【 日 付 】2023年3月28日
【 山 域 】鈴鹿
【メンバー】tsubo
【 天 候 】快晴
【 ルート 】コグルミ谷登山口6:45ー9:25御池岳9:40-10:17西のボタンブチー11:02ヒルコバー11:17鈴ヶ岳ー12:05茶野12:25ー13:17鈴ヶ岳ー14:00鈴北岳ー15:20鞍掛トンネル東口
今日も菰野の道の駅で目が明く。
黄金大橋の手前で左折する。振り返ると朝日が雲の間から顔をのぞかせた。
おはようございます。今日もいい1日になりそうだ。
鈴鹿の山二日目の今日は、鞍掛トンネル東口に車を置いて、まずはコグルミ谷から御池岳に登る。私の好きなコースだ。
何か花は咲いているかな?まだ早いかな?花の開花を考えるともうちょっと遅い時間から登りたいが、今日もロングコース、そしてうちに帰らないといけない。出発は早いほうがいい。
初めて御池岳に登ったのもコグルミ谷からのコース。3月末、春休みに息子と登った。まだけっこう雪があった。雪がほとんど降らない地に住んでいる息子は雪に喜んだ。
だが、今日は雪がなかった。
とがった山は形が美しいが、山頂がなだらかなテーブルランドの山はどこかに秘密の場所が隠れていそうだ。
やや荒れ気味のコグルミ谷を登っていく。
見たいと思っていたシロバナネコノメソウが咲いていた。
「おはよう!早起きさんだね。」
9時半に御池岳に着く。雲一つないいいお天気だ。
昨年11月末に登った時は遠く富士山まで見えた。だが、今は春。遠望はあまり期待できない。
それでもかすかに白山が見えてうれしくなる。大好きな山だ。
今回の目的は御池岳山頂ではない。まだ先は長い。20分ほど休んでから歩き出す。
こっちかな?
地図とコンパス、そしてスマホのアプリを見て歩き出す。地図にルートはない。
御池岳を検索していて出てきた西のボタンブチ。そこからヒルコバに出て鈴ヶ岳に行く。
広い御池岳のテーブルランド。未知の世界がいっぱい広がっている。
地図を見ると、そんなに難しくはない。お天気さえよければ問題ないだろう。
それでも一人だし、ちょっと不安を感じる。
たまにテープが出てくる。薄っすら踏み跡もあったりする。ほっとする。
御池岳らしいドリーネに水がたまった池、小さな森、カレンフェルト、草原。
いろいろな姿を見せてくれる。
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展望のいい場所に出た。木の枝に西のボタンブチの標識がかけてあった。
ほっ。とりあえず今回の目標の一つがクリアできた。
鈴鹿南部の山が見渡せた。足元には数輪のフクジュソウが咲いていた。昨日見た藤原岳のフクジュソウよりもずっときれいだった。
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西のボタンブチに出た後はヒルコバに向かう。
緩やかだった尾根が急に下りになって、ヒルコバからの谷との合流点に向かう。
ひっそりとフクジュソウが咲いている。ここのフクジュソウはほとんど人に見られることがないのだなあと思うと愛しい。
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ヒルコバからの谷との合流点にピンクのテープがついていた。
この谷を登ればすぐにヒルコバだ。
ヒルコバに近づくと、鈴ヶ岳から下ってきた登山者が怪訝そうな顔をしてこちらを見て、鈴北岳に向かっていった。
道を間違えた登山者と思われたかもしれない。それともお花摘みでもしてきたのかと思われたかもしれない。
私は普通の登山道に出てほっとする。変なところで怪我をして動けなくなったら捜索は大変だろう。
鈴ヶ岳に近づくとフクジュソウがたくさん咲いていた。かわいい見ごろのフクジュソウが日を浴びて輝いている。
こちらのフクジュソウは多くの登山者に愛でられて、自信を持って咲いているように見える。
お昼時なので、あっちこっちで登山者が休憩している。
だが、私は先を急ぐ。今日の目的地はこの先だ。地図で破線になっていたが、道ははっきりしている。
「茶野」と書いて「さの」というそうだ。今日の目的地だ。
二人連れにすれ違っただけの静かな道だ。
地図を見ると、鈴ヶ岳からは破線の道だ。地図には破線も出ていないが、大君ヶ畑から登れるらしい。車が2台あれば大君ヶ畑から登って鞍掛トンネル東口に下るというコースで歩けるそうだ。だが、一人。それで今回は鈴ヶ岳から茶野の往復にしたのだ。
茶野は展望がいいなだらかで気持ちのいい場所だった。ここでテント泊したら気持ちいいだろうな。
景色を眺めながら、昼ご飯にする。
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鈴ヶ岳に戻ると、まだそこそこ人がいた。鈴北岳に登り、鞍掛峠に下る。白山が見えれば白山に向かっていくように感じられるこの道は好きだ。
鞍掛峠のお地蔵様に手を合わせる。
無事に歩けました。ありがとうございます。どうか無事に下山帰宅できますように。