高昌鉱山跡に立ち寄る

世間話、雑談など
フォーラムルール
山行記などの味付け以外で単独のどうでもいい話、雑談などに使ってちょんまげ~
返信する
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
お住まい: 京都市中京区
連絡する:

高昌鉱山跡に立ち寄る

投稿記事 by kitayama-walk »

 先日11/29、イブネ北端から東南尾根を小峠に下った。小峠の少し手前に右にトラバースしている小径(踏み跡)を
見つけて少し入ってみると、何やら岩壁に穴が空いているのを見つけた。「これは何だ?」と思って近づいてみた。
ぽっかりと空いた穴(坑口)
ぽっかりと空いた穴(坑口)
 近寄ってみると、風穴のごとく空いている穴に右手に2つの穴があった。どうやら坑口のようである。反対側から窺う
と絶壁にぽっかりと穴が空いている異様な光景である。
反対側から見る
反対側から見る
 イブネ北端から東南尾根を下ると、途中で右手に高昌山(1125m)があるが、位置からすると、高昌山の麓にあるこ
とから、どうやら高昌鉱山跡のようである。杉峠の付近には、かつて銅、マンガンなどの鉱山があったという。峠の西
には「向山鉱山」、東には「御池鉱山」があった。さらにコクイ谷の中程にも「コクイ(国位)鉱山」があり、オゾ谷の奥に
も「大蔵鉱山」があったという。
異様な岩壁
異様な岩壁
 今回は、イブネ北端から小峠に下る最中に偶然にも高昌鉱山跡に立ち寄ったのだが、先の行程が長かったために
鉱山跡の探索に時間が割けなかった。高昌鉱山が最盛期だったの は明治末の36年~39年頃で、従業員数80人程
で、主として銀、銅の産出していたという。詳細な探索は次回にすることとした。
坑口と思われる穴には水が溜まっていた
坑口と思われる穴には水が溜まっていた
written by kitayama-walk
アバター
わりばし
記事: 1753
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 高昌鉱山跡に立ち寄る

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、キタさん。
鈴鹿の鉱山はおもしろいですよ。 :mrgreen:

 近寄ってみると、風穴のごとく空いている穴に右手に2つの穴があった。どうやら坑口のようである。反対側から窺う
と絶壁にぽっかりと穴が空いている異様な光景である。

時代が新しいのと場所のおかげでしっかり残っていますね。
坑口は、水抜きや絶壁にあるのは残るのですが、それ以外は埋もれてしまいます。

 今回は、イブネ北端から小峠に下る最中に偶然にも高昌鉱山跡に立ち寄ったのだが、先の行程が長かったために
鉱山跡の探索に時間が割けなかった。高昌鉱山が最盛期だったの は明治末の36年~39年頃で、従業員数80人程
で、主として銀、銅の産出していたという。詳細な探索は次回にすることとした。

ここには小学校もあったんですよ。
飯場跡には御池鉱山まで鉱石を運んだトロッコの車輪や刻印レンガがありました。

[attachment=2]IMG_8649.jpg[/attachment]
刻印の「Y.B」は横浜のYと思っていたのですが
台高の乾留工場跡で見つけた「YOKKAICHIBRICK」と刻印された耐熱レンガからすると
同じ会社のレンガでYは四日市のようです。

[attachment=1]IMG_8655.jpg[/attachment]
[attachment=0]IMG_0076.jpg[/attachment]
探索を楽しんできてください。

                                         わりばし
添付ファイル
刻印耐熱レンガ
刻印耐熱レンガ
高昌鉱山の刻印レンガ
高昌鉱山の刻印レンガ
高昌鉱山のトロッコ車輪
高昌鉱山のトロッコ車輪
最後に編集したユーザー わりばし [ 2015年12月02日(水) 06:47 ], 累計 1 回
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
お住まい: 京都市中京区
連絡する:

Re: 高昌鉱山跡に立ち寄る

投稿記事 by kitayama-walk »

 わりばしさん おはようございます。

> 鈴鹿の鉱山はおもしろいですよ。

 この投稿に対し、最初に反応があるのは、わりばしさんだろうと思っていたところ、まさにそのとおりでした。
 鉱山探訪研究家のわりばしさんですもんね。

> 時代が新しいのと場所のおかげでしっかり残っていますね。
> 坑口は、水抜きや絶壁にあるのは残るのですが、それ以外は埋もれてしまいます。


 鈴鹿の鉱山跡というと、御池鉱山跡と向山鉱山跡、それに大蔵鉱山跡。前2者は、千種街道を歩いて越せば、当然目に入り
ますよね。後者は、オゾ谷からワサビ峠に抜けるときに通過しますよね。これに対し、高昌鉱山跡は、これを目的に探訪しに行
かない見られないところですよね。今回は、高昌鉱山跡を探訪するためだったわけではなく、たまたまイブネ北端から小峠に下
ったときに寄り道した程度です。なので、本格的な探訪をすることができませんでした。

> (高昌鉱山跡に立ち寄ったのだが)ここには小学校もあったんですよ。
> 飯場跡には御池鉱山まで鉱石を運んだトロッコの車輪や刻印レンガがありました。


 どうやら、そのようですね。昨年秋のオフ会が小峠直下で開催されたとき、おどさんが帰途でここを通過していますよね。
おどさんのレポにわりばしさんがレスしていたことを覚えていますよ。
2014秋のオフ会会場と高昌鉱山跡
2014秋のオフ会会場と高昌鉱山跡
http://huwaku3028.com/wordpress/wp-cont ... %E8%B7%A1'

> 刻印の「Y.B」は横浜のYと思っていたのですが、台高の乾留工場跡で見つけた「YOKKAICHIBRICK」と刻印された耐熱
> レンガからすると同じ会社のレンガでYは四日市のようです。


 なるほど、「四日市煉瓦」ですね。こういうものを見つけると、何だか嬉しくなるのでしょうね。

> 探索を楽しんできてください。

 次回は、鉱山探索を主目的として行ってみようかなと思っています。
高昌鉱山跡の坑口から顔出しています
高昌鉱山跡の坑口から顔出しています
written by kitayama-walk
ハリマオ
記事: 465
登録日時: 2011年8月31日(水) 14:06

Re: 高昌鉱山跡に立ち寄る

投稿記事 by ハリマオ »

kitayamaさん、こんにちは
高昌鉱山は飯場中心に2回見に行ったことがあります。
でも、このトンネル状の穴は見ていないです。面白いですね。
高昌山・1125の南尾根を下りた時、猪子谷を挟んでkitayamaさんの歩いた尾根の山腹に坑口が見えていました。
猪子谷は小支流が何本かあるので探索範囲が広いですね。大きなボタ山もあります。
飯場付近の石垣は鈴鹿の鉱山の中でも非常に状態がよく、昔のものとは思えないくらいです。
しばらく高昌鉱山のことは忘れていましたが、kitayamaさんの投稿で思い出しました。
また中島さんの本でも読み返すかな。

ハリマオ
見事な石垣 
見事な石垣 
散乱する生活痕
散乱する生活痕
風の吹き出す坑口跡
風の吹き出す坑口跡
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
お住まい: 京都市中京区
連絡する:

Re: 高昌鉱山跡に立ち寄る

投稿記事 by kitayama-walk »

 ハリマオさん、おはようございます。

> 高昌鉱山は飯場中心に2回見に行ったことがあります。
> でも、このトンネル状の穴は見ていないです。面白いですね。


 私は、高昌鉱山跡を見に行ったことはありませんでした。名前は聞いていましたが、鉱山跡の見学を目的として歩いた
ことはありません。時間的な余裕があればと思うのですが、なかなか。

 今回も偶然なんですね。イブネの北端から東南尾根を小峠に下ったいたとき、クロオさんが右手に尾根を外してしまっ
たのですね。それで、小峠に到着していた私が引き返して、クロオさんの声のする方向に進んだところ、尾根から杣道が
出ていて、それを辿るとすぐにあのトンネル状の岩壁を見つけたという次第です。
岩壁にぽっかりと穴が空いています
岩壁にぽっかりと穴が空いています
 あの岩壁の向こうに鉱山跡があるのだと思うのですが、当日は時間的な余裕がなかったため、引き返したというわけ
ですね。また機会を見つけて、高昌鉱山跡と御池鉱山跡を時間をかけて探索してみたいものですね。
真新しいトラロープが取りつけてありました
真新しいトラロープが取りつけてありました
> 高昌山・1125の南尾根を下りた時、猪子谷を挟んでkitayamaさんの歩いた尾根の山腹に坑口が見えていました。
> 猪子谷は小支流が何本かあるので探索範囲が広いですね。大きなボタ山もあります。
> 飯場付近の石垣は鈴鹿の鉱山の中でも非常に状態がよく、昔のものとは思えないくらいです。


 高昌山のピークP1125から直接南尾根を下ることができるのですね。高昌山のピークから東南に流下するのが猪子谷
のようですね。高昌鉱山跡から猪子谷の右岸尾根を辿れば高昌山のピークに着けそうです。登りに使うか、下りに使う
か、いずれにしても一度この付近を探索してみたいと思います。
高昌鉱山跡付近の地図
高昌鉱山跡付近の地図
 中島さんの本というと、中島伸男氏の「甲津畑銅山の歴史」のことでしょうか。読んだことも見たこともありませんんが、
聞いたことがあります。
written by kitayama-walk
アバター
山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 高昌鉱山跡に立ち寄る

投稿記事 by 山日和 »

kitayama-walkさん、こんばんは。

 高昌山のピークP1125から直接南尾根を下ることができるのですね。高昌山のピークから東南に流下するのが猪子谷
のようですね。高昌鉱山跡から猪子谷の右岸尾根を辿れば高昌山のピークに着けそうです。登りに使うか、下りに使う
か、いずれにしても一度この付近を探索してみたいと思います。


私はその南尾根を下ってダイレクトに高昌鉱山に下り立ちました。コースとしてはあまり面白くない尾根でしたが。

viewtopic.php?f=4&t=614

[attachment=3]P1040208_1.JPG[/attachment][attachment=2]P1040211_1.JPG[/attachment][attachment=1]P1040215_1.JPG[/attachment]

さらに下って行くと、かなり大規模な石垣が現れてびっくりしました。
ここからすぐのところがオフ会場でした。

[attachment=0]P1040224_1.JPG[/attachment]

                              山日和
添付ファイル
P1040224_1.JPG
P1040215_1.JPG
P1040211_1.JPG
P1040208_1.JPG
kitayama-walk
記事: 719
登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
お住まい: 京都市中京区
連絡する:

Re: 高昌鉱山跡に立ち寄る

投稿記事 by kitayama-walk »

 山日和さん、おはようございます。

> 私は高昌山の南尾根を下ってダイレクトに高昌鉱山に下り立ちました。コースとしてはあまり面白くない尾根でした。
viewtopic.php?f=4&t=614

 ちょうど4年前に今頃のことですね。冬山に季節が変わろうとするときです。
 大瀞の鉄橋は渡らず渡渉して着水していますね。私も先日(11/29)の山行では、鉄橋は渡れず、靴を脱いで渡渉しました。

 イブネの北端から下って高昌山にも立ち寄りました。ここから南尾根を下って高昌鉱山跡に出るというのは、あまりおもしろく
ないですかね。クラシ谷、あるいは上谷尻谷を詰めて、クラシに上がり、高昌山から下るということを考えているのですが。 :lol:

> さらに下って行くと、かなり大規模な石垣が現れてびっくりしました。
> ここからすぐのところがオフ会場でした。


 ここの石垣はかなりの規模と聞いています。御池鉱山跡や大蔵鉱山跡よりも規模が大きいのでしょうかね。
written by kitayama-walk
返信する