【 日 付 】2021年1月5日(火)
【 山 域 】 鈴鹿
【メンバー】単独
【 天 候 】曇り
【 ルート 】西明寺P8:00>5合目小屋>10:15綿向山頂>北ピーク>北東斜面滑降往復>往路下山14:00
2021年丑年の初登りは綿向山に登りました。今回の狙いは北東斜面でスキー滑降を目指します。さあ、初すべりもうまくいくかな。
1月5日(火)朝8時に西明寺の駐車場に来てみると外周部が全部車で埋まってました。綿向山は冬でも登りやすく人気の山です。
ザックにスキーとブーツを付けたら林道を歩いていきます。20分程で表参道の登山口に着きました。
登山口から表参道で綺麗な植林帯の中をジグザグに登っていきます。とても登りやすくて簡単に高度も稼げます。
3合目で一旦林道に出て、すぐに登山道の続きを登ります。
登山道に入り直したところであざみ小屋があるので中で休憩しスパッツも付けました。
登山道を進んでいくと5合目小屋に出ます。小ぶりですが、よく手入れされた綺麗な小屋です。
5合目からも参道らしい綺麗なルートを進んで7合目の行者コバに着きました。山の神様に安全祈願しておきましょう。この先でルートは夏道と冬道に分かれます。
夏道は危険防止のため閉鎖されているので尾根を直登する冬道を登っていきます。植林帯から落葉樹林に変わってようやく山登りらしくなりました。
樹氷も出てきましたが、生憎の曇り空で樹氷が白く輝かないのが残念です。
10時15分、綿向山頂に着きました。2時間ちょっとで山頂に立てるなんて何と便利な山でしょう。
山頂からは巨体を誇る雨乞岳が望めます。
北側のピークに出ました。山頂よりもこちらの方が社やら余計なものがなくて展望も良く私は好きです。
北ピークから北東斜面を滑降します。下の方に見える黒っぽいピラミッドがイハイガでその手前のコブまで白い雪面が続いています。北ピークに居合わせた二人の男性が見守る中を滑降開始しました。滑り始めが急斜面になっているので慎重にターンして滑りました。
広く適度な傾斜の斜面は雪質も良く正に極楽斜面でした。雪面にはスノーシューの跡が残っていましたが、幅広い斜面なのでどこでも自由に滑れます。
斜面の幅がだんだん狭くなってきました。これが最後のコブでしょうか。
もう一つ奥にコブがあった。スキーを付けたまま最後は板を開いてバタバタと緩斜面を登りました。
快適な斜面でしたが、障害物がない分あっという間に下ってしまいました。滑降を終えたら滑ったところを登り返すしかありません。板に滑り止めシールを貼ってクロカン風に登り返していくのですが、フリーベンチャー専用のシールを持っていないので細板用のシールを貼って余った部分は折り返して尻尾のように張り流しておきました。只でさえ接地面積の少ないミニスキーに幅の狭いシールを貼ったので強い登反力は期待できません。直登できなくなってきたらジグを切りながら登っていきましょう。一つ目のコブは楽にクリアできました。
二つ目のコブは少し急傾斜になってきたので大きめにジグを切って登ります。ビンディングのヒールロックを外してフリーにしてあるのでスキー板の切り返しがちょっとやりずらい。
最後の急傾斜もスキーを付けたままシール登高で登り切りましたが、ここは板を外して登った方が楽だったかな。
正午丁度に北ピークを登り切ったら吊り尾根を渡って本峰のほうに引き返しましてランチにしました。
時間はあったので南斜面を滑っても良かったのですが、南斜面も、また登り返して戻ってこなければなりません。今日は無理せずこのまま下山しましょう。解けかかった樹氷に見送られて山を下りました。