「日付」2011年9月10日(土)
「天気」晴れ
「山名」カクレグラ(水谷山)
「メンバー」単独
「コースタイム」8:10佐目~8:30作業小屋の手前の分岐~10:19カクレグラ~12:08入道ヶ原~14:30佐目
木曜日まで肩痛で悩まされていたので、土日は遠出をする予定も立てられなかった。
最近年甲斐もなくクライミングの真似をやっているせいだろうか?でも金曜日には痛みもなくなって来たので近場の山に登ることにした。
さて近場で行きたい所というと限られているが、以前からカクレグラという名の山が気になっていたので行って見ることにした。カクレグラという山名の名をネットで調べてみると隠れた名山という意味らしいがもっと他の意味があるようにも思える。
石グレ峠のトンネルを通り黄和田を通過すると水が茶色く濁った永源寺ダム湖が見える。湖が濁っているのはこの間の台風の影響だろう。
駐車地は佐目の売店の隣の空き地にした。
舗装された狭い道路を登ぼって行くと神社があったがお金明神とは関係がないらしい。少しお参りして登山道に入る。
沢に掛かったL字型の橋を渡り、少し進むと分岐があるが右手の橋は壊れてその先も進めそうにないので左手の尾根に向かう。壊れた作業小屋を過ぎて一旦小さな尾根に乗り、その後しばらくは沢沿いの道を歩くが、・450mくらいで再び尾根に乗る。
汗が吹き出るのでたまらず帽子を脱ぎ、頭にタオルを巻く。暑い時はこれが一番だ。
GPSで確認してみるとどうも水呑岳とカクレグラの中間地点に向かう尾根のようだ。当初ネットで見つけたコースで行くつもりだったが、カクレグラに行くにはこのコースが最短のようなので予定変更でこの尾根を辿ることにした。
尾根道は真っ直ぐで急登りであるが送電線の巡視路になっているようで所々で標識もあり道もそれなりに整備されていりようである。
しばらく登ると送電線の鉄塔に出会う。前方に視界が開け、カクレグラらしいピークが見え何となくホッとする。
その後も急な登りが続き、・741を通過して鉄塔から一時間ほどでカクレグラに続く尾根に出てやっと視界が開けた。前方に銚子ヶ口、大峠、イブネが見える。
そこを過ぎてカクレグラに向かう途中の尾根は自然林が広がり、台地のように広くなだらかになっていて歩くだけでも気持ちがよかった。
- カクレグラに向かう尾根
台地から少し登るとそこがカクレグラ山頂であった。誰もいない山頂の中央には三角点がしっかり鎮座していた。しかし周りの木々に囲まれているので展望はなかった。
その後、あまり視界が利かない尾根を辿って行くと急に明るくなり鉄塔の台地に出る。ここでは日本コバの展望を眺めることが出来た。
その後もう一本鉄塔を越え、さらに佐目方面の分岐を過ぎて入道ヶ原(阿ノ瀬山)に向かう。15分くらい進むと登山道の途中に入道ヶ原山頂の標識があるが三角点がないので探してみると西に少し進んだ場所にあった。
ここも展望はなく、風もないので長居は無用とばかりスグに退散した。近くにあるもう一つのピーク・754にも行ってみようと足を向けた。湿地帯を過ぎて・754に向かうと小さい谷があったがそれを越えるのが面倒なので結局やめた。
帰りは素直に佐目への分岐まで戻って、巡視路を辿って帰ることにした。ところどころ急な坂があり、又倒れた木々が道に横たわって通りにくいところもあるが通行にはほとんど問題なかった。
帰りは小さい沢を3度渡ったが、台風の影響なのか3つとも鉄製の橋が壊れていた。特に3回目の沢を渡る手前で登山道が崩壊していた。沢を渡り、振り返って見てみると登りにルート変更した場所だった。なるほど振り返って、登る方向から見てみると壊れた橋の先の道は崩れていてとても行けそうにないのである。
ここで少し休憩してヒルチェックをすると小さいヒルが靴にへばりついていた。本日3回目のヒルチェックだったがここまでヒルには会わず結局この日はこの一匹だけであった。
ここから駐車地の佐目までは15で到着した。売店に誰かいたらお金明神のこと聞いてみたかったが生憎人影はなかった。
宮指路