【 日 付 】2017年11月7日(火)
【 山 域 】 鈴鹿
【メンバー】単独
【 天 候 】晴
【 ルート 】宮妻狭9:00>雲母Ⅱ峰南西尾根>雲母峰>P791m>白ハゲ>鎌ヶ岳>カズラ谷道>宮妻狭14:30
紅葉最終便の旅は宮妻狭を起点にして雲母峰と鎌ヶ岳を周回してみた。ここを周回する場合は雲母峰縦走路の途中にある・791mの南尾根を使うことが多いようである。しかし、このコースだと多少往復ルートを取らねばならないのでⅡ峰の南西尾根から直接山頂を目指すことにした。
11月7日(火)9時前にカブで宮妻狭の林道に来てみると入り口付近の展望駐車場のところで通行止めになっていた。今年の夏は台風で通行止めになっていたが、いまだに復旧していないとは予想外だった。どうするか迷っていたら、前からジョギングの男性が走って来た。林道の様子を聞いてみるとキャンプ場まで行けなくはないという。その言葉を信じてロープをかいくぐって林道を進んでみると谷側が崩れているところはなく、山側の崩れも既に瓦礫は取り除いたのか車の通行に支障のあるところはなかった。たぶん山側の崩落を防ぐための防災工事を予定しているのだろう。
さて、Ⅱ峰の南西尾根にはウソ谷のあたりから取りつこうと思っていたが、適当なところがなかったので林道を歩いて戻ったら一本東のガレ谷まで来てしまった。堰堤を越えても取りつきやすいところは無かったので右岸の脆い急斜面を強引に登って尾根に取りついた。
痩せた尾根を登っていくと丸太で土留した作業道が現れた。
500m付近でやせ尾根は終わり植林帯に入った。植林帯の中の杣道はウソ谷の方へ下っていたのでウソ谷から取りついた方が良かったようだ。
植林帯はすぐに終わって再び落葉樹の二次林になった。お目当ての紅葉も出てきた。
尾根はヤブもなく普通に登っていけた。黄葉も綺麗に輝いていた。
700m付近ではっきりしたトラバース道に出会ったので山腹を進んでみた。たぶん地形図に出ている破線ルートだと思って進んでみたが、地形図のように斜めに登って行かず全くの水平道で一向に高度が上がらなかった。途中に炭焼きの窯跡があり二つ目の窯跡でふみ跡が途切れた。
そこから浅い広い谷を登りつめていくとコルが見えてきた。
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登り詰めたところは雲母峰とⅡ峰の間のコルで破線ルートのとおりだったが、途中の谷登りが長くなってしまった。尾根を最後まで詰めた方が楽だったようだ。
10時56分、Ⅱ峰に来てみると年配の男性が一人休んでいた。天気は良かったが、伊勢湾方面はぼんやり霞んでいた。
山頂付近の紅葉もまずまずだ。
雲母峰の三角点のほうは樹林に囲まれ展望は良くない。休みもせずそのまま通過だ。
多少茶色っぽい紅葉を愛でながら縦走路を西進していく。
P791mまで来た。この南尾根を使えば宮妻キャンプ場へ直接降りることができるが、バリルートなのでそんな表示は出ていない。
鎌ヶ岳が近づいてくる。馬ノ背尾根の方も紅葉が綺麗だ。
鎌ヶ岳が少し霞んで見える。
白ハゲから雲母峰を振り返る。
カズラ谷道に合流した。
岳峠まで来た。あと一息だ。
12時57分、鎌ヶ岳山頂に着いた。平日だが、男性二人が休んでいた。
私も御在所岳を見ながら遅めのランチにした。
カズラ谷道の下りはなかなかの紅葉を楽しめた。
赤と黄のコラボも文句なしだ。
登山口付近の左股の滝がフィナーレを飾る。
14時半、キャンプ場に着きました。通行止めでもちろん休業中だ。
紅葉はもう期待していなかったが、意外にも綺麗な紅葉が残っていて楽しめた一日だった。