昨日(5/15)のオフ会に参加し、ハト峰~根の平峠、御在所岳~青岳、さらにきのこ岩~ハライドと歩いたが、
シロヤシオがたくさんの花を開花させていた。昨年が全くの不作だったせいもあってか、今年は当たり年のよう
だ。ただ、木によっては満開もあれば、蕾もある。感覚的には50%の開花という感じである。すると、今週末あた
りが全面開花を迎えるのではないだろうか。
- 2016/5/15オフ会のGPS軌跡図
- 満開のシロヤシオの木(中峠付近)
となると、気になるのはやはり竜ヶ岳である。ご存知のとおり、県境稜線から山頂に伸び上がる笹原にはシロ
ヤシオの木が点在しており、満開ともなれば、笹の緑とシロヤシオの花の白とのコントラストがきれいだ。雄大な
笹原に点在するシロヤシオは、まさに牧場に放牧された子羊に形容される。今年は、竜ヶ岳には子羊の群れが
見られることだろう。5/15の竜ヶ岳の様子がネットに上がっていたが、まさに半分開花といったところ。やはり、
今週末が満開になりそうである。
- 竜ヶ岳の子羊の群れ(2016/5/15)
ところで、本日、「岳人」の6月号が届いた。「とっておきの山歩き」のコーナーには関西からは「竜ヶ岳」が紹介
されていた。文章は草川啓三氏によるものだ。先日、草川さんから、このことを聞いていたので、今年はシロヤ
シオが当たり年になるといいなと思っていたところだ。掲載された写真は、どうやら昨年撮影したもののようで、
子羊の群れは写っていないのが残念である。登山道の紹介は、従前の裏道や中道に代わって、金山尾根と遠
足尾根である。私は、従前は、積雪期に限って、金山尾根を登り、遠足尾根を下るというパターンを繰り返して
きたが、今や、それが竜ヶ岳のメインルートになっている。そうなると、人があまり歩かないルートを歩きたくなっ
てくる。滋賀県側からのアプローチである。茨川林道の焼野から、太尾-白谷越を経て、竜ヶ岳の山頂に至る。
帰りはセキオノコバから静ヶ岳に登り、P1047-P623を経て、再び茨川林道に降りるというルートだ。これだと
山頂付近以外はほとんど人に会わない静かな山歩きができる。
- とっておきの山歩き「竜ヶ岳」(草川啓三氏)-岳人6月号