ネットで検索すれば、いくらでも情報はあるでしょうけど・・・
若い世代のように直感で理解できるほど頭は回らないものでして。
細かい紙地形図、あまり綺麗でないOREGON300の液晶、綺麗だけど画面の狭いeTrex20と何れも老眼には辛いもの。
カシミールで切り出せるカスタムマップのスクロールが遅いこともストレスだ。
そんなこんなで、いろんなところで報告のあるスマホGPSに挑戦してみようと決断した。
これまでの過程を備忘録として出来るだけ判り易く書いておこうと思う。
スマホの出始めは防水は少なかったと思うが、今は防水・防塵も当たり前のようになってきた。
アウトドアで使うのだから必須のスペックだろう。
入手費用及び維持経費は出来るだけ安くしたい。
パケット定額に入れば機種変も安く出来そうだが、それでは毎月の維持費がいるし。
通信契約をしなくてもGPS測位は可能ということなので、ヤフオクで白ROMを手に入れた。
家族の中で機種変により残っている物があれば、それを利用するのもいいだろう。
この場合は、最初の設定やアプリのダウンロード時に家族のSIMカードを借りることだ。(但し、スマホ用のパケット定額に入っていない場合は高額請求のおそれがあるため注意が必要。)
特に無線LANに接続するためのアプリ(バッファローのAOSS等)を使えると楽が出来る。
私はこれが出来なかったため、50桁くらいのパスワードをソフトキーボードで1文字づつ入力するはめになった。
しかも太い指なので誤入力の連続になり辟易。
この対策としては、静電パネル用のタッチペンを買うといいが、家電量販店でも結構な価格だった。
百円ショップのセリアにあるらしいが、近くにあった店は商売替えをしていて買えなかった。
アマゾンで送料込160円を見付け、すぐに2本購入。
多くの機種には2GBのマイクロSDカードがおまけとして付いてくるのでかなり広範囲の地形図を保存可能だが、
32GBのマイクロSDHCカードもかなり安く入手出来るので検討するといいだろう。
一口にスマホと言っても、制御するOSがいくつかあるので注意が必要。
iphoneに搭載されているアップルのios、マイクロソフトのwindows mobile phoneや、GoogleのAndroid等だ。
ここから先は、私の使っている機種に載っているAndroid限定の話になる。
パソコンに『カシミール3D』というソフトをインストールして『電子国土』を閲覧するように、
Androidスマホに『地図ロイド』というアプリをインストールして『電子国土』を閲覧すると考えるとよい。
『地図ロイド』ではその他にも『グーグルマップ』や『yahoo地図』等も閲覧可能だ。
閲覧した地図をSDカードに保存するという設定にしておけば、閲覧した場所だけ自動で保存してくれる。
山行前に無線LANで必要な山域の地形図を取り込んでおくだけだ。
トラックログを記録したい場合は、同じ作者による『山旅ロガー』というアプリが必要だ。
但し、GPSの様に液晶上に軌跡を表示させたい場合は、『山旅ロガーGOLD』という有償のアプリが必要。
月額いくらなんてことは無くて、1回きり300円だけの支払いでOK。
両アプリの詳しいことは下記URLで確認を。
http://www.chizroid.info/home
バッテリー激減りと言われるスマホだが、各種節電対策をすれば日帰りの山行なら余裕でもつだろう。
低温下ではもっと悪くなるらしいが、実体験していないので判らない。