たんぽぽ山遊びでは今が一番ピッケルの活躍する季節。
ヤブ漕ぎに沢遊びと楽しんでみえるみなさんには何で今頃と思われるでしょうが、どうぞお付き合いくださいまし。
ピッケルといえばあまり買い換えることはなく、山道具の中では思い入れのあるもののひとつでしょう。
自分もかつてはそうでしたが、数年前に大白川でカジタ製ピッケルを失くしてからはピッケルも新しいものに切り替えることにしました。
カジタ製紛失後に購入したのがブラックダイアモンド製のピッケル。
軽くてヘッドのホールドがいいので選んだものの実践では使い勝手がイマイチ。
・軽過ぎてピックを打ち込みにくい
・シャフトにグリップ部がなく、細くて滑りやすく冷たい
BD製はどうにも使いにくいと思っていたときにシャルレ製のピッケルが目にとまった。
店頭で製品を吟味してから円高を利用してNYの店から購入という話は以前に別ネタで書き込ませてもらったとおり。
そろそろワンシーズン使ってその使い心地もつかめてきました。
・適度な重量感と太いラバー製シャフトでしっかりグリップできてピックの打ち込みがしやすい。
・樹脂コーティングされたヘッドが冷たくなくてよい(コーティングがいつまでもつか?)
・カービングシャフトが急斜面では何かと使いよい。
中でも三つ目のカービングシャフトの使いよさが気に入りました。
この季節は雪面に石突きを深く刺したくても雪が硬くて入らないことも多い。
そんなときに石突きを刺してからピックも打ち込むとしっかり確保することができる。
これがカービングシャフトだと実に上手い具合にできる。(ピッケルサイズを52cmと短くしたせいもある)
自分はピッケルバンドを伸縮性のないものを使っているので、そのまま体を預けることもできる。
もちろんブレードには手を添えてのこと。
まだしばらく続くたんぽぽ雪遊び、もう少しこのピッケルのよさを味わってみたいと思ってます。
- 石突きが入らない斜面では前へ倒せばピックが刺さり雪面をしっかりとらえる