山日和さん こんばんは。
【日 付】2019年10月13日(日)
【山 域】奥美濃 徳山ダム周辺
【天 候】曇りのち晴れ
【コース】本郷望郷広場8:20---8:55 669m電波塔---9:45三角点村平10:00---12:00 Ca850m引き返し点---
12:20ランチ場14:20---15:30村平---16:50駐車地
これはまたちょっと渋過ぎますなぁ~
昔なら、どこの25,000地形図見たらいいかもわからんレベルですね。
徳山ダムの左岸の標高900mにも満たない山々から続く尾根。その尾根たちは磯倉、能郷白山へと収斂して
行くのだが、尾根の末端近くにある山は名前もなく、まったく興味の対象外だった。
なるほど、これで何とか地形図辿れます。
昨春、そのひとつである三角点「鳥木谷」に登って、自分の固定観念の間違いに気付かされた。
「植林」と「ヤブ」というふたつのキーワードがこの近辺の山々を決定すると思い込んでいたのだ。
正確には3年前に無雪期の若丸山へ行った時、その道中の前半にヤブ無しの見事なブナ林を味わったことがき
っかけとなった。実際に歩いてみると、ほとんどヤブは無く、比較的明瞭な踏み跡がブナ林の中を伸びる尾
根だったのだ。
今回選んだのは三角点「村平(むらへい)」。白谷と漆谷に挟まれた881.2mの三角点である。
ひょっとして?!まさかの三角点マニアに変身しましたか~
ダム湖畔を走る国道477号の本郷カンタク隧道を出たところで左折すると、本郷望郷広場がある。
ここはダムの湖底に沈んだ徳山村の中心地である本郷集落を見下ろす場所だ。公園には本郷集落の地図と、
かつて住んでいた全世帯の住人の名前を刻んだ碑が建てられている。集落の中心だった白山神社の跡も移設
されていた。今では広大な湖水の下に多くの人々の暮らしがあったことを想像することもできない。
ダム湖の対岸には徳山の歴史と文化を後世に伝える場所として建てられた徳山会館が見える。
紅葉の頃に、こういう施設やらを訪れてみたいですね。
ついでと言っちゃ失礼ながら、ちょこっと登れる展望台的な静かな山があればいいですね~
木の間越しの展望は、見慣れない角度からでなかなか同定ができない。
名前を知っている山ばかりのはずなのだが。
流石の師匠でもそうですか
不肖Sは未だに写真を撮って、帰ってからのカシミール頼りですわ。
鞍部のあたりはブナ林本来のササの林床が元気だった。ここはちょっとした二重山稜風になっていて、そこ
そこのブナが並ぶいいところだ。但し、腰を降ろす場所がないのが玉にキズである。
尾根上にはシデの大木もあり、雑木も目立つ。いわゆる極相林ではなく、やや雑然とした印象を受ける。
それでもヤブ漕ぎの必要もなく自然林の中を気持ちよく歩けるのだから、文句の付けようがない。
言うことなし でしょうねぇ~
山の中で100%の快適さを求めたら山に入れなくなってしまいますよね
Ca860mの先のコルにシデの巨木があった。どうなってできたのか、幹にボコボコと穴が開いている変わった
木だった。この木を見られたのが収穫だということにしておこう。
目の前にある幸せに気づき、感じるのがいいですね。
先ほどの小広いコバまで戻ってブナの根方でランチタイム。やっとのことで予報通りの青空が広がってきた。
のんびりとランチを楽しもう。あとは元来た道を戻るだけだ。
この言葉 よくあるフレーズですが、山日和さん的には初めて吐いた言葉じゃないですか~
いつもは避けてしまう同じコースの往復も、行きとは違う光の当たり方で森の表情が変わって面白い。
まさしく!!特に10分前のことも忘れてしまうアルツの歳になるとなお尚更です。
ブナの木の間から覗くダム湖は、夕刻の光に煌めいて輝いていた。この時間まで山中で遊んでいたご褒美だ。
徳山ダム、紅葉狩りドライブピクニックに出かけようです。
SHIGEKI