【日 付】2019年3月30日(土)
【山 域】鈴鹿
【天 候】曇り
【メンバ】単独
【コース】椿大神社堰堤7:30---8:49井戸谷右岸尾根(イシグラ)---9:34入道ヶ岳9:52---10:50遥拝所---11:02堰堤
今日は午後から雨の予報が出ている。そこで手近に行ける入道ヶ岳を午前中に登ろうと思って椿神社にやってきた。
つい2週間前にも来たのだが、その時に二本松尾根の旧道を下りたところで立派な石垣の跡を見つけた。
- 遥拝所
何か社みたいなものが建っていたのだろうかと思ってあたりを見渡したが他に何の痕跡もなく、その時はそのまま帰
ったのだが、少し気になってネットで検索すると、その場所はかつての遥拝所でさらに上にはイシグラという注連縄
で祭られた場所もあるということが分かった。椿大神社の奥の院が頂上にあるくらいだから、そういうものがあって
も不思議ではないが、一度見てみようというのが今回の狙いだ。ついでに季節の花も見られるといいなあと思って。
椿大神社の堰堤には一番乗りだ。神社前の登山者用駐車地には多くの車が停まっており登山者も見かけたのだが
ここまでは乗り入れないらしい。手早く準備をして出発だ。最初は井戸谷に入る処の登山道の少し上にある石神
のいわくらに寄るが、ここには何の説明もない。そんなものかと思ってまた登山道に復帰して井戸谷に入る。
しばらくして小滝を過ぎたところで、滝の傍で写真を撮っている人がいる。やっぱり花目当てだ。その後も何人か
登山道を少し外したところでキョロキョロしている人を見かける。皆花目当てだろうなあ。そう言いつつ自分も少し
キョロキョロ。でもあまり見つからない。
そのうちに本日のお目当てであるイシグラを目指す分岐あたりにやってきた。それが道かどうか判然としない薄い
踏み跡を頼りにトラバース開始。時折道を見失うが大した藪でもなくどんどん歩いていく。地図上のガレの出るあ
たりまで行けばいいので読図は楽だ。そう思っていたら突然明瞭な踏み跡と赤テープを見つける。以前この尾根を辿
る人のレポを読んだ記憶があるが、なるほど立派な道だ。井戸谷登山道のどのあたりから来ているのか少し辿ってみ
い気もしたが、それはまたの機会にしよう。今日はイシグラ探しだ。そして少し登ると写真で見たような石のある場
所に出た。ネットの写真にあった注連縄も祠もないので最初違うかなと思ったが、持参した石の写真と見比べてみる
とまさにその石だ。おーし着いたかといった感じ。あまり苦労せずに見つかったので感動は薄いが、それでもやれやれだ。
そしてちょっと休憩して辺りを見渡すとここは意外なほどに平たい場所だ。天狗の遊び場との記述が参考にしたHP
にあったが、猫の額ほどなのでちょっと遊ぶにはいい広さかもしれない。
- イシグラ
そこからあとは尾根上を辿っていけばいつしか二本松尾根に合流しそのまま頂上に到着だ。着いたなあと思うが今
日はガスで何も見えない日。これではどうしようもない。雨がないだけましかといった天気。特にお腹が空いている
わけでもないが、カップヌードルとお湯も持ってきたことだしと一人でランチ。
- 頂上
帰路はどうしようかなと思ったが、また井戸谷を下りてみることにした。まだ出会っていない花に出会えるかもと
期待して。でも結局は空振りに終わる。
最後に前回も見た遥拝所を再度確認し駐車地に戻った。出発時は車一台だったがこの時間だといっぱいだ。特に今
日はこの河原でバーベキューをやろうとしているらしくそんな人たちが大勢だ。それ以外にも今から出発しようとしている登山グループもいる。昼からでも十分登れるこの山はあまり時間を気にせず行けるのがいい。とはいえ今日は午後から雨予報。大丈夫かなと思いつつ帰路に着いた。
Kasaya