明日は良い天気になりそうだ、最後に雪の残る台高でも歩いて来ようと準備をしていた、朝4時に目覚ましをセットするがなかなか寝かせてもらえず僅かの睡眠で目覚ましがなった、もう一時間寝ようとの気になって起きたのは5時、出遅れで台高に行く気が失せて締まった。何処か近くで・・・そうだ少し前zippさんがレポを上げていた阿曽浦から塩竈浜と局ヶ頂を周回してみよう。
局ヶ頂といえば今までに二度行っている、一度は山歩きを始めた頃もう8年ほど前、二度目が5年程前になる。二度目は相可浦トンネルから来て、局ヶ頂、三角点254.3から道行峠を越え三角点205.1まで行っている。その頃この2つの三角点は新設されたばかりで地形図は標高点になっていた(現在は三角点表示)。そのとき205.1までは整備された良い道で「自然歩道」かと思わせるほどの立派な道標が立っており阿曽浦への稜線は快適なハイキング道の様に思え、一度歩きたいと思っていた。
行きは海沿いのルート帰りはこの稜線を使って周回する事に。予定外で地形図も用意してないし、朝からバタバタ出来ないので、現物を折りたたんでポーチに詰め込んだのだった。
【 日 付 】 2011年3月30日(水)
【 山 域 】南伊勢
【メンバー】わたし
【 天 候 】晴れ時々くもり、花粉ふりしきる
【 ルート 】阿曽浦漁港P7:25-丸山10:20-塩竈浜11:10~50-局ヶ頂12:50~13:00-道行峠13:40-阿曽浦漁港P15:45
- 緑はシダ漕ぎ
阿曽浦漁港に車を停め歩いていく、下山予定の尾根先端には階段が有り津波の避難地でも有るのだろう、上には三角点も有るので明瞭な道が有るだろうの予測で眺めて、橋を渡りすぐに往路予定の尾根に登っていく階段があったので登った。登りついたところには祠があったここは浅間さんなのだろうか。
ウバメカシを切り開いた歩き易い道、最近の手入れもはいっているようだ。zippさんが書いていたけど畑跡が尾根上のいたるところに残っていて驚く。浜に下る道も有るが降りずに進む。
しじらみ浜の標識で一度浜にも寄っていこうと下ってみた。海ベリは打ち上げられたゴミでいっぱいだ、沖の岩には釣り人が乗っている。岩に付いているのはハマギクだろう、今は咲いてないので残念だ。降りた道を戻るのも面倒なんで浜を進み登れそうな所を上がると例に漏れず崖に沿って道が付いている今は使われてないようだが登っていくと元の道に合流した。崖の上から今から向かう志戸の鼻が見えている。
志戸の鼻の分岐に来たここも降りてみようと下ると、小屋跡が有った。魚見小屋か灯台なのだろうか?この先直進は急下降で志戸の鼻の先端に向かうようだが浜に行けそうな道が左方向に有るので下っていった、後十数mで着地と思ったら連続する岩崖の上で降りられない、道が落ちてるのかもう少し進めば道が有るのかも入れないが良く滑るウバメの落葉で怖くてこれ以上進めないので断念
小屋跡でおにぎりを食べる事に、今日はカミサン手作りのおにぎりだ、といっても残り物飯で作った解凍ものだ。節約でいいかなと持って来たのだが食べようとするとバラバラにばらけてしまうのだ、食べるとパサパサ、これは「乾飯(かれいい)」か!、カミサンに図られた様に思えた瞬間であった
来た道を戻る、ピークには殆んど水平に巻き道が付けられており戻る手間が省けるのだが・・・。P163の手前でやはり両側に巻き道が有った、どちらに行っても同じかなと左を取ったのだがこれが間違いだった、丸山には右に向かわなければならなかったのだ。しばらくして気づき戻った。手前にテクテク会の案内板が有ったのだろうけどパイプだけを残してなくなっていた。ここの分岐は間違い易いだけに必要だな思った間違えれば大方竃に降りてしまうのだ。
丸山に到着、ここからは戻るようにテクテク会の案内板はなってるが、崖に沿って直進するとテープが有り問題なく進めた、次のピークも越えて塩竈浜に降り立った。今日は釣り人も居ない全くの貸切状態だ。ここで湯を沸かしおにぎりと焼鮭をぶっ込んで食べたのだ
局ヶ頂に上がるルートを眺めるがP207を経由すると遠回り、時間的にも1時までに山頂に着きたいと南西ピークに向けて上がる尾根に目を付けた。しかし案内板も無いし下手に登ればシダかも・・・と思いつつ尾根先端を探る、やはりシダが茂る、そこに水平道を見つけ回り込むが道では無く谷からの水路の跡だった。シダを避けゾレ地を尾根芯に向けて上がる、イノシシもここを通るのか獣道が有り追って行くが尾根芯に近づくに従って深くなるシダ。後数メートルのところで背丈を越え行き詰まった。積もり重なったシダは体重を掛けても押えきれず、足さえ地面に付かないのだ、駆動力を失った人間はもがくだけ、もがくと足元が沈み込んで・・・脱出もままならない。戻るしかないかなと思えたが、倒木を乗り越えたり潜ったり、頭の上から降り注ぐシダの枯れ葉を浴びながらようやく尾根芯に出た。踏み跡は有るには有ったが・・・シダに埋まっていた
でも先程よりはかなりましだろうと進む、再び通過困難、退却しかないかなと思ったがもう標高170も上がってるではないか、もう戻りたくないと突入!一部を抜けると楽になり標高200mで測量ポールの有る切り開きに出た。気温も高くなり汗びっしょり、おまけに花粉とシダのホコリでくしゃみ、鼻水、せきでむせ込み過酷な尾根でした、これより上は楽になり稜線に出て局ヶ頂へ。
山頂は切り過ぎやろ?というくらい伐採されて展望は良かった、ここでコーヒータイム、ふ~!
帰りは快適なハイキング道さ!と道行峠に下る、途中ベンチも幾つか、塩竈浜を見下ろしながら下る、シダも綺麗に刈られ新しいロープが設置されたりする道を峠に降りた。ここから三角点205.1に登り返す、予想に反しシダに覆われる道こんな道だったかな?と思いつつも途中の案内板で間違い無い事を確信、シダをこぎ続け三角点205.1に着いた。「東峠」だがピークの上だ、ここは明るく広い場所のイメージだったが、5年も経てば変わるもんだと驚く。ここからは延々と三角点219,9まで膝を越えるシダ漕ぎが続いたのだった。赤崎の北の青ポイントが「西峠」だ南北に下降路が有る、整備された当時は良いハイキング道だったのだろうな。
ヘロヘロで三角点219,9に登り反す、ピークにはアンテナ設備があるので後は楽だろうと安堵する、山名板には「ダイオッサン」と書かれている、何の意味だろう?「大王さん」だろうか?少し下ると墓標が有った、墓標には「○○大和尚」と書かれている。きっとこれが山名の由来なのであろう。
アンテナ線に沿って下る、赤テープは有るがブッシュを掻き分けて進まなければならず、目に入る枝、枝に帽子は何度も取られ、ザックは引っかかり、四つんばいで枝を潜る時もたびたび、なんでこんなに踏み跡も無いのだろう、けっきょく上には避難所も何も無く最後までブッシュとの格闘、最後に降り付いたのは小さい神社の横手だった。
今日はヤブメンに恥じないシダ漕ぎレポでした、シダはもういいや!
明日は良い天気になりそうだ、最後に雪の残る台高でも歩いて来ようと準備をしていた、朝4時に目覚ましをセットするがなかなか寝かせてもらえず僅かの睡眠で目覚ましがなった、もう一時間寝ようとの気になって起きたのは5時、出遅れで台高に行く気が失せて締まった。何処か近くで・・・そうだ少し前zippさんがレポを上げていた阿曽浦から塩竈浜と局ヶ頂を周回してみよう。
局ヶ頂といえば今までに二度行っている、一度は山歩きを始めた頃もう8年ほど前、二度目が5年程前になる。二度目は相可浦トンネルから来て、局ヶ頂、三角点254.3から道行峠を越え三角点205.1まで行っている。その頃この2つの三角点は新設されたばかりで地形図は標高点になっていた(現在は三角点表示)。そのとき205.1までは整備された良い道で「自然歩道」かと思わせるほどの立派な道標が立っており阿曽浦への稜線は快適なハイキング道の様に思え、一度歩きたいと思っていた。
行きは海沿いのルート帰りはこの稜線を使って周回する事に。予定外で地形図も用意してないし、朝からバタバタ出来ないので、現物を折りたたんでポーチに詰め込んだのだった。
【 日 付 】 2011年3月30日(水)
【 山 域 】南伊勢
【メンバー】わたし
【 天 候 】晴れ時々くもり、花粉ふりしきる
【 ルート 】阿曽浦漁港P7:25-丸山10:20-塩竈浜11:10~50-局ヶ頂12:50~13:00-道行峠13:40-阿曽浦漁港P15:45
[attachment=4]局ヶ頂.JPG[/attachment]
阿曽浦漁港に車を停め歩いていく、下山予定の尾根先端には階段が有り津波の避難地でも有るのだろう、上には三角点も有るので明瞭な道が有るだろうの予測で眺めて、橋を渡りすぐに往路予定の尾根に登っていく階段があったので登った。登りついたところには祠があったここは浅間さんなのだろうか。
ウバメカシを切り開いた歩き易い道、最近の手入れもはいっているようだ。zippさんが書いていたけど畑跡が尾根上のいたるところに残っていて驚く。浜に下る道も有るが降りずに進む。
しじらみ浜の標識で一度浜にも寄っていこうと下ってみた。海ベリは打ち上げられたゴミでいっぱいだ、沖の岩には釣り人が乗っている。岩に付いているのはハマギクだろう、今は咲いてないので残念だ。降りた道を戻るのも面倒なんで浜を進み登れそうな所を上がると例に漏れず崖に沿って道が付いている今は使われてないようだが登っていくと元の道に合流した。崖の上から今から向かう志戸の鼻が見えている。
志戸の鼻の分岐に来たここも降りてみようと下ると、小屋跡が有った。魚見小屋か灯台なのだろうか?この先直進は急下降で志戸の鼻の先端に向かうようだが浜に行けそうな道が左方向に有るので下っていった、後十数mで着地と思ったら連続する岩崖の上で降りられない、道が落ちてるのかもう少し進めば道が有るのかも入れないが良く滑るウバメの落葉で怖くてこれ以上進めないので断念
小屋跡でおにぎりを食べる事に、今日はカミサン手作りのおにぎりだ、といっても残り物飯で作った解凍ものだ。節約でいいかなと持って来たのだが食べようとするとバラバラにばらけてしまうのだ、食べるとパサパサ、これは「乾飯(かれいい)」か!、カミサンに図られた様に思えた瞬間であった :cry:
[attachment=3]IMG_0759.JPG[/attachment]
来た道を戻る、ピークには殆んど水平に巻き道が付けられており戻る手間が省けるのだが・・・。P163の手前でやはり両側に巻き道が有った、どちらに行っても同じかなと左を取ったのだがこれが間違いだった、丸山には右に向かわなければならなかったのだ。しばらくして気づき戻った。手前にテクテク会の案内板が有ったのだろうけどパイプだけを残してなくなっていた。ここの分岐は間違い易いだけに必要だな思った間違えれば大方竃に降りてしまうのだ。
[attachment=2]IMG_0770.JPG[/attachment]
丸山に到着、ここからは戻るようにテクテク会の案内板はなってるが、崖に沿って直進するとテープが有り問題なく進めた、次のピークも越えて塩竈浜に降り立った。今日は釣り人も居ない全くの貸切状態だ。ここで湯を沸かしおにぎりと焼鮭をぶっ込んで食べたのだ :lol:
[attachment=1]IMG_0778.JPG[/attachment]
局ヶ頂に上がるルートを眺めるがP207を経由すると遠回り、時間的にも1時までに山頂に着きたいと南西ピークに向けて上がる尾根に目を付けた。しかし案内板も無いし下手に登ればシダかも・・・と思いつつ尾根先端を探る、やはりシダが茂る、そこに水平道を見つけ回り込むが道では無く谷からの水路の跡だった。シダを避けゾレ地を尾根芯に向けて上がる、イノシシもここを通るのか獣道が有り追って行くが尾根芯に近づくに従って深くなるシダ。後数メートルのところで背丈を越え行き詰まった。積もり重なったシダは体重を掛けても押えきれず、足さえ地面に付かないのだ、駆動力を失った人間はもがくだけ、もがくと足元が沈み込んで・・・脱出もままならない。戻るしかないかなと思えたが、倒木を乗り越えたり潜ったり、頭の上から降り注ぐシダの枯れ葉を浴びながらようやく尾根芯に出た。踏み跡は有るには有ったが・・・シダに埋まっていた :shock: でも先程よりはかなりましだろうと進む、再び通過困難、退却しかないかなと思ったがもう標高170も上がってるではないか、もう戻りたくないと突入!一部を抜けると楽になり標高200mで測量ポールの有る切り開きに出た。気温も高くなり汗びっしょり、おまけに花粉とシダのホコリでくしゃみ、鼻水、せきでむせ込み過酷な尾根でした、これより上は楽になり稜線に出て局ヶ頂へ。
山頂は切り過ぎやろ?というくらい伐採されて展望は良かった、ここでコーヒータイム、ふ~!
帰りは快適なハイキング道さ!と道行峠に下る、途中ベンチも幾つか、塩竈浜を見下ろしながら下る、シダも綺麗に刈られ新しいロープが設置されたりする道を峠に降りた。ここから三角点205.1に登り返す、予想に反しシダに覆われる道こんな道だったかな?と思いつつも途中の案内板で間違い無い事を確信、シダをこぎ続け三角点205.1に着いた。「東峠」だがピークの上だ、ここは明るく広い場所のイメージだったが、5年も経てば変わるもんだと驚く。ここからは延々と三角点219,9まで膝を越えるシダ漕ぎが続いたのだった。赤崎の北の青ポイントが「西峠」だ南北に下降路が有る、整備された当時は良いハイキング道だったのだろうな。
ヘロヘロで三角点219,9に登り反す、ピークにはアンテナ設備があるので後は楽だろうと安堵する、山名板には「ダイオッサン」と書かれている、何の意味だろう?「大王さん」だろうか?少し下ると墓標が有った、墓標には「○○大和尚」と書かれている。きっとこれが山名の由来なのであろう。
アンテナ線に沿って下る、赤テープは有るがブッシュを掻き分けて進まなければならず、目に入る枝、枝に帽子は何度も取られ、ザックは引っかかり、四つんばいで枝を潜る時もたびたび、なんでこんなに踏み跡も無いのだろう、けっきょく上には避難所も何も無く最後までブッシュとの格闘、最後に降り付いたのは小さい神社の横手だった。
今日はヤブメンに恥じないシダ漕ぎレポでした、シダはもういいや! :cry: [attachment=0]IMG_0796.JPG[/attachment]