今週は8日、9日が休み、天気は8日が良さそうだ、ここ3回程吹雪の山歩きが続いたので今週は青空のスノーシューハイクがしたいなぁ~。
今回は登山口までアプローチしやすい鈴鹿に行くことにする。
第一候補、朝明~小峠~イブネ
第二候補 宇賀渓~遠足尾根~竜ヶ岳
【 日 付 】2012年1月8日(日)
【 山 域 】鈴鹿
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ時々くもり
【 ルート 】宇賀渓無料P7:45―新道登山口8:13―遠足尾根稜線9:09―竜ヶ岳11:18―遠足新道分岐13:45―大日向13:54―宇賀渓橋14:47―宇賀渓無料P15:00
R306が亀山に入るとフロントガラスに雨があたる、今日は晴れ予報だろ、また今日も吹雪じゃないんだろうなと思いながらも走るとそれ以降降る事も無く菰野に入る、見上げる御在所や鎌ヶ岳にはそれほど雪が有る様には見えない。第一候補のイブネはここからは見えないが御在所より低いから積雪は少ないだろうと、少し遠いが白く輝く竜ヶ岳に向かった。
山日和さんのレポで確認すると駐車場には雪が無いとのことなので、あれ以来そう降った様子もないので安心して無料駐車場までやってきたのだった。
駐車場には先客3台、余裕で止める、準備をしている間に続々と車が入って来るが出発する気配はない、どうも団体さんの待ち合わせの様だ、すぐに満車になったもう少し到着が遅れればアウトでした。準備をして歩きだす。
やはり200円取られるのだろうか、落合橋の袂から大日向に向かえば無料で済むのだが、今日の目的の一つ遠足新道(仮称)を確認が有るのだ、この道かなりの泥濘道なので朝の気温の低い時なら凍結してるので汚れないだろうの考えだった。
歩き出すと左足の親指付け根に違和感、靴に何かゴミでも入ったのだろうかと道に座って靴を脱ぐ、靴下を脱いでも何もない、以前から付け根に軟骨状のふくらみが有るのだが、外反母指なのだろうか、そこが痛むのだ、靴の中で何度も指を動かすが変わらず、膝痛も歩き出すと麻痺してしまうのか気にならないようになってしまうのでこれも大丈夫だろうと歩き出す。
有料駐車場の前で呼び止められ、登山届と入山料200円を払う。係員のおじさん「遠足尾根への分岐は知ってますか?」と聞いてくる、「別に遠足尾根から行くなんて言ってないだろう」と心の中では思いつつ「大体知ってます」と答えていた。どうも聞くところによるとまだ数日前に看板が付けられたばかりのようだ。下山予定4時と書くと出来たら3時半ごろまでに降りて来てくださいだって、まぁ3時頃には降りる予定だけど余裕を持って書いておかないとねぇといいながら、登山道の状況を説明するので聞いていた。昨日はアイゼンも持たない人が山頂まで行けずに引き返してきたらしい、スノーシューも持ってるのを見て、その装備だったら行けますよと言われて出発。
遠足新道の入口はすぐにわかった、植林地に以前から有る杣道を利用したようで丸太の土止め、階段は新しく設置したものでないことが判る、今年は干支の山であり登る人も多くなるから今までの登山道だと危険個所が有るので新年に間に合うように急遽整備したのであろう。
朝のうちなら凍結してるだろうと思った泥濘地は全く凍結なしで、うっすら雪も残りどとどろだ、細かく電光を切り上がら黙々と上がる植林地、上に行っても凍る気配はない。杣道そのままの利用で結構「よいこらしょ」と踏みあげて登る所も多く膝に効く、下りだと気を付けて降りないと膝を痛めそうだなと思った。上がって行くにつれ雪も積もりだすと、今まで判りにくかった先行者の足跡が判ってくる、何人か前に歩いているようで昨日の足跡とは区別ができる様になる。
やっと植林を抜けて痩せた岩場に出た、今まで見えなかった竜の姿、四日市方面もよく見える、今日はいい天気だ。ここまで来るのに滴り落ちる汗、雪山でも今までの吹雪とは大違いだ、今日はいい歩きが出来そうだと期待が膨らむ。
再び植林地を一登りで標識のある遠足尾根稜線に出た、見覚えの有る所ここに出るのかと納得。今日は手が冷える前にスノーシューを付けて置こうとここで付けた。
ここからは以前からのトレースが幅30cm位の溝となって付いている、中に入るとスノーシューが交わしにくいので歩きつらい、かといって片方溝の上ではもっと歩き難いのだ、溝を外して歩いたり、またいだりでこなしていく、この辺りは未だスノーシューは必要なかったようだ。青川の分岐に来たが青川からのトレースは無い、今日はわりばしさんは来て無い様だ。
トラバース道、痩せた所もしっかりできたトレースで危なげなく通過、単独壺足男性をやり過ごす。牛道が笹原に出た所から自由に歩いて行く、前方に単独男性がトレースを追っているまだ先行者がいるようだ、景色を楽しみながら雪原を行く、藤原岳もよく見える、快晴ではないが青空が見えるのがうれしい。
この辺りひざ下位の新雪が有るので壺足では結構しんどそうだ、スノーシューだと殆ど沈まずに歩けるが、ちょうど限界位の所で壺足だとずぼっと行くのであろう、ボブスレーコースからは抜けられ無い様だ。ホタガ谷の源頭部の雪庇の下で休憩、谷からのトレースは無い。
休憩してる間に二人が追い越して行った、ふたたび急な登りで抜き返す、スノーシューの効果は大きい。竜を前にカメラを構える男性その前に枝を両手にもがく人、いずれも壺足だ。最後の人はかなりここまでがしんどかったらしく戻りたくないので中道か石槫峠に降りると言っていた。その人を追い越すと前には誰もいなくなった。
竜の山頂に立ったのは今日は私が一番だったようだ、しかし少し手前まではガスが掛かって無かったのに一気にガスってしまって寒気の中、残念ながら景色も途切れ途切れ。長居はせずに来た道を戻る。
下り始めると木の枝おじさんも上がってくる、クラの稜線には団体さんもやってきて、山ガグループや、単独の方が続々と上がってくるではないか。
時間的には早いので静ヶ岳の方に行ってみようとトラバースの登山道を正確に辿ると、吹き溜まった雪が壁になってトラバースも出来ない、こんな時は尾根からだよなと思いつつも断念。ゆっくりと歩き回しながら帰る事に、溝の中は歩きにくいので青川分岐でシューを外す、新道分岐を直進大日向に向かう。大日向の三角点は雪に埋まってたが掘り起こしてみる。こちらの稜線を歩いたのは今日はわずか2,3人だろう、歩かれて無いので雪が意外に深い、これならスノーシューのままでよかったかなと思いつつ足跡を追う。
最後は植林の劇下り、気にならなくなっていた親指の痛みが出て来る、あとひとくだりゆっくり下ろう。足跡は意外に西に寄って降りるなぁと思ったがぴったし橋の袂だった、道に残った雪で泥を落としながら、登山届所へ。係員のおじさんがいろいろ聞いてくる、「山頂まで行けたか、雪の状況、所用時間」などなど結構情報収集は怠って無い様だ。ありがとうと言って車に戻るとジャスト三時であった。
- 外れてるのは私のトレース