもう元号が変わっている可能性ありですね。
このころは、大卒の初任給が1万円?今に換算すると、+ゼロ+α 円
当時は、本はいまよりも貴重な存在だったことでしょうね。
今は、本以外からも情報が得られますが、昔は本だけが情報源でした。
私が学生の頃でも、高くて、気軽には買えませんでした。
当時は、貴重なものだったんでしょうね。
今のガイドブックが、どれだけ将来まで残るでしょうか。
私も気軽に処分しちゃいそうです。
副館長
追伸:
「鈴鹿の山」の巻頭の写真を見ると、山の形は変わりませんが、集落は大変化。
これは茨川と五僧です。
- 茨川です
- 五僧だそうです
Re: 古い山のガイドブックを発見
Posted: 2017年5月07日(日) 22:22
by oku
副館長さん こんばんは
自分の本棚にもなぜか、昭和五年版の山岳旅行案内(野球界社発行)が鎮座しています。
時代を感じるような内容がいろいろあって面白いです。
鈴鹿山
関駅 名古屋より一圓三銭 約二時間を要する
名をきくだにゆかしい関駅附近は、名山に富む。
筆捨山(西北三十二町本名は岩根山、狩野元信が、この風光は寫すこと能はずとて筆を捨てたので筆捨山と云ふに至つたと云ふ。)
羽黒山(北一里、風景は筆捨山に優ること数等である)も名高い。
今は来り訪ふ風流人士が少なくなつた。一休和尚開眼の逸話で名高い関の地蔵堂は、駅の北西四丁にある。
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家型携帯用テント 収容人数三人用(間口四尺、奥行六尺):定価 十八円(重量1・000匁)
鈴鹿の集落の写真、昔はこれが普通の家だったんですね。
Re: 古い山のガイドブックを発見
Posted: 2017年5月08日(月) 05:41
by 落第忍者
副館長さん、横から失礼します。
okuさん、おはようございます。
伊賀市の隣にある亀山市の山ですから、山歩きを始めた頃に何度か歩いています。
筆捨山や羽黒山が名山としてそんな風に紹介されているのですね。
観音山、関富士と共に何れも300メートルに満たない山ですが、4山纏めて歩くとそれなりに楽しめますね。
okuさんがこれらの山を歩くことはないかもしれませんが、近くの明星ヶ岳や野登山と仙ヶ岳も含めて亀山市の山をワンディでやればokuさんの足も喜ぶことでしょう。
Re: 古い山のガイドブックを発見
Posted: 2017年5月08日(月) 06:27
by 副館長
okuさん おはようございます。
自分の本棚にもなぜか、昭和五年版の山岳旅行案内(野球界社発行)が鎮座しています。
時代を感じるような内容がいろいろあって面白いです。
昭和一桁のガイドブックとはすごいですね。文章にも風格を感じます。
落第忍者さん おはようございます。
伊賀市の隣にある亀山市の山ですから、山歩きを始めた頃に何度か歩いています。
筆捨山や羽黒山が名山としてそんな風に紹介されているのですね。
そんなに遠くないのに、全く登ったことも、登ろうと思ったこともない山です。
隠れた名山ですか。
古いガイドブック、おもしろいですね。古本屋で探してみようかな。
副館長
Re: 古い山のガイドブックを発見
Posted: 2017年5月08日(月) 23:48
by oku
副館長さん 落第忍者さん、こんばんは
副館長 さんが書きました:
落第忍者 さんが書きました:伊賀市の隣にある亀山市の山ですから、山歩きを始めた頃に何度か歩いています。
筆捨山や羽黒山が名山としてそんな風に紹介されているのですね。
そんなに遠くないのに、全く登ったことも、登ろうと思ったこともない山です。
隠れた名山ですか。
落第忍者 さんが書きました:観音山、関富士と共に何れも300メートルに満たない山ですが、4山纏めて歩くとそれなりに楽しめますね。
観音山~羽黒山~筆捨山は行ったことあったりします。観音さま全部廻る気にはなりませんでしたが。
羽黒山と筆捨山、山頂からの眺めがよかったような気がします。
ただ、山よりも坂下あたりの家が立派だったなぁという記憶が。
あとは、関宿でたべたおこわの記憶ぐらい(^^;
以下は、ほんとにただの雑談ですが、昔の本はリズムがいいのだと思います。
道路(露伴の随筆)
人の路は人のみ踏みたらんには、おのづからに成りて、おのづからに美はし。
・・中略・・
其後自転車といふ小賢しきもの、人力車といふ悲しきもの、自動自転車といふけたたましきもの、
自動車といふゆゆしきもの出で来りて、羊車、馬車、牛車の間を走りぬくれば、
法華経の譬も古ぼけて聞こえ、堅牢地神の頭も痛むべきかと見ゆ。
>古いガイドブック、おもしろいですね。古本屋で探してみようかな。
山もいいですが、神田もいいですね。
Re: 古い山のガイドブックを発見
Posted: 2017年5月09日(火) 21:41
by 山日和
副館長さん、横から失礼。okuちゃん、こんばんは。
道路(露伴の随筆)
人の路は人のみ踏みたらんには、おのづからに成りて、おのづからに美はし。
・・中略・・
其後自転車といふ小賢しきもの、人力車といふ悲しきもの、自動自転車といふけたたましきもの、
自動車といふゆゆしきもの出で来りて、羊車、馬車、牛車の間を走りぬくれば、
法華経の譬も古ぼけて聞こえ、堅牢地神の頭も痛むべきかと見ゆ。
「ゆゆしきもの」に「小賢しきもの」を積んで山へ行けば、露伴さんにあーだこーだ言われるんでしょうねえ
山日和
Re: 古い山のガイドブックを発見
Posted: 2017年5月10日(水) 06:50
by 副館長
okuさん、さん、山日和おはようございます。
観音山~羽黒山~筆捨山は行ったことあったりします。観音さま全部廻る気にはなりませんでしたが。
羽黒山と筆捨山、山頂からの眺めがよかったような気がします。
ただ、山よりも坂下あたりの家が立派だったなぁという記憶が。
あとは、関宿でたべたおこわの記憶ぐらい(^^;
登山入門者を連れて行くにはいいところかも知れませんね。下見に行こうかな。
「ゆゆしきもの」に「小賢しきもの」を積んで山へ行けば、露伴さんにあーだこーだ言われるんでしょうねえ
小賢しいもので通勤している私は、神様の頭痛の種なんでしょうか
副館長
Re: 古い山のガイドブックを発見
Posted: 2017年5月10日(水) 23:58
by oku
副館長さん、山日和さん こんばんは
元の話から脱線続きになってすみません。
雑談コーナーということで(^^;
露伴さんも神様も已矣乎とかぼやいちゃってるかもしれませんが、
時代ですね
Re: 古い山のガイドブックを発見
Posted: 2017年5月11日(木) 06:04
by 落第忍者
okuさん、おはようございます。
脱線序でで申し訳ありませんが、こんな言葉は初めて見ました。
okuさん、恐るべしという感じです。
『やんぬるかな』と読むのですね。
検索で簡単に調べることが出来るので助かります。
これも便利な時代ならではですね。
Re: 古い山のガイドブックを発見
Posted: 2017年5月11日(木) 20:35
by 副館長
落第忍者さん、okuさん、こんばんは。
やぶこぎも、文学的な世界になってきましたね。
昔の本は、すべてが文学的ですね。
今の本も百年後には文学的に感じられるのでしょうか。
東海・近畿の古いガイドブックは、神田にはないかもしれないので、むしろ貴重かもしれません。
親父がよく捨てないでいてくれたと思います。
副館長