おはようございます、TrailWalkerさん。
神様が宿る山は「タケ」と里で呼ばれてきた。綿向山も皆から「嶽さん」とか「大嶽さん」と呼ばれてきたようだ。伝承によると飛鳥時代の545年(欽明天皇)頂上に祠が建てられたといわれている。伝承なので本当かどうかはわからないが、麓の西明禅寺の十一面観音像が平安時代後期の仏像であることを考えると千年以上の歴史があることは確かなようだ。また、中世には山岳信仰の対象となり大峰修験や熊野との関わりがあった。こうした歴史のいぶきを少しでも感じようと熊野神社から登ろうと考えた。
なるほど、わりばしさんに似合わないところに出没した謎が解けました。
私この逆回りで回ったこと有ります、雪の有るときでした、スノーシューでね歩きました。
さすがマニアックですね。
冬もいいかもしれません。
グリム冒険の森を上ると熊野神社の杉木立が見えてくる。神社手前の駐車場に車を停める
ここに着くまでが車が滑って大変だったのを覚えてます、熊野神社は寄ったのだったかなぁ?記憶にないです。
熊野滝に向かう道の隣ですよ。
下りだったから気づかなかったのかな?
- 熊野神社
さて、行くかとい思った瞬間、何やら首に違和感がある。触るとクニュとした肉球があった。ヒルだ、血を吸われる前だったので事なきを得たがアブナイ、アブナイ。長靴にまとわりついていたのも2匹はじきとばして出発。
ついに処女穴かと喜んだのに、ざ~んねん
ヒルも活動力が鈍ってきてることでしょう。
危機一髪でした。
この時期だから大丈夫だろうと首に何もかけてなかったんですよ。
熊野滝を目指して下るのは大変だろうな。林道をつめると対岸に修験者が好みそうなクラがいくつかある。そして、文三ハゲが見えて来ると終点。最低鞍部を目指して上っていくが、ガレ場だけにズルズル滑り歩きにくい。慎重に上っていく。着いた最低鞍部からは水無山北尾根コースを使って上る。8合目で表参道に合流する。金明水では大ブナにごあいさつする。金明水の「きんめい」って、もしかして飛鳥時代の欽明天皇の「きんめい」などと思いながら上ると山頂だった。
熊野滝は林道から行った気がします。文三ハゲはなんかアルペン的な感じがしました。
今は植林を通る山道がついているので、林道から来る人は少ないと思います。
- 不動明王の祠
一番乗りのようだ。雲海のような伊勢湾がよく見える。あれっ津の造船所のドックも見えるよ。いい眺めだ。ここの祠には天穂日命という出雲の神様が祀られている。古くに出雲の一族が日野に移り住み出雲国造の祖先神を綿向山に祀ったのがはじまりのようだ。ただ、現在の祠は出雲の方ではなく伊勢湾を向いている。二十年毎に建て替え直す式年遷宮をしている間に向きが変わってしまったのかもしれない。[/color]
そうなんだ、伊勢を向いちゃいましたか?それとも浅間信仰に切り替わって富士山にでも向きましたかな
修験道がらみで浅間信仰という手もありますね。
この日は地元の津まで見渡せました。
- 津の造船所も見える
文三ハゲの手前で水無山への道に入る。水無山南峰には「この先行き止まり」「道はまったくありません」「引き返してください」という標識がある。表参道方面からのハイカーが間違って下りないようにするためのもののようだ。[/color]
そのようですね、この先痩せた所もありますし、スノーシューで通過するのが怖かったのを覚えてます。
痩せた所は巻道が作ってありました。
熊野神社が修験道の拠点であったころ西尾根は綿向山への参道として使われていたように感じた。熊野神社から山頂に向かうにはこの尾根を使うのが自然だし。歩きやすい。伊勢の朝熊山の岳道のような使われ方をしたのではないだろうか。
なるほどむかしは結構なメインルートだったのだね、こちらに地蔵さん並べればいいのに
あぶないか
大丈夫でしょ。登りやすい道ですよ。
標識も素直に「西明寺には下りられません」と書けばいいのにね。