山 釣 り 楽 し
Posted: 2015年8月10日(月) 10:55
膝に水がたまり冬シーズンを棒に振ってしまった。そんな時、のんびりと楽しめる山遊びはないものかと探していて目にふれたのが山釣りだった。
長良川の釣り師の入門本を買い、付いているDVDの映像を見て仕掛けを準備し初めて竿を出したのがzippさんの闇ナベオフ会で、この時グーさんにアマゴのはらわたの処理の仕方と焼き方を教えてもらった。
自分で作った仕掛けで釣るのは、楽しいものだ。釣りの仕掛けは、針が骨から鉄に変わったぐらいで、縄文時代の物とほとんど変わりはない。その単純さゆえに人間の狩猟本能を刺激する何かがあるのだろう。とはいうものの、最初は仕掛けがちゃんと結べておらずに流されたり、木の枝のひっかかってオジャンになったりと釣っている時間より準備している時間の方が長く、老眼鏡をかけて悪戦苦闘の日々だった。
これまで海の堤防釣りは、子ども達が小さい時に何度か行ったがピンとこなかった。人の多い場所での釣りはどうもいけない。それに比べ、川の上流の支谷に分け入っての山釣りは、ヤブコギネットの底流に流れる孤独性を刺激するようで性にあっている。アマゴやイワナは臆病な魚なので人影を見られようものなら岩陰にかくれてしまいなかなか出てこない。静かな釣りを求めるものにとってピッタリの魚といっていい。しかも沢歩きのエリアと重なるので、大岩を越えると深い淵があったりと沢歩きの楽しさも味わえる。
私にとっての沢歩きは、沢の楽しさもさることながら、炭焼き窯や杣道などの人の痕跡や豊かな沢なのかどうかなど沢のいとなみにひかれることが多い。エサ釣りをする時も、できればその川の川虫を取って釣るようにしている。地産地消の川虫が一番釣りやすいということもあるが、この谷の様子がよくわかる。
[attachment=1]IMG_0052.jpg[/attachment]
沢登りで歩く沢と山釣りの沢は同じ沢でもまったく見え方が違う、目的が違うので当然なのだろうが、山釣りは時間をかけて歩いていくので沢と深く付き合える気がする。また、同じ山釣りでも大雨の後と晴れが続く日や季節により大きく違う。その沢で生き続けている生き物ならではの天候や季節に応じた反応をしてくるので飽きることがない。釣るのは渓流の至宝と言われるアマゴで、これがまたおいしい。
山釣りと沢登りの装備は同じなのだが、日帰りの場合山釣りと沢登りを分けている。沢登りと山釣りを一緒に楽しむには泊を伴うしかないだろう。釣りやすい時間帯が朝夕の釣りと同じ時間帯に距離をかせぎたい沢登りを一日で両立させるのは不可能なように思う。私は、日帰りの沢登りでは竿は持っていかないし、山釣りの時は夕飯の分を釣り上げたらリリースし来た沢を戻るだけで沢を詰め上がりはしない。
山釣りは一度情報が流れると、根こそぎ釣られてしまうことが多い。入渓がしやすく情報が多かった鈴鹿山麓の現状を見ると慎重にならざるおえない。ヤブオフでの大物は、たまたま運が良かっただけの話だ。そんな訳で、沢には行っているものの山釣りとあってはなかなかレポにはできない。
[attachment=0]IMG_8785.jpg[/attachment]
大物を狙いにいって釣り上げた時の喜びは何物にもかえがたい。
もうしばらく、山釣りの世界にひたらせてもらおう。
長良川の釣り師の入門本を買い、付いているDVDの映像を見て仕掛けを準備し初めて竿を出したのがzippさんの闇ナベオフ会で、この時グーさんにアマゴのはらわたの処理の仕方と焼き方を教えてもらった。
自分で作った仕掛けで釣るのは、楽しいものだ。釣りの仕掛けは、針が骨から鉄に変わったぐらいで、縄文時代の物とほとんど変わりはない。その単純さゆえに人間の狩猟本能を刺激する何かがあるのだろう。とはいうものの、最初は仕掛けがちゃんと結べておらずに流されたり、木の枝のひっかかってオジャンになったりと釣っている時間より準備している時間の方が長く、老眼鏡をかけて悪戦苦闘の日々だった。
これまで海の堤防釣りは、子ども達が小さい時に何度か行ったがピンとこなかった。人の多い場所での釣りはどうもいけない。それに比べ、川の上流の支谷に分け入っての山釣りは、ヤブコギネットの底流に流れる孤独性を刺激するようで性にあっている。アマゴやイワナは臆病な魚なので人影を見られようものなら岩陰にかくれてしまいなかなか出てこない。静かな釣りを求めるものにとってピッタリの魚といっていい。しかも沢歩きのエリアと重なるので、大岩を越えると深い淵があったりと沢歩きの楽しさも味わえる。
私にとっての沢歩きは、沢の楽しさもさることながら、炭焼き窯や杣道などの人の痕跡や豊かな沢なのかどうかなど沢のいとなみにひかれることが多い。エサ釣りをする時も、できればその川の川虫を取って釣るようにしている。地産地消の川虫が一番釣りやすいということもあるが、この谷の様子がよくわかる。
[attachment=1]IMG_0052.jpg[/attachment]
沢登りで歩く沢と山釣りの沢は同じ沢でもまったく見え方が違う、目的が違うので当然なのだろうが、山釣りは時間をかけて歩いていくので沢と深く付き合える気がする。また、同じ山釣りでも大雨の後と晴れが続く日や季節により大きく違う。その沢で生き続けている生き物ならではの天候や季節に応じた反応をしてくるので飽きることがない。釣るのは渓流の至宝と言われるアマゴで、これがまたおいしい。
山釣りと沢登りの装備は同じなのだが、日帰りの場合山釣りと沢登りを分けている。沢登りと山釣りを一緒に楽しむには泊を伴うしかないだろう。釣りやすい時間帯が朝夕の釣りと同じ時間帯に距離をかせぎたい沢登りを一日で両立させるのは不可能なように思う。私は、日帰りの沢登りでは竿は持っていかないし、山釣りの時は夕飯の分を釣り上げたらリリースし来た沢を戻るだけで沢を詰め上がりはしない。
山釣りは一度情報が流れると、根こそぎ釣られてしまうことが多い。入渓がしやすく情報が多かった鈴鹿山麓の現状を見ると慎重にならざるおえない。ヤブオフでの大物は、たまたま運が良かっただけの話だ。そんな訳で、沢には行っているものの山釣りとあってはなかなかレポにはできない。
[attachment=0]IMG_8785.jpg[/attachment]
大物を狙いにいって釣り上げた時の喜びは何物にもかえがたい。
もうしばらく、山釣りの世界にひたらせてもらおう。