山日和さん こんばんは。
さすがの大周遊ですね~
【日 付】2019年8月11日(日)
【山 域】若狭 庄部谷山周辺
【天 候】晴れ
【コース】黒谷林道8:10---8:40桧ノ木谷(黒谷左俣)---11:10庄部谷山---12:10大産岩室の滝13:15---
15:15市町境稜線16:15---17:15 Ca850mピーク---18:55駐車地
大阪の予想最高気温は38℃。山は今日も暑い一日になりそうだ。
暑そうですね~特に市町境稜線以降の後半!
しかし、静けさは最高、癒やしの渓から源頭を二回も楽しみ、山毛欅の森を堪能する
いいですね~ 不肖Sにはちょっと長い~ 一泊二日コースですわ。
まずは右俣の入口にあるトチが両脇を
門番のように固めた小滝に挨拶をしていこう。谷間にわずかに差し込んだ光が、この何気ない風景を神々しい
ものにしている。ここはお気に入りの場所だ。
左俣へ戻って遡行開始。いきなりの連瀑帯に希望がふくらむ。小滝ばかりだが、トチやカツラの巨木を縫う
ように流れる谷は、巨岩の下をくぐって登る滝もあったりして変化に富んで楽しい。
そうそう、あの堰堤連漠からこの癒やしの空間へ 嬉しくなる場面ですね。
しかしすぐに息切れして平流になってしまうのは、5年前の遡行で確認済みである。途中で鉄塔巡視路が横切り
、辛うじて現役の面目を保っている鉄橋をくぐって進んだ。
ま、人には会わない保証付きなので許しましょう
ご多聞に漏れず、この谷も流倒木が目立つ。これがなければ美しい谷なのに残念至極である。真新しい倒木
が木橋のように谷の両岸に掛かっているところもあり、最近の台風の猛威を感じさせる。
どこまで行っても炭焼窯跡があり、小道が細々と続いていた。
どうも昨年より倒木が増えてそうですね?
庄部谷山頂に着いた時には、ここでひっくり返って昼寝でもしようかとも思ったが、心に鞭打って甲森谷へ
下りようと歩を進めた。
渓流シューズではズルズルに滑るので、チェーンスパイクを履いて急降下に備える。急な分仕事は速い。
40分ほどでサルハシ谷と甲森谷の出合に下り着いた。
あの急斜面、降りましたか! 2回目ですか?
不肖Sは2回登りましたが、未だ降りにはとってません。
雪の斜面を降るためにも、積雪までに訓練歩行しときますわ~
ここまでの激下りでたっぷり汗をかかされたが、滝の前に腰を降ろすと天然のシャワーミストですぐにひん
やりとしてきた。目の前を3条になって落ちる滝の涼やかな風景は視覚的にも涼しく、灼熱の猛暑日がウソの
ような快適さである。
滝の画像を見るに、水量は夏にしては多めですね?
標高は低いですが、ここは涼しいでしょう。
しばらく歩いているとまたすぐに暑くなるので、ヘルメットで水を汲んで頭から水を被った。
猛暑のせいもあるが、とにかく最近暑さに体がついていかなくなってしまった。
不肖Sも元々暑いのは苦手でしたが、ホンマ、暑さにもかなり弱くなってしまいました。
こんなに歩けなくなったかとガックリしていても、風が吹いたりして少し涼しくなるとすぐに元気を取り戻すのだ。
さすがも回復力ですね~ 馬ににんじん、山日和に涼風~みたいな
風に吹かれて歩くのがいいですね。
なぜなら稜線上よりもこの斜面の方が濃密なブナ林を味わえるからである。
3mを超すブナの巨木があたりまえのように散在するこの斜面に座っていると、時間を忘れてのんびりしてしま
いそうだ。
ここからは山毛欅の森 逍遥 ですね~
806mピークからCa830mピーク、Ca850mピークと、ずっとブナの森が続くが、倒木が目立つのが残念だ。
Ca850mからは795mピークを経て南西への支尾根に入った。ここを歩くのはまだ2度目である。正直なところあ
まり面白い尾根とは言えない。放置植林と伐採後のヤブで、はっきり言うとつまらないコースだ。
ですね。795からは倒木くぐり、またぎ で暑さぶり返しでしょう!!
この林道の下に素晴らしい疎林の台地が広がっている。まったく下生えのない疎林はまる
で自然公園のようだ。
ここはホンマに美しいところでしたね~
牛谷、黒谷、茶屋谷と山毛欅の森をうまく絡めて再訪したいと思ってます。
前急ぎ足で最短ルートの急斜面を転げ落ちるように下りると、そこはちょうど朝の林道分岐。車の屋根が見えてい
る。どうやら今シーズン初闇下は回避できたようだ。
不肖Sは完璧 闇下でした。
この周辺 保証付きの静寂さで、癒やしの渓と山毛欅の森を逍遥できる貴重なところですね。
SHIGEKI