芦生の森(研究林)を、観光地化する京都府の計画に、反対意見を表明してください。
Posted: 2014年9月26日(金) 02:03
やぶこぎねとのみなさまへ。
私は縁あって京大芦生研究林の「上谷」地区で、ショウキ蘭の生態調査研究を三年前から行っています。
少し前に、美山トレイルについて話題になっていましたが、あの件の裏で、国が主導する大きな動きがあることが明らかになりました。
9月4日、研究林のある南丹市美山町の「国定公園化」について住民説明会が行われたのです。
その中で、京都府案として、京大芦生研究林敷地を、これまでの教育研究施設の位置づけではなく、今後は「ハイキング、風景探勝、自然観察の中核となる観光施設」として位置づける案が示されました。
加えて、観光名所にできそうな植生(シャクナゲとか)について情報提供を求めてきました。
観光地化の方法として、貴重な自然の残る上谷に、「自然の危険性に注意を払う必要のない程の安全性のある道」すなわち、スニーカーでハイキングできる自然探勝路(遊歩道)を建設しようという案も含まれています。
芦生は鹿の食害のため、下層植生が危機的な状況に貧しています。しかし地下にはまだ、ショウキ蘭をはぐくむことのできる菌類の豊かな環境が残されています。ここに遊歩道を通せば、京都府レッドデータブック絶滅危惧種第2類のショウキ蘭、キヨスミウツボなどの腐生植物は壊滅的な打撃を受けます。
緊急で申し訳ありませんが、第一回目の意見集約として、9月30日までに意見を、南丹市美山支所地域総務課に集約することになっています。
芦生研究林に「自然探勝路」(遊歩道)を作る計画を、計画案の段階で未然に阻止できるよう、みなさまのお力添えをいただきたく、お願い申し上げます。
詳しくは、私のサイト、
http://www.geoid.gr.jp/asyu/miyama/request.html
をご覧ください。
今回の件は、美山トレイルとレベルが全く違います。
9月5日、京都新聞に「地元の要望に基づかない異例の国主導で候補地となった」とあります。
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/arti ... 0905000042
また、わたしはこの京都新聞の記事を研究林のサイトのニュースで見たのですが、研究林で精力的に活動されている農学部のある先生は、説明会があったことすら知らされていませんでした。
地元も何もすっ飛ばして、国がアベノミクスの地方再生プランで、この地域を観光開発しようとしている、その動きに芦生が巻き込まれています。
全国のみなさまのお力添えがなければ阻止できないでしょう。
今回は、意見表明ターゲットを、南丹市、京都府としていますが、今後、環境省や国交省が戦う相手になると思います。
動きを見つけ次第、情報を共有し、共に戦いましょう。
私は縁あって京大芦生研究林の「上谷」地区で、ショウキ蘭の生態調査研究を三年前から行っています。
少し前に、美山トレイルについて話題になっていましたが、あの件の裏で、国が主導する大きな動きがあることが明らかになりました。
9月4日、研究林のある南丹市美山町の「国定公園化」について住民説明会が行われたのです。
その中で、京都府案として、京大芦生研究林敷地を、これまでの教育研究施設の位置づけではなく、今後は「ハイキング、風景探勝、自然観察の中核となる観光施設」として位置づける案が示されました。
加えて、観光名所にできそうな植生(シャクナゲとか)について情報提供を求めてきました。
観光地化の方法として、貴重な自然の残る上谷に、「自然の危険性に注意を払う必要のない程の安全性のある道」すなわち、スニーカーでハイキングできる自然探勝路(遊歩道)を建設しようという案も含まれています。
芦生は鹿の食害のため、下層植生が危機的な状況に貧しています。しかし地下にはまだ、ショウキ蘭をはぐくむことのできる菌類の豊かな環境が残されています。ここに遊歩道を通せば、京都府レッドデータブック絶滅危惧種第2類のショウキ蘭、キヨスミウツボなどの腐生植物は壊滅的な打撃を受けます。
緊急で申し訳ありませんが、第一回目の意見集約として、9月30日までに意見を、南丹市美山支所地域総務課に集約することになっています。
芦生研究林に「自然探勝路」(遊歩道)を作る計画を、計画案の段階で未然に阻止できるよう、みなさまのお力添えをいただきたく、お願い申し上げます。
詳しくは、私のサイト、
http://www.geoid.gr.jp/asyu/miyama/request.html
をご覧ください。
今回の件は、美山トレイルとレベルが全く違います。
9月5日、京都新聞に「地元の要望に基づかない異例の国主導で候補地となった」とあります。
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/arti ... 0905000042
また、わたしはこの京都新聞の記事を研究林のサイトのニュースで見たのですが、研究林で精力的に活動されている農学部のある先生は、説明会があったことすら知らされていませんでした。
地元も何もすっ飛ばして、国がアベノミクスの地方再生プランで、この地域を観光開発しようとしている、その動きに芦生が巻き込まれています。
全国のみなさまのお力添えがなければ阻止できないでしょう。
今回は、意見表明ターゲットを、南丹市、京都府としていますが、今後、環境省や国交省が戦う相手になると思います。
動きを見つけ次第、情報を共有し、共に戦いましょう。