【山 域】鈴鹿
【日 付】2017年11月25日(土)
【天 候】晴れ
【メンバ】kasaya
【コース】鞍掛峠P7:47---8:01コグルミ谷---8:57カタクリ峠---9:12 1241P尾根末端---10:10 1241P---
10:14南峰11:03---12:10ボタンブチ---12:25丸山---12:50元池---13:00鈴北岳
---13:33鞍掛峠---14:12鞍掛峠P
金曜日に鈴鹿の山を遠望すると御在所辺りは雪もなくて黒いが藤原はずいぶん白く見える。鈴鹿も北部はまだ雪があるようだ。それなら御池でも少しは雪上歩きが楽しめるかなと思って鞍掛峠にやってきた。
途中で見た藤原は昨日ほどに白くない。でも御池にやってくると山腹にまだ白いものが見える。まずまずかなあ。コグルミ谷入口は既に車が駐車。鞍掛峠も7,8台が止まっている。皆の出足が早いようだ。それでもこの時間では駐車スペースに困ることもない。風は結構冷たいが空は青い。雪に備えてスパッツを付けて出発である。まずはコグルミ谷まで下っていく。途中の国道から見ると谷を隔てた反対側の斜面の紅葉がきれいだ。もうこのあたりまで降りてきている。山の中ではもう望めないね。
コグルミ谷入口ではこれから出発する団体がいる。軽く挨拶をして先行する。さあここから山道だ。
道は特に荒れてもいず普通についている。もうすっかり葉も落ちてしまった山道で反対側の斜面で時々石が転がる音がする。静かだとよく響く。タテ谷出合いで少し衣服調整。結構暑くなってきた。その後長命水に着くが此処の水場は落ち葉で埋まっている。落ち葉を掻き出してみるが以前あった樋はなくなっており水が浸みだす感じになっている。ちょっと利用が難しいかな。この後は道が尾根に変わりカタクリ峠に到着だ。途中から道が雪で覆われていたので先行する足跡が御池に向かっていることが分かる。自分は例によって真の谷へ下る。こちらに踏み跡はない。落ち葉と雪のミックスした斜面を滑らないように降りて行けば
やがて1241Pに続く尾根の末端に着く。自分にとってもうすっかり定番となってしまったルートである。
ここから300mほど上がれば頂上台地である。いつものように上がっていくが今日はちょっと雪がある。
斜面が急になって来ると滑りやすい。途中でアイゼンを履くことも考えたがそれも面倒。石の連続する斜面に行けば足場も豊富なのでそちらに向かって斜めに上がっていく。豊富な足場のあるそのルートは気分よく登っていける。振り返れば木々が雪で真っ白だ。本格的な冬には早いが初冬の風情である。黙々と行けば斜面も緩くなり頂上台地が近い。そしてついに到着。
- 1241Pの樹氷が綺麗だ
ここの目印となる木は霧氷が美しい。いい感じだ。御池台地は広々としていてそこに結構雪がついている。
そこから南峰へ足を延ばす。着いたところからは奥の平がよく見える。
- 御池南方
相変わらずいいところだ。時間がまだ早いが食事にしようかな。風を避けて例によって味噌煮込みの開始。今日はビールもおいしい。ふと見れば二人連れがちょっと離れたところを通っていく。食事が終わったところで別の登山者がやってきた。聞けば木和田尾から登ってきたとのこと。冬もよく来るようで話が弾むがそこに不意にkasayaさーんと呼ぶ声。keikokuさんが南から登ってくる。元気そうにガンガンやってくる。仲間のTさんと一緒だ。またここで色んな山談義。山の上だと話も弾む。
一通り話し終わって自分は南へ向かう。青のドリーネはまだ雪で覆われていないので単なる窪地だ。
さらに南下するが先行する人がいる。あまりこのあたりで人に会わないが今日は向こうからやってくる人もいる。人が多いなあ。末端の平地にでると今度は時計回りに北上。このあたりの平地は広く見えて好きなところ。
- 広い大地
そこを北上して幸助の池を目指す。今日の幸助の池はどんなだろう。先ほど見た池は凍っていたので幸助の池も同じだろうがそこに雪が乗って全体が白くなっていると面白いなあなどと思いつつ行く。着いた幸助の池はまだ黒いところもあるが全体的に白くまずますの状態。冬だねえ。
- 幸助の池
その後ボタンブチに向かうとkeikokuさんたちがランチの最中。結構風が吹くのにあまり気にしていないようだ。そのくせお湯が沸かないといって騒いでいる。そしてまたここでしばらく山談義。好きだなあ。
これからの予定を聞くとどうしようかなあなどといっているが、雪のある山が初めてという同行者はもう帰りましょうという。結局どうしたのかなあ。
自分はその後丸山に登ってみる。南部のほうの霧氷はもう消えているがあのあたりならまだあるかもしれない。そう思ってのこと。そして登り始めたら一人の男性とすれ違う。あれ?コッペパンさん?向こうもすぐ気が付いてくれて久しぶりの対面となる。以前はよく山で出会ったのだが、最近はとんとご無沙汰だった。山を続けていたんだねえと嬉しそうに言ってくれる。そういうコッペパンさんも最近は遠征が多いそうだ。こちらも鈴鹿だけでなく行動範囲が広がっているので会う機会が少なかったのだ。色々話したかったが連れも待っているそうで名残惜しいが又といってお別れする。
そういえば丸山は高校生でいっぱいだったとの情報があったが、なるほどまだいる。大きな鍋を持ってきていたようで調理をしていたのだろうか。霧氷はというといまいちだったが。
そして今度は真の池方面に向かって下る。足跡は適当についていてすぐに凍った真の池に到着。多くの人が歩いたどろどろの道をたどって日本庭園に出るとそこから元池にでて鈴北に到着。男性が一人で雪だるまを作っている。雪が少ないので苦労しているようだが、なぜそうまでして作るのだろう。インスタ映え狙いか?それにしてもここから見ると丸山は白い。北面に霧氷がしっかりと着いているようだ。遠くから見た方が綺麗に見えるとは。
- 丸山の雪景色
さあ帰ろう。とっとと歩くとぬかるんだ道が滑易いので慎重にいく。そして鞍掛峠から国道に出る前に一度脇にずれて鉄塔の下に出る。ここは誰も来ない静かな場所。それほど展望がいいわけでもないが時間が早い時はここでゆっくり最後のティタイム。もうここからはいくばくもないのでのんびりと過ごす。
今日もよく歩いたかなあ。
Kasaya